JP4121725B2 - 携帯型視聴装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、テレビの視聴等が行える携帯型視聴装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、携帯型のテレビジョン受信装置が提供されており、かかる装置は内蔵の小型チューナによって地上波アナログ放送を受信し、液晶表示パネルに受信映像を映し出すようになっている。また、近年においては、MPEG4(Moving Picture Experts Group4)に基づいた符号化映像データをメモリカードに記録し、このメモリカードを携帯型視聴装置のスロットに装填することにより、外出先でも録画映像を楽しむことができるようになっている。MPEG4に基づいた符号化映像データは、通常のテレビジョン放送による受信映像やハンディカメラで撮像した映像をMPEG4エンコーダに通すことで得たり、或いは、インターネットを利用してダウンロードすることで得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように、映像の符号化技術の高度化や機器の小型化によって、外出先でも手軽に映像を楽しむことができるようになっているが、更に、使い勝手に優れた携帯型視聴装置が求められている。
【0004】
この発明は、上記の事情に鑑み、使い勝手に優れた携帯型視聴装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の携帯型視聴装置は、上記の課題を解決するために、地上波ディジタル放送を受信して符号化映像・音声データを取得するチューナと、符号化映像・音声データをメモリカード又は内蔵メモリに格納する手段と、符号化映像・音声データをメモリカード又は内蔵メモリから読み出す手段と、メモリカードから読み出した符号化映像・音声データ及びチューナからの符号化映像・音声データをデコードしてディスプレイ上に映像表示するとともに音声出力する手段と、符号化映像・音声データをメモリカードに格納中にその残量が所定量以下となり又は残量が無くなったときに、メモリカードの交換を促す報知を行う手段と、報知後に前記メモリカードが装着状態であるとき、装着状態のメモリカードへの格納進行中の状態にある現ファイルの中で先に記録した部分から削除していき、新たに受け取る符号化映像・音声データの格納領域を確保することを特徴とする。
【0008】
さらに、この発明の携帯型視聴装置は、メモリカードに格納するファイルに優先度を与え、優先度の低い既存ファイルから削除する優先度対応削除モードを併存させ、この優先度対応削除モードと、現ファイル内削除モードとの択一的許可或いは両者許可が行えるように構成されていてもよい。優先度対応削除モードが許可されており、現ファイル内削除モードが許可されていない場合、現ファイルに与えられた優先度よりも低い既存ファイルを削除していくようにしてもよい。優先度対応削除モードが許可されており、更に現ファイル内削除モードが許可されている場合、現ファイルに与えられた優先度よりも低い既存ファイルを削除していき、削除する既存ファイルが無くなって追記できなくなると、現ファイル内削除モードを実行するようにしてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図1乃至図5に基づいて説明する。
【0012】
図1及び図2に示すように、据置型周辺装置1とこの実施形態の携帯型視聴装置2とによって放送視聴システムが構成される。このシステムでは、据置型周辺装置1がアナログ放送を受信し、この受信した放送をエンコードして得た符号化映像・音声データをスロット101に差し込まれたメモリカード3(例えば、コンパクトフラッシュカード(商標)やマルチメディアカード(商標)等)に格納する。据置型周辺装置1の本体部1aは縦長にデザインされており、その下部には脚部1bを有し、転倒防止が図られている。また、据置型周辺装置1には電源ボタン及び視聴に関する操作ボタン(プレイ/ポーズ、ストップ、送り)は設けられているが、チャンネル選択のための操作ボタン類は設けられていない。そして、据置型周辺装置1の本体部1aにおける手前側には、収容凹部1cが形成されており、この収容凹部1cに携帯型視聴装置2を差し込んで装着することができる。この装着状態で携帯型視聴装置2は据置型周辺装置1から充電を受けるようになっている。
【0013】
携帯型視聴装置2は、略方形状で偏平な形状を有しており、電池駆動される構成となっている。携帯型視聴装置2は、チューナー230によって地上波ディジタル放送を受信し、映像を液晶表示パネル202上に映し出すとともに、音声をイヤホン203から出力する。また、スロット201に差し込まれたメモリカード3から符号化映像・音声データを読み出し、映像を液晶表示パネル202上に映し出すとともに、音声をイヤホン203から出力する。液晶表示パネル202上にはタッチパネル211が貼られており、タッチペン等によってパネル操作を行って所望の指示を与えることができる。なお、視聴に関する操作ボタン(プレイ/ポーズ、ストップ、送り、音量等)については、筐体部に設けている。
【0014】
以下、これら据置型周辺装置1と携帯型視聴装置2の回路構成を、図3に基づいて詳しく説明していく。
【0015】
まず、据置型周辺装置1について説明していく。チューナ102は、アナログ放送を受信し、この放送受信信号を出力する。チューナ102の起動指令や任意の放送を受信するための選局情報(チャンネル情報)は、I/O(インプット/アウトプット)回路103及びシステムバス104を介してCPU110から与えられる。CPU110は、ユーザによる選局指令情報(指定チャンネル情報、指定時間情報など)を、システムバス104、PCMCIAインターフェイス105、及びスロット101を介して前記メモリカード3から受け取る。スイッチ106は、前記放送受信信号を入力する入力部と外部信号を入力する入力部とを有し、いずれかの信号を選択してA/D変換回路107に供給する。
【0016】
A/D変換回路107は、アナログ信号をディジタル信号に変換してMPEG4(Moving Picture Experts Group4)エンコーダ108に供給する。MPEG4エンコーダ108は、MPEG4に従い、例えば、映像中の背景や背景中の人物を各々オブジェクトとして個別に記述し、この任意形状の各オブジェクトを取り扱うために形状情報を付加すると共にMPEG2と同様にDCT処理や動きベクトル処理等を行ってビデオパケットを生成し、これを連続させたビットストリームを出力する。音声についても所定の符号化を行い、この音声符号化データを上記ビットストリームに組み込む。SDRAM109は、MPEG4エンコーダ108の上記処理において利用される。
【0017】
MPEG4エンコーダ108が出力したビットストリーム(符号化映像・音声データ)は、システムバス104、PCMCIAインターフェイス105、及びスロット101を介して前記メモリカード3に格納される。
【0018】
スロット101及びPCMCIAインターフェイス105のセットは、二組設けられている。スロット101には、上記メモリカード3の他、PHSデータカード4等を装着することができる。
【0019】
充電回路113は、商用電源からの交流を直流化する回路等を有して成り、図1に示すごとく携帯型視聴装置2が据置型周辺装置1に装着されたとき、図示しない充電端子部を介して携帯型視聴装置2への充電電力供給を行う。
【0020】
CPU110は、上述したチューナ102の動作制御やMPEG4エンコーダ108の出力をメモリカード3に格納する処理(録画処理)を行う他、スロット101にPHSデータカード4が装着された場合のデータ送受信、このデータに基づく各機能部の制御、FlashROM111やDRAM112のリード/ライト制御なども行うようになっている。
【0021】
次に、携帯型視聴装置2を説明していく。メモリカード3に格納されているMPEG4ビットストリームデータ(符号化映像・音声データ)は、PCMCIAインターフェイス220、及びシステムバス213を経てMPEG4デコーダ204に供給される。地上波ディジタル放送を受信するチューナ230は、この地上波ディジタル放送で放送されるMPEG4のビットストリームデータを取り出し、MPEG4デコーダ204に与えたり、メモリカード3やSDRAM219への記録のためにシステムバス213に供給したりする。MPEG4デコーダ204は、ビットストリームデータを復号して量子化係数や動きベクトルを求め、逆DCT変換や動きベクトルに基づく動き補償制御などを行うことによって得た映像データをグラフィックスコントローラ205に供給する。グラフィックスコントローラ205は映像データ(例えば、R,G,Bデータ)に対して色調整等の処理を施す。また、グラフィックスコントローラ205は、CPU209から出力指示された文字等(操作ボタン、メニュー画面、地上波ディジタル放送から取得した番組情報によるEPG画面等)を液晶表示パネル202に表示する処理も行う。オーディオデコーダ206は、ビットストリーム中の音声符号データをMPEG4デコーダ204から受け取り、復号して音声データを生成する。SDRAM210は、MPEG4デコーダ204の上記処理において利用される。
【0022】
LCDコントローラ207は、グラフィックスコントローラ205から供給された映像データに基づいて液晶表示パネル202を駆動する。D/A変換器208は、オーディオデコーダ206から出力された音声データを受け取ってD/A変換を行い、右(R)音のアナログ信号および左(L)音のアナログ信号を生成してイヤホン203に与える。
【0023】
タッチパネル211に対する操作情報は、専用インターフェイス212、及びシステムバス213を介してCPU209に与えられる。CPU209は上記操作情報と液晶表示パネル202上の操作ボタン等の表示との対応によって指令内容を把握して必要な処理を実行する。
【0024】
本体キー214は先述した視聴に関する操作ボタン(プレイ/ポーズ、ストップ、送り)に相当する。この本体キー214に対する操作情報は、インターフェイス215、及びシステムバス213を介してCPU209に与えられる。CPU209は上記操作情報に基づいて必要な処理を実行する。
【0025】
また、無線ネットワークを可能にするために、通信ブロック216及びインターフェイス(例えば、Bluetooth (商標)など)217が設けられている。更に、FlashROM218やSDRAM219も備える。電池221は二次電池であり、据置型周辺装置1から電力の供給を得てこれを蓄える。携帯電話部231は、通常の電話のために用いることとしている。
【0026】
CPU209は、無線ネットワークのための処理、スロット201にPHSデータカード4が装着された場合のデータ送受信、受信データに基づく各機能部の制御、FlashROM218やSDRAM219のリード/ライト制御なども行うようになっている。更に、ユーザがタッチパネル211等を用いて受信番組指定(チャンネル及び時刻指定)を行ったときには、その情報をメモリカード3に格納する処理を行うようになっている。
【0027】
図4は携帯型視聴装置2における受信番組録画処理(受信番組の符号化映像・音声データをスロット201に装着されているメモリカード3に記録する処理)を示したフローチャートである。CPU209は番組をメモリカード3に録画する処理中において、メモリカード3の残量を検出している(ステップS1)。メモリカード3に残量がない場合又は残りが少ない場合は(ステップS2でYES)、アラームにて報知し(ステップS3)、ユーザにメモリカード3の交換を促す。そして、スロット201に装填してあるメモリカード3が外されたかどうかを判断する(ステップS4)。メモリカード3が外されていない場合には(ステップS4でNO)、メモリカード3に記録されたファイルの削除が必要であるかどうかを判断する(ステップS5)。最初にこのステップS5にきたときには、メモリカード3に残量がない場合又は残りが少ない場合であるので、ファイルの削除が必要であるとの判断がなされることになる。ファイルの削除が必要である場合には、優先度の低いファイルをメモリカード3から削除し(ステップS6)、録画処理を続行し、メモリカードの残量を検出する。ファイルの削除が不要である場合はそのまま録画処理を続行し、メモリカードの残量を検出する。
【0028】
ステップS4でメモリカードが外されたと判断した場合には、受信番組の符号化映像・音声データを内蔵メモリ(例えば、SDRAM219)へ一時的に記録する(ステップS7)。そして、メモリカード3の交換が完了したかどうかを判断し(ステップS8)、メモリカード3の交換が完了していない場合には内蔵メモリへの記録を続ける(ステップS7)。メモリカード3の交換が完了した場合には、内蔵メモリの符号化映像・音声データをメモリカードへ転送し(ステップS9)、新たに受け取る符号化映像・音声データを交換後のメモリカード3に記録する(ステップS10)。そして、録画が終了したかどうかを判断し(ステップS11)、終了していない場合には、ステップS1に進み、終了した場合には、処理を終了する。
【0029】
このように、番組の録画中にメモリカード3が残量不足になったことを前記アラーム報知によってユーザが知ることができ、メモリカード3の交換を迅速に行うことができることになる。報知の形態としては、アラーム(電子音)による報知の他、警告ランプによる報知、警告メッセージを画面表示することによる報知、予め登録したユーザの携帯電話にメール等で通知することによる報知などがある。そして、アラーム後で未だメモリカード3の交換がなされないときには、メモリカード3の既存ファイルの中で優先度が低いファイルを削除するようにしたので、受信番組の符号化映像・音声データの格納領域をしばらくは確保できることになる。そして、メモリカード3がスロット201から外されたときは、受信番組の符号化映像・音声データを内蔵メモリに格納するので、当該データの不記録といった事態は招来せず、メモリカード3の交換後には、内蔵メモリ内の符号化映像・音声データはメモリカード3に転送され、新たに受け取る符号化映像・音声データも続けてメモリカード3に格納されていくことになる。
【0030】
前記ファイルの優先度について説明すると、例えば、特に指定のない記録においては、そのファイルは優先度”低”が与えられ、何からの指定があるときの記録においては、優先度”高”が与えられる。なお、記録を「ループ録画」と「通常録画」といった区分けで取り扱い、ファイルには「ループ録画」又は「通常録画」のラベルを貼り付けることとし、「ループ録画」は優先度”低”、「通常録画」は優先度”高”とすることもできる。そして、「通常録画」のみがメモリカード3に残っている場合には、ファイル削除は実行しないといった処理をとることもできる。「ループ録画」とするか或いは「通常録画」とするかは、録画に際してユーザ設定を受けることとし、ユーザ設定がなされない場合にはデフォルトで「ループ録画」のラベルを貼るようにしてもよい。また、録画後にファイルのプロパティを見てラベルの貼り替えが行えるようにしてもよい。また、上述した既存ファイル削除は行わないで、アラーム報知後及びメモリカード3の交換中において、新たに受け取る符号化映像・音声データを内蔵メモリに格納するようにしてもよい。
【0031】
ところで、ファイル形式として、インデックス形式のファイル(indexFile)で録画コンテンツ1 本全体を管理することで、録画可能な領域が確保できなかった場合、自らの録画先頭部分を取り潰しながら、録画を継続するようにしてもよい。そして、これとは別に他の録画コンテンツの重要度判定のためのファイルもある。Indexにしなくても他のファイルを消しながらの録画はできる。すなわち、装着状態のメモリカード3への格納進行中の状態にある現ファイル(indexFile)の中で先に記録した部分から削除していき、新たに受け取る符号化映像・音声データの格納領域を確保するようにしてもよい(Loop録画許可)。このモードの許可は後述する優先度判定に基づいて許可/不許可が変更されるようにしてもよい。また、メモリカード3に格納するファイルに優先度を与え、優先度の低い既存ファイルから削除する優先度対応削除モード(重要度判定許可)を併存させ、この優先度対応削除モードと、現ファイル内削除モードとの択一的許可或いは両者許可が行えるように構成されていてもよい。現ファイル内削除モード(Loop録画許可)は上記優先度判定に関連して許可/不許可が変更されるようにしてもよい。また、優先度対応削除モードが許可されており、現ファイル内削除モードが許可されていない場合、現ファイルに与えられた優先度よりも低い既存ファイルを削除していくようにしてもよい。また、優先度対応削除モードが許可されており、更に現ファイル内削除モードが許可されている場合、現ファイルに与えられた優先度よりも低い既存ファイルを削除していき、削除する既存ファイルが無くなって追記できなくなると、現ファイル内削除モードを実行するようにしてもよい。
【0032】
上記のインデックスファイルは、図5に示すようなファイル構造を有する。このインデックスファイルについて以下に簡単に説明する。
【0033】
indexFile
CodeTop // 先頭の有効データファイル
CodeEnd // 最終の有効データファイル
CodeTime // 録画時間と単位時間(この例は5min.)とCode数N
FormatHeader // 記録形式(Code1〜N共通)などが指定されている。
Code1 // たとえば5 分程度のMPEG録画ファイル
Code2 // たとえば5 分程度のMPEG録画ファイル
Code3
・・・
CodeN // たとえば5 分程度のMPEG録画ファイル
Code1
[Header、Data]
[Header、Data]
[Header、Data]
・・・
[Header、Data]
CodeN
[Header、Data]
[Header、Data]
[Header、Data]
・・・
[Header、Data]
【0034】
通常はCode1から撮り始めて、新たなCode領域(CodeN+1)を追加できなくなったら、CodeNで終わることとする。CodeTopはCode1、CodeEndはCodeNとなる。
【0035】
Loop録画が許可されておらず、重要度判定許可がされていれば、自身ファイル(現ファイル)より重要度の低い(重要度に応じてLoop録画許可判定を行ってもよい)既存ファイルを削除して、新たなCode領域(CodeN+1)を追加していく。追加できなくなったら終了する。
【0036】
Loop録画が許可されていて、録画中に新たなCode領域(CodeN+1)を追加できなくなったら、CodeTopをCode2に変更し、CodeEndをCode1として録画を継続する。
【0037】
Loop録画が許可されていて、さらに重要度判定許可がされていれば、自身ファイル(現ファイル)より重要度の低い(重要度に応じてLoop録画許可判定を行ってもよい)既存ファイルを削除して、新たなCode領域(CodeN+1)を追加していく。追加できなくなったら、CodeTopをCode2に変更し、CodeEndをCode1として録画を継続する。
【0038】
上記のインデックスファイルを取り出す(別の機器への出力や別の記録媒体への書込等)ときには、インデックス形式ではなく、1本の連続した録画ファイルに変換して出力するようにすればよい。
【0039】
なお、スロット201にPHSデータカード4を装着することで、電子メールやインターネットを利用したページ閲覧等が行えるようになっている。従って、かかる携帯型視聴装置をテレビ視聴や映像再生機として使う他に、ネット端末として利用できる。また、据置型周辺装置1にも携帯型視聴装置2に設けてある通信ブロック216及びインターフェイス(例えば、Bluetooth (商標)など)217と同規格の通信ブロック及びインターフェイスを設け、据置型周辺装置1と携帯型視聴装置2との間で無線ネットワークが行えるようにしてもよい。これによれば、携帯型視聴装置2から選局情報を無線ネットワークで据置型周辺装置1に与えることもできる。また、このような無線ネットワークによって、据置型周辺装置1からMPEG4によるビットストリームデータを携帯型視聴装置2に送信することができ、これによれば、携帯型視聴装置2を用いて現在放送中のアナログ放送の映像をリアルタイムで視ることができる。なお、据置型周辺装置1と携帯型視聴装置2とを有線ネットワークによって接続することとし、上記と同様に選局情報やビットストリームデータの送出を行うこととしてもよい。また、据置型周辺装置1からMPEG4によるビットストリームデータを携帯型視聴装置2に送ることに代えて、据置型周辺装置1からコンポジット映像信号(コンポーネント映像信号でもよい)をAV端子(或いは、S端子やD端子など)経由で携帯型視聴装置2に送出するようにしてもよい。
【0040】
据置型周辺装置1の収容凹部1cに携帯型視聴装置2を装着した状態で放送をリアルタイムに視聴することとし、図1に示したごとく、携帯型視聴装置2の操作ボタンが据置型周辺装置1によって隠されるとする場合は、据置型周辺装置1には当該操作ボタンと同じように操作ボタンを配することとし、この据置型周辺装置1側で携帯型視聴装置2を操作することができるようにしてもよい。据置型周辺装置1の操作ボタンに対する操作情報は、無線ネットワークや有線又は有線ネットワークを用いて携帯型視聴装置2側へ送出することができる。また、据置型周辺装置1にスピーカを備えてもよく、受信放送の音声は据置型周辺装置1のスピーカから出力し、映像は携帯型視聴装置2の液晶表示パネル202で表示するといった形態を採ることができるようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、番組の録画中にメモリカードが残量不足になったことを報知によってユーザが知ることができ、メモリカードの交換を迅速に行うことができることになる。そして、報知後でメモリカードの交換前において、メモリカードの既存ファイルの中で優先度が低いファイルを削除する構成であれば、重要なファイルは保持しつつ受信番組の符号化映像・音声データの格納領域をしばらくは確保できることになる。そして、メモリカードが外されたとき受信番組の符号化映像・音声データを内蔵メモリに格納する構成であれば、交換中データの不記録といった事態は招来しないことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態の携帯型視聴装置と据置型周辺装置との装着状態を示した外観斜視図である。
【図2】この発明の実施形態の携帯型視聴装置の外観斜視図である。
【図3】この発明の実施形態の携帯型視聴装置及び据置型周辺装置の構成を示したブロック図である。
【図4】この発明の実施形態の携帯型視聴装置の番組録画中にメモリカードの残量が無くなったときの処理を示したフローチャートである。
【図5】インデックスファイル形式の内容を示した説明図である。
【符号の説明】
1 据置型周辺装置
102 チューナ
108 MPEG4エンコーダ
113 充電回路
2 携帯型視聴装置
202 液晶表示パネル
204 MPEG4デコーダ
219 SDRAM
230 地上波ディジタルチューナ
231 携帯電話部
3 メモリカード
4 PHSデータカード
Claims (4)
- 地上波ディジタル放送を受信して符号化映像・音声データを取得するチューナと、符号化映像・音声データをメモリカード又は内蔵メモリに格納する手段と、符号化映像・音声データをメモリカード又は内蔵メモリから読み出す手段と、メモリカードから読み出した符号化映像・音声データ及びチューナからの符号化映像・音声データをデコードしてディスプレイ上に映像表示するとともに音声出力する手段と、符号化映像・音声データをメモリカードに格納中にその残量が所定量以下となり又は残量が無くなったときに、メモリカードの交換を促す報知を行う手段と、前記報知後に前記メモリカードが装着状態であるとき、装着状態のメモリカードへの格納進行中の状態にある現ファイルの中で先に記録した部分から削除していき、新たに受け取る符号化映像・音声データの格納領域を確保することを特徴とする携帯型視聴装置。
- 請求項1に記載の携帯型視聴装置において、メモリカードに格納するファイルに優先度を与え、優先度の低い既存ファイルから削除する優先度対応削除モードを併存させ、この優先度対応削除モードと、現ファイル内削除モードとの択一的許可或いは両者許可が行えるように構成されたことを特徴とする携帯型視聴装置。
- 請求項2に記載の携帯型視聴装置において、優先度対応削除モードが許可されており、現ファイル内削除モードが許可されていない場合、現ファイルに与えられた優先度よりも低い既存ファイルを削除していくことを特徴とする携帯型視聴装置。
- 請求項2に記載の携帯型視聴装置において、優先度対応削除モードが許可されており、更に現ファイル内削除モードが許可されている場合、現ファイルに与えられた優先度よりも低い既存ファイルを削除していき、削除する既存ファイルが無くなって追記できなくなると、現ファイル内削除モードを実行することを特徴とする携帯型視聴装置。
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