JP4121791B2 - デジタルカメラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラで実施される技術に関し、特に、デジタルカメラに対する動作設定の状況や動作状態に関する情報をユーザに提供する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラには2つの表示部が設けられているものが多い。そのうちのひとつは、カメラ筐体の上面に主に配置されているコントロールパネルなどと呼ばれている表示部である。コントロールパネルには、デジタルカメラに対してなされている撮影動作の設定状況を示す設定情報、例えば記録する画像データの画質やフラッシュの動作モードなどといった情報と、デジタルカメラの現在の動作の状態を示す状態情報、例えば画像データを記録するメモリカードの空き容量や電源である電池の残量などといった情報が専ら表示される。多くのデジタルカメラではコントロールパネルとしてモノクロのLCD(Liquid Crystal Display)が使用されているが、これはモノクロLCDが薄型で低コストである上に低消費電力という利点を有しており、常時表示に適しているからである。しかし、コントロールパネルとして使用されるモノクロLCDの多くは、表示のパターンが予め固定されており、各パターンを表示若しくは消灯することしかできない。
【0003】
多くのデジタルカメラに設けられているもうひとつの表示部は、カメラ筐体の背面に主に配置されている画像表示部である。この画像表示部は撮像素子で撮像中の画像のスルー画像としての表示や、メモリカードに記録されたデータによって表現されている撮影済みの画像の再生表示を行うことが主な用途であり、多くはカラーのLCDが使用されている。コントロールパネルと比較した場合、この画像表示部は表示サイズが大きく、解像度も高い。また、デジタルカメラの周囲が暗い場所でも表示内容が視認できるように、画像表示部には通常バックライトが内蔵されている。
【0004】
ところで、昨今の画像素子の性能向上や画像処理技術の進歩により、デジタルカメラに装備される撮影機能の増加や高度化が著しい。そのため、各撮影機能に対して設定し得るパラメータやデジタルカメラの動作状態に関する情報が増加しており、多量の情報をデジタルカメラのユーザへ提供する必要が生じている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、多機能化された現在のデジタルカメラでは各種の情報をユーザに提示する必要がある。こういった情報はコントロールパネルに表示されるが、画像表示部にスルー画像を表示させてそのスルー画像を観察しながら撮影を行う場合、コントロールパネルはカメラ筐体における画像表示部とは異なる面に遠く離れて配置されていることが多いため、ユーザはカメラの構え若しくは自己の姿勢を大きく変化させるというような煩わしい動きをしなければコントロールパネルに表示されている情報を見ることができない。このことは、画像表示部にスルー画像を表示させることなく、カメラ筐体の背面に設けられているファインダで被写体像を観察しながら撮影を行う場合であっても同様である。
【0006】
以上の問題を鑑み、デジタルカメラの動作に関する各種の情報を良好な視認性でユーザに提示する新たな手法を提供することが本発明が解決しようとする課題である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、撮像素子によって撮像される画像をデジタルデータに変換して該デジタルデータを記録するデジタルカメラを前提とする。
本発明の態様のひとつであるデジタルカメラは、前記デジタルカメラに対してなされている撮影動作の設定状況を示す設定情報、及び該デジタルカメラの現在の動作の状態を示す状態情報が表示される第一の表示手段と、前記デジタルカメラに対して撮影動作を行う設定がなされているときに、前記撮像素子で撮像されている画像がスルー画像として表示される第二の表示手段と、前記第二の表示手段での表示動作の切り替えの指示を行う指示手段と、前記デジタルカメラに対して撮影動作を行う設定がなされているときに前記指示手段によって行われた指示に応じ、前記第二の表示手段の表示を、該指示の時点における前記第一の表示手段での表示によって提示されている情報の全てが1枚の画面で表現されている情報表示画面へと切り替える表示制御手段と、を有するように構成することによって前述した課題を解決する。
【0008】
上記の構成によれば、指示手段への指示がなされた時点において第一の表示手段に表示されている情報の全てが第二の表示手段に表示される。従って、デジタルカメラのユーザは、指示手段を操作するだけで、撮像素子で撮像されている画像がスルー画像として表示される第二の表示手段を常に注視している体勢のまま第一の表示手段に表示されている情報の全てを得ることができる。
【0009】
なお、上述した本発明に係るデジタルカメラにおいて、前記情報表示画面には、前記第一の表示手段での表示によって提示されるものよりも多くの前記デジタルカメラに関する情報が表現されているように構成することができる。
この構成によれば、第一の表示手段によって提供されるものよりも更に多くのデジタルカメラに関する情報をユーザに提供することができる。
【0010】
また、前述した本発明に係るデジタルカメラにおいて、前記表示制御手段は、前記情報表示画面を前記第二の表示手段に表示させるときには、前記スルー画像の該第二の表示手段での表示を中止させるように構成することができる。
この構成によれば、第二の表示手段でのスルー画像と情報表示画面との重畳表示が行われなくなるので、重畳表示による情報表示画面の視認性の低下が防止される。
【0011】
また、前述した本発明に係るデジタルカメラにおいて、前記指示手段による前記指示を、前記スルー画像の前記第二の表示手段での表示動作と前記情報表示画面の該第二の表示手段での表示動作との切り替えを示すものとするかあるいは該スルー画像の該第二の表示手段での表示動作と該第二の表示手段による表示動作の中止との切り替えを示すものとするかを選択する切替選択手段を更に有するように構成することができる。
【0012】
この構成によれば、指示手段の指示によって第二の表示手段の動作がどのように切り替わるのかを上述のように選択することができるようになる。
また、前述した本発明に係るデジタルカメラにおいて、前記指示手段は、前記スルー画像の前記第二の表示手段での表示動作の指示、前記情報表示画面の該第二の表示手段での表示動作の指示、または前記第二の表示手段による表示動作の中止の指示のうちのいずれかの指示を行うように構成することができる。
【0013】
この構成によれば、指示手段の指示によって、第二の表示手段の動作についての上述した3態様を切り替えることができる。
また、前述した本発明に係るデジタルカメラにおいて、前記第二の表示手段に前記情報表示画面が表示されているときに前記デジタルカメラに対して行われる前記撮影動作の設定内容についての変更の指示に応じ、該変更要求に係る設定項目についての設定内容を変更する設定変更手段を更に有し、前記表示制御手段は、前記第二の表示手段に表示させている前記情報表示画面を、前記設定変更手段によって変更された設定内容が表現されるように変更するように構成することができる。
【0014】
この構成によれば、ユーザは情報表示画面を参照しながら各種設定の変更を行うことができ、また、その変更が所望の通りになされたかどうかが情報表示画面を参照することで確認できるようになる。
また、前述した本発明に係るデジタルカメラにおいて、前記表示制御手段は、前記第二の表示手段の表示を前記情報表示画面へと切り替えたときには、該第二の表示手段での表示の輝度の設定を前記スルー画像が該第二の表示手段に表示されるときのものよりも低下させるように構成することができる。
【0015】
この構成によれば、第二の表示手段でスルー画像を表示させたときの視認性を低下させることなく、デジタルカメラの消費電力を低減させることができる。
【0018】
また、本発明の更なる別の態様のひとつであるデジタルカメラは、前記デジタルカメラに対して撮影動作を行う設定がなされているときに、前記撮像素子で撮像されている画像がスルー画像として表示される表示手段と、前記表示手段の表示の切り替えの指示を行う指示手段と、前記デジタルカメラに対して撮影動作を行う設定がなされているときに前記指示手段によって行われた指示に応じ、前記表示手段の表示を、該デジタルカメラに対してなされている撮影動作の設定状況を示す設定情報、及び該デジタルカメラの現在の動作の状態を示す状態情報が表現されている情報表示画面の表示へと切り替える表示制御手段と、を有し、前記表示制御手段は、前記表示手段の表示を前記情報表示画面へと切り替えたときには、該表示手段での表示の輝度の設定を前記スルー画像が該表示手段に表示されるときのものよりも低下させるように構成することによって前述した課題を解決する。
【0019】
この構成によれば、スルー画像が表示される表示手段に情報表示画面を表示させることによってデジタルカメラの動作に関する各種の情報をユーザに提示できるようになることに加え、スルー画像よりも視認性の良好な情報表示画面を表示手段に表示させたときのデジタルカメラの消費電力を低減させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明を実施するデジタルカメラの外観図である。
図1において、デジタルカメラ1の上面に配置されているコントロールパネル2はデジタルカメラ1に対してなされている撮影動作の設定状況を示す設定情報とデジタルカメラ1の現在の動作の状態を示す状態情報とが専ら表示される表示部であり、モノクロのLCDが用いられている。
【0021】
デジタルカメラ1の背面に配置されている画像モニタ3は、デジタルカメラ1内に設けられている撮像素子で撮像中の画像のスルー画像としての表示、及びデジタルカメラ1における画像データ記録媒体であるメモリカードに記録されたデータによって表現されている撮影済みの画像の再生表示を行うことを主な用途とする表示部であり、カラーのLCDが使用されている。また、画像モニタ3にはその表示面を明るく照らすバックライトが内部に備えられており、このバックライトを点灯させることによってデジタルカメラ1の周囲の明るさが暗い環境であってもユーザはその表示の内容を視認することができる。
【0022】
モニタ切替ボタン4は、画像モニタ3の表示動作の切り替えの指示を行うときにユーザによって操作されるボタンである。
十字キーボタン5は、画像モニタ3で各種の項目表示が行われているときの項目の選択の指示や表示項目の変更の指示を行うときにユーザによって操作されるボタンである。
【0023】
確定ボタン6は、ユーザからの指示の内容を確定させるときにユーザによって操作されるボタンである。
フラッシュボタン7は、フラッシュを使用して撮影を行う指示をデジタルカメラ1に与えるために操作されるボタンである。
【0024】
ジョグダイアル8は、十字キーボタン5と同様に、画像モニタ3で各種の項目表示が行われているときの項目の選択の指示や表示項目の変更の指示を行うときにユーザによって回転操作されるダイアルである。
図1に示すデジタルカメラ1にはこの他にもユーザからの指示をデジタルカメラ1に与えるために操作されるボタンが各種設けられているが、これらのボタンについての説明は省略する。
【0025】
次に図2について説明する。同図は図1に示したデジタルカメラ1の内部構成を示している。
図2においてコントロールパネル2及び画像モニタ3は図1に示したものと同一のものである。
【0026】
撮影レンズ11は、被写体像をCCD12の表面に結像させる。
CCD(Charge Coupled Device )12は、撮影レンズ11の作用によって結像された被写体像を光電変換して被写体像が表されている画像を表現している電気信号を出力する撮像素子である。
【0027】
A/D変換部13は、CCD12から出力されたアナログ信号である電気信号をデジタルデータである画像データに変換するアナログ−デジタル変換を行う。映像処理部14は、A/D変換部13から出力される画像データに対してホワイトバランスやγ補正等の補正処理を施す。
【0028】
圧縮/伸張処理部15は、デジタルカメラ1が撮影動作を行うときには映像処理部14から出力される画像データに対してのデータ圧縮処理を行い、デジタルカメラ1が再生動作を行うときにはメモリカード16から読み出される画像データに対してのデータ伸張処理を行う。この画像データの圧縮処理及び伸張処理では、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式による圧縮処理及び伸張処理等が行われる。
【0029】
メモリカード16は、画像データ等の各種データの記録を行う半導体記録媒体であり、デジタルカメラ1に対して着脱可能である。
画像表示処理部17は、デジタルカメラ1が撮影動作を行うときには映像処理部14から出力される画像データ、あるいは、デジタルカメラ1が再生動作を行うときには圧縮/伸張処理部15から読み出される画像データを加工・変換し、これらの画像データで表現されている画像を画像モニタ3に表示させる映像信号を生成して出力する処理をCPU18からの指示に従って行う。画像表示処理部17が映像処理部14より出力される画像データから映像信号を生成することによって画像モニタ3にスルー画像が表示される。
【0030】
CPU(Central Processing Unit )18は予め用意されている制御プログラムを実行することによってこのデジタルカメラ1全体の動作制御を行なう中央演算装置である。なお、この制御プログラムには後述する各種の処理をCPU18に行わせるためのプログラムが含まれており、この制御プログラムをCPU18が実行することによって後述する各種の処理がCPU18によって行えるようになる。
【0031】
操作入力部19はユーザによって操作されるスイッチ群の総称であり、CPU18は操作入力部19に対してユーザにより行なわれた操作に基づいてそのユーザからの指示を取得する。操作入力部19には、図1に示したモニタ切替ボタン4、十字キーボタン5、確定ボタン6、フラッシュボタン7等の各種のボタンへの操作に対応して状態が各々変化するボタンスイッチ、及びジョグダイアル8の回転操作を検出するロータリーエンコーダなどが含まれている。
【0032】
AE(Auto Exposure )処理部20は、自動露出調整のために、CPU18からの指示に従い、A/D変換部13から出力される画像データに基づいて被写体輝度を測定して適切な露出条件の設定を行うための情報をCPU18に与える。
情報表示処理部21は、CPU18からの指示に従い、ユーザに提示すべき各種の情報が示されている情報表示画面を画像モニタ3に表示させる映像信号を生成して出力する処理を行う。
【0033】
デジタルカメラ1はこれらの構成要素を備えて構成されている。
次に図3について説明する。同図は図1及び図2に示したコントロールパネル2の全表示パターンを示す図である。
図3において、31−1、31−2、31−3、及び31−4はフラッシュの動作についての設定状況をユーザに提示するための表示である。
【0034】
31−1は、その中央部に描かれている矢印のみを表示させたときには強制発光機能、すなわち被写体の明るさとは無関係に撮影指示に併せてフラッシュを強制的に発光させる機能を動作させる設定がなされていることを示し、その矢印と共にその周囲の丸形の図形を表示させたときには発光強制禁止、すなわち被写体の明るさとは無関係にフラッシュの発光を禁止する設定がなされていることを示している。
【0035】
31−2は赤目軽減発光機能、すなわち、撮影指示に応じ、デジタルカメラ1が撮影動作を行う前にフラッシュを発光させて撮影画像における被写体像である人物等の目の瞳孔部分が赤くなってしまうことを防止する機能を動作させる設定がなされていることを示すための表示である。
【0036】
31−3はスローシンクロ発光機能、すなわち、フラッシュ撮影時における背景部分の露出不足を軽減するために、シャッター速度を通常よりも遅くしてフラッシュ撮影を行う機能を動作させる設定がなされていることを示すための表示である。
【0037】
31−4はフラッシュ発光量補正、すなわちユーザからの指示によるフラッシュでの発光量の補正についての設定がなされていることを示すための表示である。
なお、デジタルカメラ1におけるフラッシュの動作としては、上述したものの他に、デジタルカメラ1自身が検出した被写体の明るさに基づいて自動的にフラッシュの発光を制御するオート発光機能が設けられている。
【0038】
32はスポット測光機能、すなわち、AE処理部20による露出検出の対象を、A/D変換部13から出力される画像データで表現されている画像における一部の領域、例えば画像の中央付近の領域の輝度に基づいて行う機能を動作させる設定がなされていることを示すための表示である。
【0039】
33はマクロ撮影機能、すなわち撮影レンズ11の合焦可能範囲を通常の範囲よりも近距離とする機能を動作させる設定がなされていることを示すための表示である。
34はマニュアルフォーカス設定表示、すなわち被写体像の合焦をユーザが手動で行う設定がなされていることを示すための表示である。
【0040】
35−1及び35−2は、撮影指示に関係する動作についての設定状況をユーザに提示するためのものである。
35−1は、連写機能、すなわち、操作入力部19に対する撮影指示を示す操作が継続している限り、デジタルカメラ1による静止画の撮影動作を繰り返し継続して行う機能を動作させる設定がなされていることを示すための表示である。
【0041】
35−2は、その左側の図形を表示させたときにはセルフタイマ撮影機能、すなわち撮影指示がなされてから所定時間が経過した後にデジタルカメラ1に撮影動作を行わせる機能を動作させる設定がなされていることを示し、その右側の図形を表示させたときにはリモコン撮影機能、すなわち、赤外線等を利用したリモコン操作によってデジタルカメラ1に撮影動作を行わせる機能を動作させる設定がなされていることを示している。
【0042】
36−1、36−2、36−3、36−4、36−5、及び36−6は撮影動作を行って画像データをメモリカード16に記録する場合における画像データの画質に関する設定状況をユーザに提示するためのものである。
36−1の「TIFF」表示は、圧縮/伸張処理部15による圧縮処理を施さずに画像データを記録する設定がなされていることを示すための表示である。
【0043】
36−2及び36−3は、圧縮/伸張処理部15による圧縮処理を施した画像データを記録する設定がなされていることを示すための表示であり、36−2の「SHQ」表示がなされているときよりも36−3の「HQ」表示がなされているときの方が高い圧縮率による圧縮処理が施される設定がなされていることを示す。
【0044】
36−4の「SQ1」表示及び36−5の「SQ2」表示は、36−3の「HQ」表示がなされているときよりも更に高い圧縮率による圧縮処理が圧縮/伸張処理部15によって画像データに対して施される設定がなされていることを示すものであり、メモリカード16に記録する画像データで表現される画像の画素数の設定に応じて36−4の「SQ1」表示または36−5の「SQ2」表示のいずれかが表示される。
【0045】
なお、36−3の「HQ」表示及び36−6の「SQ」表示は、動画の撮影動作をデジタルカメラ1で行わせる設定がなされているときには、メモリカード16に記録される動画像データの画質の設定に応じてそのいずれかが表示される。
37の「WB」表示は、ホワイトバランス設定表示、すなわち、ホワイトバランスに関する設定が自動で行わせる設定以外のものにされていることを示す表示である。
【0046】
38の「ISO」表示は、撮影動作時における画像の取得感度に関する設定が自動で行わせる設定以外のものにされていることを示す表示である。
39は、ユーザからの指示による露出補正についての設定がなされていることを示すための表示である。
【0047】
40の「BKT」表示はオートブラケット撮影機能、すなわち、撮影指示がなされる度に、1コマごとに露出の設定値を一定の割合で自動的に変化させて撮影を行う機能を動作させる設定がなされていることを示すためのものである。
41は、録音機能、すなわち撮影動作後にデジタルカメラ1の周囲の音を所定の時間だけ収音してデジタルデータに変換し、メモリカード16に記録させる機能を動作させる設定がなされていることを示すためのものである。
【0048】
コントロールパネル2での表示のうち以上までに説明したものは、デジタルカメラ1に対してなされている撮影動作の設定状況を示す設定情報をユーザに提示するためのものである。一方、これより説明する表示は、デジタルカメラ1の現在の動作の状態を示す状態情報をユーザに提示するためのものである。
【0049】
42は、デジタルカメラ1の電源である電池の残量を表示するためのものであり、その表示が電池の残量に応じて、42の電池の図形内部の棒を全て表示、その棒のうち下部のもののみ表示、点滅表示などと変化させて表示させる。
43は、メモリカード16において未記録である記録領域の容量に基づいて算出される、新たに記録可能な画像の枚数を表示するためのセグメント表示である。
【0050】
コントロールパネル2には以上の表示パターンが予め設けられている。
次に図4について説明する。同図は、図1及び図2に示した画像モニタ3において、ユーザからの指示に従って表示させる情報表示画面の画面例を示している。
【0051】
図4において、51はフラッシュの動作についての設定状況をユーザに提示するための画面部分であり、図2に示したコントロールパネル2の表示パターンにおける31−1、31−2、31−3、及び31−4の表示によるものと同等の設定情報、すなわち強制発光機能、発光強制禁止、赤目軽減発光機能、スローシンクロ発光機能、及びフラッシュ発光量補正に関する設定情報、更には前述したオート発光機能に関する設定情報をユーザに提示する。
【0052】
52はスポット測光機能を動作させる設定がなされていることを示すための画面部分であり、図2に示したコントロールパネル2の表示パターンにおける32の表示によるものと同等の情報をユーザに提示する。
53はマクロ撮影機能を動作させる設定がなされていることを示すための画面部分であり、図2に示したコントロールパネル2の表示パターンにおける33の表示によるものと同等の情報をユーザに提示する。
【0053】
54は被写体像の合焦動作に関する設定内容を示すための画面部分であり、合焦動作をデジタルカメラ1で自動的に行わせる設定がされているか、あるいはユーザが手動で行うようにする設定がされているかが示される。この画面部分は図2に示したコントロールパネル2の表示パターンにおける34のマニュアルフォーカス設定表示によるものと同等の情報をユーザに提示する。
【0054】
55は撮影指示に関係する動作についての設定状況をユーザに提示するための画面部分であり、図2に示したコントロールパネル2の表示パターンにおける35−1及び35−2の表示によるものと同等の設定情報、すなわち連写機能、セルフタイマ機能、及びリモコン撮影機能に関する設定情報をユーザに提示する。
【0055】
56は画像データをメモリカード16に記録する場合における画像データの画質に関する設定状況をユーザに提示するための画面部分であり、図2に示したコントロールパネル2の表示パターンにおける36−1、36−2、36−3、36−4、36−5、及び36−6の表示によるものと同等の画質設定情報をユーザに提示する。なお、この画面部分では、更にメモリカードに記録する画像データで表現される画像の画素数とその画像の縦横のサイズ比とについての設定情報をユーザに提示する。
【0056】
57はホワイトバランスについての設定状況をユーザに提示するための画面部分であり、図2に示したコントロールパネル2の表示パターンにおける37の表示によるものと同等の設定情報に加え、被写体を照らしている光源の種類に応じて予め設定されているホワイトバランスのプリセット値からの選択結果やユーザによって指示された補正値の設定内容もその画面部分に表示される。
【0057】
58は撮影動作時における画像の取得感度に関する設定状況をユーザに提示するための画面部分であり、図2に示したコントロールパネル2の表示パターンにおける38の表示によるものと同等の情報に加え、その感度を示す数値もその画面部分に表示される。
【0058】
59は、ユーザからの指示による露出補正についての設定状況をユーザに提示するための画面部分であり、図2に示したコントロールパネル2の表示パターンにおける39の表示によるものと同等の情報に加え、設定されている補正値もその画面部分に表示される。
【0059】
60はオートブラケット撮影機能を動作させる設定がなされていることを示すための画面部分であり、図2に示したコントロールパネル2の表示パターンにおける40の表示によるものと同等の情報をユーザに提示する。
61は録音機能を動作させる設定がなされていることを示すための画面部分であり、図2に示したコントロールパネル2の表示パターンにおける41の表示によるものと同等の情報をユーザに提示する。
【0060】
62はデジタルカメラ1の電源である電池の残量を表示するための画面部分であり、図2に示したコントロールパネル2の表示パターンにおける42の表示によるものと同等の情報をユーザに提示する。
63は、メモリカード16で新たに記録可能な画像の枚数を表示するための画面部分であり、図2に示したコントロールパネル2の表示パターンにおける43のセグメント表示によるものと同等の情報をユーザに提示する。
【0061】
以上のように、図4に示した情報表示画面にはコントロールパネル2での表示によって提示される各種の設定情報及び状態情報の全てが表現されている。従って、この情報表示画面を画像モニタ3に表示させることにより、ユーザは、デジタルカメラ1の上部に配置されているコントロールパネル2を見るためにカメラの構え若しくは自己の姿勢を大きく変化させるというような煩わしい動きを行うことなく、コントロールパネル2での表示によって提示されるものと同等の各種の設定情報及び状態情報を得ることができる。また、画像モニタ3はファインダと共にデジタルカメラ1の背面に配置されているので、ファインダで被写体像を観察しながら撮影を行うときであっても、ユーザが画像モニタ3に表示される情報提供画面を見ることは、コントロールパネル2の表示を見ることよりもはるかに容易である。
【0062】
更に、この情報表示画面には、これより説明する、コントロールパネル2では提示されない更なる設定情報及び状態情報が表現されている。
64は、現在の絞りの設定値を表示するための画面部分である。
65は、撮影動作を行うときの絞りやシャッター速度の設定をどのようにして行うかを示す撮影モードの設定状況を表示するための画面部分であり、例えばこの画面部分に「Program」なる文字が示されているときはこれらの設定をデジタルカメラ1が自動で行うプログラムモードが選択されていることがユーザに提示される。
【0063】
66は、現在のシャッター速度の設定値を表示するための画面部分である。
67は、撮影動作前に予め得られた測光値で露出を固定するAEロック機能によって露出が固定されている状態にあることを示すため、あるいはAE処理部20による露出検出の対象をA/D変換部13から出力される画像データで表現されている画像における複数の領域の輝度に基づいて行うマルチ測光機能を動作させる設定がなされていることを示すための画面部分である。ここで、マルチ測光機能に関する情報を提示する画面部分では、測光の対象として設定されている画像領域の位置を示す情報なども提示される。
【0064】
68−1、68−2、及び68−3は、撮影される画像の鮮鋭度(シャープネス)、明暗差(コントラスト)、及び彩度の設定値を表示するための画面部分である。
69は、デジタルカメラ1に現在装着されているメモリカード16の種類を表示するための画面部分である。
【0065】
70は、静止画の撮影を連続して行ったときや動画撮影を行ったときに映像処理部14が有している画像データの一時保持用のバッファメモリの使用状況を表示するための画面部分であり、その表示がバッファメモリの使用量に応じて、72の図形を全て表示、あるいはその図形のうち一部のみ表示などと変化させて表示させる。
【0066】
図4に示した情報表示画面が画像モニタ3に表示されることにより、以上の設定情報及び状態情報がユーザに提示される。
次に、画像モニタ3での表示動作を切り替えるための操作について、図5を参照しながら説明する。
【0067】
デジタルカメラ1には、その撮影動作に関して予めなされる設定のひとつにモニタモード設定というものが設けられている。このモニタモードの設定としては、「通常モード」または「情報表示モード」のいずれかが選択されて設定される。
【0068】
モニタモードの設定が「通常モード」に設定されているときには、図1に示したモニタ切替ボタン4を押下する度に、図5(a)に示すように、画像モニタ3によるスルー画像(同図右側の画面)の表示動作と画像モニタ3の表示動作の中止(同図左側の画面)との切り替えが行われる。一方、このモニタモードの設定が「情報表示モード」に設定されているときには、図1に示したモニタ切替ボタン4を押下する度に、図5(b)に示すように、画像モニタ3によるスルー画像(同図右側の画面)の表示動作と前述した情報表示画面(同図左側の画面)の表示動作との切り替えが行われる。このように、ユーザがモニタ切替ボタン4を操作することでデジタルカメラ1に対して指示を行うことにより、画像モニタ3での表示動作を切り替えることができる。
【0069】
なお、図5(a)及び図5(b)の各々右側の画面は、スルー画像と共に、絞り、シャッター速度、露出補正値等の現在の設定内容が重畳表示されている画面を示している。
ここで図6について説明する。同図は表示動作切替処理の処理内容を示すフローチャートである。この処理は、モニタ切替ボタン4に対する操作に応じて画像モニタ3での表示動作の切り替えを行う処理である。
【0070】
図6に示されている処理はCPU18によって行われる処理であり、デジタルカメラ1に対して撮影動作を行う設定がなされているときにモニタ切替ボタン4に対する押下操作がCPU18で検出されることによって開始される。
まず、S101において、画像モニタ3の現在の動作状態が調べられ、画像モニタ3でスルー画像の表示動作が行われているか否かが判定される。そして、この判定結果がYes、すなわち、スルー画像の表示動作が行われていると判定されたのであればS103に処理が進む。一方、この判定結果がNo、すなわちスルー画像の表示動作が行われていないと判定されたのであれば、S102において画像モニタ3によるスルー画像の表示動作を開始させる。具体的には、画像モニタ3への電力供給が行われていないときにはその供給を開始すると共に、画像表示処理部17を機能させて映像処理部14より出力される画像データから映像信号を生成させ、生成された映像信号を画像モニタ3へと出力させる。
【0071】
S102の処理を終えた後にはこの表示動作切替処理が終了し、CPU18は、操作入力部18に対する操作の有無を検出するための定常的な処理を再開させる。
S103では、前述したモニタモードの現在の設定状況が調べられ、モニタモードが情報表示モードに設定されているか否かが判定される。この判定結果がYes、すなわちモニタモードが情報表示モードに設定されていると判定されたのであれば、S104において、スルー画像の表示動作に代えて、画像モニタ3による図4に示した情報表示画面の表示動作を開始させる。具体的には、CPU18から情報表示処理部21に指示を与え、CPU18から渡されるデジタルカメラ1における各種の設定情報及び状態情報に基づいた情報表示画面を表現している映像信号を生成させ、生成された映像信号を画像モニタ3へと出力させる。
【0072】
一方、S103の判定処理の結果がNo、すなわちモニタモードが情報表示モードに設定されていると判定されたのであれば、モニタモードは通常表示モードに設定されているとみなせるので、S105においてスルー画像の表示動作を中止し、画像モニタ3への電力供給を中止させる。
【0073】
以上のS104若しくはS105の処理を終えた後にはこの表示動作切替処理が終了し、CPU18は、操作入力部18に対する操作の有無を検出するための定常的な処理を再開させる。
以上までの処理が表示動作切替処理である。この処理がCPU18によって行われることによって、図5に示したようなモニタ切替ボタン4に対する操作に応じた画像モニタ3での表示動作の切り替えが実現される。
【0074】
なお、モニタ切替ボタン4に対する操作に応じて画像モニタ3での表示動作の切り替えを行う手法として、上述したものの他に、モニタモードの設定を無くし、モニタ切替ボタン4の押下操作が検出される度に、スルー画像の表示動作制御処理(図6のS102に相当する処理)、情報表示画面の表示動作制御処理(図6のS104に相当する処理)、及び画像モニタ3の表示動作の中止制御処理(図6のS105に相当する処理)のいずれかの処理をCPU18がこの順に行うようにし、スルー画像の表示、情報表示画面の表示、画像モニタ3の表示動作の中止がモニタ切替ボタン4の操作に応じてサイクリックに切り替わるようにしてもよい。
【0075】
次に、デジタルカメラ1に対してなされている各種の設定を変更する処理について、2つの場合を説明する。
その第一の場合は、設定の変更のための専用のボタンが操作入力部19に用意されている場合である。ここではその一例として、フラッシュの動作の設定の変更の処理について説明する。フラッシュ動作設定変更処理の処理内容を示すフローチャートを図7に示す。
【0076】
図1に示すように、デジタルカメラ1にはフラッシュボタン7が設けられている。また、前述したように、このデジタルカメラ1でのフラッシュの動作についての設定としては、オート発光、強制発光、赤目軽減発光、スローシンクロ発光、及び発光強制禁止のいずれかの設定が可能である。図7に示した処理では、フラッシュボタン7が押下される度にこれらのフラッシュの動作についての設定がサイクリックに変更されるようにし、その変更された設定の内容がコントロールパネル2と画像モニタ3に表示されている情報表示画面とによってユーザに提示される。
【0077】
図7に示されている処理はCPU18によって行われる処理であり、デジタルカメラ1に対して撮影動作を行う設定がなされているときにフラッシュボタン7に対する押下操作がCPU18で検出されることによって開始される。
まず、S201において、フラッシュの動作についての設定内容が、それまでの設定内容に基づき、オート発光→強制発光→赤目軽減発光→スローシンクロ発光→発光強制禁止→オート発光→…の順に1つ遷移させて設定される。
【0078】
S202では、画像モニタ3の現在の状態が調べられる。この結果、画像モニタ3の動作が中止しているのであればS205に、画像モニタ3が情報表示画面の表示動作を行っているのであればS203に、また、画像モニタ3がスルー画像の表示動作を行っているのであればS204に、それぞれ処理が進む。
【0079】
S203では情報表示処理部21に指示が与えられ、画像モニタ3に表示されている情報表示画面におけるフラッシュの動作を提示している画面部分(図4における51の画面部分)の内容が、S201の処理によって変更された後の設定内容を示すように変更される。このS203の処理を終えた後にはS205に処理が進む。
【0080】
S204では情報表示処理部21に指示が与えられ、画像モニタ3に表示されているスルー画像に、S201の処理によって変更された後のフラッシュの動作の設定内容を示す図形を所定時間だけ重畳表示させる。この時間はユーザがこの図形を視認するのに十分な時間、例えば3秒間とする。このS204の処理を終えた後にはS205に処理が進む。
【0081】
S205では、コントロールパネル2の表示におけるフラッシュの動作の設定内容を示す表示(図3における31−1、31−2、及び31−3の表示)が、S201の処理によって変更された後の設定内容を示すように切り替えられる。S205の処理を終えた後にはこのフラッシュ動作設定変更処理が終了し、CPU18は、操作入力部18に対する操作の有無を検出するための定常的な処理を再開させる。
【0082】
以上までの処理がフラッシュ動作設定変更処理である。この処理がCPU18によって行われることによって、フラッシュボタン7が押下される度にフラッシュの動作についての設定がサイクリックに変更され、その変更された設定の内容がコントロールパネル2と画像モニタ3に表示されている情報表示画面とによってユーザに提示されるようになる。
【0083】
次に、デジタルカメラ1に対してなされている各種の設定を変更する処理の第二の場合について説明する。これは、設定の変更のための専用のボタンが操作入力部19に用意されておらず、汎用のボタンに対する操作によって各種の設定の変更を行う場合である。ここでは、画像モニタ3に表示されている情報表示画面を利用し、図1に示すデジタルカメラ1に設けられている十字キーボタン5及びジョグダイアル8に対する操作によって各種の設定の変更を行う処理を説明する。
【0084】
まず、情報表示画面を利用して設定の変更を行う方法について図8を参照しながら説明する。
情報表示画面が画像モニタ3に表示されているときに十字キーボタン5に対する押下操作が検出されると、情報表示画面には設定変更の対象とする項目を示すカーソルが表示され、操作されたキーボタンに対応する方向にカーソルが情報表示画面上を移動する。ここで、例えば前述したプログラムモードが設定されている場合の絞りの項目(図4における64)やシャッター速度の項目(図4における66)などのように、設定内容をユーザが変更できない項目については十字キーボタン5に対する押下操作に応じて移動させるカーソルをスキップして移動させるようにすると便利である。
【0085】
図8(a)はこのようにしてカーソルを移動させた結果、項目「ISO」の設定状況、すなわち撮影動作時における画像の取得感度に関する設定状況をユーザに提示するための画面部分(図4における58の画面部分)にカーソルが位置しており、この設定が変更の対象とされている状態にあることを示している。なお、同図においてはこのカーソルを「400」の白抜き文字の周囲のハッチングにより示しているが、対象項目を囲む枠、対象項目の文字の色彩の変更、対象項目の文字の点滅などの方法によりカーソルの位置を示すようにしてもよい。
【0086】
十字キーボタン5に対する操作によって情報表示画面における設定変更の対象とする項目にカーソルが位置したときにジョグダイアル8に対する回転操作が検出されると、その項目において設定することの可能な設定内容の一覧がポップアップメニューの形式で情報表示画面上に表示される。図8(b)はこのようにして設定項目「ISO」において設定可能な取得感度の一覧を示すポップアップメニューが情報表示画面上に表示された状態を示している。
【0087】
この後、更にジョグダイアル8に対する回転操作に応じてそのポップアップメニューに示されているもののうちのひとつが選択され、設定変更の対象とする項目がその選択された内容に変更される。その後、十字キーボタン5及びジョグダイアル8に対する操作が所定時間、例えば1秒間検出されない、あるいは十字キーボタン5に対する押下操作が改めて検出されると、そのポップアップメニューは閉じられる。
【0088】
以上のようにして情報表示画面を利用した設定の変更が行われる。
ここで図9について説明する。同図は設定変更処理の処理内容を示すフローチャートである。この処理は、図8を用いて説明した手法により、情報表示画面が画像モニタ3に表示されているときに十字キーボタン5及びジョグダイアル8に対する操作に応じてデジタルカメラ1に対してなされている各種の設定を変更する処理である。
【0089】
図9に示されている処理はCPU18によって行われる処理であり、画像モニタ3に情報表示画面が表示されると開始され、画像モニタ3での情報表示画面が中止されると直ちに終了する。
まず、S301において、十字キーボタン5に対する押下操作が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS302に、NoならばS306に、それぞれ処理が進む。
【0090】
S302では画像モニタ3に現在表示されている情報表示画面にポップアップメニューが表示されていれば情報表示処理部21に指示が与えられてポップアップメニューが閉じられる。
S303では情報表示処理部21に指示が与えられ、S301の処理によって押下操作が検出されたキーボタンに対応する方向へカーソルを移動させる。
【0091】
S304では移動させたカーソルが現在位置している項目がユーザによって設定内容を変更できるものであるか否かが判定され、この判定結果がNoのときにのみS303へ処理が戻ってカーソルを移動させる処理が繰り返される。
S305では情報表示処理部21に指示が与えられ、カーソルを情報表示画面上に表示させてカーソルが現在位置している項目を提示させる。この処理を終えた後にはS301へと処理が戻って上述した処理が繰り返される。
【0092】
S306ではジョグダイアル8に対する回転操作が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS307に、NoならばS309に、それぞれ処理が進む。
S307では情報表示処理部21に指示が与えられ、情報表示画面上でカーソルが現在位置している項目において設定することの可能な設定内容の一覧をポップアップメニューの形式で情報表示画面上に表示させる。
【0093】
S308ではS306の処理によって検出されたジョグダイアル8に対する回転操作に応じてポップアップメニューに表示されている設定内容のうちのひとつが選択され、情報表示画面上でカーソルが現在位置している項目についての設定内容がその選択されたものへと変更される。この処理を終えた後にはS306へと処理が戻って上述した処理が繰り返される。
【0094】
S309では、S301による十字キーボタン5に対する押下操作が未検出であり、且つS306によるジョグダイアル8に対する回転操作も未検出である時間が所定時間(例えば1秒間)継続したか否かが判定され、この判定結果がYesのときにのみS310において画像モニタ3に現在表示されている情報表示画面にポップアップメニューが表示されていれば情報表示処理部21に指示が与えられてポップアップメニューが閉じられる。
【0095】
このS309の判定結果がNo、またはS310の処理を終えた後にはS301へと処理が戻って上述した処理が繰り返される。
以上までの処理が設定変更処理である。この処理がCPU18によって行われることによって情報表示画面を利用した設定の変更がこのデジタルカメラ1で行えるようになる。
【0096】
なお、前述した情報表示画面を利用した設定の変更においては、ジョグダイアル8に対する回転操作が検出されるとその項目において設定することの可能な設定内容の一覧がポップアップメニューの形式で情報表示画面上に表示されるようにしていたが、ジョグダイアル8に対する回転操作に応じ、ポップアップメニュー形式による表示を行うことなくその設定内容を直接に変更するようにしてもよい。
【0097】
次に、前述した画像モニタ3での表示動作の切り替え手法の変形例を説明する。
前述した画像モニタ3での表示動作の切り替えでは、モニタモードが通常モードに設定されているときにはスルー画像の表示と画像モニタ3の表示動作の中止との切り替えがモニタ切替ボタン4に対する押下操作によって行えるようにしていた。これに対し、これより説明する画像モニタ3での表示動作の切り替えでは、モニタモードが通常モードに設定されている場合でも、デジタルカメラ1の周囲の明るさが所定の明るさよりも暗くなったときには、モニタ切替ボタン4に対する押下操作によって画像モニタ3での表示がスルー画像と情報表示画面とで切り替わるようにする。こうすることにより、デジタルカメラ1の周囲が暗くなったためにコントロールパネル2での表示を視認することが困難となってしまった場合でも、ユーザはモニタモードの設定変更を行うことなく画像モニタ3に表示される情報表示画面から各種の設定情報及び状態情報を得ることができるようになる。
【0098】
更に、デジタルカメラ1の周囲が暗いときには画像モニタの視認性は向上するので、画像モニタ3に情報表示画面を表示させるときにはスルー画像を表示させるときよりも画像モニタ3での表示の輝度を低下させる。画像モニタ3での表示の輝度を低下させるためには、画像モニタ3へ供給される電力、具体的には画像モニタ3の表示面を照らすために画像モニタ3に備えられているバックライトへの印加電力を低下させる。こうすることにより、デジタルカメラ1の電力消費量が低減するので電池を電源とするデジタルカメラ1の使用可能時間を長くすることができる。
【0099】
ここで図10について説明する。同図は上述した手法をデジタルカメラ1で実現させるためにCPU18で行われる、デジタルカメラ1の周囲の明るさに基づいた表示動作切替処理の処理内容を示すフローチャートである。
図10に示す処理は、モニタモードが通常モードに設定されている場合に図6に示した処理に代えて行われる処理であり、デジタルカメラ1に対して撮影動作を行う設定がなされているときにモニタ切替ボタン4に対する押下操作がCPU18で検出されることによって開始される。
【0100】
まず、S401において、画像モニタ3の現在の動作状態が調べられ、画像モニタ3でスルー画像の表示動作が行われているか否かが判定される。そして、この判定結果がYesならばS404に、NoならばS402にそれぞれ処理が進む。
【0101】
S402では画像モニタ3への電力を通常の電力として電力供給を開始させて画像モニタ3を駆動し、続くS403において画像モニタ3によるスルー画像の表示動作を開始させる。この処理を終えた後にはこの表示動作切替処理が終了し、CPU18は、操作入力部18に対する操作の有無を検出するための定常的な処理を再開させる。
【0102】
S404ではAE処理部20に指示を与え、CCD12によって取得された画像が表現されている画像データからその画像の輝度を検出させる。この検出された輝度をデジタルカメラ1の周囲の明るさを示す値とみなし、この輝度が所定の値よりも低いか否かが判定される。この判定の結果がYes、すなわちデジタルカメラ1の周囲の明るさが所定の明るさよりも暗いとみなされたときにはS405に処理が進む。一方、この判定の結果がNo、すなわちデジタルカメラ1の周囲の明るさが所定の明るさよりも明るいとみなされたときにはS407に処理が進む。
【0103】
S405では画像モニタ3への電力を通常よりも低い電力へと低下させ、続くS406において、スルー画像の表示動作に代えて、画像モニタ3による情報表示画面の表示動作を開始させる。この処理を終えた後にはこの表示動作切替処理が終了し、CPU18は、操作入力部18に対する操作の有無を検出するための定常的な処理を再開させる。
【0104】
S407ではスルー画像の表示動作を中止し、画像モニタ3への電力供給を中止させる。この処理を終えた後にはこの表示動作切替処理が終了し、CPU18は、操作入力部18に対する操作の有無を検出するための定常的な処理を再開させる。なお、S404では、周囲の明るさを画像データから検出したが、専用の測光センサーを備えている場合は、そのセンサー出力から検出しても当然良い。
【0105】
以上までの処理がデジタルカメラ1の周囲の明るさに基づいた表示動作切替処理である。この処理をCPU18が行うことにより、前述した画像モニタ3での表示動作の切り替えが実現される。
なお、画像モニタ3で表示させたときの情報表示画面の視認性はスルー画像よりも概ね良好であることを踏まえ、図5及び図6を用いて説明した画像モニタ3での表示動作の切り替えの手法において、図6のS102の処理の直前に図10のS402の処理を挿入すると共に図6のS104の処理の直前に図10のS405の処理を挿入するようにして、画像モニタ3に情報表示画面を表示させるときにはスルー画像を表示させるときよりも画像モニタ3での表示の輝度を低下させるようにすることも可能である。こうすることによりデジタルカメラ1の電力消費量が低減するので電池を電源とするデジタルカメラ1の使用可能時間が長くなり、有益である。
【0106】
その他、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、種々の改良・変更が可能である。
【0107】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係るデジタルカメラは、該デジタルカメラに対してなされている撮影動作の設定状況を示す設定情報、及び該デジタルカメラの現在の動作の状態を示す状態情報が表示される第一の表示手段と、該デジタルカメラに対して撮影動作を行う設定がなされているときに撮像素子で撮像されている画像がスルー画像として表示される第二の表示手段と、該第二の表示手段での表示動作の切り替えの指示を行う指示手段とを有し、該デジタルカメラに対して撮影動作を行う設定がなされているときに該指示手段によって行われた指示に応じ、該第二の表示手段の表示を、該指示の時点における該第一の表示手段での表示によって提示されている情報の全てが1枚の画面で表現されている情報表示画面へと切り替えるように構成する。
【0108】
こうすることにより、デジタルカメラのユーザは、指示手段を操作するだけで、スルー画像として表示される第二の表示手段を常に注視している体勢のまま第一の表示手段に表示されている情報の全てを得ることができるという効果を奏する。
【0111】
あるいは、本発明に係るデジタルカメラは、該デジタルカメラに対して撮影動作を行う設定がなされているときに、撮像素子で撮像されている画像がスルー画像として表示される表示手段と、該表示手段の表示の切り替えの指示を行う指示手段とを有し、該デジタルカメラに対して撮影動作を行う設定がなされているときに該指示手段によって行われた指示に応じ、該表示手段の表示を、該デジタルカメラに対してなされている撮影動作の設定状況を示す設定情報、及び該デジタルカメラの現在の動作の状態を示す状態情報が表現されている情報表示画面の表示へと切り替え、該表示手段の表示を該情報表示画面へと切り替えたときには、該表示手段での表示の輝度の設定を該スルー画像が該表示手段に表示されるときのものよりも低下させるように構成する。
【0112】
こうすることにより、スルー画像が表示される表示手段に情報表示画面を表示させることによってデジタルカメラの動作に関する各種の情報をユーザに提示できるようになることに加え、スルー画像よりも視認性の良好な情報表示画面を表示手段に表示させたときのデジタルカメラの消費電力を低減させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するデジタルカメラの外観図である。
【図2】図1に示したデジタルカメラの内部構成を示す図である。
【図3】コントロールパネルの全表示パターンを示す図である。
【図4】情報表示画面の画面例を示す図である。
【図5】画像モニタの表示動作の切り替えを説明する図である。
【図6】表示動作切替処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図7】フラッシュ動作設定変更処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図8】情報表示画面を利用した設定の変更を説明する図である。
【図9】設定変更処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図10】デジタルカメラの周囲の明るさに基づいた表示動作切替処理の処理内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ
2 コントロールパネル
3 画像モニタ
4 モニタ切替ボタン
5 十字キーボタン
6 確定ボタン
7 フラッシュボタン
8 ジョグダイアル
11 撮影レンズ
12 CCD
13 A/D変換部
14 映像処理部
15 圧縮/伸張処理部
16 メモリカード
17 画像表示処理部
18 CPU
19 操作入力部
20 AE処理部
21 情報表示処理部
Claims (8)
- 撮像素子によって撮像される画像をデジタルデータに変換して該デジタルデータを記録するデジタルカメラであって、
前記デジタルカメラに対してなされている撮影動作の設定状況を示す設定情報、及び該デジタルカメラの現在の動作の状態を示す状態情報が表示される第一の表示手段と、
前記デジタルカメラに対して撮影動作を行う設定がなされているときに、前記撮像素子で撮像されている画像がスルー画像として表示される第二の表示手段と、
前記第二の表示手段での表示動作の切り替えの指示を行う指示手段と、
前記デジタルカメラに対して撮影動作を行う設定がなされているときに前記指示手段によって行われた指示に応じ、前記第二の表示手段の表示を、該指示の時点における前記第一の表示手段での表示によって提示されている情報の全てが1枚の画面で表現されている情報表示画面へと切り替える表示制御手段と、
を有することを特徴とするデジタルカメラ。 - 前記情報表示画面には、前記第一の表示手段での表示によって提示されるものよりも多くの前記デジタルカメラに関する情報が表現されていることを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
- 前記表示制御手段は、前記情報表示画面を前記第二の表示手段に表示させるときには、前記スルー画像の該第二の表示手段での表示を中止させることを特徴とする請求項1または2に記載のデジタルカメラ。
- 前記指示手段による前記指示を、前記スルー画像の前記第二の表示手段での表示動作と前記情報表示画面の該第二の表示手段での表示動作との切り替えを示すものとするかあるいは該スルー画像の該第二の表示手段での表示動作と該第二の表示手段による表示動作の中止との切り替えを示すものとするかを選択する切替選択手段を更に有することを特徴とする請求項1から3までのうちのいずれか一項に記載のデジタルカメラ。
- 前記指示手段は、前記スルー画像の前記第二の表示手段での表示動作の指示、前記情報表示画面の該第二の表示手段での表示動作の指示、または前記第二の表示手段による表示動作の中止の指示のうちのいずれかの指示を行うことを特徴とする請求項1から3までのうちのいずれか一項に記載のデジタルカメラ。
- 前記第二の表示手段に前記情報表示画面が表示されているときに前記デジタルカメラに対して行われる前記撮影動作の設定内容についての変更の指示に応じ、該変更要求に係る設定項目についての設定内容を変更する設定変更手段を更に有し、
前記表示制御手段は、前記第二の表示手段に表示させている前記情報表示画面を、前記設定変更手段によって変更された設定内容が表現されるように変更する、
ことを特徴とする請求項1から4までのうちのいずれか一項に記載のデジタルカメラ。 - 前記表示制御手段は、前記第二の表示手段の表示を前記情報表示画面へと切り替えたときには、該第二の表示手段での表示の輝度の設定を前記スルー画像が該第二の表示手段に表示されるときのものよりも低下させることを特徴とする請求項1から6までのうちのいずれか一項に記載のデジタルカメラ。
- 撮像素子によって撮像される画像をデジタルデータに変換して該デジタルデータを記録するデジタルカメラであって、
前記デジタルカメラに対して撮影動作を行う設定がなされているときに、前記撮像素子で撮像されている画像がスルー画像として表示される表示手段と、
前記表示手段の表示の切り替えの指示を行う指示手段と、
前記デジタルカメラに対して撮影動作を行う設定がなされているときに前記指示手段によって行われた指示に応じ、前記表示手段の表示を、該デジタルカメラに対してなされている撮影動作の設定状況を示す設定情報、及び該デジタルカメラの現在の動作の状態を示す状態情報が表現されている情報表示画面の表示へと切り替える表示制御手段と、
を有し、
前記表示制御手段は、前記表示手段の表示を前記情報表示画面へと切り替えたときには、該表示手段での表示の輝度の設定を前記スルー画像が該表示手段に表示されるときのものよりも低下させる、
ことを特徴とするデジタルカメラ。
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