JP4133644B2 - オーディオ記録再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、楽曲を記録すると共に記録した楽曲を再生するオーディオ再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、オーディオ記録再生装置において、個人的利用目的において、CD−DA(Compact Disc Digital Audio)に記録された楽曲をHDD(ハードディスクドライブ)にオーディオファイルとして記録(ダビング/リッピング)し、その後は、オリジナルのCD−DAを必要とすることなく、HDDに記録した楽曲をオーディオ記録再生装置上で再生可能とするCDリッピング等と呼ばれる技術が知られている(たとえば、特表2003−507836号公報)。
【0003】
一方で、このようなダビングやリッピングのように、第1の記録媒体に記録された楽曲を読み出して第2の記録媒体に記録する技術としては、第1の記録媒体に記録された楽曲を再生しながら、その再生と同時に、再生中の楽曲を第2の記録媒体に記録すると共に、ある楽曲の再生中に停止を指示された場合に、再生中の楽曲の再生と、記録中の楽曲の第2の記録媒体の記録を停止し、それまでに第2の記録媒体に記録した、記録中であった楽曲の部分を消去する技術が知られている(たとえば、特開2002-63762号公報)。
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては以下のものがある。
【0004】
【特許文献1】
特表2003−507836号公報
【0005】
【特許文献2】
特開2002−63762号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
さて、たとえば、前述したようにCD−DAに記録された各楽曲をHDDにオーディオファイルとしてHDDに記録するときに、併せてCD−DAに記録された楽曲を再生する場合、CD−DAに記録された楽曲のHDDへの記録は、CD−DAに記録された楽曲の再生に比べ高速に行うことができる。したがって、ある楽曲の再生を行う場合には、その楽曲のオーディオファイルとしてのHDDへの記録は既に完了している場合が多い。
【0007】
そして、このように楽曲の記録と再生は非同時的に行われるために、楽曲の記録と再生が同時に行われることを前提とした、停止の指示に応じて、再生中の楽曲の再生と、記録中の楽曲の第2の記録媒体の記録を停止し、それまでに第2の記録媒体に記録した、記録中であった楽曲の部分を消去する技術を、CD−DAからHDDへの楽曲のリッピング/ダビングに適用することはできない。
【0008】
そして、このために、ユーザは、CD−DAに記録された楽曲のHDDへの記録と再生が完了した後に、ユーザが再生された楽曲を聴いた上で不要と判断した楽曲のオーディオファイルを個々にHDDから削除する煩雑な作業を行う必要があった。
【0009】
そこで、本発明は、第1の記録媒体に記録された楽曲の第2の記録媒体への記録と、第1の記録媒体に記録された楽曲の再生を、当該楽曲の記録を再生に先行する形態で行う場合に、ユーザが再生された楽曲を聴いた上で不要と判断した楽曲を、ユーザが、煩雑な操作を必要とすることなしに第2の記録媒体から削除することができるオーディオ記録再生装置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題達成のために、本発明は、たとえば、第1の記録媒体に記録された楽曲を読み出して、第2の記録媒体に記録し、第2の記録媒体に記録した楽曲を再生するオーディオ記録再生装置に、前記第1の記録媒体に記録された各楽曲を順次読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段が読み出した楽曲を順次再生する再生手段と、前記読み出し手段が読み出した楽曲を、当該楽曲の前記再生手段による再生とは非同期に、順次、オーディオファイルとして前記第2の記録媒体に記録する記録手段と、オーディオファイル削除手段とを備え、前記再生手段において、前記楽曲の再生中に、所定のユーザ操作があった場合に、再生中の楽曲の再生を中止し、再生中の楽曲の次の楽曲の再生を開始すると共に、再生を中止した楽曲を削除対象楽曲として、当該楽曲の識別情報を記憶し、前記オーディオファイル削除手段において、前記再生手段が記憶した識別情報が示す楽曲のオーディオファイルを、当該オーディオファイルの前記記録手段による第2の記録媒体への記録後に、前記第2の記録媒体から削除するようにしたものである。
【0011】
このようなオーディオ記録再生装置によれば、第1の記録媒体に格納されている楽曲の第2の記録媒体への記録と併せて、第1の記録媒体に格納されている楽曲の再生が行われるが、楽曲の再生中に所定のユーザ操作があった場合には、再生する楽曲を次の楽曲にスキップすると共に、再生中に所定のユーザ操作があった楽曲の識別情報を記憶しておき、その後に、記憶した識別情報が示す楽曲のオーディオファイルを第2の記録媒体から削除する。
【0012】
したがって、楽曲の記録と再生が非同時的に行われる場合であっても、ユーザは、再生される楽曲を聞きながら、当該楽曲を第2の記録媒体に記録したくない場合には、所定の操作を行うだけで、当該楽曲のオーディオファイルが第2の記録媒体に記録されないようにすることができる。
【0013】
ここで、このようなオーディオ記録再生装置は、前記再生手段において、前記楽曲の再生中に、前記所定のユーザ操作とは異なる予め定めたユーザ操作があった場合に、再生中の楽曲の再生を中止し、再生を中止した楽曲を削除対象楽曲として記憶せずに、または、再生中止後にユーザから楽曲の削除の指示を受け付けた場合を除いて再生を中止した楽曲を削除対象楽曲として記憶せずに、再生中の楽曲の次の楽曲の再生を開始するようにすることが好ましい。
【0014】
このようにすることにより、ユーザは、再生される楽曲を聞きながら、当該楽曲を第2の記録媒体に記録しないようにすることも、当該楽曲を第2の記録媒体に記録するようにしつつ、次の楽曲のチェックを行うために再生する楽曲を次の楽曲にスキップさせることもできるようになる。
【0015】
また、この場合には、前記所定のユーザ操作を、たとえば、前記楽曲の再生開始後所定期間内の再生スキップ操作とし、前記予め定めたユーザ操作を、前記楽曲の再生開始後所定期間経過後の再生スキップ操作とするようにしてもよい。ここで、ユーザが楽曲を短期間しか聴かずに再生をスキップした場合には、当該楽曲はユーザの嗜好に合わない楽曲であると推定することができるので、このようにすることにより、ユーザの操作性を向上することができる。
【0016】
また、前記課題達成のために、本発明は、第1の記録媒体に記録された楽曲を読み出して、第2の記録媒体に記録し、第2の記録媒体に記録した楽曲を再生するオーディオ記録再生装置に、前記第1の記録媒体に記録された各楽曲を順次読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段が読み出した楽曲を順次再生する再生手段と、前記読み出し手段が読み出した楽曲を、順次、オーディオファイルとして前記第2の記録媒体に記録する記録手段と、オーディオファイル管理手段とを備え、前記再生手段において、前記楽曲の再生中に、所定のユーザ操作があった場合に、再生中の楽曲の再生を中止して、再生中の楽曲の次の楽曲の再生を開始し、前記オーディオファイル管理手段において、前記再生手段が前記所定のユーザ操作に応じて再生を中止した楽曲の前記第2の記録媒体上のオーディオファイルが重要度の低いオーディオファイルであることを示す重要度情報を、前記第2の記録媒体に記録するようにしたものである。
【0017】
ここで、ユーザが楽曲の再生をスキップした場合には、当該楽曲はユーザにとって重要性が低い楽曲であると推定することができるので、このように各楽曲のオーディオファイルの重要度情報を記録することにより、その後の各種操作におけるユーザの重要度に応じたファイルの選択等を容易化することができる。
【0018】
すなわち、たとえば、このようなオーディオ記録再生装置に、前記第2の記録媒体に記録された重要度情報が、重要度の低いオーディオファイルであることを示すオーディオファイルを削除候補オーディオファイルとしてユーザに提示する削除候補抽出手段と、ユーザの削除指示操作に応じて、ユーザに提示した各オーディオファイル、または、ユーザに提示したオーディオファイルの内からユーザによって選択されたオーディオファイルを、前記第2の記録媒体から削除するオーディオファイル整理手段とを備えるようにすれば、ユーザの重要度の低いオーディオファイルの削除作業を容易化することができる。
【0019】
または、このようなオーディオ記録再生装置に、前記第2の記録媒体に記録された各オーディオファイルの情報を、前記重要度情報が重要度の低いオーディオファイルであることを示すオーディオファイルの情報がより後に提示される形態で、ユーザに提示するオーディオファイル情報提示手段と、前記オーディオファイル情報提示手段が提示したオーディオファイルの内から、ユーザによって選択されたオーディオファイルを登録したプレイリストを編集するプレイリスト編集手段と、前記プレイリストに登録された各オーディオファイルを順次再生するプレイリスト再生手段とを備えるようにすれば、重要なオーディオファイルすなわちユーザがプレイリストに加えることを希望するであろうオーディオファイルを、重要度の低いオーディオファイルよりも前にユーザに提示することができるので、ユーザのプレイリストの編集時の、オーディオファイルの選択作業を容易化することができる。
【0020】
なお、以上の各オーディオ記録再生装置において、前記第1の記録媒体は当該オーディオ記録再生装置に脱着可能に装着されるCD−DAであってよく、また、前記第2の記録媒体はハードディスクであってよい。また、この場合には、前記読み出し手段は、前記CD−DAに記録された各楽曲を順次読み出して保持するものであってよく、前記再生手段は、前記読み出し手段が保持している楽曲を順次再生するものであってよく、前記記録手段は、前記読み出し手段が保持している各楽曲を、当該楽曲の前記再生手段による再生とは非同期に、順次、所定の符号化アルゴリズムで符号化して、前記オーディオファイルとして前記ハードディスクに記録するものであることが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態に係るオーディオ記録再生装置の構成を示す。
図示するように、本実施形態に係るオーディオ記録再生装置は、オーディオ処理装置1、表示装置2、入力装置3、スピーカやオーディオアンプ装置などのオーディオ出力装置4、HDD5、CD−DA61用のドライブ装置であるCDドライブ6とを有している。
【0022】
そして、オーディオ処理装置1は、CPU11、メモリ12、表示装置2に接続する表示インタフェース13、オーディオ出力装置4に接続するオーディオ出力インタフェース14、HDD5に接続するHDDインタフェース15、CDドライブ6に接続するCDドライブインタフェース16、入力装置3に接続する入力インタフェース17と、以上の各部を接続するバス21とを備えている。ここで、表示インタフェース13、オーディオ出力インタフェース14、HDDインタフェース15、CDドライブインタフェース16、入力インタフェース17は、各々接続する装置と、オーディオ処理装置1との間との入出力を処理するものである。
【0023】
次に、CPU11のHDD5に予め記憶されたコンピュータプログラムの実行により、このようなオーディオ処理装置1上に実現される機能構成を図2に示す。
図示するように、オーディオ処理装置1は、機能的には、オペレーティングシステム201と、オペレーティングシステム201上のアプリケーションプロセスである記録再生処理部202とを有し、記録再生処理部202は、記録再生制御部2021、再生処理部2022、記録処理部2023を有する。
【0024】
このような構成において、HDD5には、前述したコンピュータプログラムの他、各CD−DA61の種類(アルバム)毎にアルバム名やアーティスト名や各楽曲のタイトルなどの情報をCD−DA61のTOC情報に対応づけて登録したCDDB211と、プレイリスト212と、オーディオファイル管理テーブル213と、オーディオファイル214が格納されている。
【0025】
また、CD−DA61には、TOC(Table Of Contents)情報と、各々が一つの楽曲の楽曲データであるオーディオトラックが記録されている。TOC情報は、CD−DAーに記録されているオーディオトラックの数や各オーディオトラックの長さ等を示しており、したがって、実質上、CD−DA61の種類(アルバム)毎に異なる値を持つ。そして、このため、このTOC情報は、CD−DA61の種類(アルバム)を識別するための識別情報として利用することができる。
【0026】
一方、HDD5上のCDDB211は、図3aに示すように、CD−DA61の種類(アルバム)毎のレコードを有し、各レコードには対応する種類のCD−DA61に記録されているべきTOC情報と、CD−DA61に収録されたアルバムや楽曲についての情報であるCD情報が登録されている。そして、CD情報には、対応する種類のCD−DA61にCDDB211の制作者が与えた識別番号と、対応する種類のCD−DA61に記録されている楽曲のアルバムのアルバム名や、対応する種類のCD−DA61に記録されている楽曲のアーティスト名や、対応する種類のCD−DA61に記録されている楽曲のアルバムの音楽としてのジャンルや、対応する種類のCD−DA61に記録されている各楽曲のトラック番号やタイトルなどの、その種類のCD−DA61に記録されている楽曲に関する情報が記述されている。
【0027】
次に、HDD5上の、オーディオファイル214は、楽曲のオーディオデータを格納したファイルであり、オーディオファイル214中にはファイル名等が記述されたファイル情報とオーディオデータと共に、楽曲のアーティスト名や楽曲名や楽曲のジャンルや楽曲の属するアルバム名などのデータを示す文字情報であるタグ情報が格納されている。なお、このようなタグ情報としては、MP3(MPEG 1 AUDIO LAYER-3)フォーマットのオーディオファイル214で利用されている、ID3タグ情報などが知られている。
【0028】
次に、オーディオファイル管理テーブル213は、HDD5上に記録された全てのオーディオファイル214を管理するテーブルであり、図3bに示すように、各オーディオファイル毎のエントリを有し、各エントリにはオーディオファイル214に与えた識別子である楽曲ID、オーディオファイル214のHDD5上のロケーションを示すオーディオファイルパス、オーディオファイル214の重要度を表す重要度フラグ、楽曲に対応するオーディオファイル214に格納されたオーディオデータのビットレート、オーディオファイル214の楽曲のタイトルやアルバム名やアーティスト名やジャンルなどの楽曲情報が記録されている。
【0029】
そして、図3cに示すように、HDD5に記録されるプレイリスト212は、オーディオファイル214のリストであり、プレイリスト212の名称であるプレイリスト名称が記述される。また、プレイリスト212には、当該プレイリスト212に登録された各オーディオファイル214の楽曲IDが、標準に再生順に登録される。
【0030】
さて、このような構成において、オペレーティングシステム201は、記録再生処理部202の、HDD5に格納されたプレイリスト212やオーディオファイル214やCDDB211や、CD−DA61に記録されたTOC情報やオーディオトラックに対するアクセスや、表示装置2や入力装置3やオーディオ出力装置4との間の入出力を制御する。
【0031】
以下、記録再生処理部202の動作について説明する。
記録再生処理部202の記録再生制御部2021は、起動されると、まず表示装置2に、図4aに示すコントロールウインドウを表示する。
図示するようにコントロールウインドウは、再生ボタン401と、スキップボタン402と、後方スキップボタン403と、CD取り込みボタン404、HDD5に記録されているプレイリスト212の一覧を示すプレイリストエリア405と、プレイリストエリア405で選択されたプレイリスト212に登録されているオーディオファイル214の情報を表示する楽曲エリア406とを有する。楽曲エリア406には、プレイリストエリア405上で、ユーザによって選択された、プレイリスト212に登録されている楽曲IDを持つオーディオファイル管理テーブル213のエントリに記述されている楽曲情報を、プレイリスト212に登録された楽曲IDの順に表示する。
【0032】
また、このコントロールウインドウの表示に関して、オーディオファイル管理テーブル213も、「ライブラリ」とのプレイリスト名称を持ち、HDD5に記録された全てのオーディオファイル214が登録されたプレイリストとして扱い、コントロールウインドウのプレイリストエリア405にプレイリスト名称を表示する。また、プレイリストエリア405でライブラリのプレイリスト212が選択された場合には、楽曲エリア406には、オーディオファイル管理テーブル213のエントリに記述されている楽曲情報を、エントリに記述されている重要度フラグが示す重要度の高い順に表示する。
【0033】
さて、このようなコントロールウインドウ上で、ライブラリ以外のプレイリスト212のいずれかが選択され、再生ボタン401が操作されたならば、記録再生制御部2021は、再生制御部を制御して、そのプレイリスト212に楽曲IDが登録されている順に、順次、その楽曲IDを持つオーディオファイル管理テーブル213のエントリに登録されているオーディオファイルパスが示すオーディオファイル214をHDD5から読み出してオーディオファイル214中のオーディオデータに必要なデコード処理を施して、オーディオ出力装置4に出力することにより再生する処理を行わせる。また、スキップボタン402が操作されたならば、再生するオーディオファイル214を、プレイリスト212に登録されている再生中のオーディオファイル214の楽曲IDの次の楽曲IDのオーディオファイル214に進める。また、後方スキップボタン403が2度連続操作されたならば、再生するオーディオファイル214を、プレイリスト212に登録されている再生中のオーディオファイル214の楽曲IDの前の楽曲IDに対応するオーディオファイル214に変更する。また、後方スキップボタン403が一度だけ操作されたならば、再生中のオーディオファイル214の再生を始めから開始する。ただし、オーディオファイル214の再生開始後数秒以内に、後方スキップボタン403が一度操作された場合には、再生するオーディオファイル214を、プレイリスト212に登録されている再生中のオーディオファイル214の楽曲IDの前の楽曲IDに対応するオーディオファイル214に変更するようにしてもよい。
【0034】
また、コントロールウインドウ上で、ライブラリのプレイリスト212が選択され、再生ボタン401が操作されたならば、記録再生制御部2021は、再生制御部を制御して、オーディオファイル管理テーブル213の各エントリに登録されているオーディオファイルパスが示すオーディオファイル214を当該エリアの楽曲情報を楽曲エリア406に表示した順に、順次HDD5から読み出して、オーディオファイル214中のオーディオデータに必要なデコード処理を施して、オーディオ出力装置出力することにより再生する処理を行わせる。また、スキップボタン402が操作されたならば、再生するオーディオファイル214を、楽曲エリア406において再生中の楽曲情報の次に楽曲情報を表示したオーディオファイル214に進める。また、後方スキップボタン403が2度連続操作されたならば、再生するオーディオファイル214を、楽曲エリア406において再生中の楽曲情報の前に楽曲情報を表示したオーディオファイル214に変更する。また、後方スキップボタン403が一度だけ操作されたならば、再生中のオーディオファイル214の再生を始めから開始する。ただし、オーディオファイル214の再生開始後数秒以内に、後方スキップボタン403が操作された場合には、再生するオーディオファイル214を、楽曲エリア406において再生中の楽曲情報の前に楽曲情報を表示したオーディオファイル214に変更するようにしてもよい。
【0035】
また、記録再生制御部2021は、再生ボタン401が操作されたならば、コントロールウインドウに再生ボタン401に代えて一時停止ボタンを表示し、一時停止ボタンの操作に応じて再生処理部2022に再生の一時停止を行わせる処理も行う。
次に、記録再生制御部2021は、ユーザから所定の新規プレイリスト作成要求操作があった場合、新たなプレイリスト212をHDD5に作成すると共に、ユーザからプレイリスト名称の指定を受け付け、受け付けたプレイリスト名称を作成したプレイリスト212に登録する。また、作成したプレイリスト212のプレイリスト名称を、コントロールウインドウのプレイリストエリア405に表示する。
【0036】
また、記録再生制御部2021は、コントロールウインドウを用いた、以下のプレイリスト作成処理も行う。
コントロールウインドウのプレイリストエリア405で、ライブラリのプレイリスト212が選択され、楽曲エリア406には、オーディオファイル管理テーブル213のエントリに記述されている楽曲情報が、エントリに記述されている重要度フラグが示す重要度の高い順に表示されている状態において、任意の楽曲情報の、プレイリストエリア405上の任意プレイリスト名称上へのドラッグアンドドロップ操作が行われたならば、オーディオファイル管理テーブル213を参照して、楽曲情報がドロップされたプレイリスト名称に対応するプレイリスト212に、ドロップされた楽曲情報に対応するオーディオファイル214の楽曲IDを追加する。
【0037】
ここで、前述のように、ライブラリの楽曲情報はオーディオファイル管理テーブル213に登録されている重要度フラグが示す重要度の高い順に提示されるので、以上のようなプレイリスト作成の作業において、ユーザは、重要度の高いオーディオファイル214ほど、より容易に他のプレイリスト212に登録するオーディオファイル214として選択することができる。
【0038】
さて、次に、コントロールウインドウのCD取り込みボタン404が操作されたならば、記録再生制御部2021は、CDドライバにCD−DA61が装着されていることを確認し、CD−DA61が装着されていれば、以下のCD取込処理をおこなう。
図5aに、このCD取込処理の手順を示す。
図示するように、この処理では、まず、メモリ12上にトラックリストを作成する(ステップ502)。
ここで、図4dに示すように、トラックリストは、トラック番号、バッファ内位置、楽曲ID、スキップフラグ、削除フラグのフィールドを持つエントリを有するテーブルである。
図5aに戻り、トラックリストを作成したならば、CD−DA61からTOC情報を読み込む(ステップ504)。そして、TOC情報から求まるCD−DA61に記録されている各トラックのトラック番号とトラック数nを求め、トラックリストにn個のエントリを作成し、各エントリにトラック番号を登録する。また、先に読み出したTOC情報にマッチするCDDB211のCD情報を読み出し、CD情報から求まる各トラックの楽曲のタイトルやアルバム名やアーティスト名やジャンルなどの楽曲情報をトラックリストに登録する(ステップ506)。
【0039】
そして、トラックバッファリング処理と、記録中再生処理を起動する(ステップ510、512)。
図5bに示すように、トラックバッファリング処理では、CD−DA61のトラックの各々について(ステップ552、558、560)、トラック番号順に、順次、トラックのオーディオデータをCD−DA61から読み出し、メモリ12の上に設けたバッファに格納し(ステップ554)、トラックのオーディオデータを格納したバッファ内の位置を、そのトラックに対応するトラックリストのエントリに登録する(ステップ556)処理を行い、全てのトラックについてバッファリングとトラックリストへの登録が完了したならば(ステップ558)、処理を終了する。
【0040】
さて、図5aに戻り、CD取込処理では、トラックバッファリング処理と記録中再生処理を起動したならば、n個のトラックの各々について(ステップ526、528)、トラック番号順に順次、以下の処理を行う。
すなわち、トラックバッファリング処理によりトラックのバッファリングが既に完了しているかどうかを、トラックリストの対応するトラックのエントリにバッファ内位置が登録されているかどうかより調べ(ステップ514)、バッファリングが既に完了していれば、記録処理部2023によって、トラックリストの対応するトラックのエントリに登録されているバッファ内よりオーディオデータを読み出して、MP3やAACなどの所定の符号化アリゴリズムに従って予め設定されたビットレートの符号化オーディオデータに符号化する(ステップ516)。また、先に求めたCD情報に基づいて(ステップ518)、符号化したオーディオデータのタグ情報を作成し、符号化オーディオデータと共にオーディオファイル214としてHDD5に記録する(ステップ520)。そして、オーディオファイル管理テーブル213に、記録したオーディオファイル214のエントリを作成し、新たに付与した楽曲IDと、記録したオーディオファイル214のオーディオファイルパスと、符号化に用いたビットレートや、先に読み出したCD情報から求まる当該オーディオファイル214の楽曲の楽曲情報を登録する。また、このエントリの重要度フラグを”高”に設定する(ステップ522)。
【0041】
そして、トラックリストの記録したオーディオファイル214に対応するトラックのエントリに、当該オーディオファイル214に与えた楽曲IDを登録する(ステップ524)。
そして、全てのトラックについて以上の処理が終了したならば処理を終了する。
次に、以上のCD取込処理のステップ512で起動された記録中再生処理について説明する。
図6aに、この記録中再生処理の手順を示す。
図示するように、起動された記録中再生処理は、まず、コントロールウインドウの表示を、図4bに示すように更新する(ステップ602)。
すなわち、プレイリストエリア405にCDとの文字列の選択状態を表す形態での表示を行うと共に、楽曲エリア406にトラックリストの各エントリに登録されている楽曲情報を、トラック番号の順に表示する。また、図4aのCD取り込みボタン404に代えて、再生中トラック記録キャンセルボタン408を表示する。また、再生ボタン401に代えて一時停止ボタン407を表示する。
【0042】
そして、次に、トラックリストに登録されたn個のトラックの各々を順次、トラック番号順に、再生対象トラックとして以下の処理を行う(ステップ604、620、626)。
すなわち、トラックバッファリング処理により再生対象トラックのバッファリングが既に完了しているかどうかを、トラックリストの再生対象トラックのエントリにバッファ内位置が登録されているかどうかより調べ(ステップ606)、バッファリングが既に完了していれば、再生処理部2022による、トラックリストの再生対象トラックのエントリに登録されているバッファ内のオーディオデータを読み出してオーディオ出力装置4に出力する再生処理を開始させる(ステップ608)。
【0043】
そして、オーディオデータの再生中に後方スキップボタン403による後方スキップ操作があったならば(ステップ610)、再生対象トラックが2番目以降のトラックでなければ(ステップ627)、再生処理部2022に、再生対象トラックのバッファ内のオーディオデータの再生処理を始めから行わせる(ステップ608)。一方、再生対象トラックが2番目以降のトラックである場合には、最初の後方スキップの後、所定期間(たとえば、0.5秒)内にもう一度後方スキップ操作があるかどうかを監視し(ステップ627)、もう一度後方スキップ操作があったならば、再生対象トラックを、再生対象トラックの一つ前のトラックに変更した(ステップ628)上で、再生処理部2022に、再生対象トラックのバッファ内のオーディオデータの再生処理を再度始めから開始させる(ステップ608)。一方、所定期間内に2度目の後方スキップ操作がなかった場合には、再生処理部2022に、再生対象トラックのバッファ内のオーディオデータの再生処理を始めから行わせる(ステップ608)。ただし、ステップ627では、再生対象トラックが2番目以降のトラックであって、最初の後方スキップ操作が行われた時点が、再生対象トラックの再生開始後数秒(たとえば4秒)以内である場合には、無条件にステップ628に進んで、再生対象トラックの一つ前のトラックに変更した上で、再生処理部2022に、再生対象トラックのバッファ内のオーディオデータの再生処理を再度始めから開始させる(ステップ608)ようにしてもよい。
なお、記録再生制御部2021は、コントロールウインドウの楽曲エリア406の、再生対象トラックの楽曲情報を選択状態を表す表示とする処理も行う。
【0044】
また、再生対象トラックの再生終了前に、一時停止ボタン407が操作されたならば(ステップ612)、再生処理部2022に、一時停止ボタン407に代えて再生ボタン401を表示すると共に、再生ボタン401による再生操作があるまで、再生対象トラックのバッファ内のオーディオデータの再生を一時的に停止させる(ステップ624)。
【0045】
また、再生対象トラックのバッファ内のオーディオデータの再生中に、スキップボタン402によるスキップ操作があったならば(ステップ614)、トラックリストの再生中のトラックのエントリのスキップフラグをオンに設定し(ステップ630)、図4cに示す問い合わせウインドウにより、再生中のトラックのオーディオファイル214の削除の要否を問い合わせる(ステップ632)。そして、問い合わせウインドウの記録しないボタン411によって削除することが選択されたならば(ステップ634)、トラックリストの再生対象トラックのエントリの削除フラグをオンに設定し(ステップ636)、問い合わせウインドウを閉じる。一方、記録するボタン412によって削除しないことが選択された場合には(ステップ634)、そのまま問い合わせウインドウを閉じる。
【0046】
また、再生対象トラックのバッファ内のオーディオデータの再生中に、再生中トラック記録キャンセルボタン408の操作によるトラック記録キャンセル操作があったならば(ステップ616)、トラックリストの再生対象トラックのエントリの削除フラグをオンに設定する(ステップ636)。
【0047】
そして、再生対象トラックの再生が終了したか(ステップ618)、スキップボタン402の操作に応じて前記ステップ630、632、634、636の処理部分を完了したか、再生中トラック記録キャンセル操作ボタンの操作に応じて前記ステップ636の処理を完了したならば、再生対象トラックがトラックリストの最後のトラックであるかどうかを調べ(ステップ620)、最後のトラックでなければ、再生対象トラックを、再生対象トラックの次のトラックに変更し(ステップ626)、変更後の再生対象トラックについて以上のステップ606からの処理を行う。
【0048】
一方、再生対象トラックが最後のトラックであれば(ステップ620)、オーディオファイル整理処理を起動して(ステップ622)、処理を終了する。
さて、このステップ622で起動されたオーディオファイル整理処理では、図6bに示すように、まず、トラックリストの削除フラグがオンに設定されている全てのエントリの楽曲IDを取得し(ステップ652)、オーディオファイル管理テーブル213より、取得した楽曲IDを持つオーディオファイル214のオーディオファイルパスを抽出し(ステップ654)、抽出したオーディオファイルバスを持つオーディオファイル214をHDD5より削除する(ステップ656)。そして、オーディオファイル管理テーブル213より削除したオーディオファイル214のエントリを消去する(ステップ658)。
【0049】
そして、次に、トラックリストの削除フラグがオンに設定されておらず、スキップフラグがオンに設定されている全てのエントリの楽曲IDを取得し(ステップ660)、取得した楽曲IDを持つオーディオファイル管理テーブル213のエントリの重要度フラグを”低”に設定する(ステップ662)。
【0050】
そして、トラックリストを削除し(ステップ664)、処理を終了する。
以上、CD取込処理について説明した。
このようなCD取込処理によれば、CD−DA61に記録されている各トラックのオーディオデータのHDD5へのオーディオファイル214としての記録と、再生は、たとえば、図7aに示すように行われる。
すなわち、CD−DA61に#1から#4のトラックが記録されている場合には、a1のように、各トラックのオーディオデータのメモリ12上のバッファへのバッファリングが逐次的に行われ、#1のトラックのオーディオデータのバッファリングが完了しだい、a2に示すように、バッファ内の#1から#4のトラックのオーディオデータの符号化とHDD5への記録が逐次的に行われる。また、a3に示すように、#1のトラックのオーディオデータのバッファリングが完了しだい、バッファ内の#1から#4のトラックのオーディオデータの再生が順次行われるが、もし、#2のトラックのオーディオデータの再生中にトラック記録キャンセル操作、または、スキップ操作及び問い合わせウインドウの記録しないボタン411の操作701が成された場合には、即座に#2のトラックのオーディオデータの再生を停止し、次の#3のトラックのオーディオデータからの再生に進む。そして、a4に示すように、最後のトラック#4のオーディオデータの再生が完了した後に、再生中に、トラック記録キャンセル操作、または、スキップ操作及び問い合わせウインドウの記録しないボタン411の操作701が成された#2のトラックのオーディオデータを符号化してHDD5に記録したオーディオファイル214の削除が行われる。
【0051】
ところで、以上のCD取込処理では、記録中再生処理において、スキップ操作が成された場合に、問い合わせウインドウを表示し、表示した問い合わせウインドウの記録しないボタン411の操作があった場合に、トラックリストの再生中のトラックの削除フラグをオンに設定するようにしたが、これは、コントロールウインドウの再生中トラック記録キャンセルボタンを廃し、スキップ操作が成された場合には、無条件にトラックリストの再生中のトラックの削除フラグをオンに設定するようにしてもよい。
【0052】
または、再生中トラック記録キャンセルボタンを廃することなく、以上のCD取込処理において、スキップ操作が成された場合には、問い合わせウインドウの表示やトラックリストの再生中のトラックの削除フラグのオンへの設定は行わずに、再生の次楽曲へのスキップのみを行うようにしてもよい。
【0053】
または、トラックのオーディオデータの再生開始後の所定期間(たとえば、5秒)以内にスキップ操作が成された場合に、無条件にトラックリストの再生中のトラックの削除フラグをオンに設定するようにしてもよい。すなわち、この場合にはステップ630と632の間に、トラックのオーディオデータの再生開始後の経過時間が所定期間か否かを判定する判定ステップを新たに設け、所定期間以内であれば、ステップ636に進むようにすればよい。また、この場合には、新たなに設けた判定ステップで所定期間外と判定した場合に、ステップ632に進んで、問い合わせウインドウを表示し、表示した問い合わせウインドウの記録しないボタン411の操作があった場合に、トラックリストの再生中のトラックの削除フラグをオンに設定するようにしてもよいし、または、新たなに設けた判定ステップで所定期間外と判定した場合に、ステップ620に進むことにより、トラックリストの再生中のトラックの削除フラグのオンの設定は行わないようにしてもよい。ここで、ユーザが楽曲を短期間しか聴かずに再生をスキップした場合には、当該楽曲はユーザの嗜好に合わない楽曲であると推定することができるので、このように再生開始後の所定期間以内にスキップ操作が成された場合には、自動的に削除フラグを設定して、その楽曲のオーディオファイル214の削除が行われるようにすることにより、ユーザの操作性を向上することができる。
【0054】
また、以上のCD取込処理では、記録中再生処理において、トラックのオーディオデータの再生開始後の所定期間(たとえば、5秒)以内にスキップ操作が成された場合にのみ、問い合わせウインドウを表示し、表示した問い合わせウインドウの記録しないボタン411の操作があった場合に、トラックリストの再生中のトラックの削除フラグをオンに設定するようにし、他の期間にスキップ操作があった場合には、トラックリストの再生中のトラックの削除フラグのオンの設定は行わないようにしてもよい。
【0055】
さて、本オーディオ記録再生装置の記録再生制御部2021は、以上の各処理の他、HDD5の残記録容量を監視し、残記録容量が所定容量より小さくなったならば、オーディオファイル管理テーブル213に登録されている重要度フラグが示す重要度の低い順にオーディオファイル214を、削除候補のオーディオファイル214としてユーザに提示し、提示したオーディオファイルの全て、または、提示したオーディオファイルの内からユーザから指定されたオーディオファイル214をHDD5より削除し、削除したオーディオファイル214のエントリをオーディオファイル管理テーブル213やプレイリスト212より消去する処理も行う。
【0056】
以上、本発明の実施形態について説明した。
ところで、以上の実施形態は、CD−DA61の最初のトラックのバッファリングが完了してからバッファ内のオーディオデータの記録や再生を開始するようにしたが、これは、図7bに示すように、CD−DA61の最初のトラックのバッファリングを開始しだい、バッファ内のオーディオデータの記録や再生を開始するようにしてもよい。
【0057】
また、図7b2、b3の#1のトラックのように、あるトラックのオーディオデータの再生中にトラック記録キャンセル操作、または、スキップ操作及び問い合わせウインドウの記録しないボタン411の操作711が行われた場合に、そのトラックのオーディオデータの記録が完了していない場合には、そのトラックのオーディオデータの記録動作を、その時点で終了させるようにしてもよい。なお、記録動作が途中で中止されたトラックについては、オーディオファイル214はHDD5上に始めから記録されないことになる。
【0058】
また、以上の実施形態では、あるトラックのオーディオデータの再生中にトラック記録キャンセル操作、または、スキップ操作及び問い合わせウインドウの記録しないボタン411の操作が行われた場合に、全てのトラックのバッファ内のオーディオデータの再生処理が終了した後に、そのトラックに対応するオーディオファイル214を削除するようにしたが、図7b3、b4の#3のトラックのように、トラック記録キャンセル操作、または、スキップ操作及び問い合わせウインドウの記録しないボタン411の操作712が行われた後に、全てのトラックのバッファ内のオーディオデータの再生処理を待つことなく、そのトラックに対応するオーディオファイル214の削除を行うようにしてもよい。
【0059】
なお、以上では、CD−DA61から各トラックのオーディオデータを読み出して、オーディオファイル214としてHDD5に記録する場合について説明したが、本実施形態は、任意の記録媒体から楽曲を読み出して、他の任意の記録媒体に楽曲を記録する場合に同様に適用可能である。
【0060】
以上のように、本実施形態によれば、CD−DA61の楽曲のHDD5への記録が再生に先行して行うオーディオ記録再生装置において、ユーザは、再生される楽曲を聞きながら、所定の操作(トラック記録キャンセル操作やスキップ操作や問い合わせウインドウでの削除確認操作)を行うだけで、当該楽曲のオーディオファイル214がHDD5に記録されないようにすることができる。また、ユーザは、再生される楽曲を聞きながら、再生する楽曲を次の楽曲にスキップしつつ再生中の当該楽曲をHDD5に記録しないようにすることも、当該楽曲をHDD5に記録するようにしつつ、次の楽曲のチェックを行うために再生する楽曲を次の楽曲にスキップさせることもできるようになる。
【0061】
また、本実施形態によれば、ユーザが楽曲の再生をスキップした場合には、当該楽曲はユーザにとって重要性が低い楽曲であると推定して、重要度フラグを設定すると共に、その後に、重要度フラグが示す重要度に応じてオーディオファイル214を選定したり提示したりすることにより、HDD5の不要ファイルの整理のために削除するオーディオファイル214を選定する操作やプレイリスト212へ登録するオーディオファイル214を選択する操作などのユーザの各種操作を容易化することができる。
【0062】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、第1の記録媒体に記録された楽曲の第2の記録媒体への記録と、第1の記録媒体に記録された楽曲の再生を、当該楽曲の記録を再生に先行する形態で行う場合に、ユーザが再生された楽曲を聴いた上で不要と判断した楽曲を、ユーザが、煩雑な操作を必要とすることなしに第2の記録媒体から削除することができるオーディオ記録再生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るオーディオ記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係るオーディオ処理装置の機能構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態において用いるCDDB、オーディオファイル管理テーブル、プレイリスト、トラックリストの内容を示す図である。
【図4】本発明の実施形態で用いるウインドウを示す図である。
【図5】本発明の実施形態に係るCD取込処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態に係るCD取込処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施形態に係るオーディオ記録再生装置の動作シーケンス例を示す図である。
【符号の説明】
1…オーディオ処理装置、2…表示装置、3…入力装置、4…オーディオ出力装置、5…HDD、6…CDドライブ、11…CPU、12…メモリ、13…表示インタフェース、14…オーディオ出力インタフェース、15…HDDインタフェース、16…CDドライブインタフェース、17…入力インタフェース、21…バス、61…CD−DA、201…オペレーティングシステム、202…記録再生処理部、211…CDDB、212…プレイリスト、213…オーディオファイル管理テーブル、214…オーディオファイル、2021…記録再生制御部、2022…再生処理部、2023…記録処理部。
Claims (10)
- 第1の記録媒体に記録された楽曲を読み出して、第2の記録媒体に記録し、第2の記録媒体に記録した楽曲を再生するオーディオ記録再生装置であって、
前記第1の記録媒体に記録された各楽曲を順次読み出す読み出し手段と、
前記読み出し手段が読み出した楽曲を順次再生する再生手段と、
前記読み出し手段が読み出した楽曲を、当該楽曲の前記再生手段による再生とは非同期に、順次、オーディオファイルとして前記第2の記録媒体に記録する記録手段と、
オーディオファイル削除手段とを有し、
前記再生手段は、前記楽曲の再生中に、所定のユーザ操作があった場合に、再生中の楽曲の再生を中止し、再生中の楽曲の次の楽曲の再生を開始すると共に、再生を中止した楽曲を削除対象楽曲として、当該楽曲の識別情報を記憶し、
前記オーディオファイル削除手段は、前記再生手段が記憶した識別情報が示す楽曲のオーディオファイルを、当該オーディオファイルの前記記録手段による第2の記録媒体への記録後に、前記第2の記録媒体から削除することを特徴とするオーディオ記録再生装置。 - 請求項1記載のオーディオ記録再生装置であって、
前記再生手段は、前記楽曲の再生中に、前記所定のユーザ操作とは異なる予め定めたユーザ操作があった場合に、再生中の楽曲の再生を中止し、再生を中止した楽曲を削除対象楽曲とせずに、または、再生中止後にユーザから楽曲の削除の指示を受け付けた場合を除いて再生を中止した楽曲を削除対象楽曲とせずに、再生中の楽曲の次の楽曲の再生を開始することを特徴とするオーディオ記録再生装置。 - 請求項2記載のオーディオ記録再生装置であって、
前記所定のユーザ操作は、前記楽曲の再生開始後所定期間内の再生スキップ操作であって、前記予め定めたユーザ操作は、前記楽曲の再生開始後所定期間経過後の再生スキップ操作であることを特徴とするオーディオ記録再生装置。 - 請求項1、2または3記載のオーディオ記録再生装置であって、
前記第1の記録媒体は当該オーディオ記録再生装置に脱着可能に装着されるCDDAであって、前記第2の記録媒体はハードディスクであって、前記読み出し手段は、前記CDDAに記録された各楽曲を順次読み出して保持し、前記再生手段は、前記読み出し手段が保持している楽曲を順次再生し、前記記録手段は、前記読み出し手段が保持している各楽曲を、当該楽曲の前記再生手段による再生とは非同期に、順次、所定の符号化アルゴリズムで符号化して、前記オーディオファイルとして前記ハードディスクに記録することを特徴とするオーディオ記録再生装置。 - 第1の記録媒体に記録された楽曲を読み出して、第2の記録媒体に記録し、第2の記録媒体に記録した楽曲を再生するオーディオ記録再生装置において、第1の記録媒体に記録された楽曲を読み出して第2の記録媒体への記録を制御する楽曲記録制御方法であって、
前記第1の記録媒体に記録された各楽曲を順次読み出すステップと、
前記第1の記録媒体から読み出された最初の楽曲を再生対象楽曲として再生を開始するステップと、
楽曲の再生が終了した場合に、再生を終了した楽曲の次の楽曲を再生対象楽曲として、その再生を開始し、楽曲の再生の終了前の楽曲の再生中に、所定のユーザ操作があった場合に、再生中の楽曲の再生を中止し、再生中の楽曲の次の楽曲を再生対象楽曲として、その再生を開始すると共に、再生を中止した楽曲を削除対象楽曲として、当該楽曲の識別情報を記憶するステップと、
前記第1の記録媒体から読み出された楽曲を、当該楽曲の再生とは非同期に、順次、オーディオファイルとして前記第2の記録媒体に記録するステップと、
記憶されている識別情報が示す楽曲のオーディオファイルを、当該オーディオファイルの第2の記録媒体への記録後に、前記第2の記録媒体から削除するステップとを有することを特徴とする楽曲記録制御方法。 - 請求項5記載の楽曲記録制御方法であって、
前記楽曲の再生中に、前記所定のユーザ操作とは異なる予め定めたユーザ操作があった場合に、再生中の楽曲の再生を中止し、再生を中止した楽曲を削除対象楽曲とせずに、または、再生中止後にユーザから楽曲の削除の指示を受け付けた場合を除いて再生を中止した楽曲を削除対象楽曲とせずに、再生中の楽曲の次の楽曲の再生を開始するステップを有することを特徴とする楽曲記録制御方法。 - 請求項6記載の楽曲記録制御方法であって、
前記所定のユーザ操作は、前記楽曲の再生開始後所定期間内の再生スキップ操作であって、前記予め定めたユーザ操作は、前記楽曲の再生開始後所定期間経過後の再生スキップ操作であることを特徴とする楽曲記録制御方法。 - コンピュータによって読み取られ実行されるコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータに、
複数の楽曲が記録された第1の記録媒体に記録された各楽曲を順次読み出すステップと、
前記第1の記録媒体から読み出された最初の楽曲を再生対象楽曲として再生を開始するステップと、
楽曲の再生が終了した場合に、再生を終了した楽曲の次の楽曲を再生対象楽曲として、その再生を開始し、楽曲の再生の終了前の楽曲の再生中に、所定のユーザ操作があった場合に、再生中の楽曲の再生を中止し、再生中の楽曲の次の楽曲を再生対象楽曲として、その再生を開始すると共に、再生を中止した楽曲を削除対象楽曲として、当該楽曲の識別情報を記憶するステップと、
前記第1の記録媒体から読み出された楽曲を、当該楽曲の再生とは非同期に、順次、オーディオファイルとして前記第2の記録媒体に記録するステップと、
記憶されている識別情報が示す楽曲のオーディオファイルを、当該オーディオファイルの第2の記録媒体への記録後に、前記第2の記録媒体から削除するステップとを実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - 請求項8記載のコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記楽曲の再生中に、前記所定のユーザ操作とは異なる予め定めたユーザ操作があった場合に、再生中の楽曲の再生を中止し、再生を中止した楽曲を削除対象楽曲とせずに、または、再生中止後にユーザから楽曲の削除の指示を受け付けた場合を除いて再生を中止した楽曲を削除対象楽曲とせずに、再生中の楽曲の次の楽曲の再生を開始するステップを実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - 請求項9記載のコンピュータプログラムであって、
前記所定のユーザ操作は、前記楽曲の再生開始後所定期間内の再生スキップ操作であって、前記予め定めたユーザ操作は、前記楽曲の再生開始後所定期間経過後の再生スキップ操作であることを特徴とするコンピュータプログラム。
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