JP4130446B2 - サクション中空構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、サクション中空構造体に関する。
一般に、油圧機器の作動油等は、使用中に混入する不純物(金属粉・異物等)を除去するため、フィルターを通すように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、フィルターを通過させるタンク内に設置される複数の部材が、相互に溶接されており、フィルターを通過した作動油等に、フィルター通過後まもなく、溶接部からの不純物(酸化被膜等)が混入してしまうという欠点があった。
特開2002−21803号公報
解決しようとする課題は、フィルター通過後まもなく、作動油等に溶接部からの不純物が混入する点である。
そこで、本発明に係るサクション中空構造体は、上方開口状のフィルター接続孔と、水平方向のサクションチューブ接続孔と、下方開口縁部と、を有する中空胴部と、上記下方開口縁部を施蓋する底板と、上記サクションチューブ接続孔に接続されるサクションチューブと、を備えたサクション中空構造体に於て、上記底板の外周縁と上記中空胴部の下方開口縁部とを、溶接を省略して、かしめ加工にて連結した第1かしめ部を、有し、さらに、上記サクションチューブと上記中空胴部とを、溶接を省略して、かしめ加工にて連結した第2かしめ部を、有するものである。
また、上記第1・第2かしめ部には間隙が存在せず、又は、微小間隙が存在したとしても、該微小間隙の間隙寸法が、接続されるべきフィルターの目の粗さよりも小さく設定されたものである。
本発明のサクション中空構造体によれば、不純物が除去されたフィルター通過後の清浄な作動油等に、溶接部からの不純物が混入するのを防止することができる。すなわち、フィルター通過後の清浄な作動油等をそのまま油圧作動部等に送り出すことができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態の使用状態を示す。このサクション中空構造体Sは、油圧機器の作動油Xのろ過タンクRに設置されて使用される。作動油Xは、図示省略のパイプから矢印Aに示すように、ろ過タンクRに戻る。そして、作動油Xは、矢印Bに示すように、フィルターFを通過して、使用中に混入した不純物(図示省略)が除去される。フィルターFは、例えば、金網や薄板積層壁から成る。その後、作動油Xは、矢印Cに示すように、サクション中空構造体Sの内部を流れて(90度方向変換して流れて)、再び、ろ過タンクRの外に流出する。そして、図示省略の油圧機器の動力伝達部や潤滑部等へ流れる。
図1〜図3に示すように、サクション中空構造体Sは、上方開口状のフィルター接続孔11と、水平方向のサクションチューブ接続孔12と、下方開口縁部13と、を有する金属製断面矩形の筒状中空胴部1を備えている。また、下方開口縁部13を施蓋する金属製底板3と、サクションチューブ接続孔12に接続される金属製サクションチューブ2と、を備えている。
図2・図4に示すように、底板3の外周縁4と中空胴部1の下方開口縁部13とを、溶接を省略して、かしめ加工にて連結した第1かしめ部Yを、有する。そして、サクションチューブ2と中空胴部1とを、溶接を省略して、かしめ加工にて連結した第2かしめ部Zを、有する。
具体的には、第1かしめ部Yは、底板3の外周縁4(及びその近傍部位)を、中空胴部1の外鍔状に折曲げた下方開口縁部13をサンドイッチ状となるように、折曲加工、プレス加工等にてかしめた形状とされている。第2かしめ部Zは、サクションチューブ2の一端2aに段付部8をもってかしめ用薄肉部9を形成し、段付部8を中空胴部1のサクションチューブ接続孔形成壁部10に当接させつつ、かしめ用薄肉部9をサクションチューブ2の外径方向へ(外鍔状に)折曲加工、プレス加工等にてかしめた形状とされている。
第1・第2かしめ部Y,Zには間隙が存在せず、又は、微小間隙が存在したとしても、微小間隙の間隙寸法は、接続されるべきフィルターFの目の粗さよりも小さく設定されている。なお、第1・第2かしめ部Y,Zに微小間隙が存在したとしても、ろ過タンクR内なので、(ろ過タンクR外に)作動油Xが漏出することがない。
図2・図3・図5に示すように、サクションチューブ2の外周面5に環状帯体6が溶接されている。W1 はサクションチューブ2と環状帯体6との溶接部を示す。環状帯体6の幅方向中央部分とサクションチューブ2の間には微小間隙kが形成されている。なお、サクションチューブ2と環状帯体6との溶接部W1 、及び、サクションチューブ2の内周面7が十分に清浄になるような処理を予めしておく。
図1・図5に示すように、環状帯体6に、ろ過タンクRのタンク本体R0 が溶接されている。W2 は環状帯体6とタンク本体R0 との溶接部を示す。この溶接は、現場等に於て、サクション中空構造体をろ過タンクRに設置するときに行なわれるものであって、当然ながら、上述のサクションチューブ2と環状帯体6との溶接より後に行なわれる。
サクションチューブ2と環状帯体6を重ねた厚さ寸法T0 は、十分大きく設定されている。例えば、厚さ寸法T0 は、サクションチューブ2の肉厚寸法tの 1.5倍以上に設定されている。厚さ寸法T0 が十分に大きく、かつ、微小間隙kが形成されていることにより溶接部W2 を溶接するときの熱がサクションチューブ2に伝わる(矢印bにて示した)経路が長いので、溶接時に、サクションチューブ2の内周面7に酸化被膜が発生するのを防止することができるとともに、サクションチューブ2に粉体塗装がされていても損傷を与えることを防止できる。厚さ寸法T0 が、肉厚寸法tの 1.5倍未満の場合、溶接時に、サクションチューブ2の内周面7に酸化被膜が発生する虞れがあるとともに、サクションチューブ2に粉体塗装がされていると損傷を与える虞れがある。なお、溶接部W2 が十分に清浄になるような処理をするのが好ましい。
なお、本発明は、設計変更可能であって、例えば、各部のかしめ方(かしめられた形状)は、上述のものに限定されず、種々のものであって良い。また、中空胴部1が円筒状に形成されているも良い。
以上のように、本発明は、上方開口状のフィルター接続孔11と、水平方向のサクションチューブ接続孔12と、下方開口縁部13と、を有する中空胴部1と、下方開口縁部13を施蓋する底板3と、サクションチューブ接続孔12に接続されるサクションチューブ2と、を備えたサクション中空構造体に於て、底板3の外周縁4と中空胴部1の下方開口縁部13とを、溶接を省略して、かしめ加工にて連結した第1かしめ部Yを、有し、さらに、サクションチューブ2と中空胴部1とを、溶接を省略して、かしめ加工にて連結した第2かしめ部Zを、有するので、不純物が除去されたフィルターFを通過した後の清浄な作動油X等に、溶接部からの不純物が混入するのを防止することができる。すなわち、フィルターFを通過した後の清浄な作動油X等をそのまま油圧作動部等に送り出すことができる。
また、第1・第2かしめ部Y,Zには間隙が存在せず、又は、微小間隙が存在したとしても、微小間隙の間隙寸法が、接続されるべきフィルターFの目の粗さよりも小さく設定されたので、不純物が除去されたフィルターFを通過した後の清浄な作動油X等に、ろ過タンクR内のろ過前の作動油X等に含まれる不純物が混入するのを防止することができる。
本発明の実施の一形態の使用状態を示す断面正面図である。 サクション中空構造体の断面正面図である。 平面図である。 要部拡大断面正面図である。 要部拡大断面正面図である。
符号の説明
1 中空胴部
2 サクションチューブ
3 底板
4 外周縁
11 フィルター接続孔
12 サクションチューブ接続孔
13 下方開口縁部
F フィルター
Y 第1かしめ部
Z 第2かしめ部

Claims (2)

  1. 上方開口状のフィルター接続孔(11)と、水平方向のサクションチューブ接続孔(12)と、下方開口縁部(13)と、を有する中空胴部(1)と、上記下方開口縁部(13)を施蓋する底板(3)と、上記サクションチューブ接続孔(12)に接続されるサクションチューブ(2)と、を備えたサクション中空構造体に於て、
    上記底板(3)の外周縁(4)と上記中空胴部(1)の下方開口縁部(13)とを、溶接を省略して、かしめ加工にて連結した第1かしめ部(Y)を、有し、
    さらに、上記サクションチューブ(2)と上記中空胴部(1)とを、溶接を省略して、かしめ加工にて連結した第2かしめ部(Z)を、有することを特徴とするサクション中空構造体。
  2. 上記第1・第2かしめ部(Y)(Z)には間隙が存在せず、又は、微小間隙が存在したとしても、該微小間隙の間隙寸法が、接続されるべきフィルター(F)の目の粗さよりも小さく設定された請求項1記載のサクション中空構造体。
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