JP4127888B2 - 結束機械のプレス装置 - Google Patents
結束機械のプレス装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4127888B2 JP4127888B2 JP03006198A JP3006198A JP4127888B2 JP 4127888 B2 JP4127888 B2 JP 4127888B2 JP 03006198 A JP03006198 A JP 03006198A JP 3006198 A JP3006198 A JP 3006198A JP 4127888 B2 JP4127888 B2 JP 4127888B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compression plate
- plate
- main compression
- main
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Basic Packing Technique (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テーブル上に載せられた被結束物を紐により結束する間、上方から押さえつけているための結束機械のプレス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、折り畳んだ印刷物を複数部積み重ねたものなどをテーブル上に載せて紐で結束するような場合、結束を行う間被結束物を上方から押さえつけるプレス装置が使用される。従来使用されているプレス装置の一例として、実公昭55-43045号公報に記載のものを、図面により説明する。
【0003】
図4は、プレス装置を設けた結束機械の全体を示す斜視図で、1は結束機本体、2はその支柱、3は支柱2の下部に取り付けられた固定テーブル、4は固定テーブル3の上方に昇降自在に取り付けられた主圧縮板、5は主圧縮板4を昇降させるエアシリンダ等の圧縮駆動装置である。
図5、6はこのプレス装置の要部を示す部分正面図で、図4に現れているもののほか、6は結束機本体の紐巻き付けアーム、7はこの紐巻き付けアーム6の回転軸に取り付けられた支持枠、8は支持枠7から前記固定テーブル3と同一高さにり吊り下げられたルーズテーブル、9はルーズテーブル8の背面に取り付けられたガイドレール、10はガイドレール9に沿ってルーズテーブル上方を昇降可能な補助圧縮板、11は補助圧縮板10の上面に垂直方向に取り付けられたブラケット、12は主圧縮板4の上面に、補助圧縮板10上面のブラケット11に向けて進退自在に設けられたピン、13はピン12を進退させるシリンダ装置である。なお補助圧縮板10の先端下面には、主圧縮板4の下部にもぐり込むように薄い先端プレート18が取り付けられている。
【0004】
図5に示すように、被結束物Aを固定テーブル3とルーズテーブル8にまたがるようにして載置する。つぎに圧縮駆動装置5により、主圧縮板4を下降させて被結束物Aを圧縮する。このとき、主圧縮板4により先端プレート18が押し下げられるので、補助圧縮板10も下降し、図6に示すように、被結束物Aは下面の固定テーブル3とルーズテーブル8、上面の主圧縮板4と補助圧縮板10とにはさまれて圧縮される。この状態のまま、紐巻き付けアーム6を回転させると、アームの先端は図の左右方向においてちょうど固定テーブル3とルーズテーブル8、および主圧縮板4と補助圧縮板10とのそれぞれの隙間の中間位置(以下この位置を結束ラインという)となっているので、図示しない紐の繰り出し機構およびビーク等の名称で知られる結び目形成機構と連動してこの結束ライン位置で被結束物Aの露出している部分に紐Sを巻き付け、結束を行うのである。ただしこの時点では、被結束物Aの上面についてはまだ前記の先端プレート18が結束された紐の下にもぐり込んでいる。
【0005】
なお本明細書では、上記の結束ラインを符号Bで示し、各テーブル、圧縮板についてこの結束ライン側を先端または前方、反対側を後方と呼ぶ。
つぎに、シリンダ装置13によりピン12を突出させてから、圧縮駆動装置5を作動させて主圧縮板4を上昇させる。ブラケット11にはピン12に対応する位置に図5、6には示されない孔11a が設けられているので、この孔11a に嵌入したピン12によって補助圧縮板10も引き上げられる。補助圧縮板10が上昇を始める瞬間、紐はその弾性によって伸び、先端プレート18から外れる。主圧縮板4と補助圧縮板10は待機位置まで上昇して図5の状態となり、結束作業の1サイクルが完了する。
【0006】
なお、補助圧縮板10は、先端プレート18が主圧縮板4に押し下げられることによって下降するとして説明したが、ピン12を突出させてブラケット11と結合することにより下降するようにしてもよい。
以上の説明からも明らかなように、この結束機の特徴として、紐巻き付けアーム6が回転するため、補助圧縮板10の昇降については直接これを駆動せず、主圧縮板4に係止させて昇降するようにしていることである。このためにピン12および先端プレート18が備えられているが、紐がこれらの部分を通過しなければならないためピン12についてはシリンダ装置13を使用して出入可能としている。
【0007】
前記実公昭55-43045号公報記載のシリンダ装置13の部分断面図を図7に示す。すでに説明したもののほか、14はピストン、15は作動流体の配管である。
従来、この種のプレス装置においては、ミゼットシリンダ等のシリンダ装置が主圧縮板4の上面に取り付けられて突出しており、作業者の目の前でこれが昇降を繰り返すため危険感を与え、固定テーブル上に被結束物を載置したり取り出したりする作業を安心して行うことができなかったが、実公昭55-43045号公報記載の考案によってシリンダを小型化し、主圧縮板から突出しないようになって危険感はなくなり、安全性が向上し、作業が確実に行えることによって結束ミスがなくなるなどの効果が認められた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、さらにこのシリンダ装置そのものをなくし、かつこれまでと同様の機能を行うことのできるプレス装置を提供することにより、作業性の一層の向上ならびにメインテナンスフリー化を実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、結束機本体の支柱下部に取り付けられた固定テーブルの上方に昇降自在に設けられた主圧縮板と、前記結束機本体の紐巻き付けアームの回転軸に取り付けられた支持枠から前記固定テーブルと同一高さに吊り下げられたルーズテーブルの上方に昇降自在に設けられた補助圧縮板と、前記主圧縮板を昇降させる圧縮駆動装置よりなる結束機械のプレス装置において、前記主圧縮板にはその上面先端から斜め後方に向けて立ち上がるガイドプレートを取り付けるとともに、前記補助圧縮板にはその上面先端上方から斜め下向きに先端が主圧縮板の上方に達し、上昇過程では主圧縮板に押し上げられるが、圧縮状態では主圧縮板から離れる位置にガイドピンを取り付け、さらに補助圧縮板の下面先端に先端が主圧縮板の下面に達する先端プレートを取り付けたことを特徴とする結束機械のプレス装置である。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明によれば、補助圧縮板の上昇をガイドピンを利用して行うが、圧縮状態ではこのガイドピンは主圧縮板から離れているので、そのまま紐が通過でき、ガイトピンを出入させないのでシリンダ装置が不要であり、主圧縮板の構造が簡素となって危険感がなくなり、かつメインテナンスフリー化が実現する。
【0011】
【実施例】
本発明の一実施例を図面により説明する。ただし、本発明に係わる結束機械自体は図4に示したものと同様のものであり、プレス装置についてもその主たる構成は図5、図6に示したものと同様である。相違しているのは主圧縮板と補助圧縮板の連結昇降機構のみであるから、以下この部分を中心に説明を行う。
【0012】
図1、図2はともに本発明における主圧縮板と補助圧縮板の接続部分を示す部分正面図で、図1はさきの図5に対応する上昇過程ないし上方における待機状態、図2は図6に対応する下降過程ないし圧縮状態を示す。また図3はこれらを上方より見た平面図である。各符号はさきの各図に使用したもののほか、16は主圧縮板4の上面先端に取り付けられ、斜め後方に向けて立ち上がるガイドプレート、17は補助圧縮板10の上面先端に、やや上方から斜め下向きに取り付けられたガイドピンである。補助圧縮板10の下面先端に、先端が主圧縮板4の下面に達する先端プレート18が取り付けられているのは、従来と同様である。
【0013】
ガイドプレート16は、主圧縮板4の先端から、約45度の角度で後方に向けて取り付けられており、補助圧縮板側のガイドピン17に対応する位置は切り欠いて逃がしてある。一方、ガイドピン17は、補助圧縮板10の先端やや上方から、約45度の角度で下向きに取り付けられ、その先端は結束ラインを越えて主圧縮板4の上方に達している。したがって、図1に示すように、主圧縮板4が上昇するとこれによってガイドピン17の先端が押し上げられ、補助圧縮板10も上昇する。
【0014】
逆に主圧縮板4が下降するときはガイドピン17は主圧縮板4から離れるが、従来のものと同様、先端プレート18が主圧縮板4によって押し下げられるので補助圧縮板10も下降する。
結束の際は、結束ライン上方から巻き付けられた紐が図2に示す矢印aのようにガイドピン17とガイドプレート16にガイドされてこれらの中間を落下し、先端プレート18に載った状態で緊縛され、ついで主および補助圧縮板が上昇を始める瞬間に紐の弾性によって先端プレート18から外れ、矢印bのように紐は下方に残り、圧縮板は上昇する。
【0015】
このように、本発明においては紐かけの際にはガイドピンは主圧縮板から離れているのでシリンダ装置を用いてガイドピンを出入させる必要がなく、従来のシリンダ装置は不要である。そして主圧縮板は上面に何らの装置もないから軽量かつ簡素で、作業者の目の前で上下運動しても危険感を与えることがまったくない上、従来、シリンダ装置を作動させるのに必要であった流体源や操作用の切り換え弁、電気回路などが一切不要となるからメインテナンスも容易である。
【0016】
【発明の効果】
本発明によれば、安全性が向上して結束ミスが減少するばかりでなく、プレス装置の構造が簡素となってメインテナンスフリー化が達成されるなどのすぐれた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプレス装置の要部を示す部分正面図である。
【図2】同じく本発明のプレス装置の要部を示す部分正面図である。
【図3】本発明のプレス装置の要部を示す部分平面図である。
【図4】本発明に係わる結束機械を示す斜視図である。
【図5】従来のプレス装置の要部を示す部分正面図である。
【図6】同じく従来のプレス装置の要部を示す部分正面図である。
【図7】従来のプレス装置の一部を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 結束機本体
2 支柱
3 固定テーブル
4 主圧縮板
5 圧縮駆動装置
6 紐巻き付けアーム
7 支持枠
8 ルーズテーブル
9 ガイドレール
10 補助圧縮板
11 ブラケット
11a 孔
12 ピン
13 シリンダ装置
14 ピストン
15 (流体の)配管
16 ガイドプレート
17 ガイドピン
18 先端プレート
Claims (1)
- 結束機本体(1)の支柱(2)下部に取り付けられた固定テーブル(3)の上方に昇降自在に設けられた主圧縮板(4)と、前記結束機本体(1)の紐巻き付けアーム(6)の回転軸に取り付けられた支持枠(7)から前記固定テーブル(3)と同一高さに吊り下げられたルーズテーブル(8)の上方に昇降自在に設けられた補助圧縮板(10)と、前記主圧縮板(4)を昇降させる圧縮駆動装置(5)よりなる結束機械のプレス装置において、
前記主圧縮板(4)にはその上面先端から斜め後方に向けて立ち上がるガイドプレート(16)を取り付けるとともに、前記補助圧縮板(10)にはその上面先端上方から斜め下向きに、先端が主圧縮板(4)の上方に達し、上昇過程では主圧縮板に押し上げられるが、圧縮状態では主圧縮板から離れる位置にガイドピン(17)を取り付け、さらに補助圧縮板(10)の下面先端に先端が主圧縮板(4)の下面に達する先端プレート(18)を取り付けたことを特徴とする結束機械のプレス装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03006198A JP4127888B2 (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 結束機械のプレス装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03006198A JP4127888B2 (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 結束機械のプレス装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11227709A JPH11227709A (ja) | 1999-08-24 |
JP4127888B2 true JP4127888B2 (ja) | 2008-07-30 |
Family
ID=12293312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03006198A Expired - Fee Related JP4127888B2 (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 結束機械のプレス装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4127888B2 (ja) |
-
1998
- 1998-02-12 JP JP03006198A patent/JP4127888B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11227709A (ja) | 1999-08-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN106239596B (zh) | 一种拉链切断机的定位装置 | |
CN209125893U (zh) | 一种防毛边的橡胶裁断机 | |
JP4127888B2 (ja) | 結束機械のプレス装置 | |
CN211311802U (zh) | 一种同步自动送料缝纫设备 | |
CN111716399B (zh) | 一种芦笋修理用切茎设备 | |
CN206686046U (zh) | 定子铜线拆切一体机 | |
CN208964194U (zh) | 布料堆叠放置台 | |
KR100652516B1 (ko) | 앨범 제작장치 | |
CN202830431U (zh) | 一种门襟机的送料装置 | |
CN110842299B (zh) | 一种料带折断机中的折料装置 | |
CN210621115U (zh) | 一种手套布唛自动化安装用缝纫装置 | |
CN210340696U (zh) | 一种玻璃原片切割机 | |
CN220246412U (zh) | 一种拖布轮和压脚的提升装置 | |
CN209836516U (zh) | 一种打褶机 | |
JP3615718B2 (ja) | 素材押さえ付け装置 | |
CN210262287U (zh) | 一种可移动包缝机 | |
CN215848628U (zh) | 一种用于帽子生产的裁断机 | |
CN214921084U (zh) | 一种便于装夹的切割装置 | |
CN219188434U (zh) | 一种缝纫机零件冲床用安全防护装置 | |
CN215561139U (zh) | 一种多工位自动化绣花机 | |
CN110255261B (zh) | 一种收布机 | |
CN217412877U (zh) | 一种工业用铁条焊接设备 | |
CN214244826U (zh) | 一种自动平摊脚口橡筋装置 | |
CN221052245U (zh) | 一种用于毛毯的裁切机 | |
CN214357218U (zh) | 一种拆标工作台 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050117 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071022 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071030 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080212 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080402 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080513 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080513 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |