JP4130296B2 - ホログラフメモリーシステムで用いられる装置と、周期的位相構造を入力データ面にマッピングする方法 - Google Patents

ホログラフメモリーシステムで用いられる装置と、周期的位相構造を入力データ面にマッピングする方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光学メモリーに関し、特にホログラムメモリーシステムの一つの面に周期的位相構造をマッピングさせるために、周期的構造体をレンズを用いずに画像化するタルボー効果(Talbot Effect)を用いたホログラムメモリーに関し、また光をレンズ列に伝搬させるシステムの入力データ面に関し、またホログラムメモリーシステムに入力データを与える空間光変調器への自己画像入射に関する。
【0002】
【従来の技術】
ホログラムメモリーシステムは、大量のデータを記憶できる。これはアーカイブのアプリケーション、または呼び出し専用のアプリケーション、あるいは活性メモリーシステム用に有益である。このホログラムメモリーシステムの基本原理は、データを四角形の画像であるページに配列して、これらのページをホログラムに記憶するものである。データを取り出す際には、適切なページをホログラムから再構成する。
【0003】
パソコンを含む現在の処理システムは、様々な形態の光学データ記憶に依存している。例えば、CD−ROMデバイスは、ほとんど全ての新たなパソコンの標準装置となっている。ほとんど大部分のマルチメディアソフトウエア(ビデオゲーム、マップ、百科事典等を含む)は、CD−ROMの形態で販売されている。さらにまたコンパクトディスクは、音楽を記憶する最も便利な記憶媒体である。近年、デジタルビデオディスク(DVD)技術が導入され、0.5ギガバイトから5ギガバイトに標準のCD蓄積容量を拡張している。
【0004】
CD−ROMやDVDの大量の記憶容量と低コストにより、さらに大型で安い光学記憶媒体への需要をつくり出している。多くの大企業は、ジャンクボックススタイルのCDチェンジャーを用いて、数百枚のディスクのうちの特定の一つのディスクにアクセスしている。光学記憶フォーマットの形式で発売された動画は、複数のCDやDVD、あるいはレーザディスクを必要としている。さらにまた、CD−ROMやDVDの技術の限界に近づいたようにも思える。光学記憶システムの容量と速度を上げるために、最近の研究はCDサイズの記憶媒体で、数百ギガバイトを記憶できるホログラフ記憶デバイスにますます向けられている。
【0005】
一時にデータのページ全体を記憶し、読み出したりすることのできる多くのホログラムデータ記憶システムが開発されている。このようなシステムにおいては、記憶すべきデータをまず二次元の光学アレイ、例えば液晶ディスプレイ(liquid crystal display ;LCD)スクリーン上に符号化する。このLCDスクリーンは、空間光変調器(spatial light modulator ;SLM)の一種である。別の種類のSLMは、Texas Instrument社のデジタルミラーデバイス(Digital Mirror Device)であり、これは各ピクセルの反射率を変えることのできる反射性のデバイスである。SLMという用語は、光学密度位相反射率を変える固定マスクを含む。
【0006】
第1レーザビームである面の波は、このSLMを通して伝搬され、二次元に配列されたデータの四角と長方形のピクセルから強度及び/または位相パターンをピックアップしている。対象ビームと称するデータ符号化ビームは、光感受性材料(holographic memory cell ;HMC)と称する光感受性材料に最終的に投影される。参照ビームと称する第2レーザビームもまた、holographic memory cell内に投影される。この対象ビームと参照ビームがHMCの上で交差して、HMCの体積要素を通して干渉パターンを生成する。この独自の干渉パターンがホログラムを生成するHMC内に材料の変化を引き起こす。
【0007】
ホログラムメモリーセル内にホログラムを形成することは、対象ビームと参照ビームとの間の振幅と偏光状態と位相差の関数である。これは、対象ビームと参照ビームがホログラムメモリーセル内に投影される入射角に依存している。ホログラムで記憶したあとデータビームは、HMCにホログラムを生成した参照ビームと同じ参照ビームを投影することにより、再構築される。ホログラムと参照ビームは相互作用をして、データ符号化された対象ビームを再生し、これを光感光性のディテクターの二次元のアレイ上に投影して、明るいピクセルと暗いピクセルのパターンを検出することにより、データを読み出している。
【0008】
ホログラフメモリーシステムにおいては、入力振幅データ構造を位相符号化するのが好ましい。このような位相符号化は、振幅データ構造のフーリエ変換パターンをホログラフメモリーシステムに特に適した分布形式に再度分布させる。しかし、この位相符号化構造は、光学性能用の振幅符号化構造と光学的に一致しなければならない。このような一致は、位相構造を振幅構造に4−f(four-f)画像化することにより行われる。このような一致を達成するために、完全な4−f画像システムを追加することは、システムの大きさ、コスト、複雑性、重さの観点から欠点となる。
【0009】
このような位相符号化構造の無限の選択のうちで、ある種のものがその特性上周期的である。ホログラムメモリーシステムにおいて、最も周期的な位相構造を用いるのが時には好ましくない(そうすることによりフーリエ面の再構成の利点がなくなる)こともあるが、ある場合には好ましいこともある。ホログラムメモリーシステム内の入力データセットの振幅パターンを位相変換するのに用いられるあるクラスの周期的位相構造は、レンズのアレイである(レンズ列)。このようなレンズの列を用いることは、次数の電子部分を局部的に分散させながら高次のフーリエエネルギーをゼロ次に崩壊(collapse)させるよう機能する。
【0010】
米国特許第5,859,808号は、ホログラムメモリーセル内のデータ位置へのアクセスを得るために光学パスを方向付けるシステムと方法を開示している。このようなシステムの一つは、(1) 複素空間的に変調した入射ビーム光を受領する屈折性素子と、(2) フーリエ領域内に入射ビームを受光し反射させるよう位置調整が可能な第1と第2の反射性素子と、(3) 前記第1と第2の反射性素子に接続されて、この第1と第2の反射性素子を直列に移動させ、HMCに対し入射ビームを方向付ける反射素子制御メカニズムとを有し、これにより第1と第2の反射性素子の動きの関数であるHMC上の位置を入射ビームが照射するようにさせている。
【0011】
米国特許4,813,762号は、複数のレーザからの光を受光する回折レンズ列を開示している。このレンズ列は、Z=nd/λの距離だけ部分反射ミラーから分離して配置されている。ここでnは整数または整数の2分の1で、λはレーザの波長で、dはレンズ列のレンズ間のスペースである。前掲の特許の一実施例においては、この装置のレンズは基板の表面にエッチングで形成され、そして平行な表面は部分反射ミラーを形成するためにコーティングされているような単一のデザインである。これらのレンズは互いに当接して1に近い充填係数(fill factor)(光を含む列のパーセンテージ)を生成し、各レンズはマルチステップの回折レンズである。レーザからミラーへ、そして再びレーザへの周回距離に対し回折拡散により1個のレンズから隣接するレンズへのフィードバック光の結合を引き起こす。全てのレンズからの光は、レーザの導波路に結合して戻されるが、これはレンズの各面の前面にある波が平坦のときにのみ有効に行われる。すなわち、フィードバックの層がレンズに対し、均一の時に行われる。均一性はレンズ列とミラーとの間の距離がタルボー自己画像条件であるときに達成できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、周期的構造体の繰り返し画像面のレンズのない近接場(near-field )用にタルボー効果を用いることである。
【0013】
本発明の別の目的は、タルボー効果を用いてホログラフメモリーシステム内のある面の周期的位相構造をこのホログラムメモリーシステム内の入力データ面にマッピングすることである。
【0014】
本発明のさらに別の目的は、光がタルボー効果を介して伝搬するレンズ列を用いてホログラフメモリーシステムにその入力データを与える空間光変調器上への自己画像入射を行うことである。
【0015】
さらに本発明の別の目的は、周期的位相構造がそのフレネル領域内に自己画像化され、余分の4−f光学装置(four-f optics)を用いることなく、フレネル領域内を通って入力振幅データ構造内へ周期的構造体を自己画像化させるホログラフメモリーシステムを提供することである。
【0016】
さらに本発明の目的は、タルボー効果を用いて周期的構造体のレンズのない画像化を行い、ホログラフメモリーシステム内のある面に周期的位相構造体を入力データ面にマッピングするが、これはホログラフメモリーシステムに入力データを与える空間光変調器上に自己画像入射するレンズ列を伝搬させることにより行う。
【0017】
さらに本発明の別の目的は、ホログラフメモリーシステム内のある面における周期的位相構造体を入力データ面にマッピングするために、ホログラフメモリーシステムに入力データを与える空間光変調器上に入射する自己画像へレンズ列を伝搬させることにより、周期的構造体のレンズのない画像化を行う方法を提供する。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明の装置は、請求項1に記載した特徴を有する。すなわち、ホログラフメモリーセルを有するホログラフメモリーシステムで用いられ、タルボー効果を用いてある面の周期的位相構造を入力データ面にマッピングする装置において光を受光する2Wの周期性を有する周期的位相構造体と、前記位相構造体から距離Tだけ離れて配置された振幅データ構造体とを有し、前記位相構造体は、前記位相構造体のフレネル領域内で、前記振幅データ構造に自己画像化され、前記周期的位相構造体は、光が回折する角度であるθと波長λの光に照射されることを特徴とする。ただし、
T=2mw/tanθm
θm=sin−1[(m+1/2)λ/w]である。
【0019】
さらに本発明の方法は、請求項5に記載した特徴を有する。すなわち、ホログラフメモリーセルを有するホログラフメモリーシステム内のある面の周期的位相構造を入力データ面にタルボー効果を用いてマッピングする方法において(a)光を受光する2Wの周期性を有する周期的位相構造体を用意するステップと、(b)前記位相構造体から距離Tに振幅データ構造体を配置するステップとを有し、前記位相構造体は、前記位相構造体のフレネル領域内で、前記振幅データ構造に自己画像化され、(c)前記周期的位相構造体は、光が回折する角度であるθmと波長λの光に照射されるステップを有することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明は、周期的位相構造体面と振幅構造体面を一致させるために、新たな4−f画像化システムの必要性を回避する方法を提供する。この本発明の方法は、タルボー効果、すなわち周期的構造体(位相振幅あるいはそれらの組み合わせ)を構造体のフレネル領域(近接場)内に自動的かつ連続的に再画像化させる干渉効果を用いる。このタルボー効果を用いて、好ましい周期的位相構造体(例えばレンズ列)がフレネル領域内のホログラフメモリーシステムの入力振幅データ構造体上に自己画像化され(self-imaged)されるが、これは新たな4−f光学装置を必要とするものではない。この自己画像化距離は、数ミクロンから数メートルの間である。
【0021】
図1は従来の4−f画像化システム10を示す。図1に示された4−f画像化システム10の構成は、「無限共役複素」と称する。この4−f画像化システム10は、空間光変調器12と焦点距離がfの薄い凸レンズ14と、焦点距離がfの薄い凸レンズ16とを有する。ここで焦点距離fと焦点距離fは、等しくても、あるいは等しくなくてもよい。空間光変調器12は例えば、液晶ディスプレイ(LCD)スクリーンで、その上にデータが透明なピクセルと不透明なピクセルの二次元列のパターンで符号化される。空間光変調器12と凸レンズ14と凸レンズ16は光学パス18に対し直交して配置され、光ビーム20と一致する点線で示すように直交に配置される。コヒーレントなレーザ光の平面波対象ビームが空間光変調器12に投射され、この空間光変調器12が符号化データパターンを取り上げ、距離fだけ伝搬させて凸レンズ14に到達する。光ビーム20,22,24で表される対象ビームは凸レンズ14を通過し、距離fだけ伝搬してフーリエ面15に到達する。このフーリエ面15において、全ての対象ビーム位置情報は角度情報に変換され、そして全ての対象物角度情報は位置情報に変換される。フーリエ面15面に形成された画像は、凸レンズ16への入力対象である。凸レンズ14から対象ビームは距離fだけ伝搬して、凸レンズ16に到達する。凸レンズ16を通過後、対象ビームは距離fだけ伝搬して出力画像面26に到達し、そこで空間光変調器12上の入力データ画像が再構成される。出力画像面26は凸レンズ14のフーリエ面であると同時に、空間光変調器12がある面に対する出力画像面でもある。かくして凸レンズ16により出力画像面26に形成された画像は、凸レンズ14によりフーリエ面15上に形成されたフーリエ画像である。
【0022】
光ビーム20−24が示すように出力画像面26に形成された入力データ画像は空間光変調器12で現れるときには、反転されている。そのため、ホログラフメモリーセルは、出力画像面26に配置されている場合には、空間光変調器12の二次元列のパターンの反転された画像がホログラフメモリーセル内のデータのページとして記憶される。レーザ光の参照ビーム(図示せず)が、データ画像を記憶するために必要とされる。上記の光学システムの他の実施例においては、空間光変調器は最初のレンズと、そのあとのフーリエ面との間に配置してもよい。最初のレンズに入射する対象光は、この最初のレンズにより収束されるが、最初のレンズのあとSLMからの符号化データをピックアップする。このような構成においては、フーリエオーダーのサイズ(位置)はSLMと、そのあとのフーリエ面との間の距離に線形に変化する。さらにまた、このビームの入射角度は、SLMの位置に応じて変化する。レンズのない操作が望ましい場合には、フレネル領域操作を用いることができる。このフレネル領域は、レンズとそのあとのフーリエ焦点面(あるいは、そのレンズから焦点距離fだけ離れて配置された画像焦点面)との間の領域である。このフレネル領域操作においては、二つの可動ミラーが光学システムの複数のレンズの内の一つのレンズと、それに対応するフーリエ焦点面、あるいは画像焦点面との間に配置される。好ましくは、操作プロセスを完結させるために一対の可動ミラーの後ろには、さらなる光学装置(すなわちレンズ)は必要ではない。
【0023】
タルボー効果は、振幅ルーリング(amplitude ruling)(等しい幅の不透明なラインと透明なラインの周期的な組で、周期性=2W)の例を用いて説明できる。図2には、コヒーレント光の平面波で照射されたピッチ幅が2Wのルーリングを示す。光がこのルーリング内を伝搬すると、光はルーリングのフーリエ要素(0次,±1次,±2次等)に回折する(分散する)。各これらの回折したビームが伝搬するにつれて、様々な他の類似のビームと交差する。ビームの交差の組み合わせが観測されると、個々の面(タルボー面)が存在するように見える。そしてこの面に初期ルーリングの回折パターンが全ての領域(ただし外側を除く。そこではもとのルーリングの限られた開口が、それが存在しないために回折ビームを生成することができない)で正確に繰り返される。
【0024】
連続的なタルボー面の間の距離Tは、角度θmを考慮することにより決定される。このθmでビームは照射中の周期的構造体から解析される。最も単純な距離的な近似においては、ルーリングから回折されたビームの幅W(周期2W)のラインを有するルーリングから回折され、波長λの光により照らされたビームの建設的な干渉は、次の角度でおこる。
θm=sin−1[(m+1/2)λ/w]
(ここでmは、回折の次数で0次はカウントせず、入射光と同一の方向に放射する。)図3に示すようにTは、次のようにして解くことができる。
T=2mW/tanθm
例えば、λ=0.5μmの見ることのできる可視光を用いて、そのルーリングのライン幅がW=5μmで、θが8.63°を用いるとTは65.9μmになる。かくして60μmごとに、このルーリングの画像が繰り返される。
【0025】
このタルボー効果は、一般的な周期的構造及び周期的振幅ルーリング構造に拡張できる。事実この効果は、レンズ列(例、周期的な二次元の直交位相構造体構造列)に対し研究がなされている。ホログラフメモリーシステムの本出願は、このようなレンズ列を対象ビームの光学パス内の振幅データ符号化デバイスの直前に配置して、振幅データ構造が周期的位相構造のタルボー面の一つに設定するようにしている。これにより、周期的位相構造の振幅データ構造への4−f画像化の必要性をなくし、これによりコストと複雑さ、サイズ、重量を低減している。
【0026】
従来の画像化のアプローチを図4aに示し、タルボー画像化アプローチを図4bに示す。図4aにおいては、このシステムは2個の4−fシステムを含む。コヒーレントな光の平面波が、一対の凸レンズ30,32に対し配置された位相マスク28を通過する。そしてこの凸レンズ30は位相マスク28から焦点距離f1だけ、そして凸レンズ32は焦点距離f2だけ離れて配置されている。この凸レンズ30,32は光学パス34に直交して配置されている。フーリエ面36に形成された画像は、切り替えられた位置情報と角度情報を有し、そして画像が凸レンズ32を通過して距離f2だけ伝搬して、振幅マスク38の出力画像面に到達する。振幅マスク38上に入射した画像は、その後距離f1だけ伝搬して凸レンズ40に到達する。フーリエ面42に形成される画像は、ビームを方向付けるミラー44のような反射媒体を通過する。方向が変えられた画像は別の凸レンズ46を通過して、距離f2だけ伝搬してHMC48の出力画像面に到達する。
【0027】
図4bにおいて本発明によるタルボー画像化技術は、位相マスク28を上記の式T=2mw/tanθmに従って、位相マスク28を振幅マスク38に対し距離Tだけ離れて配置させる。この実施例において位相マスクは、図2に示した幅Wのルーリングラインを有するレンズ列である。角度θmは下式に示すものである。
θm=sin-1[(m+1/2)λ/w]
この構成により、図4aに示されたような別々の4−f画像システムを必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の4−f画像化システムのブロック図。
【図2】コヒーレント光の平面波により照射された振幅ルーリングのブロック図。
【図3】「T」を決定する式の解像度を示すブロック図。
【図4】a 従来の画像化技術のプロック図。
b 本発明の画像化技術のブロック図。
【符号の説明】
10 4−f画像化システム
12 空間光変調器
14 凸レンズ
15 フーリエ面
16 凸レンズ
18 光学パス
20−24 光ビーム
26 出力画像面
28 位相マスク
30 凸レンズ
32 凸レンズ
34 光学パス
36 フーリエ面
38 振幅マスク
40 凸レンズ
42 フーリエ面
44 ミラー
46 凸レンズ
48 HMC

Claims (3)

  1. ホログラフメモリーセルを有するホログラフメモリーシステムで用いられ、タルボー効果を用いてある面の周期的位相構造体を入力データ面にマッピングするホログラフメモリーシステムで用いられる装置であって、
    光を受光する2wの周期性を有する周期的位相構造体、及び
    振幅データ構造体であって、前記周期的位相構造体が該周期的位相構造体のフレネル領域内で前記振幅データ構造体上に自己画像化されるように、前記周期的位相構造体から距離Tだけ離れて配置された振幅データ構造体
    からなり、ここで、
    前記2wの周期性を有する周期的位相構造体が波長λの光で、かつ光が回折される角度であるθで照射されるときに、
    T=2mw/tanθm
    θm=sin−1[(m+1/2)λ/w]
    であることを特徴とする装置。
  2. 前記周期的位相構造体がレンズ列であることを特徴とする請求項1記載の装置。
  3. ホログラフメモリーセルを有するホログラフメモリーシステム内のある面の周期的位相構造体を入力データ面にタルボー効果を用いてマッピングする方法であって、
    (A)光を受光する2wの周期性を有する周期的位相構造体を用意するステップ、
    (B)前記周期的位相構造体が該周期的位相構造体のフレネル領域内で振幅データ構造体上に自己画像化されるように、前記周期的位相構造体から距離Tに振幅データ構造体を配置するステップであって、
    T=2mw/tanθm
    θm=sin−1[(m+1/2)λ/w]
    である、ステップ、及び
    (C)前記周期的位相構造体を、波長λの光で、かつ光が回折する角度であるθで照射するステップ
    からなる方法。
JP2000248122A 1999-08-18 2000-08-18 ホログラフメモリーシステムで用いられる装置と、周期的位相構造を入力データ面にマッピングする方法 Expired - Fee Related JP4130296B2 (ja)

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