JP4126385B2 - 身体装着機器及び認証システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、腕等の身体に装着される身体装着機器及びこの身体装着機器を用いた認証システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンピュータネットワークに接続されたパーソナルコンピュータ等の情報通信端末にあっては、該情報通信端末を使用する際に、各ユーザー毎にメールアドレスにより共用することが可能である。しかし、各ユーザーが1台の通信端末で交互にメールアドレス、パスワード等の認証に必要な設定を行うことは繁雑である。無論、認証に必要な設定を簡易化すれば煩雑性を抑制することができるが、セキュリティの確保が困難になってしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、各ユーザー毎に、同じ通信端末で煩雑な個人情報の設定を行わなくても、1台の通信端末を各ユーザー夫々の端末として共通に使用でき、しかもセキュリティも確保し得ることが望ましい。また、通信端末に限らず、複数の者が共用して使用する装置や、入室するドアのロック等に関しても、煩雑性を伴うなうことなく各人の使用自在性や入室自在性を確保しつつ、セキュリティも確保し得ることが望ましい。
【0004】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、煩雑性を解消しつつセキュリティを確保して機能させることができる身体装着機器及び認証システムを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために請求項1記載の発明にかかる身体装着機器にあっては、機器本体と、この機器本体を腕に着脱可能に装着させる装着手段と、前記機器本体が腕に装着中であるか否かを検知する身体装着検知手段と、認証用データを入力する入力手段と、この入力手段により入力された前記認証用データを記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された認証用データを出力する出力手段と、前記身体装着検知手段により前記機器本体が腕に装着中であると検知されている際に、前記入力手段から入力された認証データを前記記憶手段に記憶させると共に前記出力手段から前記認証用データを出力させる記憶出力制御手段と、前記身体装着検知手段により腕に装着中でないと検出されている際に、非装着が所定の規定時間以上継続しているか否かを判断して、非装着が前記所定の規定時間以上継続していると判断された場合には、前記記憶手段に記憶されている認証用データを消去する処理を実行し、非装着が前記所定の規定時間以上でないと判断された場合には、警報報知を行う処理手段とを備えている。したがって、この身体装着機器を装着している場合には、認証用データを記憶手段に記憶させたり、出力させることが可能となるが、身体に装着されていない場合には、前記記憶手段に記憶されている認証のデータが消去されることにより、セキュリティが確保される。
【0009】
また、請求項2記載の発明にかかる身体装着機器にあっては、前記認証用データは、本人認証用のコードデータであり、よって、この身体装着機器を置き忘れた場合等身体に装着されていない状態が形成されると、本人認証用のコードデータが消去されることにより、セキュリティが確保される。
【0063】
【発明の実施の形態】
(1)第1の実施の形態
以下、本発明の第1の実施の形態を図に従って説明する。この実施の形態は、図1に示すように、本発明を腕時計型の身体装着機器に適用したものであり、身体装着機器1は、時計側ケース2と、この時計側ケース2の両端部に結合されたリストバンド3、4とから構成されている。時計側ケース2には、図1(A)に示すように、一方の側面にシリアル入出力端子部5が突設されており、これに隣接する側面に無線送受信部6が設けられている。また、時計側ケース2の上面には風防ガラス7が装着されており、この上面と時計側ケース2の他方の側面には複数のキー8が設けられている。
【0064】
また、時計側ケース2の内部には、図1(B)に示すように、風防ガラス7の下方にLCD9が配置され、中央部にMPUチップ&回路基板10が配置されている。また、MPUチップ&回路基板10と裏蓋11との間には、電池12が配置され、裏蓋11からは身体近接センサ13が外部に露出している。さらにリストバンド3、4の内部には電極板14、15が埋設されており、この電極板14、15は、一端部を後述するに接続され他端部をMPUチップ&回路基板10に接続されている。
【0065】
前記身体近接センサ13は、図2に示すように、近接して配置された赤外線LED16と赤外線フォトセンサ17とで構成されている。そして、図示のように、この身体装着機器1を腕Aに装着することにより、赤外線LED16からの赤外光が腕Aの皮膚に反射して赤外線フォトセンサ17にて受光されることによりオンとなるように構成されている。
【0066】
また、各リストバンド3、4の端部には、図3にも示すように、可動バックル19と固定バックル20とが設けられており、各バックル19、20には、前記装着センサ18を構成するスイッチ電極21、22が設けられている。このスイッチ電極21、22は、両バックル19、20の係合に伴って接触するものであって、前記電極板14、15の端部に接続されており、スイッチ電極21、22が接触することにより、装着センサ18がオンとなるものである。
【0067】
図4は、身体装着機器1の回路構成及びシステム構成を示すブロック図であり、この身体装着機器1は各部を制御する機能制御回路部23を備えている。機能制御回路部23には、前記身体近接センサ13と装着センサ18とが身体装着検出回路19を介して接続されているとともに、前記キー8で構成される入力部24と前記LCD9で構成される表示部25、この表示部25のバックライトである照明部26、報知部27、個人プロファイルデータメモリ28及び時計部55が接続されている。さらに、機能制御回路部23には、前記シリアル入出力端子部5を備えた出力部29、メモリ30が接続されているとともに、認証データメモリ31、認証制御回路32、通信制御回路33、通信接続用設定データ生成部34、電源制御回路35が接続されている。
【0068】
認証データメモリ31は、後述するLANへの接続に要する認証データを記憶するメモリであり、認証制御回路32は、認証データメモリ31へのデータ書き込み処理と読み出し処理とを行うとともに、認証データ生成部36を制御する。通信制御回路32は、通信接続用設定データ生成部34からのデータに基づき認証制御回路32を制御するとともに、符号器37を制御して認証データ生成部36からの認証データを符号化せしめ、前記無線送受信部6を介して無線送信する。また、無線送受信部6で受信された信号は、復号器38で復号されて、通信制御部33を介して機能制御回路部23に入力されて、報知部27による報知、あるいは表示部25での表示に供される。電源制御回路35は、電池39に接続された電源回路40を制御して、各部に電源を供給するものである。
【0069】
一方、通信接続装置(又はリモートアクセスサーバー)41は、相互に接続された通信制御部42と認証制御部43を有するとともに、この両者に接続された通信接続制御部44及びこの通信接続制御部44に接続されたネットワーク接続部45を有している。通信制御部42には、無線送受信部46が接続されているとともに、ネットワーク47を介して端末装置48が接続されている。この端末装置28と無線送受信部46とは、前記身体装着機器1側の無線送受信部6と送受信を行うものである。
【0070】
また、ネットワーク接続部45はLAN49に接続され、LAN49はホストPC50、各種サーバー51、プロキシ・サーバー又はファイア・ウォール52を有している。プロキシ・サーバー又はファイア・ウォール52は、インターネット・プロバイダ53を介して、インターネット54に接続される。
【0071】
以上の構成にかかる本実施の形態において、身体装着機器1の機能制御回路部23は、内部に記憶されているプログラムに基づき、図5に示すフローチャートに従って動作する。すなわち、所定周波数のクロック信号を分周して時刻データを生成する時計部55から時計キャリーがあったならば(ステップSA1)、時計処理を実行して(ステップSA2)表示部25に表示時刻を修正する等の処理を実行する。引き続き、身体近接センサ13と装着センサ18の出力であるセンサーデータ取り込み(ステップSA3)、この身体装着機器1がユーザーの身体である腕に装着中であるか否かを判断する(ステップSA4)。このとき、身体近接センサ13と装着センサ18とが共にオンであると身体装着中であると判断し、さらにこの身体への装着が新規装着であるか否か、つまり後述するように非装着が所定の規定時間以上経過した後の初めての装着であるか否かを判断する(ステップSA5)。
【0072】
そして、新規装着であるならば、装着時の初期設定を行った後(ステップSA6)、入力部24での操作に応じて認証データを入力させて(ステップSA7)、認証データの設定処理を行う(ステップSA8)。この認証データの設定処理により、LAN49の各種サーバー51やインターネット54等への接続に必要なデータが認証データメモリ31に記憶される。次に、正規の各機能処理を行って、送信、受信、入出力、認証、表示及び報知のための制御等、この時計1が有する全ての機能に関する処理を限定することなく実行する(ステップSA9)。
【0073】
よって、このステップSA9での処理により、身体装着機器1の無線送受信部6から無線送受信部46や端末装置48に認証データを送信して、通信接続装置41を介してLAN49に接続したり、各種サーバー51やインターネット54からデータを取得する等が可能となる。そして、引き続き表示処理を行って(ステップSA10)、正規の各機能処理で発生した表示すべきデータ、すなわち各種サーバー51やインターネット54等からダウンロードしたデータ等を表示する。
【0074】
また、ステップSA5での判断の結果、新規装着ではなく既に前述したステップSA6〜SA8の処理が済んでいる場合には、入力部24からのキー操作情報に応じた正規の処理、すなわち何ら制限されずにキー操作情報に応じた処理を行った後(ステップSA12)、前述したステップSA9及びステップSA10の処理を実行する。
【0075】
一方、ステップSA4での判断の結果、この身体装着機器1を身体装着中でなければ、非装着が所定の規定時間以上継続しているか否かを判断する(ステップSA13)。そして、非装着が所定の規定時間以上継続している場合には、認証設定を解除して、認証データメモリ31に記憶されている認証データを消去する等の認証要求等を不可能にする処理を実行する(ステップSA14)。したがって、例えばこの身体装着機器1が盗難に遭い、非装着が規定時以上となった場合には、認証データが削除される等により、セキュリティが確保される。また、ステップSA13での判断の結果、非装着が規定時間以上でない場合には、報知部27を動作させて警報報知を行うととともに、表示部25に非装着であることを警報報知する(ステップSA14)。このとき、非装着となってい時間や前記規定時間までの残存時間を表示部25に表示させるようにしてもよい。
【0076】
また、ステップSA14又はステップSA8に続くステップSA15では、キー操作があったか否かを判断し(ステップSA15)、キー操作があったならば、操作されたキーに応じた限定された処理、例えば認証データの入力や送信等を除く時計機能に対する処理を実行する(ステップSA16)。さらに、限定された各機能処理、すなわち認証データを必要とせず、あるいは認証データに関連しない処理を実行した後(ステップSA17)、前述したステップSA10に進む。したがって、この身体装着機器1が装着されていない場合には、ステップSA16とステップSA17での処理により、機能が限定されることにより、これを知らないユーザー以外の者が身体装着機器1を単に所持していても、無線送受信部46や端末装置48との送受信が不可能となり、これによってもセキュリティを確保することができる。
【0077】
なお、本実施の形態においては、身体装着機器1の無線送信部6と、通信端末接続装置41の無線送信部46或いは通信端末装置48との間で、送受信を行うようにしたが、図6に示すように、データキオスク端末55aと直接通信して、専用網58を介して事業者59と送受信を行うようにしてもよい。また、デジタル公衆電話55bと通信して公衆網56を介して、オフィス57内の情報機器と送受信を行ったり、ワイヤレス送受信部/入力端末55cと直接通信して、オフィス57内の情報機器と送受信を行い。さらには、プロバイダ53を介してインターネット54と接続する等、他の通信形態に適用できることは勿論である。
【0078】
(2)第2の実施の形態
図7は、本発明の第2の実施の形態を示すものであり、本発明を首掛けペンダント型の身体装着機器に適用したものである。この身体装着機器60は、機器本体61とこの機器本体61の上端部に一端を結合された一対の鎖62、62とで構成されている。機器本体61の表面側には、無線送受信部6と表示部25、及び複数のキー8が設けられている。また、機器本体61の裏面側には身体近接センサ13が配置されており、この身体近接センサ13は第1の実施の形態と同様に、近接して配置された赤外線LED16と赤外線フォトセンサ17とで構成されている。また、鎖62、62の先端部には、装着センサ18が設けられており、この装着センサ18は、各鎖62、62の先端部に設けられた着脱自在に結合可能な一対のフック63の結合によりオンとなるスイッチで構成されている。なお、機器本体61の内部に配設されている回路の構成は、図4の上部に示した身体装着機器1の回路構成と同様である。
【0079】
かかる構成において、図8に示すように、鎖62を環状にすべくフック63を結合させると、装着センサ18がオンとなる。また、図示のように機器本体61の裏面側を人体Bに対向させて鎖62を首に掛けると、赤外線LED16からの赤外光が人体Bに反射して赤外線フォトセンサ17により受光されることにより、身体近接センサ13がオンとなる。したがって、前述した図5に示すフローチャートに従って動作することにより、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0080】
(3)第3の実施の形態
図9は、本発明の第3の実施の形態を示すものであり、本発明を指輪型の身体装着機器に適用したものである。この身体装着機器70は、機器本体71とこの機器本体71の裏面に一端を結合されたリング72とで構成されている。機器本体71の表面側には、送受信部73が設けられており、裏面側には身体近接センサ13が配置されている。この身体近接センサ13も第1の実施の形態と同様に、近接して配置された赤外線LED16と赤外線フォトセンサ17とで構成されている。
【0081】
この身体装着機器70は、図10に示すように、時計データを発生する時計部74、乱数を発生する乱数部75、ワンタイムパスワードを生成するワンタイムパスワード生成部76、生成されたパスワードを制御部78に送出するワンタイムパスワード部77、チャレンジコードをワンタイムパスワード生成部76に入力するチャレンジコード部79、ユーザーIDを記憶するユーザーIDメモリ80、前記身体近接センサ13、及び送受信部81を備えている。一方、認証サーバー82は、送受信部91、認証制御部83、受信ユーザーIDメモリ84、チャレンジコード部85、受信ワンタイムパスワード部86、時計部87、乱数部88、符号化部89、及び認証検査部90を備えている。
【0082】
以上の構成にかかる本実施の形態において、図10に示すように、認証サーバー82からID要求がなされると(▲1▼)、これに応じて携帯機器70側からユーザーIDメモリ80に記憶されているユーザーIDが送信される(▲2▼)。すると、認証サーバー82側からチャレンジコードが送信され(▲3▼)、これを受信した携帯機器70はワンタイムパスワード生成部76でワンタイムパスワードを生成して、ワンタイムパスワード部77、制御部78、送受信部81を介して送信する(▲4▼)。このワンタイムパスワードは、認証サーバー82側の送受信部91で受信されて、認証制御部83、受信ワンタイムパスワード部86、認証検査部90に入力され、該認証検査部90での認証結果が認証サーバー82側より送信される(▲5▼)。
【0083】
なお、ワンタイムパスワード生成部76においては、図11に示すワンタイムパスワード生成手順、或いは図12に示すワンタイムパスワード生成フローに従ってワンタイムパスワードが生成される。すなわち、ユーザー秘密パスワードを生成した後(ステップSB1、SB2)、レジスタKに初期値“1”を設定し、K≧Nとなるまで(ステップSB6)、ステップSB4〜SB7の処理を繰り返し、これによりステップSB5で図11に示したワンタイムパスワードが順次生成されることとなる。
【0084】
また、この実施の形態においては、身体装着機器70でワンタイムパスワードを生成するようにしたが、図13に示すように、ユーザーAがワンタイムパスワード生成プログラムを備えたパソコンBを用いて複数のワンタイムパスワードを生成して後、携帯機器Cにこれらのワンタイムパスワードを書き込み、この携帯機器Cを携帯したユーザーAが外出先でえ操作を行って、認証入力端末Dに順次更新しつつワンタイムパスワードを入力し、この認証入力端末Dから認証サーバーE荷リモート接続して、ネットワーク等に接続するようにしてもよい。
【0085】
(4)第4の実施の形態
この実施の形態も、図14に示すように、本発明を腕時計型の身体装着機器1に適用したものである。すなわち、身体装着機器1は、時計側ケース2と、この時計側ケース2の両端部に結合されたリストバンド3、4とから構成されている。時計側ケース2には、シリアル入出力端子部5が突設されているとともに、マイクロフォン100、無線通信部101、赤外線通信ポート102、タッチ/ペン入力部103、LCD表示部10キー入力操作部105、指紋撮像センサ106が設けられている。なお、リストバンド3、4の両端部には、第1の実施の形態に示したと同様の構成からなる装着センサ18が設けられている。
【0086】
図15は、身体装着機器1の回路構成及びシステム構成を示すブロック図である。図の左側に示すように、身体装着機器1は前記指紋撮像センサ106を備えているとともに、指紋撮像センサ106で撮像された指紋データを解析する指紋データ解析部107、解析された指紋データを認証検査する指紋データ認証検査部108、制御部109、無線送受信部110、登録済み指紋データを記憶する登録済指紋データ記憶部111、IDなどのその他の認証データ記憶部112、及び装着センサ18が設けられている。
【0087】
一方、認証装置113には、身体装着機器1側の無線送受信部110と無線送受信を行う無線送受信部114、装置各部を制御する制御部115、受信した認証データを復号する認証データ復号部116、認証データを検査する認証検査部118、及び認証に応じてアクセス制御やサービス制御を実行するアクセス制御&サービス制御部118が設けられている。
【0088】
かかる構成において、指の指紋を指紋撮像センサ106に押しつけると、指紋撮像センサ106が指紋を撮像して指紋データを出力し、この指紋データは、指紋データ解析部107、指紋データ認証検査部108を介して制御部119に入力される。すると、制御部109は、装着センサ18がオンとなっていることを条件として、指紋データを無線送受信部110を介して送信する。
【0089】
この送信された指紋データは、認証装置113の無線送受信部114で受信され認証検査部で予め登録してある指紋データと照合され、両者が合致すればアクセス制御&サービス制御部118で所定のアクセス制御やサービス制御がなされることとなる。
【0090】
なお、この第4の実施の形態においては、指紋撮像センサ106を身体装着機器1側に設けるようにした。しかし、図16に示すように、認証装置113側に撮像素子106aと画像メモリ106bとからなる指紋撮像センサ106を設け、この指紋撮像センサ106で撮像した指紋データを当該ユーザーの身体装着機器1側に送って登録済指紋データ記憶部111に記憶させ、必要に応じて登録してある指紋データを認証装置113に送信して、認証判定の結果、送信されてきた指紋データと予め登録されている指紋データとが一致したならば、アクセス制御&サービス制御部118で所定のアクセス制御やサービス制御を行うようにしてもよい。
【0091】
(5)第5の実施の形態
図17は、本発明の第5の実施の形態を示すものである。この実施の形態における身体装着機器1の外部形状は、図14に示した前記実施の形態と同様であり、音声入力部120に前記マイクロフォン100が設けられている。さらに音声入力部120には、マイクロフォン100からの信号をA/D変換するA/D変換部121、A/D変換された音声データを記憶する音声メモリ122、終端検出、ケプストラム抽出、特徴抽出各部123〜125で構成される音声データ解析部126、この音声データ解析部126からの解析データと登録声紋データ部127に登録されている声紋データとを照合する声紋データ照合/認証検査部128、この声紋データ照合/検証検査部128からの検査結果が入力されるとともに各部を制御する制御回路129が設けられている。さらに、前記各実施の形態と同様の装着センサ18、この装着センサ18からの信号に基づき身体への装着を検出する身体装着検出回路130が設けられている。
【0092】
また、制御回路129には、第2認証用データメモリ132と第2認証データ生成部133とを制御する第2認証制御部131と、通信制御部134とが接続されており、通信制御部134は符号器135及び復号器136を介して無線送受信部137に接続されている。この無線送受信部137は、外部の認証装置138との送受信を行うものである。
【0093】
かかる実施の形態において、制御回路129は装着センサ18がオンとなっている場合であって、マイクロフォン100からの音声が登録声紋データ部127に登録されている声紋と一致すると声紋データ照合/認証検査部128で判定されると、第2認証制御部131に信号を出力する。すると、第2認証制御部131は、第2認証用データメモリ132内のデータを第2認証データ生成部133に送出させて、第2認証用データの生成を指示し、この第2認証データ生成部133で生成された第2認証用データは、符号器135により符号化されて、無線送受信部137を介して、外部の認証装置138に送信される。
【0094】
(6)第6の実施の形態
図18は、本発明の第6の実施の形態を示すものである。この実施の形態における身体装着機器1の外部形状も、図14に示した前記実施の形態と同様であり、前記タッチ/ペン入力部103と表示部104が設けられている。また、タッチ/ペン入力部103でペンPより入力された署名データを解析する署名データ解析部139、この署名データ解析部139からの解析データと登録署名データ部140に登録されている署名データとを照合する署名認証検査部141、この署名認証検査部141からの検査結果が入力されるとともに各部を制御する制御回路1142が設けられている。さらに、前記各実施の形態と同様の装着センサ18、この装着センサ18からの信号に基づき身体への装着を検出する身体装着検出回路130が設けられている。なお、第2認証制御部131、第2認証用データメモリ132、第2認証データ生成部133、通信制御部134、符号器135、復号器136、無線送受信部137、及び外部の認証装置138を有する構成は図17に示した実施の形態と同様である。
【0095】
かかる実施の形態において、制御回路129は装着センサ18がオンとなっている場合であって、タッチ/ペン入力部103からの署名データが登録署名データ部127に登録されている署名と一致すると署名認証検査部128で判定されると、第2認証制御部131に信号を出力する。すると、第2認証制御部131は、第2認証用データメモリ132内のデータを第2認証データ生成部133に送出させて、第2認証用データの生成を指示し、この第2認証データ生成部133で生成された第2認証用データは、符号器135により符号化されて、無線送受信部137を介して、外部の認証装置138に送信される。
【0096】
(7)第7の実施の形態
図19は、本発明の第7の実施の形態を示すものである。この実施の形態において、身体装着機器1の構成は通信接続用設定データ生成部34に代わって認証検査結果受信データ生成部34aが設けられている以外は、図4に示した第1の実施の形態と同様であり、通信接続装置41(又はリモートアクセスサーバー)の構成は図4に示した第1の実施の形態と同様である。但し、LAN49の構成は異なり、LAN49はホストPC50と、各種サーバー51a,51b及び認証サーバー51cで構成されている。かかる第5の実施の形態においては、身体装着機器1の無線送受信部6から認証用データ出力を送信すると、これを通信接続装置41の無線送受信部46が受信して、認証検査結果を送信して身体装着機器1の無線送受信部6に受信させる。つまり、この実施の形態では、身体装着機器1側から一方的に認証用データを送信するのではなく、通信接続装置41側からは認証検査結果を送信するようにして、双方向で送受信を行う。したがって、身体装着機器1では認証検査結果を表示部25に表示させたり、認証検査結果に応じてその機能を制御することも可能となる。
【0097】
(8)第8の実施の形態
図20は、本発明をワイヤレス送信や機器のリモート制御に適用した場合における、身体装着機器1の回路構成及びシステム構成を示すブロック図である。身体装着機器1は、各部を制御する制御回路150を備えている。この制御回路150には、前記実施の形態と同様の構成からなる身体近接センサ13と装着センサ18とが身体装着検出回路19を介して接続されているとともに、前記キー8で構成される操作&データ入力部151と前記シリアル入出力端子部5を備えた出力部29が接続されている。さらに、制御回路150には、認証&リモート操作用設定データメモリ152、認証&リモート操作制御部153、通信制御部154が接続されている。
【0098】
認証&リモート操作用設定データメモリ152は、後述する外部機器をリモート操作させるのに要する設定データを記憶するメモリであり、認証&リモート操作制御部153は、認証&リモート操作用設定データメモリ152へのデータ書き込み処理と読み出し処理とを行うとともに、認証&リモート操作用通信データ生成部155を制御する。通信制御部154は、符号器156を制御して認証&リモート操作用送信データを符号化せしめ、前記無線送受信部158を介して無線送信する。また、無線送受信部158で受信された信号は、復号器157で復号されて、通信制御部154を介して制御回路150に入力されとともに、制御回路150により制御される認証&サービス利用受信データメモリ159に記憶される。この認証&サービス利用受信データメモリ159に記憶されたデータは、必要に応じて認証&リモート操作制御部153や制御回路150に供給される。
【0099】
一方、外部機器160は、無線送受信部161、符号器162、復号器163、送信データ処理部164、通信制御部165、受信データ処理部166、認証&リモート操作制御回路167、及び機器本体部168を有している。この機器本体部168が当該外部機器の機能を発生するものであり、入力装置169、出力装置170、及び通信装置170が接続されている。
【0100】
なお、前記認証&リモート操作用設定データメモリ152には、図21(A)にリモート制御する外部装置160の機種や端末認証用データ、あるいはリモート操作制御データ等が記憶されている。また、認証&サービス利用受信データメモリ159には、使用に伴って同図(B)に示すように、機種/端末応答データやリモート操作応答データ等、外部機器160から送信された応答データが記憶される。
【0101】
かかる実施の形態において、制御回路150は身体近接センサ13と装着センサ18とがオンとなっていると、操作&データ入力部151からの操作に応じて、図21(A)に示したリモート操作/送信データを認証&リモート操作用設定データメモリ152から読み出して、認証&リモート操作用通信データ生成部155、符号器156を介して無線送受信部158より無線送信する。すると、外部機器160の無線送受信部161がこれを受信し、復号器163、受信データ部166を介して、受信されたデータが認証&リモート操作制御回路167に入力される。これにより、認証&リモート操作制御回路167が認証を行った後、リモート操作データに従って機器本体部168を制御し、該機器本体部168がリモート制御されることとなる。また、認証&リモート操作制御回路167は認証や実行した制御に応じた応答信号等を送信データ部164、符号器162、無線送受信部161を介して送信し、これが身体装着機器1の無線送受信部158で受信された後、復号器157で復号された、図21(B)に示したように、認証&サービス利用受信データメモリ159に記憶されることとなる。
【0102】
すなわち、本実施の形態における身体装着機器1を装着していれば、認証&リモート操作用設定データメモリ152に記憶させてあるデータに応じて各種機器を自在にリモート操作することができる。よって、図22に示す使用例のように、一般家庭172内で用いることにより、AV機器やTVモニターのみならず、各種世設備をリモート制御することが可能となる。
【0103】
(9)第9の実施の形態
図23は、本発明の第9の実施の形態におけるシステム構成を示すものであり、このシステムは基地局/中継局180、共用電話端末/データキオスク端末181、身体装着機器1、移動体通信端末182、及び基地局183で構成されている。身体装着機器1は、図24に示すように、各部を制御する制御回路150を備えている。この制御回路150には、前記実施の形態と同様の構成からなる身体近接センサ13と装着センサ18とが身体装着検出回路19を介して接続されているとともに、前記キー8で構成される操作&データ入力部151と前記シリアル入出力端子部5を備えた出力部29が接続されている。さらに、制御回路150には、認証用&SIM(加入者ID設定モジュール)設定用設定データメモリ185、認証制御部154、通信制御部154が接続されている。
【0104】
認証用&SIM設定用設定データメモリ185は、前記移動体通信端末182のSIM設定をリモートで行うに要する設定データを記憶するメモリであり、認証制御部184は、認証用&SIM設定用設定データメモリ185へのデータ書き込み処理と読み出し処理とを行うとともに、送信データ部186を制御する。通信制御部154は、符号器156を制御して認証用&SIM設定用設定データを符号化せしめ、前記無線送受信部158を介して無線送信する。また、無線送受信部158で受信された信号は、復号器157で復号されて、通信制御部154を介して制御回路150に入力されとともに、制御回路150により制御される受信データメモリ187に記憶される。この受信データメモリ187に記憶されたデータは、必要に応じて認証制御部184や制御回路150に供給される。
【0105】
一方、移動体通信端末182は、無線送受信部188、データ入出力部&認証制御部189、SIM設定部190、表示部191、操作部195、制御回路194、RAM193、ROM192を備えており、SIM設定部190には端末ID、加入者ID、カスタム設定が記憶される。また、この移動体通信端末182は、PHS(Personal Handyphone System)であって、アンテナ196、送受信部197、通信制御部201、音声処理部206、マイクロフォン210、スピーカ211を備えている。送受信部197は、送信部198とシンセサイザ199及び受信部200で構成され、通信制御部201は、変調部202と復調部203とTDMA制御部204及びチャンネルコーデック205で構成され、音声処理部206、音声符号/復号部207とAD/DAコンバータ208及びアンプで構成されている。
【0106】
かかる実施の形態において、制御回路150は身体近接センサ13と装着センサ18とがオンとなっていると、操作&データ入力部151からの操作に応じて、SIM設定用データ(端末IDや加入者ID)を認証&SIM設定用設定設定データメモリ185から読み出して、送信データ部186、符号器156を介して無線送受信部158より無線送信する。すると、移動体通信端末182の無線送受信部188がこれを受信し、データ入出力部&認証制御部189を介して、受信されたデータがSIM設定部190に入力されて記憶され、これにより、端末IDや加入者IDをリモート設定することができる。
【0107】
(10)第10の実施の形態
図25は、本発明の第10の実施の形態の外観構成を示すものであり、身体装着機器に移動体通信端末機能を組み込んだものである。すなわち、身体装着機器1は、時計側ケース2と、この時計側ケース2の両端部に結合されたリストバンド3、4とから構成されている。時計側ケース2には、シリアル入出力端子部5が突設されているとともに、マイクロフォン100、アンテナ部&移動体通信部220、赤外線通信ポート102、タッチ/ペン入力部103、LCD表示部10、キー入力部221、スピーカー222が設けられている。なお、リストバンド3、4の両端部には、第1の実施の形態に示したと同様の構成からなる装着センサ18が設けられ、身体装着機器1の裏面には同様に身体近接センサ13が設けられている。
【0108】
図26は、身体装着機器1の回路構成を示すブロック図である。図に示すように、身体装着機器1は前記身体近接センサ(又は生体認証部)13と装着センサ18及び新足し装着検出回路19を備えているとともに、図24に示した前記実施の形態の移動体通信端末182と同様に、無線送受信部188、SIM設定部190、表示部191、操作部195、制御回路194、RAM193、ROM192を備えている。SIM設定部190には端末ID、加入者ID、カスタム設定とともに、PIM(電話番号簿など)が記憶される。また、RAM193は、留守録、伝言Box、メールBoxとして使用され、ROM192には電話、ページャー、電子メール用のプログラムが記憶されている。また、この身体装着機器1に組み込まれている移動体通信端末はPHSであって、図24に示したと同様に、アンテナ196からスピーカー211までのPHS構成部が設けられている。
【0109】
かかる実施の形態において、制御回路194は身体近接センサ13と装着センサ18とがオンとなっている場合にのみ、SIM設定部190の記憶状態を保持する。したがって、この身体装着機器1を腕から離脱させると、IDやSIM設定が解除されるので、置き忘れたり紛失しても、他人に悪用されて課金されたり、秘匿情報を知られてしまう不都合を抑制してセキュリティを確保することができる。
【0110】
(11)第11の実施の形態
図27は、本発明の第11の実施の形態を示すブロック図であり、この実施の形態は、身体装着機器1と、通知信号送信&制御信号受信機230と、この通知信号送信&制御信号受信機230が着脱自在又は一体的に結合された移動体通信端末231とでシステムが構成される。
【0111】
身体装着機器1は、前述した実施の形態と同様に、身体近接センサ13、装着センサ18、及び身体装着検出回路19を備えている他、アンテナ232、送受信部233、変調部234、復号化部235、符号化部236、受信用IDメモリ237、受信ID部238、ID照合部239、受信データ処理部240、送信データ処理部241、送信用ID部242、発振部244、分周/時計部245、アラーム・タイマー246、及び制御部243を備えている。さらに、身体装着機器1は、受信情報メモリ247、送信情報メモリ248、スケジュールその他データメモリ249、報知制御部250、この報知制御部250により制御される振動体251と報音ブザー252、表示部253、及び操作部254を備えており、前記制御部243は装置各部を制御するものである。
【0112】
通知信号送信&制御信号受信機230は、アンテナ255、送受信部256、変調部257、符号化部258、復号化部259、送信データ処理部260、受信データ処理部261、受信ID部262、照合部263、受信用IDメモリ264、通知信号送受信制御部265、送信用IDメモリ266、及びデータ入出力制御回路267を有している。
【0113】
移動体通信端末231は、前記実施の形態と同様にPHSであって、アンテナ196からスピーカー211までのPHS構成部が設けられている。さらに、操作部270、表示部271、制御部172、端末ID部173、RAM174、ROM175、着信通知情報などの通信データメモリ276、通知応答情報などのデータメモリ277、及びデータ入出力部278が設けられている。
【0114】
なお、身体装着機器1と通知信号送信&制御信号受信機230とは、各々のアンテナ231、255を介して送受信を行うものであり、通知信号送信&制御信号受信機230は移動体通信端末231に接続されて、データ入出力制御回路267とデータ入出力部278との間でデータの授受を行うものである。
【0115】
以上の構成にかかる本実施の形態において、身体装着機器1の制御部243は、予め内部に記憶してあるプログラムに基づき、図28に示すフローチャートに従って動作する。すなわち、発振部244からのクロック信号を分周して時刻データを生成する分周/時計部55からの出力信号に基づき、時計処理を行い(ステップSC1)、表示部253の表示時刻を修正する等の処理を実行する。引き続き、身体近接センサ13と装着センサ18の出力であるセンサーデータ取り込んだ後(ステップSC2)、移動体通信端末231への外部からの着信に伴って通知信号送信&制御信号受信機230から送信される通知データを受信したか否かを判断し(ステップSC3)、受信した場合には通信信号(通知データ)を取り込む(ステップSC4)。
【0116】
次に、この取り込んだ通知データに含まれている受信IDが、受信ID部237に予め登録されている自端末IDと一致するか否かを判断する(ステップSC5)。一致した場合には、前記ステップSC2で取り込んだセンサデータに基づき、身体装着機器1を身体(腕)に装着中であるか否かを判断する(ステップSC6)。そして、身体装着中であるならば、報知制御部250に指示して振動体251と報音ブザー252の少なくとも一方を動作させて報知を行った後(ステップSC7)、受信した通知データに基づき通知メッセージを表示する(ステップSC8)。したがって、図29に示すように、通知信号送信&制御信号受信機230が接続された移動体通信端末231を鞄Kの中に入れてまま、会話をしている場合であっても、同図の(1)〜(5)に示すように、移動体通信端末231への着信があった場合には、これを手元で確認することができる。
【0117】
また、ステップSC6での判断の結果、身体装着中でなければ、振動体251と報音ブザー252のいずれも動作させることなく(ステップSC9)、通知メッセージを受信情報メモリ247に留守録として記録した後(ステップSC10)、表示処理を行って(ステップSC23)、留守録されている旨を表示部253に表示させる。このステップSC23の処理により、図30に示すように、例えば「着信あり(非装着のため、メッセージは表示できません!)」を表示部253に表示させることができる。
【0118】
他方、ステップSC3での判断の結果、通知データを受信していなければ、応答信号を送信すべき状態か否かを判断し(ステップSC11)、送信すべき状態であるならば、さらに応答信号として認証データを送信すべき状態であるか否かを判断する(ステップSC12)。そして、認証データを送信すべき状態であるならば、前記ステップSC2で取り込んだセンサデータに基づき、身体装着機器1を身体(腕)に装着中であるか否かを判断し(ステップSC13)、装着中であるならば、本人認証データを送信する(ステップSC14)。しかし、装着中でない場合には、本人認証データを送信することなく、非装着エラー応答信号を送信する(ステップSC15)。したがって、身体装着機器1を置き忘れたり紛失した場合に、認証データが送信されてしまうことはない。また、ステップSC12での判断の結果、認証データを送信すべき状態でなければ、その他の応答信号を送信する(ステップSC16)。
【0119】
また、ステップSC11での判断の結果、応答信号を送信すべき状態でなければ、操作部254にてキー操作がなされたたか否かを判断する(ステップSC17)。そして、キー操作がありそれが留守記録読出し操作であるならば(ステップSC19がYES)、身体装着中であるか否かを判断し(ステップSC19)、身体装着中であるならば、受信情報メモリ247から留守記録を読み出す処理を実行した後(ステップSC20)、これを表示する(ステップSC23)。しかし、身体装着中でなければ、留守記録読出し処理を行うことなく読出し不可の警告を表示部253で表示する(ステップSC21)。したがって、身体装着機器1を置き忘れた場合等において、留守記録読み出されて表示されてしまうことがなく、これにより留守記録のセキュリティを確保することができる。また、ステップSC18での判断の結果、 留守記録読出しでなければ、その他のキー処理を実行した後、このキー処理に応じた表示処理を実行する(ステップSC23)。
【0120】
(12)第12の実施の形態
図31は、本発明の第12の実施の形態を示すものであって、図27に示した身体装着機器1の制御部243における他の処理手順を示すフローチャートである。すなわち、前述した時計処理を行った後(ステップSD1)、センサーデータ/通報受信(ステップSD2)、身体装着センサデータ取り込み処理(ステップSD3)を順次行い、センサ警報/通報受信を判断する(ステップSD4)。そして、警報/通報を受信したならば、身体装着中であるか否かを判断し、身体装着中であるならば、報知制御部250を介して振動体251を駆動し、振動により無音で報知する(ステップSD6)。しかる後に、警報内容。報知内容を表示部253に表示する。しかし、ステップSD5での判断の結果、身体装着中でなければ、報知制御部250を介して報音ブザー252を駆動し、音響により報知する(ステップSD8)。
【0121】
他方、ステップSD4での判断の結果、通報等を受信していなければ、アラーム・タイマー246に設定されているタイマー設定時間が到来したか否か(ステップSD9)、アラーム設定時刻となったか(ステップSD10)、スケジュールその他のデータメモリ249に記憶されているスケジュール設定日時となったか(ステップSD11)を各々判断し、なったならば前述したステップSD5以降の処理を実行する。しかし、いずれにもなっていない場合には、操作部254にてキー操作がなされたたか否かを判断し(ステップSC17)、キー操作がありそのとき報知中であるならば(ステップSD13がYES)、報知を停止させる(ステップSD14)。また、報知中でない場合には、その他のキー処理を実行した後(ステップSD14)、このキー処理に応じた表示処理を実行する(ステップSD16)。
【0122】
(13)第13の実施の形態
図32は、本発明の第13の実施の形態を示すものであり、本発明を入退出管理、セキュリティ管理システムに用いたものである。すなわち、ユーザーUが腕に装着している身体装着機器1は、図27に示した実施の形態のように身体装着検知機能と送受機能を備えている。一方、構内ネットワークは、電子ロック装置279、認証端末280を有するとともに身体装着機器1からの信号を受信可能なセキュリティ管理端末281、構内情報端末282、アクセスサーバー283、認証サーバー284、構内情報サーバー285、監視装置286、警報装置287、火災センサ289、煙センサ290、防犯センサ291等で構成されている。
【0123】
かかる構成においては、身体装着機器1を装着したユーザーUが退出する際等、身体装着機器1側から送信されるデータをセキュリティ管理端末281が受信することにより電子ロック装置279を自動解錠させることができる。また、構内情報端末282との送受信を行って、各種サーバーにアクセスすることも可能となる。
【0124】
(14)第14の実施の形態
図33は、本発明の第14の実施の形態を示すものであり、本発明を乗車券、搭乗券、入場券等の管理システムに用いたものである。すなわち、ユーザーUが腕に装着している身体装着機器1は、前述と同様に図27に示した実施の形態のように身体装着検知機能と送受機能を備えている。一方、自動改札機(ゲート開閉装置)300には、この身体装着機器1と送受信可能な認証装置301が設けられている。認証装置301は制御装置302に接続され、制御装置302は、課金管理部303及び専用網304を介して料金DB305、サービスDB306、及び予約DB307に接続されている。
【0125】
したがって、ユーザーUが自動改札機300を通過する際に身体装着機器1側から認証データや本人IDを送信して、これを受信した認証装置301からの信号に基づき、制御装置302が課金管理部303を制御して料金DB305の当該ユーザーUの課金情報を更新する等により自動課金を行うことができる。また、同様にして、予約DB307にデータを書き込んで自動予約を行ったり、サービスDB306にデータを書き込んでサービスを提供することも可能となる。
【0126】
(15)第15の実施の形態
図34は、本発明の第15の実施の形態を示すシステム構成図である。このシステムは、身体装着機器1、この身体装着機器1と送受信可能な移動体通信端末310、この移動体通信端末231と送受信する基地局、前記身体装着機器1と送受信可能な公衆電話端末/データキオスク端末312、この公衆電話端末/データキオスク端末312と送受信可能な基地局/中継局313を有している。
【0127】
基地局311は、移動体通信網/公衆網315とプロバイダー等316、インターネット317、ファイアウォール318を介して、認証サーバー319、会員管理データベース321、課金管理データベース322、有料データサービス323、データベースサーバー324、wwwサーバー325、メールサーバー326に接続かのうである。また、基地局/中継局313は、公衆網/専用網314、通信接続サーバー320を介して、前記各データベース及びサーバーに接続可能である。
【0128】
図35は、本実施の形態における身体装着機器1の回路構成を示すブロック図である。制御部327には、無線送受信部328、前記装着センサ18、本人認証手段330が接続されているとともに、通信接続用認証データメモリ331、通信接続設定用データメモリ332、個人プロファイルデータメモリ333、サービス要求データメモリ334、機能要求データメモリ335、電子決算手段336が接続されている。したがって、身体装着機器1からこれらメモリに記憶されている通信接続用認証データや通信接続設定用データ等を移動体通信端末231や公衆電話端末/データキオスク端末312に送信して、通信状態を形成し、前記各データベースやサーバーに接続することにより、種々のサービスを受けたり、電子決済する等が可能となる。
【0129】
なお、図36に示すように、商店や金融窓口に配置された認証装置340との送受信により、通信網342を介して金融機関342の金融ホスト343や金融ネットワークに接続して、電子決済を行うようにしてもよい。また、図37に示すように、インターネット等345を介して電子商店・マーチャント346のマーチャント・サーバー347に接続して商品を購入し、さらにインターネット等348を介して、金融機関342のゲートウェイ349、金融ホスト343金融ネットワーク344に接続して電子決済を行うようにしてもよい。
【0130】
さらに、図38に示すように、外部インターフェイス350まで身体装着機器1に組み込んで、消費端末351及びインターネット等345を介して電子商店・マーチャント346のマーチャント・サーバー347に接続して商品を購入し、さらにインターネット等348を介して、金融機関342のゲートウェイ349、金融ホスト343金融ネットワーク344に接続して電子決済を行うようにしてもよい。
【0131】
(16)第16の実施の形態
図39は、本発明の第16の実施の形態を示すシステム構成図であり、個人プロファイルによるデータベース検索を行い得るようにしたものである。すなわち、身体装着機器1の制御部360には、無線送受信部361、前記装着センサ18が接続されているとともに、個人認証データメモリ362、個人プロファイルデータメモリ363、リモート接続設定データメモリ364、データ検索要求メモリ365が接続されている。また、リモートクライアント366は、データ検索&プラウダ367を有し、LAN368は、アクセス・サーバー369、認証サーバー370、wwwサーバー371、データベースサーバー372を有している。
【0132】
したがって、身体装着機器1の送受信部361をデータ検索&プラウダ367に接続し、ネットワーク373を介してLAN368に接続した後、前記各メモリ362〜365に記憶されている個人認証データや個人プロファイルデータ等を送信して認証を行った後、データベースサーバー372にアクセスすることにより、データベース検索を行うことが可能となる。
【0133】
なお、図40に示すように、身体装着機器1側にデータ検索&プラウダ367を組み込んでおけば、ネットワーク373を介して直接LAN368にアクセスして、データ検索を行うことが可能となる。
【0134】
(17)第17の実施の形態
図41は、本発明の第17の実施の形態を示すものであり、生体情報による生体医療情報検索に本発明を適用したものである。すなわち、身体装着機器1は生体センサ部380を有しており、この生体センサ部380は、ユーザーUの脈拍や血圧、指紋等を検知する生体計測センサ381、センスアンプ382、A/D変換器383、生体データメモリ384で構成されている。生体データメモリ384に記憶された生体情報は、生体計測データ解析部385に入力されるようになっており、生体計測データ解析部385での解析結果は、生体データによる個人認証検査部387と生体データを含む個人情報部388に入力され、生体データによる個人認証検査部387には、登録済の生体認証用データ部386に予め登録されたデータも入力される。
【0135】
前記生体データによる個人認証検査部387と生体データを含む個人情報部388の出力段は制御回路390に接続されており、制御回路390には前記実施の形態と同様に、装着センサ18が身体装着検出回路19を介して接続されている。制御回路390は、各部を制御するものであって、生体データの通報制御部391、データ検索&プラウダ393、送信及び受信データ部394、及び通信制御部395が接続されている。前記生体データの通報部391には、通報早紀通信設定データ部392が接続されており、前記通信制御部395には、無性送受信部398が符号器396及び復号器397を介して接続されている。
【0136】
一方、医療機関399には、アクセス・サーバー400、認証サーバー401wwwサーバー402、医療診断サーバー403、データベース・サーバー404及び医療機関データベース405が設けられている。また、救急サービス帰還11には、アクセス・サーバー407、認証サーバー408、救急監視センター409、及び登録会員データベース410が設けられている。
【0137】
かかる構成において、身体装着機器1は身体装着センサ18がオンとなっており当該身体装着機器1がユーザーUの腕に装着されていることを条件として、生体センサ部380で検出された生体計測データを生体計測データ解析部385に送出し、生体計測データ解析部385は解析結果を、生体データによる個人認証検査部387と生体データを含む個人情報部388とに送出する。そして、個人認証検査部387でユーザーUであることが認証されると、制御回路390は、生体データを含む個人情報部388からの生体データを含む個人情報を、通信制御部395、符号器396、及び無線送受信部398を介して、医療機関399或いは救急サービス機関411に送信する。
【0138】
すると、医療機関399においては、医療関連データベース405に当該ユーザーUの生体計測データに対応する過去の医療データを読み出して送信し、或いは対応するサーバーに生体計測データを記録する。また、救急サービス機関411においては、受信したユーザーUの生体計測データに対応するデータを登録会員データベース410から読み出し、救急監視センター409は、読み出されたデータに応じて、必要であれば救急サービスを実行する。したがって、ユーザーUは、身体装着機器1を装着しておくことにより、適切な医療サービスや救急サービスを迅速に受けることができる。
【0139】
(18)第18の実施の形態
図42は、本発明の第18の実施の形態を示すものであり、装着者の位置情報による地理情報検索、緊急通報に本発明を適用したものである。すなわち、身体装着機器1は、位置情報データ部420、自動通報制御部421、個人認証データ部422、前記実施の形態と同様の装着センサ18、制御部432、及び送受信部424を有している。位置情報データ部420には、位置情報検出装置425が接続されており、この位置情報検出装置425、航法測位衛星426、無線基地局427、無線通信ポスト428等からの信号受信により、現在位置情報を得るもの(GPS受信機、移動体通信機など)である。
【0140】
一方、前記送受信部424とネットワーク429を介して送受信を行う地理情報サービス/救急サービス機関430には、アクセス・サーバー431、認証サーバー432、wwwサーバー433、サービスセンター/監視センター434、会員情報/顧客情報DB435、位置情報/地理情報関連DB436が設けられている。サービスセンター/監視センター434は、車両や救助労力を提供する緊急サービスS1や支援サービス/派遣サービスS2を行うものであるとともに、無線基地局437を介して通信し緊急連絡先438への連絡通報サービスS3を行うものである。
【0141】
かかる構成において、装着センサ18がオンの状態にあり身体装着機器1がユーザーUの腕に装着されている状態にあると、制御部423は、位置情報検出装置425から位置情報データ部420を介して入力される現在位置データを、個人認証データとともに、送受信部424を介して送信する。すると、地理情報サービス/救急サービス機関430は、受信した位置データに関連する地理情報を位置情報/地理情報関連DB436から読み出して返送し、これにより身体装着機器1を装着しているユーザーUは現在位置に関連する地理情報を得ることができる。
【0142】
また、所定の緊急条件により自動通報制御装置421が動作すると、前記現在位置データが送受信部424を介して自動送信されて、地理情報サービス/救急サービス機関430のサービスセンター/監視センター434は必要に応じて、救急サービスS1、支援サービス/派遣サービスS2、連絡通報サービスS3を実行し、これによりユーザーUの緊急時におけるサービスを適時的に行うことが可能となる。
【0143】
(19)第19の実施の形態
図43は、本発明の第19の実施の形態を示すものであり、装着者のプロファイル情報による書籍箱、伝言板検索に本発明を適用したものである。すなわち、身体装着機器1は、接続アドレス・データメモリ440、アクセス資格データメモリ441、個人認証データメモリ442、前記実施の形態と同様の装着センサ18、制御部443、送受信部444、及びメール/伝言掲示板プラウザ445を有している。一方、前記送受信部424とネットワーク429を介して送受信を行う電子メール/伝言掲示板サービス446は、アクセス・サーバー447、認証サーバー448、wwwサーバー449、会員情報DB450、メール/伝言掲示板サーバー451、メールBox452、伝言掲示板453を有している。
【0144】
したがって、身体装着機器1の送受信部44からネットワーク429を介して、接続アドレスに従って電子メール/伝言掲示板サービス446に接続して、アクセス資格データや個人認証データを送ることにより、電子メール/伝言掲示板サービス446からメールや伝言を返送することが可能となる。
【0145】
(20)第20の実施の形態
図44は、本発明の第20の実施の形態を示すものであり、装着者の発信者電話番号通知データによる個人認証、データ検索に本発明を適用したものである。すなわち、身体装着機器1は、個人認証データメモリ465、通信接続設定データメモリ466、個人プロファイルメモリ467、前記実施の形態と同様の装着センサ18、制御部468、送受信部469、検索プラウザ470、自答通報制御部471を有している。一方、この身体装着機器1と送受信を行う移動体端末などの通信機器472は、送受信部473、SIM設定部474、制御部475、音声/データ処理部476、変復調/通信制御部477、送受信部474、及びアンテナ479を有している。
【0146】
また、この移動体端末などの通信機器472のアンテナ479と送受信する無線基地局480は、交換機481を介してネットワーク482に接続され、ネットワーク482は、交換機483及びPBX等484を介して、情報サービス機関/監視センター485に接続される。この情報サービス機関/監視センター485は、アクセス・サーバー486、発信者番号による認証サーバー487、wwwサーバー488、サービスセンター/監視センター489、会員/顧客情報DB490、その他のデータベース491を有している。
【0147】
かかる構成において、身体装着機器1は装着センサ18がオンとなっていて身体装着機器1がユーザーUの腕に装着されていることを条件として、移動体端末などの通信機器472に制御信号を送信して、該通信機器472を動作させ、無線基地局480、交換機481等を介して情報サービス機関/監視センター485に接続して、個人認証データ等を送る。このとき、通信機器472からは発信者番号も併せて通知する。したがって、情報サービス機関/監視センター485では、発信者番号に基づき照合して当該ユーザーUに関連するデータのみを検索することができ、さらには、会員情報/顧客情報DB490からユーザーUの住所を検索して、当該ユーザーUに対し派遣サービス/救急サービスSを行うことが可能となる。
【0148】
(21)その他の実施の形態
(A)データ放送やネットワークによる商品販売/情報サービスのリモート制御(図45)
なお、このように身体装着機器1に個人認証データや個人プロファイルデータを記憶させておけば、図45に示すように、データ放送用受信機/or/アダプター500にこれらのデータとともに商品発注データを送信し、ネットワーク501、サーバー502を介して、情報/サービス提供者504にこれらデータ到達させることにより、商品の発送やサービスの提供を受けることも可能となる。
【0149】
(B)SET(Secure Electoronic Transaction)を用いた電子クレジット決済(図46)
また、図46に示すように、身体装着機器1側から装着されていることを条件として、本人認証データを消費者のクライアント端末510に送り、このクライアント端末510から認証局CA511に登録要求を送り、認証局CA511からイシュアー(カード発行会社)512に認証要求を送り、イシュアー512認証回答を認証CA511に送って、認証CA511から消費者のクライアント端末510に証明書を送ることにより、クレジットカード発行(カード会員の登録)を行うことができる。
【0150】
また、身体装着機器1側から装着されていることを条件として、本人認証データを購入要求とともに消費者のクライアント端末510に送り、このクライアント端末510から販売店のサーバー513に購入要求を行い、販売店のサーバー513ペイメント・ゲートウェイ514を介してイシュアー512に認証要求と支払い要求とを行い、イシュアー512から認証回答や決済回答を得ることにより、電子決済を行うことができる。さらには、販売店のサーバー513から認証局CA515に登録要求を送り、認証局CA515からアクワイアラー(加盟店契約会社)516に認証要求を送り、アクワイアラー516から認証回答を認証局CA515に認証回答を送り、認証局CA515から販売店のサーバー513に証明書を送ることにより、販売店の登録を行うことができる。
【0151】
(C)インターネット利用の電子小切手(小切手代替)システム(図47)
消費者はICカードやクライアント端末520上に、銀行より受領したFSTS(Financial Services Technology Consortium設定規格のElectronic Checkシステム)エレクトロニックチェックなどの電子小切手帳521をもち、インターネットで販売店522から商品を購入する際に、電子小切手帳521から小切手を切り、販売店522にインターネット経由で小切手による支払いを行う。このとき、身体装着機器1からの本人認証データをクライアント端末520に送ることにより、身体装着機器1側での操作によりリモート的に小切手での支払いが可能となる。
【0152】
(D)インターネット利用のデビット決済(口座即時引き落とし)システム(図48)
消費者は、NetBillなどマイクロペイメントの決済機関や代金収納代行機関530からデビット決済端末ソフト531をダウンロードするとともに、氏名、住所、銀行口座番号など顧客情報を暗号化して代金収納代行機関530に口座を開設する。また、消費者の銀行532から代金収納代行機関530の口座に予め入金しておき、販売店533も、代金収納代行機関530に口座を開設しておく。そして、デジタルコンテンツなど商品をインターネット経由で売買する際には、消費者は決済依頼書を送付して、消費者から販売店へ代金収納代行機関530の口座の振り替えを行い決済する。このとき、身体装着機器1からの本人認証データを消費者端末520に送ることにより、身体装着機器1側での操作によりデビット決済が可能となる。
【0153】
(E)電子ショッピング連動の口座間振込システム(図49)
消費者端末540からは、購買要求時に消費者の取引銀行252の鍵(公開鍵など)で暗号化した消費者口座番号とネットワーク決済用の第2暗証番号(振込依頼書1)とを販売店サーバー541に送付する。販売店サーバー541は、同じく振込依頼書2を消費者の銀行542に送付して認証要求(オーソライゼーション要求)と受領要求(キャプチャー要求;振込決済の承認要求)を行い、消費者の口座から販売店の取引銀行543における販売店の口座への代金の振り込みを依頼する。振込依頼書2には、消費者の取引銀行542の鍵で暗号化した消費者の口座番号、第2暗証番号とともに、販売店の口座番号を含み、こられは消費者の銀行542でのみ復号可能である。このシステムにおいて、身体装着機器1から本人認証データや銀行の認証書データを消費者端末540に送ることにより、身体装着機器1側での操作により口座間振込が可能となる。
【0154】
(F)ネットワーク利用のATMサービス、口座振替振込サービス(図50)
消費者端末550は、予め口座開設した消費者の取引銀行551から認証書などを受けておく。ネットワークを介して取引銀行551に、銀行の鍵で暗号化した口座番号やネットワーク取引用の第2暗証番号、振込先口座番号などを送信して、口座の残高や取引の紹介、或いは振込先銀行552への振込などを要求し、残高データや取引内容の応答や、振替、振込などの実行結果をもらう。このとき、このとき、身体装着機器1からの本人認証データを消費者端末550に送ることにより、身体装着機器1側で銀行認証書を受け取れば、即時にATMサービスや口座振替振込サービスの開始が可能となる。
【0155】
(G)プリペイド型の電子マネー・システム(図51)
消費者端末571に、身体装着機器1から当該ユーザーの本人認証データを送るとともに、電子マネーカード570から金額データを送る一方、決済機関573から消費者端末571にプリペイド発行/充填を行う(1)。そして、消費者端末571から販売店(加盟店)572に、インターネット等を介して商品の注文を行った後(2)、決済機関573に支払の指示を行い(3)、決済機関573ではオーソリゼーション(本人認証&残高チェック)を行う(4)。しかる後に、決済機関573と販売店572間で、決済通知と決済確認とを行った後(5)(6)、決済機関573で残高を更新更新する(7)。
【0156】
(F)現金型の電子マネーシステム(図52)
消費者Aは、消費者端末、電子財布残高表示器581と電子マネーカード582又は身体装着機器1を有しており、消費者Bは電子マネーカード583又は身体装着機器1を有している。また、販売店(加盟店)584は、販売店ターミナル585及びネットワーク端末586を有しており、銀行、決済機関587は、ネットワーク型ATM端末588、ATM端末589、電子マネー管理システム590、及び消費者(A)の口座が設けられた勘定系システム591を備え、勘定系システム591は金融ネットワーク593に接続されている。また、消費者(A)の身体装着機器1と販売店584のネットワーク端末586とは、ネットワーク端末592を介して接続可能に構成されている。
【0157】
かかる構成においては、消費者(A)の電子マネーカード582又は身体装着機器1と銀行、決済機関587のATM端末589との間で、電子マネーの発行/充填を行うことができ(1)、消費者(A)は消費者端末を用いて、販売店584の販売店ターミナル585との間で商品購入などの代金の支払いを行うことができる(2)。一方、銀行、決済機関587はネットワーク型ATM端末588とネットワーク端末592或いはネットワーク端末586との間で電子マネーのネットワーク決済を行うことができ(2′)、さらに、消費者(A)と消費者(B)の身体装着機器1間で、電子マネーの授受を行うことも可能となる(2′)。すなわち、このように身体装着機器1を電子マネーカードとして用いることもできる。
【0158】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、ユーザが装置本体を腕に装着していない放置された状態では、認証機能の動作を禁止することができ、これにより煩雑性を伴うことなくセキュリティが確保することができる。また、この身体装着機器を装着している場合には、認証用データを記憶手段に記憶させたり、出力させることが可能となるが、身体に装着されていない場合には、前記記憶手段に記憶されている認証のデータが消去されることにより、セキュリティを確保することができる。
【0159】
また、請求項2記載の発明によれば、この身体装着機器を置き忘れた場合等身体に装着されていない状態が形成されると、本人認証用のコードデータが消去されることにより、セキュリティが確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本発明の第1の実施の形態おける身体装着機器の平面図、(B)は(A)の断面図である。
【図2】身体近接センサの配置形態と検出動作とを示す模式図である。
【図3】身体装着機器を示す斜視図である。
【図4】第1の実施の形態によれば、身体装着機器の回路構成及びシステム構成を示すブロック図である。
【図5】同実施の形態の処理手順を示す図5に示すフローチャートである。
【図6】第1の実施の形態の変形例を示すブロック図である。
【図7】(A)は本発明の第2の実施の形態を示す正面図、(B)は裏面図である。
【図8】同実施の形態の装着状態を示す側面図である。
【図9】(A)(B)は本発明の第3の実施の形態を示す異方向の斜視図、(C)は装着状態を示す側面図である。
【図10】同実施の形態によれば、身体装着機器の回路構成及びシステム構成を示すブロック図である。
【図11】ワンタイムパスワードの生成手順を示す図である。
【図12】ワンタイムパスワード生成手順を示すフローチャートである。
【図13】パソコンB用いてワンタイムパスワードを生成した場合のシステム構成図である。
【図14】第4の実施の形態によれば、身体装着機器の正面図である。
【図15】同実施の形態の回路構成及びシステム構成を示すブロック図である。
【図16】同実施の形態の変形例を示すブロック図である。
【図17】本発明の第5の実施の形態を示すブロック図である。
【図18】本発明の第6の実施の形態を示すブロック図である。
【図19】本発明の第7の実施の形態を示すブロック図である。
【図20】本発明の第8の実施の形態を示すブロック図である。
【図21】同実施の形態の認証&リモート操作用設定データメモリと認証&サービス利用受信データメモリの記憶内容を示す図である。
【図22】同実施の形態の使用例を示す図である。
【図23】本発明の第9の実施の形態におけるシステム構成を示す図である。
【図24】同実施の形態の身体装着機器と移動体通信端末182の構成を示すブロック図である。
【図25】本発明の第10の実施の形態の外観構成を示す図である。
【図26】同実施の形態の身体装着機器の回路構成を示すブロック図である。
【図27】本発明の第11の実施の形態を示すブロック図である。
【図28】同実施の形態の処理手順を示すフローチャートである。
【図29】どう実施の形態における装着時の動作説明図である。
【図30】同実施の形態の非装着時の動作説明図である。
【図31】本発明の第12の実施の形態における処理手順を示すフローチャートである。
【図32】本発明の第13の実施の形態を示すシステム構成図である。
【図33】本発明の第14の実施の形態を示すシステム構成図である。
【図34】本発明の第15の実施の形態を示すシステム構成図である。
【図35】同実施の形態における身体装着機器の回路構成を示すブロック図である。
【図36】同実施の形態の変形例を示すブロック図である。
【図37】同実施の形態の他の変形例を示すブロック図である。
【図38】同実施の形態の他の変形例を示すブロック図である。
【図39】本発明の第16の実施の形態を示すシステム構成図である。
【図40】同実施の形態の変形例を示すブロック図である。
【図41】本発明の第17の実施の形態を示すブロック図である。
【図42】本発明の第18の実施の形態を示すブロック図である。
【図43】本発明の第19の実施の形態を示すブロック図である。
【図44】本発明の第20の実施の形態を示すブロック図である。
【図45】本発明を適用したデータ放送やネットワークによる商品販売/情報サービスのリモート制御を示すシステム構成図である。
【図46】本発明を適用した電子クレジット決済を行うためのシステム構成図である。
【図47】本発明を適用したインターネット利用の電子小切手(小切手代替)システムを示す構成図である。
【図48】本発明を適用したインターネット利用のデビット決済システムの構成図である。
【図49】本発明を適用した電子ショッピング連動の口座間振込システムの構成図である。
【図50】本発明を適用したネットワーク利用のATMサービス、口座振替振込サービスのシステム構成図である。
【図51】本発明を適用したプリペイド型の電子マネー・システムの構成図である。
【図52】本発明を適用した現金型の電子マネーシステムの構成図である。
【符号の説明】
1 身体装着機器
3 リストバンド
4 リストバンド
6 無線送信部
13 身体近接センサ
16 赤外線LED
17 赤外線フォトセンサ
18 装着センサ
19 身体装着検出回路
23 機能制御回路
31 認証データメモリ
36 認証データ生成部
76 ワンタイムパスコード生成部
80 ユーザーIDメモリ
103 タッチ/ペン入力部
105 キー入力部
106 指紋撮像センサ
107 指紋データ解析部
120 音声入力部
139 署名データ解析部
160 外部機器
220 アンテナ部&移動体通信部
281 セキュリティ管理端末
286 監視装置
284 認証サーバー
300 自動改札機
301 認証装置
Claims (3)
- 機器本体と、
この機器本体を腕に着脱可能に装着させる装着手段と、
前記機器本体が腕に装着中であるか否かを検知する身体装着検知手段と、
認証用データを入力する入力手段と、
この入力手段により入力された前記認証用データを記憶する記憶手段と、
この記憶手段に記憶された認証用データを出力する出力手段と、
前記身体装着検知手段により前記機器本体が腕に装着中であると検知されている際に、前記入力手段から入力された認証データを前記記憶手段に記憶させると共に前記出力手段から前記認証用データを出力させる記憶出力制御手段と、
前記身体装着検知手段により腕に装着中でないと検出されている際に、非装着が所定の規定時間以上継続しているか否かを判断して、非装着が前記所定の規定時間以上継続していると判断された場合には、前記記憶手段に記憶されている認証用データを消去する処理を実行し、非装着が前記所定の規定時間以上でないと判断された場合には、警報報知を行う処理手段と、
を備えたことを特徴とする身体装着機器。 - 前記認証用データは、本人認証用のコードデータであることを特徴とする請求項1記載の身体装着機器。
- 前記身体装着検知手段により前記機器本体が腕に装着中でないと検出されている際に、非装着となっている時間、又は、前記規定時間までの残在時間を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1又は2記載の身体装着機器。
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