JP4126311B2 - ペット用トイレ - Google Patents

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Description

この発明はペット用トイレに関し、より詳しくは、敷設したペットシーツがペットによって掻きむしられるのを防止できるようなット用トイレに関する。
ペットシーツを用いるペット用トイレでは、下記特許文献1のようにペットシーツの外周部をシーツ押え枠で押え付けて使用する。シーツ押え枠がペットシーツをしっかりと押え付けるので、ペットシーツの上でペットが激しく動いても、ペットシーツが不測にずれたりしない利点がある。
しかし、ペットシーツがずれないほど強力に固定されるためか、ペットがペットシーツを引っ掻いたり噛んだりして、ペットシーツが掻きむしられると、掻きむしりの程度が僅かであれば問題はないが、程度がひどいとペットシーツが破られ、その内部が露出してしまう。
また、特許文献2に記載されたペット用トイレは、貫孔が形成された通気通水自在な受け板をシーツ押え枠の上面に着脱自在に付設している。これによって、尿は下方に流れるのでペットの毛が汚れたペットシーツに接触することを防止できるため、ペットを清潔に保つことが出来ると記載されている。
特許文献2に記載されたペット用トイレは、上述のようにペットシーツの上方を受け板が覆う構造であるため、固定されたペットシーツを掻きむしることはできない。しかし、その受け板は、下面にシート押え用支持脚を突設した形状で、いわばペットシーツの上にスノコのように存在するものである。
つまり、受け板を水切りとして使用し、その下にペットシーツを隠蔽した構造であるため、受け板上で***された糞尿は受け板に付着した後、受け板の貫孔を通過し、シート押え用支持脚を伝ってペットシーツに吸収される。
このペット用トイレは、ペットを清潔に保つことができるとされているが、上述のように、ペットシーツに吸収されるまでの貫孔を通過した後の糞尿の道程は大変長く、毎回の***の度に受け板等を洗浄しなければ、衛生的に使用することはできない。また、臭いや繁殖等を回避して清潔にすることは大変困難である。
登録実用新案第3079138号公報 登録実用新案第3110966号公報
そこで、この発明は、ペットシーツがペットによって掻きむしられてひどく損傷しないようにすることを主たる課題とする。
本発明は、吸水性を備えたペットシーツを載置するトイレ本体と、該トイレ本体との間で上記ペットシーツの周縁部を挟んで固定する押え枠とを備えたペット用トイレであって、上記押え枠には、上記ペットシーツの周縁部以外の表面に被さるカバー部を一体成形により備えたことを特徴とする
すなわち、カバー部は、ペットシーツの表面に被せるようにのせられ、掛けた状態になる。好ましくは、一面にたるみなく延べ広げられた状態であるのがよい。この状態において、カバー部がペットシーツを部分的に覆い、押える一方、隙間ペットシーツの表面を露出させ、ペットから***される尿がペットシーツに吸収されるようにする。
上記カバー部が、ペットシーツの表面に延べ広げられた状態になるので、ペットがペットシーツを引っ掻いたり噛んだりしようとしても、カバー部それ自体がペットの爪や歯からペットシーツを保護する。このため、掻きむしりによる被害を防止または抑制できる。
また、ペットの爪や歯が隙間通してペットシーツを引っ掻いたり噛んだりしても、カバー部がペットシーツの表面を押えるので、一部の隙間通して行われた掻きむしりがペットシーツにおけるその他の隙間対応する部分に影響を与えるのを抑制する。このため、掻きむしられる範囲の拡大も防止できる。
押え枠とカバー部とを一体成形により備えたことにより、押え枠がペットシーツを押え付けて固定するとともに、カバー部でペットシーツの表面を被せることができる。
ところで、上記各構成要素は、次のような態様に構成することができる。
その態様の一つは、上記カバー部が格子状である。
すなわち、格子状であれば、ペットシーツの表面をより多く露出させることができ、外観や吸水性を損なわないで済む。なお、カバー部を構成する材料は、合成樹脂、金属、天然繊維や化学繊維等適宜のものを使用できるが、より好ましくは、透明や半透明などの外観を有するものであると、外観を良好に保つことができる。また、隙間小さくする場合には、カバー部に対して超親水性を付与すれば、それによってペットシーツの吸水性を確保することができる。
また、別の態様として、前記カバー部の裏面に、ペットシーツとの摺動抵抗を増加するための凸部を備えてもよい。これにより、ペットシーツの上面とカバー部の底面との間の摺動抵抗をさらに増加させることができ、一面にたるみなく延べ広げられた状態でセットされたペットシーツのずれを防止できる。
以上のように、この発明によれば、カバー部がペットシーツの表面に張られている状態になるので、ペットシーツがペットの爪や歯によって掻きむしられることを防止したり抑制したりすることができる。その一方で、隙間ペットシーツの表面を露出するので、ペットシーツの吸水作用を妨げることはなく、トイレとしての機能は十分に発揮できる。
この発明を実施するための一形態を、以下図面を用いて説明する。
図1は、ペット用トイレ11の斜視図であり、この図に示すようにペット用トイレ11は、敷設されたペットシーツ12(以下、シーツという)の表面に、シーツ12が掻きむしられるのを防止するペットシーツ固定補助具13(以下、補助具という)が固定されている。
まず、ペット用トイレ11の構成を説明し、つぎに補助具13の構成を説明する。
ペット用トイレ11は、図2に示したように、角部分を湾曲させた長方形板状に形成され、シーツ12をのせるトイレ本体21と、のせたシーツ12を押える押え枠22とを有する。
トイレ本体21は、外周縁部に周壁21aを有する皿状で、中央部分には、若干底上げをした便床部21bが形成されるとともに、その外周部位に、のせるシーツ12の固定を行う部位である固定溝21cが、図3にも見られるように形成されている。
固定溝21cには、固定するシーツ12に抵抗を付与する突条23が形成される。トイレ本体21の平面視形状は上述の通り長方形状であるので、上記突条23はその湾曲する角部分を除く直線部分に形成されている。また、直線部分でも全体に対してではなく、その長さ方向の中間部分には形成されていない。
そして、このトレイ本体21には、上記押え枠22を固定するための固定具24が取付けられる。取付け位置は、長辺における中間位置の相対向する2箇所であり、枢着により固定されている。固定位置における上記周壁21aの外周部分には、上記押え枠22の一部を受け入れる段部21dと、この段部21dの下に上記固定具24を枢着するための切欠部21eが形成される。固定具24は、側面視逆L字状をなし、その下端部の枢着部24aが切欠部21eの両内側面に枢着されて、押え枠22の一部を上から押圧する回動可能な状態になる。
固定具24は、上述のようにトレイ本体21に枢着されるとともに、トイレ本体21に係合するもので、その係合は、トイレ本体21の周壁21aにおける内周側の端縁に形成された被係合部21fに対して、固定具24の先端縁に形成された係合部24bが係脱して行われる。
一方、この固定具24によりトイレ本体21上に固定される押え枠22は枠状をなす。そして、トレイ本体21の周壁21aの上部に嵌合する嵌合部22aを有し、その内周側から、斜め下方に向けた延設部22bが上記トイレ本体21の固定溝21cに達する位置まで延設されている。この延設部22bの先端部に、上記突条23を内側に挟む位置関係になるように2条の押圧片25,26が垂設され、押圧部27が形成されている。これら押圧片25,26と上記突条23との間には、図3に示したようにシーツ12を挟み込む適宜の隙間が設けられる。
そして、これら押圧片25,26のうち、内周側の押圧片25における角部分と、これらに挟まれる直線部分の中間部には、シーツ12を押える尖鋭の突起28が垂設されている。すなわち、上記押圧部27と突条23でシーツ12を挟み込んで高い抵抗を付与する上に、上記突条23が形成されない部分において、上記突起28による押えを行い、固定強度をさらに高めるようにしている。特に、トイレ本体21の角部分に突条23を形成せずに押え枠22の押圧片25に突起28を形成することにより、シーツ12に無理な歪がかかるのを防止できるので、シーツ12を押えた状態をきれいに見せることができる。
また、押え枠22における上記固定具24に対応する位置であって、上記固定具24の枢着部24aよりも上方の位置、すなわち押え枠22の嵌合部22aおける外周側の下端には、トイレ本体21に嵌合した時にトイレ本体21の外周面上に位置する軸部29が一体形成されている。この軸部29を受けるべく、トイレ本体21の対応部位には、湾曲した受け面21gが形成される。軸部29は、左右に一本通して形成されるものを図示したが、左右に分割形成されるものであるもよい。
そして、上記固定具24における上記軸部29に対応する位置には、軸部29を回動可能に受ける断面略半円弧状の軸受け部24cが形成される。この軸受け部24cは、押え枠22を回動可能に保持するもので、押え枠22における上記軸部29より上方には、押え枠22が軸部29を軸にして回動するときに固定具24の通過を許容するぬすみ部22cが切欠き形成されている。つまり、片方の固定具24を外せば、他方の固定具24部分を軸にして押え枠22は回動する。
上記補助具13は、シーツ12と同様の長方形シート状で、シーツ12の表面に被さるカバー部31と、シーツ12の表面を尿が通過する広さ露出する複数の隙間部32とを有している。
上記カバー部31は、格子状で、方形の目(上記隙間部32)を有する網状である。つまり、補助具13は、線状をなす線状部を組んで形成された網(ネット)状の形態を有し、上記隙間部32は方形状をなす。合成樹脂や金属など適宜の材料で形成されるが、透明の合成樹脂で形成されるのが好ましい。また、カバー部31を構成する線状部31aが、融着や一体成形等により図4に示した如くすべて一体に形成されたものであると、網目、つまり隙間部32が延ばされないので、作用効果を確保できてより好ましい。
このカバー部31のうちの外周部は、使用時に上記押え枠22によってシーツ12とともに押え付けられる固定部33で、さらにそのうちの最も外周に位置する外周縁の線状部33aは、その他の部位を構成する線状部31aよりも大径に形成され、押え枠22で押えた時にずれが生じないようにしている。
すなわち、補助具13の大きさL1は、図5に示したように外周側の押圧片26に囲まれる大きさL2よりも大きく形成され、補助具13の外周縁における線状部33aの内側縁と、外周側の押圧片26との間に、適宜幅Wの隙間が形成される大きさに設定されている。これによって、押え枠22の押圧部27が補助具13の固定部33を押え付けたときに、固定部33を構成する線状部が押圧部27によって押えられることと相俟って、外周縁の線状部33aの内側縁が図3に示したように、外周側の押圧片26の下端に引っかかって、ずれの防止が確実に行える。
また、上記隙間部32は、ペットが***する尿を円滑に通過させる大きさであって、隙間部32の形状にもよるが、隙間部32が方形状の場合には、具体的にはたとえば2cm角くらいに設定するとよい。
このような補助具13を備えたペット用トイレ11は、次のように使用される。
すなわち、図2に示したように、補助具13をシーツ12の上に重ねるようにしてトレイ本体21にのせ、上から押え枠22で固定する。すると、補助具13は、図1に示したように、シーツ12の表面に被せるようにのせられ、掛けた状態になる。しかも、押え枠22でしっかりと押え付けられているので、一面にたるみなく延べ広げられた状態である。
この状態であるので、ペットが***を行うとき、カバー部31はシーツ12を部分的に覆って上から押える一方、隙間部32はシーツ12の表面を露出させ、ペットから***される尿がシーツ12に吸収されるようにする。
つまり、上記カバー部31は、シーツ12の表面に張力をもって延べ広げられた状態になるので、ペットがシーツ12を引っ掻いたり噛んだりしようとしても、カバー部31それ自体がペットの爪や歯がシーツ12に当たるのを阻止したり緩衝したりして、シーツ12を保護する。このため、シーツ12の掻きむしりを防止または抑制できる。
また、ペットの爪や歯が隙間部32を通してシーツ12を引っ掻いたり噛んだりしても、カバー部31がシーツ12の表面を押えるので、一部の隙間部32を通して行われた掻きむしりがシーツ12におけるその他の隙間部32に対応する部分に影響を与えるのを抑制する。このため、掻きむしられる範囲が広がるのを防止できる。
さらに、上記カバー部31が線状部31aからなる網状であるので、シーツ12の表面をより多く露出させることができ、外観や吸水性を損なわないで済むうえ、シーツ12上での***に慣れたペットにも違和感を与えずに済む。
その上、カバー部31が網状、すなわち薄いシート状であるとともに、ペットから***される糞尿が直接シーツ12に吸収されるので、シーツ12の交換時には、カバー部31を布等で拭くだけで、常に清潔に保つことができる。
さらにまた、補助具13は、押え枠22で押えて固定されるので、既存のペット用トイレ11に対して使用することができ、上述のような顕著な効果をより低コストで享受することができる。
以下、その他の形態について説明する。なお、上記構成と同一又は同等の部位については同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。
図6は、他の例に係る補助具13の斜視図と、その固定状態を示す断面図であり、この補助具13は、外周の固定部33が面で構成された例を示している。
すなわち、押え枠22の押圧部27で押圧されても破れない強靭なシート状に形成されている。この固定部33は、たとえば合成繊維からなるシート状の編織物33bや、柔軟なゴム或いは合成樹脂シート33c、ゴム或いは合成樹脂シート33cの表面に多数の突部33dを有したもの、さらには、ゴム或いは合成樹脂シート33cの表面に長さ方向に沿って伸びる複数の突条部33eを有したものなどで構成できる。
図7も他の例に係る補助具13の斜視図と、その固定状態を示す断面図であり、この補助具13は、固定部に、ペット用トイレ11の押え枠22に対して着脱可能に固定される固定部33が形成されたものである。
すなわち、固定部33は図6に例示したような強靭なシート状に形成され、その外周縁に嵌合突起34を一体に有し、この嵌合突起34は、全周にわたって適宜間隔を隔てて形成されている。一方、押え枠22には、これら嵌合突起34と嵌合する円柱状の嵌合凹部35が、外周側の押圧片26よりも外周側の位置に、下に向けて形成されている。
この構成によれば、使用に際しては、押え枠22でシーツ12を押えるのに先立って、補助具13を押え枠22の下面に取付けておく。補助具13は押え枠22と一体になるので、シーツ12を交換するときに押え枠22を外すと、補助具13も一緒に外れて一体に取り扱える。このため、シーツ12の交換作業が容易に行える利点を有する。また、着脱可能であるので、洗浄などの手入れも容易で、損傷した時などには交換することもできる。
図8は、さらなる他の例に係る補助具13の斜視図と、その固定状態を示す断面図であり、固定部33を強靭で軟質の合成樹脂あるいは合成ゴムで構成し、外周縁に、押え枠22における外周側の押圧片26の外側に嵌合するように、上に伸びる嵌合縁36が形成されている。この場合も、図7に示した補助具13と同様に、シーツ12の交換時に補助具13を押え枠22と一体に扱える利点を有する。そのうえ、この構成では、複数の嵌合突起34と嵌合凹部35で構成する場合に比して、着脱動作が容易である利点を有する。
図9は、さらに別の例に係る補助具13の斜視図と、その固定状態を示す断面図であり、固定部33は、カバー部31の外周部の全体にわたって形成されるものではなく、部分的に形成されている。詳しくは、固定部33は、押え枠22の内周側の押圧片25に形成された上記突起28に対応する位置に設けられ、突起28が貫通する貫通孔37を有している。すなわち、使用に際しては、補助具13をシーツ12の上にのせてから貫通孔37に突起28を貫通するようにして押え枠22で押えたり、補助具13をシーツ12の上にのせる前に突起28に貫通孔37を挿嵌させた状態にして押え枠22で押えたりする。
また、図10から図15とともに、上述したように補助具13を一体に形成したペット用トイレ51について説明する。
図10は、ペット用トイレ51の斜視図であり、この図に示すようにペット用トイレ51は、上述したペット用トイレ11と同様に、トイレ本体21にペットシーツ12を敷設し、押え枠52でペットシーツ12を固定して使用する。
上記トイレ本体21とペットシーツ12とは、ペット用トイレ11のものと同様であり、また、押え枠52のペットシーツ12を押える方法やトイレ本体21への固定方法はペット用トイレ11の押え枠22と同様であるため、説明を省略する。
押え枠52の要部断面図を示す図11に示すように、押え枠52は、上述の押え枠22と同様に、2条の垂設された押圧片55、56、押圧部57、シーツ12を押える尖鋭の突起58等を備え、シーツ12を挟み込んで固定している。
なお、シーツ12の表面に被さるカバー部53と、シーツ12の表面を尿が通過する広さ露出する複数の隙間部54とは、適宜の弾力性を有する可撓性材料で構成している。
詳述すると上記カバー部53は、押え枠52の長手方向と平行な長手方向線状部53aと、該長手方向線状部53aと直交する短手方向線状部53bとで構成する格子状で、方形の目(上記隙間部54)を有する網状であり、押え枠52と一体形成している。
また、カバー部53の上面と上述した押圧部57とが面一となるように、上面同士を一致させて形成している。
また、本実施例における隙間部54は、ペットが***する尿を円滑に通過させる大きさであって、幅2mm程度の長手方向線状部53aと短手方向線状部53bとで形成された8mm角程度に設定している。
押え枠52の底面図を示す図12やカバー部53の底面拡大図を示す図13に示すように、平行な複数の長手方向線状部53aのうち、所定本数を隔てた所定の長手方向線状部53aの底面側に、ペットシーツ12との摺動抵抗を増加するための底面側に凸状の断面円弧形状の摺動抵抗増加凸部53cを備えている。
なお、本実施例において、摺動抵抗増加凸部53cは5本毎の長手方向線状部53aに備えているが、各長手方向線状部53aの間隔に合わせて、隔てる所定本数を調整して備えてもよい。
また、本実施例において、摺動抵抗増加凸部53cを長手方向線状部53aの長さ方向全範囲に連続して備えているが、適宜の長さの摺動抵抗増加凸部53cを適宜の間隔を隔てて複数備えてもよい。さらに、複数の適宜の長さの摺動抵抗増加凸部53cと適宜の間隔とを、短手方向に交互に備えて千鳥状に配してもよい。また、短手方向線状部53bに摺動抵抗増加凸部53cを備えてもよい。
このようにカバー部53を一体形成した押え枠52を組み付けたペット用トイレ51の要部断面図を示す図14に示すように、ペット用トイレ51は押え枠52の押圧部57の上面と便床部21bの上面とが略同一の高さとなるように構成されているため、押え枠52に一体形成されたカバー部53の底面は、カバー部53と便床部21bとの間に敷設されたペットシーツ12を介して便床部21bによって押圧されて上方に撓んだ状態となる。
したがって、ペットシーツ12は、上方に押し上げて撓んだカバー部53の弾性力によって便床部21b側に押圧された状態となる。
なお、図14、およびペット用トイレ51の拡大断面図を示す図15に示すように、カバー部53を構成する上記長手方向線状部53aと上記短手方向線状部53bは、略正方形断面で形成している。
上記構成により、補助具13を用いたペット用トイレ51と同様の効果を得ることができるとともに、ペットシーツ12の上面とカバー部53の底面とが圧接することによって、ペットシーツ12の上面とカバー部53の底面との間の摺動抵抗を増加させることができ、セットされたペットシーツ12がずれることを確実に防止できる。
また、上記長手方向線状部53aと上記短手方向線状部53bとを略正方形断面で形成したことによって、カバー部53が引っ掻けられたり、引っ張られたとしても、円形断面で形成した場合と比較して、ペットシーツ12上面を転がって伸びることを防止できる。さらに、カバー部53を適宜の弾力性と可撓性を備えた可撓性材料で形成しているため、ペットによる引っ掻きや引張りによって生じる損傷の程度を低減することができる。
また、隙間部54を介して露出されたペットシーツ12の外周がカバー部53によって押圧されて固定されているため、ペットシーツ12が隙間部54を通過した引っ掻きや引張りによって損傷を受けた場合であっても、損傷が隙間部54をまたいで拡大することを防止できる。
さらに、上述したように、所定本数ごとの長手方向線状部53aの底面に摺動抵抗増加凸部53cを備えたことによって、ペットシーツ12の上面とカバー部53の底面との間の摺動抵抗をさらに増加させることができ、一面にたるみなく延べ広げられた状態でセットされたペットシーツ12の短手方向のずれを防止できる。
この発明の構成と上記一形態の構成との対応において、
この発明の凸部は、上記摺動抵抗増加凸部53cに対応し、
隙間は、隙間部54に対応するも、
この発明は、上記構成のみに限定されるものではなく、その他の形態を採用することもできる。
たとえば、固定部33を押え枠22に対して着脱可能に固定する固定手段には、面ファスナやスナップ等の適宜の係止手段等を利用することもできる。
また、カバー部31、53は格子状でなくともよく、たとえば、亀甲金網状、菱形金網状等の形状であるもよく、板を打ち抜いて形成したような形状をなす、面で構成されるものであるもよい。隙間部32、54の大きさが小さくなってしまう場合には、たとえば光触媒を利用した超親水性を付与する塗材を塗布して、表面に超親水層(図示せず)を形成しておけば、シーツ12の吸水作用を確保することができる。
ペット用トイレの斜視図。 ペット用トイレの分解斜視図。 要部の断面図。 ペットシーツ固定補助具の一部拡大平面図。 ペットシーツ固定補助具の一部拡大断面図。 他の例に係るペットシーツ固定補助具の構造説明図。 他の例に係るペットシーツ固定補助具の構造説明図。 他の例に係るペットシーツ固定補助具の構造説明図。 他の例に係るペットシーツ固定補助具の構造説明図。 補助具を一体形成したペット用トイレの斜視図。 補助具を一体形成したペット用トイレの要部断面図。 補助具を一体形成したペット用トイレの押え枠の底面図。 補助具を一体形成したペット用トイレのカバー部の底面拡大図。 補助具を一体形成したペット用トイレの要部断面図。 補助具を一体形成したペット用トイレの拡大断面図。
符号の説明
11、51…ペット用トイレ
12…ペットシーツ
13…ペットシーツ固定補助具
22,52…押え枠
31,53…カバー部
32,54…隙間部
33…固定部
34…嵌合突起
35…嵌合凹部
36…嵌合縁
37…貫通孔

Claims (2)

  1. 吸水性を備えたペットシーツを載置するトイレ本体と、
    該トイレ本体との間で上記ペットシーツの周縁部を挟んで固定する押え枠とを備えたペット用トイレであって、
    上記押え枠には、上記ペットシーツの周縁部以外の表面に被さるカバー部を一体成形により備えたことを特徴とする
    ペット用トイレ。
  2. 上記カバー部は尿が通過可能な広さの隙間を備えた格子状に構成されると共に、
    該カバー部の裏面には、上記ペットシーツとの摺動抵抗を増加するための凸部を形成したことを特徴とする
    請求項1に記載のペット用トイレ。
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