JP4124333B2

JP4124333B2 - Reinforcement structure of front hook support in automobile

Info

Publication number: JP4124333B2
Application number: JP2002287985A
Authority: JP
Inventors: 浩之佐原; 東彦藤原; 保和福田
Original assignee: Daihatsu Motor Co Ltd
Current assignee: Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date: 2002-09-30
Filing date: 2002-09-30
Publication date: 2008-07-23
Anticipated expiration: 2022-09-30
Also published as: JP2004122863A

Description

【０００１】
【発明が属する技術分野】
本発明は、サイドメンバの前端部に支持されて、車両の前方に位置する物体を牽引可能とするフロントフックを備えた自動車におけるフロントフック支持部の補強構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
【０００３】
【特許文献１】
特開平７‐１１７７１６号公報
【０００４】
上記自動車におけるフロントフック支持部の補強構造には、従来、上記特許文献１に示されたものがある。
【０００５】
上記公報のものによれば、自動車は、車体の側部を構成して前後方向に延び、その長手方向の各部断面が閉断面形状をなすサイドメンバと、このサイドメンバの前端部の下面を形成する板部材に支持されてフロントフックを支持するフックブラケットとを備えている。
【０００６】
上記自動車により、この自動車の前方に位置する他の自動車など、何らかの物体を牽引しようとするときには、一般に、この物体をワイヤーにより上記フロントフックに連結させて自動車を後進させ上記牽引を行う。この際、上記フロントフックは牽引の反力としてフック入力が与えられ、このフック入力は上記フックブラケットを介しサイドメンバにより支持される。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特許文献１のものでは、フックブラケットはサイドメンバの各面のうち、下面を形成する板部材だけに支持されているため、上記牽引時のフック入力により、上記板部材における上記フックブラケットの支持部に応力集中が生じがちとなることから、上記フック入力が大きい場合には、上記サイドメンバに対するフックブラケットの支持強度が不足するおそれがある。
【０００８】
そこで、上記サイドメンバに対するフックブラケットの支持強度を向上させようとして、このフックブラケットの形状を大きくすることにより、上記板部材に対するフックブラケットの支持部の面積を大きくし、もって、この支持部に応力集中が生じ難いようにすることが考えられる。
【０００９】
しかし、上記支持部は剛性が高い部分であるため、上記のように支持部の面積を単に大きくすると、その分、自動車の衝突時に塑性変形して車体への衝撃力を緩和可能にするサイドメンバにおけるクラッシュ部分の前後方向の寸法（「クラッシュ寸法」）に所望長を確保し難くなるおそれがあり、これは、衝突時の車体に対する衝撃力の緩和を阻害させる原因となるものであって、好ましくない。
【００１０】
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、サイドメンバの前端部に対するフックブラケットの支持強度をより向上させると共に、このようにした場合でも、自動車の衝突時に塑性変形して衝撃力を緩和可能にするサイドメンバにおけるクラッシュ部分の「クラッシュ寸法」に所望長が確保できるようにすることを課題とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の自動車におけるフロントフック支持部の補強構造は、次の如くである。なお、この項において各用語に付記した符号は、本発明の技術的範囲を後述の「発明の実施の形態」の項の内容に限定解釈するものではない。
【００１２】
請求項１の発明は、車体２の側部を構成して前後方向に延び、その長手方向の各部断面が閉断面形状をなすサイドメンバ４と、このサイドメンバ４の前端部に支持されてフロントフック３０を支持するフックブラケット３１とを備えた自動車において、
【００１３】
上記サイドメンバ４の前端部内に上記フックブラケット３１を嵌入し、上記サイドメンバ４の前端部とフックブラケット３１とを貫通する複数のボルト３２により上記サイドメンバ４の前端部に上記フックブラケット３１を締結し、上記フックブラケット３１が、前後方向で上記各ボルト３２を挟む前、後板部材４５，４５と、上記各ボルト３２，３２の間に配置されると共に上記前、後板部材４５，４５に架設されて結合され、上記フロントフック３０を支持する支持体３８とを備えたものである。
【００１４】
請求項２の発明は、請求項１の発明に加えて、上記サイドメンバ４の前端部に対し上記ボルト３２によりラジエータサポート５を支持させたものである。
【００１５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面により説明する。
【００１６】
図において、符号１は自動車で、矢印Ｆｒはこの自動車１の前方を示し、下記する左右とは自動車１の車体２の幅方向をいうものとする。
【００１７】
上記車体２は板金製で、その幅方向の中心線３を基準としてほぼ左右対称形とされている。
【００１８】
上記車体２は、この車体２の左右各側部を構成して前後方向に延びるサイドメンバ４と、これら各サイドメンバ４の前端部から上方に向って突出する左右一対のラジエータサポート５と、車体２の幅方向に延びて上記ラジエータサポート５の各上端部に架設されスポット溶接Ｓにより結合されるアッパクロスメンバ６と、車体２の幅方向に延びて上記各ラジエータサポート５の各基部に架設され締結具７による締結で結合されるフロントクロスメンバ８と、上下方向に延びて上記アッパクロスメンバ６とフロントクロスメンバ８のそれぞれ長手方向の中途部に架設され締結具９による締結で上記各中途部に結合されるセンタクロスメンバ１０とを備えている。
【００１９】
上記車体２の幅方向に延びて、上記フロントクロスメンバ８の前方近傍に位置し、このフロントクロスメンバ８に支持される樹脂製のフロントバンパ１１が設けられている。上記左右サイドメンバ４で挟まれた空間がエンジンルーム１４とされてエンジン１５が配置され、このエンジン１５は、上記各サイドメンバ４の長手方向の中途部に固着された板金製のエンジンマウント１６に支持されている。
【００２０】
上記サイドメンバ４は、その長手方向の各部断面が閉断面形状とされて、上下方向で対面する上下面と、車体２の幅方向で対面する内外側面の各面がそれぞれ板部材１９〜２２により成形され、上記上下面と、内側面の各板部材１９〜２１が互いに一体成形されると共に、上記上下面の板部材１９，２０の各自由端縁にそれぞれ外向きフランジ２３，２３が一体成形され、これら外向きフランジ２３，２３に上記外側面の板部材２２がスポット溶接Ｓにより結合されている。
【００２１】
上記フロントクロスメンバ８は、上記各ラジエータサポート５の基部に前記締結具７による締結で結合され上記各サイドメンバ４の前端部の前方近傍に配置される基板２７と、車体２の幅方向に延び上記各基板２７に架設されて溶接により結合されるクロスメンバ本体２８とを備えている。
【００２２】
上記サイドメンバ４の前端部に支持され牽引用のフロントフック３０を着脱自在に支持する板金製のフックブラケット３１が設けられ、このフックブラケット３１は上記サイドメンバ４の前端部内に嵌入されている。上記サイドメンバ４の前端部とフックブラケット３１とを車体２の幅方向で貫通する上下一対のボルト３２，３２と、これら各ボルト３２にねじ付けられるナット３３とにより、上記サイドメンバ４の前端部に上記フックブラケット３１が締結されて支持されている。
【００２３】
上記フックブラケット３１は上下一対の締結具３４，３４により上記フロントクロスメンバ８と互いに締結され、つまり、上記サイドメンバ４の前端部、フロントクロスメンバ８、およびフックブラケット３１は締結具７，３４により互いに締結されて、これらの組み合せ体４，８，３１の強度と剛性とが向上させられている。
【００２４】
上記の場合、サイドメンバ４に固着された上記フックブラケット３１の部分の後端部から、サイドメンバ４に固着された上記エンジンマウント１６の部分の前端部に至るまでの上記サイドメンバ４の部分はクラッシュ部分３５とされている。このクラッシュ部分３５は、前後方向で直線的に延びると共に、その長手方向の各部断面が互いにほぼ一定形状とされている。そして、上記クラッシュ部分３５は、自動車１の衝突時の衝撃力でその前端側から後方に向けて順次塑性変形可能とされ、これにより、上記車体２への衝撃力が緩和可能とされている。
【００２５】
上記フックブラケット３１は、ほぼ直方体の箱形状であって前後方向の各部断面が閉断面であるブラケット本体３６と、このブラケット本体３６に固着され上記フロントフック３０に成形されたボルト部３７を螺合、離脱可能として上記フロントフック３０を着脱自在に支持する円筒形状のナットである支持体３８とを備えている。この支持体３８の軸心３９は前後方向に延び、この支持体３８の前部は上記ブラケット本体３６から前方に突出して、上記フロントクロスメンバ８の基板２７に成形された貫通孔４１に嵌入されている。
【００２６】
上記ボルト３２は、上記サイドメンバ４の前端部における内、外側面を成形している二つの板部材２１，２２を貫通し、また、ブラケット本体３６の左右の各面を成形している二つの板部材４３，４３を貫通している。上記サイドメンバ４における二つの板部材２１，２２の各内面に、上記ブラケット本体３６における二つの板部材４３，４３の各外面が面接合している。
【００２７】
上記フックブラケット３１は、上記ブラケット本体３６の上記した左右板部材４３，４３の間に介設される上下一対の円筒形状スペーサ４４を備え、これら各スペーサ４４は上記各ボルト３２の長手方向の中途部に外嵌されている。これら各スペーサ４４は、上記ボルト３２とナット３３による締結力に対抗して、上記サイドメンバ４の前端部に対し上記フックブラケット３１をより強固に締結させている。
【００２８】
上記支持体３８は、上記両ボルト３２，３２の間に配置され、上記ブラケット本体３６の前後の各面を成形する板部材４５，４５に架設されて結合され、車体２の平面視（図１）で、上記各ボルト３２と支持体３８とは互いにほぼ直交している。
【００２９】
また、上記ボルト３２とナット３３とにより、上記ラジエータサポート５の下端部が上記サイドメンバ４の前端部に対しフックブラケット３１と共締めされて支持されている。
【００３０】
上記構成によれば、サイドメンバ４の前端部内に上記フックブラケット３１を嵌入し、上記サイドメンバ４の前端部とフックブラケット３１とを車体２の幅方向で貫通するボルト３２により上記サイドメンバ４の前端部に上記フックブラケット３１を締結してある。
【００３１】
このため、上記フックブラケット３１は、上記サイドメンバ４の前端部の各面のうち、少なくともボルト３２が貫通する二つの面の板部材２１，２２により両持ち支持されることとなる。
【００３２】
よって、単一の面を成形する板部材でフックブラケット３１が支持されていた従来の技術に比べて、上記サイドメンバ４の前端部に対するフックブラケット３１の支持強度は、より向上するという「効果」が生じる。
【００３３】
また、上記したように、サイドメンバ４の前端部に対するフックブラケット３１の支持強度が向上する分、このフックブラケット３１の前後寸法Ａを短くできるため、上記フックブラケット３１の前端部内における上記フックブラケット３１の占有空間の前後寸法が短くなることから、上記クラッシュ部分３５の前後方向の全長である「クラッシュ寸法」Ｂをより長くさせることができ、この「クラッシュ寸法」Ｂに所望長を確保できるという他の「効果」も生じる。
【００３４】
また、前記したように、フックブラケット３１をその前後方向の各部断面を閉断面形状として、上記ボルト３２が貫通する上記サイドメンバ４の前端部における二つの板部材２１，２２の各内面に、上記ボルト３２が貫通する上記フックブラケット３１における二つの板部材４３，４３の各外面を面接合させてある。
【００３５】
このため、上記フックブラケット３１が閉断面形状とされ、しかも、箱形状とされたことから、その構造上、フックブラケット３１の強度と剛性とが向上する。しかも、このフックブラケット３１は、少なくとも上記した二つの板部材４３，４３の互いに離れた２点で上記ボルト３２によりサイドメンバ４の前端部に支持されることから、このサイドメンバ４の前端部に対するフックブラケット３１の支持強度は極めて効果的に向上する。よって、前記諸「効果」がより効果的に生じる。
【００３６】
また、前記したように、ボルト３２を一対設け、これらボルト３２，３２の間に、フロントフック３０を支持するフックブラケット３１の支持体３８を配置してある。
【００３７】
このため、物体を牽引したときの上記フロントフック３０へのフック入力は、上記各ボルト３２とフックブラケット３１とを介しサイドメンバ４の前端部における広い範囲の各部で、かつ、各部ほぼ均等な値で支持されることとなり、よって、その分、このサイドメンバ４の前端部に対するフックブラケット３１の支持強度が更に向上して、上記諸「効果」が更に効果的に生じる。
【００３８】
また、前記したように、サイドメンバ４の前端部に対し上記ボルト３２によりラジエータサポート５を支持させてある。
【００３９】
このため、上記サイドメンバ４の前端部に対するラジエータサポート５の支持に上記ボルト３２が利用された分、上記ラジエータサポート５の支持構成は簡単となる。
【００４０】
また、上記ラジエータサポート５は上記ボルト３２によりフックブラケット３１と共にサイドメンバ４の前端部に共締めされることから、このサイドメンバ４の前端部へのラジエータサポート５の支持により、上記サイドメンバ４のクラッシュ部分３５の「クラッシュ寸法」Ｂが短くさせられるということが防止され、よって、上記他の「効果」がより確実に得られる。
【００４１】
なお、以上は図示の例によるが、上記ボルト３２はサイドメンバ４の前端部とフックブラケット３１とを上下方向に貫通してもよく、また、ボルト３２は単一であってもよい。また、上記フックブラケット３１のブラケット本体３６の後面を成形する板部材４５はなくてもよく、また、上記ブラケット本体３６は前後方向に延びる角筒形状であってもよい。
【００４２】
【発明の効果】
本発明による効果は、次の如くである。
【００４３】
請求項１の発明は、車体の側部を構成して前後方向に延び、その長手方向の各部断面が閉断面形状をなすサイドメンバと、このサイドメンバの前端部に支持されてフロントフックを支持するフックブラケットとを備えた自動車において、
【００４４】
上記サイドメンバの前端部内に上記フックブラケットを嵌入し、上記サイドメンバの前端部とフックブラケットとを貫通する複数のボルトにより上記サイドメンバの前端部に上記フックブラケットを締結し、上記フックブラケット３１が、前後方向で上記各ボルト３２を挟む前、後板部材４５，４５と、上記各ボルト３２，３２の間に配置されると共に上記前、後板部材４５，４５に架設されて結合され、上記フロントフック３０を支持する支持体３８とを備えてある。
【００４５】
このため、上記フックブラケットは、上記サイドメンバの前端部の各面のうち、少なくともボルトが貫通する二つの面の板部材により両持ち支持されることとなる。
【００４６】
よって、単一の面でフックブラケットが支持されていた従来の技術に比べて、上記サイドメンバの前端部に対するフックブラケットの支持強度は、より向上するという「効果」が生じる。
【００４７】
また、上記したように、サイドメンバの前端部に対するフックブラケットの支持強度が向上する分、このフックブラケットの前後寸法を短くできるため、上記フックブラケットの前端部内における上記フックブラケットの占有空間の前後寸法が短くなることから、自動車の衝突時に塑性変形して衝撃力を緩和可能にするサイドメンバにおけるクラッシュ部分の「クラッシュ寸法」をより長くさせることができ、この「クラッシュ寸法」に所望長を確保できるという他の「効果」も生じる。
【００４８】
請求項２の発明は、上記サイドメンバの前端部に対し上記ボルトによりラジエータサポートを支持させてある。
【００４９】
このため、上記サイドメンバの前端部に対するラジエータサポートの支持に上記ボルトが利用された分、上記ラジエータサポートの支持構成は簡単となる。
【００５０】
また、上記ラジエータサポートは上記ボルトによりフックブラケットと共にサイドメンバの前端部に共締めされることから、このサイドメンバの前端部へのラジエータサポートの支持により、上記サイドメンバの「クラッシュ寸法」が短くさせられるということが防止され、よって、上記他の「効果」がより確実に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】車体の部分平面部分断面図である。
【図２】車体の部分正面図である。
【図３】車体の斜視展開図である。
【図４】図２の部分拡大部分断面図である。
【図５】車体の部分側面部分断面図である。
【符号の説明】
１自動車
２車体
３中心線
４サイドメンバ
５ラジエータサポート
８フロントクロスメンバ
３０フロントフック
３１フックブラケット
３２ボルト
３３ナット
３４クラッシュ部分
３６ブラケット本体
３８支持体
３９軸心
４３板部材
４４スペーサ
４５板部材[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to a reinforcing structure of a front hook support portion in an automobile including a front hook that is supported by a front end portion of a side member and that can pull an object positioned in front of a vehicle.
[0002]
[Prior art]
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 7-117716
Conventionally, there is a structure shown in Patent Document 1 as a reinforcing structure of a front hook support portion in the automobile.
[0005]
According to the above publication, the automobile forms a side part of the vehicle body and extends in the front-rear direction, and each side section of the longitudinal direction forms a closed section shape, and a lower surface of the front end portion of the side member is formed. And a hook bracket that supports the front hook supported by the plate member.
[0006]
When an object such as another automobile located in front of the automobile is to be pulled by the automobile, generally, the object is connected to the front hook by a wire and the automobile is moved backward to perform the towing. At this time, the front hook is given a hook input as a pulling reaction force, and the hook input is supported by the side member via the hook bracket.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the thing of the said patent document 1, since the hook bracket is supported only by the board member which forms a lower surface among each surface of a side member, the said hook bracket in the said board member by the hook input at the time of the said towing | pulling Since the stress concentration tends to occur in the support portion, the support strength of the hook bracket with respect to the side member may be insufficient when the hook input is large.
[0008]
Accordingly, in order to improve the support strength of the hook bracket with respect to the side member, the area of the support portion of the hook bracket with respect to the plate member is increased by increasing the shape of the hook bracket, so that stress is applied to the support portion. It is possible to make it difficult for concentration to occur.
[0009]
However, since the support part is a part having high rigidity, if the area of the support part is simply increased as described above, the side member that can plastically deform and reduce the impact force to the vehicle body when the automobile collides. It is difficult to secure a desired length for the dimension in the front-rear direction of the crash part ("crash dimension"), which is a cause of hindering the relaxation of the impact force against the vehicle body at the time of a collision, Absent.
[0010]
The present invention has been made paying attention to the above situation, and further improves the support strength of the hook bracket with respect to the front end portion of the side member, and even in this case, it is plastically deformed at the time of the collision of the automobile. It is an object of the present invention to ensure a desired length for the “crash size” of the crash portion of the side member that can reduce the impact force.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The reinforcing structure of the front hook support portion in the automobile of the present invention for solving the above-described problems is as follows. In addition, the code | symbol attached | subjected to each term in this term does not limit and interpret the technical scope of this invention to the content of the term of the following "embodiment of invention".
[0012]
The first aspect of the present invention comprises a side member 4 that constitutes a side portion of the vehicle body 2 and extends in the front-rear direction. Each side section of the longitudinal direction forms a closed cross-sectional shape, and the front end of the side member 4 is supported by the front member. In an automobile provided with a hook bracket 31 for supporting the hook 30,
[0013]
The hook bracket 31 is inserted into the front end portion of the side member 4, and the hook bracket 31 is fastened to the front end portion of the side member 4 by a plurality of bolts 32 that pass through the front end portion of the side member 4 and the hook bracket 31. The hook bracket 31 is disposed between the rear plate members 45 and 45 and the bolts 32 and 32 before the bolts 32 are sandwiched in the front-rear direction, and is disposed on the front and rear plate members 45 and 45. This is provided with a support body 38 that is erected and coupled and supports the front hook 30 .
[0014]
According to the second aspect of the present invention, in addition to the first aspect of the invention, the radiator support 5 is supported by the bolt 32 on the front end portion of the side member 4.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0016]
In the figure, reference numeral 1 denotes an automobile, arrow Fr indicates the front of the automobile 1, and the left and right described below refer to the width direction of the vehicle body 2 of the automobile 1.
[0017]
The vehicle body 2 is made of sheet metal, and is substantially symmetrical with respect to the center line 3 in the width direction.
[0018]
The vehicle body 2 includes side members 4 constituting left and right side portions of the vehicle body 2 extending in the front-rear direction, a pair of left and right radiator supports 5 protruding upward from the front end portions of the side members 4, 2 and extending in the width direction of the radiator support 5 and connected to each other by spot welding S, and extending in the width direction of the vehicle body 2 and extending in the base portions of the radiator supports 5. The front cross member 8 coupled by fastening by the fastener 7 and the respective middle portions extending in the vertical direction and installed in the longitudinal middle portions of the upper cross member 6 and the front cross member 8 by fastening by the fastener 9 And a center cross member 10 coupled to each other.
[0019]
A resin-made front bumper 11 is provided that extends in the width direction of the vehicle body 2 and is positioned near the front of the front cross member 8 and supported by the front cross member 8. A space between the left and right side members 4 serves as an engine room 14 and an engine 15 is arranged. The engine 15 is attached to an engine mount 16 made of a sheet metal fixed to a midway portion in the longitudinal direction of each side member 4. It is supported.
[0020]
Each of the side members 4 has a closed cross-sectional shape in the longitudinal direction, and upper and lower surfaces facing in the vertical direction and inner and outer surfaces facing in the width direction of the vehicle body 2 are respectively formed by plate members 19 to 22. The upper and lower surfaces and the inner surface plate members 19 to 21 are integrally formed with each other, and outward flanges 23 and 23 are integrally formed with the free end edges of the upper and lower surface plate members 19 and 20, respectively. The plate member 22 on the outer surface is coupled to the outward flanges 23 and 23 by spot welding S.
[0021]
The front cross member 8 is coupled to the base portion of each radiator support 5 by fastening with the fastener 7 and extends in the width direction of the vehicle body 2 and a base plate 27 disposed in front of the front end portion of each side member 4. A cross member main body 28 is provided on each of the substrates 27 and joined by welding.
[0022]
A sheet metal hook bracket 31 supported by the front end portion of the side member 4 and detachably supporting the front hook 30 for traction is provided. The hook bracket 31 is fitted into the front end portion of the side member 4. The front end portion of the side member 4 is constituted by a pair of upper and lower bolts 32, 32 penetrating the front end portion of the side member 4 and the hook bracket 31 in the width direction of the vehicle body 2, and a nut 33 screwed to each bolt 32. The hook bracket 31 is fastened and supported.
[0023]
The hook bracket 31 is fastened to the front cross member 8 by a pair of upper and lower fasteners 34, 34. That is, the front end of the side member 4, the front cross member 8, and the hook bracket 31 are fastened by the fasteners 7, 34. Fastened to each other, the strength and rigidity of these combinations 4, 8, 31 are improved.
[0024]
In the above case, the portion of the side member 4 from the rear end portion of the hook bracket 31 portion fixed to the side member 4 to the front end portion of the engine mount 16 portion fixed to the side member 4 is The crash portion 35 is used. The crush portion 35 extends linearly in the front-rear direction, and the cross-sections of the respective portions in the longitudinal direction are substantially constant. The crash portion 35 can be sequentially plastically deformed from the front end side to the rear by an impact force at the time of the collision of the automobile 1, and thereby the impact force to the vehicle body 2 can be reduced.
[0025]
The hook bracket 31 has a substantially rectangular parallelepiped box shape and a cross section of each part in the front-rear direction is closed, and a bolt portion 37 fixed to the bracket body 36 and formed on the front hook 30 is screwed together. And a support 38 that is a cylindrical nut that detachably supports the front hook 30 so as to be detachable. An axis 39 of the support 38 extends in the front-rear direction, and a front portion of the support 38 protrudes forward from the bracket body 36 and is inserted into a through hole 41 formed in the substrate 27 of the front cross member 8. ing.
[0026]
The bolt 32 passes through the two plate members 21 and 22 forming the inner and outer surfaces at the front end portion of the side member 4, and also forms two left and right surfaces of the bracket body 36. The plate members 43 and 43 are penetrated. The outer surfaces of the two plate members 43 and 43 in the bracket body 36 are surface-bonded to the inner surfaces of the two plate members 21 and 22 in the side member 4.
[0027]
The hook bracket 31 includes a pair of upper and lower cylindrical spacers 44 interposed between the left and right plate members 43, 43 of the bracket body 36, and the spacers 44 are arranged in the longitudinal direction of the bolts 32. It is fitted on the part. These spacers 44 fasten the hook bracket 31 to the front end portion of the side member 4 more firmly against the fastening force of the bolt 32 and the nut 33.
[0028]
The support 38 is disposed between the bolts 32 and 32, and is laid and coupled to plate members 45 and 45 that form the front and rear surfaces of the bracket body 36, so that the vehicle body 2 is viewed in plan (FIG. 1). ), The bolts 32 and the support 38 are substantially orthogonal to each other.
[0029]
Further, the lower end portion of the radiator support 5 is supported by the bolt 32 and the nut 33 by being fastened together with the hook bracket 31 to the front end portion of the side member 4.
[0030]
According to the above configuration, the hook bracket 31 is inserted into the front end portion of the side member 4, and the bolts 32 penetrating the front end portion of the side member 4 and the hook bracket 31 in the width direction of the vehicle body 2 are used. The hook bracket 31 is fastened to the front end.
[0031]
For this reason, the hook bracket 31 is supported at both ends by the plate members 21 and 22 of at least two surfaces through which the bolt 32 passes among the surfaces of the front end portion of the side member 4.
[0032]
Therefore, compared to the conventional technique in which the hook bracket 31 is supported by a plate member that forms a single surface, the “strength” that the support strength of the hook bracket 31 with respect to the front end portion of the side member 4 is further improved. Occurs.
[0033]
Further, as described above, since the support strength of the hook bracket 31 with respect to the front end portion of the side member 4 is improved, the front-rear dimension A of the hook bracket 31 can be shortened. Therefore, the hook bracket 31 in the front end portion of the hook bracket 31 is reduced. Since the front-rear dimension of the occupied space is shortened, the “crash dimension” B, which is the total length of the crash part 35 in the front-rear direction, can be made longer, and a desired length can be secured for this “crash dimension” B. The “effect” of this also occurs.
[0034]
Further, as described above, the hook bracket 31 has a cross section of each part in the front-rear direction thereof as a closed cross-sectional shape, and the inner surfaces of the two plate members 21 and 22 at the front end portion of the side member 4 through which the bolt 32 passes, The outer surfaces of the two plate members 43 and 43 in the hook bracket 31 through which the bolt 32 penetrates are joined to each other.
[0035]
For this reason, since the hook bracket 31 has a closed cross-sectional shape and a box shape, the strength and rigidity of the hook bracket 31 are improved due to its structure. Moreover, the hook bracket 31 is supported on the front end portion of the side member 4 by the bolt 32 at least at two points of the two plate members 43 and 43 described above. The support strength of the hook bracket 31 is improved extremely effectively. Therefore, the various “effects” are more effectively generated.
[0036]
Further, as described above, a pair of bolts 32 is provided, and the support body 38 of the hook bracket 31 that supports the front hook 30 is disposed between the bolts 32 and 32.
[0037]
For this reason, when the object is pulled, the hook input to the front hook 30 is a wide range of portions at the front end portion of the side member 4 via the bolts 32 and the hook bracket 31, and each portion has a substantially equal value. Accordingly, the support strength of the hook bracket 31 with respect to the front end portion of the side member 4 is further improved, and the various “effects” are more effectively generated.
[0038]
Further, as described above, the radiator support 5 is supported by the bolt 32 on the front end portion of the side member 4.
[0039]
For this reason, the support structure of the radiator support 5 is simplified because the bolt 32 is used to support the radiator support 5 with respect to the front end portion of the side member 4.
[0040]
Since the radiator support 5 is fastened together with the hook bracket 31 to the front end portion of the side member 4 by the bolt 32, the support of the radiator support 5 to the front end portion of the side member 4 allows the side member 4 to be The “crash dimension” B of the crash portion 35 is prevented from being shortened, and thus the other “effect” is more reliably obtained.
[0041]
In addition, although the above is based on the example of illustration, the said volt | bolt 32 may penetrate the front-end part of the side member 4 and the hook bracket 31 to an up-down direction, and the volt | bolt 32 may be single. Further, the plate member 45 for forming the rear surface of the bracket body 36 of the hook bracket 31 may not be provided, and the bracket body 36 may have a rectangular tube shape extending in the front-rear direction.
[0042]
【The invention's effect】
The effects of the present invention are as follows.
[0043]
The invention according to claim 1 constitutes a side part of the vehicle body and extends in the front-rear direction, and each longitudinal section of the side member has a closed cross-sectional shape, and is supported by the front end portion of the side member to support the front hook. In a car with a hook bracket that
[0044]
The hook bracket is fitted into the front end portion of the side member , the hook bracket 31 is fastened to the front end portion of the side member by a plurality of bolts passing through the front end portion of the side member and the hook bracket, and the hook bracket 31 is Before and between the bolts 32 in the front-rear direction, the rear plate members 45 and 45 are disposed between the bolts 32 and 32 and are connected to the front and rear plate members 45 and 45, respectively. And a support 38 for supporting the front hook 30 .
[0045]
For this reason, the hook bracket is supported at both ends by plate members of at least two surfaces through which the bolt penetrates among the surfaces of the front end portion of the side member.
[0046]
Therefore, compared with the conventional technique in which the hook bracket is supported on a single surface, the “effect” that the support strength of the hook bracket with respect to the front end portion of the side member is further improved occurs.
[0047]
In addition, as described above, since the hook bracket support strength with respect to the front end portion of the side member is improved, the front and rear dimensions of the hook bracket can be shortened. Therefore, the “crash size” of the crashed portion of the side member that can relieve the impact force by plastic deformation at the time of a car collision can be made longer, and a desired length can be secured for this “crash size”. Other “effects” are also produced.
[0048]
According to a second aspect of the present invention, a radiator support is supported by the bolt on the front end portion of the side member.
[0049]
For this reason, the support structure of the radiator support is simplified because the bolt is used for supporting the radiator support to the front end portion of the side member.
[0050]
Also, since the radiator support is fastened together with the hook bracket to the front end portion of the side member by the bolt, the support of the radiator support to the front end portion of the side member shortens the “crash dimension” of the side member. Therefore, the other “effect” is more reliably obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partial plan partial sectional view of a vehicle body.
FIG. 2 is a partial front view of a vehicle body.
FIG. 3 is an exploded perspective view of a vehicle body.
4 is a partial enlarged partial cross-sectional view of FIG. 2. FIG.
FIG. 5 is a partial side sectional view of a vehicle body.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Automobile 2 Car body 3 Centerline 4 Side member 5 Radiator support 8 Front cross member 30 Front hook 31 Hook bracket 32 Bolt 33 Nut 34 Crash part 36 Bracket main body 38 Support body 39 Shaft center 43 Plate member 44 Spacer 45 Plate member

Claims

車体の側部を構成して前後方向に延び、その長手方向の各部断面が閉断面形状をなすサイドメンバと、このサイドメンバの前端部に支持されてフロントフックを支持するフックブラケットとを備えた自動車において、
上記サイドメンバの前端部内に上記フックブラケットを嵌入し、上記サイドメンバの前端部とフックブラケットとを貫通する複数のボルトにより上記サイドメンバの前端部に上記フックブラケットを締結し、上記フックブラケットが、前後方向で上記各ボルトを挟む前、後板部材と、上記各ボルトの間に配置されると共に上記前、後板部材に架設されて結合され、上記フロントフックを支持する支持体とを備えた自動車におけるフロントフック支持部の補強構造。A side member that constitutes a side portion of the vehicle body and extends in the front-rear direction, and each cross-section in the longitudinal direction forms a closed cross-sectional shape, and a hook bracket that is supported by the front end portion of the side member and supports the front hook. In cars,
The hook bracket is inserted into the front end portion of the side member, and the hook bracket is fastened to the front end portion of the side member by a plurality of bolts passing through the front end portion of the side member and the hook bracket. Before sandwiching the bolts in the front-rear direction, a rear plate member, and a support body that is disposed between the bolts and is laid and coupled to the front and rear plate members to support the front hook . Reinforcement structure for front hook support in automobiles.

上記サイドメンバの前端部に対し上記ボルトによりラジエータサポートを支持させた請求項１に記載の自動車におけるフロントフック支持部の補強構造。 The reinforcement structure of the front hook support part in the motor vehicle of Claim 1 which supported the radiator support with the said volt | bolt with respect to the front-end part of the said side member.