JP4126246B2 - 演奏データ通信システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、演奏データ通信技術に関し、特に演奏制御データに応じて演奏データを生成して通信する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7(A)は、3個の端末701〜703が、セッションサーバー704を介して、ネットワークで接続され、合奏を行う例を示す。端末701は、リズム生成ユニット711を有し、リズムパートの自動伴奏を行うことができる。端末702は、ベース生成ユニット712を有し、ベースパートの自動伴奏を行うことができる。端末703は、コード生成ユニット713を有し、コードパートの自動伴奏を行うことができる。リズム生成ユニット711は、リズムパートの自動伴奏データを生成することができる。ベース生成ユニット712は、ベースパートの自動伴奏データを生成することができる。コード生成ユニット713は、コードパートの自動伴奏データを生成することができる。
【0003】
図7(B)は、2個の端末721及び722がネットワークで直接接続され、合奏を行う例を示す。端末721は、リズム生成ユニット731を有し、リズムパートの自動伴奏を行うことができる。端末722は、ベース生成ユニット732を有し、ベースパートの自動伴奏を行うことができる。
【0004】
上記の端末は、例えば電子楽器である。ネットワークで接続された電子楽器を利用して自動演奏による合奏を行う場合に、各々の電子楽器701〜703,721,722が個別に自動伴奏生成ユニット711〜713,731,732を設けていると、通信経路においてデータ通信の遅延が発生するため、同期をとるのが困難であるという問題がある。
【0005】
何れかの電子楽器又はセッションサーバーがマスターとなって同期信号を発生させて、一斉に自動伴奏を開始させることも考えられるが、その場合、通信経路における遅延が発生するため、各々の電子楽器にそれぞれの演奏(リズム、ベース、コード)が到達するまでの時間がまちまちになってしまう。このため、それぞれの演奏の同期をとるのが非常に難しい。
【0006】
図8(A)では、第1のグループとして3個の端末801〜803が合奏を行い、別の第2のグループとして3個の端末811〜813が合奏を行う例を示す。3個の端末801〜803は、セッションサーバー800を介して、ネットワークで接続される。3個の端末811〜813は、セッションサーバー800を介して、ネットワークで接続される。セッションサーバー800は、伴奏生成ユニット821及び822を有する。伴奏生成ユニット821及び822は、リズムパート、ベースパート及びコードパートの自動伴奏データを生成可能である。第1のグループの端末801〜803は、伴奏生成ユニット821を用いて、自動伴奏を行うことができる。第2のグループの端末811〜813は、伴奏生成ユニット822を用いて、自動伴奏を行うことができる。
【0007】
セッションサーバー800に自動伴奏生成ユニット821,822を設けた場合には、同期の問題は解決されるが、セッションサーバー800に複数の自動伴奏生成ユニット821及び822を設けなければならず、そのセッションサーバー800の負荷が大きくなってしまう。
【0008】
また、このような方法では、セッションサーバー800に自動伴奏生成ユニット821,822があるため、図8(B)に示すように、サーバーを介さずに端末831及び832を直接接続した場合に、自動伴奏ユニットが利用できなくなるという問題がある。
【0009】
また、下記の特許文献1が公開されている。
【0010】
【特許文献1】
特許第3298419号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、サーバーの負荷を大きくせずに、複数の演奏者端末が同期がとれた自動演奏を行うことである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の一観点によれば、複数の端末が直接又はサーバーを介して接続される演奏データ通信システムであって、前記複数の端末は、パート情報を含む演奏制御データを生成するための演奏制御データ生成手段と、他の端末からパート情報を含む演奏制御データを受信するための受信手段と、複数のパートの演奏データを記憶し、前記生成された演奏制御データ又は前記受信した演奏制御データに応じて、演奏データを生成するための演奏データ生成手段と、前記生成された演奏データを他の端末に送信するための送信手段とを有し、前記複数の端末のうちのいずれか1つの端末の演奏データ生成手段のみが活性化する演奏データ通信システムが提供される。
【0013】
本発明によれば、自己の端末が生成した演奏制御データ又は他の端末から受信した演奏制御データに応じて、演奏データを生成することができる。1つの端末が自己の端末で生成した演奏制御データ又は他の端末から受信した演奏制御データを基に演奏データを生成するので、複数の端末が異なるパートを自動演奏制御しても、パート間での同期ずれを防止することができる。具体的には、1つの端末が、同じテンポで複数のパートの演奏データを生成することができ、同期ずれを防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態によるデータ通信システムの第1の構成例を示す。2個の端末110及び120は、2人の演奏者が遠隔地で合奏を行うために、直接接続され、相互に演奏データ、音声データ及び映像データを通信する。例えば、端末110がサーバーであり、端末120がクライアントである。端末110及び120は、それぞれ、鍵盤101、音源102、マイク103、スピーカ104、カメラ105及びディスプレイ106を有する。
【0015】
演奏者が鍵盤(電子楽器)101を演奏すると、鍵盤101は演奏データを生成して端末110に供給する。演奏データは、例えばMIDI(Musical Instrument Digital Interface)データである。端末110は、鍵盤101からMIDIデータを入力すると、音源102に出力すると共に、インターネット(ネットワーク)130を介して端末120に送信する。音源102は、MIDIデータを基に楽音信号を生成し、スピーカ104から楽音を発音させる。端末120でも、同様に、音源102及びスピーカ104により楽音が発音される。
【0016】
マイク103は、演奏者の歌声等の音声を基に音声信号を生成し、端末110に出力する。端末110は、マイク103からアナログ形式の音声信号を入力すると、デジタル形式の音声データに変換し、スピーカ104から発音させると共に、インターネット130を介して端末120に送信する。端末120でも、同様に、スピーカ104から音声が発音される。
【0017】
カメラ105は、演奏者又は楽譜等の映像データを生成し、端末110に出力する。端末110は、カメラ105から映像データを入力すると、ディスプレイ106に表示すると共に、インターネット130を介して端末120に送信する。端末120でも、同様に、ディスプレイ106に映像が表示される。
【0018】
同様に、端末120においても、生成されたMIDIデータ、音声データ及び映像データが再生されると共に、端末110に送信される。端末110では、同じMIDIデータ、音声データ及び映像データが再生される。これにより、2人の演奏者が遠隔地においてリアルタイムで合奏を行うことができる。
【0019】
インターネット130環境下では、端末110及び120は、TCP(Transmission Control Protocol)ポート131を介して音声データ及び映像データ等を通信し、UDP(User Datagram Protocol)ポート132を介してMIDIデータ等を通信する。MIDIデータは、音声データ及び映像データに比べて、高速性(リアルタイム性)が要求される。したがって、MIDIデータはUDPポート132を使用し、音声データ及び映像データはTCPポート131を使用する。TCPポート131及びUDPポート132を分けずにUDPポートだけを使用してもよい。その場合には、データに優先順位を付けて、MIDIデータを優先して送受信するようにするのがよい。なお、2人モードでは、2個の端末110及び120のうち、先に接続要求した方がサーバーになり、他方がクライアントになる。
【0020】
図2は、本発明の実施形態によるデータ通信システムの第2の構成例を示す。4個の端末211〜214は、4人の演奏者が遠隔地で合奏を行うために、セッションサーバー260を介して接続され、相互に演奏データ、音声データ及び映像データを通信する。3人以上であればこのモードになるが、4人の場合を例に説明する。4個の端末211〜214はすべてクライントであり、セッションサーバー260がサーバーになる。端末211〜214は、図1と同様に、それぞれ、鍵盤101、音源102、マイク103、スピーカ104、カメラ105及びディスプレイ106を有する。
【0021】
各端末211〜214とセッションサーバー260とは、インターネット(ネットワーク)250を介して接続される。インターネット250環境下では、端末211〜214は、TCPポート251を介して音声データ及び映像データ等を通信し、UDPポート252を介してMIDIデータ等を通信する。各端末211〜214は、セッションサーバー260を介して、相互にMIDIデータ、音声データ及び映像データを通信する。これにより、3人以上(例えば4人)の演奏者が遠隔地においてリアルタイムで合奏を行うことができる。
【0022】
図1のように、2人の端末で合奏する場合には、2人の端末を直接接続して通信を行うのが好ましい。端末間を直接接続すると、高速に通信を行うことができる。しかし、3個以上の端末を直接接続すると、各端末がそれぞれ複数の端末に対して通信を行うため負荷が増大する。したがって、図2のように、3人以上の端末で合奏する場合にはセッションサーバー260を介して3人以上の端末を接続して通信を行うのが好ましい。セッションサーバー260を介して端末を接続すると、各端末はセッションサーバー260のみに対して通信すればよいので、各端末の負荷を軽減することができる。
【0023】
図3(A)は、3個の端末301〜303が、セッションサーバー304を介して、ネットワークで接続され、合奏を行う例を示す。端末301〜303は、それぞれ伴奏生成ユニット305を有し、リズムパート、ベースパート及びコードパート等の自動伴奏を行うことができる。伴奏生成ユニット305は、リズムパート、ベースパート及びコードパート等の自動伴奏データを記憶し、各パートの自動伴奏データを生成することができる。
【0024】
3個の端末301〜303内の伴奏生成ユニット305のうち、いずれか1つのみが活性化する。例えば、端末301の伴奏生成ユニット305が活性化状態になり、端末302及び303の伴奏生成ユニット305が不活性化状態になる。例えば、3個の端末301〜303のうち、一番最初に、接続要求した端末の伴奏生成ユニット305のみが活性化状態になり、動作する。3個の端末301〜303は、端末301内の伴奏生成ユニット305を用いて、自動伴奏を行う。各端末301〜303は、伴奏制御データを伴奏生成ユニット305に出力することにより、自動伴奏を制御することができる。伴奏制御データは、例えば、伴奏のスタートデータ及びストップデータ等を含み、演奏のスタート、ストップ、コード指定、パターンの選択、テンポ指定、音色選択等を制御することができる。例えば、端末301はリズムパートの自動伴奏を制御し、端末302はベースパートの自動伴奏を制御し、端末303はコードパートの自動伴奏を制御する。
【0025】
3個の端末301〜303は、セッションサーバー304を利用した同一グループ内の端末である。3個の端末301〜303のそれぞれに伴奏生成ユニット305を用意しておき、そのうちの1つの伴奏生成ユニット305を動作させることにより、同期のとれた自動伴奏を行うことができる。
【0026】
図3(B)は、2個の端末311及び312がネットワークで直接接続され、合奏を行う例を示す。端末311及び312は、それぞれ伴奏生成ユニット313を有し、リズムパート、ベースパート及びコードパート等の自動伴奏を行うことができる。この場合も、2個の端末311及び312の伴奏生成ユニット313のうち、いずれかの端末の伴奏生成ユニット313のみが活性化して動作する。例えば、最初に接続要求した端末311の伴奏生成ユニット313が活性化して動作し、端末312の伴奏生成ユニット313が不活性化状態になる。例えば、端末311がリズムパートの自動伴奏を制御し、端末312がベースパートの自動伴奏を制御する。これにより、同期のとれた自動伴奏を行うことができる。
【0027】
図4は、図3(A)の3個の端末301〜303及び端末301内の活性化した伴奏生成ユニット305を示す。伴奏生成ユニット305は、本来、端末301内に存在するが、説明の簡単のため、図上では、伴奏生成ユニット305を端末301の外に表す。スイッチ411〜413及び加算器410は、実際には、端末301の中に存在する。
【0028】
伴奏生成ユニット305は、リズム生成ユニット401、ベース生成ユニット402及びコード(和音)生成ユニット403を有する。リズム生成ユニット401は、リズムパートの自動伴奏データを生成することができる。ベース生成ユニット402は、ベースパートの自動伴奏データを生成することができる。コード生成ユニット403は、コードパートの自動伴奏データを生成することができる。
【0029】
端末301は、スイッチ411及び加算器410を介して、ベース生成ユニット402に伴奏制御データ(コマンド)CTLを出力することができる。端末302は、スイッチ412及び加算器410を介して、ベース生成ユニット402に伴奏制御データCTLを送信することができる。端末303は、スイッチ413及び加算器410を介して、ベース生成ユニット402に伴奏制御データCTLを送信することができる。
【0030】
また、端末301は、ベースパートの伴奏制御のオン及びオフのスイッチ情報を生成して出力することができる。スイッチ411は、そのスイッチ情報に応じて、オン又はオフする。端末301は、ベースパートの伴奏制御を行うときには、まずスイッチオン情報によりスイッチ411を閉じ、その後、伴奏制御データCTLをベース生成ユニット402に出力してベースの伴奏制御を行い、伴奏終了後、スイッチオフ情報によりスイッチ411を開く。
【0031】
同様に、端末302は、ベースパートの伴奏制御のオン及びオフのスイッチ情報を生成して出力し、スイッチ412をオン又はオフすることができる。端末303は、ベースパートの伴奏制御のオン及びオフのスイッチ情報を生成して出力し、スイッチ413をオン又はオフすることができる。
【0032】
加算器410は、端末301〜303からの伴奏制御データCTLを加算して、ベース生成ユニット402に出力する。すなわち、端末301〜303のうち、スイッチ411〜413がオンしている端末が、ベース生成ユニット402を制御することができる。伴奏制御データCTLは、先着順に処理され、それに応じた伴奏データが生成される。
【0033】
ベース生成ユニット402は、伴奏制御データCTLに応じて生成された伴奏データDTを端末301〜303に送信する。端末301は、発音手段を有し、受信した伴奏データDTを基に発音処理し、伴奏音を発音する。端末302及び303は、ネットワークを介して伴奏データDTを受信し、発音処理する。
【0034】
以上は、ベース生成ユニット402についての構成を示したが、リズム生成ユニット401及びコード生成ユニット403についても、同様の構成を有する。各端末は、パート毎に伴奏制御のスイッチ情報を生成することができ、他の端末からパート毎に伴奏制御のスイッチ情報を受信することができる。伴奏生成ユニット305は、自己の端末301で生成されたスイッチ情報又は他の端末302及び303から受信したスイッチ情報に応じて、伴奏制御データCTLの入力を受け付け、伴奏データを生成することができる。
【0035】
例えば、端末301は、リズムパートのスイッチのみをオンし、リズムパートの自動伴奏を行い、端末302は、ベースパートのスイッチのみをオンし、ベースパートの自動伴奏を行い、端末303は、コードパートのスイッチのみをオンし、コードパートの自動伴奏を行う。
【0036】
ベースパート生成ユニット402について、すべての端末301〜303に対応するスイッチ411〜413がオフになったときには、ベース生成ユニット402は、伴奏データの生成を終了する。リズム生成ユニット401及びコード生成ユニット403についても同様である。すなわち、伴奏生成ユニット305は、パート毎のすべての端末のスイッチ情報がオフになったときにはそのスイッチ情報に対応するパートの伴奏データの生成を終了する。
【0037】
スイッチ情報により、端末毎に各パートの制御を行うか否かを設定できる。伴奏データDTが生成されると、すべての端末301〜303に送信される。パート毎にすべての端末301〜303のスイッチがオフになると、伴奏データの生成を終了する。
【0038】
図5は、図4の構成において、リズム生成ユニット401についてのスイッチ411〜413を削除したものである。すなわち、リズム生成ユニット401は、すべての端末301〜303に常時接続されている。ベース生成ユニット402及びコード生成ユニット403については、図4と同様に、スイッチ411〜413が存在する。
【0039】
リズムパートは、ベースパート及びコードパートと異なり、単独で常に伴奏し続ける性格を有する。そこで、リズム生成ユニット401のみは、スイッチ情報による制御を不可とし、リズムパートの伴奏データ生成を持続させることができる。
【0040】
伴奏生成ユニット305は、リズムパート、ベースパート及びコードパート等の複数のパートの伴奏データを生成することができる。各々のパートのテンポは、1つの端末が一括して管理しているため、パート間で同期ずれが発生することがない。端末毎に伴奏制御データ(パターンの選択、テンポ変更、音色の選択等)による制御が行われ、これに基づいた伴奏データが生成され、各端末に伴奏データが配信される。
【0041】
また、スイッチ情報により、端末毎に各パートの制御を行うか否かが設定できるため、第1の端末はベースの制御を担当、第2の端末はコードの制御を担当する等といったことができるようになる。この場合にも、すべての端末に伴奏データが配信される。このように、1つの伴奏生成ユニットであっても、複数の端末から制御が可能であるため、端末毎に伴奏生成ユニットを設けていたのと同様の効果を得ることができる。
【0042】
上記の伴奏制御データCTL及び伴奏データDTは、MIDIデータを使用することができる。また、上記では自動伴奏について説明したが、自動伴奏に限定されず、伴奏パート及びメロディパートを演奏可能な自動演奏であってもよい。
【0043】
図6は、上記の端末及びセッションサーバーのコンピュータのハードウェア構成図である。バス601には、中央処理装置(CPU)602、ROM603、RAM604、ネットワークインタフェース605、入力装置606、出力装置607及び外部記憶装置608が接続されている。
【0044】
CPU602は、データの処理及び演算を行うと共に、バス601を介して接続された上記の構成ユニットを制御するものである。ROM603には、予めブートプログラムが記憶されており、このブートプログラムをCPU602が実行することにより、コンピュータが起動する。外部記憶装置608にコンピュータプログラムが記憶されており、そのコンピュータプログラムがRAM604にコピーされ、CPU602により実行される。このコンピュータは、コンピュータプログラムを実行することにより、上記の処理を行うことができる。
【0045】
外部記憶装置608は、例えばハードディスク記憶装置等であり、電源を切っても記憶内容が消えない。外部記憶装置608は、コンピュータプログラム、演奏データ、音声データ及び映像データ等を記録媒体に記録したり、記録媒体からコンピュータプログラム等を読み出すことができる。
【0046】
ネットワークインタフェース605は、ネットワークに対して演奏データ、音声データ及び映像データの他、コンピュータプログラム等を送受信することができる。入力装置606は、例えばキーボード及びポインティングデバイス(マウス)等であり、各種指定又は入力等を行うことができる。出力装置607は、ディスプレイ等であり、種々の情報を表示することができる。
【0047】
本実施形態は、コンピュータがプログラムを実行することによって実現することができる。また、プログラムをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムを記録したCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体又はかかるプログラムを伝送するインターネット等の伝送媒体も本発明の実施形態として適用することができる。また、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体等のコンピュータプログラムプロダクトも本発明の実施形態として適用することができる。上記のプログラム、記録媒体、伝送媒体及びコンピュータプログラムプロダクトは、本発明の範疇に含まれる。記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0048】
以上のように、本実施形態によれば、演奏データ通信システムは、複数の端末が直接又はサーバーを介して接続される。各端末は、パート情報を含む演奏制御データを生成し、他の端末からパート情報を含む演奏制御データを受信する。演奏データ生成ユニットは、複数のパートの演奏データを記憶し、自己の端末で生成した演奏制御データ又は他の端末から受信した演奏制御データに応じて、演奏データを生成し、他の端末に送信する。
【0049】
1つの端末が自己の端末で生成した演奏制御データ又は他の端末から受信した演奏制御データを基に演奏データを生成するので、複数の端末が異なるパートを自動演奏制御しても、パート間での同期ずれを防止することができる。具体的には、1つの端末が、同じテンポで複数のパートの演奏データを生成することができ、同期ずれを防止することができる。
【0050】
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、自己の端末が生成した演奏制御データ又は他の端末から受信した演奏制御データに応じて、演奏データを生成することができる。1つの端末が自己の端末で生成した演奏制御データ又は他の端末から受信した演奏制御データを基に演奏データを生成するので、複数の端末が異なるパートを自動演奏制御しても、パート間での同期ずれを防止することができる。具体的には、1つの端末が、同じテンポで複数のパートの演奏データを生成することができ、同期ずれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるデータ通信システムの第1の構成例を示す図である。
【図2】本発明の実施形態によるデータ通信システムの第2の構成例を示す図である。
【図3】図3(A)及び(B)は、複数の端末がネットワークで接続され、合奏を行う例を示す図である。
【図4】図3(A)の3個の端末及び活性化した伴奏生成ユニットの構成例を示す図である。
【図5】図3(A)の3個の端末及び活性化した伴奏生成ユニットの他の構成例を示す図である。
【図6】端末及びセッションサーバーのコンピュータのハードウェア構成図である。
【図7】図7(A)及び(B)は複数の端末がネットワークで接続され、合奏を行う例を示す図である。
【図8】図8(A)及び(B)は複数の端末がネットワークで接続され、合奏を行う例を示す図である。
【符号の説明】
101 鍵盤
102 音源
103 マイク
104 スピーカ
105 カメラ
106 ディスプレイ
110,120 端末
130 インターネット
131 TCPポート
132 UDPポート
211〜214 端末
250 インターネット
251 TCPポート
252 UDPポート
260 セッションサーバー
601 バス
602 CPU
603 ROM
604 RAM
605 ネットワークインタフェース
606 入力装置
607 出力装置
608 外部記憶装置

Claims (9)

  1. 複数の端末が直接又はサーバーを介して接続される演奏データ通信システムであって、
    前記複数の端末は、
    パート情報を含む演奏制御データを生成するための演奏制御データ生成手段と、
    他の端末からパート情報を含む演奏制御データを受信するための受信手段と、
    複数のパートの演奏データを記憶し、前記生成された演奏制御データ又は前記受信した演奏制御データに応じて、演奏データを生成するための演奏データ生成手段と、
    前記生成された演奏データを他の端末に送信するための送信手段とを有し、
    前記複数の端末のうちのいずれか1つの端末の演奏データ生成手段のみが活性化する演奏データ通信システム。
  2. 前記複数の端末は、さらに、前記生成された演奏データを基に発音処理を行う発音手段を有する請求項記載の演奏データ通信システム。
  3. 前記演奏データ生成手段は、リズムパート、ベースパート及びコードパートのうちの少なくとも1つのパートの演奏データを生成することができる請求項1又は2記載の演奏データ通信システム。
  4. 前記演奏データ生成手段は、リズムパート、ベースパート及びコードパートの演奏データを生成することができる請求項1又は2記載の演奏データ通信システム。
  5. 前記演奏制御データ生成手段は、パート毎に演奏制御のオン及びオフのスイッチ情報を生成することができ、
    前記受信手段は、他の端末からパート毎に演奏制御のオン及びオフのスイッチ情報を受信することができ、
    前記演奏データ生成手段は、前記生成されたスイッチ情報又は前記受信したスイッチ情報に応じて、前記演奏制御データの入力を受け付け、演奏データを生成する請求項1〜のいずれか1項に記載の演奏データ通信システム。
  6. 前記演奏データ生成手段は、パート毎のすべての端末のスイッチ情報がオフになったときにはそのスイッチ情報に対応するパートの演奏データを生成しない請求項記載の演奏データ通信システム。
  7. 前記スイッチ情報において、リズムパートのスイッチ情報はなく、リズムパート以外のパートのスイッチ情報はある請求項記載の演奏データ通信システム。
  8. 前記スイッチ情報において、リズムパートのスイッチ情報はなく、ベースパート及びコードパートのスイッチ情報はある請求項記載の演奏データ通信システム。
  9. 前記演奏制御データは、演奏のスタートデータ及びストップデータを含む請求項1〜のいずれか1項に記載の演奏データ通信システム。
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