JP4122478B2 - 分注装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シリンダユニットによって、容器内の試液を定量吸入し、吐出するための分注装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種分注装置は、容器内の試液を定量吸入し、複数の分注容器に小分けして定量吐出する際に、使用する試液毎に吸入に用いた部材を交換する必要がある
【0003】
ところで、従来、例えば特開2001−33463号公報に開示された図3に示す如く、シリンダ(K23)と、該シリンダ(K23)内に密封嵌装されて昇降機構により一体的にピストン駆動するプランジャー(K21)とからなるシリンダユニットによって、シリンダ(K23)の下端部に着脱自在に設けられたノズルチップ(K102)内に容器内の試液を吸入するようにし、使用済みノズルチップを交換するようにした分注装置が知られている。
しかしながら、このものは、ノズルチップを用いているために、少量の試薬を精度良く吸入し、微量を分配吐出するのに適しているものの、その構造上ノズルチップを大きくすることへの限界があり、取り扱える試薬の適用範囲が狭く、多量の試薬を吸入し、吐出する使い勝手に対応することができないという問題がある。そこで、取り扱う試液に応じてシリンダユニットが異なる分注装置を複数用意するなどで対応することも試みられるが、シリンダユニット自体が当該装置に専用のものであり、コスト高となって採用することはできない。
なお上記符号と共に付した記号(K)は当該公報に所載の符号であることを示す。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−33463号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の如き問題点を一掃すべく創案されたものであって、駆動機構によりプランジャーをピストン駆動させて、試液を吸入し、定量吐出するものでありながら、市販の安価な注射器やシリンジをシリンダユニットに採用することができるようになり、高価な専用のシリンダユニットを装備する必要がなく、かつノズルチップをも不要なものとし得る結果、装置全体が簡略化されて設備コストを低く抑えることができ、しかも、そのセッティングにあたっては、最適な大きさ(容量)の注射器を選択して簡単に取替えすることができ、1つの分注装置で取り扱いできる試液量の範囲が大幅に改善され、試液を多量吸入し、定量吐出する要求にも対応することができる分注装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明が採用した技術手段は、複数のシリンダと、該シリンダ内に密封嵌装されて駆動機構により一体的にピストン駆動する複数のプランジャーとからなるシリンダユニットと、該シリンダユニット下面域に複数の小容器がセットされ、所定の試液容器が配設される作業ステージとを備え、シリンダユニットを上下、前後または左右方向に可動して前記試液容器から試液を吸入し、前記小容器に定量吐出する分注装置であって、前記シリンダユニットは、前記シリンダを装着するためのシリンダ保持手段を有するシリンダブロックと、前記プランジャーを装着するためのプランジャー保持手段を有するプランジャーブロックよりなり、前記シリンダとプランジャーとを、前記それぞれの保持手段に対して上下方向に抜け止め不能に装着せしめて、前記プランジャーブロックの上動により各シリンダ内に試液の吸入を行わしめるべく構成し、前記プランジャーとシリンダには、それぞれその上端側に頭部とつば部を形成すると共に、
前記プランジャー保持手段を、前記プランジャー頭部を個別に着脱自在に嵌装する装着部で構成する一方、前記シリンダ保持手段を、基部と該基部に対して開閉可能に設けられた押えプレートによってシリンダ胴部を着脱自在に挟持するシリンダホルダーで構成せしめ、該シリンダホルダーは、前記シリンダブロックに装着される各シリンダを、それぞれ個別の着脱操作を可能とすべくシリンダ毎に設けられ、前記押えプレートの開閉操作により、前記プランジャーとシリンダとを、れぞれが組付けられた状態から、前記装着部とシリンダホルダーに対して、前記プランジャー頭部を前記装着部に嵌装し、その後前記シリンダつば部を前記シリンダホルダーの上面に面接させて位置決めセットすることで個別セッティングを可能に構成してあることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を好適な実施の形態として例示する分注装置を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、分注装置の要部正面図、図2は要部側面図、図3はシリンダホルダーの詳細図である。図に示すように、分注装置1に装着されたシリンダユニット2は、複数のシリンダ211、211を有するシリンダブロック21と、前記各シリンダ211内に密封嵌装されて駆動機構3により一体的にピストン駆動する複数のプランジャー221、221を有するプランジャーブロック22とで構成されており、前記シリンダ211とプランジャー221には、市販の注射器やシリンジのシリンダおよびプランジャーが代用されている。
そして、分注装置1は、駆動機構3や背面側に設けられた作動機構4(内部省略)、および他の構成部材と共に、前後、左右、上下(XYZ軸)方向の任意に動作可能であり、前後動可能又は攪拌機等の揺動可能な分注テーブル(作業ステージ)Tにセットされた試液容器(図示せず)やカートリッジ容器(小容器)5の配置部位に対し精度良く位置決めし、試液容器からシリンダ211内に吸入した試液(薬液)を、検体等が入っている任意列の複数のカートリッジ容器5、5・・・に対し所定量の試液を分配状に同時に注出するようになっている。なお、試液容器はカートリッジ容器と一体形成されたものと別体で配設されるものがある。
【0008】
前記シリンダ211には、先端に注射針212が設けられており、シリンダ211は、側面視コ字状に形成されたブラケット31の下面部311の前面に、それぞれ個別に取り付けられたシリンダ保持手段としてのシリンダホルダー61、61に対して着脱自在に装着される。
前記シリンダホルダー61は、基部611と該基部611に対して開放可能に設けられた押えプレート612とを備え、前記シリンダ211を、基部611と押えプレート612間で挟持すべく構成される。つまり、基部611と押えプレート612には、それぞれの一端側に軸孔613aが形成されており、両者は、軸孔613aに嵌挿される連結軸613bを介して軸着した丁着構造により相互に連結され、押えプレート612が水平回動自在な構成となっている。一方、それぞれの他端側は、基部611に軸ピン614aを介して水平回動自在に設けられた緊締ハンドル614を、押えプレート612に設けられた凹溝615に係合し、締め付け操作することで押えプレート612を基部611側に押圧させてシリンダ211を挟持するようになっている。
【0009】
また、基部611と押えプレート612の内面部には、それぞれシリンダ211の外径よりも大きく湾曲した円弧状凹面部611aと612aが形成されており、押えプレート612は、基部611の立上り片611bに間隔(クリアランス)を持って対面するよう構成されていて、シリンダ外径の異なるもの、即ち異なる大きさの注射器を装着できるようになっている。
なお、押えプレート612は、それぞれのシリンダ211に対し個別に設けたが、一体形成して開放できるようにしても良く、1軸丁着によらず複軸丁着として軸芯位置を偏軌させて異なるシリンダ外径に対応できるようにしても良く、また、丁着構造に代えて緊締ハンドル614を設けて着脱自在としても良く、また、シリンダホルダー61、61を一体のものとして形成し分注装置1に対し着脱自在に構成して、シリンダブロック21自体を適宜に取替えできるようにしても良く、更に、基部611を下面部311の前面に直接的に形成しても良く、また更に、円弧状凹面部611a、612a湾面設定の割合、形状は任意であり、シリンダ211の配設個数も単数を含め任意である。
【0010】
一方、前記各プランジャー221は、その上端部がプランジャー保持手段としてのプランジャーホルダー62に嵌着されている。プランジャーホルダー62は、基板621と該基板621にネジ止め固定されるカバー体622とで構成され、基板621とカバー体622には、それぞれプランジャー221の胴部と頭部221aが手前側から挿入されるよう前方に拡開したU字状の切欠き溝62aとU字状の凹溝62bが形成されており、これにより略T字状の装着部62が形成されプランジャー221を着脱自在とすることができる。
なお、本実施例における装着部62の溝形状は、異なる大きさのプランジャー221のものが挿入できるよう少し大きめに設定してあり、遊嵌されるものは前記凹溝62bでプランジャー頭部221a上面にゴムパッキンなどのあてがい物を介在させ、カバー体622をネジ調整により締め付け固定すれば良い。
また、前記基板621は、その両端部が、モーター301が取り付けられるブラケット31の上面部312と下面部311との間に架設された案内体302に嵌挿されて昇降ガイドされると共に、中央部が、カップリング303を介してモーター301の出力軸と連結された送りネジ304に対して回転自在に螺合する連結部材305に結合されている。これにより、プランジャーホルダー62は、モーター301の正逆回転に連動して昇降され、プランジャー221がシリンダ211内でピストン駆動される。
【0011】
叙述の如く構成された本発明の実施例の形態において、所定の試液を定量吸入し、これを他の1つの容器或いは複数の容器等に小分けに定量吐出する分注作業が行われるのであるが、本分注装置1のシリンダユニット2は、複数のシリンダ211とプランジャー221が、それぞれの保持手段61、62に対して上下方向に抜け止め不能に装着されており、試液の吸入は、前記プランジャーブロック22の上動により前記各シリンダ211内に同時に行わしめる。その際、各シリンダ211内に吸入される試液は、約0.5〜3cc程度が一般的であり、使用されるシリンダ内領域は下部側の一部であるため、プランジャー221が試液と接触するような使い勝手は多くない。従って、常時は、この使用済みの各シリンダ211の取替えが取扱い試液の変更に伴って行われることから、各シリンダ211は、前記それぞれの保持手段61、62に対して着脱自在に構成され、個別にまたはブロック単位で取替え可能となっている。つまり、シリンダ211とプランジャー221が組み付けられた状態のものを各々保持手段61、62にセットする際には、先ず、シリンダホルダー61の押えプレート612を開放状態とし、プランジャー頭部221aを前記装着部62に挿入した後、シリンダ211のつば部211aをシリンダホルダー61の上面に面接させて押えプレート612を閉めて、緊締ハンドル614により締め付けすることでセットが完了する。これを取り外す際には、この操作の逆の手順で行えばよい。また、シリンダ211のみを取り替える際には、後述するプランジャー221の挿入状態を解離し、押えプレート612の開放操作により行われる。
【0012】
したがって、駆動機構3によりプランジャー221を一体的にピストン駆動させて試液を吸入し、定量吐出するものでありながら、従来のノズルチップと同様の使い勝手を持って、シリンダ211に対しその領域の一部を使用した試液の吸入が行え、かつ、これを取り替えることができる使い勝手を行い得て、市販の安価な注射器やシリンジをシリンダユニット2として用いることができるようになり、高価な専用のシリンダユニットを装備する必要がなく、かつノズルチップをも不要なものとし得る結果、ノズルチップのイジェクタ機構が不要となり、シリンダブロック21の構造が簡略化され、装置全体が部品点数の削減と構成の簡略化がなされ、設備コストを低く抑えて安価に製作することができる。
しかも、そのセッティングにあたっては、プランジャー頭部221aを前記装着部62に挿入するだけで仮セットでき、注射器やシリンジのつば部211aを利用してシリンダホルダー61の上面に面接させて位置決めするセッティング構成が構築可能となって、最適な大きさ(容量)の注射器やシリンジを選択して簡単に、かつ両者の取替え要求頻度に応じて個別に、或いは一体的に取付けおよび取替えすることができると共に、安価で分注精度を要求されない試液などを取り扱う場合や接着剤等の粘度の高い材料を取り扱う場合には、注射針212を取り外して使用することもでき、針付き状態と針無し状態の2態様で使い分けでき、1つの分注装置で取り扱いできる試液量の範囲が大幅に改善され、試液を多量吸入し、定量吐出する要求にも対応することができる。
なお、本実施例のシリンダユニット2は、シリンダ211とプランジャー221が2つの組合せにより構成したが、1つ以上の組合わせであればその数量は任意である。
【0013】
更に、使用済みシリンダ211のみを取替える際には、プランジャー221がシリンダ212から抜けるまでプランジャーブロック22を上動させて、両者を解離(分離)させた後、シリンダ211のみを取り外すことで行われる。これは、分注装置1におけるシリンダ211が従来のノズルチップに代用されて使用されるものであり、シリンダ211内に吸入取扱いされる試液量が、通常プランジャー221に接触することのない量であるため、常時取り替える使い勝手は生じない。従って、プランジャー221に比して、使用済み毎に取替えが要求される取替え頻度の多いシリンダ211を、両者の取替え要求頻度に応じて個別に或いは一体として適宜容易に取替えすることができる。しかも、揮発性のある試液が使われた場合なども含め、プランジャー221の取替えが必要となっても、従来のシリンダユニットの如く洗浄作業を強いられることもなく、プランジャー221を使い勝手に応じてシリンダ211とセットで取り替えることができる。
【0014】
また、前記シリンダホルダー61は、基部611と該基部611に対して開放可能に設けられた押えプレート612とを備えており、前記シリンダ211を、基部611と押えプレート612間で挟持すべく構成されているため、基部611と押えプレート612間で挟持幅調整が可能となり、筒径の異なるシリンダ211、即ち注射器をセットでき、取り扱う試液や吸入・吐出量を勘案して最適サイズの注射器を選定して使用することができる。
さらに、シリンダ211を装着するにあたり、押えプレート612を開放状態としておくだけで、基部611の上面に注射器のつば部211aを面接させて位置決めして、垂直姿勢を保持した状態で取り付けることができ、注射器形状の有効利用が図られてセッティング作業を容易なものとすることができる。
【0015】
また、前記押えプレート612は、一端側を、軸孔613aに嵌挿される連結軸613bを介して軸着して開閉可能に丁着し、他端側を、該他端側に設けられた凹溝615に対して、基部611に水平回動自在に設けられた緊締ハンドル614を係合せしめる構成としたことにより、それぞれの押えプレート612を個別に開放する場合であっても脱着の必要が無く、シリンダ211のセッティング作業を容易におこなえる。しかも、それぞれの押えプレート612は個別に開閉できるため、使用中、一つの注射器に不具合が生じても、他の正常なものの取付け状態に何ら影響を与えることなくそれのみを単独に取替えすることが可能である。
【0016】
また、基部611と押えプレート612の内面部には、シリンダ外径の異なる注射器を装着可能とすべく円弧状凹面部611aと612aが形成されているので、シリンダ211を装着する際に太さが異なるものであっても、中央に位置させて装着することができる。なお、円弧状凹面部611aと612aの形状は任意であるが、使用頻度の最も多いシリンダ筒径に適合した形状とし、それよりも細い径のシリンダを装着できるようにしておくことも自由である。
【0017】
また、プランジャーホルダー62には、プランジャー221の頭部221aを嵌装する略T字状の装着部62が設けられており、プランジャー221をセットする際には、単にプランジャー頭部221aを装着部62に挿入するだけの簡単な操作で装着が行え、極めて作業性が良い。なお、プランジャー221の取替えが要求される場合は、同時にシリンダ211も取り替える使い勝手が多くなり、上述した両者を一体とした取替え操作が行われる。
【0018】
【発明の効果】
本発明は、複数のシリンダ211、211…とプランジャー221、221…とを、前記それぞれの保持手段61と62に対して上下方向に抜け止め不能に装着せしめて、前記プランジャーブロック22の上動により各シリンダ211内に試液の吸入を行わしめるべく構成し、前記プランジャー211とシリンダ221には、それぞれその上端側に頭部221aとつば部211aを形成すると共に、前記プランジャー保持手段を、前記プランジャー頭部221aを個別に着脱自在に嵌装する装着部623で構成する一方、前記シリンダ保持手段を、基部611と該基部611に対して開閉可能に設けられた押えプレート612によってシリンダ211の胴部を着脱自在に挟持するシリンダホルダー61で構成せしめ、該シリンダホルダー61は、前記シリンダブロック21に装着される各シリンダ211,211…を、それぞれ個別単位の着脱操作を可能とすべくシリンダ211,211…毎に設けられ、前記押えプレート612の開閉操作により、前記プランジャー221とシリンダ211とを、れぞれが組付けられた状態から、前記装着部623とシリンダホルダー61に対して、前記プランジャー頭部221aを前記装着部623に嵌装し、その後前記シリンダつば部211aを前記シリンダホルダー61の上面に面接させて位置決めセットすることで個別セッティングを可能に構成してあることにより、
駆動機構3により複数のプランジャー221,211…を一体的にピストン駆動させて、試液を吸入し、定量吐出するものでありながら、市販の安価な注射器やシリンジをシリンダユニット2に採用することができるようになり、高価な専用のシリンダユニットを装備する必要がなく、かつノズルチップをも不要なものとし得る結果、装置全体が簡略化されて設備コストを低く抑えることができ、しかも、そのセッティングにあたっては、プランジャー221に比して、取替え頻度の多い各シリンダ211,211…をブロック単位のみならず、個別単位で単品取替えすることが可能となり、シリンダ211とプランジャー221の取替え要求頻度に応じて、れぞれが分離した状態からの個々別々の着脱操作は勿論、れぞれが組付けられた状態からの着脱操作であっても、取り替え不要なものに何らの影響を与えることなく取り替え作業が行え、しかも、取り替えられるシリンダ211は、シリンダホルダ61に対して正確に位置決めセットでき、他のシリンダ211…に対する分注位置合わせなど、極めて容易かつ迅速にセッティング作業を行うことができ、最適な大きさ(容量)の注射器を選択して簡単に取替えすることができるようになり、1つの分注装置1で取り扱いできる試液量の範囲が大幅に改善され、試液を多量吸入し、定量吐出する要求にも対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】分注装置の要部側面図。
【図2】分注装置の要部正面図。
【図3】シリンダホルダーの詳細図。
【符号の説明】
1 分注装置
2 シリンダユニット
21 シリンダブロック
211 シリンダ
211a つば部
212 注射針
22 プランジャーブロック
221 プランジャー
221a 頭部
3 駆動機構
301 モーター
302 案内体
303 カップリング
304 ネジ
305 連結部材
31 ブラケット
311 下面部
312 上面部
4 作動機構
5 カートリッジ容器
61 シリンダホルダー
611 基部
611a 円弧状凹面部
611b 立上り片
612 プレート
613a 軸孔
613b 連結軸
614 緊締ハンドル
614a 軸ピン
615 凹溝
62 プランジャーホルダー
621 基板
622 カバー体
623 装着部
623a 切欠き溝
623b 凹溝

Claims (5)

  1. 複数のシリンダと、該シリンダ内に密封嵌装されて駆動機構により一体的にピストン駆動する複数のプランジャーとからなるシリンダユニットと、該シリンダユニット下面域に複数の小容器がセットされ、所定の試液容器が配設される作業ステージとを備え、シリンダユニットを上下、前後または左右方向に可動して前記試液容器から試液を吸入し、前記小容器に定量吐出する分注装置であって、
    前記シリンダユニットは、前記シリンダを装着するためのシリンダ保持手段を有するシリンダブロックと、前記プランジャーを装着するためのプランジャー保持手段を有するプランジャーブロックよりなり、前記シリンダとプランジャーとを、前記それぞれの保持手段に対して上下方向に抜け止め不能に装着せしめて、前記プランジャーブロックの上動により各シリンダ内に試液の吸入を行わしめるべく構成し、前記プランジャーとシリンダには、それぞれその上端側に頭部とつば部を形成すると共に、
    前記プランジャー保持手段を、前記プランジャー頭部を個別に着脱自在に嵌装する装着部で構成する一方、前記シリンダ保持手段を、基部と該基部に対して開閉可能に設けられた押えプレートによってシリンダ胴部を着脱自在に挟持するシリンダホルダーで構成せしめ、該シリンダホルダーは、前記シリンダブロックに装着される各シリンダを、それぞれ個別の着脱操作を可能とすべくシリンダ毎に設けられ、
    前記押えプレートの開閉操作により、前記プランジャーとシリンダとを、れぞれが組付けられた状態から、前記装着部とシリンダホルダーに対して、前記プランジャー頭部を前記装着部に嵌装し、その後前記シリンダつば部を前記シリンダホルダーの上面に面接させて位置決めセットすることで個別セッティングを可能に構成してあることを特徴とする分注装置。
  2. 請求項1において、前記シリンダの取替えは、前記プランジャーブロックを上動させて、プランジャーとシリンダとを解離させて行うことを特徴とする分注装置。
  3. 請求項1または2において、前記押えプレートは、一端側を開閉可能に丁着し、他端側を、該他端側に設けられた凹溝に対して水平回動自在に設けられた緊締ハンドルを係合せしめる構成としたことを特徴とする分注装置。
  4. 請求項3において、前記基部と押えプレートの内面部には、シリンダ外径の異なる注射器を装着可能とすべく円弧状凹面部が形成されていることを特徴とする分注装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、前記装着部は、プランジャー頭部の形状に対応して略T字状に構成されていることを特徴とする分注装置。
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