JP4125472B2 - 対地作業同時移植機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圃場の代掻や耕地あるいは填圧等の対地作業を行なう対地作業機によって、この対地作業機に隣接して設けられている植付部を支持するスタンド姿勢にすることができる対地作業同時移植機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、耕起され湛水された圃場で代掻装置によって代掻作業と、植付装置によって複数条分の苗の植付作業とを同時に行なうようにした代掻同時移植機は、対地作業機を植付装置の接地フロートの前方において、調節機構(高さ位置決め機構)の切換支持操作によって、対地作業姿勢と、地表から上方に離間させた非作業姿勢とに切換操作することができるように構成している。
【0003】
そして、このような移植機をトラック等で荷積運搬する際に、植付装置、特にフロート群を荷台上に直接置くと、トラックの振動に伴ってこの植付装置に大きな衝撃力などの負荷がかかってこの接地フロートが破損したり、この接地フロートを支持している上下調整機構や支持部の変形や破損を生じ易く、また、植付装置の重要な構成部材である、中フロートに連携している植付深さ制御機構が破損しやすい。
【0004】
そこで代掻装置を非作業姿勢にした状態で接地フロートの下部とトラックの荷台との間に発泡スチロール等ブロック状の枕部材を敷いて植付装置を固定支持するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の構成の移植機の運搬手段では、運搬時の振動による衝撃が枕部材を介してプラスチックブロー成形されている接地フロートに直接的に加わり、これの変形を伴い易い等の欠点がある。また、短い距離の運搬でもその都度枕部材の敷設を必要とし、運搬作業が煩雑になる等の問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記したような従来の装置の有する問題点を解決するためになされたものであって、走行機体1に複数条分の植付部31を有する植付装置3を装着すると共に、前記植付部31の前方で対地作業を行う対地作業機2を設けた移植機Aにおいて、前記走行機体1側に連結された植付機枠3aの下端に、下部にフロート群7を備えた伝動ケース33を設け、この伝動ケース33より前方に延長して形成した支持部材3bの先端に筒状のホルダ3cを固定し、その筒状のホルダ3c内に、下部に対地作業を行う代掻装置2のロータ5のロータ軸20を軸支する調節杆60をスライド可能に嵌挿させ、更に、その調節杆60の上部を前記植付機枠3aに設けた高さ位置決め機構6の操作レバー61に連繋させて高さ調節可能に支持し、前記対地作業機2のロータ5の上部を覆うカバー等のストッパ部材51と前記ホルダ3cとの間に、前記対地作業機2を最下降位置においた状態のスタンド姿勢に位置決めする位置決め部材80を脱着可能に設けたことを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に本発明の一実施形態を参照して説明する。
【0009】
図1におけるAは、本発明に係る移植機(代掻同時移植機)であり、前輪1aと後輪1bとを有する機体(走行機体)1の上部に前方からエンジンEと操縦ハンドル及び座席シート等からなる操縦部1cを備え、さらに機体(走行機体)1の後部で植付け深さ自動制御(図示せず)の油圧シリンダ機構によって昇降されるトップリンク、ロアリンク等からなる昇降機構1dの後端に形成されたヒッチに、対地作業機としての代掻装置2を備えた植付装置3を機体1側から伝動可能に装着している。
【0010】
前記植付装置3は、昇降機構1dの後端に支持された植付機枠3aに、苗載台30及び5条植付分の植付爪を有する植付部31を配置した伝動ケース33が装着されている。そしてこの伝動ケース33の下方にはフロート群7を、図3に示す以下の配置によって、前後の支持リンク7a,7b(図2)を介して上下動可能となるように設けている。
【0011】
即ち、フロート群7は、植付幅の両外側に設けられ、その両側で各1条分の苗が植付けられる広幅のT字状の2条用の外フロート70,70と、この両外フロート70,70の内側に設けられ、その中央部で1条分の苗を植付け可能とするように、逆U字形状に形成された中フロート71とにより構成されている。
【0012】
なお、この実施形態において、フロート群7の中央の中フロート71は従来の装置と同様な構成の油圧自動感知制御機構(植付深さ制御機構)と連繋させており、この中フロート71の地面滑走時における伝導ケース33に対する上下動によって昇降機構1dを上下にコントロール作動させて植付け深さを一定とするようにしている。
【0013】
また、図2及び図3に示すように、前記代掻装置2はフロート群7の前方において植付幅に横向きに設けられたロータ軸20に、植付部31による各植付条の前方を、対地作業としての代掻を行なうように複数のカゴ型のロータ5を適当な取付間隔をもって装着している。
【0014】
また、前記取付間隔の内、両側の取付間隔内において、後述する対地作業姿勢の作業高さ位置決め機構としての上下調節機構6(図2)と連繋している上下方向に移動調節可能な調節杆60,60の下部に、前記ロータ軸20を回転可能に軸支している。
【0015】
更に、上記左右の調節杆60,60は、図2に示すように、その中途部を植付機枠3aから前側に向けて一体的に突設した支持部材3b(ブラケット)の一端に設けた筒状のホルダ3c内にスライド可能に嵌挿し、その上部を上下調節機構6の操作レバー61に連繋させて高さ位置決めして切換調節することができるように支持している。
【0016】
また、上記上下調節機構6は、操作レバー61の基部を植付機枠3aに横設した支持軸63を介して回動可能に枢支しているとともに、その中途部を植付機枠3aに固着した複数段のレバー係止部(溝)を有するレバーガイド65に位置選択可能に係止するように構成している。
【0017】
前記構成により代掻装置2を図2に示した対地作業姿勢の位置調節(代掻装置2が植付装置3のフロート群7より下降している)と、矢印で示すように代掻装置2をフロート群7より上昇させた非作業姿勢への切換操作を簡単に行なうことができるようにしている。
【0018】
なお、横向きに配置された代掻装置2のロータ軸20(図3)は、その中間部位でロータケース21内に軸支され、機体1側から後方に延設された駆動軸22によってベベルギヤ23を介して代掻回転方向に駆動するようになっている。
【0019】
また、上記のように構成された代掻装置2は、前記調節機構6とは別位置において、植付装置3を地表や床面から上方に向けて離間させてスタンド姿勢に支持させることができるスタンド姿勢位置決め機構8(図4)を設けることにより、代掻装置2を備えた移植機Aの運搬等を利便性を有して良好に行なうことができるようにしている。
【0020】
即ち、図4に示すようにスタンド姿勢位置決め機構8は、調節機構の操作レバー61を操作して代掻装置2を最下降位置においた状態の調節杆60,60に対し、代掻装置2とホルダ3cとの間に、位置決め部材80を装脱可能に設けて代掻装置をスタンド姿勢することができるようにしている。
【0021】
図示例の位置決め部材80は、調節杆60,60を両側から抱持するように割り形状ないし断面がU形に湾曲形成した「スペーサー部材」の中間部を、組付ピン81によって締め付け、ロータ5の上部を覆うカバー枠等の強固なストッパ部材51とホルダ3c間に至る着脱可能に装着した構成にしている。
【0022】
以上のように構成した移植機Aは、図2で示すように代掻装置と上下調節機構6によって非作業姿勢から対地作業姿勢の適正な高さに位置決めした状態において適正な深さの代掻作業と植付作業を同時に良好に行なうことができる。
【0023】
そして、移植機Aとトラック等の荷台に載せて運搬する際には、上下調節機構6によって代掻装置2を簡単に最下降させる。
【0024】
その後に前記ストッパ部材51とホルダ3cとの間に位置決め部材80を調節杆60,60に装着する。このように位置決め部材80を取付けて代掻装置を荷台(床面)に接地させて支持すると、位置決め部材80は、その上端部が前記ホルダ部材3cの下端部にその下端部がストッパ部材51に接触し、フロート7を荷台から離した状態としてこのフロート7に重量負荷をかけることを防止でき、植付装置3の重量を位置決め部材80が剛性の高いストッパ部材51とホルダ3cとの間で受けることができる。
【0025】
従って、従来の装置のように、フロート7に衝撃力が作用して変形や破損することがなく、また、リンク支持部の破損を生じさせず、移植機Aの運搬やその格納保管等を良好に行い易くすることができる等の特徴がある。
【0026】
また、上記のように上下調節機構6とは別個所において調節杆60,60にスタンド姿勢位置決め機構8を構成したことにより、上下調節機構6の構造を複雑化させることがなく、位置決め部材80を着脱するような簡潔な操作ができる構成により簡単に行なうことーができると共に、作業高さを位置決めする上下調節機構6に衝撃力が作用せず、従ってこの上下調節機構6の破損を防止できる。
【0027】
なお、この実施形態の説明は、対地作業機2を代掻作業を行なう代掻装置としたが、これに限ることなく圃場の耕起作業や地表を押し均す填圧作業を行なう作業機にしてもよいことは勿論である。
【0028】
また、位置決め部材80はホルダ3c又はストッパ部材51側に装着してスタンド姿勢と非スタンド姿勢とに切換可能に設けるようにしてもよいものである。
【0029】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように本発明による対地作業同時移植機は、対地作業機2を対地作業姿勢から、植付装置3を地表から離間させて支持するスタンド姿勢に姿勢切換えすることができるスタンド姿勢位置決め機構8を設けたことにより、移植機Aの運搬等をリンク支持部やフロート等の変形や破損を防止しながら行なうことができる。
【0030】
また、対地作業機2の対地作業姿勢の高さ位置決め機構と別位置でスタンド姿勢位置決め機構8を単独に構成することにより、対地作業機2を支持する調節杆60,60に対し簡潔で操作性よく設けることができると共に、対地作業姿勢の高さ位置決め機構の破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】移植機Aの側面図である。
【図2】代掻装置と植付装置の側面図である。
【図3】代掻装置とフロートの平面図である。
【図4】代掻装置とスタンド姿勢位置決め機構の構成を示す側面図である。
【符号の説明】
1 走行機体 2 代掻装置(対地作業機)
3 植付装置 3a 植付機枠
3b 支持部材 3c ホルダ
5 ロータ 6 上下調節機構
7 フロート 8 スタンド姿勢位置決め機構
31 植付部 51 ストッパ部材
60 調節杆 61 操作レバー
65 レバーガイド 80 位置決め部材
81 組付ピン

Claims (1)

  1. 走行機体(1)に複数条分の植付部(31)を有する植付装置(3)を装着すると共に、前記植付部(31)の前方で対地作業を行う対地作業機(2)を設けた移植機(A)において、
    前記走行機体(1)側に連結された植付機枠(3a)の下端に、下部にフロート群(7)を備えた伝動ケース(33)を設け、この伝動ケース(33)より前方に延長して形成した支持部材(3b)の先端に筒状のホルダ(3c)を固定し、
    その筒状のホルダ(3c)内に、下部に対地作業を行う代掻装置(2)のロータ(5)のロータ軸(20)を軸支する調節杆(60)をスライド可能に嵌挿させ、更に、その調節杆(60)の上部を前記植付機枠(3a)に設けた高さ位置決め機構(6)の操作レバー(61)に連繋させて高さ調節可能に支持し、
    前記対地作業機(2)のロータ(5)の上部を覆うカバー等のストッパ部材(51)と前記ホルダ(3c)との間に、前記対地作業機(2)を最下降位置においた状態のスタンド姿勢に位置決めする位置決め部材(80)を脱着可能に設けたことを特徴とする対地作業同時移植機。
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