JP4125323B2 - 棟部材継手 - Google Patents

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Description

本発明は、方形屋根・寄棟屋根等における水平棟と傾斜棟とが交差する部位に設置される棟部材継手に関する。
一般に、寄棟屋根では、屋根頂上に葺かれた水平棟と、この水平棟の端部から分岐された2つの傾斜棟とが連設されてなり、これら水平棟と傾斜棟が交差する部位には、棟部材継手が設置されている(例えば、特許文献1参照。)。
なお、方形屋根では、前記水平棟は無く、屋根頂上から四方に分岐された4つの傾斜棟が連設されてなり、前記屋根頂上に棟部材継手が設置される。
実開昭61−23139号
しかしながら、前記水平棟は、常に水平に設置されるのに対し、前記傾斜棟は、屋根の形状、構造等の設計に応じて、その傾斜角度、すなわち勾配が変動されるものである。
そのため、従来の棟部材継手は、特定された傾斜棟の勾配に対応する専用の棟部材継手を個別に製造するか、或いは、勾配の異なる複数種の棟部材継手を予め製造しておき、これらの内から、所望の勾配に対応する棟部材継手を選定する必要があり、棟部材継手の製造や選択等に時間を要し、作業効率が悪いだけでなく、製造コストも高いという問題があった。
本発明は、かかる課題を解決することを目的とするもので、1つの棟部材継手だけで勾配の異なる傾斜棟に対応可能な棟部材継手を提供する。
上記目的を達成するため、
請求項1に係る棟部材継手は、方形屋根・寄棟屋根等における水平棟と傾斜棟とが交差する部位に設置される棟部材継手であって、継手本体部の一方には、前記水平棟に連結される水平連結部を形成すると共に、他方には、前記傾斜棟に連結される傾斜連結部が形成されてなり、前記傾斜連結部の先端には、勾配の異なる複数の段部を連設したことを特徴とする棟部を特徴とする。
請求項2に係る棟部材継手は、請求項1において、継手本体部の他方には、傾斜棟に連結される複数の傾斜連結部が分岐して形成されてなることを特徴とする。
請求項3に係る棟部材継手は、請求項1又は2の何れかにおいて、勾配の異なる複数の段部は、軒側に向けて順次急勾配となるように連設したことを特徴とする。
本発明によれば、次のような効果がある。
請求項1に係る棟部材継手によれば、傾斜棟の棟側端を、勾配の異なる複数の段部のうち、所望の勾配の段部に連設するだけで、傾斜棟を所望の勾配に簡単に葺くことができる。
そのため、傾斜棟の勾配に応じた棟部材継手を個別に製造したり、又は、複数の棟部材継手を予め取り揃えておく必要がなく、1つの棟部材継手を兼用して勾配の異なる傾斜棟に対応することができ、作業効率を高めることができるうえ、大幅なコストダウンを図れることができる。
請求項2に係る棟部材継手によれば、継手本体部の他方には、傾斜棟に連結される複数の傾斜連結部が分岐して形成されてなるので、二つ以上に分岐された傾斜棟であっても、請求項1と同様の効果を得ることができる。
請求項3に係る棟部材継手によれば、勾配の異なる複数の段部は、軒側に向けて順次急勾配となるように連設しているので、所望の勾配を簡単に選定することができ、作業効率を更に高めることができる。
以下、本発明に係る棟部材継手を図面とともに説明する。
図1は、本発明に係る棟部材継手Aの一実施例を示す要部の使用状態図であり、図2(a)は、図1で示した本発明に係る棟部材継手Aの斜視図であり、図2(b)は、図2(a)をL−L方向から見た状態を示す
なお、本実施例では、寄棟屋根における棟部材継手Aについてのみ説明するが、方形屋根についても、略同様であるため、その説明は省略している。
一般に、寄棟屋根Sでは、前・後及び左・右の四方に向けて屋根材Yが傾斜して葺かれており、このうち、前・後に傾斜して葺かれた屋根材Y1の棟上には、これら屋根材Y1の繋ぎ部材として、左・右方向に水平な水平棟Xを設置している。
一方、左・右方向に傾斜して葺かれた屋根材Y2と、屋根材Y1の両端との会合部分とは、所定の傾斜角度(以下、「勾配」と呼ぶ。)によって傾斜しており、前記会合部分の繋ぎ部材として、斜め方向に傾斜された傾斜棟Zを設置している。
本発明に係る棟部材継手Aは、このような寄棟屋根Sにおける水平棟Xと傾斜棟Zとが交差する部位に設置されるものであり、以下、これを詳説する。
この棟部材継手Aは、屋根材Yの材質に合わせた瓦・合成樹脂等によって一体成形されており、基材である継手本体部1の一方には、水平棟Xに連結される水平連結部2を形成すると共に、他方には、傾斜棟Zに連結される傾斜連結部3が形成されてなる。
本実施例では、傾斜棟Zが、水平棟Xの端部から分岐される寄棟屋根を例示しているため、これに対応するように、継手本体部1の他方には、傾斜棟Zに連結される2つの傾斜連結部3が分岐して形成されたものを示しているが、傾斜棟Zが1つの場合には、その形状は、略く形状となり、又、傾斜棟Zが3つ以上の場合には、これに応じた形状に形成される。
本発明は、このように形成された傾斜連結部3の先端に、勾配の異なる複数の段部3a〜3fを連設したことに特徴がある。
なお、本実施例では、6つの異なる勾配が連設された段部3a〜3fを例示しているが、その数は限定されない。
又、これら複数の段部3a〜3fは、軒側である先端に向けて順次急勾配となるように連設しており、従って、各段部3a〜3fの勾配は、段部3a<段部3b・・・<段部3fに設定している。
これら複数の段部3a〜3fは、一定の割合で順次勾配が異なるように設定しても構わないが、本実施例では、方形屋根・寄棟屋根S等に多様される勾配に設定しており、具体的には、段部3aの勾配は、水平線から下方に向けて10°傾斜された傾斜連結部3と同じ10°に設定し、これに連設される段部3bの勾配を12°、段部3cの勾配を13.5°、段部3dの勾配を15.5°、段部3eの勾配を17.7°、段部3fの勾配を19.5°に各々設定している。
図3(a)〜(f)は、本発明の複数の段部3a〜3fに傾斜棟Zが各々連設された状態を示す概略側面図である。
上述の如く形成された本発明に係る棟部材継手Aによれば、傾斜棟Zの棟側端を、勾配の異なる複数の段部3a〜3fのうち、所望の勾配の段部3a〜3fに連設し、不要な段部は適時鋸等で切断して施工するだけで、図3(a)〜(f)に示すように、傾斜棟Zを所望の勾配に簡単に葺くことができる。
そのため、傾斜棟Zの勾配に応じた棟部材継手を個別に製造したり、又は、複数の棟部材継手を予め取り揃えておく必要がなく、1つの棟部材継手Aを兼用して勾配の異なる傾斜棟Zに対応することができ、作業効率を高めることができるうえ、大幅なコストダウンを図れることができる。
なお、図3(b)〜(f)中に示した破線は、段部3aの位置を示した仮想線であり、段部3aとの勾配の相違を比較するために示したものである。
また、傾斜棟Zの勾配が特定され、使用されない段部3b〜3fについては、棟瓦の連接部形状により、そのままの状態でも構わない。
本発明に係る棟部材継手Aの一実施例を示す要部の使用状態図である。 (a)は、図1で示した本発明に係る棟部材継手Aの斜視図であり、(b)は、図2(a)をL−L部分で切断した状態を示す概略断面図である。 (a)〜(f)は、本発明の複数の段部3a〜3fに傾斜棟Zが各々連設された状態を示す概略側面図である。
符号の説明
A 棟部材継手
S 方形屋根・寄棟屋根等
X 水平棟
Y 傾斜棟
1 継手本体部
2 水平連結部
3 傾斜連結部
3a〜3f 勾配の異なる複数の段部

Claims (3)

  1. 方形屋根・寄棟屋根等における水平棟と傾斜棟とが交差する部位に設置される棟部材継手であって、
    継手本体部の一方には、前記水平棟に連結される水平連結部を形成すると共に、他方には、前記傾斜棟に連結される傾斜連結部が形成されてなり、
    前記傾斜連結部の先端には、勾配の異なる複数の段部を連設したことを特徴とする棟部材継手。
  2. 請求項1において、
    継手本体部の他方には、傾斜棟に連結される複数の傾斜連結部が分岐して形成されてなることを特徴とする棟部材継手。
  3. 請求項1又は2の何れかにおいて、
    勾配の異なる複数の段部は、軒側に向けて順次急勾配となるように連設したことを特徴とする棟部材継手。
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