JP4129117B2 - シート体用容器の排出機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート体を挿通する開口部を開閉する蓋体が設けられた容器を、処理装置の容器装填部から排出するためのシート体用容器の排出機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)を利用して、人体等の被写体の放射線画像情報を一旦記録し、この放射線画像情報を写真フイルム等の写真感光材料等に再生し、あるいはCRT等に可視像として出力させるシステムが知られている。
【0003】
蓄積性蛍光体は、放射線(X線、α線、γ線、電子線、紫外線等)の照射によりこの放射線エネルギの一部を蓄積し、後に可視光等の励起光の照射によって、蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光を示す蛍光体をいう。この蓄積性蛍光体は、取り扱いの容易性等から、通常、シート状である蓄積性蛍光体シート(シート体)として使用されている。
【0004】
上記システムでは、例えば、予め放射線画像情報が記録された蓄積性蛍光体シートが収容されたカセッテ(容器)を装填するカセッテ装填部と、前記カセッテから取り出された前記蓄積性蛍光体シートに担持された放射線画像情報を読み取る読み取り部と、前記蓄積性蛍光体シートに残存する放射線画像情報を消去する消去部とを組み込むカセッテ方式の画像情報読取装置が採用されている。
【0005】
上記のカセッテ装填部では、読み取り処理および消去処理後の蓄積性蛍光体シートがカセッテ内に戻されると、操作者によりこのカセッテを前記カセッテ装填部から引き抜く動作が行われる。このため、カセッテは、引き抜き動作に伴って閉蓋手段の作用下に蓋体が閉動された状態で、カセッテ装填部から取り出されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように、カセッテの取り出し作業を操作者の手作業に依存しているため、前記カセッテが勢いよく引き抜かれると、蓋体が閉まる前に該カセッテ内から蓄積性蛍光体シートの一部または全体が飛び出す場合がある。これにより、蓄積性蛍光体シートに損傷が惹起されるとともに、前記蓄積性蛍光体シートが装置内に入り込んでしまうという問題が指摘されている。
【0007】
本発明はこの種の問題を解決するものであり、容器の着脱動作に影響されることがなく、前記容器からシート体が飛び出すことを確実に阻止することが可能なシート体用容器の排出機構を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るシート体用容器の排出機構では、処理装置の容器装填部から容器を排出する際に、まず、クラッチ手段を介して回転駆動源による回転力が蓋閉めローラに伝達される。このため、前記蓋閉めローラが回転して容器を容器装填部から自動的に所定の位置まで送り出すとともに、前記容器の開口部を開放していた蓋体が閉動される。次いで、操作者の手作業により、容器を容器装填部から取り出す作業が行われる。
【0009】
これにより、蓋閉めローラの回転作用下に、容器内のシート体が飛び出さない位置までこの容器が送り出されるため、その後に操作者が前記容器を容器装填部から勢いよく引き抜いても、前記シート体の飛び出しが確実に阻止される。従って、操作者が容器を引き抜く際に、シート体が飛び出してこのシート体に損傷が惹起することがなく、しかも、前記シート体が処理装置内に入り込むことを有効に阻止することが可能になる。
【0010】
さらに、蓋閉めローラと回転駆動源とは、クラッチ手段を介して遮断可能である。このため、操作者が手作業により容器を容器装填部から取り出す際や、この容器を前記容器装填部に装填する際に、蓋閉めローラの回転が回転駆動源に伝達されることがなく、操作者に過度の負荷を付与することを確実に阻止することができる。
【0011】
また、蓋閉めローラは、軸方向に所定間隔離間して複数のローラ部を備えるとともに、前記ローラ部が部分的に異なる硬度に設定されている。従って、容器の繰り返し装填により蓋閉めローラが摩耗することを、有効に抑制することが可能になる。
【0012】
しかも、それぞれのローラ部は、同一の直径に設定されるとともに、寸法の異なる容器の一端側が揃えられる基準位置に沿って設けられる基準ローラ部と、寸法の小さな前記容器に対応して設けられる第1ローラ部と、寸法の大きな前記容器に対応して設けられる第2ローラ部とを備え、前記基準ローラ部および前記第2ローラ部が、前記第1ローラ部よりも高い硬度に設定されている。
【0013】
これにより、基準ローラ部は、所望の耐摩耗性と搬送力を確保することができ、容器を確実に所定の位置まで自動的に送り出すことが可能になる。一方、第1ローラ部は、所望の耐摩耗性と変形性(可撓性)を有する。このため、例えば、蓋体が変形していても、第1ローラ部が容易に変形して蓋閉めローラが片当たりすることを有効に阻止することができる。その上、基準ローラ部、第1ローラ部および第2ローラ部が一体的に回転するように構成されるため、例えば、前記基準ローラ部をフリーローラ構造にするものに比べ、蓋閉めローラ全体の構成が簡素化し、経済的なものになる。
【0014】
また、蓋閉めローラに接触する容器を除電するための除電手段が設けられており、前記容器内のシート体が帯電することによって、例えば、画像処理に影響を与えることを有効に回避することが可能になる。ここで、除電手段は、蓋閉めローラのゴム部に接触する除電ブラシや、導電性材料で形成される蓋閉めローラに接触する導電性接地部材を備えている。これにより、簡単な構成で、容器を確実に除電することができる。
【0015】
さらにまた、回転駆動源は、シート体を容器に対して取り出し動作および/または搬入動作を行うシート体搬送機構を構成するモータが兼用している。従って、排出機構専用のモータが不要になり、構成が有効に簡素化されるとともに、経済的なものとなる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態に係るシート体用容器の排出機構が組み込まれる処理装置である画像情報読取装置10の内部構成説明図である。
【0017】
画像情報読取装置10を構成する装置本体12内には、予め被写体の放射線画像情報が一旦記録された蓄積性蛍光体シート(シート体)Sが収容されたカセッテ(容器)14を装填するカセッテ装填部(容器装填部)16と、前記放射線画像情報が記録された前記蓄積性蛍光体シートSに励起光であるレーザ光Lを照射して前記放射線画像情報を光電的に読み取る読み取り部18と、読み取り後に前記蓄積性蛍光体シートSに残存する放射線画像情報を消去する消去部20とが組み込まれる。
【0018】
カセッテ14は、蓄積性蛍光体シートSを収容する筐体22と、前記蓄積性蛍光体シートSの取り出し動作および挿入動作を行うために、前記筐体22の端部に開口部23を開閉可能に装着される蓋体24とを備える。図示しないが、蓋体24は、筐体22の端部にヒンジを介して揺動可能に取り付けられている。カセッテ装填部16は、カセッテ14を水平姿勢で挿入するとともに、蓋体24を開放する図示しない蓋体開放手段と、蓄積性蛍光体シートSを吸着保持して前記カセッテ14から取り出すとともに、読み取りおよび消去後の前記蓄積性蛍光体シートSを前記カセッテ14に送り込む搬送機構26とを設ける。このカセッテ装填部16には、カセッテ14を排出するための本実施形態に係る排出機構28が組み込まれている。
【0019】
図2および図3に示すように、搬送機構26は、カセッテ装填部16で蓋体24が開放されたカセッテ14内の蓄積性蛍光体シートSを吸着保持可能な吸着手段30と、前記吸着手段30を所定の搬送軌跡に沿って案内するガイド手段32と、前記吸着手段30を前記ガイド手段32の案内作用下に移動させる駆動手段34とを備える。
【0020】
搬送機構26は、蓄積性蛍光体シートSの取り出し方向(矢印E方向)と交差する矢印F方向に所定の間隔だけ離間する側板36a、36bを設ける。側板36aには、駆動手段34を構成するモータ38が固定され、このモータ38の駆動軸38aに駆動歯車40が軸着される。この駆動歯車40には複数の歯車で構成される歯車列42が噛合するとともに、前記歯車列42に従動歯車44が噛合する。従動歯車44は、回転軸46の一端側に固着されるとともに、前記回転軸46は、矢印F方向に延在して側板36a、36bに両端支持されている。回転軸46の両端には、旋回アーム48が固着され、前記旋回アーム48の突出端部にリンク50の一端が揺動自在に連結される。
【0021】
側板36a、36bには、吸着手段30を蓄積性蛍光体シートSの被吸着盤(記録面とは反対側の裏面)に対し上方から斜め下方に傾斜する搬送軌跡に沿って移動させるために、ガイド手段32を構成するガイド溝52、54が設けられる。ガイド溝52、54は、それぞれ所定の形状に設定されており、吸着手段30を構成する可動アーム部材56の両端には、前記ガイド溝52、54に対応して第1支軸58および第2支軸60が固着される。第1支軸58は、ガイド溝52から外方に突出してリンク50の他端に係合するとともに、前記第1および第2支軸58、60が連結部材62により互いに支持されている。
【0022】
可動アーム部材56には、取り付け部材64が取り外し自在に装着されるとともに、前記取り付け部材64に吸着盤66a、66bが取り付けられる。吸着盤66a、66bは、取り付け部材64と一体的に可動アーム部材56に対して着脱可能に構成される。吸着盤66a、66bの上部側にホース接続用継手74a、74bが装着されるとともに、前記継手74a、74bにホース76a、76bの一端が連結されており、前記ホース76a、76bの他端が図示しない真空発生源に連通している。
【0023】
排出機構28は、カセッテ14の蓋体24に係合してこの蓋体24の閉動を行うとともに、前記カセッテ14を自動的に所定の位置まで送り出し可能な蓋閉めローラ80と、前記蓋閉めローラ80を回転駆動する回転駆動源であるモータ38と、前記モータ38による回転力を前記蓋閉めローラ80に対して伝達および遮断可能な電磁クラッチ(クラッチ手段)82とを備える。図1に示すように、カセッテ14がカセッテ装填部16に装填された状態で、前記カセッテ14の端部に揺動可能に取り付けられている蓋体24が開放されるとともに、前記カセッテ14には、前記蓋体24の装填方向後方に位置して蓋閉めローラ80が摺接している。
【0024】
蓋閉めローラ80は、カセッテ14の着脱方向(矢印E方向)に交差する矢印F方向に延在して側板36a、36bに回転自在に支持される。蓋閉めローラ80は、導電性材料で形成される軸部84と、この軸部84の外周に所定の幅寸法を有しかつ所定の間隔ずつ離間して設けられる複数のゴム部86、例えば、寸法の異なるカセッテ14の一端側が揃えられる基準位置に沿って設けられた基準ローラ部86aと、寸法の小さな前記カセッテ14に対応して設けられる第1ローラ部86b、86cと、寸法の大きな前記カセッテ14に対応して設けられる第2ローラ部86dとを備える。基準ローラ部86a、第1ローラ部86b、86cおよび第2ローラ部86dは、同一の直径に設定されるとともに、軸部84に一体的に固着されている。
【0025】
基準ローラ部86aおよび第2ローラ部86dは、第1ローラ部86b、86cよりも高い硬度に設定される。具体的には、基準ローラ部86aおよび第2ローラ部86dは、所望の耐摩耗性およびカセッテ14の所望の搬送力を有する必要があり、ゴム硬度が70゜±15゜に設定される、例えば、NBR(ニトリルゴム)が使用される。第1ローラ部86b、86cは、所望の耐摩耗性および変形性(低硬度)を有する必要があり、ゴム硬度が25゜〜35゜の範囲に設定される、例えば、EPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)が使用される。
【0026】
なお、基準ローラ部86a、第1ローラ部86b、86cおよび第2ローラ部86dの材質は、上記の要求を満たすものであれば、種々採用可能であり、例えば、エラストマー樹脂を用いてもよい。
【0027】
蓋閉めローラ80の一端側には、駆動歯車40に噛合する従動歯車88を備えた電磁クラッチ82が装着される。
【0028】
排出機構28は、蓋閉めローラ80に接触するカセッテ14を除電するための除電手段90を備える。図2および図4に示すように、この除電手段90は、蓋閉めローラ80のゴム部86に接触する除電ブラシ92と、前記蓋閉めローラ80の軸部84に接触する導電性接地部材である板ばね94とを設けている。
【0029】
除電ブラシ92は、矢印F方向に延在して配置されており、取り付け部96に止めねじ98を螺合することによって前記除電ブラシ92の長手方向両端が固定されている。この除電ブラシ92のブラシ部分は、蓋閉めローラ80を構成するゴム部86に、常時、接触している。蓋閉めローラ80の他端側には、板ばね94が配置される。この板ばね94は、蓋閉めローラ80を構成する軸部84の端面に、常時、接触するとともに、側板36bに固着されてこの側板36bを介して接地されている。
【0030】
図1に示すように、搬送機構26の下方には、往復搬送系102を介して消去部20および読み取り部18が配設される。往復搬送系102は、互いに対をなすローラ対104を複数備えており、このローラ対104により構成される鉛直搬送路に消去部20が配置され、さらに前記ローラ対104により構成される水平搬送路の上方に読み取り部18が配置される。この消去部20は、水平方向に延在する複数の消去用光源106を備えている。なお、消去用光源106は、1本で構成してもよく、また、鉛直方向に延在して配置してもよい。
【0031】
読み取り部18は、蓄積性蛍光体シートSを水平方向(矢印X方向)に副走査搬送する副走査搬送手段108と、副走査搬送されている前記蓄積性蛍光体シートSに対し走査光としてレーザ光Lを略鉛直下方向(矢印Y方向)に照射して主走査するレーザ光照射手段110と、前記蓄積性蛍光体シートSから発せられる輝尽発光光を集光し、前記蓄積性蛍光体シートSに担持されている放射線画像情報を光電的に読み取る読み取り手段112とを備える。
【0032】
レーザ光照射手段110は、レーザ光Lを一旦水平方向に導出した後、略鉛直下方向に屈曲させてこのレーザ光Lを蓄積性蛍光体シートSに照射するための光学系114を設けている。蓄積性蛍光体シートSのレーザ光Lの照射位置近傍には、このレーザ光Lの照射によって前記蓄積性蛍光体シートSから発せられる輝尽発光光を集光する集光ガイド116および反射ミラー118が配置されている。この集光ガイド116には、フォトマルチプライヤ120が接続されて読み取り手段112が構成されている。副走査搬送手段108は、水平方向(矢印X方向)に互いに所定間隔離間して配置されている第1および第2ローラ対122、124を備える。
【0033】
このように構成される画像情報読取装置10の動作について、以下に説明する。
【0034】
まず、装置本体12の上部に設けられているカセッテ装填部16にカセッテ14が水平方向に指向して装着される。このカセッテ14内には、予め図示しない被写体の放射線画像情報が記録された蓄積性蛍光体シートSを収容しており、前記カセッテ装填部16に設けられた図示しない蓋体開放手段の作用下に、蓋体24が開放される。
【0035】
次いで、駆動手段34が駆動されて吸着盤66a、66bがカセッテ14内に移動する。すなわち、図2および図3に示すように、駆動手段34では、モータ38の駆動作用下に駆動歯車40、歯車列42および従動歯車44を介して回転軸46が所定方向に回転する。このため、回転軸46の両端に固着されている旋回アーム48が旋回し、各旋回アーム48にリンク50を介して連結される可動アーム部材56は、ガイド手段32を構成するガイド溝52、54の案内作用下に、カセッテ14側に移動する。
【0036】
可動アーム部材56には、吸着盤66a、66bが取り付けられており、この吸着盤66a、66bは、ガイド手段32の案内作用下に、カセッテ14内の蓄積性蛍光体シートSの被吸着面に対して上方から斜め下方に傾斜する搬送軌跡に沿って移動する。次に、吸着盤66a、66bにより蓄積性蛍光体シートSが吸着保持された状態で、駆動手段34を構成するモータ38が逆方向に駆動される。
【0037】
このため、可動アーム部材56と吸着盤66a、66bとが、ガイド手段32の案内作用下に一体的にカセッテ14内から往復搬送系102側に移動し、このカセッテ14内の蓄積性蛍光体シートSは、前記吸着盤66a、66bに吸着されて前記カセッテ14から取り出される。カセッテ14から取り出された蓄積性蛍光体シートSの先端がローラ対104に挟持されるのと略同時に、吸着盤66a、66bによる前記蓄積性蛍光体シートSの吸着保持が解除される。
【0038】
これにより、蓄積性蛍光体シートSは、複数のローラ対104の回転作用下に鉛直下方向に向かって搬送される。この蓄積性蛍光体シートSは、消去部20を通過して読み取り部18を構成する副走査搬送手段108に送られる。なお、上記の蓄積性蛍光体シートSの取り出し動作中に、モータ38の回転力が電磁クラッチ82を介して蓋閉めローラ80に伝達されないように制御される。
【0039】
図1に示すように、副走査搬送手段108では、蓄積性蛍光体シートSが第1および第2ローラ対122、124に挟持されて矢印X方向(水平方向)に副走査搬送される一方、レーザ光照射手段110からレーザ光Lが導出される。このレーザ光Lは、一旦水平方向に進んだ後、光学系114を介して略鉛直下方向(矢印Y方向)に指向し、蓄積性蛍光体シートSの撮影面に照射されて主走査が行われる。レーザ光Lの照射により蓄積性蛍光体シートSの撮影面から輝尽発光光が生じ、この輝尽発光光が直接または反射ミラー118から集光ガイド116を介してフォトマルチプライヤ120により光電的に読み取られる。
【0040】
放射線画像情報の読み取りが終了した蓄積性蛍光体シートSは、副走査搬送手段108が逆方向に駆動されることによって鉛直上方向に搬送され、消去部20に送られる。この消去部20では、消去用光源106が付勢されており、蓄積性蛍光体シートSに残存する放射線画像情報の消去が行われる。消去後の蓄積性蛍光体シートSはカセッテ14に戻された後、排出機構28の作用下に蓋体24が閉じられるとともに、前記カセッテ14がカセッテ装填部16から自動的に所定の位置まで送り出される。次いで、操作者がカセッテ14をカセッテ装填部16から取り出した後、このカセッテ14に対して図示しない放射線画像情報の撮影処理が施される。
【0041】
この場合、本実施形態では、カセッテ14を取り出す際には、まず、排出機構28を構成するモータ38が駆動されるとともに、電磁クラッチ82が付勢されて従動歯車88が蓋閉めローラ80に連結される。このため、モータ38の作用下に駆動歯車40が、図3中、矢印G方向に回転し、この駆動歯車40に噛合する従動歯車88が矢印H方向に回転する。蓋閉めローラ80は、従動歯車88と一体的に矢印H方向に回転し、ゴム部86がカセッテ14の上面側に摺接した状態で回転する。
【0042】
従って、蓋閉めローラ80が摺接しているカセッテ14は、前記蓋閉めローラ80の矢印H方向の回転作用下に、矢印E1方向に送り出される。カセッテ14の端部に取り付けられている蓋体24は、開放姿勢を有しており、前記カセッテ14が矢印E1方向に送り出されることにより、前記カセッテ14と一体に矢印E1方向に送り出される前記蓋体24が蓋閉めローラ80に当接する。このため、矢印H方向に回転している蓋閉めローラ80に蓋体24が係合してこの蓋体24が閉動される。次に、蓋閉めローラ80は、蓋体24に摺接しているため、前記蓋体24が閉動されたカセッテ14は、前記蓋閉めローラ80の矢印H方向の回転作用下に、矢印E1方向に所定の位置まで自動的に送り出される。そして、電磁クラッチ82を介して蓋閉めローラ80が従動歯車88から遮断された後、操作者は、カセッテ14を把持してこのカセッテ14をカセッテ装填部16から取り出す。
【0043】
このように、本実施形態では、蓋閉めローラ80の回転作用下に、カセッテ14がカセッテ装填部16から所定の位置まで自動的に送り出されるとともに、蓋体24が閉動された後、操作者の手作業による前記カセッテ14の取り出し処理が施されている。従って、操作者がカセッテ14を勢いよく引き抜いたとしても、蓋体24が閉動されているために、このカセッテ14内から蓄積性蛍光体シートSの一部あるいは全体が飛び出すことを確実に阻止することができる。
【0044】
これにより、蓄積性蛍光体シートSが筐体22と蓋体24とに挟持されて損傷したり、往復搬送系102側に入り込んで損傷や搬送不良等が惹起したりすることがなく、カセッテ14の排出作業が効率的かつ円滑に遂行されるという効果が得られる。
【0045】
しかも、基準ローラ部86aおよび第2ローラ部86dは、第1ローラ部86b、86cよりも高い硬度に設定されている。具体的には、基準ローラ部86aおよび第2ローラ部86dは、ゴム硬度が70゜±15゜に設定される、例えば、NBR(ニトリルゴム)で構成されている。このため、常に、基準ローラ部86a側を基準位置として装填される種々の寸法の異なるカセッテ14は、基準ローラ部86aの回転作用下に取り出し処理が自動的かつ確実に施されるとともに、この作業が繰り返し行われても、前記基準ローラ部86aが摩耗することを有効に阻止することが可能になる。すなわち、基準ローラ部86aは、所望の耐摩耗性および搬送力を有することができる。なお、第2ローラ部86dも、同様である。
【0046】
一方、第1ローラ部86b、86cは、ゴム硬度が25゜〜35゜の範囲に設定される、例えば、EPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)で構成されている。従って、図5に示すように、カセッテ14の蓋体24に反りが発生していても、第1ローラ部86b、86cが前記蓋体24の形状に倣って容易に変形することが可能になる。これにより、第1ローラ部86b、86cのみが蓋体24に接触して圧力が分散することがなく、基準ローラ部86a、第1ローラ部86b、86cおよび第2ローラ部86dが蓋体24に確実に摺接し、カセッテ14の取り出し処理が円滑かつ効率的に遂行されるという効果が得られる。すなわち、第1ローラ部86b、86cは、所望の耐摩耗性および変形性(低硬度)を有することができる。
【0047】
さらに、基準ローラ部86a、第1ローラ部86b、86cおよび第2ローラ部86dは、同一の直径に設定されており、周速差が発生することがない。このため、基準ローラ部86a、第1ローラ部86b、86cおよび第2ローラ部86dを軸部84に一体的に固着することが可能になり、例えば、基準ローラ部86aを大径にし、かつこの基準ローラ部86aを前記軸部84に回転自在なフリーローラとして構成する必要がない。従って、構成部品を低減して経済的なものになるとともに、カセッテ14の自動排出処理を容易に遂行可能になる。
【0048】
また、本実施形態では、蓋閉めローラ80に除電手段90を構成する除電ブラシ92および板ばね94が配置されている。この除電ブラシ92は、蓋閉めローラ80を構成するゴム部86に、常時、摺接しており、カセッテ14がカセッテ装填部16に対して着脱される際に帯電しても、前記カセッテ14に接触するゴム部86から除電ブラシ92を介して確実に除電が行われる。
【0049】
一方、蓋閉めローラ80を構成する軸部84の端面に接地された板ばね94が、常時、摺接している。このため、カセッテ14に接触するゴム部86から導電性材料で形成された軸部84および板ばね94を介して確実に除電処理が遂行される。しかも、除電ブラシ92および板ばね94を設けるだけでよく、除電手段90の構成が有効に簡素化されるという利点がある。
【0050】
さらにまた、本実施形態では、蓋閉めローラ80の端部に電磁クラッチ82が設けられており、カセッテ14が操作者の手作業によって着脱される際に、前記蓋閉めローラ80とモータ38とが遮断されている。これにより、カセッテ14を着脱する際に、操作者にモータ38による過度の負荷が作用することがなく、前記カセッテ14の着脱作業が円滑かつ容易に遂行される。
【0051】
しかも、蓋閉めローラ80を回転駆動するモータ38は、搬送機構26を構成する駆動手段34の構成部品である。従って、蓋閉めローラ80に専用のモータを用いる必要がなく、構成の簡素化が容易に図られるとともに、経済的であるという効果がある。
【0052】
なお、本実施形態では、除電手段90が除電ブラシ92と、接地された板ばね94とを備えているが、いずれか一方のみを使用してもよい。また、シート体として蓄積性蛍光体シートSを用いて説明したが、これに限定されるものではなく、この蓄積性蛍光体シートSに代替して写真フイルム等の他、各種のシート状記録媒体を使用可能である。
【0053】
【発明の効果】
本発明に係るシート体用容器の排出機構では、まず、蓋閉めローラが回転駆動源を介して回転することにより、容器を容器装填部から自動的に所定の位置まで送り出しながら、前記容器を構成する蓋体の閉動が行われる。次いで、操作者が手作業により容器を容器装填部から引き抜けば、この引き抜き動作に影響されることがなく、前記容器内のシート体の飛び出しを確実に阻止することができる。
【0054】
これにより、容器の引き抜き時にシート体が飛び出すことがなく、簡単な構成で、前記シート体の損傷等を可及的に防止するとともに、効率的な容器排出処理を確実に遂行可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る排出機構が組み込まれる画像情報読取装置の内部構成説明図である。
【図2】前記排出機構および搬送機構の概略斜視説明図である。
【図3】前記排出機構および前記搬送機構の概略側面説明図である。
【図4】前記排出機構を構成する板ばね側の概略斜視説明図である。
【図5】前記排出機構を構成する蓋閉めローラの動作説明図である。
【符号の説明】
10…画像情報読取装置 12…装置本体
14…カセッテ 16…カセッテ装填部
18…読み取り部 20…消去部
26…搬送機構 28…排出機構
30…吸着手段 32…ガイド手段
34…駆動手段 38…モータ
66a、66b…吸着盤 80…蓋閉めローラ
82…電磁クラッチ 84…軸部
86…ゴム部 86a…基準ローラ部
86b〜86d…ローラ部 88…従動歯車
90…除電手段 92…除電ブラシ
94…板ばね 102…往復搬送系
104…ローラ対 S…蓄積性蛍光体シート
Claims (7)
- シート体を挿通させる開口部を開閉する蓋体が設けられた容器を、処理装置の容器装填部から排出するためのシート体用容器の排出機構であって、
前記蓋体に係合して該蓋体の閉動を行うとともに、回転作用下に前記容器を自動的に所定の位置まで送り出し可能な蓋閉めローラと、
前記蓋閉めローラを回転駆動する回転駆動源と、
前記回転駆動源による回転力を前記蓋閉めローラに対して伝達および遮断可能なクラッチ手段と、
を備え、前記蓋閉めローラは、前記回転駆動源を介して回転することにより、前記容器を前記容器装填部から自動的に所定の位置まで送り出しながら、前記蓋体の閉動を行うことを特徴とするシート体用容器の排出機構。 - 請求項1記載の排出機構において、前記蓋閉めローラは、軸方向に所定間隔離間して複数のローラ部を備えるとともに、
前記ローラ部は、部分的に異なる硬度に設定されることを特徴とするシート体用容器の排出機構。 - 請求項2記載の排出機構において、それぞれの前記ローラ部は、同一の直径に設定されるとともに、
寸法の異なる前記容器の一端側が揃えられる基準位置に沿って設けられる基準ローラ部と、
寸法の小さな前記容器に対応して設けられる第1ローラ部と、
寸法の大きな前記容器に対応して設けられる第2ローラ部と、
を備え、
前記基準ローラおよび前記第2ローラ部は、前記第1ローラ部よりも高い硬度に設定されることを特徴とするシート体用容器の排出機構。 - 請求項1記載の排出機構において、前記蓋閉めローラに接触する前記容器を除電するための除電手段を備えることを特徴とするシート体用容器の排出機構。
- 請求項4記載の排出機構において、前記除電手段は、前記蓋閉めローラのゴム部に接触する除電ブラシを備えることを特徴とするシート体用容器の排出機構。
- 請求項4または5記載の排出機構において、前記除電手段は、導電性材料で形成される前記蓋閉めローラに接触する導電性接地部材を備えることを特徴とするシート体用容器の排出機構。
- 請求項1記載の排出機構において、前記回転駆動源は、前記シート体を前記容器から取り出す動作および/または前記シート体を前記容器に送り込む動作を行うシート体搬送機構を構成するモータが兼用することを特徴とするシート体用容器の排出機構。
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