JP4135084B2 - シート供給装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、積層されたシートを1枚ずつ順次に供給するシート供給装置に係り、特に2枚以上のシートが重なって供給される、いわゆる重送を有効に防止することができるシート供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリンタや複写機等の画像形成装置においては、画像が形成される記録媒体として所定のサイズにカットされた記録用紙が用いられている。この記録用紙は、一般に複写機用の上質紙が用いられており、これらの記録用紙は比較的に表面の平滑度が低くなっている。このため、記録用紙間の密着力は小さく、用紙トレイから記録用紙を1枚ずつ供給するときに重送を防止することは比較的容易である。しかしながら、近年では、記録媒体の多様化にともない、表面の平滑度が高い記録シート等がしばしば用いられる。このような記録シートは、表面の密着性が高くなって重送が起こりやすくなる。特にフルカラーの画像形成装置の普及にともない高光沢のコート紙が多く用いられ、この他にもOHPシートやトレーシングペーパーが用いられることもあり、重送が生じ易くなっている。
【0003】
このような状況から、密着性の高い記録シートを用いる場合の重送を防止する技術として、給紙ロールと分離ロールとによって取り出したシートを他のシートから分離するのに加え、シートトレイに積層して収容されたシートの端面に空気流を吹き付け、シート間に空気層を形成して分離を促進する技術が提案されている(例えば特許文献1)。
また、空気流の吹き出し口に上下方向に移動可能なシャッターを設け、これを上下に移動させながら空気流の吹き出しを行うことによって吹き出しの範囲を変動させ、積層されたシートを捌くように動作させて、分離を促進する技術も開示されている(特許文献2)。
さらに、上記のようなシャッターを上下に移動させるときに、所定のパターンでその移動速度を変化させ、積層されたシートの上層部で有効にシート間の分離が行われるようにする技術も提案されている(特許文献3)。
【0004】
【特許文献1】
特開平4−23747号公報
【特許文献2】
特開平11−5643号公報
【特許文献3】
特開2002−128300号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来の装置では、さらに次の点を改良することが望まれている。
積層されたシートの端面に側方から空気流を吹き付けることにより、シートを捌くように分離し、シート間に空気流を発生させて密着性を低下させる効果が得られるものの、表面の平滑度が高い記録シート等を用いる場合、シート間を十分に分離することが難しく、連続してシートを送り出すときに重送が発生し易い。そして、上記装置では、画像形成動作前にシートの厚さや種類に応じて空気流の状態を設定しており、画像形成動作が終了するまでこの設定を変更することができない。このため、動作中に重送が発生した場合でも、シートトレイに積層して収容されたシートをより効果的に分離することができず、所定数の画像形成動作中に繰り返し重送が発生するおそれがある。
【0006】
本願に係る発明は、上記のような状況に鑑みてなされたものであり、多数枚の画像を連続して形成するときに、積層されたシートの側端面に適切に空気流を吹き付けて、より確実に重送を防止することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、 画像が記録されるシートを積層して収容するシート収容手段と、 前記シート収容手段に収容されたシートを、最上層のシートから順に送り出すシート送出手段と、 前記シート収容手段内に収容されたシートの積層された端面に対向した吹き出し口を有し、該吹き出し口からシートの積層された端面に空気流を吹き付ける空気吹き付け手段と、
前記シート収容手段から送り出されたシートが2枚以上重なった状態で送り出された場合に、該重送を検知する重送センサと、 前記シート送出手段が連続してシートを送り出す動作中に前記重送センサが重送を検知したときに、前記シートの送り出しを一旦停止するとともに、重送されたシートには画像を記録することなく排出し、前記シート収容手段内に積層され、該シート収容手段から送り出される前のシートの端面に所定時間空気流を吹き付け、その後にシートの送り出しを再開するように、前記シート送出手段及び前記空気吹き付け手段を制御する制御手段とを有することを特徴とするシート供給装置を提供する。
【0008】
上記制御手段がシートの送出を一旦停止するのは、重送センサが重送を1回検知する毎に行ってもよいし、2回以上のあらかじめ定められた回数の重送検知がある毎に行ってもよい。
【0009】
上記シート供給装置では、連続してシートを送り出す動作中に重送が生じた場合、これを重送センサによって検知し、シートの送り出しを一旦停止して、シート送出手段内の積層されたシートの端面に所定時間空気流を吹き付けることによって、該シートを捌いて分離させたり、浮揚させてシート間の密着力を低減させることができる。そして、十分に空気流を吹き付けて、シートの分離ができた状態でシートの送り出しを再開することにより、シート送出手段でシートを1枚ずつ送り出すことができ、画像形成動作中に重送が頻繁に生じるのを抑えることができる。
【0010】
請求項2に係る発明は、 画像が記録されるシートを積層して収容するシート収容手段と、 前記シート収容手段に収容されたシートを、最上層のシートから順に送り出すシート送出手段と、 前記シート収容手段内に収容されたシートの積層された端面に対向した吹き出し口を有し、該吹き出し口からシートの積層された端面に空気流を吹き付ける空気吹き付け手段と、 前記空気吹き付け手段から吹き出される空気流の状態を変更させる吹き出し状態変更手段と、 前記シート収容手段から送り出されたシートが2枚以上重なった状態で送り出された場合に、該重送を検知する重送センサと、 前記シート送出手段が連続してシートを送り出す動作中に前記重送センサが重送を検知したときに、前記シートの送り出しを一旦停止するとともに、重送されたシートには画像を記録することなく排出し、前記吹き出し状態変更手段が、前記シート収容手段内に積層されて該シート収容手段から送り出される前のシートの端面に吹き出す空気流の状態を変更し、所定時間空気流を吹き付けた後にシートの送り出しを再開するように、前記シート送出手段及び前記吹き出し状態変更手段を制御する制御手段とを有することを特徴とするシート供給装置を提供する。
【0011】
上記空気流の状態とは、風量、風速、空気の温度、吹き出し口の大きさ、吹き出し口の位置、吹き出し口の大きさ又は位置を変化させるシャッターの移動速度、移動周期、移動速度の変化パターン等を含むものである。
【0012】
上記空気流の吹き出し状態の変更は、一定の風量、風速、空気の温度、吹き出し口の大きさ、吹き出し口の位置で、空気流の吹き出しが行われているときに上記項目を変更するものであってもよいし、上記項目が周期的に変化しながら吹き出しているときに、上記項目の変化の範囲、変化の周期、変化のパターンを変更するものであってもよい。また、吹き出し状態を変更するのは、重送センサが重送を1回検知する毎に行ってもよいし、2回以上のあらかじめ定められた回数の重送検知がある毎に行ってもよい。
【0013】
上記シート供給装置では、重送センサが重送を検知したときに、シートの送り出しを一旦停止して、吹き出し状態変更手段によって空気の吹き出し状態を変更し、よりシートの分離に適した空気流を、シート送出手段内の積層されたシートの端面に所定時間吹き付ける。そして、所定時間内に厚いシートやシート間の密着性の高い高光沢のシートを十分にばらけさせ、その後に再びシートを送り出すので、重送が生じるのを有効に抑えることができる。
【0014】
請求項3に係る発明は、 請求項1又は請求項2に係るシート供給装置と、 該シート供給装置から送出されたシート上に画像を記録する画像記録手段と、を有し、 前記制御手段は、前記シート送出手段によるシートの送出が停止されたときに、前記画像記録手段による画像記録を停止し、シートの送出を再開したときに、停止前の重送されたシートに記録する予定であった画像から順次画像の記録を行うように制御を行うものであることを特徴とする画像形成装置を提供する。
【0015】
上記画像形成装置では、重送が生じたとき、重送されたシートに画像を形成せず、シートの送出及び画像記録手段による画像記録を停止し、シート送出手段内の積層されたシートの端面に空気流を吹き付けてシートの分離を促進する。そして、シートの送出を再開したとき1枚ずつシートを送り込むことができ、新たに送り込まれたシートに、停止前の重送されたシートに記録する予定であった画像が記録され、画像の連続性を確保することができる。
【0016】
請求項4に係る発明は、 請求項3に記載の画像形成装置において、前記重送センサが検知した重送の発生状態を表示する表示手段を有するものとする。
【0017】
重送の発生状態とは、発生の回数、重送が何枚目に生じたかといったデータであり、操作者は上記表示手段によって重送の発生状態を確認することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、本願発明に係るシート供給装置が用いられる画像形成装置の一例を示す概略構成図である。
この画像形成装置は、画像読取装置4やパーソナルコンピュータ等の外部機器5と通信回線によって接続される受信部1を有しており、この受信部1からの画像情報を画像記録制御部2に送り込み、この画像情報に基づいて画像記録部3が像を形成して、記録シート上に定着像を形成するものである。
【0019】
上記画像記録部3は、電子写真法によって画像を形成するものであり、周面に静電電位の差による潜像が形成される感光体ドラム11と、この感光体ドラム11の周面を一様に帯電する帯電ロール12と、一様に帯電された感光体ドラム11に像光を照射し、静電潜像を形成する像書き込み装置13と、感光体ドラム上の潜像にトナーを転移して像を可視化する現像装置14と、感光体ドラム上で形成されたトナー像を記録シートに転写する転写装置15と、トナー像が転写された記録シートを加熱加圧して定着像とする定着装置16とを有している。
【0020】
上記画像記録部3の下方部には、異なるサイズの用紙又は異なる種類の用紙を収容できるように4つのシート供給装置17が上下に配設されている。そして、このシート供給装置17から送り出されたシートは、搬送路18を経て、画像記録部3に送り込まれ、転写装置15によって感光体ドラム上のトナー像が転写された後、定着装置16を通過して排紙トレイ19に排出されるようになっている。
【0021】
図2は、上記シート供給装置17の概略斜視図であり、図3は、図2中に示すA−A線における断面図であり、図4は,B−B線における断面図である。
このシート供給装置17は、複数枚のシートを積層して収容するシートトレイ21(シート収容手段)と、このシートトレイ21から1枚ずつシート送り出す給紙ロール群26(シート送出手段)と、シートトレイ21内でシートの位置を規制するシートガイド22と、シートトレイ21の底部に設けられて積層されたシートの上面が所定高さの供給位置となるように調整するボトムプレート23と、シートトレイ21内に積層して収容されたシートの端面に空気流を吹き付ける空気流吹き付け装置24と、シートトレイ21から送り出されたシートが2枚以上重なった状態で送り出された場合に、この重送を検知する重送センサ25と、該重送センサ25からの検知信号に基づいて、給紙ロール群26及び空気流吹き付け装置24を制御する制御装置27と、を有している。また、重送センサ25の検知信号は、画像記録制御部2にも入力されるものとなっており、この信号に基づいて画像形成動作の停止・再稼動等が制御される。
【0022】
シートトレイ21内に収容されたシートSは、送り出し方向の前方側の壁体と側方の壁体とに当接して収容され、側方の壁面がサイドレジ(側放基準位置)となり、この壁面に沿ってシートが送り出される。そして、これらの壁面と対向する位置にシートガイド22が移動可能に設けられており、異なるサイズのシートに対して位置を規制し、上記前方側の壁体及び側方の壁体に積層されたシートの端面が当接するようにしている。
【0023】
上記重送センサ25は、例えば、搬送路上のシートの厚みや光の透過度を測定することによって、該シートが2枚以上重なった状態であることを検知し、重送を検知したときに検知信号を制御装置27に入力するものである。この重送センサ25は、各シート供給装置17から送り出されたシートの、それぞれの搬送路18の合流位置より下流に設けられており、1つの重送センサ25によって各シート供給装置17から送り出されたシートの重送を検知することができる。
【0024】
また、重送センサ25が検知した重送の発生状態を表示する表示装置6が備えられており、この表示装置6が画像形成装置の任意の場所に取り付けられており、操作者は該表示装置6によって重送の発生状態を確認することができる。なお、重送の発生状態とは、発生の回数、重送が何枚目に生じたか等のデータである。
【0025】
上記給紙ロール群26は、積層されたシートの上面に当接して回転し、最上層のシートを送り出すピックアップロール26aと、この下流側に設けられてシートの送出方向に駆動される給送ロール26bと、この給送ロール26bに当接され、トルクリミッタを介してシートの送出方向と逆方向に駆動される分離ロール26cとを有している。そして、ピックアップロール26aによって送り出されたシートが給送ロール26bと分離ロール26cとの当接部に送り込まれたときに、シートが1枚だけの場合には、給送ロール26bの駆動によりシートが送出方向に搬送され、分離ロール26cは、シートとの摩擦によって伝達される回転駆動力がトルクリミッタの駆動力伝達限度を超えているので、分離ロール26cに付与される駆動力に反してシートの送出方向に回転する。また、シートが2枚以上重なった状態で給送ロール26bと分離ロール26cとの当接部に送り込まれたときは、給送ロール26bの駆動力は最上層のシートには伝えられるがシート間の摩擦が小さく、下層のシートは上層のシートと分離し、分離ロール26cの駆動力によって送出方向とは逆の方向に搬送され、シートトレイ21に戻るようになっている。
【0026】
上記空気流吹き付け装置24は、上記のような給紙ロール群26による重送防止機構を補助するものであり、シートトレイ21の側方の壁面に設けられた空気流の吹き出し口24aと、この吹き出し口24aに通じるダクト24bと、このダクト24bに空気を送り込むファン24cと、吹き出し口24aの開口範囲を変化させるシャッター24dと、このシャッター24dを上下方向に駆動する駆動装置24eと、で主要部が構成されている。そして、上記構成により積層されたシート間の密着力を低減してシートが分離し易い状態にするものである。
【0027】
上記空気流の吹き出し口24aは、図3に示すように、シートトレイ21のシート送り出し方向における側方から空気流を吹き付けるように設定されており、シートトレイ21内に積層されたシートの最上面より上部から積層されたシートの端面に空気流を吹き付けることができる位置に設けられている。
【0028】
上記ファン24cは、駆動モータの回転駆動によって空気導入路24fから空気を取り入れ、ダクト24bを介して吹き出し口24aへと空気流を送り込むものであり、軸流ファン、シロッコファン、クロスフローファン等さまざまなタイプのものを用いることができる。なお、上記空気導入路24f内にはヒータ24gが設けられており、吹き出す空気を加熱してシートの乾燥を促進するようになっている。これは、シートが乾燥することによってシート間の密着力が低減され、重送をより有効に防止しようとするものである。
【0029】
上記シャッター24dは、それぞれの吹き出し口24a付近でダクト24b内を通過する空気流を制限するものであり、上下方向に移動が可能に支持され、駆動装置24eによって駆動されるものとなっている。そして、このシャッター24dの動作を制御装置27によって適切に制御することによって吹き出し口24aから吹き出される空気流の風量及び吹き出し範囲が時間とともに変化するように制御すること、又はシャッター24dの動作を停止して吹き出しを定常状態にすること等が任意にできるようになっている。
【0030】
上記シャッター24dの駆動装置24eは、二つの吹き出し口24aに設けられたシャッター24dをそれぞれ独立して駆動するものであり、伝達機構を介してシャッター24dを駆動するものである。そして、制御装置27からの信号に基づいてそれぞれのシャッター24dが独立した動作を行うように制御されるものとなっている。
【0031】
次に、上記シート供給装置17の動作を、図5に示すフローチャートに基づいて説明する。
画像形成動作を開始する信号が入力されると、まず、シート供給装置17でファン24cの駆動が開始され、空気流吹き付け装置24によってシートトレイ21内に積層して収容されたシートの端面に空気流が吹き付けられる(ST1)。一方、受信部1からは画像情報が画像記録制御部2に送り込まれ(ST2)、画像記録部3で画像を形成する動作が開始される。そして、画像記録部3における画像形成とタイミングを合わせて、給紙ロール群26によってシートトレイ21からシートが送り出される(ST3)。
【0032】
シートトレイ21から送り出されたシートは、重送センサ25と対向する位置を通過するとき、該重送センサ25によって重送であるか否か判断され(ST4)、1枚である場合には画像記録部3へと搬送される。画像記録部3では、画像信号に基づいて感光体ドラム上にトナー像が形成され、このトナー像がシートに転写及び定着されてシート上に画像が形成され(ST5)、該シートは排出トレイ19へと排出される(ST6)。そして、画像形成を行なった枚数があらかじめ設定されている所定枚数に達しているか否かが判断され(ST7)、まだ所定枚数になっていないときは、次の画像形成を繰り返す。
【0033】
一方、重送センサ25によってシートの重送が検知された場合には、重送センサ25から制御装置27に検知信号が出力され、この検知信号によって制御装置27から給紙ロール群26及び画像記録部3に制御信号が出力される。そして、この制御信号に基づいて、シートトレイ21からのシートの送り出しが停止され(ST8)、重送されたシートに記録する予定であった画像情報が画像記録制御部2に保持される(ST9)。重送されたシートは、画像が記録されることなくパージトレイ(図示しない)へと排出される(ST10)。なお、重送されたシートは、通常の排出トレイ19に他のシートと区別するように分けて排出してもよい。
【0034】
次に、制御装置27からの制御信号に基づいて、空気流吹き付け装置24以外のシート供給装置17や画像記録部3での動作が停止され(ST11)、空気流吹き付け装置24のシャッター24dの動作が制御される(ST12)。そして、吹き出し口24aから吹き出される空気流の風量及び吹き出し範囲が変化し、シートトレイ21内に積層されたシートの端面に、所定時間継続して適当な空気流が吹き付けられ(ST13)、シート間の密着性が低減されて分離が促進される。所定時間が経過すると(ST14)、給紙ロール群26及び画像記録部3の動作が再開され(ST15)、シートトレイ21から1枚ずつシートが送り出される。該シート上には、画像記録制御部2に保持されていた画像情報に基づく画像で、重送されたシートに記録する予定であった画像から順次に記録される(ST16)。
【0035】
このようにして、シート上に画像形成を行なった枚数が所定の枚数に達すると(ST7)、重送センサ25が有する表示装置6に画像形成動作中に発生した重送の回数や、重送が何枚目に生じたか等のデータが表示され(ST17)、画像形成動作が終了する。
【0036】
上記のように重送が生じたとき、シートの送り出し及び画像記録部での動作を一旦停止し、シートトレイ21内に積層されたシートの端面に適当な空気流を所定時間吹き付けることにより、シートが十分に分離し、密着力が低減され、画像形成動作が再開してからシートの重送が生じにくくなる。また、重送されたシートを除去し、新たに送り込まれたシートに保持しておいた画像情報に基づく画像を記録することによって、画像の連続性を確保することができる。
【0037】
次に、上記シート供給装置17の他の動作パターンについて説明する。
図6に示す動作パターンは、重送が検知されたとき(ST24)に、給紙を停止し(ST28)、画像形成の動作を停止する(ST31)。そして、空気流吹き付け装置24のシャッター24dの動作を画像形成開始時のままとし、空気流の状態を変更せずに、所定時間シートトレイ21内に積層されたシートの端面に空気流を吹き付ける。所定時間の経過後(ST33)、画像の形成動作を再開し(ST34)、同様に次のシートへの画像記録を続行する。
【0038】
一般に、シート供給速度が大きくなると、シートトレイ21内で空気流が吹き付けられる時間が短くなり、充分に空気流でシート間の分離及び密着力の低減が行われない内にシートトレイから送り出され、重送を生じることがある。このような重送は、上記のように充分に空気流を吹き付ける時間が設定されることによって解消され、その後の重送が防止される。
【0039】
また、図7は、本願に係る発明外ではあるが、シートの重送防止効果を有する他の動作パターンを参考例として示すものである。この動作パターンは、重送が検知されたときに(ST44)、空気流吹き付け装置24のシャッター24dの動作を制御し、空気流の状態を変更する(ST45)。シートの送り出しは続行するが、重送が生じたシートについては画像を記録することなく、画像データは一旦保持し(ST46)、シートはパージトレイに排出する(ST47)。そして、次に送り込まれたシート上に、重送されたシートに記録する予定であった画像データに基づいて画像を記録し、以後の画像形成動作を順次に継続する。
【0040】
上記のように動作することによって、空気流がより分離し易いように変更され、その後に送り出されるシートの重送を防止する。また、再度重送が生じたときにはさらに風量の増大等空気流が変化し、重送が充分に防止できる状態まで変化される。したがって、連続した動作中に、適切に空気流の状態が変更され、一連の動作中で重送が頻発するのを防止することができる。
なお、図6に示す動作パターンは、請求項1に係るシート供給装置の動作を説明するものである。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本願発明に係るシート供給装置及び画像形成装置では、重送センサによってシートの重送を検知し、このときシートの送り出しを一旦停止し、シート収容手段内の積層されたシートの端面に所定時間空気流を吹き付ける。あるいは、空気吹き付け手段から吹き出される空気流の状態を変更する。これにより、シート収容手段内のシートを捌いて分離させたり、浮揚させてシート間の密着力を低減させることができ、再び重送が生じるのを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明に係るシート供給装置が用いられる画像形成装置の一例を示す概略構成図である。
【図2】 図1に示す画像形成装置に用いられているシート供給装置の概略斜視図である。
【図3】 図2中に示すA−A線における断面図である。
【図4】 図2中に示すB−B線における断面図である。
【図5】 図2に示すシート供給装置の動作パターンを説明するフローチャートである。
【図6】 図2に示すシート供給装置の他の動作パターンを説明するフローチャートである。
【図7】 図2に示すシート供給装置の他の動作パターンを参考例として説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 受信部
2 画像記録制御部
3 画像記録部
4 画像読取装置
5 外部機器
6 表示装置
11 感光体ドラム
12 帯電ロール
13 像書き込み装置
14 現像装置
15 転写装置
16 定着装置
17 シート供給装置
18 搬送路
19 排紙トレイ
21 シートトレイ
22 シートガイド
23 ボトムプレート
24 空気流吹き付け装置
24a 吹き出し口
24b ダクト
24c ファン
24d シャッター
24e 駆動装置
24f 空気導入路
24g ヒータ
25 重送センサ
26 給紙ロール群
26a ピックアップロール
26b 給送ロール
26c 分離ロール
27 制御装置

Claims (4)

  1. 画像が記録されるシートを積層して収容するシート収容手段と、
    前記シート収容手段に収容されたシートを、最上層のシートから順に送り出すシート送出手段と、
    前記シート収容手段内に収容されたシートの積層された端面に対向した吹き出し口を有し、該吹き出し口からシートの積層された端面に空気流を吹き付ける空気吹き付け手段と、
    前記シート収容手段から送り出されたシートが2枚以上重なった状態で送り出された場合に、該重送を検知する重送センサと、
    前記シート送出手段が連続してシートを送り出す動作中に前記重送センサが重送を検知したときに、前記シートの送り出しを一旦停止するとともに、重送されたシートには画像を記録することなく排出し、前記シート収容手段内に積層され、該シート収容手段から送り出される前のシートの端面に所定時間空気流を吹き付け、その後にシートの送り出しを再開するように、前記シート送出手段及び前記空気吹き付け手段を制御する制御手段とを有することを特徴とするシート供給装置。
  2. 画像が記録されるシートを積層して収容するシート収容手段と、
    前記シート収容手段に収容されたシートを、最上層のシートから順に送り出すシート送出手段と、
    前記シート収容手段内に収容されたシートの積層された端面に対向した吹き出し口を有し、該吹き出し口からシートの積層された端面に空気流を吹き付ける空気吹き付け手段と、
    前記空気吹き付け手段から吹き出される空気流の状態を変更させる吹き出し状態変更手段と、
    前記シート収容手段から送り出されたシートが2枚以上重なった状態で送り出された場合に、該重送を検知する重送センサと、
    前記シート送出手段が連続してシートを送り出す動作中に前記重送センサが重送を検知したときに、前記シートの送り出しを一旦停止するとともに、重送されたシートには画像を記録することなく排出し、前記吹き出し状態変更手段が、前記シート収容手段内に積層されて該シート収容手段から送り出される前のシートの端面に吹き出す空気流の状態を変更し、所定時間空気流を吹き付けた後にシートの送り出しを再開するように、前記シート送出手段及び前記吹き出し状態変更手段を制御する制御手段とを有することを特徴とするシート供給装置。
  3. 請求項1又は請求項2に係るシート供給装置と、
    該シート供給装置から送出されたシート上に画像を記録する画像記録手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記シート送出手段によるシートの送出が停止されたときに、前記画像記録手段による画像記録を停止し、シートの送出を再開したときに、停止前の重送されたシートに記録する予定であった画像から順次画像の記録を行うように制御を行うものであることを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記重送センサが検知した重送の発生状態を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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