JP4137021B2 - 駆動装置およびこれを搭載する自動車 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動装置およびこれを搭載する自動車に関する。
従来、この種の駆動装置としては、エンジンのクランクシャフトにキャリアが接続されたプラネタリギヤと、プラネタリギヤのサンギヤに接続されたモータジェネレータと、プラネタリギヤのキャリアと駆動輪に連結された駆動軸とに接続された第1変速機と、プラネタリギヤのリングギヤと駆動軸とに接続された第2変速機とを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、第1変速機の変速段を変更するときには、変速段の変更に先だって第2変速機による変速に切り替えて第1変速機の変速段を変更し、第2変速機による変速から第1変速機による変速に切り替えることにより、エンジンから出力される動力をスムースに変速段を変速して駆動軸に出力するものとしている。また、この装置は、モータジェネレータからの動力を用いてエンジンを始動している。
特開2003−72403号公報
しかしながら、上述の駆動装置では、モータジェネレータからの動力を用いてエンジンを始動するが、モータジェネレータに異常が生じているときにはエンジンを始動できない場合が生じる。一般に、駆動装置では、一部の機器に異常が生じても性能は劣るものの起動して動力を出力することができるのが望まれ、自動車に搭載される駆動装置では一部の機器の異常時でも走行が望まれる場合がある。
本発明の駆動装置およびこれを搭載する自動車は、装置の状態に応じて内燃機関を始動することを目的の一つとする。また、本発明の駆動装置およびこれを搭載する自動車は、装置の一部の機器に異常が生じても内燃機関を始動して動力を出力することを目的の一つとする。
本発明の駆動装置およびこれを搭載する自動車は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明の駆動装置は、
内燃機関の出力軸と駆動軸と接続されて駆動する駆動装置であって、
発電可能な電動機と、
第1入力軸と前記駆動軸とに接続され、該第1入力軸と該駆動軸との切り離しと該第1入力軸に入力される動力を変速して前記駆動軸に出力する変速とが可能な第1変速手段と、
第2入力軸と前記駆動軸とに接続され、該第2入力軸と該駆動軸との切り離しと該第2入力軸に入力される動力を変速して前記駆動軸に出力する変速とが可能な第2変速手段と、
前記第1入力軸と前記第2入力軸と前記電動機の回転軸との3軸に接続され、該3軸のうちのいずれか2軸の回転に基づいて残余の軸を回転させる回転機構と、
前記内燃機関の出力軸と前記第1変速手段の第1入力軸との接続および接続の解除を行なう接続解除手段と、
前記内燃機関をクランキング可能なクランキング手段と、
前記内燃機関の始動指示がなされたとき、前記駆動軸が回転停止状態のときには前記電
動機の状態と前記クランキング手段の状態とに基づいて前記内燃機関の出力軸と前記第1変速手段の第1入力軸とが接続された状態で前記電動機からの動力を用いて前記内燃機関をクランキングして該内燃機関を始動する第1始動と前記内燃機関の出力軸と前記第1変速手段の第1入力軸との接続を解除した状態で前記クランキング手段により前記内燃機関をクランキングして該内燃機関を始動する第2始動との一方を選択して前記内燃機関が始動されるよう前記接続解除手段と前記電動機と前記クランキング手段と前記内燃機関とを制御し、前記駆動軸が回転状態のときには前記電動機の状態と前記クランキング手段の状態とに基づいて前記第2始動と前記内燃機関の出力軸と前記第1変速手段の第1入力軸との摩擦係合と前記電動機からの動力とを用いて前記内燃機関をクランキングして該内燃機関を始動する第3始動との一方を選択して前記内燃機関が始動されるよう前記接続解除手段と前記電動機と前記クランキング手段と前記内燃機関とを制御する始動制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の駆動装置では、内燃機関の始動指示がなされた際には、駆動軸が回転停止状態のときには電動機の状態とクランキング手段の状態とに基づいて内燃機関の出力軸と第1変速手段の第1入力軸とが接続された状態で電動機からの動力を用いて内燃機関をクランキングして内燃機関を始動する第1始動と内燃機関の出力軸と第1変速手段の第1入力軸との接続を解除した状態でクランキング手段により内燃機関をクランキングして内燃機関を始動する第2始動との一方を選択して内燃機関を始動し、駆動軸が回転状態のときには電動機の状態とクランキング手段の状態とに基づいて前述の第2始動と内燃機関の出力軸と第1変速手段の第1入力軸との摩擦係合と電動機からの動力とを用いて内燃機関をクランキングして内燃機関を始動する第3始動との一方を選択して内燃機関を始動する。即ち、電動機の状態とクランキング手段の状態とに基づいて異なる手法を用いて内燃機関を始動するのである。したがって、電動機の状態とクランキング手段の状態に応じた内燃機関の始動を行なうことができる。
こうした本発明の駆動装置において、前記始動制御手段は、前記駆動軸が回転停止状態のときに前記クランキング手段に異常が生じているときには前記第1始動を選択して前記内燃機関が始動されるよう前記接続解除手段と前記電動機と前記クランキング手段と前記内燃機関とを制御し、前記駆動軸が回転停止状態のときに前記電動機に異常が生じているときには前記第2始動を選択して前記内燃機関が始動されるよう前記接続解除手段と前記電動機と前記クランキング手段と前記内燃機関とを制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、クランキング手段や電動機に異常が生じていても駆動軸が回転停止している状態のときに内燃機関を始動することができる。
また、本発明の駆動装置において、前記始動制御手段は、前記駆動軸が回転状態のときに前記クランキング手段に異常が生じているときには前記第3始動を選択して前記内燃機関が始動されるよう前記接続解除手段と前記電動機と前記クランキング手段と前記内燃機関とを制御し、前記駆動軸が回転状態のときに前記電動機に異常が生じているときには前記第2始動を選択して前記内燃機関が始動されるよう前記接続解除手段と前記電動機と前記クランキング手段と前記内燃機関とを制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、クランキング手段や電動機に異常が生じていても駆動軸が回転している状態のときに内燃機関を始動することができる。
さらに、本発明の駆動装置において、前記始動制御手段は、前記第3始動を選択して前記内燃機関を始動するときには、前記第1変速手段の第1入力軸の駆動状態が内燃機関の始動に適した所定の駆動状態範囲となるよう前記第1変速手段および/または前記第2変速手段の変速比を変更するよう該第1変速手段および/または該第2変速手段を制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、第3始動を選択するときに適正な状態で内燃機関を始動することができる。
あるいは、本発明の駆動装置において、前記第1変速手段および前記第2変速手段は複数段に変速可能な有段変速機であるものとすることもできる。
本発明の自動車は、上述のいずれかの態様の本発明の駆動装置、即ち、基本的には、内燃機関の出力軸と駆動軸と接続されて駆動する駆動装置であって、発電可能な電動機と、第1入力軸と前記駆動軸とに接続され、該第1入力軸と該駆動軸との切り離しと該第1入力軸に入力される動力を変速して前記駆動軸に出力する変速とが可能な第1変速手段と、第2入力軸と前記駆動軸とに接続され、該第2入力軸と該駆動軸との切り離しと該第2入力軸に入力される動力を変速して前記駆動軸に出力する変速とが可能な第2変速手段と、前記第1入力軸と前記第2入力軸と前記電動機の回転軸との3軸に接続され、該3軸のうちのいずれか2軸の回転に基づいて残余の軸を回転させる回転機構と、前記内燃機関の出力軸と前記第1変速手段の第1入力軸との接続および接続の解除を行なう接続解除手段と、前記内燃機関をクランキング可能なクランキング手段と、前記内燃機関の始動指示がなされたとき、前記駆動軸が回転停止状態のときには前記電動機の状態と前記クランキング手段の状態とに基づいて前記内燃機関の出力軸と前記第1変速手段の第1入力軸とが接続された状態で前記電動機からの動力を用いて前記内燃機関をクランキングして該内燃機関を始動する第1始動と前記内燃機関の出力軸と前記第1変速手段の第1入力軸との接続を解除した状態で前記クランキング手段により前記内燃機関をクランキングして該内燃機関を始動する第2始動との一方を選択して前記内燃機関が始動されるよう前記接続解除手段と前記電動機と前記クランキング手段と前記内燃機関とを制御し、前記駆動軸が回転状態のときには前記電動機の状態と前記クランキング手段の状態とに基づいて前記第2始動と前記内燃機関の出力軸と前記第1変速手段の第1入力軸との摩擦係合と前記電動機からの動力とを用いて前記内燃機関をクランキングして該内燃機関を始動する第3始動との一方を選択して前記内燃機関が始動されるよう前記接続解除手段と前記電動機と前記クランキング手段と前記内燃機関とを制御する始動制御手段と、を備える駆動装置と該駆動装置に接続された内燃機関とを搭載し、車軸が前記駆動軸に連結されてなることを要旨とする。
この本発明の自動車では、上述のいずれかの態様の本発明の駆動装置を搭載から、本発明の駆動装置が奏する効果、例えば、電動機の状態とクランキング手段の状態に応じた内燃機関の始動を行なうことができる効果などと同様の効果を奏することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての駆動装置を搭載するハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト23にクラッチC1を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMGと、エンジン22のクランクシャフト23にクラッチC1を介して接続されると共に駆動輪39a,39bにデファレンシャルギヤ38およびギヤ機構37を介して連結された駆動軸36に接続される第1変速機50と、動力分配統合機構30に接続されると共に駆動軸36に接続される第2変速機60と、車両全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。
エンジン22は、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関であり、エンジン22の運転状態を検出する各種センサから信号を入力するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)29により燃料噴射制御や点火制御,吸入空気量調節制御などの運転制御を受けている。エンジン22のクランクシャフト
23にはギヤ24およびギヤ27によりスタータモータ26が取り付けられている。このスタータモータ26もエンジンECU29により駆動制御を受けている。エンジンECU29は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34にはクラッチC1を介してエンジン22のクランクシャフト23が連結されると共に第1変速機50の入力軸52と連結されており、リングギヤ32にはギヤ35a,35b,35cからなる連絡ギヤ機構35によって第2変速機60の入力軸62が連結されている。動力分配統合機構30は、モータMGを発電機として機能させるときにはキャリア34に入力される動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMGを電動機として機能させるときにはキャリア34に入力される動力とサンギヤ31から入力されるモータMGからの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。
モータMGは、発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、モータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)49による駆動制御によって、インバータ42を介してバッテリ46との電力のやりとりを伴ってサンギヤ31側に動力を入出力する。モータECU49には、モータMGを駆動制御するために必要な信号、例えばモータMGの回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMGに印加される相電流などが入力されており、モータECU49からは、インバータ42へのスイッチング制御信号が出力されている。また、モータECU49は、バッテリ46も管理しており、バッテリ46を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ46の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ46の出力端子に接続された電力ラインに取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ46に取り付けられた温度センサからの電池温度などが入力されており、バッテリ46を管理するための残容量(SOC)や入出力制限Win.Woutなどを演算している。モータECU49は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMGを駆動制御すると共に必要に応じてモータMGの運転状態に関するデータやバッテリ46の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
第1変速機50は、入力軸52に入力された動力を5段の変速段のいずれかを用いて変速して駆動軸36に出力する一般的な5段変速の変速機として構成されており、入力軸52に取り付けられた入力ギヤ52a〜52cと、駆動軸36に取り付けられた駆動ギヤ36a〜36eとそれぞれ連結する1段〜5段の変速ギヤ54a〜54eと、入力ギヤ52a〜52cに変速ギヤ54a〜54eを選択的に連結する環状の連結ギヤ55a〜55cと、この連結ギヤ55a〜55cによる連結および連結の解除を操作する操作部材56a〜56cと、この操作部材56a〜56cを駆動するアクチュエータ59とを備える。連結ギヤ55a〜55cは、対応する入力ギヤ52a〜52cと連結しており、操作部材56a〜56cを操作することにより左右にスライドして図中、中央,右,左の3つのポジションをとることができるようになっている。第1変速機50は、連結ギヤ55a〜55cのすべてを中央のポジションにすることにより、入力軸52と駆動軸36とを切り離すニュートラルとすることができる。第1変速機50は、連結ギヤ55aを図中右のポジシ
ョンとして入力ギヤ52aと変速ギヤ54aとを連結すると共に連結ギヤ55b,55cを中央のポジションとすることにより、入力軸52の動力を入力ギヤ52aと変速ギヤ54aとの連結によるギヤ段(1速)によって変速して駆動軸36に出力し、連結ギヤ55aを図中左のポジションとして入力ギヤ52aと変速ギヤ54bとを連結すると共に連結ギヤ55b,55cを中央のポジションとすることにより、入力軸52の動力を入力ギヤ52aと変速ギヤ54bとの連結によるギヤ段(2速)によって変速して駆動軸36に出力する。また、第1変速機50は、連結ギヤ55bを図中右のポジションとして入力ギヤ52bと変速ギヤ54cとを連結すると共に連結ギヤ55a,55cを中央のポジションとすることにより、入力軸52の動力を入力ギヤ52bと変速ギヤ54cとの連結によるギヤ段(3速)によって変速して駆動軸36に出力し、連結ギヤ55bを図中左のポジションとして入力ギヤ52bと変速ギヤ54dとを連結すると共に連結ギヤ55a,55cを中央のポジションとすることにより、入力軸52の動力を入力ギヤ52bと変速ギヤ54dとの連結によるギヤ段(4速)によって変速して駆動軸36に出力する。さらに、第1変速機50は、連結ギヤ55cを図中左のポジションとして入力ギヤ52cと変速ギヤ54eとを連結すると共に連結ギヤ55a,55bを中央のポジションとすることにより、入力軸52の動力を入力ギヤ52cと変速ギヤ54eとの連結によるギヤ段(5速)によって変速して駆動軸36に出力する。また、第1変速機50は、入力軸52を回転停止状態で保持するブレーキB1を備えている。
第2変速機60は、入力軸62に入力された動力を5段の変速段のいずれかを用いて変速して駆動軸36に出力すると共に1段のリバース変速する一般的なリバース付きの5段変速の変速機として構成されており、入力軸62に取り付けられた入力ギヤ62a〜62cと、駆動軸36に取り付けられた駆動ギヤ36a〜36eとをそれぞれ連結する1段〜5段の変速ギヤ64a〜64eと、駆動軸36に取り付けられたリバース用の駆動ギヤ36fと連結する反転ギヤ68bおよび伝達ギヤ68aと、入力ギヤ62a〜62cに変速ギヤ64a〜64eおよび伝達ギヤ68aを選択的に連結する環状の連結ギヤ65a〜65cと、この連結ギヤ65a〜65cによる連結および連結の解除を操作する操作部材66a〜66cと、この操作部材66a〜66cを駆動するアクチュエータ69とを備える。連結ギヤ65a〜65cは、対応する入力ギヤ62a〜62cと連結しており、操作部材66a〜66cを操作することにより左右にスライドして図中、中央,右,左の3つのポジションをとることができるようになっている。第2変速機60は、連結ギヤ65a〜65cのすべてを中央のポジションにすることにより、入力軸62と駆動軸36とを切り離すニュートラルとすることができる。第1変速機60は、連結ギヤ65aを図中右のポジションとして入力ギヤ62aと変速ギヤ64aとを連結すると共に連結ギヤ65b,65cを中央のポジションとすることにより、入力軸62の動力を入力ギヤ62aと変速ギヤ64aとの連結によるギヤ段(1速)によって変速して駆動軸36に出力し、連結ギヤ65aを図中左のポジションとして入力ギヤ62aと変速ギヤ64bとを連結すると共に連結ギヤ65b,65cを中央のポジションとすることにより、入力軸62の動力を入力ギヤ62aと変速ギヤ64bとの連結によるギヤ段(2速)によって変速して駆動軸36に出力する。また、第2変速機60は、連結ギヤ65bを図中右のポジションとして入力ギヤ62bと変速ギヤ64cとを連結すると共に連結ギヤ65a,65cを中央のポジションとすることにより、入力軸62の動力を入力ギヤ62bと変速ギヤ64cとの連結によるギヤ段(3速)によって変速して駆動軸36に出力し、連結ギヤ65bを図中左のポジションとして入力ギヤ62bと変速ギヤ64dとを連結すると共に連結ギヤ65a,65cを中央のポジションとすることにより、入力軸62の動力を入力ギヤ62bと変速ギヤ64dとの連結によるギヤ段(4速)によって変速して駆動軸36に出力する。さらに、第2変速機60は、連結ギヤ65cを図中右のポジションとして入力ギヤ62cと変速ギヤ64eとを連結すると共に連結ギヤ65a,65bを中央のポジションとすることにより、入力軸62の動力を入力ギヤ62cと変速ギヤ64eとの連結によるギヤ段(5速)によって変速して駆動軸36に出力する。また、第2変速機60は、連結ギヤ65cを
図中左のポジションとして入力ギヤ62cと伝達ギヤ68aとを連結すると共に連結ギヤ65a,65bを中央のポジションとすることにより、入力軸62の動力を入力ギヤ62cと伝達ギヤ68aおよび反転ギヤ38bの連結によるギヤ段(リバース)によって反転して駆動軸36に出力する。
第1変速機50と第2変速機60は、動力分配統合機構30により分配や統合される動力に基づいて各々異なる独立の変速機として機能し、第1変速機50はその変速段と駆動軸36の回転数とに基づいて動力分配統合機構30のキャリア34を回転させ、第2変速機60はその変速段と駆動軸36の回転数とに基づいて動力分配統合機構30のリングギヤ32を回転させる。したがって、クラッチC1がオンとされている状態では、エンジン22は第1変速機50の変速段と駆動軸36の回転数(車速V)に基づく回転数で運転されることになり、モータMGは第1変速機50の変速段と駆動軸36の回転数(車速V)とに基づくキャリア34の回転数と第2変速機60の変速段と駆動軸36の回転数(車速V)とに基づくリングギヤ32の回転数と動力分配統合機構30のギヤ比ρとにより定まる回転数で駆動されることになる。このため、エンジン22を所望の運転ポイントの近傍で運転しようとするときには、駆動軸36の回転数(車速V)に対して第1変速機50の各段におけるキャリア34の回転数を計算し、計算した各段におけるキャリア34の回転数のうち所望の運転ポイントにおける回転数に最も近い回転数となる変速段を選択すればよいことになる。また、モータMGを所望の運転ポイントで運転しようとするときには、駆動軸36の回転数(車速V)に対して第2変速機60の各段におけるリングギヤ32の回転数を計算すると共に計算した各段におけるリングギヤ32の回転数と第1変速機50の変速段により決定されるキャリア34の回転数(エンジン22の回転数)とに基づいて各段におけるサンギヤ31の回転数を計算し、計算した各段におけるサンギヤ31の回転数のうち所望の運転ポイントにおける回転数に最も近い回転数となる変速段を選択すればよいことになる。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70からは、第1変速機50のアクチュエータ59への駆動信号や第2変速機60のアクチュエータ69への駆動信号などが出力ポートを介して出力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU29やモータECU49と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU29やモータECU49と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accに応じたトルクがエンジン22やモータMGから出力されるようエンジン22とモータMGと第1変速機50と第2変速機60とが制御される。こうした制御は、クラッチC1をオフとすると共にブレーキB1をオンとしてモータMGからの動力を第2変速機60により変速して駆動軸36に出力するモータ走行モードと、クラッチC1をオンとすると共にブレーキB1をオフとしてエンジン22からの動力を必要に応じてモータMGの充放電を伴いながら第1変速機50と第2変速機60の独立の変速機により変速して駆動軸36に出力する独立変速機走行モードとを切り替えて行なわれる。いずれのモードを用いる制御を行なうかについては、搭載するエンジ
ン22の性能やモータMGの性能,バッテリ46の容量,ハイブリッド自動車20の用途などに基づいて決定することができる。
次に、こうした実施例のハイブリッド自動車20の動作、特にエンジン22の始動時の動作について説明する。図2は、エンジン22の始動指示がなされたときにハイブリッド用電子制御ユニット70により実行されるエンジン始動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
エンジン始動制御ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、モータMGやスタータモータ26の異常判定情報やクラッチC1の状態情報,車速センサ88により検出される車速Vなどの制御に必要な情報を入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、モータMGやスタータモータ26の異常判定情報は、図示しない異常判定ルーチンにより実行されるモータMGやスタータモータ26の異常判定の結果(例えば、異常判定フラグ)を入力するものした。
こうしてデータを入力すると、車速Vに基づいて走行しているか否かを判定する(ステップS110)。この判定で走行していないと判定されたときには、モータMGやスタータモータ26の異常判定情報に基づいてモータMGやスタータモータ26に異常が生じていないかを判定する(ステップS120)。モータMGやスタータモータ26に異常がないとき又はスタータモータ26にのみ異常が認められるときには、クラッチC1をオンとし(ステップS130)、第1変速機50をニュートラルにすると共に(ステップS140)、第2変速機60を1速とし(ステップS150)、モータMGによるクランキングによりエンジン22を始動するようモータECU49およびエンジンECU29に指示して(ステップS160)、本ルーチンを終了する。この指示は、例えば、モータECU49に対してはクランキングに必要なモータトルクをトルク指令Tm*として出力することにより行なわれ、エンジンECU29に対してはエンジン22の回転数が所定回転数異常になったときに燃料噴射や点火を開始する制御信号を出力することにより行なわれる。
一方、ステップS120でモータMGに異常が生じていると判定されると、クラッチC1をオフとすると共に(ステップS170)、スタータモータ26によるクランキングによりエンジン22を始動するようエンジンECU29に指示して(ステップS180)、本ルーチンを終了する。この場合の指示は、スタータモータ26によるクランキングを実行するための制御信号とエンジン22の回転数が所定回転数異常になったときに燃料噴射や点火を開始する制御信号とエンジンECU29に出力することにより行なわれる。
ステップS110で車両が走行していると判定されたときにもモータMGやスタータモータ26の異常判定情報に基づいてモータMGやスタータモータ26に異常が生じていないかを判定する(ステップS190)。モータMGやスタータモータ26に異常がないとき又はモータMGにのみ異常が生じているときには、クラッチC1をオフとすると共に(ステップS200)、スタータモータ26によるクランキングによりエンジン22を始動するようエンジンECU29に指示して(ステップS220)、本ルーチンを終了する。
一方、ステップS190でスタータモータ26に異常が生じていると判定されると、車速Vに基づいて第1変速機50の入力軸52の回転数がエンジン22を始動するのに適合する回転数範囲となるよう第1変速機50の変速段を設定すると共に(ステップS230)、ブレーキB1をオフする(ステップS240)。ここで、エンジン22を始動するのに適合する回転数範囲は例えば600rpm〜2000rpmなどとして設定することができる。なお、入力軸52をこうして設定された回転数範囲で回転させるには、車速Vから駆動軸36の回転数を計算し、計算した駆動軸36の回転数に第1変速機50の変速段における変速比を乗じたものが設定した回転数範囲となる変速段を選択することにより行
なうことができる。なお、ブレーキB1をオフするタイミングは、駆動軸36が回転していることから第1変速機50の変速段を設定すると同時に行なう必要がある。続いて、クラッチC1のフリクション係合によるクランキングによりエンジン22を始動するようクラッチC1に駆動信号を出力すると共にエンジンECU29に指示し(ステップS250)、クラッチC1のフリクション係合によるクランキングに伴うトルクショックを抑制する始動用トルクを駆動用トルクに付加してモータMGのトルク指令Tm*を設定するようモータECU49に指示し(ステップS260)、本ルーチンを終了する。ここで、駆動用トルクは、車両を走行させるのにモータMGから出力するトルクであり、図示しない駆動制御ルーチンにより運転者のアクセルペダル83の踏み込み量に基づいて設定される。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、モータMGやスタータモータ26の状態に基づいてエンジン22を始動することができる。例えば、走行していないときにスタータモータ26に異常が生じているときにはモータMGを用いてエンジン22を始動し、走行していないときにモータMGに異常が生じているときにはスタータモータ26を用いてエンジン22を始動し、走行しているときにスタータモータ26に異常が生じているときにはモータMGを用いてエンジン22を始動し、走行しているときにモータMGに異常が生じているときにはスタータモータ26を用いてエンジン22を始動することができる。即ち、モータMGとスタータモータ26の一方に異常が生じているときには異常の生じていない方でエンジン22を始動するのである。この結果、モータMGやスタータモータ26の異常の有無に拘わらずエンジン22を始動して走行することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22のクランクシャフト23と第1変速機50の入力軸52とを接続したりその接続を解除するクラッチC1を備えるものとしたが、これに加えて、エンジン22のクランクシャフト23と第2変速機60の入力軸62とを接続したりその接続を解除するクラッチを備えるものとしてもよい。この場合、両クラッチをオンとすることにより、動力分配統合機構30の各回転要素(サンギヤ31,リングギヤ32,キャリア34)を一体の回転体として回転させることができる。また、動力分配統合機構30のサンギヤ31とキャリア34とを接続したりその接続を解除するクラッチを備えるものとしてもよい。この場合、このクラッチをオンとすることにより動力分配統合機構30の各回転要素を一体の回転体として回転させることができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、第1変速機50として5段変速の変速機を用い、第2変速機60としてリバース付きの5段変速の変速機を用いるものとしたが、第1変速機50や第2変速機60は、4段以下の変速機や6段以上の変速機を用いるものとしてもよい。この場合、第1変速機50の変速段数と第2変速機60の変速段数は同じ段数としてもよく異なる段数としてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、動力分配統合機構30としてシングルピニオン式のプラネタリギヤを用いるものとしたが、ダブルピニオン式のプラネタリギヤはもとより、エンジン22からの動力を分配できるものであれば如何なる機構を用いるものとしてもよい。
実施例では、本発明の一実施例をエンジン22とモータMGと動力分配統合機構30と第1変速機50と第2変速機60とを搭載するハイブリッド自動車20として説明したが、エンジン22とモータMGと動力分配統合機構30と第1変速機50と第2変速機60とを備える動力出力装置の形態としてもよい。動力出力装置の形態とする場合、これを自動車以外の車両や船舶や航空機などの移動体に搭載するものとしてもよいし、建設設備などのように移動しない設備やシステムに組み込まれるものとしてもかまわない。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明
はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、動力出力装置の製造産業や自動車製造産業に利用可能である。
本発明の一実施例としての駆動装置を搭載するハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行されるエンジン始動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、23 クランクシャフト、24 ギヤ、26 スタータモータ、27 ギヤ、29 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 連絡ギヤ機構、35a,35b,35c ギヤ、36 駆動軸、36a〜36f 駆動ギヤ、37 ギヤ機構、38 デファレンシャルギヤ、39a,39b 駆動輪、42 インバータ、44 回転位置検出センサ、46 バッテリ、49 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、50 第1変速機、52 入力軸、52a〜52c 入力ギヤ、54a〜54e 変速ギヤ、55a〜55c 連結ギヤ、56a〜56c 操作部材、59 アクチュエータ、60 第2変速機、62 入力軸、62a〜62c 入力ギヤ、64a〜64e 変速ギヤ、65a〜65c 連結ギヤ、66a〜66c 操作部材、68a 伝達ギヤ、68b 反転ギヤ、69 アクチュエータ、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、C1 クラッチ、B1 ブレーキ。

Claims (3)

  1. 内燃機関の出力軸と駆動軸とに接続されて駆動する駆動装置であって、
    発電可能な電動機と、
    第1入力軸と前記駆動軸とに接続され、該第1入力軸と該駆動軸との切り離しと該第1入力軸に入力される動力を変速して前記駆動軸に出力する変速とが可能な第1変速手段と、
    第2入力軸と前記駆動軸とに接続され、該第2入力軸と該駆動軸との切り離しと該第2入力軸に入力される動力を変速して前記駆動軸に出力する変速とが可能な第2変速手段と、
    前記第1入力軸と前記第2入力軸と前記電動機の回転軸との3軸に接続され、該3軸のうちのいずれか2軸の回転に基づいて残余の軸を回転させる回転機構と、
    前記内燃機関の出力軸と前記第1変速手段の第1入力軸との接続および接続の解除を行なう接続解除手段と、
    前記内燃機関をクランキング可能なクランキング手段と、
    前記内燃機関の始動指示がなされたとき、前記駆動軸が回転停止状態であると共に前記クランキング手段に異常が生じているときには前記接続解除手段により前記内燃機関の出力軸と前記第1変速手段の第1入力軸とが接続されると共に前記第1変速手段により前記第1入力軸と前記駆動軸とが切り離され且つ前記第2変速手段により前記第2入力軸と前記駆動軸が接続された状態で前記電動機からの動力を用いて前記内燃機関をクランキングして該内燃機関を始動する第1始動により該内燃機関が始動されるよう前記接続解除手段と前記第1変速手段と前記第2変速手段と前記電動機と前記内燃機関とを制御し、前記駆動軸が回転停止状態であると共に前記電動機に異常が生じているときには前記接続解除手段により前記内燃機関の出力軸と前記第1変速手段の第1入力軸との接続を解除した状態で前記クランキング手段により前記内燃機関をクランキングして該内燃機関を始動する第2始動により該内燃機関が始動されるよう前記接続解除手段と前記クランキング手段と前記内燃機関とを制御し、前記駆動軸が回転状態であると共に前記クランキング手段に異常が生じているときには前記接続解除手段により前記内燃機関の出力軸と前記第1変速手段の第1入力軸とが接続されると共に前記第1変速手段の第1入力軸の駆動状態が前記内燃機関の始動に適した所定の駆動状態範囲となるように前記第1変速手段および/または前記第2変速手段の変速比を変更し且つ前記内燃機関の出力軸と前記第1変速手段の第1入力軸との摩擦係合と前記電動機からの動力を用いて前記内燃機関をクランキングして該内燃機関を始動する第3始動により該内燃機関が始動されるよう前記接続解除手段と前記第1変速手段と前記第2変速手段と前記電動機と前記内燃機関とを制御し、前記駆動軸が回転状態であると共に前記電動機に異常が生じているときには前記第2始動により該内燃機関が始動されるよう前記接続解除手段と前記クランキング手段と前記内燃機関とを制御する始動制御手段と、
    を備え
    前記始動制御手段は、前記駆動軸が回転停止状態のときに前記電動機にも前記クランキング手段にも異常が生じていないときには前記第1始動により前記内燃機関が始動されるよう前記接続解除手段と前記第1変速手段と前記第2変速手段と前記電動機と前記内燃機関とを制御し、前記駆動軸が回転状態のときに前記電動機にも前記クランキング手段にも異常が生じていないときには前記第2始動により前記内燃機関が始動されるよう前記接続解除手段と前記クランキング手段と前記内燃機関とを制御する手段である、
    駆動装置。
  2. 前記第1変速手段および前記第2変速手段は複数段に変速可能な有段変速機である請求項記載の駆動装置。
  3. 請求項1または2記載の駆動装置と該駆動装置に接続された内燃機関とを搭載し、車軸が前記駆動軸に連結されてなる自動車。
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