JP4135483B2 - 車両の補助シート装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の補助シート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両のシート装置においては、乗員数が少ない時の比較的ゆったりとした乗車性の確保と、一時的に多くの乗員が乗車する時の乗員乗車性確保とを両立するため、着脱可能な補助シートを設けることが行われている。
【0003】
例えば、下記特許文献1には、左右のシート間に着脱自在なセンターシートを設け、乗員人数の増減に対応させてセンターシート着脱させることが開示されている。尚、下記特許文献1においては、センターシートを使用しない場合、センターシートは、タイヤハウス等に固定されるようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−47910号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述の先行技術によれば、以下のような問題がある。
【0006】
つまり、上述の先行技術に開示されるセンターシートは、シートバックとシートクッションとが一体化されているため、センターシートの大型化、重量増加が避けられず、着脱作業性が悪化するという問題がある。
【0007】
また、車両の前後方向に複数のシート列が備えられた車両においては、車両走行中前後のシート列間を乗員が移動する、所謂、ウォークスルーが行われる場合があり、その移動は、通常、左右のシート間のスペースを利用して行われる。
【0008】
ところが、上述の先行技術によれば、上述のように、センターシートの大型化によって着脱作業性が悪いため、センターシート間のウォークスルースペースを容易に確保することができないものである。
【0009】
また、通常、乗員がシートに着座する場合、利便性向上の観点よりシート側方にテーブルやアームレストを設けることが望まれる。
【0010】
ところが、上述の先行技術のように、左右のシート間にセンターシートを着脱可能に配置する場合、左右のシート間のスペースは、センターシートが取付けられることを考慮して広くする必要がある上、更に、別部材としてのテーブルやアームレストを配置することは限られた車幅方向のスペース上困難になるものである。
【0011】
本発明は、以上のような課題に勘案してなされたもので、第一の目的は、補助シートの格納作業性の向上を図ることにある。
【0012】
また、第二の的は、補助シートの格納作業性の向上を図り、左右シート間のウォークスルースペースを容易に確保することにある。
【0013】
また、第三の目的は、補助シートをシート以外の目的にも利用可能に構成し、別部材を設けることなく利便性を向上させることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明にあってはその解決手法として次のようにしてある。すなわち、本発明の第1の構成においては、乗員が着座するシートクッションと、該シートクッションの後端から略上方側に延設されるシートバックとからなるシートの側方に、設けられる補助シート装置であって、
上記補助シートは、
上記シートの側部に、上端側が着脱可能に支持されるとともに、下端側が車両前後方向に回動可能に枢支される補助シートバックと、
該補助シートバックとは別体に構成され、上記補助シートバック下方側の車両フロア面に設けられる補助シートクッションとを備えるとともに、
該補助シートクッションは、
上記補助シートクッションの位置を、上記補助シートクッションの着座面が上記シートクッションの着座面と略同一高さとなる着座状態と、上記補助シートクッションの着座面が車両のフロア面と接する格納状態とに変更可能な昇降機構を備え
該昇降機構は、
上記補助シートクッションの車両前後方向一方側に設けられる第1脚部と、該補助シートクッションの車両前後方向他方側に設けられる第2脚部とを有していて、
上記第1脚部が上記補助シートクッションに車両前後方向に回動可能に枢支される一方、上記第2脚部の一端が上記補助シートクッションに車両前後方向に回動可能に枢支されるとともに、上記第2脚部の他端が車両のフロア面に車両前後方向に回動可能に枢支され、
上記第1脚部を車両のフロア面に対して略直交するように回動させるとともに、上記第2脚部を車両のフロア面に対して略直交するように回動させることによって、上記補助シートクッションの位置を上記着座状態にする一方、上記第1脚部を上記補助シートクッションに格納されるように回動させるとともに、上記補助シートバックを上記第2脚部の上記一端側の軸を中心に上下方向に反転させかつ上記第2脚部を車両のフロア面に対して略平行になるように回動させることによって、上記補助シートクッションの位置を上記格納状態にするよう構成してある。
【0015】
本発明の第1の構成によれば、補助シート不使用時、補助シートクッションは、車両のフロア面に接するよう下方側に下げるだけで格納できるため、補助シートの格納作業性を向上することができる。
【0016】
また、補助シートバックが車両前後方向に回動可能とされるため、補助シート不使用時、補助シートバックを車両前方に回動して略水平状態に位置させることによって、補助シートバックの背面をテーブルとして利用することができ、別部材を設けることなく、利便性を向上することができる。
【0017】
また、補助シートクッションを車両のフロア面に格納する際、着座面がフロア面と接するよう反転された上で格納されるため、シート間若しくはシート側方を乗員が移動する際、シートクッションが踏まれて着座面が汚れることを防止できる。
【0018】
また、本発明の第2の構成において、上記補助シートバックは、車両前方側に回動され上記補助シートバックの背面が上方に向く前倒状態と、該前倒状態から車幅方向に回動され上記補助シートバックの背面が車幅方向に向く垂直状態とをとり得る回動機構を備えるよう構成してある。
【0019】
ここで、補助シートバックを前倒状態にした際、補助シートバックの背面位置がシートクッション付近の比較的低い位置となる場合、補助シートバックをアームレストとしては使用しずらい。
【0020】
本発明の第2の構成によれば、補助シートバックの背面が上方に向く前倒状態と、該前倒状態から車幅方向に回動され上記補助シートバックの背面が車幅方向に向く垂直状態とを取り得るよう構成されているため、補助シート不使用時、補助シートバックを垂直状態とすることによって、補助シートバックの側面を高く位置させることができるため、補助シートバックをアームレストとして利用することができる。
【0021】
また、本発明の第3の構成において、車両の車幅方向に略同列となるよう配設された第1シートと第2シートとの間に設けられる補助シート装置であって、
上記第1及び第2シートは、
乗員が着座するシートクッションと、
該シートクッションの後端から略上方側に延設されるシートバックとをそれぞれ備え、
上記補助シートは、
上記第1または第2シートの側部に、上端側が着脱可能に支持されるとともに、下端側が車両前後方向に回動可能に枢支される補助シートバックと、
該補助シートバックとは別体に構成され、上記補助シートバック下方側の車両のフロア面に設けられる補助シートクッションとを備えるとともに、
上記補助シートバックは、
車両前方側に回動され上記補助シートバックの背面が上方に向く前倒状態と、該前倒状態から車幅方向に回動され上記補助シートバックの背面が車幅方向に向く垂直状態とをとり得る回動機構を備え、
上記補助シートクッションは、
上記補助シートクッションの位置を、上記補助シートクッションの着座面が上記第1及び第2シートのシートクッションの着座面と略同一高さとなる着座状態と、上記補助シートクッションが車両のフロア面と接する格納状態とに変更可能な昇降機構を備え
該昇降機構は、
上記補助シートクッションの車両前後方向一方側に設けられる第1脚部と、該補助シートクッションの車両前後方向他方側に設けられる第2脚部とを有していて、
上記第1脚部が上記補助シートクッションに車両前後方向に回動可能に枢支される一方、上記第2脚部の一端が上記補助シートクッションに車両前後方向に回動可能に枢支されるとともに、上記第2脚部の他端が車両のフロア面に車両前後方向に回動可能に枢支され、
上記第1脚部を車両のフロア面に対して略直交するように回動させるとともに、上記第2脚部を車両のフロア面に対して略直交するように回動させることによって、上記補助シートクッションの位置を上記着座状態にする一方、上記第1脚部を上記補助シートクッションに格納されるように回動させるとともに、上記補助シートバックを上記第2脚部の上記一端側の軸を中心に上下方向に反転させかつ上記第2脚部を車両のフロア面に対して略平行になるように回動させることによって、上記補助シートクッションの位置を上記格納状態にするよう構成してある。
【0022】
本発明の第3の構成によれば、補助シート不使用時、補助シートクッションを車両のフロア面に接するよう格納するとともに、補助シートバックを垂直状態に折り畳むだけの簡単な作業によって、補助シートを格納することができるため、補助シートの格納作業性を向上することができるとともに、左右のシート間にウォークスルースペースを容易に確保することができる。
【0023】
また、補助シートバックが車両前後方向に回動可能とされるため、補助シート不使用時、補助シートバックを車両前方に回動して略水平状態に位置させることによって、補助シートバックの背面をテーブルとして利用することができ、別部材を設けることなく、利便性を向上することができる。
【0024】
また、補助シートクッションを車両のフロア面に格納する際、着座面がフロア面と接するよう反転された上で格納されるため、シート間若しくはシート側方を乗員が移動する際、シートクッションが踏まれて着座面が汚れることを防止できる。
【0025】
【発明の効果】
本発明によれば、補助シート不使用時、補助シートクッションは、車両のフロア面に接するよう下方に下げるだけで格納できるため、補助シートの格納作業性を向上することができる。
【0026】
また、左右シート間に補助シートを設けるものにおいては、補助シート不使用時、補助シートクッションをフロア面に接するよう格納するとともに、補助シートバックを垂直状態に折り畳むだけの簡単な作業によって、補助シートを格納することができるため、補助シートの格納作業性を向上することができるとともに、左右のシート間にウォークスルースペースを容易に確保することができる。
【0027】
また、補助シートを補助シート以外の目的に利用することができ、別部材を設けることなく利便性を向上することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0029】
図1は第1実施形態に関わる車両のシート列配置を示す車両平面図である。
【0030】
車両1には、車両の最前列に配置される第1列シート列10と、その第1列シート列1後方に配置される第2列シート列20と、その第2列シート列2後方に配置される第3シート列30が配置されている。
【0031】
第1シート列10は、運転席11と助手席12とから構成され、第2列シート列20は、運転席11後方に配置される右側第2席21と、助手席12後方に配置される左側第2席22、及び両第2席21、22との間に着脱可能に配置される補助シート23から構成され、第3シート列30は、2名若しくは3名の乗員の着座が可能なベンチタイプのベンチシートによって構成される。
【0032】
尚、2は、スペアタイヤ3及び補助シート23の内後述する補助シートクッションのみを格納することが可能に構成されるサブトランクである。
【0033】
(第1実施形態)
次に、図2(A)、図2(B)に基づき補助シート23の詳細について、説明する。
【0034】
図2は、右側第2席21及び補助シート23の斜視図であって、補助シート23は、補助シートバック23aと、その補助シートバックとは別体の補助シートクッション23bとから構成されており、補助シートバック23aは、後で詳述するように、その上端側が、右側第2席21及び左側第2席22のシートバック21a、22a(図2では、右側第2席側のみ図示)の側部に着脱可能に支持されるとともに、下端側が右側第2席21の側部に回動可能に枢支される一方、補助シートクッション23bは、後で詳述するように車両のフロア面3に折り畳み可能に取付けられている。
【0035】
次に、図2、図3に基づき補助シートクッション23bの詳細について、説明する。
【0036】
図3は補助シートバック23aのフレーム構造を示す図であって、補助シートクッション23bには、補助シートクッションフレーム23cが備えられており、その補助シートクッションフレーム23c前方側及び後方側の両側には、それぞれ支持部23d、23d、23d、23dが形成されている。
【0037】
上記支持部23dの内、前方側の両側の支持部23d、23dには、補助シートクッション23bの下面に折り畳み可能に形成される略コ字形状の前方側脚部23eが回動可能に枢支されており、上記支持部23dの内、後方側の両側の支持部23d、23dには、それぞれ独立した円筒状の後方側脚部23f、23fの一端が車両前後方向に回動可能に枢支されている。
【0038】
また、後方側脚部23f、23fの他端は、車両のフロア面3に取付けられた支持部材4、4に車両前後方向に回動可能に枢支されており、これら支持部23d、23d、23d、23d、前方側脚部23e、後方側脚部23f、23fによって昇降機構を構成している。
【0039】
そして、補助シートクッション23bは、補助シートとして使用する場合、図2(A)に示すように、前方側脚部23eを補助シートクッション23bの下面から車両のフロア面に対し略直交するように出すとともに、後方側脚部23f、23fを車両のフロア面3に対して略直交するように回動させることによって、補助シートクッション23bの着座面を右側第2席21のシートクッション21b、及び左側第2席22のシートクッション22bの着座面と略同一高さとなる着座状態にすることが可能とされる。(尚、図2では、右側第2席21のみ開示)また、補助シートとして使用しない場合、図2(B)に示すように、前方側脚部23eを補助シートクッション23bの下面に格納し、その状態で補助シートバック23bを図2中矢印Aで示す方向に後方側脚部23f、23fの一端側枢支軸aを中心に反転させ、後方側脚部23f、23fを車両のフロア面3に対して略平行になるように車両前方側に回動させることによって、補助シートバック23bの上面を車両のフロア面3に当接する格納状態にすることが可能とされる。
【0040】
次に、図2、図4乃至図7に基づき補助シートバック23aの詳細について、説明する。
【0041】
図4は補助シートバック23aの使用モードを示す図、図5は補助シートバック23aのテーブルモードを示す斜視図、図6は補助シートバック23aのアームレストモードを示す斜視図、図7は右側第2席21のシートバック21a、左側第2席22のシートバック22a、及び補助シートバック23aのフレーム構造を示す図である。
【0042】
補助シートバック23aは、図4(A)、図2(A)に示すように、補助シート23を本来の補助シートとして使用する補助シート使用モードと、図4(B)、図5に示すように、補助シートバック23aが車両前方側に回動されて補助シートバック23aの背面が車両上方側に向く前倒状態とされ、テーブルとして使用することが可能されるテーブルモードと、図4(C)、図6に示すように、補助シートバック23aが図4(B)、図5の状態から更に車幅方向の右側第2席21側に回動されて補助シートバック23aの左側第2席側22の側部が車両上方側に向く垂直状態とされ、アームレストとして使用することが可能とされるアームレストモードとの3つのモードを使い分けることが可能に構成されている。
【0043】
次に、図7に基づき、上記3つのモードを使い分けるための右側第2席21、左側第2席22のシートバック21a、22a、及び補助シートバック23aの具体的構造について、説明する。
【0044】
まず、右側第2席21、左側第2席22のシートバック21a、22aには、シートバックフレーム21f、22fが各々備えられており、そのシートバックフレーム21f、22fの補助シート23側上部にはストライカー21g、22gが形成されている。
【0045】
また、シートバックフレーム21fの補助シート23側略中央部には、回動部材24を支持する支持部21hが形成されており、回動部材24は、支持部21h内に配置され、回動部材24に対して相対回転可能なピン(不図示)が側方から挿入されることによって車両前後方向へ回動可能に枢支される。
【0046】
次に、補助シートバック23には、補助シートバックフレーム23gが備えられており、その補助シートバックフレーム23gの両側上部には、上記ストライカー21g、22gにロックされるロック部23h、23hが形成されるとともに、上記支持部21hの上部側に対向する位置の補助シートバックフレーム23gに、上記回動部材24の車幅方向への回動を可能とする軸24aが挿入される支持部23iが形成されており、回動部材24は、この軸24aを中心に車幅方向に回動可能に枢支される。第1実施形態では、これら、支持部21h、支持部23i、回動部材24、軸24aによって回動機構を構成している。
【0047】
以上の構成に基づく、補助シート使用モードからテーブルモードへの変更、及びテーブルモードからアームレストモードへの変更動作について、説明する。
【0048】
まず、補助シート使用モードからテーブルモードへの変更について説明する。
【0049】
図4(A)、図2(A)に示す補助シート使用モードにおいて、補助シートバックフレーム23gの両側のロック部23h、23hをストライカー21g、22gから外し、補助シートバックフレーム23g(補助シートバック23a)を車両前方側に回動させると、回動部材24が軸心aを中心に車両前方へ回動して前倒状態となり、補助シートバック23aを図4(B)、図5に示すテーブルモードに変更することができる。
【0050】
この時、補助シートバック23aの背面には、図5に示すように、長方形に形成される凹部23jと、カップホルダーとして使用可能な二つの円形の凹部23k、23kが形成されており、これらの凹部23j、23k、23kに飲料水容器等を安定して置くことが可能となり、テーブルとして利用する際の利便性を向上することができる。
【0051】
次に、テーブルモードからアームレストモードへの変更について、説明する。
【0052】
図4(B)、図5に示すテーブルモードにおいて、補助シートバックフレーム23g(補助シートバック23a)を、右側第2席21方向に向かって車両上方側へ回動させる、つまり、図4(C)に示すように、波線で示すテーブルモードの補助シート位置から実線で示すアームレストモードの補助シート位置まで矢印B方向に補助シートバックシートバックフレーム23g(補助シートバック23a)回動させると、回動部材24が軸心bを中心に右側第2席21方向へ回動するため、補助シートバック23aは、補助シートバック23aの左側第2席22側側面が車両上方に向く垂直状態となり、補助シートバック23aを図4(C)、図6に示すアームレストモードに変更することができる。
【0053】
図4(B)に示すように、テーブルモードにおける補助シートバック23a位置は、補助シートクッション23b付近に低く位置されるため、この状態では、アームレストとしては使用が難しいものの、図4(C)に示すように、補助シートバック23aを垂直状態とすることによって補助シートバック23aの側面位置を高くするとこができ、アームレストとして使用することが可能となる。
【0054】
以上のように、本実施形態によれば、補助シートクッション23bと補助シートバック23aとが別体に構成され、その内補助シートクッション23bは、車両のフロア面3に接するよう下方側に下げるだけで格納できるため、補助シート23の格納作業性を向上することができる。
【0055】
また、補助シートバック23aが車両前後方向に回動可能とされるため、補助シート23不使用時、補助シートバック23aを前方に回動して略水平状態に位置させることによって、補助シートバック23a背面をテーブルとして利用することができ、別部材を設けることなく利便性を向上できる。
【0056】
また、補助シートバック23aの背面が上方に向くテーブルモードから車幅方向に回動され補助シートバック23aの背面が車幅方向に向くアームレストモードとをとり得るよう構成されているため、補助シート23不使用時、補助シートバック23aを垂直状態とすることによって、補助シート23の側面を高く位置させることができるため、補助シートバック23aをアームレストとして利用することができ、利便性を向上することができる。
【0057】
また、補助シート23不使用時、補助シートクッション23bを車両のフロア面3に接するよう格納するとともに、補助シートバック23bを垂直状態に折り畳むだけの簡単な作業によって、補助シート23を格納することができるため、補助シート23の格納作業性を向上することができるとともに、右側第2席21及び左側第2席22のシート間にウォークスルースペースを容易に確保することができる。
【0058】
また、補助シートバック23aの背面には、長方形に形成される凹部23jと、カップホルダーとして使用可能な二つの円形の凹部23k、23kが形成されているため、これらの凹部23j、23k、23kに飲料水容器等を安定して置くことが可能となり、テーブルとして利用する際の利便性を更に向上することができる。
【0059】
(第2実施形態)
次に、図8に基づき第2実施形態について、説明する。
【0060】
図8は第2実施形態に関わる補助シートバック23aの使用モードを示す図であって、第2実施形態では、第1実施形態に対してテーブルモードにおける補助シートクッション23aの位置と、テーブルモードからアームレストモードへの変更時における補助シートバック23aの回動方向が異なる点でのみ相違し、その他は第1実施形態と同様であるため、以下、相違点についてのみ説明する。
【0061】
第1実施形態では、テーブルモードにおける補助シートバック23aの位置を右側第2席のシートバック21aの下方側で、シートクッション21b付近に低く位置するとともに、テーブルモードからアームレストモードへの変更の際補助シートバック23aを車両上方に向かって回動させる例を示した。
【0062】
これに対し、第2実施形態では、図8(B)に示すように、テーブルモードにおける補助シートバック23aの位置を右側第2席のシートバック21aの略中央付近に高く位置させるとともに、テーブルモードからアームレストモードへの変更の際は、図8(C)中矢印Cで示すように、補助シートバック23aを車両下方側へ回動させる例を示している。
【0063】
以上のように、第2実施形態によれば、上述した第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
【0064】
更に、第2実施形態によれば、テーブルモードにおける補助シートバック23位置を高くすることができるため、テーブルモードにおいてテーブル上に何も置かない場合アームレストとしても使用することが可能となり、テーブルモードをアームレストモードとして兼用することも可能である。
【0065】
尚、本実施形態では、助シート23を第2列シート列20の右側第2席21と左側第2席22との間に配置する例を示したが、その他、第3列シート列30をベンチタイプではない通常の独立した二つのシートとし、そのシート間に配置される補助シート23に、本発明を適用するようにしてもよい。
【0066】
また、本実施形態では、補助シート23を第2列シート列20の右側第2席21と左側第2席22との間に配置する例を示したが、その他、左右のシートの内、いずれか一方のシートのドア側に配置される補助シート23に、本発明を適用するようにしてもよい。
【0067】
また、本実施形態では、補助シートバック23a背面に、長方形に形成される凹部23hと、カップホルダーとして使用可能な二つの円形の凹部23i、23iとを備える例を示したが、これら凹部23h、23i、23iは必ずしも必要はなく、水平面が確保されればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に関わる車両のシート配列を示す車両平面図。
【図2】第1実施形態に関わる右側第2席及び補助シートの斜視図。
【図3】第1実施形態に関わる補助シートクッションの構造図。
【図4】第1実施形態に関わる補助シートバックの使用モードを示す図。
【図5】第1実施形態に関わるテーブルモードにおける補助シート斜視図。
【図6】第1実施形態に関わるアームレストモードにおける補助シート斜視図。
【図7】第1実施形態に関わるシートバック及び補助シートバックの構造図。
【図8】第2実施形態に関わる補助シートバックの使用モードを示す図。
【符号の説明】
1:車両
3:フロア面
4:支持部材(昇降機構)
21:右側第2席(第1シート)
21a:シートクッション
21b:シートバック
21h:支持部(回動機構)
22:左側第2席(第2シート)
23:補助シート
23a:補助シートバック
23b:補助シートクッション
23d:支持部(昇降機構)
23e:前方側
脚部(昇降機構)
23f:後方側脚部(昇降機構)
23i:支持部(回動機構)
23j、23k:凹部
24:回動部材(回動機構)
24a:軸(回動機構)

Claims (3)

  1. 乗員が着座するシートクッションと、該シートクッションの後端から略上方側に延設されるシートバックとからなるシートの側方に、設けられる補助シート装置であって、
    上記補助シートは、
    上記シートの側部に、上端側が着脱可能に支持されるとともに、下端側が車両前後方向に回動可能に枢支される補助シートバックと、
    該補助シートバックとは別体に構成され、上記補助シートバック下方側の車両フロア面に設けられる補助シートクッションとを備えるとともに、
    該補助シートクッションは、
    上記補助シートクッションの位置を、上記補助シートクッションの着座面が上記シートクッションの着座面と略同一高さとなる着座状態と、上記補助シートクッションの着座面が車両のフロア面と接する格納状態とに変更可能な昇降機構を備え
    該昇降機構は、
    上記補助シートクッションの車両前後方向一方側に設けられる第1脚部と、該補助シートクッションの車両前後方向他方側に設けられる第2脚部とを有していて、
    上記第1脚部が上記補助シートクッションに車両前後方向に回動可能に枢支される一方、上記第2脚部の一端が上記補助シートクッションに車両前後方向に回動可能に枢支されるとともに、上記第2脚部の他端が車両のフロア面に車両前後方向に回動可能に枢支され、
    上記第1脚部を車両のフロア面に対して略直交するように回動させるとともに、上記第2脚部を車両のフロア面に対して略直交するように回動させることによって、上記補助シートクッションの位置を上記着座状態にする一方、上記第1脚部を上記補助シートクッションに格納されるように回動させるとともに、上記補助シートバックを上記第2脚部の上記一端側の軸を中心に上下方向に反転させかつ上記第2脚部を車両のフロア面に対して略平行になるように回動させることによって、上記補助シートクッションの位置を上記格納状態にすることを特徴とする車両の補助シート装置。
  2. 上記補助シートバックは、
    車両前方側に回動され上記補助シートバックの背面が上方に向く前倒状態と、該前倒状態から車幅方向に回動され上記補助シートバックの背面が車幅方向に向く垂直状態とをとり得る回動機構を備えることを特徴とする請求項1記載の車両の補助シート装置。
  3. 車両の車幅方向に略同列となるよう配設された第1シートと第2シートとの間に設けられる補助シート装置であって、
    上記第1及び第2シートは、
    乗員が着座するシートクッションと、
    該シートクッションの後端から略上方側に延設されるシートバックとをそれぞれ備え、
    上記補助シートは、
    上記第1または第2シートの側部に、上端側が着脱可能に支持されるとともに、下端側が車両前後方向に回動可能に枢支される補助シートバックと、
    該補助シートバックとは別体に構成され、上記補助シートバック下方側の車両のフロア面に設けられる補助シートクッションとを備えるとともに、
    上記補助シートバックは、
    車両前方側に回動され上記補助シートバックの背面が上方に向く前倒状態と、該前倒状態から車幅方向に回動され上記補助シートバックの背面が車幅方向に向く垂直状態とをとり得る回動機構を備え、
    上記補助シートクッションは、
    上記補助シートクッションの位置を、上記補助シートクッションの着座面が上記第1及び第2シートのシートクッションの着座面と略同一高さとなる着座状態と、上記補助シートクッションの着座面が車両のフロア面と接する格納状態とに変更可能な昇降機構を備え
    該昇降機構は、
    上記補助シートクッションの車両前後方向一方側に設けられる第1脚部と、該補助シートクッションの車両前後方向他方側に設けられる第2脚部とを有していて、
    上記第1脚部が上記補助シートクッションに車両前後方向に回動可能に枢支される一方、上記第2脚部の一端が上記補助シートクッションに車両前後方向に回動可能に枢支されるとともに、上記第2脚部の他端が車両のフロア面に車両前後方向に回動可能に枢支され、
    上記第1脚部を車両のフロア面に対して略直交するように回動させるとともに、上記第2脚部を車両のフロア面に対して略直交するように回動させることによって、上記補助シートクッションの位置を上記着座状態にする一方、上記第1脚部を上記補助シートクッションに格納されるように回動させるとともに、上記補助シートバックを上記第2脚部の上記一端側の軸を中心に上下方向に反転させかつ上記第2脚部を車両のフロア面に対して略平行になるように回動させることによって、上記補助シートクッションの位置を上記格納状態にすることを特徴とする車両の補助シート装置。
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