JP4136264B2 - 一方向クラッチ - Google Patents

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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ころを係合子とする一方向クラッチに関し、特にトルクコンバータのステータ用に好適な一方向クラッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のオートマチックトランスミッション等に使用されるトルクコンバータのステータ用クラッチには、一般的にスプラグを係合子とする一方向クラッチが使用されている。このステータ用クラッチは、内輪が固定軸であるステータシャフトに、外輪が回転体であるステータに係止され、タービンランナからポンプインペラに還流する流体の流れ方向を変えるステータの反力を一方向で支えるものである。この還流する流体には、オートマチックトランスミッションフルードと呼ばれる低粘度のオイルが使用される。
【0003】
上記スプラグタイプの一方向クラッチは、内外輪の間に収容した複数のスプラグを起立、転倒させてクラッチを入切するものである。このため、スプラグタイプの一方向クラッチは、内外輪の間に収容した係合子としての複数のころを、傾斜カム面と係合する方向へ移動させてクラッチを入切する通常のころタイプの一方向クラッチより、クラッチの入切に伴う係合子の周方向への移動量が少なく、周方向により多くの係合子を配することができ、トルク容量をころタイプのものよりも大きくできる。したがって、コンパクトで大きなトルク容量を必要とするトルクコンバータのステータ用クラッチには、スプラグタイプの一方向クラッチが多く使用されている。
【0004】
しかしながら、スプラグタイプの一方向クラッチは、スプラグを起立させるために、スプラグを収容する内外輪間の空間の高さが高くなり、直径寸法はころタイプのものより大きくなる難点がある。また、スプラグは空転時の内外輪との摺動面が一定しているので、ころよりも摩耗しやすい難点もある。
【0005】
一方、ころタイプでトルク容量を増大させた一方向クラッチとしては、特開昭47−43645号公報に開示されたものがある。この一方向クラッチは、図4および図5に示すように、外部中空部材51の内周面と内部軸部材52の外周面との間に、ころ53が相互に当接し合うように内部軸部材52を取り囲んで、いわゆる総ころ状態で収容され、各ころ53が外部中空部材51の内周面に設けられた複数の傾斜カム面54に楔効果で一方向に係合されるようにしたものである。
【0006】
図4に示す一方向クラッチは、ころ53が内部軸部材52の全周を囲む状態で収容され、外部中空部材51または内部軸部材52が前記回転方向に回転するときのこれらの回転部材ところ53との間の摩擦力により、ころ53をカム面54に係合させるようにしている。この実施例ではいずれか一つのころ53に摩擦力が作用すると、相互のころ53の係合で全てのころ53がカム面54に係合されるとしている。
【0007】
図5に示す一方向クラッチは、前記総ころ状態で収容されたころ53の一つをばねローラ55で置き換えたものであり、その弾性変形に伴う弾性力でばねローラ55と当接するころ53を押圧することにより、相互に当接し合う全てのころ53をカム面54に係合させる。なお、ばねローラ55の替わりに、ゴム等の弾性ローラや板ばね等の弾性体を使用してもよいとしている。
【0008】
これらの総ころ形式の一方向クラッチは、ころの配置本数を増加させてトルク容量を増大するとともに、ころの保持器を不要としてコンパクトな設計を可能とし、かつ、コスト低減も図るものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の総ころ形式の一方向クラッチは、以下の問題点を有する。すなわち、図4に示した一方向クラッチは、前記摩擦力の発生が不安定であるので、傾斜カム面にころを確実に係合させることができず、クラッチが作用しない場合がある。一方、図5に示した形式の一方向クラッチは、総ころ状態で収容されたころの間に介在するばねローラ等の弾性体が、弾性変形により過大に縮むことがあるので、いずれかのころ同士の間、または弾性体ところとの間に隙間が生じ、前記弾性体の押圧力を確実、かつ瞬時に全てのころに伝達することができず、トルク伝達能力の低下や、クラッチ入切の遅れが生じる問題がある。したがって、確実なクラッチの入切が要求されるトルクコンバータのステータ用クラッチには、これらの一方向クラッチを採用することはできない。
【0010】
上記従来の総ころ形式の一方向クラッチの問題点を解消するため、本発明者は、特願2000−34811号に記載した一方向クラッチを発明した。すなわち、この一方向クラッチは、係合子としてのころをカム面に係合される方向へ付勢する弾性体を外輪の内周面または内輪の外周面に係止することにより、弾性体をころの間に介在させず、総ころ状態で収容された全てのころが常に直接または補助ころを介して相互の当接状態を保てるようにし、弾性体の付勢力を確実、かつ瞬時に全てのころに伝達できるようにしたものである。したがって、この一方向クラッチは、上述したトルクコンバータのステータ用クラッチで要求される大きなトルク容量、コンパクト性、クラッチ入切の確実性等の厳しいクラッチ特性を基本的に満足するものであり、ステータ用クラッチ等に採用できれば、大きなメリットが得られる。
【0011】
また、前述したように、トルクコンバータのステータ用クラッチは、低粘度のオートマチックトランスミッションフルードに晒されるので、ころを係合子としても、空転時にころが摩耗しやすい問題がある。
【0012】
そこで、この発明の課題は、トルクコンバータのステータ用クラッチ等に採用できる、大きなトルク容量、コンパクト性およびクラッチ入切の確実性を備え、かつ、ころが摩耗し難い総ころ形式の一方向クラッチを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明の一方向クラッチは、外周に複数の傾斜カム面が形成され、内周にトルク伝達手段が形成された内輪と、内周に円筒面が形成された外輪と、これらのカム面と円筒面との間に収容された複数のころと、前記内輪の外周に装着され、前記ころを前記カム面に係合する方向へ付勢する少なくとも1つの弾性体とから成り、前記弾性体が装着された周方向位置に、前記ころよりも小径の補助ころを介在させ、前記各ころを周方向両側で、直接相互に当接させるか、または前記補助ころを介して相互に当接させて配し、前記弾性体の付勢力を前記相互に当接するころを介して、全てのころに伝達する構成を採用した。
【0014】
すなわち、内輪の内周にトルク伝達手段を形成し、外周に複数の傾斜カム面を形成して、ころをカム面に係合する方向へ付勢する少なくとも1つの弾性体を装着し、弾性体を総ころ状態のころの間に介在させず、全てのころが常に直接または補助ころを介して相互の当接状態を保つようにして、弾性体の付勢力を確実、かつ瞬時に全てのころに伝達可能とし、大きなトルク容量、コンパクト性およびクラッチ入切の確実性を確保できるようにした。内輪側にカム面と弾性体を配設したのは、トルクコンバータのステータ用クラッチ等のように、外輪回転の場合に、これらが遠心力の影響を受けず、空転特性が安定する。
【0015】
前記弾性体としては、前記ころを押圧する舌片を有する鋼板製のばねを採用することができる。
【0016】
前記内輪の内周に形成するトルク伝達手段は、凹凸面とすることができる。
【0017】
前記外輪の外周にトルク伝達手段を一体に形成することにより、部品点数を減らすとともに、クラッチの組み込み作業を簡素化することができる。
【0018】
前記外輪の外周に形成するトルク伝達手段は、凹凸面とすることができる。
【0019】
前記補助ころを、前記弾性体が係止される位置に介在させることにより、弾性体を係止するスペースを広く確保し、より大寸法の弾性体を用いて、前記ころの付勢力を大きくすることができる。
【0020】
前記ころの表面に無数の独立した微小なくぼみをランダムに形成することにより、ころの表面に十分な油膜を形成し、空転トルクを低減するとともに、空転時の摺動による摩耗を抑制することができる。
【0021】
前記くぼみをランダムに形成したころの表面を、平均表面粗さを最小二乗平均RMSで表示したときに、ころの軸方向の平均表面粗さRMS(L)と円周方向の平均表面粗さRMS(C)との比RMS(L)/RMS(C)が1.0以下で、表面粗さのパラメータSK値が、ころの軸方向および円周方向でいずれも−1.6以下とすることにより、ころの円周方向の摺動に対して油膜がより形成されやすくなり、空転時の摺動による摩耗の抑制効果をさらに高めることができる。
【0022】
上記のようなころの表面は、特殊なバレル研磨により形成することができる。なお、前記パラメータSK値は、基準表面に対する表面粗さの凹凸分布のバランス度を表すものであり、基準表面に対して凹凸が対称に分布するときに0となり、凸部に対して凹部の割合が多くなるほど負の値が大きくなる。したがって、SK値を−1.6以下とすることにより、潤滑油を保持する凹部を十分に設けることができる。
【0023】
前記外輪の内周円筒面に環状溝を形成することにより、この円筒面での潤滑油保持能力を高め、空転トルクを低減することができる。
【0024】
上述した各一方向クラッチは、トルクコンバータのステータに組み込むことにより、優れたクラッチ特性を確保するとともに、コスト低減を図ることができる。
【0025】
【実施の形態】
以下、図1乃至図3に基づき、この発明の実施形態を説明する。図1および図2は、第1の実施形態を示す。この一方向クラッチ1は自動車のオートマチックトランスミッションに使用されるトルクコンバータのステータ用のものであり、図1(a)、(b)に示すように、内輪2の外周面に複数の傾斜カム面3が形成され、これらのカム面3と外輪4の内周円筒面との間に、ころ5が総ころ状態で相互に当接し合って収容されている。内輪2および外輪4は、いずれも焼結金属製のものである。
【0026】
内輪2の外周面には2ヵ所に軸方向溝6が設けられ、各溝6に弾性体としての鋼板製のばね7が装着されており、その舌片7aに当接されたころ5aがカム面3で係合される方向に押圧され、この舌片7aの押圧による付勢力が相互のころ5の当接によって全てのころ5に伝達され、各ころ5がカム面3で一方向に係合されるようになっている。各ばね7の装着位置には、小径の補助ころ8が両側のころ5a、5bの間に介在している。したがって、補助ころ8の介在部では、各ばね7によるカム面3と係合側への付勢力が補助ころ8を介して伝達される。
【0027】
内輪2は内周側に幅広の段差部が設けられ、その内周にはトルク伝達手段としての凹凸であるセレーション9が形成されており、後の図2に示すように、このセレーション9による結合でステータシャフト18に固定される。また、外輪4も外周にトルク伝達手段としての凹凸である複数の突条10が形成されており、この突条10により回転体としてのステータ19の内周に結合される。したがって、この一方向クラッチ1は、内輪2が固定され、外輪4が反時計回りに回転すると、全てのころ5がカム面3で係合され、これと逆向きの回転では係合が解除されて、外輪4がステータ19とともに空転する。
【0028】
前記各ころ5の表面には無数の独立した微小なくぼみがランダムに形成されており、その表面粗さは、ころ5の軸方向の平均表面粗さRMS(L)と円周方向の平均表面粗さRMS(C)との比RMS(L)/RMS(C)が1.0以下で、表面粗さのパラメータSK値が、ころ5の軸方向および円周方向でいずれも−1.6以下となっている。したがって、ころ5の円周方向の摺動に対して十分な油膜が形成されるので、空転時の摺動によるころ5の摩耗が効果的に抑制され、かつ、空転トルクも低減される。また、外輪4の内周円筒面には環状溝11が形成されており、この円筒面での潤滑油保持能力を高めて、空転トルクを低減するようになっている。
【0029】
図2は、一方向クラッチ1をオートマチックトランスミッションのトルクコンバータ12に組み込んだ状態を示す。このトルクコンバータ12は、エンジンの出力軸13に連結されるポンプインペラ14と、ポンプインペラ14と対向して配置され、トランスミッションの入力軸15に連結されるタービンランナ16と、ポンプインペラ14とタービンランナ16の間に配置され、ケーシング17に固定されたステータシャフト18に、一方向クラッチ1を介して取り付けられステータ19とで基本的に構成されている。
【0030】
ステータ19は、それぞれ椀状に形成されたポンプインペラ14とタービンランナ16の間で還流する流体を、これらの内径側でタービンランナ16からポンプインペラ14へ戻す際に、流体の流れ方向を変えてポンプインペラ14に順方向の回転力を付加し、伝達トルクを増幅するものである。
【0031】
前述したように、一方向クラッチ1の内輪2は、セレーション9によりステータシャフト18に固定され、外輪4は突条10によりステータ19の内周に結合されており、ステータ19が前記流体の流れ方向を変えるための反力を受ける際に、各ころ5がカム面3と係合し、この反力を支える。
【0032】
図3(a)、(b)は、参考例を示す。この一方向クラッチは、内輪21の外周面に複数の傾斜カム面22が形成され、これらのカム面22と外輪23の内周円筒面との間に、ころ24が総ころ状態で相互に当接し合って収容されている。内輪21および外輪23は、鋼板を打ち抜き加工して形成したものである。
【0033】
内輪2の外周面には1ヵ所に軸方向溝25が設けられ、この溝25に弾性体としての鋼板製のばね26が装着され、その舌片26aに当接されたころ24aがカム面22で係合される方向に押圧され、舌片26aの押圧による付勢力が相互のころ24の当接によって全てのころ24に伝達され、各ころ24がカム面22で一方向に係合されるようになっている。
【0034】
内輪21の内周は、トルク伝達手段としてコーナを丸めた矩形孔27に形成され、外輪23の外周円筒面は、トルク伝達手段としての面取28が90°の位相で4ヵ所に施されている。この一方向クラッチは、内輪21が時計回りに回転するか、外輪23が反時計回りに回転すると、全てのころ24がカム面22で係合され、これらと逆向きの回転の場合は係合が解除される。
【0035】
第1の実施形態と同様に、各ころ24の表面には無数の独立した微小なくぼみがランダムに形成され、その表面粗さは、ころ24の軸方向の平均表面粗さRMS(L)と円周方向の平均表面粗さRMS(C)との比RMS(L)/RMS(C)が1.0以下で、表面粗さのパラメータSK値が、ころ24の軸方向および円周方向でいずれも−1.6以下となっている。また、外輪23の内周円筒面にも環状溝29が形成されており、優れたころ24の摩耗抑制効果と良好な空転特性が得られるようになっている。
【0036】
上述した実施形態では、ころを付勢する弾性体を鋼板製のばねとしたが、ゴム等、その他の弾性体を用いることもできる。また、内輪の内周に形成するトルク伝達手段としては、スプライン、キー溝、切欠き等も採用することができる。
【0037】
【発明の効果】
以上のように、この発明の一方向クラッチは、内輪の内周にトルク伝達手段を形成し、外周に複数の傾斜カム面を形成して、ころをカム面に係合する方向へ付勢する少なくとも1つの弾性体を装着し、弾性体を総ころ状態のころの間に介在させず、全てのころが常に直接または補助ころを介して相互の当接状態を保つようにして、弾性体の付勢力を確実、かつ瞬時に全てのころに伝達可能としたので、大きなトルク容量、コンパクト性およびクラッチ入切の確実性を確保でき、かつ、内輪側にカム面と弾性体を配設したので、トルクコンバータのステータ用クラッチ等のように、外輪回転の場合に、これらが遠心力の影響を受けず、空転特性も安定なものとすることができる。
【0038】
また、ころの表面に無数の独立した微小なくぼみをランダムに形成することにより、ころの表面に十分な油膜を形成し、空転トルクを低減するとともに、空転時の摺動による摩耗を抑制することができる。
【0039】
前記くぼみをランダムに形成したころの表面を、平均表面粗さを最小二乗平均RMSで表示したときに、ころの軸方向の平均表面粗さRMS(L)と円周方向の平均表面粗さRMS(C)との比RMS(L)/RMS(C)が1.0以下で、表面粗さのパラメータSK値が、ころの軸方向および円周方向でいずれも−1.6以下とすることにより、ころの円周方向の摺動に対して油膜がより形成されやすくなり、空転時の摺動による摩耗の抑制効果をさらに高めることができる。
【0040】
さらに、外輪の内周円筒面に環状溝を形成することにより、この円筒面での潤滑油保持能力を高め、より空転トルクを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】aは第1の実施形態の一方向クラッチを示す正面図、bはaの側面断面図
【図2】図1の一方向クラッチをトルクコンバータに組み込んだ状態を示す縦断面図
【図3】aは参考例の一方向クラッチを示す正面図、bはaの側面断面図
【図4】従来の一方向クラッチを示す一部省略断面図
【図5】他の従来の一方向クラッチを示す一部省略断面図
【符号の説明】
1 一方向クラッチ
2 内輪
3 カム面
4 外輪
5、5a、5b ころ
6 溝
7 ばね
7a 舌片
8 補助ころ
9 セレーション
10 突条
11 環状溝
12 トルクコンバータ
13 エンジン出力軸
14 ポンプインペラ
15 ミッション入力軸
16 タービンランナ
17 ケーシング
18 ステータシャフト
19 ステータ
21 内輪
22 カム面
23 外輪
24、24a ころ
25 溝
26 ばね
26a 舌片
27 矩形孔
28 面取
29 環状溝

Claims (5)

  1. 外周に複数の傾斜カム面が形成され、内周にトルク伝達手段が形成された内輪と、内周に円筒面が形成された外輪と、これらのカム面と円筒面との間に収容された複数のころと、前記内輪の外周に装着され、前記ころを前記カム面に係合する方向へ付勢する少なくとも1つの弾性体とから成り、前記弾性体が装着された周方向位置に、前記ころよりも小径の補助ころを介在させ、前記各ころを周方向両側で、直接相互に当接させるか、または前記補助ころを介して相互に当接させて配し、前記弾性体の付勢力を前記相互に当接するころを介して、全てのころに伝達するようにした一方向クラッチ。
  2. 前記ころの表面に無数の独立した微小なくぼみをランダムに形成した請求項に記載の一方向クラッチ。
  3. 前記くぼみをランダムに形成したころの表面が、平均表面粗さを最小二乗平均RMSで表示したときに、ころの軸方向の平均表面粗さRMS(L)と円周方向の平均表面粗さRMS(C)との比RMS(L)/RMS(C)が1.0以下で、表面粗さのパラメータSK値が、ころの軸方向および円周方向でいずれも−1.6以下である請求項に記載の一方向クラッチ。
  4. 前記外輪の内周円筒面に環状溝を形成した請求項1乃至3のいずれかに記載の一方向クラッチ。
  5. 前記一方向クラッチが、トルクコンバータのステータに組み込まれたものである請求項1乃至4のいずれかに記載の一方向クラッチ。
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