JP4131059B2 - 受光素子を有する半導体装置、光学ピックアップ装置、および受光素子を有する半導体装置の製造方法 - Google Patents

受光素子を有する半導体装置、光学ピックアップ装置、および受光素子を有する半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、受光素子を有する半導体装置、光学ピックアップ装置および受光素子を有する半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
光信号を電気信号に変換することのできる受光素子としてのフォトダイオードは、各種の光−電気変換器における制御用光センサー、例えば光学記録媒体に対する光学的記録あるいは再生、またはその双方がなされるようにしたいわゆる光学ピックアップ装置における記録情報信号(以下RF信号という)、トラッキング誤差信号、フォーカシング誤差信号等を取り出すセンサーなどに広く用いられている。
【0003】
この受光素子は、他の回路素子、例えばバイポーラトランジスタ、抵抗、キャパシタ等の各種回路素子とともに同一の半導体基板上に混載されて、いわゆるフォトIC(光集積回路)として構成される。このようなフォトICは、一般に、上述した他の回路素子としての、バイポーラトランジスタの製造方法に従って形成される。
【0004】
高速、かつ高感度の受光素子を有するフォトICにおいて、高抵抗エピタキシャル半導体層を有する構成とするものが提案されている。
【0005】
図6は、従来の、この種の、受光素子であるフォトダイオードPDと、バイポーラトランジスタTRとが混載されて成るフォトICの概略断面図を示す。この例においては、npn型トランジスタTRとアノードコモン型フォトダイオードPDが同一の半導体基板1上に形成されたフォトICとして用いられるバイポーラICを構成したものである。
【0006】
このバイポーラICにおいては、p型Si半導体基体2の一主面に、高不純物濃度のp型の埋込み層3が全面的に形成され、この埋込み層3に、フォトダイオードPDのアノード領域4を構成する低不純物濃度のp型の第1半導体層31がエピタキシャル成長される。そして、この第1半導体層31の、トランジスタTRの形成部には、高不純物濃度のコレクタ埋込み領域5が形成され、各回路素子間や、後述するフォトダイオードPDの分割部等に高不純物濃度の埋込み分離領域6が選択的に形成される。また、この埋込み分離領域6の形成と同時に、フォトダイオードPDに対するアノード電極7のコンタクト部下にp型の高不純物濃度埋込み領域8が形成される。
【0007】
第1半導体層31上には、更に、フォトダイオードPDのカソード領域9や、トランジスタTRのコレクタ領域10を形成する低不純物濃度のn型の第2半導体層32がエピタキシャル成長される。
【0008】
このようにして、半導体基体2上に第1および第2半導体層31および32がエピタキシャル成長されて成るSi半導体基板1の表面、すなわち第2半導体層31に、互いに電気的に分離する半導体回路素子、もしくは領域間に、局部的熱酸化いわゆる LOCOS(Local Oxidation of Silicon)によってSiO2 による分離絶縁層11が形成される。
【0009】
また、第2半導体層32の、回路素子間の絶縁分離部分における分離絶縁層11とその下の埋込み分離領域6との間に、p型の高不純物濃度の分離領域12が形成され、高不純物濃度埋込み領域8上に、高不純物濃度のp型のアノード電極取出し領域13が形成され、この上に高不純物濃度のアノードコンタクト領域14が形成され、アノード領域4の分割部に形成された埋込み領域6上に、この領域6と接してp型の高不純物濃度の分割領域30が形成される。
【0010】
そして、コレクタ領域10には、n型の高不純物濃度のコレクタ電極取出し領域15と、p型ベース領域16とが形成される。ベース領域16上には、n型のエミッタ領域17が形成される。
【0011】
また、フォトダイオードPDの各アノード領域4上に、高不純物濃度のカソード領域18が形成され、これにカソード電極19が、オーミックにコンタクトされる。
【0012】
半導体基板1の表面には、SiO2 等の絶縁層21が被着形成され、これにそれぞれ電極コンタクト窓が形成されて、それぞれトランジスタTRのエミッタ,ベースおよびコレクタ電極20E,20B,および20Cがコンタクトされる。そして、その上にSiO2 等の層間絶縁層22が形成され、この上に、受光窓が形成されたAl等よりなる遮光層23が形成され、この上に保護膜24が形成される。
【0013】
そして、絶縁層21および22が、反射防止膜とされて、遮光層23の受光窓を通じて、フォトダイオードPDに、検出光が照射される。
【0014】
上述のICにおけるフォトダイオードPDは、例えば光学記録媒体に対する光学的記録、再生、あるいはその双方を行うことのできる光学ピックアップ装置におけるRF信号、トラッキング誤差信号や、フォーカス誤差信号を取り出すためのセンサーを構成することができる。
【0015】
図5(a)は、例えば光学ピックアップ装置におけるRF信号、トラッキング誤差信号や、フォーカス誤差信号を取り出すセンサーとしてのフォトダイオードPDの平面パターン図を示す。この例では、光学記録媒体、例えば光ディスクからの、中央の光スポットSP0 と、両側のサイドスポットSPS1およびSPS2との、3つのスポットを、例えば“田”の字状に4分割されたフォトダイオードPD0 と、両側のフォトダイオードPDS1およびPDS2とに照射するようにして、フォーカス誤差信号は、例えばA,B,CおよびDに4分割されたフォトダイオードPDの各部で光電変換された出力をそれぞれA〜Dとするとき、(A+C)−(B+D)という演算をすることによって得られ、トラッキング誤差信号は、他の2つのフォトダイオードPDS1およびPDS2の出力をEおよびFとするとき、(E−F)によって得られ、信号読み出し出力、すなわちRF信号は、(A+B+C+D)によって得るようになされる。
【0016】
図5(b)は、同様に例えば光学ピックアップ装置に適用するフォトダイオードPDの例を示し、この例では、それぞれ平行にA,B,C,DおよびA’,B’,C’,D’に4分割されたフォトダイオードPD1 およびPD2 に、スポットSP1 およびSP2 が照射される。この場合、各フォトダイオードの各中心の2つのフォトダイオード部B,C,およびB′,C′は、例えば14μmピッチという極細のストライプ状パターンとされる。そして、各フォトダイオードPD1 およびPD2 の各部A,B,C,DおよびA’,B’,C’,D’の出力を、それぞれA,B,C,DおよびA’,B’,C’,D’とするとき、フォーカス誤差信号は、(B+C)−(A+D)−{(B′+C′)−(A′+D′)}の演算によって得られ、トラッキング誤差信号は、(A+B+C′+D′)−(C+D+A′+B′)の演算で得られ、RF信号は(A+B+C+D)+(A′+B′+C′+D′)の演算で得られる。
【0017】
上述した例えば4分割フォトダイオードのように、複数部分に分割されたフォトダイオードを有する半導体装置においては、図7にその要部の断面図を示すよように、分割領域30とこれの下に連なって形成された埋込み分離領域6によってカソード領域9をその全厚さに渡って分離した構成とされる。
【0018】
すなわち、この従来の構成においては、フォトダイオードPDに逆バイアスが印加されていない、非動作時の状態で、分割領域30とこれの下に連なって形成された埋込み分離領域6とによって、カソード領域9は、完全に分離された状態とされる。すなわち、アノード領域4とカソード領域9間のp−n接合Jが複数部分Jnに分割される。そして、フォトダイオードPDの動作時に、これに印加される逆バイアス電圧によって、分割された各p−n接合Jnから、また、分割領域30とカソード領域9間のp−n接合jから空乏層が広がる。図7において、鎖線aおよびa’はその空乏層の広がりを示す。図7において、図6と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0019】
しかしながら、この場合、分割された各p−n接合Jnからの空乏層41のアノード領域4側への広がりaは、埋込み分離領域6より浅く、この埋込み領域6によって分離されている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した例えば図5(a)および(b)の構成による受光素子を含む半導体装置、いわゆるフォトICを構成して、A,B,C,D,や、A′,B′,C′,D′の各部に差し渡って、すなわち、各分割領域30およびその下の埋込み分離領域6に、光スポットが照射されるような構成による場合、フォトダイオードの周波数特性が悪くなる。
【0021】
フォトダイオードにおける周波数特性は、主として、その寄生容量(C)と寄生抵抗(R)で決まるCR時定数や、フォトダイオードにおける空乏層内部をキャリアが走行する時間、空乏化していない半導体層をキャリアが拡散する時間で決まる。
【0022】
したがって、例えば上述した4分割フォトダイオードにおいては、分割領域30および埋込み分離領域6の近傍と、これより充分離間した位置とでは、周波数特性が相違する。
【0023】
これについて、図7を参照して説明する。光照射によって埋込み分離領域6内と、その近傍のアノード領域4に生じた少数キャリアすなわち電子eは、この埋込み分離領域6のポテンシャルが、少数キャリアの電子eに対してバリアとして働くことによって、これら電子eは、矢印bに示すように、遠去けられる方向に力を受けることから、この電子eは、直線的に空乏層に向かうことができず彎曲した経路を経ることになる。これに比し、埋込み分離領域6から充分離間した位置に発生した電子eは、このポテンシャルの影響を受けることがないか、殆どないことから、矢印cに示すように、直線的に空乏層に向かう経路を辿る。つまり、埋込み分離領域6およびその近傍に発生した電子は、埋込み分離領域6より充分離間した位置で発生した電子に比し、空乏層までの走行距離が長くなることからキャリアの拡散時間が長くなり、結果として周波数特性が落ちることになる。
【0024】
このため、前述したように、例えば4分割フォトダイオードが用いられて、その分離領域したがって、埋込み分離領域6を含んで光スポットの照射がなされる使用態様が採られる場合、光照射面積に占める分離領域の面積が大きいことから、周波数特性に問題が生じる。特に、RF信号は、各分割領域からの和の信号として取り出すことから、周波数特性の悪化が問題となり、また、高速性能が最も要求されるRF信号においては、大きな問題となる。
【0025】
また、フォトダイオードにおける受光感度は、光電変換によって発生する電子・正孔対のうち、再結合を生じないで空乏層に到達するキャリアの割合で決定される。
ここで、フォトダイオードの分離部での入射光は、分割領域30および埋込み分離領域6、アノード領域4,3および2に照射されるが、光吸収の大きい表面近傍の分割領域30および埋込み分離領域6では不純物濃度が高いため、キャリアの拡散長が短く、空乏層に到達する前に再結合によって失われる割合が大きい。
また、アノード領域4,3および2で発生したキャリアは、上述したように、空乏層までの走行距離が長くなることから、キャリアの走行中に再結合によって失われる割合も大きい。
これらのことから、フォトダイオードの分割部では、受光感度の低下を招くことになる。
【0026】
このため、前述したような例えば4分割フォトダイオードが用いられて、その分割部、すなわち分割領域30や、埋込み分離領域6の配置部を含んで、検出すべき光スポットの照射がなされる使用態様が採られる場合、光照射面積に占める分割ないしは分離領域の例えば縦断面積が大きく、更に、分離領域の幅は、光ピックアップの光学設計に応じて、幅広の分離領域が必要な場合も生じるために、分離領域での受光感度の低下は大きな問題となる。
【0027】
本発明においては、その光照射が、フォトダイオード、すなわち受光素子の分割部およびその近傍になされる構成とする場合においても、周波数特性の改善をはかることができるようにする。
【0028】
また、本発明においては、光照射が、フォトダイオード、すなわち受光素子の分割部およびその近傍になされる構成とする場合においても、受光感度の改善を図ることができるようにする。
【0029】
【課題を解決するための手段】
本発明による受光素子を有する半導体装置においては、半導体基板に、第1導電型の第1半導体部と、第2導電型の第2半導体部とによる接合部を有する受光素子が形成される。
そして、その第1半導体部の一部に、この第1半導体部を横切る分割領域が形成され、この分割領域によって、接合部が複数部分に分割されてこれら分割された各接合部Jnを有する複数の受光素子領域が形成されるものであり、受光素子の動作時において各接合部に印加される逆バイアス電圧以下の逆バイアス電圧の印加によって分割された各接合部Jnからの空乏層が、第2半導体部において、各受光素子領域間の分割領域下に回り込んで相互に接触する構成とする。
【0030】
また、本発明による光学ピックアップ装置は、半導体発光素子と、受光素子を有する半導体装置と、光学系とを有する光学ピックアップ装置であって、その受光素子を有する半導体装置の構成を、上述した本発明による受光素子を有する半導体装置の構成とする。
【0031】
また、本発明による受光素子を有する半導体装置の製造方法は、半導体基体の一主面に臨んで、あるいは半導体基体の一主面上に、第2導電型の高不純物濃度埋込み層を形成する工程と、この高不純物濃度埋込み領域上に、受光素子を構成する第2導電型の第2半導体部を構成する第1半導体層と、第2半導体部との間に受光素子を構成する接合部を形成する第1導電型の第1半導体部を構成する第2半導体層とを形成する工程と、第2半導体層を横切り接合部を複数に分割する分割領域を形成する工程と、第1半導体部の表面ないしは表面近傍に第1導電型の高不純物濃度の第3半導体部を選択的に形成する工程とを採って、上述した本発明による受光素子を有する半導体装置を得るものである。
【0032】
上述したように、本発明装置においては、受光素子の動作時に印加される逆バイアス電圧によって広がる各受光素子領域の各p−n接合Jnからの空乏層が相互に接触する構成とすることによって、受光素子領域間に形成する分割領域を、図6および図7で説明した埋込み分離領域を含めた深さより浅く形成し、この領域での光の吸収を減じて受光素子の受光感度を高めるものである。
【0033】
また、本発明装置においては、この受光素子の動作時に印加される逆バイアス電圧によって分割領域下を回り込んで分割領域によって分離された各接合部からの空乏層が相互に接触する構成とすることによって、空乏層下で光照射によって発生したキャリアを迂回させるような分割領域によるポテンシャルバリアの発生を回避して、この迂回による周波数特性の低下を回避するものである。
【0034】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態の概略断面図を示す。
本発明装置においては、半導体基板1に、第1導電型の第1半導体部9と、第2導電型の第2半導体部4とによるp−n接合Jによって受光素子としてフォトダイオードPDを形成する。
第1半導体部9には、その選択された位置に、この第1半導体部を横切って分割領域40が形成されてこの分割領域40によって、接合部Jを複数部分に分割した接合部Jnを形成し、各接合部Jnによってそれぞれ受光素子領域を形成する。
【0035】
そして、受光素子の動作時において各接合部に印加される逆バイアス電圧以下の逆バイアス電圧、具体的には0.3V〜11.0V、更に典型的には、0.5V〜2.5Vの印加によって、図2にフォトダイオードPDの要部の概略断面図を示すように、分割された各接合部Jnからの空乏層の広がりが、図2中鎖線aで示すように、第2半導体部4において、各受光素子領域間の分割領域40下に回り込んで相互に接触する構成とする。このようにして、空乏層の広がりは、この鎖線aで示す空乏層と、鎖線a’で示す分割領域40と第1半導体部9との接合jから広がる空乏層とによって構成される。
図2において、図1と対応する部分に同一符号を付して重複説明を省略する。
【0036】
第1半導体部上の、空乏層によって分離される各部分の表面には、第1半導体部と同導電型の高不純物濃度の第3半導体部18をそれぞれ形成する。
この第3半導体部18の厚さは、0.01μm〜0.2μmに選定し得る。
【0037】
また、第2半導体部4の、受光素子を構成する接合部Jとは反対側に、第2半導体部4と接して、第2半導体部4に比して高不純物濃度の第4半導体部3を形成する。
この場合、半導体基板1の表面から第4半導体部3までの距離は、受光素子への入射光の吸収長より大に選定する。
【0038】
図1で示す例は、npn型トランジスタTRとアノードコモン型フォトダイオードPDが同一の半導体基板1上に形成されたフォトICとして用いられるバイポーラICを構成した場合である。そして、この場合、フォトダイオードPDは、図5(a)あるいは(b)で示したような複数部分に分割された構成とされるものであり、図1においては、2部分に分割された状態が示されている。
しかしながら、いうまでもなく、本発明はこの実施形態およびこの例に限られるものではない。
【0039】
この例においては、p型Si半導体基体すなわちサブストレイト2の一主面に、前述の第4半導体部に相当する高不純物濃度のp型の埋込み層3が全面的に形成され、この埋込み層3に、前述の第2半導体部に相当するフォトダイオードPDのアノード領域4を構成する低不純物濃度のp型の第1半導体層31がエピタキシャル成長される。そして、この第1半導体層31の、トランジスタTRの形成部には、高不純物濃度のコレクタ埋込み領域5が形成され、各回路素子間に、高不純物濃度の埋込み分離領域6が形成される。
しかしながら、この場合、図6および図7で示した従来構造におけるような、フォトダイオードPDの分割部には埋込み領域6が設けられない構造とする。
【0040】
また、フォトダイオードPDに対するアノード電極7が配置される部分下にp型の高不純物濃度埋込み領域8が形成される。
【0041】
第1半導体層31上には、更に、前述の第1半導体部に相当するフォトダイオードPDのカソード領域9や、トランジスタTRのコレクタ領域10を形成する低不純物濃度のn型の第2半導体層32がエピタキシャル成長される。
【0042】
このようにして、半導体基体2上に第1および第2半導体層31および32がエピタキシャル成長されたSi半導体基板1が構成され、その表面、すなわち第2半導体層31に、互いに電気的に分離する半導体回路素子、もしくは領域間に、 LOCOSによるSiO2 分離絶縁層11が形成される。
【0043】
第2半導体層32の、回路素子間の絶縁分離部分における分離絶縁層11とその下の埋込み分離領域6との間に、p型の高不純物濃度の分離領域12が形成され、アノード電極7の配置部下の高不純物濃度埋込み領域8上に、p型の高不純物濃度のアノード電極取出し領域13が形成され、この上に高不純物濃度のアノードコンタクト領域14が形成される。
【0044】
そして、本発明装置においては、フォトダイオードPDの形成部の分割位置に、カソード領域9(第1半導体部)に比し高い不純物濃度を有するp型の分割領域40を形成する。
この分割領域40の平面パターンは、例えば図5(a)および(b)で示した4分割構成とする場合、例えば図5(a)のフォトダイオードPD0 を構成する場合においては、十文字パターン、また、図5(b)のフォトダイオードPD1 もしくはPD2 を構成する場合においては、3本の平行ストライプパターンとする。
【0045】
そして、これら分割領域40は、例えば図1に示すように、アノード領域4を横切ってp−n接合Jを分割するように形成する。
【0046】
そして、コレクタ領域10には、n型の高不純物濃度のコレクタ電極取出し領域15と、p型ベース領域16とが形成される。ベース領域16上には、n型のエミッタ領域17が形成される。
【0047】
また、フォトダイオードPDの分割領域40によって区分された各カソード領域9上に、カソード領域9に比し高不純物濃度とされた前述の第3半導体部に相当する高濃度のカソード領域18が形成され、これにカソード電極19が、オーミックにコンタクトされる。
【0048】
半導体基板1の表面には、SiO2 等の絶縁層21が被着形成され、これにそれぞれ電極コンタクト窓が形成されて、それぞれトランジスタTRのエミッタ,ベースおよびコレクタ電極20E,20B,および20Cがコンタクトされる。そして、その上にSiO2 等の層間絶縁層22が形成され、この上に、受光窓が形成されたAl等よりなる遮光層23が形成され、この上に保護膜24が形成される。
【0049】
そして、絶縁層21および22が、反射防止膜とされて、遮光層23の受光窓を通じて、フォトダイオードPDに、検出光が照射される。
【0050】
上述の構成において、フォトダイオードPDの動作時には、そのアノード電極14とカソード電極19間に所要の逆バイアス電圧を印加するものであるが、本発明装置においては、この逆バイアス電圧が印加された状態で、すなわちこの逆バイアス電圧以下の電圧において、図2に示すように、カソード領域9とアノード領域4との間の分割されたp−n接合Jnから広がる鎖線aで示す空乏層が、分割領域40下を回り込んで相互に接触するようにする。すなわち、分割領域40の深さは、この逆バイアスの印加状態で、分割されたp−n接合Jnから広がる空乏層が、分割領域40下を回り込んで相互に接触することができる程度の深さに選定する。
【0051】
このようにして、逆バイアス印加状態で、カソード領域9すなわち第1半導体部の分割部には、分割領域40とカソード領域9との間のp−n接合jと、カソード領域9とアノード領域4との間の分割p−n接合Jnから広がる鎖線a’およびaで示す空乏層41が形成されている。
【0052】
ここで、カソード領域(第1半導体部)9は、厚さが例えば0.01〜10μmに選定され、不純物濃度が1×1011〜1×1016atoms/cm3 に選定される。
アノード領域(第2半導体部)4は、厚さが例えば0.01〜600μmに選定され、不純物濃度が1×1011〜1×1016atoms/cm3 に選定される。
高濃度カソード領域(第3半導体部)18は、厚さ例えば0.01〜0.2μmに選定され、不純物濃度が1×1015〜1×1021atoms/cm3 に選定される。
埋込み層(第4半導体部)3は、厚さ例えば1〜30μmに選定され、不純物濃度が1×1016〜1×1021atoms/cm3 に選定される。
埋込み分離層6は、厚さが例えば0.01〜10μmに選定され、不純物濃度が1×1014〜1×1021atoms/cm3 に選定される。
【0053】
上述の構成において、空乏層41は、アノード領域4(第2半導体部)を完全に、すなわち埋込み層3(第4半導体部)に至る部分まで空乏化することができるように、第2半導体部の不純物濃度は、2×1014atoms/cm3 以下に、更に望ましくは、カソード領域9(第1半導体部)を完全空乏化することができるように、第1半導体部の不純物濃度は、5×1014atoms/cm3 以下に選定することが望ましい。
【0054】
因みに、p−n接合における、逆バイアス印加電圧と、空乏層の広がりの関係の不純物濃度の依存性に関しては、例えば光学図書(株)発行、米津著、光通信素子光学 第329頁等によって知られているところである。
【0055】
また、半導体基板1の表面から第4半導体部3までの距離は、上述したように、受光素子への入射光の吸収長より大に選定して、光電変換が有効になされるようにする。
【0056】
上述の本発明装置によれば、その動作時においては、高不純物濃度の分割領域40下をめぐって、空乏層41が形成されるので、アノード領域(第2半導体)4内で光照射によって発生した少数キャリア、この例では電子は、図2で矢印bおよびcでその走行路を模式的に示すように、ほぼ均一の走行長をもって空乏層41に達成することができる。つまり、分割領域40もしくは分離領域の存在によるポテンシャルによって走行が曲げられることが回避され、周波数特性の改善が図られる。
【0057】
更に、受光素子、すなわちフォトダイオードPDに対し、その分割部を含む領域に受光がなされる場合において、分割領域40を、第1半導体9を横切る程度の深さに渡って形成すれば良いことから、この分割領域40の断面積の縮小化が図られ、これによって、高濃度の、すなわち少数キャリアの拡散長が短い分割領域40に吸収される光量を減少させることができ、感度の向上を図ることができる。
【0058】
尚、上述した例においては、共通の半導体基板1に、受光素子すなわちフォトダイオードとともに他の回路素子としてトランジスタを形成した場合であるが、受光素子と共に、他の回路素子として例えばpnp型トランジスタ、半導体領域によって構成する抵抗素子、容量等を形成したIC構成とすることもできる。
【0059】
また、図1においては、その受光素子として、複数に分割された1つのフォトダイオードPDのみが図示されているが、図5(a)および(b)で示したように、1つの分割フォトダイオードの他に、分割されないフォトダイオード、もしくはそれぞれ分割フォトダイオードによる複数のフォトダイオードを、共通の半導体基板1に形成するようにしたフォトIC等に本発明を適用することができる。
【0060】
図3は、本発明による受光素子を有する半導体装置を用いて構成した本発明による光学ピックアップ装置の概略構成図を示す。
この光学ピックアップ装置は、例えば半導体発光素子例えば半導体レーザー51と、本発明による受光素子を有する半導体装置52とが一体化されたいわゆるレーザーカップラーを有し、光学系53すなわち対物レンズとを有して成る。
【0061】
半導体装置52は、例えば図5(b)に示すように、2つのフォトダイオードPD1 およびPD2 が形成された本発明による半導体装置によって構成される。すなわち、この場合半導体基板1に、他の回路素子と共に、それぞれ図1のフォトダイオードPDと同様の構成によるフォトダイオードPD1 およびPD2 が形成された半導体装置52が用意され、その半導体基板1上に、例えば半導体レーザー52と、これよりの後方出射光を検出する半導体レーザーの出力をモニターするモニター用光検出素子54例えば通常のフォトダイオードが作り込まれた、あるいはマウントされたブロック57がマウントされる。
【0062】
一方、半導体装置52の半導体基板1の、各フォトダイオードPD1 およびPD2 の配置部上に、マイクロプリズム55がマウントされる。
【0063】
そして、半導体レーザー51から出射された前方レーザー光Lを、マイクロプリズム55に形成された斜面55Mによって反射させて、光学系53を通じて、光学記録媒体56例えば光ディスクに照射し、その戻り光を、マイクロプリズム55に戻し、斜面55Mで屈曲させてプリズム55内に導入して、半導体装置52の一方のフォトダイオードPD1 に入射させ、その反射光を、他方のフォトダイオードPD2 に入射させる。光学記録媒体56には、例えば記録情報ピットやトラッキング信号を得るグルーブ等が形成されており、これよりの戻り光がフォトダイオードPD1 およびPD2 に入射されることによって検出した前述した各出力A〜D,A’〜D’を演算することによって、トラッキング誤差信号、フォーカス誤差信号、RF信号を得ることができる。そして、トラッキング誤差信号によって、図示しないが、通常知られている方法によって、光学記録媒体と、これに照射するレーザー光の位置がトラッキング誤差信号によって制御され、またフォーカス誤差信号によって光学系53の位置調整がなされてフォーカシングの制御がなされる。
【0064】
一方、半導体レーザー51の後方出射レーザー光は、モニター用光検出素子54に入射され、その出力したがって、前方レーザー光Lの出力が検出され、これによってレーザー51への駆動電圧の制御がなされて、所定の出力に設定されるようになされる。
【0065】
この構成によるピックアップ装置は、前述したように、その受光素子すなわちフォトダイオードが、すぐれた特性および感度を有することから、トラッキングおよびフォーカシングを正確に行うことができ、またS/Nの高いRF信号を取り出すことができる。
【0066】
次に、図4を参照して、図1で説明した本発明による受光素子を有する半導体装置の製造方法の一例を説明する。
まず、図4(a)に示すように、第2導電型例えばp型のSi半導体基体2を用意し、熱酸化によってその表面に、図示しないが、例えば厚さ120nm程度の酸化膜を形成し、この酸化膜を通じて半導体基体2の一主面に全面的に、ボロンイオン(B+ )を30keVで2.5×1015/cm2 のドーズ量でイオン注入する。
続いてイオン注入されたボロンを活性化させるため1200℃のN2 雰囲気中で80分間アニールする。
さらにイオン注入時のダメージに起因する欠陥を除去する目的で1200℃でいわゆるウエット(WET) O2 雰囲気中で20分間熱処理する。このようにして、p型埋込み層3を形成する。その後、フッ酸を用いて酸化膜を除去する。
【0067】
次に、半導体基体2の埋込み層3が形成された主面に、埋込み層3と同導電型のp型の第1半導体層31を、例えば厚さ20μmで、抵抗率50Ω・cmをもってエピタキシャル成長する。
そして、図示しないが、この第1半導体層31の表面を熱酸化して厚さ例えば120nmの酸化膜を形成した後、この上に所要のパターンのフォトレジストを、フォトレジストの塗布、パターン露光および現像によって形成し、これをマスクとして、半導体層31の表面に形成された酸化膜をエッチングして、これに開口を形成する。その後、フォトレジストを除去する。フォトレジストの除去は、過酸化水素水とH2 SO4 との混合液を用いることができる。そして、フォトダイオードの形成部の周辺部分や、他の回路素子との分離をなす部分に、ボロンB+ を30keVの打ち込みエネルギーで、2.5×1015/cm2 の条件でイオン注入する。
続いて、このイオン注入されたボロンを活性化させるため、1200℃のN2 雰囲気中で80分間のアニール処理を行う。
さらに、イオン注入時のダメージに起因する欠陥を除去する目的で1200℃でウエットO2 雰囲気で20分間の酸化処理を行う。このようにして、p型埋込み分離領域6と、フォトダイオードのアノード領域に対する電極取出しの高濃度埋込み領域8を形成する。
【0068】
更に、再び第1半導体層31のトランジスタ形成部に相当する位置に開口を有する所要のパターンのフォトレジストを形成し、これをマスクとして、第1半導体層31の表面に形成された酸化膜をエッチングして、これに開口を形成する。その後フォトレジストを除去する。フォトレジストの除去は、過酸化水素水と硫酸との混合液を用いることができる。
【0069】
そして、半導体層31上の酸化膜に形成した開口を通じて第2導電型、この例ではn型のコレクタ埋込み領域5を、Sb2 3 の固体ソースを用いた1200℃、60分間の熱拡散によって形成する。
その後、フッ酸を用いた熱処理を行なって酸化膜を除去する。
【0070】
その後、図4(b)に示すように、第1導電型すなわちn型の第2半導体層32を、例えば厚さ1.6μmで、抵抗率1Ω・cmをもってエピタキシャル成長して半導体基板1を構成する。このとき、第2半導体層32のエピタキシャル成長における加熱によって、第1半導体層31に形成されている、各高濃度のコレクタ埋込み領域5、埋込み分離領域6、高濃度埋込み領域8からそれぞれの不純物が半導体層32に拡散されることによって、各領域5、6および8は、それぞれ第2半導体層32中に入り込んで形成される。
【0071】
次に、LOCOS によって分離絶縁層11を形成する。この分離絶縁層11の形成は、第2半導体層32の表面を熱酸化して厚さ例えば20nmのSiO2 酸化膜を形成し、この上に、窒化シリコンSiOx y 膜を減圧CVD法で65nmの厚さに堆積する。そして、第2半導体層32に、400nm程度に入り込む深さに、酸化膜と窒化膜と第2半導体層32とをRIE(反応性イオンエッチング)法で選択的にエッチング除去する。その後、残された窒化膜を耐酸化マスクとして、1050℃のウエットO2 雰囲気で第2半導体層32を熱酸化して厚さ例えば800nmの分離絶縁層11を形成する。
【0072】
その後、窒化膜を、例えば150℃のリン酸で選択的にエッチング除去し、第2半導体層32の、コレクタ埋込み領域5の一部上に、第1導電型すなわちn型の高不純物濃度のコレクタ電極取出し領域15を形成する。この領域15の形成は、リン(P+ )を70keVで1×1016/cm2 でイオン注入する。
そして、不純物の活性化の熱処理を、1050℃のN2 雰囲気で60分間行なう。
【0073】
また、それぞれp型の高不純物濃度の分離領域12、アノード電極取出し領域13と、分割領域40と、n型の高濃度アノード領域18の形成を行う。
分離領域12とアノード電極取出し領域13と分割領域40は、ボロン(B+ )を選択的に500keVで1×1014/cm2 でイオン注入する。高濃度カソード領域18の形成は、ひ素(As+ )を70keVで1×1015/cm2 イオン注入する。そして、各不純物イオンの活性化の熱処理を1000℃で30分間行なって。p型の高不純物濃度の分離領域12、アノード電極取出し領域13と、分割領域40と、n型の高濃度カソード領域18を形成する。
この場合、それぞれp型の高不純物濃度の分離領域12とアノード電極取出し領域13と分割領域40とは同時に形成されるが、分離領域12とアノード電極取出し領域13との形成部下には、前述したように、第2半導体層32に入り込んで、埋込み分離領域6および高濃度埋込み領域8が持ち上がるように形成されていることから、これらに接するように、分離領域12とアノード電極取出し領域13とを形成することができ、分割領域40に関しては、前述したように、第2半導体層32によって構成されるカソード領域9を横切るものの、第1半導体層31内部への侵入が浅い位置に形成することができる。
【0074】
その後は、通常のバイポーラトランジスタICの製造プロセスに従う。すなわち、例えば半導体基板1の半導体層32の表面に形成された酸化膜等の下層絶縁層を形成し、これにフォトリソグラフィによるエッチングを行って、トランジスタのベース領域形成部に開口を形成する。この開口の形成と同時に、例えばアノード電極取出し領域13上においても開口の形成を行う。そして、これら開口を閉塞するように、第1の多結晶半導体層61を形成する。この第1の多結晶半導体層61は、多結晶シリコンにp型の不純物を高濃度に含有させて構成する。
この第1の多結晶半導体層61に対しフォトリソグラフィによるエッチングを行って最終的にトランジスタのベース領域の形成部とこれよりの電極取り出し部分と、さらにアノード電極取出し領域13上とこれよりの電極取出し部分とを残してエッチング除去する。
【0075】
また、第1の多結晶半導体層61のベース領域形成部の、真性ベース領域の形成部に開口を形成してp型の不純物を拡散して真性ベース領域16iを形成し、更にSiO2 等を形成し、先に形成した下層絶縁層と共に所要の厚さを有する表面絶縁層21を形成する。そして、絶縁層21の、真性ベース領域16i上に開口を形成し、この開口を閉塞するように、第2の多結晶半導体層62を形成する。この第2の多結晶半導体層62は、n型の不純物を高濃度に含有させた多結晶シリコン層によって形成する。
そして、この第2の多結晶半導体層62に対しフォトリソグラフィによるエッチングによってエミッタ電極の取出し部を残して除去する。
【0076】
そして、第1および第2の多結晶半導体層61および62からの不純物を半導体層32に拡散してp型の高濃度のグラフトベース領域16gを真性ベース領域16iの周囲に形成すると共に、アノード電極取出し領域13上に高濃度のアノードコンタクト領域14を形成し、真性ベース領域16i上に高濃度のn型のエミッタ領域17を形成する。
【0077】
絶縁層21には、それぞれ電極コンタクト窓が形成されて、それぞれトランジスタTRのエミッタ,ベースおよびコレクタ電極20E,20B,および20Cがコンタクトされる。そして、その上にSiO2 等の層間絶縁層22が形成され、この上に、受光窓が形成されたAl等よりなる遮光層23が形成され、この上に保護膜24が形成される。
【0078】
そして、絶縁層21および22が、反射防止膜とされて、遮光層23の受光窓を通じて、フォトダイオードPDに、検出光が照射される。
【0079】
このようにして、共通(同一)半導体基板1上に、トランジスタTRおよびアノードコモン型のフォトダイオードPDが形成された半導体装置が形成される。
【0080】
上述したように、本発明装置においては、そのフォトダイオードPDの分割領域40による接合j、およびフォトダイオードを構成するp−n接合Jからの空乏層によって、フォトダイオードを複数に分離する構成とするものである。すなわち、この分離部には、図7の従来構造におけるように、埋込み分離領域6が形成される構造としないものであり、これにより、この分割ないしは分離領域近傍に光照射されて光電変換で生成されたキャリアが、分離領域によるポテンシャルバリアによってこれより遠ざけられる力を受けることが回避されることから、キャリアは、その生成位置から空乏層まで最短距離を走行でき、光照射の位置によらず走行時間を殆ど等しくできる。したがって、フォトダイオードPDの分割領域に光が照射される使用態様が採られても、良好な周波数特性でRF信号を得ることができる。
【0081】
尚、上述した例では、バイポーラトランジスタTRが、第1および第2の多結晶半導体層61および62を用いたいわゆるダブルポリシリコン構造とした場合であるが、イオン注入法等によるとか、あるいはエミッタ領域の形成をイオン注入としたいわゆるシングルポリシリコンエミッタ構造とすることもできるなどの変形変更を行うことができる。
また、分割領域40の形成は、上述したように、分離領域12と同時に形成する場合に限られるものではなく、各領域を別工程で形成することもできる。
また、第2半導体部(すなわち上述した例では、アノード領域4)は、エピタキシャル成長によって形成する場合に限られるものではなく、例えば半導体基体2自体によって構成することもできる。
また、上述した例では、第1導電型がn型で、第2導電型がp型、すなわち受光素子のフォトダイオードが、受光面側にカソードが配置されたアノードコモン型構成とした場合であるが、各部の導電型を上述したとは逆導電型にすることもできるなど上述した例に限られるものではなく、本発明による受光素子を有する半導体装置、その製造方法、光学ピックアップ装置は、上述した例に例に限定されるものではない。
【0082】
【発明の効果】
上述の本発明による無効素子を有する半導体装置によれば、受光素子の動作時においては、高不純物濃度の分割領域40下をめぐって、空乏層41が形成されるので、アノード領域(第2半導体)4内で光照射によって発生した少数キャリア、この例では電子は、図2で矢印bおよびcでその走行路を模式的に示すように、ほぼ均一の走行長をもって空乏層41に達成することができる。つまり、分割領域40もしくは分離領域の存在によるポテンシャルによって走行が妨げられることが回避され、周波数特性の改善が図られる。
【0083】
更に、分離部分での受光感度は、高不純物濃度の分離領域40下をめぐって空乏層41が形成されるので、アノード領域(第2半導体部)4内で光照射によって発生した少数キャリアは、分離部分の有無によらず、空乏層までの到達数に変化はなく、分離幅の広いパターンにおいても受光感度の低下が少ない。
【0084】
そのため、この半導体装置を用いた本発明による光学ピックアップ装置において、複数に分割したフォトダイオードの分離領域を含む領域に光照射がなされ、高速性が要求されるRF信号を取り出す場合や、レーザーカプラーで用いているような、極細のストライプパターン、あるいは幅太のパターンに光照射される場合も、良好な周波数特性と感度を実現できるものである。
【0085】
そして、本発明による半導体装置、これを用いた光学ピックアップ装置を製造するに、従来に比し何ら工程数を増加することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による半導体装置の一例の概略断面図である。
【図2】本発明による半導体装置の動作の説明のための要部の概略断面図である。
【図3】本発明によるピックアップ装置の一例の構成図である。
【図4】(a)および(b)は、本発明による製造方法の一例の工程図である。
【図5】(a)および(b)は、フォトダイオードの各一例のパターン図である。
【図6】従来の半導体装置の概略断面図である。
【図7】従来半導体装置の動作の説明のための要部の概略断面図である。
【符号の説明】
PD,PD0 ,PDS1, PDS2, PD1,PD2 ・・・フォトダイオード(受光素子)、TR・・・トランジスタ、1・・・半導体基板、2・・・半導体基体、3・・・埋込み層、4・・・アノード領域、5・・・コレクタ埋込み領域、6・・・埋込み分離領域、7・・・アノード電極、8・・・高濃度埋込み領域、9・・・カソード領域、10・・・コレクタ領域、11・・・分離絶縁層、12・・・分離領域、13・・・アノード電極取出し領域、14・・・アノードコンタクト領域、15・・・コレクタ電極取出し領域、16・・・ベース領域、17・・・エミッタ領域、18・・・高濃度カソード領域、19・・・カソード電極、20E・・・エミッタ電極、20B・・・ベース電極、20C・・・コレクタ電極、21・・・表面絶縁層、22・・・層間絶縁層、23・・・遮光層、24・・・保護膜、31・・・第1半導体層、32・・・第2半導体層、51・・・半導体レーザー、52・・・受光素子を有する半導体装置、53・・・光学系、55・・・マイクロプリズム、56・・・光学記録媒体、61・・・第1の多結晶半導体層、62・・・第2の多結晶半導体層

Claims (9)

  1. 半導体基板に、第1導電型の第1半導体部と、第2導電型の第2半導体部とによる接合部を有する受光素子が形成され、
    上記第1半導体部の一部に、該第1半導体部を横切る分割領域が形成され、該分割領域によって、上記接合部が複数部分に分割され、これら分割された各接合部を有する複数の受光素子領域が形成され、
    上記受光素子の動作時に上記各接合部に印加される逆バイアス電圧以下の逆バイアス電圧の印加によって上記分割された各接合部からの空乏層が、上記第2半導体部において、上記分割領域下に回り込んで相互に接触する構成を有することを特徴とする受光素子を有する半導体装置。
  2. 上記分割された各受光素子領域の上記第1導電型の第1半導体部上に、上記第1半導体部に比して高不純物濃度の第1導電型の第3半導体部がそれぞれ形成されて成ることを特徴とする請求項1に記載の受光素子を有する半導体装置。
  3. 上記半導体基体に、上記第2導電型の第2半導体部の、上記受光素子を構成する接合部とは反対側に、上記第2半導体部と接して、該第2半導体部に比して高不純物濃度の第4半導体部が形成されて成ることを特徴とする請求項1に記載の受光素子を有する半導体装置。
  4. 上記半導体基板の表面から上記第4半導体部までの距離が、上記受光素子への入射光の吸収長より大に選定された
    ことを特徴とする請求項3に記載の受光素子を有する半導体装置。
  5. 上記第3半導体部の厚さが、0.01μm〜0.2μmに選定されたことを特徴とする請求項2に記載の受光素子を有する半導体装置。
  6. 上記受光素子を構成する上記第2半導体部の不純物濃度を、1×1011〜1×1016atoms/cm3 としたことを特徴とする請求項1に記載の受光素子を有する半導体装置。
  7. 上記受光素子を構成する上記第1および第2半導体部の不純物濃度を、それぞれ1×1011〜1×1016atoms/cm3 としたことを特徴とする請求項1に記載の受光素子を有する半導体装置。
  8. 半導体発光素子と、受光素子を有する半導体装置と、光学系とを有する光学ピックアップ装置であって、
    上記受光素子を有する半導体装置は、半導体基板に、第1導電型の第1半導体部と、第2導電型の第2半導体部とによる接合部を有する受光素子が形成され、上記第1半導体部の一部に、該第1半導体部を横切り、上記第2半導体部に入り込んで分割領域が形成され、該分割領域によって、上記接合部が複数部分に分割され、分割された各接合部を有する複数の受光素子領域が形成され、
    上記受光素子の動作時に上記各接合部に印加される逆バイアス電圧以下の逆バイアス電圧の印加によって上記分割された各接合部からの空乏層が、上記第2半導体部において、上記分割領域下に回り込んで相互に接触する構成を有することを特徴とする光学ピックアップ装置。
  9. 半導体基体の一主面に臨んで、あるいは半導体基体の一主面上に、第2導電型の高不純物濃度埋込み層を形成する工程と、
    該高不純物濃度埋込み領域上に、受光素子を構成する第2導電型の第2半導体部を構成する第1半導体層と、上記第2半導体部との間に上記受光素子を構成する接合部を形成する第1導電型の第1半導体部を構成する第2半導体層とを形成する工程と、
    上記第2半導体層を横切り上記接合部を複数に分割する分割領域を形成する工程と、
    上記第1半導体部の表面ないしは表面近傍に第1導電型の高不純物濃度の第3半導体部を選択的に形成する工程とを有し、
    上記分割された各接合部を有する複数の受光素子領域が形成され、上記受光素子の動作時に上記各接合部に印加される逆バイアス電圧以下の逆バイアス電圧の印加によって上記分割された各接合部からの空乏層が、上記第2半導体部において、上記分割領域下に回り込んで相互に接触する構成による受光素子を形成することを特徴とする受光素子を有する半導体装置の製造方法。
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