JP4140020B2 - 高速デジタイザ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、タブレットすなわち平板上に位置に関連して配置された多数のループコイルと,位置指示器との作用による出力信号に基づき,位置指示器の平板上における指示位置座標を算出するデジタイザおよびこのデジタイザの原理を応用した移動体の位置検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のデジタイザの従来技術としては,例えば特願平4ー328472号と,その改良案である特願平7ー7277号に開示されているものがある。図3を用いて,特願平4ー328472号のデジタイザの構成を説明する。このデジタイザのタブレット上には,例えばX方向に順次配列されたX方向ループコイル群(X1,X2,X3,・・・)とY方向に順次配置されたY方向ループコイル群(Y1,Y2,Y3,・・・)とが設けられている。
【0003】
X方向ループコイル群はX軸スキャナ11を介して電圧増幅器13Xの入力側に選択的に接続され,Y方向ループコイル群はY軸スキャナ12を介して電圧増幅器13Yの入力側に選択的に接続される。なお,電圧増幅器13Xの出力側は,電流増幅器14の入力側に接続され,タブレット上に設けられた周囲コイル10とともにいわゆる閉ループが形成可能な構成を有している。
【0004】
いま,位置指示器2がタブレット1面に位置づけられたとする。位置指示器2のコイルLに近接した位置に配設されているX軸ループコイルがX軸スキャナ11を介し電圧増幅器13の入力側に接続されると,電流増幅器14の出力側に接続されているタブレット1の周囲コイル10と閉ループ系が形成される。そして,位置指示器2のコイルLと各増幅器14,13及び各増幅器14,13に接続されたX軸ループコイル,及び周囲コイル10とが接続系を形成し,周囲の雑音あるいは自ら(回路)の雑音をきっかけとしてその接続系に固有の周波数で発振する。このときの電圧増幅器13の出力が利用回路15に入力される。
【0005】
Y軸スキャナ12では,この間において,そのY軸ループコイルを順次切り替えながら各ループコイルに生じた誘導信号を測定し,電圧増幅器13Yを介して利用回路15内に送出する。これにより,Y軸の出力信号分布が得られる。次いで,X軸スキャナ11を作用させて,上記のような発振系は、そのX軸ループコイル群を次々と切り替えながら順次形成し,その個々の発振系毎に電圧増幅器13の出力を利用回路15に順次測定記憶していく。これにより,X軸出力信号分布が得られる。利用回路15は,これらの各側出力分布結果から位置指示器2のX軸及びY軸の指示位置を演算して決定している。
【0006】
特願平4ー328472号の指示座標値の演算は,ループコイルの順位とその電圧レベルの分布が二次関数に近似できることを前提にしている。これに対して特願平7ー7277号は,位置信号が二次関数と大きくずれた場合にも所定の位置検出精度を確保するためのものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述の如き従来の構成は、いずれもスキャナを用いてループコイル群を順次切り替えてコイル電圧を電圧増幅器に取り込み電圧分布を求める方式のため,スキャンニングのための時間を必要とする。すなわち電圧増幅器13の出力を利用回路40に順次測定記憶していくためには,電圧増幅器のアナログ出力をAD変換器(アナログ・デジタル変換器)でデジタル値に変換してメモリに入れる等の手段が必要であり,そのための変換時間とスキャナ自身の切り替えに要する時間との合計であるスキャンニング時間が,各ループコイル毎に必要になるので,特に大形のデジタイザになるほど全体のスキャンニング時間は長くなり,位置データの取り込みに時間を要することになる。
【0008】
一般的なデジタイザの用途の場合,すなわち位置指示器を手動で操作しながらタブレット上の図面の位置情報をコンピュータに取り込むような用途では,このスキャンニング時間は一般にあまり大きな問題にならないが,特に高速応答を要求されるや,あるいはこの種のデジタイザの原理を利用して,例えば平面上を移動する移動体に位置指示器のコイルを取り付け,移動体の位置を検出する用途に転用しようとすると,このスキャンニング時間で位置検出の時間間隔が制限されることになる。したがって高速移動する物体の位置検出を高速応答で行うためには,このスキャンニング時間の短縮が大きな課題となる。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するために本発明は,位置に関連して配設された複数のループコイルの各々に検出電圧を求めるための増幅検波信号変換手段すなわち電圧増幅器と検波器ならびにAD変換器を直接接続して,並列に変換処理を行うものである。
【0010】
上述のAD変換部を,DA変換器(デジタル・アナログ変換器)を用いた鋸歯状波発生回路とコンパレータ(比較器)によって構成したものである。
【0011】
【実施例】
以下図面によって本発明の実施例を説明する。図1は本発明の第1実施例を示すブロック図である。タブレット1のX方向にはループコイルX1,X2,・・・,Xnが,タブレットのY方向にはループコイルY1,Y2,・・・,Ymがそれぞれ位置に関連して順次配設されている。各X側ループコイル群はX方向の位置決定のために設けられており,各Y側ループコイルはY方向の位置決定のために設けられている。各ループコイルには電圧増幅器13と電圧増幅器の高周波出力電圧を直流で夏に変換するためのAM検波器(振幅検波器)16ならびにその直流電圧をデジタル値に変換するためのAD変換器17がそれぞれ接続されている。
【0012】
従来の技術の説明では,タブレット周辺に設けられた導体ループと,X側ループコイル並びに位置指示器で発振系を構成した場合について説明したが,図1の位置指示器3のように,位置指示器3そのものに発振回路32を組み込んで,その出力で位置指示器のコイル31を励磁してもよい。移動体の位置検出を行う場合等は,移動体内に発振回路を構成する方が便利なことも多い。
【0013】
AD変換器17の出力は,X軸スキャナ11,Y軸スキャナ12を介して利用回路18に取り込まれる。従来のAD変換しながらスキャンする方法と比較すると,AD変換は既に並列に処理された後なのでスキャンニング時間は格段に短い。利用回路18はこれらの各側出力分布結果から位置指示器3のX軸及びY軸の指示位置を演算して決定する。利用回路18は,マイクロコンピュータを用いて構成できる。またX軸スキャナ11とY軸スキャナ12を利用回路18のマイコンに含めて構成することもできる。
【0014】
図2は本発明の第2実施例を示すブロック図である。AM検波器16の出力はコンパレータ19に接続されている。コンパレータのレファレンス電圧Vrefとして,マイクロコンピュータ20とDA変換器22を用いて鋸歯状波電圧23を発生させて全コンパレータに同時に供給している。すなわちコンパレータの出力をマイクロコンピュータで監視することにより,出力電圧の大きな順番にコンパレータ出力が生ずるので,各ループコイルの出力電圧の順位と,そのとき、電圧値のAD変換値の取り込みが同時に行われる。第1の実施例に比較して,AD変換器の数が減らせるので経済的であり,かつ出力電圧の大きさの順番もAD変換しながら同時に分かるので全体の変換時間はさらに少なくできる。このようにして取り込まれた値から,位置指示器3のX軸及びY軸の指示位置をマイクロコンピュータ20で演算して決定する。
【0015】
【発明の効果】
本発明に成る高速デジタイザは,位置検出用のループコイル群の検出電圧を,順次スキャンすること無しに直接増幅,検波,AD変換して取り込み,位置指示器の指示位置座標を求めるようにしたので,スキャンニング時間を低減した高速デジタイザを実現できる。
【0016】
また位置検出用のループコイル群の検出電圧を,順次スキャンすること無しに直接増幅,検波した出力を,DA変換器を用いた鋸歯状波をレファレンス電圧としたコンパレータを用いて出力電圧の順番とAD変換値を取り込み,位置指示器の指示位置座標を求めるようにしたので,スキャンニング時間をさらに低減した高速デジタイザを経済的に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に成る例の第1の実施例のブロック図である。
【図2】本発明に成る例の第2の実施例のブロック図である。
【図3】従来のデジタイザの一例を説明するブロック図である。
【符号の説明】
1・・・タブレット,2・・・位置指示器,3・・・発振回路を内蔵した位置指示器,
11・・・X軸スキャナ,12・・・Y軸スキャナ,13・・・電圧増幅器,14・・・電流増幅器,15・・・利用回路,16・・・AM検波器,17・・・AD変換器,18・・・利用回路,19・・・コンパレータ,20・・・マイクロコンピュータ,22・・・DA変換器,23・・・鋸歯状波電圧
31・・・位置指示器のコイル,32・・・発振回路
X1,X2,・・・X軸ループコイル,Y1,Y2,・・・Y軸ループコイル

Claims (2)

  1. 複数のループコイルが位置に関連して配置されたタブレットと,このタブレットの各ループコイルに所定の信号を生成させる少なくともコイルを有した位置指示器とからなるデジタイザにおいて,ループコイルの各々に検出電圧を求めるための増幅検波信号変換手段を直接接続して並列に変換処理を行った後に,その結果で選択手段を介して位置決定手段に取り込み位置指示器のタブレット上の指示位置を決定するように構成したデジタイザ。
  2. 請求項1のデジタイザにおいて,ループコイルの各々に検出電圧を求めるための増幅検波信号変換手段を,DA変換器(デジタル・アナログ変換器)を用いた鋸歯状波発生回路とコンパレータ(比較器)によって構成したことを特徴とするデジタイザ。
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