JP4133007B2

JP4133007B2 - Coating method of antifouling sheath for insertion part of endoscope

Info

Publication number: JP4133007B2
Application number: JP2002173894A
Authority: JP
Inventors: 和之山本
Original assignee: Hoya Corp
Current assignee: Hoya Corp
Priority date: 2002-06-14
Filing date: 2002-06-14
Publication date: 2008-08-13
Anticipated expiration: 2022-06-14
Also published as: JP2004016393A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、内視鏡使用時に挿入部を外部環境から絶縁するための内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
内視鏡を介して患者から患者への感染が起きないようにするためには、内視鏡使用時に挿入部に柔軟な材料からなる汚染防止シースを被覆する必要がある。
【０００３】
そこで、例えば図２６に示されるように、内視鏡の挿入部１１に被覆する前に汚染防止シース１の口元部分をロール状に丸め込んでおき、そのロール状部分１ｒを転がすようにして挿入部１１に被覆するものがある。
【０００４】
しかし、汚染防止シース１の口元部分をそのようにロール状に丸め込むことができるのは、内視鏡の挿入部１１が非常に短い場合にのみ可能であり、直径が１ｃｍ程度で長さが１〜２ｍに達する一般的な内視鏡の挿入部１１への適用は難しい。
【０００５】
そこで従来は、汚染防止シース１内に高圧空気を送り込んで、汚染防止シース１を膨らませた状態にして挿入部１１に被覆するようにしていた。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、挿入部１１への被覆作業時に高圧空気を送り込んで汚染防止シース１を膨らませるようにすると、そのための設備が必要となって取り扱いが面倒になるだけでなく、空気圧によって汚染防止シース１が破裂してしまったり、取り外し時に汚染防止シース１にピンホール等が発生している場合には、汚染された状態の汚染防止シース１を挿入部１１から取り外せなくなってしまう等の問題が生じていた。
【０００７】
そこで本発明は、内視鏡の挿入部への被覆作業を簡便な構造で容易に行うことができる内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法は、内視鏡使用時に内視鏡の挿入部を外部環境から絶縁するために、挿入部に被脱自在な柔軟な材料からなる汚染防止シースを挿入部に被覆するようにした内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法において、汚染防止シースの径を挿入部に緩く被さる寸法に設定して、汚染防止シースを挿入部に被覆した状態で、挿入部の外周面に汚染防止シースを密着させるための弾力性のある材料からなる密着治具の孔に汚染防止シースを先端側から通すことにより、その孔の内側位置において汚染防止シースが挿入部の外周面に圧接され、密着治具を汚染防止シースの後端部付近まで移動させて汚染防止シースと挿入部との間の隙間にあった空気を後方に排出させてから、汚染防止シースと挿入部との間の隙間を後端部付近において封止するようにしたものである。
【０００９】
なお、汚染防止シースと挿入部との間の隙間にあった空気を排出させるための排気孔が汚染防止シースの後端部付近に設けられていてもよく、その場合に、排気孔に対して着脱自在な栓体が設けられていてもよい。
【００１０】
また、密着治具がＯリング状の部材であり、挿入部に被覆された汚染防止シースの後端部付近を緊縛して封止する封止具としてそのまま用いられるようにしてもよい。
【００１１】
また、密着治具が、孔のあいた板状、筒状又はテーパ筒状に形成されていてもよく、密着治具に形成された孔が、複数のスリットを中央で交差させたものであっても差し支えない。
【００１２】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図２は、内視鏡を示しており、可撓管状の挿入部１１の基端に操作部１２が連結されている。挿入部１１の長さは、例えば１〜２ｍ程度である。
【００１３】
挿入部１１内には、後述するチャンネルチューブ４を案内挿通するためのガイドチャンネル１３が全長にわたって挿通配置されていて、その先端開口１３ａは挿入部１１の先端面に配置され、基端開口１３ｂは操作部１２の下部から斜め上方に向けて突出配置されている。
【００１４】
挿入部１１と操作部１２との連結部付近には、後述する汚染防止シース１の係合口金３に形成された係合突部３ａが係脱自在な係合溝１４が形成されている。ただし、係合溝１４は必ずしも溝状でなくても差し支えない。
【００１５】
図３は、内視鏡使用時に挿入部１１を外部環境から絶縁するために、挿入部１１に被脱自在な汚染防止シース１を示しており、柔軟で弾力性のある例えば薄いシリコンゴム等によって円筒状に形成されている。
【００１６】
この汚染防止シース１の内径寸法は、内視鏡の挿入部１１の外径寸法に対して幾分余裕のある寸法（例えば０．５〜２ｍｍ程度大きな寸法）に形成されていて、その先端は透明な部材からなる先端キャップ２によって封止されている。
【００１７】
汚染防止シース１の基端に取り付けられた短筒状の係合口金３には、図４に示されるように、前述の係合溝１４に対して係脱自在な係合突部３ａが内方に向けて突出して形成されており、後述する図１に示されるように、係合突部３ａを係合溝１４に係合させることにより、係合口金３を挿入部１１の基端付近に気密状態に係止することができる。
【００１８】
図４に示される３ｂは、汚染防止シース１内の空気を排出させるために口金状に突設された排気孔であり、それに対して着脱自在な栓体３ｃが設けられている。３ｄは、後述するＯリング状の密着治具１０を係合させるための密着治具係合部である。
【００１９】
図３に戻って、汚染防止シース１内には軸線方向に沿って例えば複数の通路が並列に形成されたマルチルーメンチューブからなるチャンネルチューブ４が全長にわたって挿通配置されている。チャンネルチューブ４の先端は先端キャップ２に固着されてその外面に開口しており、基端寄りの部分４ａは係合口金３側から外方に延出している。
【００２０】
このチャンネルチューブ４は内視鏡のガイドチャンネル１３内に挿脱自在であり、ガイドチャンネル１３内を貫通する状態に挿通させてさらに基端寄りの部分４ａをガイドチャンネル１３の基端開口１３ｂから引き出すことができるように、ガイドチャンネル１３に比べて十分に長く形成されている。
【００２１】
このように構成された汚染防止シース１を挿入部１１に被覆する際には、図５に示されるように、まず汚染防止シース１を軸線方向に押し潰して蛇腹状に折り畳んだ状態にする。
【００２２】
そして、チャンネルチューブ４を基端側からガイドチャンネル１３の先端開口１３ａ内に差し込み、図６に示されるように、チャンネルチューブ４の基端寄りの部分４ａをガイドチャンネル１３の基端開口１３ｂ側から引き出す。５０は、内視鏡用ハンガーである。
【００２３】
次いで、図７に示されるように、係合口金３を把持して挿入部１１に沿って操作部１２寄りの方向に引き上げる。それによって、汚染防止シース１の折り畳み部１ａが基端側から引き伸ばされて、汚染防止シース１が円筒状に戻されながら挿入部１１に被覆されていく。汚染防止シース１の内径寸法が挿入部１１の外径寸法より大きいので、この作業は引っ掛かり等が生じることなくスムーズに行われる。
【００２４】
図８に示されるように、係合口金３が挿入部１１の基端近傍まで引き上げられたら、ガイドチャンネル１３の基端開口１３ｂから延出しているチャンネルチューブ４の基端寄りの部分４ａを引っ張る。それによって、先端キャップ２が挿入部１１の先端に近づく方向に引き寄せられる。
【００２５】
そして、先端キャップ２を挿入部１１の先端部分に当接させた状態で、係合口金３を係合溝１４に係止することにより、汚染防止シース１が挿入部１１を被覆する状態に固定される。
【００２６】
そこで、図９及び図１に順に示されるように、挿入部１１に被嵌された汚染防止シース１を外側から締め付けるように、弾力性のあるゴム材料等によってＯリング状に形成された密着治具１０を、汚染防止シース１の先端側から後方へ転がすように移動させていく（言い換えれば、密着治具１０の孔に汚染防止シース１を先端側から通していく）。
【００２７】
Ｏリング状の密着治具１０の内径（孔）の寸法が挿入部１１の外径寸法より小さく形成されているので、密着治具１０の内側位置において汚染防止シース１が挿入部１１の外周面に圧接され、汚染防止シース１と挿入部１１との間の隙間の空気が後方に追い出されて排気孔３ｂから外へ排出される。
【００２８】
そして、図１０に示されるように、密着治具１０を汚染防止シース１の後端付近まで移動させたら、密着治具１０を密着治具係合部３ｄに係合させてそこに保持する。ただし、その前に排気孔３ｂを栓体３ｃで塞ぐ。
【００２９】
このようにすることによって、汚染防止シース１と挿入部１１との間の隙間が密封された状態になり、汚染防止シース１が挿入部１１の外表面に密着した状態が維持されて、汚染防止シース１が全くだぶつかずに使い易い状態になる。
【００３０】
そして最後に、図１１に示されるように、チャンネルチューブ４の基端を、図示されていない送気送水チューブや吸引チューブ等と分岐接続部材２１，２２等を介して接続し、操作部１２を操作部カバー５で被覆することにより内視鏡が使用状態になる。
【００３１】
内視鏡使用後には、それと逆の手順で、図１２に示されるように、操作部カバー５や分岐接続部材２１，２２等を取り外すと共に、係合口金３と係合溝１４との係合を解除し、図１３に示されるように排気孔３ｂから栓体３ｃを取り外して汚染防止シース１内に外気を導入する。
【００３２】
そのようにしてから、図１４に示されるように、先端キャップ２を摘んで前方に引っ張ることによって、汚染防止シース１がチャンネルチューブ４と共に挿入部１１から引き離されて挿入部１１から分離することができる。
【００３３】
図１５は、本発明の第２の実施例を示しており、第１の実施例に対して、一端が係合口金３に固着された一対のガイド紐９を付加し、そのガイド紐９を汚染防止シース１の外面に沿って先端側まで配置したものである。
【００３４】
そのような一対のガイド紐９を、Ｏリング状の密着治具１０の内側に通して後方に引き戻すことによって、図１６に示されるように、密着治具１０に直接手を触れることなく、密着治具１０を挿入部１１の後端まで移動させることができる。なお、ガイド紐９は帯状等に形成されていても差し支えない。
【００３５】
図１７は、本発明の第３の実施例を示しており、挿入部１１の後端近傍の外周面に、密着治具１０を係合させるための環状突起１５を形成したものである。このようにすると、図１８に示されるように、密着治具１０を、挿入部１１に被覆された汚染防止シース１の後端部付近を緊縛して封止する封止具として兼用することができ、排気孔３ｂは不要となる。
【００３６】
図１９は、本発明の第４の実施例を示しており、係合口金３に連続して形成された弾力性部材からなる筒状部３ｅに、第２の実施例と同様の環状突起１５を形成したものである。このように構成しても、第３の実施例と同様の作用効果がある。
【００３７】
なお、本発明において用いられる密着治具１０はＯリング状でなければならないわけではなく、例えば図２０に示されるように、弾力性のある材料からなる板状の部材であっても差し支えない。
【００３８】
その場合に、挿入部１１を締め付けるための孔は図２１に示されるように円形の孔１０ａでもよいが、図２２に示されるように、複数のスリットを中央で交差させた孔１０ｂ等であっても差し支えない。また、図２３に示されるように、密着治具１０に把手１０ｃを取り付けてもよい。
【００３９】
また、図２４及び図２５に示されるように、密着治具１０を弾力性のある材料によって筒状又はテーパ筒状等の各種の形状に形成しても差し支えない。
【００４０】
【発明の効果】
本発明によれば、汚染防止シースの径を挿入部に緩く被さる寸法に設定して、汚染防止シースを挿入部に被覆した状態で、弾力性のある材料からなる密着治具の孔に汚染防止シースを先端側から通すことにより、その孔の内側位置において汚染防止シースが挿入部の外周面に圧接され、密着治具を汚染防止シースの後端部付近まで移動させて汚染防止シースと挿入部との間の隙間にあった空気を後方に排出させるようにしたことにより、汚染防止シースを簡便な治具で容易に挿入部に密着被覆させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法の第１の実施例の被覆作業の側面断面図である。
【図２】本発明の内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法の第１の実施例に用いられる内視鏡の外観斜視図である。
【図３】本発明の内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法の第１の実施例に用いられる汚染防止シースの外観斜視図である。
【図４】本発明の内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法の第１の実施例に用いられる汚染防止シースの後端部分の側面断面図である。
【図５】本発明の内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法の第１の実施例の被覆作業の側面断面図である。
【図６】本発明の内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法の第１の実施例の被覆作業の外観斜視図である。
【図７】本発明の内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法の第１の実施例の被覆作業の側面断面図である。
【図８】本発明の内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法の第１の実施例の被覆作業の一部を透視した斜視図である。
【図９】本発明の内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法の第１の実施例の被覆作業の側面断面図である。
【図１０】本発明の内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法の第１の実施例の被覆作業の側面断面図である。
【図１１】本発明の内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法の第１の実施例の汚染防止シース被覆後の作業の一部を透視した斜視図である。
【図１２】本発明の内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法の第１の実施例の汚染防止シース取り外し作業の一部を透視した斜視図である。
【図１３】本発明の内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法の第１の実施例の汚染防止シース取り外し作業の側面断面図である。
【図１４】本発明の内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法の第１の実施例の汚染防止シース取り外し作業の一部を透視した斜視図である。
【図１５】本発明の内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法の第２の実施例の被覆作業の側面断面図である。
【図１６】本発明の内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法の第２の実施例の被覆作業の側面断面図である。
【図１７】本発明の内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法の第３の実施例に用いられる内視鏡の挿入部の基端付近の側面図である。
【図１８】本発明の内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法の第３の実施例の被覆状態の側面断面図である。
【図１９】本発明の内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法の第４の実施例の汚染防止シースの係合口金の側面断面図である。
【図２０】本発明の内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法の第５の実施例の被覆作業の斜視図である。
【図２１】本発明の内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法の第５の実施例に用いられる密着治具の斜視図である。
【図２２】本発明の内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法の第５の実施例に用いられる密着治具の変形例の斜視図である。
【図２３】本発明の内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法の第５の実施例に用いられる密着治具の第２の変形例の斜視図である。
【図２４】本発明の内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法の第６の実施例の被覆作業の斜視図である。
【図２５】本発明の内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法の第７の実施例の被覆作業の斜視図である。
【図２６】従来の内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法の被覆作業の斜視図である。
【符号の説明】
１汚染防止シース
２先端キャップ
３係合口金
３ａ係合突起
３ｂ排気孔
３ｃ栓体
３ｄ密着治具係合部
１０密着治具
１０ａ孔
１０ｂ孔
１１挿入部
１２操作部
１４係合溝
１５環状突起[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for coating a contamination-preventing sheath on an insertion portion of an endoscope for insulating the insertion portion from an external environment when the endoscope is used.
[0002]
[Prior art]
In order to prevent infection from patient to patient via the endoscope, it is necessary to cover the insertion portion with a contamination-preventing sheath made of a flexible material when the endoscope is used.
[0003]
Therefore, for example, as shown in FIG. 26, before covering the insertion portion 11 of the endoscope, the mouth portion of the contamination-preventing sheath 1 is rolled into a roll shape, and the roll-shaped portion 1r is rolled to insert the insertion portion. 11 has a coating.
[0004]
However, the mouth portion of the contamination-preventing sheath 1 can be rounded like that in a roll shape only when the insertion portion 11 of the endoscope is very short. The diameter is about 1 cm and the length is 1 Application to the insertion portion 11 of a general endoscope reaching ˜2 m is difficult.
[0005]
Therefore, conventionally, high-pressure air is sent into the pollution prevention sheath 1 so that the pollution prevention sheath 1 is inflated to cover the insertion portion 11.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, if the high-pressure air is sent to cover the insertion portion 11 to inflate the pollution prevention sheath 1, not only is the equipment necessary for this necessary, but the handling becomes troublesome, and the pollution prevention sheath 1 is not compressed by the air pressure. If the contamination prevention sheath 1 is ruptured or has a pinhole or the like at the time of removal, there is a problem that the contamination prevention sheath 1 in a contaminated state cannot be removed from the insertion portion 11. .
[0007]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a method for coating a contamination-preventing sheath on an insertion portion of an endoscope, which can easily cover the insertion portion of the endoscope with a simple structure.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the method of covering the insertion portion of the endoscope of the present invention with the anti-contamination sheath, the insertion portion is covered with the insertion portion in order to insulate the insertion portion of the endoscope from the external environment when using the endoscope. In the method of coating the anti-contamination sheath on the insertion portion of the endoscope in which the insertion portion is covered with the anti-contamination sheath made of a detachable flexible material, the diameter of the anti-contamination sheath is set to a dimension that covers the insertion portion loosely. Then, with the anti-contamination sheath covered on the insertion part, the anti-contamination sheath is passed from the tip side through the hole of an adhesion jig made of a resilient material to adhere the anti-contamination sheath to the outer peripheral surface of the insertion part. As a result, the contamination prevention sheath is pressed against the outer peripheral surface of the insertion portion at the inner position of the hole, and the contact jig is moved to the vicinity of the rear end portion of the contamination prevention sheath so that there is a gap between the contamination prevention sheath and the insertion portion. Air back After drained, in which so as to seal in the vicinity of the rear end of the gap between the pollution control sheath and the insertion portion.
[0009]
It should be noted that an exhaust hole for exhausting air in the gap between the contamination prevention sheath and the insertion portion may be provided in the vicinity of the rear end of the contamination prevention sheath. A removable plug may be provided.
[0010]
Further, the close contact jig is an O-ring-shaped member, and may be used as it is as a sealing tool that binds and seals the vicinity of the rear end portion of the pollution prevention sheath covered with the insertion portion.
[0011]
Further, the contact jig may be formed in a plate shape with a hole, a cylindrical shape, or a tapered cylinder shape, and the hole formed in the contact jig is formed by intersecting a plurality of slits at the center. There is no problem.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 2 shows an endoscope, and an operation unit 12 is connected to a proximal end of a flexible tubular insertion unit 11. The length of the insertion portion 11 is, for example, about 1 to 2 m.
[0013]
A guide channel 13 for guiding and inserting a channel tube 4 to be described later is inserted through the insertion portion 11 over its entire length, its distal end opening 13a is disposed at the distal end surface of the insertion portion 11, and the proximal end opening 13b is It is arranged to project obliquely upward from the lower part of the operation unit 12.
[0014]
In the vicinity of the connecting portion between the insertion portion 11 and the operation portion 12, an engagement groove 14 is formed in which an engagement protrusion 3 a formed on an engagement base 3 of the contamination prevention sheath 1 to be described later can be engaged and disengaged. However, the engaging groove 14 does not necessarily have a groove shape.
[0015]
FIG. 3 shows a contamination-preventing sheath 1 that can be removed from the insertion portion 11 in order to insulate the insertion portion 11 from the external environment when the endoscope is used, and is made of a flexible and elastic material such as thin silicon rubber. It is formed in a cylindrical shape.
[0016]
The contamination prevention sheath 1 has an inner diameter dimension that is somewhat larger than the outer diameter dimension of the insertion portion 11 of the endoscope (for example, a dimension that is approximately 0.5 to 2 mm larger), and its tip is It is sealed by a tip cap 2 made of a transparent member.
[0017]
As shown in FIG. 4, the short cylindrical engagement base 3 attached to the proximal end of the contamination prevention sheath 1 has an engagement protrusion 3 a that is detachable from the engagement groove 14. As shown in FIG. 1 to be described later, by engaging the engagement protrusion 3 a with the engagement groove 14, the engagement base 3 is made near the proximal end of the insertion portion 11. Can be locked in an airtight state.
[0018]
Reference numeral 3b shown in FIG. 4 denotes an exhaust hole projecting in a cap shape for discharging the air in the pollution prevention sheath 1, and a plug body 3c detachably attached thereto is provided. 3d is an adhesion jig engaging portion for engaging an O-ring adhesion jig 10 described later.
[0019]
Returning to FIG. 3, a channel tube 4 composed of a multi-lumen tube having a plurality of passages formed in parallel along the axial direction is inserted and disposed throughout the entire length of the contamination prevention sheath 1. The distal end of the channel tube 4 is fixed to the distal end cap 2 and opens to the outer surface thereof, and a portion 4a near the proximal end extends outward from the engagement base 3 side.
[0020]
The channel tube 4 can be inserted into and removed from the guide channel 13 of the endoscope. The channel tube 4 is inserted into the guide channel 13 so as to penetrate the guide channel 13 and the portion 4a closer to the base end is pulled out from the base end opening 13b of the guide channel 13. Therefore, it is formed to be sufficiently longer than the guide channel 13.
[0021]
When covering the insertion portion 11 with the contamination prevention sheath 1 configured in this way, as shown in FIG. 5, the contamination prevention sheath 1 is first crushed in the axial direction to be folded into a bellows shape.
[0022]
Then, the channel tube 4 is inserted into the distal end opening 13a of the guide channel 13 from the proximal end side, and the portion 4a near the proximal end of the channel tube 4 is inserted from the proximal end opening 13b side of the guide channel 13 as shown in FIG. Pull out. Reference numeral 50 denotes an endoscope hanger.
[0023]
Next, as shown in FIG. 7, the engagement base 3 is gripped and pulled up along the insertion portion 11 in the direction closer to the operation portion 12. As a result, the folded portion 1a of the contamination prevention sheath 1 is extended from the proximal end side, and the contamination prevention sheath 1 is covered with the insertion portion 11 while being returned to the cylindrical shape. Since the inner diameter dimension of the contamination prevention sheath 1 is larger than the outer diameter dimension of the insertion portion 11, this operation is smoothly performed without causing a catch or the like.
[0024]
As shown in FIG. 8, when the engaging base 3 is pulled up to the vicinity of the proximal end of the insertion portion 11, the portion 4 a near the proximal end of the channel tube 4 extending from the proximal end opening 13 b of the guide channel 13 is pulled. . Thereby, the tip cap 2 is pulled in a direction approaching the tip of the insertion portion 11.
[0025]
Then, the contamination prevention sheath 1 is fixed in a state of covering the insertion portion 11 by engaging the engagement cap 3 with the engagement groove 14 while the distal end cap 2 is in contact with the distal end portion of the insertion portion 11. Is done.
[0026]
Therefore, as shown in FIG. 9 and FIG. 1 in order, the contact treatment formed in an O-ring shape by a resilient rubber material or the like so as to tighten the contamination-preventing sheath 1 fitted to the insertion portion 11 from the outside. The tool 10 is moved so as to roll backward from the distal end side of the contamination prevention sheath 1 (in other words, the contamination prevention sheath 1 is passed from the distal end side through the hole of the contact jig 10).
[0027]
Since the size of the inner diameter (hole) of the O-ring-shaped contact jig 10 is smaller than the outer diameter of the insertion portion 11, the contamination prevention sheath 1 is positioned on the outer peripheral surface of the insertion portion 11 at the inner position of the contact jig 10. The air in the gap between the contamination-preventing sheath 1 and the insertion portion 11 is expelled rearward and discharged to the outside through the exhaust hole 3b.
[0028]
Then, as shown in FIG. 10, when the contact jig 10 is moved to the vicinity of the rear end of the contamination prevention sheath 1, the contact jig 10 is engaged with the contact jig engaging portion 3d and held there. However, before that, the exhaust hole 3b is closed with a plug 3c.
[0029]
By doing in this way, the clearance gap between the pollution prevention sheath 1 and the insertion part 11 will be in the state sealed, the state which the pollution prevention sheath 1 contact | adhered to the outer surface of the insertion part 11 is maintained, and pollution prevention The sheath 1 does not collide at all and becomes easy to use.
[0030]
Finally, as shown in FIG. 11, the base end of the channel tube 4 is connected to an air / water supply tube, a suction tube, etc. (not shown) via the branch connection members 21, 22, etc. The endoscope is put into use by being covered with the operation unit cover 5.
[0031]
After the endoscope is used, the operation unit cover 5 and the branch connection members 21 and 22 are removed and the engagement base 3 and the engagement groove 14 are engaged as shown in FIG. Is released, and the plug 3c is removed from the exhaust hole 3b as shown in FIG.
[0032]
After that, as shown in FIG. 14, the antifouling sheath 1 can be separated from the insertion portion 11 together with the channel tube 4 by pulling the tip cap 2 and pulling it forward. it can.
[0033]
FIG. 15 shows a second embodiment of the present invention. To the first embodiment, a pair of guide cords 9 having one end fixed to the engaging base 3 is added, and the guide cords 9 are The anti-contamination sheath 1 is disposed along the outer surface to the tip side.
[0034]
By passing such a pair of guide cords 9 through the inside of the O-ring-shaped contact jig 10 and pulling it back, it is possible to make contact without directly touching the contact jig 10 as shown in FIG. The jig 10 can be moved to the rear end of the insertion portion 11. The guide string 9 may be formed in a band shape or the like.
[0035]
FIG. 17 shows a third embodiment of the present invention, in which an annular protrusion 15 for engaging the contact jig 10 is formed on the outer peripheral surface in the vicinity of the rear end of the insertion portion 11. If it does in this way, as FIG. 18 shows, the contact | adherence jig | tool 10 can be combined also as a sealing tool which binds and seals the vicinity of the rear-end part of the pollution prevention sheath 1 coat | covered with the insertion part 11. FIG. The exhaust hole 3b is unnecessary.
[0036]
FIG. 19 shows a fourth embodiment of the present invention. An annular projection 15 similar to that of the second embodiment is formed on a cylindrical portion 3e made of an elastic member formed continuously with the engaging base 3. Is formed. Even if comprised in this way, there exists an effect similar to a 3rd Example.
[0037]
Note that the contact jig 10 used in the present invention does not have to be an O-ring, and may be a plate-like member made of an elastic material, for example, as shown in FIG.
[0038]
In this case, the hole for tightening the insertion portion 11 may be a circular hole 10a as shown in FIG. 21, but as shown in FIG. 22, a hole 10b or the like in which a plurality of slits intersect at the center. There is no problem. Further, as shown in FIG. 23, a handle 10 c may be attached to the contact jig 10.
[0039]
Further, as shown in FIGS. 24 and 25, the contact jig 10 may be formed in various shapes such as a cylindrical shape or a tapered cylindrical shape by using an elastic material.
[0040]
【The invention's effect】
According to the present invention, the diameter of the contamination prevention sheath is set to a dimension that covers the insertion portion loosely, and the contamination prevention sheath is made of an elastic material with the contamination prevention sheath covered on the insertion portion. By passing the sheath from the distal end side, the contamination prevention sheath is pressed against the outer peripheral surface of the insertion portion at the inner position of the hole, and the adhesion jig is moved to the vicinity of the rear end portion of the contamination prevention sheath to prevent the contamination prevention sheath and the insertion portion. By allowing the air in the gap between the two to be discharged backward, the anti-contamination sheath can be easily adhered to the insertion portion with a simple jig.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side cross-sectional view of a covering operation of a first embodiment of a coating method for a contamination-preventing sheath for an insertion portion of an endoscope of the present invention.
FIG. 2 is an external perspective view of the endoscope used in the first embodiment of the method for coating the contamination preventing sheath on the insertion portion of the endoscope according to the present invention.
FIG. 3 is an external perspective view of the contamination prevention sheath used in the first embodiment of the method for coating the contamination prevention sheath on the insertion portion of the endoscope of the present invention.
FIG. 4 is a side cross-sectional view of the rear end portion of the contamination prevention sheath used in the first embodiment of the method for coating the contamination prevention sheath on the insertion portion of the endoscope of the present invention.
FIG. 5 is a side cross-sectional view of the covering operation of the first embodiment of the coating method of the contamination prevention sheath for the insertion portion of the endoscope of the present invention.
FIG. 6 is an external perspective view of the covering operation of the first embodiment of the coating method of the contamination preventing sheath for the insertion portion of the endoscope of the present invention.
FIG. 7 is a side cross-sectional view of the covering operation of the first embodiment of the coating method of the contamination preventing sheath for the insertion portion of the endoscope of the present invention.
FIG. 8 is a perspective view of a part of the covering operation of the first embodiment of the coating method of the contamination preventing sheath for the insertion portion of the endoscope of the present invention.
FIG. 9 is a side cross-sectional view of the covering operation of the first embodiment of the coating method of the contamination preventing sheath for the insertion portion of the endoscope of the present invention.
FIG. 10 is a side cross-sectional view of the covering operation of the first embodiment of the coating method of the contamination prevention sheath for the insertion portion of the endoscope of the present invention.
FIG. 11 is a perspective view of a part of the work after the contamination prevention sheath is coated in the first embodiment of the method for coating the contamination prevention sheath to the insertion portion of the endoscope of the present invention.
FIG. 12 is a perspective view of a part of the contamination prevention sheath removing operation of the first embodiment of the coating method of the contamination prevention sheath to the insertion portion of the endoscope of the present invention.
FIG. 13 is a side cross-sectional view of the contamination prevention sheath removal operation of the first embodiment of the coating method of the contamination prevention sheath to the insertion portion of the endoscope of the present invention.
FIG. 14 is a perspective view of a part of the contamination prevention sheath removing operation of the first embodiment of the coating method of the contamination prevention sheath to the insertion portion of the endoscope of the present invention.
FIG. 15 is a side cross-sectional view of the covering operation of the second embodiment of the coating method of the contamination preventing sheath for the insertion portion of the endoscope of the present invention.
FIG. 16 is a side cross-sectional view of the covering operation of the second embodiment of the method of covering the contamination preventing sheath for the insertion portion of the endoscope according to the present invention.
FIG. 17 is a side view of the vicinity of the proximal end of the insertion portion of the endoscope used in the third embodiment of the method for coating the contamination preventing sheath on the insertion portion of the endoscope according to the present invention.
FIG. 18 is a side cross-sectional view of a third embodiment of the coating method of the contamination-preventing sheath for the insertion portion of the endoscope according to the present invention.
FIG. 19 is a side cross-sectional view of the engagement base of the contamination prevention sheath according to the fourth embodiment of the coating method of the contamination prevention sheath for the insertion portion of the endoscope of the present invention.
FIG. 20 is a perspective view of the covering operation of the fifth embodiment of the method for covering the contamination preventing sheath to the insertion portion of the endoscope of the present invention.
FIG. 21 is a perspective view of a contact jig used in a fifth embodiment of the method for coating the contamination preventing sheath on the insertion portion of the endoscope of the present invention.
FIG. 22 is a perspective view of a modified example of the contact jig used in the fifth embodiment of the coating method of the contamination preventing sheath for the insertion portion of the endoscope of the present invention.
FIG. 23 is a perspective view of a second modification of the contact jig used in the fifth embodiment of the method for coating the contamination preventing sheath on the insertion portion of the endoscope of the present invention.
FIG. 24 is a perspective view of the covering operation of the sixth embodiment of the method for covering the contamination preventing sheath for the insertion portion of the endoscope of the present invention.
FIG. 25 is a perspective view of the covering operation of the seventh embodiment of the method of covering the contamination preventing sheath for the insertion portion of the endoscope of the present invention.
FIG. 26 is a perspective view of the covering operation of the conventional method for covering the contamination preventing sheath with respect to the insertion portion of the endoscope.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Contamination prevention sheath 2 End cap 3 Engagement base 3a Engagement protrusion 3b Exhaust hole 3c Plug body 3d Contact jig engagement part 10 Contact jig 10a Hole 10b Hole 11 Insertion part 12 Operation part 14 Engagement groove 15 Annular protrusion

Claims

内視鏡使用時に上記内視鏡の挿入部を外部環境から絶縁するために、上記挿入部に被脱自在な柔軟な材料からなる汚染防止シースを上記挿入部に被覆するようにした内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法において、
上記汚染防止シースの径を上記挿入部に緩く被さる寸法に設定して、上記汚染防止シースを上記挿入部に被覆した状態で、上記挿入部の外周面に上記汚染防止シースを密着させるための弾力性のある材料からなる密着治具の孔に上記汚染防止シースを先端側から通すことにより、その孔の内側位置において上記汚染防止シースが上記挿入部の外周面に圧接され、上記密着治具を上記汚染防止シースの後端部付近まで移動させて上記汚染防止シースと上記挿入部との間の隙間にあった空気を後方に排出させてから、上記汚染防止シースと上記挿入部との間の隙間を後端部付近において封止するようにしたことを特徴とする内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法。An endoscope in which the insertion portion is covered with a contamination-preventing sheath made of a flexible material that can be removed from the insertion portion in order to insulate the insertion portion of the endoscope from the external environment when the endoscope is used. In the method of coating the anti-contamination sheath on the insertion part of
Elasticity for tightly attaching the contamination-preventing sheath to the outer peripheral surface of the insertion portion in a state where the diameter of the contamination-preventing sheath is set to a size that covers the insertion portion loosely and the contamination-preventing sheath is covered on the insertion portion By passing the anti-contamination sheath from the distal end side through the hole of the close contact jig made of a material having the property, the anti-contamination sheath is pressed against the outer peripheral surface of the insertion portion at the inner position of the hole, and the close contact jig is After moving to the vicinity of the rear end of the contamination prevention sheath and discharging the air in the gap between the contamination prevention sheath and the insertion portion to the rear, between the contamination prevention sheath and the insertion portion A method of coating a contamination-preventing sheath on an insertion portion of an endoscope, wherein the gap is sealed in the vicinity of the rear end portion.

上記汚染防止シースと上記挿入部との間の隙間にあった空気を排出させるための排気孔が上記汚染防止シースの後端部付近に設けられている請求項１記載の内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法。The insertion portion of the endoscope according to claim 1, wherein an exhaust hole for discharging air that is in a gap between the contamination prevention sheath and the insertion portion is provided in the vicinity of a rear end portion of the contamination prevention sheath. Method of coating the anti-contamination sheath against

上記排気孔に対して着脱自在な栓体が設けられている請求項２記載の内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法。The method for coating a contamination-preventing sheath on the insertion portion of the endoscope according to claim 2, wherein a plug body detachably attached to the exhaust hole is provided.

上記密着治具がＯリング状の部材であり、上記挿入部に被覆された汚染防止シースの後端部付近を緊縛して封止する封止具としてそのまま用いられる請求項１記載の内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法。The endoscope according to claim 1, wherein the contact jig is an O-ring-like member, and is used as it is as a sealing tool for binding and sealing the vicinity of the rear end portion of the contamination prevention sheath covered with the insertion portion. A method for coating the anti-contamination sheath on the insertion portion of the tube.

上記密着治具が、孔のあいた板状、筒状又はテーパ筒状に形成されている請求項１、２又は３記載の内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法。4. The method for coating a contamination-preventing sheath on an insertion portion of an endoscope according to claim 1, wherein the contact jig is formed in a plate shape, a cylindrical shape, or a tapered cylindrical shape having a hole.

上記密着治具に形成された孔が、複数のスリットを中央で交差させたものである請求項５記載の内視鏡の挿入部に対する汚染防止シースの被覆方法。6. The method of coating a contamination-preventing sheath for an insertion portion of an endoscope according to claim 5, wherein the hole formed in the contact jig is formed by intersecting a plurality of slits at the center.