JP4124909B2

JP4124909B2 - Pavement structure with concrete blocks and fixtures

Info

Publication number: JP4124909B2
Application number: JP12995299A
Authority: JP
Inventors: 紀雄大福; 明代嶋崎; 峯晴長谷川
Original assignee: Obayashi Road Corp
Current assignee: Obayashi Road Corp
Priority date: 1999-05-11
Filing date: 1999-05-11
Publication date: 2008-07-23
Anticipated expiration: 2019-05-11
Also published as: JP2000319804A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、隣接するコンクリートブロック間に植生部を介在させつつ多数の該コンクリートブロックを敷設してなる舗装構造、及び該舗装構造に用いるコンクリートブロックの固定具に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
遊歩道や公園の路面等に用いられる舗装用のコンクリートブロックは、多数のブロックが互いに噛み合うような形状に配置され、一体となって荷重等を支持すると共に、隣接するブロック間の隙間によって適度のフレキシビリティーを備える。
【０００３】
かかるコンクリートブロックを用いた舗装構造の景観を向上させるために、植生を施すことのできるブロックが種々に提案されている。このブロックは、例えばその内側部分に表面側に開口する空洞部が形成されており、これの内部に例えば芝等からなる植生を施して緑化を図るものである。
【０００４】
しかしながら、従来のコンクリートブロックを用いた舗装構造の植生部は、各植生用ブロックの空洞部に形成されるものであるため、植生のための単価が高くなり、また、各空洞部が各々分離していて空洞部の内部に空気が入りにくいため、植生が枯化しやすく、張り替え等を頻繁に行う必要を生じることになるという課題があった。
【０００５】
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたもので、植生部を安価に設けて容易に美観を向上させることができると共に、植生を枯化させずに維持することが容易なコンクリートブロックによる舗装構造、及び該舗装構造に用いるコンクリートブロックの固定具を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明は、隣接するコンクリートブロック間に植生部を介在させつつ多数の該コンクリートブロックを敷設してなる舗装構造であって、４角形状の板部材の各角部に前記コンクリートブロックの角部の形状に合わせた切り込みを形成することで中央部分から外側４方向にスペーサ片が突出する十字形状の固定具を用い、該固定具の各切り込みに４個の前記コンクリートブロックの角部を各々はめ込みつつ、前記スペーサ片を介在させて隣接するコンクリートブロック間に間隔を保持しながら前記コンクリートブロックを縦横に多数敷並べ、コンクリートブロック間の前記間隔が連続することにより形成される平面視帯状且つ格子状の溝に植生を施して植生部とし、且つ前記固定具のスペーサ片の先端部には、上方に立ち上がる立ち上がり片が設けられ、該立ち上がり片は、その側面が前記コンクリートブロックの側面に沿って配置されることを特徴とするコンクリートブロックによる舗装構造を提供することにより、上記目的を達成したものである（請求項１記載の発明）。
【０００７】
本発明の舗装構造は、前記固定具のスペーサ片の先端部には、上方に立ち上がる立ち上がり片を設け、該立ち上がり片は、その側面が前記コンクリートブロックの側面に沿って配置されるようにすることが好ましい（請求項２記載の発明）。
【０００８】
また、本発明は、隣接するコンクリートブロック間に植生部を介在させつつ多数の該コンクリートブロックを敷設してなる舗装構造において用いるコンクリートブロックの固定具であって、４角形状の板部材の各角部に前記コンクリートブロックの角部の形状に合わせた切り込みを形成することで中央部分から外側４方向にスペーサ片が突出する十字形状を備え、該固定具の各切り込みに４個の前記コンクリートブロックの角部を各々はめ込むようにし、且つ前記スペーサ片の先端部には、上方に立ち上がる立ち上がり片が設けられ、該立ち上がり片は、その側面が前記コンクリートブロックの側面に沿って配置されることを特徴とする固定具を提供することにより、上記目的を達成したものである（請求項２記載の発明）。
【０００９】
本発明の固定具は、前記スペーサ片の先端部には、上方に立ち上がる立ち上がり片を設け、該立ち上がり片は、その側面が前記コンクリートブロックの側面に沿って配置されるようにすることが好ましい（請求項４記載の発明）。
。
【００１０】
また、本発明の固定具は、生分解性プラスチック成形物であることが好ましい（請求項５記載の発明）。
【００１１】
さらに、本発明の固定具は、生分解性プラスチック１００重量部に対して、飛粉を１０〜９０重量部含有する生分解性プラスチック成形物であることが好ましい（請求項６記載の発明）。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本実施形態のコンクリートブロックによる舗装構造１０は、図１に示すように、隣接するコンクリートブロック１１間に植生部１９を介在させつつ多数の該コンクリートブロック１１を縦横に敷設してなる舗装構造である。
【００１３】
そして、本実施形態の舗装構造１０は以下に述べる方法によって設けられる。すなわち、図２〜図４に示すように、基礎底盤１４上に各コンクリートブロック（インターロッキングブロック）１１を縦横に敷並べる際に、正方形状の板部材１７の各角部にコンクリートブロック１１の角部の形状に合わせた切り込み１２を形成することで、中央部分から外側４方向にスペーサ片１３が突出する十字形状の固定具１５を用いる（図４参照）。この固定具１５の各切り込み１２に、前後左右に配置される４個のコンクリートブロック１１の角部を各々はめ込みつつ、且つスペーサ片１３を隣接するコンクリートブロック１１間に介在させて間隔を保持しながら、コンクリートブロックを縦横に多数敷並べる（図２参照）。このようにして前後左右に配設される各４個のコンクリートブロック１１の中心部分に固定具１５を配置しながら、多数のコンクリートブロック１１を縦横に並べて敷設することにより、各隣接するコンクリートブロック１１間の間隔が連続して、平面で視て帯状且つ格子状に延設される矩形断面の溝１６が形成される。この溝１６に植生土を埋め立て、植生を施すことにより植生部１９が格子状に設けられる。なお、固定具１５は植生土の中に埋め込まれる。
【００１４】
コンクリートブロック１１は、例えば幅１００ｍｍ、長さ２００ｍｍ、厚さ６０ｍｍ程度の大きさの、直方体形状のコンクリート製のブロックであって、クラッシャラン、粒度調整砕石、砂等を敷設して形成された基礎底盤１４上に、縦横に多数敷並べられる。
【００１５】
図４に示す本実施形態の固定具１５は、上述したように、例えば一辺が１３０ｍｍ程度の大きさの正方形状の板部材１７の各角部に、コンクリートブロック１１の角部の形状に合わせた、例えば一辺が４０ｍｍ程度の大きさの正方形状の切り込み１２を形成することで、中央部分から外側４方向に例えば幅が５０ｍｍ程度の大きさのスペーサ片１３が突出する十字形の平面形状を備える。また、本実施形態によれば、各スペーサ片１３の先端部には、当該先端部から湾曲して垂直に上方に立ち上がる、例えば高さが４０ｍｍ程度の立ち上がり片１８が設けられている。
【００１６】
そして、本実施形態の固定具１５は、基礎底盤１４上に各コンクリートブロック１１を縦横に敷並べる際に、板部材１７がコンクリートブロック１１の下部に配置されるようにして各４体のコンクリートブロック１１の中央部分に設置される（図２及び図３参照）。また、切り込み１２にはめこまれたコンクリートブロック１１の各角部の側面が、スペーサ片１３の側面に密着するようにして当接する。さらに、スペーサ片１３の先端の立ち上がり片１８は、その側面がコンクリートブロック１１の側面に沿って密着するように配置される。
【００１７】
したがって、本実施形態によれば、互いに間隔を置いて縦横に敷並べられた多数のコンクリートブロック１１は、これの側面に密着する各角部に配置された固定具１５を介して互いに噛み合うようにして一体化し、コンクリートブロック１１としての機能を大幅に低下させることなく、一体となって効率良く荷重を支持する。
【００１８】
また、本実施形態によれば、固定具１５はコンクリートブロック１１の側面に沿って縦方向に延設される立ち上がり片１８を備えていることにより、周囲に配置されたコンクリートブロック１１を三次元的にロックすることができ、これによって、コンクリートブロック１１の回転変位を効果的に抑制して、固定具１５の板部材１７を大幅に厚くすることなく、コンクリートブロック１１としての機能をさらに効果的に発揮させることを可能にする。
【００１９】
そして、固定具１５をコンクリートブロック１１の角部に介在させながら、多数のコンクリートブロック１１を縦横に敷き並べることにより形成される、上記帯状且つ格子状に延設される矩形断面の溝１６には、植生土を埋め立て、植生を施すことにより植生部１９が設けられる（図１参照）。植生土としては、造園用或いは法面防護用等に用いられる公知の種々のものを使用することができ、例えば肥沃な土やこれに植物種子を混入したもの等を使用することができる。この植生土に例えば芝等を貼り付けたり、植物種子を生育させたりすることによって植生を施して、格子状に設けられた植生部１９が形成され、緑化による景観の向上が図られることになる。
【００２０】
すなわち、本実施形態によれば、内側部分に空洞部が形成された植生のための専用のブロックを特に用いることなく、コンクリートブロック１１による舗装構造１０に、植生部１９を容易かつ安価に設けることができると共に、設けられた植生部１９は、帯状且つ格子状に縦横に連続的に形成されていることにより、通気性や通水性に優れ、空気や水分の流通を良好に保持して、植生を枯化させずに維持することが容易となる。
【００２１】
なお、固定具１５は、その板部材１７が、各コンクリートブロック１１の下部に配置され、また立ち上がり片１８は、コンクリートブロック１１の上方に突出することなく、その上端が溝１６の内部に配置されることにより（図３参照）、各固定具１５は、溝１６内に充填された植生土の中に完全に埋設されることになる。
【００２２】
そして、本実施形態によれば、固定具１５は、生分解性プラスチック成形物からなる。生分解性プラスチックは、自然界に存在する微生物の酵素によって分解され、生態系の循環サイクルに還元することのできる材料であって、自然環境の中においてなかなか分解されずに焼却処分や埋立処理を必要とする一般のプラスチック材料とは異なり、環境に与える影響が極めて少ない材料である。
【００２３】
また、本実施形態によれば、固定具１５は、特に、生分解性プラスチック１００重量部に対して、飛粉を１０〜９０重量部含有する生分解性プラスチック成形物からなる。従来より公知の生分解性プラスチックは、汎用プラスチックに比べて極めて高価であり、付加価値を伴わない一般の製品には実質的に利用されていないのが現状であったが、本実施形態の固定具１５は、上記配合の生分解性プラスチック成形物であることにより、安価で優れた機械的特性を有し、しかも良好な生分解性を有する。すなわち、本発明者らは、検討の結果、生分解性プラスチックに、乾燥コンニャク芋チップからコンニャク粉を製造する際に副生される飛粉を一定量含有させることによって、上記物性を有する生分解性プラスチック成形物が安価且つ容易に得られることを知見した。
【００２４】
ここで、本実施形態の生分解性プラスチック成形物である固定具１５に用いられる生分解性プラスチックは、特に制限されず、例えば糖質（澱粉、キトサン、セルロース等）等の天然物を他のプラスチック（ＰＶＡ等）と混合したもの、微生物により合成されたもの（微生物産生ポリエステル等）、化学的に合成されたもの（脂肪族ポリエステル、乳酸等）がある。
【００２５】
ここでいう生分解とは、高分子物質（タンパク質、核酸、多糖類、ポリエステル等）を微生物が体外に分泌する加水分解酵素によって、高分子鎖が切断され低分子物質（アミノ酸、単糖類、脂肪酸）の化合物となり、次いで、分解生成物（低分子物質）は、微生物体内に送りこまれて各種の生体分子や二酸化炭素と水に代謝されることをいう。
【００２６】
また、飛粉（とびこ）とは、乾燥コンニャク芋チップ（荒粉：あらこ）からコンニャク粉（精粉：せいこ）を製造する際に副生される微粉末状の副産物であり、精粉の７０〜８０重量％に相当する量が生成する。飛粉の主成分は澱粉や微粉化精粉等の炭水化物であるが、タンパク質も２２〜２６重量％含まれる。この飛粉は、その特有な臭気とえぐ味のため一部が飼料のバインダーとして使用されているほか、蚊取り線香や鋳物の金型のバインダーとして利用されている例を除けば、大半が産業廃棄物として取り扱われている。飛粉の価格は１ｋｇ当たり数円と安く、従来から工業用有機資源としての有効な利用が切望されていた。
【００２７】
本実施形態の生分解性プラスチック成形物において、飛粉は生分解性プラスチック１００重量部に対して、１０〜９０重量部、好ましくは３０〜７０重量部含有される。飛粉の含有量が１０重量部未満では、得られる生分解性プラスチック成形物が高価となり、種々の用途に供することができず、飛粉の含有量が９０重量部を超えると得られる生分解性プラスチック成形物が機械的強度に劣ったものとなる。
【００２８】
本実施形態の生分解性プラスチック成形物には、その用途に応じて通常のプラスチックに用いられる各種の配合剤を含有することができる。例えば無機充填剤、可塑剤、安定剤、充填剤、補強剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、発泡剤、難燃剤、帯電防止剤、滑剤、着色剤等である。
【００２９】
本実施形態の生分解性プラスチック成形物である固定具１５の製造方法は、特に制限されないが、例えば次の方法によって製造される。すなわち、まず上記した各種の生分解性プラスチックと飛粉、さらに必要に応じて各種配合剤を混合し、チップとする。この混合に際して、飛粉は水分吸収率が高いため、よく乾燥する必要がある。次に、このチップを射出成形し、ペレットとする。さらに、上述の固定具１５の形状に二次加工し、生分解性プラスチック成形物とする。
【００３０】
このようにして得られた固定具１５は、飛粉特有の魚臭は感じられず、優れた機械的特性を有する。また、飛粉は天然の完全分解型ポリマーでもあり、しかも水分吸収が容易であることから、土壌中の微生物も発生し易くなり、良好な生分解性を有する。このため、本実施形態の生分解性プラスチック成形物である固定具１５は植生土中に埋立されて、長期にわたる時間の経過と共に自然に分解することになる。
【００３１】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、固定具は、必ずしも生分解性プラスチック成形物である必要はなく、生分解性を有しない一般のプラスチック材料や鋼製の成形物であっても良い。
【００３２】
また、板部材は、必ずしも正方形状のである必要はなく、長方形状や台形状のものであっても良い。さらにまた、切り込みの形状は、コンクリートブロックの角部の形状に合わせて任意に形成することができ、スペーサ片の幅や長さも、必要とする植生部の幅やコンクリートブロックのロック力等を鑑みて適宜設計することができる。例えば、図５（ａ）及び（ｂ）に示すように、凹凸形状の外周面を有するコンクリートブロック２０（（ａ）参照）や、放射状に配置されるコンクリートブロック３０（（ｂ）参照）を多数敷設する際に採用することもできる。
【００３３】
【発明の効果】
本発明のコンクリートブロックによる舗装構造及び固定具によれば、植生を安価に設けて容易に美観を向上させることができると共に、植生を枯化させずに維持することが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態に係る舗装構造の、植生を施した後の状況を示す部分平面図である。
【図２】本発明の一実施形態に係る舗装構造の、植生を施す前の状況を示す部分平面図である。
【図３】図２のＡ−Ａに沿った断面図である。
【図４】本発明の一実施形態に係る固定具を示す斜視図である。
【図５】（ａ）及び（ｂ）は、本発明の他の実施形態に係る舗装構造の、植生を施す前の状況を示す部分平面図である。
【符号の説明】
１０舗装構造
１１コンクリートブロック
１２切り込み
１３スペーサ片
１４基礎底盤
１５固定具
１６溝
１７板部材
１８立ち上がり片
１９植生部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a pavement structure in which a large number of the concrete blocks are laid while interposing vegetation portions between adjacent concrete blocks, and a concrete block fixture used in the pavement structure.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
Pavement concrete blocks used for promenades, park roads, etc. are arranged in such a shape that many blocks mesh with each other, support the load etc. together, and moderate flexibility with the gap between adjacent blocks It has the ability.
[0003]
In order to improve the landscape of the pavement structure using such a concrete block, various blocks that can be vegetated have been proposed. For example, a hollow portion that opens to the surface side is formed in the inner portion of the block, and vegetation made of, for example, turf or the like is applied to the inside of the block to achieve greening.
[0004]
However, since the vegetation part of the pavement structure using the conventional concrete block is formed in the cavity part of each vegetation block, the unit price for vegetation becomes high, and each cavity part is separated. In addition, since it is difficult for air to enter the inside of the hollow portion, there is a problem that vegetation tends to wither, and it is necessary to frequently perform replacement and the like.
[0005]
The present invention has been made in view of the above-described conventional problems, and it is possible to provide a vegetation part at low cost and easily improve the aesthetic appearance, and by using a concrete block that is easy to maintain without causing vegetation to wither. It is an object of the present invention to provide a pavement structure and a concrete block fixture used for the pavement structure.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is a pavement structure in which a large number of concrete blocks are laid while interposing vegetation portions between adjacent concrete blocks, and each corner portion of a quadrangular plate member has a corner portion of the concrete block . Using a cross-shaped fixture in which spacer pieces protrude from the central portion in the four directions outward by forming cuts that match the shape, while fitting the corners of the four concrete blocks into each cut of the fixture A plurality of the concrete blocks are laid vertically and horizontally while maintaining a gap between adjacent concrete blocks with the spacer pieces interposed therebetween, and are formed in the shape of a band and a lattice in a plan view formed by the intervals between the concrete blocks being continuous. and vegetation unit performs the vegetation in the groove, and the distal end of the spacer piece of the fixture, the rising piece that rises upwardly Vignetting, the rising piece, by providing a pavement structure by concrete blocks, characterized in that the sides are arranged along the sides of the concrete blocks, in which to achieve the above object (claim 1 Described invention).
[0007]
In the pavement structure of the present invention, a rising piece that rises upward is provided at the tip of the spacer piece of the fixture, and the rising piece is arranged so that the side surface thereof is disposed along the side surface of the concrete block. Is preferable (invention of claim 2).
[0008]
The present invention is also a concrete block fixture used in a paving structure in which a large number of concrete blocks are laid while interposing a vegetation portion between adjacent concrete blocks, and each corner of a quadrangular plate member. By forming incisions in accordance with the shape of the corners of the concrete block in the part, the spacer piece has a cross shape in which the spacer pieces protrude in the four directions on the outer side, and each of the incisions of the fixture has four pieces of the concrete block. Each of the corner portions is fitted , and a rising piece that rises upward is provided at the tip of the spacer piece, and the side of the rising piece is arranged along the side of the concrete block. The above-mentioned object is achieved by providing a fixing tool as described above (the invention according to claim 2 ).
[0009]
In the fixture of the present invention, it is preferable that a rising piece that rises upward is provided at the tip of the spacer piece, and that the rising piece is arranged along the side surface of the concrete block ( Invention of Claim 4).
.
[0010]
Moreover, it is preferable that the fixture of the present invention is a biodegradable plastic molded product (the invention according to claim 5).
[0011]
Furthermore, the fixing device of the present invention is preferably a biodegradable plastic molded product containing 10 to 90 parts by weight of flying powder with respect to 100 parts by weight of the biodegradable plastic (the invention according to claim 6).
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. As shown in FIG. 1, a pavement structure 10 using concrete blocks according to the present embodiment is a pavement structure in which a large number of concrete blocks 11 are laid vertically and horizontally with vegetation portions 19 interposed between adjacent concrete blocks 11. .
[0013]
And the pavement structure 10 of this embodiment is provided by the method described below. That is, as shown in FIGS. 2 to 4, when the concrete blocks (interlocking blocks) 11 are laid vertically and horizontally on the foundation bottom board 14, the corners of the concrete blocks 11 are formed at the corners of the square plate member 17. By forming the notch 12 according to the shape of the part, a cross-shaped fixture 15 in which the spacer piece 13 protrudes in the four directions from the center to the outside is used (see FIG. 4). While fitting the corners of the four concrete blocks 11 arranged at the front, rear, left and right into the notches 12 of the fixture 15, respectively, and maintaining the interval by interposing the spacer pieces 13 between the adjacent concrete blocks 11 A large number of concrete blocks are arranged vertically and horizontally (see FIG. 2). In this way, a plurality of concrete blocks 11 are laid in the vertical and horizontal directions while arranging the fixture 15 at the center portion of each of the four concrete blocks 11 arranged in the front, rear, left and right directions, whereby each adjacent concrete block 11 is arranged. A gap 16 having a rectangular cross section extending in a band shape and a lattice shape when viewed in plan is formed. The vegetation part 19 is provided in a lattice shape by reclaiming vegetation soil in the groove 16 and applying vegetation. The fixture 15 is embedded in the vegetation soil.
[0014]
The concrete block 11 is, for example, a rectangular parallelepiped concrete block having a width of 100 mm, a length of 200 mm, and a thickness of about 60 mm, and is formed by laying crusher run, particle size-adjusted crushed stone, sand or the like. 14 are laid out vertically and horizontally.
[0015]
As described above, the fixture 15 of the present embodiment shown in FIG. 4 is adjusted to the shape of the corner of the concrete block 11 at each corner of the square plate member 17 having a side of about 130 mm, for example. For example, by forming a square-shaped cut 12 having a side of about 40 mm in size, a cross-shaped planar shape in which a spacer piece 13 having a size of, for example, a width of about 50 mm protrudes from the central portion in the four directions outward is provided. . In addition, according to the present embodiment, the leading end portion of each spacer piece 13 is provided with the rising piece 18 that is curved from the leading end portion and rises vertically upward, for example, having a height of about 40 mm.
[0016]
The fixing tool 15 according to the present embodiment is configured so that each of the four concrete blocks is arranged such that the plate member 17 is disposed below the concrete block 11 when the concrete blocks 11 are laid vertically and horizontally on the foundation bottom board 14. 11 (see FIGS. 2 and 3). Further, the side surfaces of the respective corners of the concrete block 11 fitted into the notch 12 come into contact with the side surfaces of the spacer pieces 13 so as to be in close contact with each other. Furthermore, the rising piece 18 at the tip of the spacer piece 13 is disposed so that the side surface thereof is in close contact with the side surface of the concrete block 11.
[0017]
Therefore, according to the present embodiment, a large number of concrete blocks 11 arranged vertically and horizontally at intervals are engaged with each other via the fixtures 15 arranged at the corners in close contact with the side surfaces thereof. The load is integrated and efficiently supported without significantly reducing the function of the concrete block 11.
[0018]
Moreover, according to this embodiment, the fixing tool 15 is provided with the rising piece 18 extended in the vertical direction along the side surface of the concrete block 11, so that the concrete block 11 arranged around can be three-dimensionally arranged. Thus, the rotational displacement of the concrete block 11 can be effectively suppressed, and the function as the concrete block 11 can be more effectively performed without significantly increasing the thickness of the plate member 17 of the fixture 15. It makes it possible to demonstrate.
[0019]
In addition, the rectangular cross-section groove 16 extending in a strip shape and a lattice shape is formed by laying a large number of concrete blocks 11 vertically and horizontally while interposing a fixing tool 15 at a corner of the concrete block 11. The vegetation part 19 is provided by reclaiming vegetation soil and applying vegetation (see FIG. 1). As the vegetation soil, various known ones used for landscaping or slope protection can be used. For example, fertile soil or a mixture of plant seeds can be used. Vegetation is applied to the vegetation soil by pasting grass or the like, and plant seeds are grown, so that a vegetation portion 19 provided in a lattice shape is formed, and the landscape is improved by greening. .
[0020]
That is, according to this embodiment, the vegetation part 19 is easily and inexpensively provided in the pavement structure 10 made of the concrete block 11 without using a special block for vegetation in which a hollow part is formed in the inner part. The provided vegetation part 19 is continuously formed vertically and horizontally in the form of a strip and a lattice, so that it has excellent air permeability and water permeability and maintains a good flow of air and moisture. It becomes easy to maintain without dehydrating.
[0021]
Note that the plate member 17 of the fixture 15 is disposed below each concrete block 11, and the rising piece 18 does not protrude above the concrete block 11, and the upper end thereof is disposed inside the groove 16. Thus (see FIG. 3), each fixing tool 15 is completely embedded in the vegetation soil filled in the groove 16.
[0022]
And according to this embodiment, the fixing tool 15 consists of a biodegradable plastic molding. Biodegradable plastics are materials that can be decomposed by the enzymes of microorganisms that exist in nature and can be reduced to the circulation cycle of the ecosystem, and need to be incinerated or landfilled without being easily degraded in the natural environment. Unlike ordinary plastic materials, it is a material that has very little impact on the environment.
[0023]
Moreover, according to this embodiment, the fixing tool 15 consists of a biodegradable plastic molding which contains 10-90 weight part of flying powder especially with respect to 100 weight part of biodegradable plastics. Conventionally known biodegradable plastics are extremely expensive compared to general-purpose plastics and have not been used in general products without added value. The tool 15 is a biodegradable plastic molded product having the above-mentioned composition, so that it is inexpensive and has excellent mechanical properties, and also has good biodegradability. That is, as a result of investigation, the present inventors have made biodegradable plastics containing the above-mentioned physical properties by containing a certain amount of flying powder produced as a by-product when producing konjac flour from dried konjac flour chips. It has been found that a flexible plastic molding can be obtained inexpensively and easily.
[0024]
Here, the biodegradable plastic used in the fixture 15 which is the biodegradable plastic molded product of the present embodiment is not particularly limited, and for example, natural products such as sugar (starch, chitosan, cellulose, etc.) can be used as other materials. There are those mixed with plastics (such as PVA), those synthesized by microorganisms (such as polyester produced by microorganisms), and those chemically synthesized (such as aliphatic polyesters and lactic acid).
[0025]
Biodegradation as used herein refers to low molecular weight substances (amino acids, monosaccharides, fatty acids) that are cleaved from the polymer chains by hydrolytic enzymes that secrete high molecular substances (proteins, nucleic acids, polysaccharides, polyesters, etc.) outside the body. ), And then the decomposition product (low molecular weight substance) is sent into the microorganism and metabolized into various biomolecules, carbon dioxide and water.
[0026]
Flying powder is a by-product in the form of fine powder that is produced as a by-product when producing konjac flour (serum: seiko) from dried konjac chips (coarse powder: arako). An amount corresponding to 70 to 80% by weight of is formed. The main component of the flying powder is carbohydrates such as starch and finely powdered fine powder, but protein is also contained in an amount of 22 to 26% by weight. This flying powder is partly used as a binder for feed due to its unique odor and peculiar taste, and most of it is industrial waste, except for examples where it is used as a binder for mosquito coils and casting molds. It is treated as. The price of flying powder is as low as several yen per kg, and it has long been desired to be effectively used as an industrial organic resource.
[0027]
In the biodegradable plastic molded product of this embodiment, the flying powder is contained in an amount of 10 to 90 parts by weight, preferably 30 to 70 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the biodegradable plastic. When the content of flying powder is less than 10 parts by weight, the resulting biodegradable plastic molded product is expensive and cannot be used for various applications. When the content of flying powder exceeds 90 parts by weight, biodegradation can be obtained. The plastic molded product is inferior in mechanical strength.
[0028]
The biodegradable plastic molded product of the present embodiment can contain various compounding agents used for ordinary plastics depending on the application. For example, inorganic fillers, plasticizers, stabilizers, fillers, reinforcing agents, antioxidants, ultraviolet absorbers, foaming agents, flame retardants, antistatic agents, lubricants, colorants and the like.
[0029]
Although the manufacturing method of the fixing tool 15 which is the biodegradable plastic molding of this embodiment is not particularly limited, for example, it is manufactured by the following method. That is, first, the various biodegradable plastics and flying powder described above are mixed with various compounding agents as necessary to obtain chips. During this mixing, the flying powder has a high moisture absorption rate, so it needs to be dried well. Next, this chip is injection molded into pellets. Furthermore, it secondary-processes to the shape of the above-mentioned fixing tool 15, and it is set as a biodegradable plastic molding.
[0030]
The fixture 15 thus obtained does not feel the fish odor peculiar to flying powder and has excellent mechanical properties. Flying dust is also a natural, fully degradable polymer and easily absorbs moisture, so that microorganisms in the soil are easily generated and have good biodegradability. For this reason, the fixture 15 which is the biodegradable plastic molded product of the present embodiment is buried in the vegetation soil and is naturally decomposed over time.
[0031]
Note that the present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications can be made. For example, the fixture does not necessarily need to be a biodegradable plastic molding, and may be a general plastic material or steel molding that does not have biodegradability .
[0032]
Further, the plate member does not necessarily have a square shape, and may have a rectangular shape or a trapezoidal shape. Furthermore, the shape of the incision can be arbitrarily formed according to the shape of the corner of the concrete block, and the width and length of the spacer piece are also considered in consideration of the width of the vegetation part required, the locking force of the concrete block, etc. Can be designed as appropriate. For example, as shown in FIGS. 5 (a) and 5 (b), a large number of concrete blocks 20 (see (a)) having an uneven outer peripheral surface and concrete blocks 30 (see (b)) arranged radially. It can also be used when laying.
[0033]
【The invention's effect】
According to the pavement structure and the fixing tool of the concrete block of the present invention, vegetation can be provided at low cost and the aesthetic appearance can be easily improved, and it is easy to maintain the vegetation without deteriorating.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partial plan view showing a situation after vegetation of a pavement structure according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a partial plan view showing a situation before the vegetation of the pavement structure according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a cross-sectional view taken along the line AA of FIG.
FIG. 4 is a perspective view showing a fixture according to an embodiment of the present invention.
FIGS. 5A and 5B are partial plan views showing a state before a vegetation is applied to a pavement structure according to another embodiment of the present invention. FIGS.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Pavement structure 11 Concrete block 12 Notch 13 Spacer piece 14 Foundation bottom board 15 Fixing tool 16 Groove 17 Plate member 18 Standing piece 19 Vegetation part

Claims

隣接するコンクリートブロック間に植生部を介在させつつ多数の該コンクリートブロックを敷設してなる舗装構造であって、
４角形状の板部材の各角部に前記コンクリートブロックの角部の形状に合わせた切り込みを形成することで中央部分から外側４方向にスペーサ片が突出する十字形状の固定具を用い、該固定具の各切り込みに４個の前記コンクリートブロックの角部を各々はめ込みつつ、前記スペーサ片を介在させて隣接するコンクリートブロック間に間隔を保持しながら前記コンクリートブロックを縦横に多数敷並べ、コンクリートブロック間の前記間隔が連続することにより形成される平面視帯状且つ格子状の溝に植生を施して植生部とし、
且つ前記固定具のスペーサ片の先端部には、上方に立ち上がる立ち上がり片が設けられ、該立ち上がり片は、その側面が前記コンクリートブロックの側面に沿って配置されることを特徴とするコンクリートブロックによる舗装構造。A pavement structure in which a large number of concrete blocks are laid while interposing a vegetation portion between adjacent concrete blocks,
Using a cross-shaped fixing tool in which spacer pieces protrude from the central portion to the outer four directions by forming incisions in accordance with the shape of the corner of the concrete block at each corner of the square plate member while each fitted corners of four of the concrete blocks to each notch on the tool, the concrete block number laid side by side in a matrix while maintaining the spacing between adjacent concrete blocks by interposing the spacer piece, between concrete blocks subjected to vegetation and vegetation unit in plan view strip and grid-like grooves formed by the spacing of successive,
Further, a rising piece that rises upward is provided at the tip of the spacer piece of the fixture, and the rising piece is arranged along the side of the concrete block. Construction.

隣接するコンクリートブロック間に植生部を介在させつつ多数の該コンクリートブロックを敷設してなる舗装構造において用いるコンクリートブロックの固定具であって、
４角形状の板部材の各角部に前記コンクリートブロックの角部の形状に合わせた切り込みを形成することで中央部分から外側４方向にスペーサ片が突出する十字形状を備え、該固定具の各切り込みに４個の前記コンクリートブロックの角部を各々はめ込むようにし、
且つ前記スペーサ片の先端部には、上方に立ち上がる立ち上がり片が設けられ、該立ち上がり片は、その側面が前記コンクリートブロックの側面に沿って配置されることを特徴とする固定具。A concrete block fixture used in a pavement structure in which a large number of concrete blocks are laid while interposing a vegetation portion between adjacent concrete blocks,
Each of the fixing members is provided with a cross shape in which a spacer piece protrudes from the central portion to the outer four directions by forming a cut in accordance with the shape of the corner of the concrete block at each corner of the quadrangular plate member. Insert the corners of the four concrete blocks into the cuts ,
And the rising piece which stands | starts up is provided in the front-end | tip part of the said spacer piece, and this rising piece is arrange | positioned along the side surface of the said concrete block .

生分解性プラスチック成形物であることを特徴とする請求項２記載の固定具。The fixture according to claim 2 , which is a biodegradable plastic molding.

生分解性プラスチック１００重量部に対して、飛粉を１０〜９０重量部含有する生分解性プラスチック成形物であることを特徴とする請求項３記載の固定具。The fixture according to claim 3 , wherein the fixture is a biodegradable plastic molding containing 10 to 90 parts by weight of flying powder with respect to 100 parts by weight of the biodegradable plastic.