JP4125205B2 - エッジ露光装置およびそれを備える基板処理装置 - Google Patents

エッジ露光装置およびそれを備える基板処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、基板の周縁部を露光するエッジ露光装置およびそれを備える基板処理装置に関する。
半導体ウェハ、フォトマスク用ガラス基板、液晶表示装置用ガラス基板または光ディスク用ガラス基板等の各種基板の処理工程において、基板上に回路パターンを形成するためレジスト塗布処理が行われる。
レジスト塗布処理後の基板にはその全面にレジスト膜が形成される。ここで、基板周縁部に形成されたレジスト膜は、基板搬送時の機械的な接触により剥離され、パーティクルとなる場合がある。パーティクルの発生等を防止するため、基板周縁部に形成されたレジスト膜を予め除去する処理が行われている。
レジスト膜の除去は、例えば、レジスト塗布処理後の基板を回転させつつ周縁部に形成されたレジスト膜を露光(エッジ露光処理)し、現像することにより行われる。
エッジ露光処理は、エッジ露光装置により行われる。図9は、従来の一般的なエッジ露光装置を示す模式図である。
図9のエッジ露光装置900Aは、スピンモータ910、回転軸911、スピンチャック912および投光装置950を備える。投光装置950は、鏡筒901、遮光マスク902およびライトガイド904を備える。さらに、鏡筒901は、内部にレンズ903を備える。
基板周縁部のエッジ露光処理時において、スピンチャック912上には基板Wが載置される。スピンチャック912は載置された基板Wを吸着保持する。スピンモータ910が回転軸911を回転させる。それにより、スピンチャック912が回転し、基板Wが回転する。
一方、投光装置950のライトガイド904には図示しない露光用光源から、エッジ露光を行うための光が導入される。ライトガイド904に導入された光は、さらに鏡筒901内に導入される。
鏡筒901内に導入された光は、1または複数のレンズ903を通じて基板Wの周縁部表面に照射される。これにより、基板Wの周縁部のみが露光される。
なお、基板Wの周縁部表面に照射された光の一部は投光装置950側に反射するが、その反射光は遮光マスク902により吸収される。これにより、基板Wと投光装置950間での光の散乱が防止される。
ところで、エッジ露光処理時において、レジスト膜に紫外光等の露光用の光が照射されると、レジスト膜の内部に気泡が発生する場合がある。この場合、気泡がレジスト膜の表面を突き破り、パーティクルが飛散する。また、レジスト膜に紫外光等の露光用の光が照射されることにより、レジストの昇華物が発生する場合がある。
このようなレジストのパーティクルおよび昇華物の発生は、基板の現像処理時における歩留まりの低下等を引き起こす要因となることから従来より問題視されてきた。
そこで、パーティクルおよびレジストの昇華物等を排除することが可能な各種エッジ露光装置が提案されている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
図10は、パーティクルの排除を可能とする従来のエッジ露光装置を示す模式図である。
図10のエッジ露光装置900Bは、スピンモータ910、スピンチャック912、光源931、露光手段960、排気手段970およびガス吹き付け手段980を備える。露光手段960は、光通路932および光射出部933を備える。露光手段960にはガス吹き付け手段980が取り付けられている。また、排気手段970は排気ノズル940および排気通路941を備え、ガス吹き付け手段980は噴出ノズル921およびガス供給通路920を備える。
露光装置900Bにおいて、スピンチャック912の下端部には、回転機構としてスピンモータ910が連結されている。スピンチャック912は基板Wを吸着保持する。スピンモータ910によりスピンチャック912が回転され、基板Wが回転される。
露光手段960においては、光源931から光通路932を通して、光射出部933へ、例えば紫外線が伝搬される。それにより、伝搬された光が基板Wの周縁部に照射される。
ガス吹き付け手段980において、噴出ノズル921の先端は基板W周縁部である露光部に向けて開口されており、この部分にガスを吹き付けるようになっている。特に噴出ノズル921は、露光手段960に対してスピンチャック912の半径方向の内側に設けられている。これにより、ガス吹き付け時には、基板Wの内側から半径方向外側に向けて下向き傾斜で不活性ガスを吹き付けるように構成されている。
排気手段970は、露光手段960のわずか下方であって、保持された基板Wの側方に設けられている。排気手段970において、排気ノズル940は、基板Wの表面か、それよりわずかに上方に位置されて上記噴出ノズル921に対向させて設けられている。排気ノズル940は、排気配管941を介して排気ポンプに接続されている。
これにより、排気ポンプを駆動することにより、上記噴射ノズル921から吹き出された不活性ガスは、基板Wの周縁部と接触した後、効率的にこの排気ノズル940へ吸引導入される。その結果、基板Wの周縁部の露光時に発生するパーティクルが散乱することなく排除される。
特開平6−216025号公報 特開平7−201717号公報
ところで、基板周縁部のエッジ露光処理時には、光学系のレンズの汚れが発生する。この光学系のレンズの汚れは、エッジ露光処理時に発生するレジストのパーティクルおよび昇華物により発生する。調査の結果、本発明者は、このような光学系のレンズの汚れが露光に用いる光の照度低下を招くことを発見した。照度低下が起きた場合、十分なエッジ露光処理を行うために、露光時間を長くする必要がある。
さらに、本発明者は、光学系のレンズの汚れが、光の照度低下のみならず、レンズを透過する光の屈折率を変化させることを発見した。特に、レンズを透過する光の屈折率が変化すると、基板周縁部への光の焦点が合わない場合がある。
このような問題の対策としては、エッジ露光装置自体を停止させ、メンテナンスを行うことにより、レンズの汚れをクリーニングする方法がとられているが、クリーニングに要する人件費および装置のダウンタイム等の問題が指摘されている。
上記のエッジ露光装置900Bによれば、露光対象となるエッジ周縁部に不活性ガスを吹き付けるので、光学系のレンズの汚れを防止することができる。
しかしながら、エッジ露光処理時に常に露光対象となるエッジ周縁部に不活性ガスを吹き付けるので、不活性ガスの消費量が多くなり、噴出される不活性ガスの利用効率が悪い。また、それにともない、基板Wの製造コストも高くなる。
本発明の目的は、簡単な構成で、かつ、効率的に光学部材の汚染を防止可能なエッジ露光装置およびそれを備える基板処理装置を提供することである。
上記のような、光学系のレンズの汚れにともなう各種問題を解決すべく、本発明者は、以下に示すエッジ露光装置およびそれを備える基板処理装置を案出した。
第1の発明に係るエッジ露光装置は、基板の周縁部を露光するエッジ露光装置であって、基板を保持する基板保持手段と、光を発生する光源と、光源により発生された光を基板保持手段により保持された基板に導く経路を形成する光学系と、光学系により形成された光の経路中に設けられた光学部材と、光学系により形成された光の経路中の空間の周囲を光学部材とともに取り囲み、光が通過する開口部を有する第1の空間形成部材と、第1の空間形成部材により形成される空間内に不活性ガスを供給する気体供給手段とを備え、光学系は、光源により発生された光を集光する集光手段を含み、光学部材は、集光手段により集光された光を受ける端面を有し、光を伝達する光伝達部材を含み、第1の空間形成部材は、集光手段により光伝達部材の端面に入射する光の経路中の空間の周囲を光伝達部材の端面とともに取り囲むものである。
第1の発明に係るエッジ露光装置においては、基板保持手段により基板が保持される。光源により発生された光が集光手段により集光され、第1の空間形成部材と光伝達部材の端面とにより形成される空間を通過して光伝達部材の端面に入射する。光伝達部材の端面に入射した光は、光伝達部材により伝達され、基板保持手段により保持された基板に導かれ、基板の周縁部が露光される。第1の空間形成部材と光伝達部材の端面とにより形成される空間内には気体供給手段により不活性ガスが供給される。
これにより、その空間内に不活性ガスが充填され、空間内に不活性ガスが充満すると、開口部から不活性ガスが漏れ出る。その結果、空間から開口部を通して外部へ形成される不活性ガスの流れにより、汚染物が空間内に入りこむことが防止される。したがって、光伝達部材の端面の汚染が防止される。その結果、長時間の使用時においても、光伝達部材の端面の汚れによる光の伝達効率の低下が十分に防止される。また、不活性ガスが用いられるので、大気中の物質による汚染物質の発生が十分に防止される。
また、第1の空間形成部材により形成される空間内に多量の不活性ガスを供給する必要がないので、不活性ガスの消費量が少なくすむ。その結果、低資源化および低コスト化が実現される。
さらに、開口部を有する第1の空間形成部材を設けるだけでよいので、簡単な構成で光伝達部材の端面の汚染を防止することができる。
光学部材は、光伝達部材により伝達された光を基板保持手段により保持された基板の周縁部に集光する集光部材を含み、集光部材から基板への光の経路中の空間の周囲を集光部材とともに取り囲む第2の空間形成部材をさらに備え、気体供給手段は、第2の空間形成部材により形成される空間内に不活性ガスをさらに供給してもよい。
この場合、光源により発生された光が光伝達部材により伝達され、集光部材により基板の周縁部に集光される。この場合、光は第2の空間形成部材と集光部材とにより形成される空間を通過する。
その空間内に不活性ガスが充填され、空間内に不活性ガスが充満すると、開口部から不活性ガスが漏れ出る。その結果、空間から開口部を通して外部へ形成される不活性ガスの流れにより、汚染物が空間内に入りこむことが防止される。したがって、集光部材の汚染が防止される。
集光部材は、レンズを内蔵する筒状部材を含み、第2の空間形成部材は、筒状部材の光出射側の先端部に光の経路中の空間を形成するとともにレンズから基板に照射される光が開口部を通過するように設けられてもよい。
この場合、第2の空間形成部材によりレンズを内蔵する筒状部材の光出射側の先端部に空間が形成される。これにより、第2の空間形成部材と筒状部材とにより空間が形成されるので、構成が非常に簡単となる。
また、第2の空間形成部材と筒状部材とにより形成される空間内に不活性ガスが充填され、空間内に不活性ガスが充満すると、開口部から不活性ガスが漏れ出る。その結果、空間から開口部を通して外部へ形成される不活性ガスの流れにより、汚染物が空間内に入りこむことが防止される。したがって、レンズの汚染が防止される。
第2の空間形成部材は、レンズから基板への光の経路の周囲を取り囲む筒状の周面部と周面部の端部から漸次径小となるテーパ部とを有してもよい。
この場合、基板の表面からの反射光がテーパ部により外方へ反射される。それにより、基板の表面での反射光が第2の空間形成部材と筒状部材とにより形成される空間内に入射することが防止される。また、反射光がテーパ部より外方へ反射されることにより第2の空間形成部材での反射光が基板上に再び照射されることが防止される。
第2の発明に係る基板処理装置は、基板に処理を行う基板処理装置であって、基板に処理液の塗布処理を行う塗布装置と、塗布装置により処理液が塗布された基板の周縁部を露光する第1の発明に係るエッジ露光装置とを備えるものである。
この場合、塗布装置により基板に処理液の塗布処理が行われ、第1の発明に係るエッジ露光装置により処理液が塗布された基板の周縁部が露光される。
これにより、エッジ露光装置において、第1の空間形成部材により形成される空間内に不活性ガスが充填され、空間内に不活性ガスが充満すると、開口部から不活性ガスが漏れ出る。その結果、空間から開口部を通して外部へ形成される不活性ガスの流れにより、汚染物が空間内に入りこむことが防止される。したがって、光伝達部材の端面の汚染が防止される。その結果、長時間の使用時においても、光伝達部材の端面の汚れによる光の伝達効率の低下が十分に防止される。
また、第1の空間形成部材により形成される空間内に多量の不活性ガスを供給する必要がないので、不活性ガスの消費量が少なくすむ。その結果、低資源化および低コスト化が実現される。
さらに、開口部を有する第1の空間形成部材を設けるだけでよいので、簡単な構成で光伝達部材の端面の汚染を防止することができる。
本発明に係るエッジ露光装置においては、基板保持手段により基板が保持される。光源により発生された光が集光手段により集光され、第1の空間形成部材と光伝達部材の端面とにより形成される空間を通過して光伝達部材の端面に入射する。光伝達部材の端面に入射した光は、光伝達部材により伝達され、基板保持手段により保持された基板に導かれ、基板の周縁部が露光される。第1の空間形成部材と光伝達部材の端面とにより形成される空間内には気体供給手段により不活性ガスが供給される。
これにより、その空間内に不活性ガスが充填され、空間内に不活性ガスが充満すると、開口部から不活性ガスが漏れ出る。その結果、空間から開口部を通して外部へ形成される不活性ガスの流れにより、汚染物が空間内に入りこむことが防止される。したがって、光伝達部材の端面の汚染が防止される。その結果、長時間の使用時においても、光伝達部材の端面の汚れによる光の伝達効率の低下が十分に防止される。
また、第1の空間形成部材により形成される空間内に多量の不活性ガスを供給する必要がないので、不活性ガスの消費量が少なくすむ。その結果、低資源化および低コスト化が実現される。
さらに、開口部を有する第1の空間形成部材を設けるだけでよいので、簡単な構成で光伝達部材の端面の汚染を防止することができる。
以下、本発明の一実施の形態に係るエッジ露光装置およびそれを備える基板処理装置について図1〜図8に基づき説明する。
以下の説明において、基板とは、半導体ウェハ、液晶表示装置用ガラス基板、PDP(プラズマディスプレイパネル)用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等をいう。
図1は、本発明の一実施の形態に係るエッジ露光装置の一例を示す模式図である。
本実施の形態に係るエッジ露光装置100は、投光部10、投光部保持ユニット20、基板回転ユニット40、光源ユニット50およびガス供給ユニット60を備える。
投光部10は、鏡筒11および遮光マスク1を備える。遮光マスク1は鏡筒11の下端に設けられており、遮光マスク1にはガス導入路2が一体形成されている。
鏡筒11の上端には、光ファイバケーブル等からなるライトガイド50tが接続されている。これにより、投光部10はライトガイド50tを介して光源ユニット50と接続されている。また、ガス導入路2には、ガス供給管60tが接続されている。これにより、投光部10はガス供給管60tを介してガス供給ユニット60と接続されている。ガス供給ユニット60はガス供給管58を介して光源ユニット50と接続されている。
投光部10は、ライトガイド50tを介して光源ユニット50より送られる光を基板Wの周縁部に照射する。この照射時において、投光部10のガス導入路2には、ガス供給管60tを介してガス供給ユニット60より不活性ガスとしてN2 (窒素)ガスが供給される。また、光源ユニット50にも、ガス供給管58を介してガス供給ユニット60よりN2 ガスが供給される。これらの詳細については後述する。
ここで、基板回転ユニット40に載置される基板Wに平行な所定の方向をY方向として定義し、Y方向と直交する方向をX方向として定義する。
投光部保持ユニット20は、Y方向駆動モータ21、Y方向ボールネジ22、投光部保持ガイド23、支柱24、X方向駆動モータ31、支柱保持ガイド32および図示しないX方向ボールネジを備える。
投光部保持ユニット20において、投光部保持ガイド23は投光部10をY方向に移動可能に保持する。また、Y方向ボールネジ22は投光部10に設けられた図示しない連結部に螺合されている。
Y方向ボールネジ22はY方向駆動モータ21から突出するように設けられており、Y方向駆動モータ21の動作に伴って、矢印R1の方向に回転する。これにより、投光部10は、Y方向ボールネジ22の回転に伴ってY方向に移動する。
Y方向駆動モータ21および投光部保持ガイド23は、支柱24により所定の高さに支持されている。
支柱24は、その下端部が支柱保持ガイド32により保持されている。支柱保持ガイド32は、支柱24をX方向に移動可能に保持する。図示しないX方向ボールネジは、支柱24に設けられた図示しない連結部に螺合されている。
X方向ボールネジは、X方向駆動モータ31から突出してX方向に延びるように設けられており、X方向駆動モータ31の回転に伴って所定の方向に回転する。これにより、支柱24はX方向駆動モータ31の動作に伴ってX方向に移動する。
このような、投光部保持ユニット20の各部の動作により、投光部10はX方向およびY方向に移動する。
なお、投光部保持ユニット20のY方向駆動モータ21およびX方向駆動モータ31は図示しないコントローラに接続されている。コントローラは、Y方向駆動モータ21およびX方向駆動モータ31の動作を制御することにより、投光部10を所望の平面座標位置に移動させる。
基板回転ユニット40は、基板回転モータ41、基板回転軸42およびスピンチャック43を備える。基板Wの周縁部の露光処理(エッジ露光処理)時において、スピンチャック43上には基板Wが載置される。そこで、スピンチャック43は基板Wを吸着保持する。スピンチャック43は、基板回転モータ41より突出して設けられた基板回転軸42に接続されている。
基板回転モータ41が基板回転軸42を矢印R2の方向に回転させる。それにより、スピンチャック43が回転し、吸着保持された基板Wが回転する。
なお、基板回転モータ41は、Y方向駆動モータ21およびX方向駆動モータ31と同様に図示しないコントローラに接続されている。コントローラは基板回転モータ41の動作を制御することにより基板Wを回転させる。
光源ユニット50により、基板W上のレジスト膜を露光するための光(以下、露光用光と呼ぶ。)が発生される。光源ユニット50により発生された露光用光は、ライトガイド50tを通じて投光部10に送られる。詳細については後述する。
ガス供給ユニット60は、上述のようにガス供給管60tを介して投光部10のガス導入路2にN2 ガスを供給し、ガス供給管58を介して光源ユニット50にN2 ガスを供給する。
ガス供給ユニット60は、投光部10のガス導入路2および光源ユニット50にN2 ガスを供給することができるのであれば、その構成は特に限定されない。例えば、ガス供給ユニット60は、N2 ガスのタンクおよびポンプ等を備えてもよいし、予め設けられたN2 ガスの設備配管に接続可能な接続部材等であってもよい。
また、本実施の形態では、ガス供給ユニット60はN2 ガスを投光部10および光源ユニット50に供給するが、供給するガスは粒子が細かく、光の揺らぎを引き起こさない不活性ガスであれば、特に限定されない。
本実施の形態に係るエッジ露光装置100は基板Wのエッジ露光処理時に次のように動作する。
初めに、基板回転ユニット40のスピンチャック43上に基板Wが載置される。そして、スピンチャック43は基板Wを吸着保持する。基板回転モータ41が基板回転軸42を回転させることにより基板Wが回転される。
次に、投光部10を保持する投光部保持ユニット20のY方向駆動モータ21およびX方向駆動モータ31が動作することにより投光部10が所定の平面座標位置に移動される。
続いて、基板Wの所望の位置で光源ユニット50により発生された露光用光がライトガイド50tを介して投光部10に送られる。これにより、基板Wのレジスト膜に露光用光が照射される。
一方、露光用光の基板Wへの照射と同時に、ガス供給ユニット60より供給されるN2 ガスがガス供給管60tを介して投光路10のガス導入路2に供給される。これにより、基板Wの露光対象部および投光部10の先端部周辺にN2 ガスが送られる。また、上記の一連の動作時において光源ユニット50にはガス供給管58を介してガス供給ユニット60からN2 ガスが供給されている。
エッジ露光装置100による上記の一連の動作の結果、対象となる基板Wの周縁部が露光される。
図2および図3に基づいて図1の投光部10の構成の詳細について説明する。図2は本発明の一実施の形態に係る投光部10の構成を説明するための図であり、図3は図2の投光部10の下端部周辺における縦断面図である。
図2に示すように、投光部10の鏡筒11の内部にはアパーチャAPおよび複数のレンズLE1,LE2,LE3,LE4が内設されている。
鏡筒11および遮光マスク1は共に筒状に成形されており、鏡筒11の外径は遮光マスク1の内径とほぼ同じ大きさに設計されている。筒状に成形された遮光マスク1の上端および下端は共に開口している。これにより、遮光マスク1の一端側(上端側)に鏡筒11の下端部が挿入される。
鏡筒11の下端部が挿入されない遮光マスク1の他端側(下端側)はテーパ形状を有する。換言すれば、遮光マスク1の下端側は、端面に向かって漸次軽少となっている。さらに、遮光マスク1の外周面には、上述のようにガス導入路2が一体形成されている。
光源ユニット50からライトガイド50tを介して鏡筒11の上端部に送られる露光用光は、アパーチャAPに入射する。アパーチャAPは、スリットを有するマスク等を備え、露光用光の集光径を小さくしたり所定の形状にするためのものである。それにより、アパーチャAPを通過する露光用光は所定の大きさおよび形状(例えば、長方形等)に整形される。
アパーチャAPを通過した露光用光は、鏡筒11内の複数のレンズLE1〜LE4を通過し、矢印L1に示すように基板Wの所定の位置に照射される。基板W上に照射される露光用光の一部は、基板W上のレジスト膜により矢印L2に示すように投光部10側に反射される場合がある。
このような反射が基板Wと投光部10との間で繰り返されると、基板Wおよび投光部10間で露光用光の拡散が生じる。上述の遮光マスク1は、このような露光用光の散乱を防止するために設けられている。遮光マスク1の外表面は、光を吸収しやすいように表面が加工されているので、基板Wからの反射光がさらに反射することが防止されている。また、遮光マスク1の下端側は漸次軽少となっているので、基板Wからの反射光が再び鏡筒11内のレンズLE4に入射することが防止されている。
さらに、遮光マスク1の下端側が漸次軽少となっていることにより、基板Wからの反射光が遮光マスク1の下端側に照射されても、反射光が外方に反射される。
鏡筒11内で露光用光が最後に通過するレンズLE4から基板W表面までの距離h1は遮光マスク1の下端から基板W表面までの距離h2よりも長い。これにより、レンズLE4から遮光マスク1の下端までの間には、遮光マスク1により外部に開口した所定の半閉塞空間が形成されている。レンズLE4から基板W表面までの距離h1は、例えば、10mmであり、遮光マスク1の下端から基板W表面までの距離h2は、例えば、1mmである。
遮光マスク1の外周面に一体形成されているガス導入路2は、上記の半閉塞空間とガス導入路2に接続されているガス供給管60tとを連通する。
図3において、ガス供給管60tには矢印K1で示すようにガス供給ユニット60からN2 ガスが供給される。これにより、矢印K2で示すように、ガス導入路2を通じてガス供給管60tからのN2 ガスがレンズLE4から遮光マスク1の下端までの間の半閉塞空間1Pに導入される。それにより、半閉塞空間1P内にN2 ガスが充填される。
半閉塞空間1Pに連続してN2 ガスが供給されることにより、半閉塞空間1Pに充填されたN2 ガスは矢印K3で示すように遮光マスク1の開口部から外部に漏れ出す。
基板Wのエッジ露光時において、レジスト膜に露光用光が投光されると、レジストの昇華物が発生する場合がある。また、レジスト膜の内部に気泡が発生して、その気泡がレジスト膜の表面を突き破ることによりレジストのパーティクルが飛散する場合がある。
このように、基板Wのエッジ露光処理時に発生するレジストの昇華物およびパーティクルは矢印Sで示すように基板W上で飛散する場合、飛散したレジストの昇華物およびパーティクルがレンズLE4の表面に付着すると、露光用光の照度低下およびレンズLE4の屈折率の変化が生じる。
レンズLE4による照度低下が生じると、エッジ露光処理の露光時間が長くなる。また、露光用光が屈折率の変化したレンズLE4を通過すると、基板Wへの焦点が合わなくなり露光精度が悪くなる。
しかしながら、本実施の形態に係るエッジ露光装置100において、基板W上で矢印Sで示すように飛散するレジスト膜の昇華物およびパーティクルは、矢印K3で示すように遮光マスク1の開口部から漏れ出るN2 ガスの流れにより、半閉塞空間1P内部に進入することが防止される。その結果、鏡筒11内のレンズLE4の表面にレジストの昇華物およびパーティクルが付着および堆積することが防止される。
また、基板Wのエッジ露光処理時においては、大気中に含まれる物質が露光用光を照射されることにより反応し、不要な生成物が発生される場合がある。
しかしながら、本実施の形態に係るエッジ露光装置100においては、半閉塞空間1Pに不活性ガスであるN2 ガスが充填され、遮光マスク1の下端と基板Wとの間の空間にも常にN2 ガスが漏れ出る。
したがって、レンズLE4を通過して基板Wに投光される露光用光が大気中を通過することが防止されるので、大気による不要な生成物の発生が防止される。その結果、レンズLE4の表面に不要な生成物が付着することが防止される。
なお、上記の大気中に含まれる物質としては、硫黄およびシリコン系の物質等が挙げられる。
以上のように、本実施の形態に係るエッジ露光装置100においては、鏡筒11内のレンズLE4にレジストの昇華物およびパーティクルならびに大気中に含まれる物質から生成される生成物が付着および堆積しない。
したがって、レンズLE4のメンテナンスを定期的に行う必要がなくなり、それにともなう低コスト化が実現される。また、レンズLE4を通過する露光用光の照度低下も防止されるので、露光時間を長くする必要はなくなる。さらに、レンズLE4の屈折率が常に一定に保たれるので、露光精度が維持され、信頼性の高いエッジ露光処理を行うことができる。
図3に示すように、レンズLE4と遮光マスク1の下端部との間に半閉塞空間1Pが形成されている。半閉塞空間1PにN2 ガスを充填することにより、露光用光の通過部に確実に大気を進入させないようにすることができる。ここで、半閉塞空間1Pの周囲を取り囲む部分の面積が開口部の面積よりも大きいことが好ましい。
また、開放空間においてレンズLE4と基板Wとの間へN2 ガスを吹き付ける場合に比べて、N2 ガスの消費量が少ないので、低資源化が実現されている。
さらに、図3に示すように、半閉塞空間1Pはライトガイド1および鏡筒11により形成されており、非常に簡単な構成となっている。
図4に基づいて図1の光源ユニット50の構成の詳細について説明する。図4は、本発明の一実施の形態に係る光源ユニット50の構成を説明するための図である。
図1の光源ユニット50は、リフレクタ51、ランプ52、シャッタモータ53、シャッタ54、絞りモータ55、絞り円板56、半閉塞容器57およびケーシング59を備える。ケーシング59には、外部よりライトガイド50tおよびガス供給管58が接続されている。
ランプ52からは、上述の露光用光が発生される。ランプ52は、例えば紫外線ランプである。リフレクタ51は、ランプ52から発生された露光用光の一部を反射して所定位置に集光する。
リフレクタ51による集光位置にはシャッタ54が配置されている。シャッタ54は、シャッタモータ53に回動可能に取り付けられている。シャッタモータ53が動作することによりシャッタ54が開閉される。
また、リフレクタ51による集光位置にはライトガイド50tの露光用光入射部50xが、ケーシング59および図示しないライトガイド50tの接続部により固定されている。
さらに、ランプ52とシャッタ54との間に絞り円板56が配置されている。絞り円板56は開口を有し、絞りモータ55と図示しない駆動機構により連結されている。絞りモータ55が動作することにより絞り円板56の開口面積が調整される。
光源ユニット50に接続されるライトガイド50tの一端部(露光用光入射部50x)周辺を取り囲むように半閉塞容器57が配置されている。
これにより、シャッタモータ53によるシャッタ54の開放時および絞りモータ55による絞り円板56の最大開口時においても、ランプ52により発生された露光用光は十分な光量で露光用光入射部50xに集光される。開口部57hは露光用光入射部50xよりもランプ52側に形成されている。
シャッタモータ53によるシャッタ54の開放時においては、ランプ52からの直接光およびリフレクタ51からの反射光の一部が露光用光入射部50xに入射される。この場合、露光用光入射部50xに入射する露光用光の光量は絞り円板56により調整される。
一方、シャッタモータ53によるシャッタ54の閉鎖時(図4の状態)においては、ランプ52からの直接光およびリフレクタ51からの反射光の一部がシャッタ54により阻止される。その結果、露光用光は露光用光入射部50xに入射されない。
ここで、ケーシング59内部において、外部より接続されているガス供給管58は半閉塞容器57に取り付けられている。これにより、半閉塞容器57の内部空間である半閉塞空間2Pとガス供給管58とが連通されている。
ランプ52による露光用光の発生時およびシャッタ54の開放時において、ガス供給管58には、上述のガス供給ユニット60から不活性ガスであるN2 ガスが供給される。
これにより、半閉塞容器57の半閉塞空間2PにN2 ガスが充填される。それにより、露光用光の集光部に大気が存在しなくなり、大気中に含まれる物質が露光用光を照射されることにより反応し、不要な生成物が発生されることが防止される。その結果、露光用光入射部50xに大気中に含まれる物質からの生成物が付着および堆積しない。
したがって、露光用光入射部50xに入射され、ライトガイド50tを通じて投光部10に送られる露光用光は、長時間使用しても、露光用光入射部50xの汚れによる光量の低下が十分に防止される。
また、上述のようにN2 ガスは半閉塞容器57内部に供給されるので、開放された状態で露光用光入射部50xとリフレクタ51との間にN2 ガスを吹き付けるよりも、非常に低い消費量でN2 ガスを供給することができる。これにより、低資源化が実現されている。
なお、上記において、半閉塞容器57の開口部57hの大きさは、できる限り小さくなるように設計されることが望ましい。
図4に示すように、半閉塞空間2Pは、一部に開口を有する単純な構造の半閉塞容器57により形成されており、非常に簡単な構成となっている。
本実施の形態において、投光部10より基板Wに照射される露光用光は、基板Wに予め形成されるレジスト膜に応じて決定される。このような露光用光としては、例えば、紫外線領域の波長を有する光等がある。
図1のエッジ露光装置100は、投光部10が投光部保持ユニット20に保持されることにより、X方向およびY方向に移動可能であるが、投光部10を保持する投光部保持ユニット20は、必ずしも投光部10をX方向およびY方向に移動可能に保持する必要はなく、投光部10をX方向またはY方向のいずれかにのみ移動させるものであってもよい。
以上のように、本実施の形態に係るエッジ露光装置100によれば、簡単な構成で、エッジ露光処理時に発生するパーティクルおよび昇華物が排除可能となっている。
(N2 ガスの半閉塞空間への供給試験)
図5は、N2 ガスの半閉塞空間1Pへの供給試験の概要を示す模式図である。
図3の半閉塞空間1PにN2 ガスを供給する場合の最適な供給量を得るために、以下の試験(N2 ガス供給量測定試験)を行った。
初めに、図5(a)に示すように、図1の投光部10を駆動型の架台200Xに取り付けた。駆動型の架台200Xは、支柱201a、連結部材201b、駆動台座202およびボールネジ203から構成されている。
駆動台座202はボールネジ203と螺合されている。ボールネジ203が図示しないモータにより回転されることにより、駆動台座202はボールネジ203と平行な方向(矢印Gの方向)に移動する。
駆動台座202に垂直となるように取り付けられている支柱201aの上端側には連結部材201bが接続されている。投光部10は連結部材201bに取り付けられることにより、矢印Gの方向に移動可能な状態で架台200Xに保持されている。
次に、投光部10の鏡筒11内部に内設されているレンズLE4の下面側にペーハー試験紙PH(赤色)を貼り付けた。レンズLE4の下面側とは、図3の半閉塞空間1Pを取り囲む面の一部である。
そして、図5(a)に示すように、投光部10の下端側に基板Wが投光部10のレンズLE4(ペーハー試験紙PHの貼り付け位置)から10mmの距離となるように配置した。
その後、鏡筒11の下端部にライトガイド1を取り付けた。ライトガイド1の取り付けは、ライトガイド1の下端から基板Wまでの距離h3が、1mmとなるように行った。
上記のように投光部10および基板Wを配置した後、塩化水素ガスを噴出する発煙管301を所定の位置に配置する。所定の位置とは、発煙管301により噴出される塩化水素ガスが、ライトガイド1の下端と基板W表面との間の空間に吹き付けられる位置である。
また、ガス供給管60tに流量計601を取り付けた。なお、流量計601の絞りは開放した。
図1に示すようにガス供給管60tを介してガス導入路2に接続されているガス供給ユニット60には、図示されていないN2 ガスの供給量調整部が設けられている。ガス供給ユニット60のN2 ガスの供給量調整部(本例では、ニードル)を操作することにより、流量計601の計測値に基づいて半閉塞空間1Pに供給するN2 ガスの量を後述の所定の量となるように調整した。
半閉塞空間1PへのN2 ガスの供給量を所定の値に設定した後、発煙管301から塩化水素ガスを噴出させ、ライトガイド1の下端と基板W表面との間の空間(距離h3の1mmの空間)に塩化水素ガスが充満するように吹き付けた。この塩化水素ガスの吹き付けは、3分間連続して行った。
その後、半閉塞空間1PへのN2 ガスの供給および塩化水素ガスの吹き付けを停止し、レンズLE4に貼り付けたペーハー試験紙PHの変色の有無を確認した。
ここで、半閉塞空間1PへのN2 ガスの所定の供給量(N2 ガス設定流量)は、0、0.25、0.5、0.75、1、1.25、1.5、1.75、2および2.25NL/minである。
上記の各N2 ガス設定流量におけるペーハー試験紙PHの変色の有無を下表に示す。
Figure 0004125205
このように、ペーハー試験紙PHは、N2 ガス設定流量が0NL/minの場合以外は変色しなかった。したがって、エッジ露光装置100においては、少なくともN2 ガス設定流量を0.25NL/min以上に設定することにより、投光部10のレンズLE4の汚れが防止されることが明らかとなった。
このように、少ないN2 ガス設定流量でレンズLE4の汚れが防止されるので、低資源化が実現され、効率的にエッジ露光処理時に発生するパーティクルおよび昇華物を排除することが可能となっている。
2 ガスにより露光用光に揺らぎが発生しないか否かを調査するため、以下の試験(N2 ガス揺らぎ測定試験)を行った。
初めに、図5(b)に示すように、図1の投光部10を駆動型の架台200Xに取り付けた。駆動型の架台200Xの構成および動作はN2 ガス供給量測定試験時と同じである。
そして、投光部10の下端側に紫外線メータ701を配置した。紫外線メータ701の測定面が投光部10のレンズLE4から10mmの距離となるように配置した。
その後、鏡筒11の下端部にライトガイド1を取り付けた。ライトガイド1の取り付けは、ライトガイド1の下端から紫外線メータ701の測定面までの距離h4が、1mmとなるように行った。
次に、ガス供給管60tに流量計601を取り付けた。なお、流量計601の絞りは開放した。
2 ガス供給量測定試験と同様に、ガス供給ユニット60のN2 ガスの供給量調整部(ニードル)を操作することにより、流量計601の計測値に基づいて半閉塞空間1Pに供給するN2 ガスの量を後述の所定の量となるように調整した。
そこで、露光用光の投光部10から紫外線メータ701の測定面への投光を1分間連続して行った。この操作は、例えば、第1の実施の形態では光源ユニット50のシャッタ54を1分間開放することにより行う。
その後、半閉塞空間1PへのN2 ガスの供給および露光用光の紫外線メータ701の測定面への照射を停止し、露光用光の照射時における紫外線メータ701の計測値の変動を確認した。
ここで、半閉塞空間1PへのN2 ガスの所定の供給量(N2 ガス設定流量)は、N2 ガス供給量測定試験と同様に0、0.25、0.5、0.75、1、1.25、1.5、1.75、2および2.25NL/minである。
上記の各N2 ガス設定流量における紫外線メータ701の計測値の変動の有無を下表に示す。
Figure 0004125205
このように、紫外線メータ701の計測値は、全てのN2 ガス設定流量において変化しなかった。したがって、N2 ガスにより露光用光に揺らぎが発生しないことが明らかとなった。
これにより、露光用光として紫外線領域の波長を有する光を用いる場合、N2 ガスが、半閉塞空間1Pに充填する不活性ガスとして、好適に用いられることがわかった。
上記の実施の形態に係るエッジ露光装置100を備えた基板処理装置について説明する。
図6は、本発明の一実施の形態に係るエッジ露光装置100を備える基板処理装置の平面図である。
図6から後述の図8までの各図には、位置関係を明確にするために互いに直交するX方向、Y方向およびZ方向を示す矢印を付している。X方向およびY方向は水平面内で互いに直交し、Z方向は鉛直方向に相当する。なお、各方向において矢印が向かう方向を+方向、その反対の方向を−方向とする。また、Z方向を中心とする回転方向をθ方向としている。以下の説明におけるX方向およびY方向は、上記図1の説明に用いたX方向およびY方向と同じであってもよいし、異なってもよい。
図6に示すように、基板処理装置500は、インデクサブロック509、反射防止膜用処理ブロック510、レジスト膜用処理ブロック511、現像処理用ブロック512およびインターフェースブロック513を含む。インターフェースブロック513に隣接するようにステッパ部514が配置される。
インデクサブロック509は、複数のキャリア載置台560およびインデクサロボットIRを含む。インデクサロボットIRは、基板Wを受け渡すためのハンドIRHを有する。また、インデクサブロック509には、後述する熱処理ユニットの動作を制御するベークユニットコントローラ530が設けられる。反射防止膜用処理ブロック510は、反射防止膜用熱処理部550,551、反射防止膜用塗布処理部570および第1のセンターロボットCR1を含む。反射防止膜用塗布処理部570は、第1のセンターロボットCR1を挟んで反射防止膜用熱処理部550,551に対向して設けられる。第1のセンターロボットCR1は、基板Wを受け渡すためのハンドCRH1を有する。
レジスト膜用処理ブロック511は、レジスト膜用熱処理部552,553、レジスト膜用塗布処理部580および第2のセンターロボットCR2を含む。レジスト膜用塗布処理部580は、第2のセンターロボットCR2を挟んでレジスト膜用熱処理部552,553に対向して設けられる。第2のセンターロボットCR2は、基板Wを受け渡すためのハンドCRH2を有する。
現像処理用ブロック512は、現像用熱処理部554,555、現像処理部590および第3のセンターロボットCR3を含む。現像処理部590は、第3のセンターロボットCR3を挟んで現像用熱処理部554,555に対向して設けられる。第3のセンターロボットCR3は、基板Wを受け渡すためのハンドCRH3を有する。
インターフェースブロック513は、第4のセンターロボットCR4、バッファSBF、インターフェース用搬送機構IFRおよび図1のエッジ露光装置100を含む。第4のセンターロボットCR4は、基板Wを受け渡すためのハンドCRH4を有する。インターフェース用搬送機構IFRは、後述する基板載置部PASS8とステッパ部514との間で基板Wの受け渡しを行う。
本実施の形態に係る基板処理装置500においては、Y方向に沿ってインデクサブロック509、反射防止膜用処理ブロック510、レジスト膜用処理ブロック511、現像処理用ブロック512およびインターフェースブロック513の順に並設されている。
以下、インデクサブロック509、反射防止膜用処理ブロック510、レジスト膜用処理ブロック511、現像処理用ブロック512およびインターフェースブロック513の各々を処理ブロックと呼ぶ。
基板処理装置500には、各処理ブロックの動作を制御するメインコントローラ(図示せず)が設けられている。
また、各処理ブロックの間には隔壁が設けられている。この各隔壁には、各処理ブロック間に基板Wの受け渡しを行うための基板載置部PASS1〜PASS6が2個ずつ上下に近接して設けられている。
また、現像処理用ブロック512の現像用熱処理部555には、後述するように、基板載置部PASS7が設けられ、インターフェースブロック513のエッジ露光装置100には、後述するように、基板載置部PASS8が設けられている。基板載置部PASS1〜PASS8には、固定設置された複数本の支持ピンが設けられている。また、基板載置部PASS1〜PASS8には、基板Wの有無を検出する光学式のセンサ(図示せず)が設けられている。それにより、基板載置部PASS1〜PASS8において基板Wが載置されているか否かの判定を行うことが可能となる。
基板載置部PASS1,PASS3,PASS5は、未処理の基板Wを受け渡す場合に用いられ、基板載置部PASS2,PASS4,PASS6は、処理済みの基板Wを受け渡す場合に用いられる。
次に、本実施の形態に係る基板処理装置500の動作について簡潔に説明する。
インデクサブロック509のキャリア載置台560の上には、複数枚の基板Wを多段に収納するキャリアCが搬入される。インデクサロボットIRは、基板Wの受け渡しをするためのハンドIRHを用いてキャリアC内に収納された未処理の基板Wを取り出す。その後、インデクサロボットIRは±X方向に移動しつつ±θ方向に回転移動し、未処理の基板Wを基板載置部PASS1に移載する。
また、本実施の形態においては、キャリアCとしてFOUP(front opening unified pod)を採用しているが、これに限定されず、SMIF(Standard Mechanical Inter Face)ポッドや収納基板Wを外気に曝すOC(open cassette)等を用いてもよい。さらに、インデクサロボットIR、第1〜第4のセンターロボットCR1〜CR4およびインターフェース用搬送機構IFRには、それぞれ基板Wに対して直線的にスライドさせてハンドの進退動作を行う直動型搬送ロボットを用いているが、これに限定されず、関節を動かすことにより直線的にハンドの進退動作を行う多関節型搬送ロボットを用いてもよい。
基板載置部PASS1に移載された未処理の基板Wは、反射防止膜用処理ブロック510の第1のセンターロボットCR1のハンドCRH1により受け取られる。第1のセンターロボットCR1は、基板Wを反射防止膜用塗布処理部570に搬入する。この反射防止膜用塗布処理部570では、露光時に発生する在波やハレーションを減少させるためフォトレジスト膜の下部に反射防止膜が後述の塗布ユニットBARCにより塗布形成される。
その後、第1のセンターロボットCR1は、反射防止膜用塗布処理部570から基板Wを取り出し、反射防止膜用熱処理部550,551に搬入する。反射防止膜用熱処理部550,551において所定の処理が施された後、第1のセンターロボットCR1は、反射防止膜用熱処理部550,551から基板Wを取り出し、基板載置部PASS3に移載する。
基板載置部PASS3に移載された基板Wは、レジスト膜用処理ブロック511の第2のセンターロボットCR2のハンドCRH2により受け取られる。第2のセンターロボットCR2は、基板Wをレジスト膜用塗布処理部580に搬入する。このレジスト膜用塗布処理部580では、反射防止膜が塗布形成された基板W上にフォトレジスト膜が後述の塗布ユニットRESにより塗布形成される。その後、第2のセンターロボットCR2は、レジスト膜用塗布処理部580から基板Wを取り出し、レジスト膜用熱処理部552,553に搬入する。レジスト膜用熱処理部552,553において所定の処理が施された後、第2のセンターロボットCR2は、レジスト膜用熱処理部552,553から基板Wを取り出し、基板載置部PASS5に移載する。
基板載置部PASS5に移載された基板Wは、現像処理用ブロック512の第3のセンターロボットCR3のハンドCRH3により受け取られる。第3のセンターロボットCR3は、基板Wを基板載置部PASS7に移載する。基板載置部PASS7に移載された基板Wは、インターフェースブロック513の第4のセンターロボットCR4のハンドCRH4により受け取られる。第4のセンターロボットCR4は、基板Wをエッジ露光装置100に搬入する。エッジ露光装置100において所定の処理が施された後、第4のセンターロボットCR4は、エッジ露光装置100から基板Wを取り出し、エッジ露光装置100に設けられた基板載置部PASS8に移載する。
基板載置部PASS8に移載された基板Wは、インターフェース用搬送機構IFRにより受け取られる。インターフェース用搬送機構IFRは、基板Wをステッパ部514に搬入する。ステッパ部514において、所定の処理が基板Wに施される。その後、インターフェース用搬送機構IFRは、ステッパ部514より基板Wを受け取り、エッジ露光装置100に設けられた基板載置部PASS8に移載する。
基板載置部PASS8に移載された基板Wは、インターフェースブロック513の第4のセンターロボットCR4のハンドCRH4により受け取られる。第4のセンターロボットCR4は、基板Wを現像用熱処理部555に搬入する。現像用熱処理部555においては、基板Wに対して熱処理が行われる。その後、第4のセンターロボットCR4は、現像用熱処理部555から基板Wを取り出し、基板載置部PASS7に移載する。
基板載置部PASS7に移載された基板Wは、現像処理ブロック12の第3のセンターロボットCR3のハンドCRH3により受け取られる。第3のセンターロボットCR3は、基板Wを現像処理部590に搬入する。現像処理部590においては、露光された基板Wに対して現像処理が施される。その後、第3のセンターロボットCR3は、現像処理部590から基板Wを取り出し、現像用熱処理部554に搬入する。現像用熱処理部554において所定の処理が施された後、第3のセンターロボットCR3は、現像用熱処理部554から基板Wを取り出し、レジスト膜用処理ブロック511に設けられた基板載置部PASS6に移載する。
基板載置部PASS6に移載された基板Wは、レジスト膜用処理ブロック511の第2のセンターロボットCR2により基板載置部PASS4に移載される。基板載置部PASS4に移載された基板Wは反射防止膜用処理ブロック510の第1のセンターロボットCR1により基板載置部PASS2に移載される。
基板載置部PASS2に移載された基板Wは、インデクサブロック509のインデクサロボットIRによりキャリアC内に収納される。
次に、図7は、図6の基板処理装置500を−X方向から見た側面図である。
インデクサブロック509のキャリア載置台560上に基板Wを収納したキャリアCが載置される。インデクサロボットIRのハンドIRHは、±θ方向に回転または±Y方向に進退してキャリアC内の基板Wを受け取る。
反射防止膜用処理ブロック510の反射防止膜用熱処理部550には、2個の受け渡し部付き熱処理ユニットPHP(以下、単に熱処理ユニットと呼ぶ。)と3個のホットプレートHPが上下に積層配置され、反射防止膜用熱処理部551には、2個の密着強化剤塗布処理部AHLおよび4個のクーリングプレートCPが上下に積層配置される。また、反射防止膜用熱処理部550,551には、最上部に熱処理ユニットPHP、ホットプレートHP、密着強化剤塗布処理部AHLおよびクーリングプレートCPの温度を制御するローカルコントローラLCが各々配置される。
レジスト膜用処理ブロック511のレジスト膜用熱処理部552には、6個の熱処理ユニットPHPが上下に積層配置され、レジスト膜用熱処理部553には、4個のクーリングプレートCPが上下に積層配置される。また、レジスト膜用熱処理部552,553には、最上部に熱処理ユニットPHPおよびクーリングプレートCPの温度を制御するローカルコントローラLCが各々配置される。
現像処理用ブロック512の現像用熱処理部554には、4個のホットプレートHPおよび4個のクーリングプレートCPが上下に積層配置され、現像熱処理部555には、基板載置部PASS7、5個の熱処理ユニットPHPおよびクーリングプレートCPが上下に積層配置されている。また、現像用熱処理部554,555には、最上部に熱処理ユニットPHP、ホットプレートHPおよびクーリングプレートCPの温度を制御するローカルコントローラLCが各々配置される。
インターフェースブロック513には、2個のエッジ露光装置100、バッファ部BF、基板載置部PASS8が上下に積層配置されるとともに、第4のセンターロボットCR4およびインターフェース搬送機構IFR(図示せず)が配置される。
図8は、図6の基板処理装置500を+X方向から見た側面図である。
インデクサブロック509の上方には、ベークユニットコントローラ530が配置されている。反射防止膜用処理ブロック510の反射防止膜用塗布処理部570には、3個の塗布ユニットBARCが上下に積層配置されている。レジスト膜用処理ブロック511のレジスト膜用塗布処理部580には、3個の塗布ユニットRESが上下に積層配置されている。現像処理用ブロック512の現像処理部590には、5個の現像処理装置DEVが上下に積層配置されている。
上記のように、基板処理装置500には図1のエッジ露光装置100が設けられている。これにより、基板処理装置500における基板Wのエッジ露光処理時にパーティクルおよび昇華物が各光学系から排除可能となっている。
以上、本発明の一実施の形態において、エッジ露光装置100はエッジ露光装置に相当し、投光部保持ユニット20は基板保持手段に相当し、光源ユニット50およびランプ52は光源に相当し、光源ユニット50、ライトガイド50tおよび投光部10は光学系に相当する。また、リフレクタ51、ランプ52、ライトガイド50t、アパーチャAPおよび複数のレンズLE1,LE2,LE3,LE4は光学部材に相当し、半閉塞空間1P,2Pは光の経路中の空間に相当し、半閉塞容器57は第1の空間形成部材に相当し、遮光マスク1は第2の空間形成部材に相当し、遮光マスク1の下端部の開口および半閉塞容器57の開口部57hは開口部に相当する。
さらに、ガス供給管58,60tおよびガス導入路2は気体供給手段に相当し、ライトガイド50tは光伝達部材に相当し、レンズLE1,LE2,LE3,LE4は集光部材に相当し、鏡筒11は筒状部材に相当する。また、遮光マスク1の外周面は集面部に相当し、遮光マスク1のテーパ部がテーパ部に相当し、リフレクタ51は集光手段に相当し、露光用光入射部50xは端面に相当する。
さらに、N2 ガスは不活性ガスに相当し、基板処理装置500は基板処理装置に相当し、レジスト膜用塗布処理部580は塗布装置に相当する。
本発明は、粉塵または析出物等のレンズ表面への付着を防止して基板の周縁部を露光するエッジ露光装置およびそれを備える基板処理装置として有用である。
本発明の一実施の形態に係るエッジ露光装置の一例を示す模式図である。 本発明の一実施の形態に係る投光部の構成を説明するための図である。 図2の投光部の下端部周辺における縦断面図である。 本発明の一実施の形態に係る光源ユニットの構成を説明するための図である。 2 ガスの半閉塞空間への供給試験の概要を示す模式図である。 本発明の一実施の形態に係るエッジ露光装置100を備える基板処理装置の平面図である。 図6の基板処理装置を−X方向から見た側面図である。 図6の基板処理装置を+X方向から見た側面図である。 従来の一般的なエッジ露光装置を示す模式図である。 パーティクルの排除を可能とする従来のエッジ露光装置を示す模式図である。
符号の説明
1 遮光マスク
1P,2P 半閉塞空間
2 ガス導入路
10 投光部
11 鏡筒
20 投光部保持ユニット
50 光源ユニット
50t ライトガイド
50x 露光用光入射部
51 リフレクタ
52 ランプ
57 半閉塞容器
57h 開口部
58,60t ガス供給管
100 エッジ露光装置
500 基板処理装置
580 レジスト膜用塗布処理部
AP アパーチャ
LE1,LE2,LE3,LE4 レンズ

Claims (5)

  1. 基板の周縁部を露光するエッジ露光装置であって、
    基板を保持する基板保持手段と、
    光を発生する光源と、
    前記光源により発生された光を前記基板保持手段により保持された基板に導く経路を形成する光学系と、
    前記光学系により形成された光の経路中に設けられた光学部材と、
    前記光学系により形成された光の経路中の空間の周囲を前記光学部材とともに取り囲み、光が通過する開口部を有する第1の空間形成部材と、
    前記第1の空間形成部材により形成される空間内に不活性ガスを供給する気体供給手段とを備え、
    前記光学系は、前記光源により発生された光を集光する集光手段を含み、
    前記光学部材は、前記集光手段により集光された光を受ける端面を有し、光を伝達する光伝達部材を含み、
    前記第1の空間形成部材は、前記集光手段により前記光伝達部材の端面に入射する光の経路中の空間の周囲を前記光伝達部材の端面とともに取り囲むことを特徴とするエッジ露光装置。
  2. 前記光学部材は、前記光伝達部材により伝達された光を前記基板保持手段により保持された基板の周縁部に集光する集光部材を含み、
    前記集光部材から基板への前記光の経路中の空間の周囲を前記集光部材とともに取り囲む第2の空間形成部材をさらに備え、
    前記気体供給手段は、前記第2の空間形成部材により形成される空間内に不活性ガスをさらに供給することを特徴とする請求項1記載のエッジ露光装置。
  3. 前記集光部材は、レンズを内蔵する筒状部材を含み、
    前記第2の空間形成部材は、前記筒状部材の光出射側の先端部に前記光の経路中の空間を形成するとともに前記レンズから基板に照射される光が前記開口部を通過するように設けられたことを特徴とする請求項2記載のエッジ露光装置。
  4. 前記第2の空間形成部材は、前記レンズから基板への光の経路の周囲を取り囲む筒状の周面部と前記周面部の端部から漸次径小となるテーパ部とを有することを特徴とする請求項3記載のエッジ露光装置。
  5. 基板に処理を行う基板処理装置であって、
    基板に処理液の塗布処理を行う塗布装置と、
    前記塗布装置により処理液が塗布された基板の周縁部を露光する請求項1〜のいずれかに記載のエッジ露光装置とを備えたことを特徴とする基板処理装置。
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