JP4120496B2 - 回転電機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、導体セグメント接合型のステータコイルを持つ回転電機に関する。
【0002】
【従来の技術】
回転電機の中には、ステータコイル用の巻線として平角線を用いたものがある。平角線を用いると、ステータコアのスロット内における巻線の占積率を向上させることができる。このため、回転電機の小型化、高出力化に有利である。
【0003】
例えば、特許文献1には、平角線状の導体セグメントを接合して形成されたステータコイルを持つ交流発電機が紹介されている。図9に、同文献記載の交流発電機の導体セグメントの斜視図を示す。導体セグメントは、基本セグメントと異形セグメントとからなる。
【0004】
基本セグメントは、大セグメント100と中セグメント101と小セグメント102とからなる。これら基本セグメント同士を周期的に接合することにより、複数の周回コイルが形成される。以下、具体的に説明する。大セグメント100、中セグメント101、小セグメント102は、それぞれU字状を呈している。大セグメント100は、二つの収容部100aと、湾曲部100bと、二つの開放端部100cとからなる。二つの収容部100aは、それぞれステータコア(図略)内周面に形成された溝状のスロット(図略)に収容されている。具体的には、二つの収容部100aは、所定の磁極ピッチだけ離間した二つのスロットに収容されている。湾曲部100bは、二つの収容部100aの一端同士をスロット外で連結している。開放端部100cは、収容部100aの他端からスロット外に延在している。同様に、中セグメント101も、収容部101aと湾曲部101bと開放端部101cとからなる。また、小セグメント102も、収容部102aと湾曲部102bと開放端部102cとからなる。
【0005】
大セグメント100の開放端部100cは、隣接する中セグメントの開放端部101c’と溶接されている。また、中セグメント101の開放端部101cは、隣接する大セグメントの開放端部100c’と溶接されている。大セグメント100と中セグメント101とがステータコア全周的に連結されることにより、スロットあたり2ターンの第一周回コイルが形成されている。また、第一周回コイルから所定磁極ピッチだけずれて配置された大セグメント100および中セグメント101により、スロットあたり2ターンの第三周回コイルが形成されている。
【0006】
小セグメント102の開放端部102cは、同じく小セグメントの開放端部102c’と溶接されている。小セグメント102同士がステータコア全周的に連結されることにより、スロットあたり1ターンの第二周回コイルが形成されている。また、第二周回コイルから所定磁極ピッチだけずれて配置された小セグメント102同士により、スロットあたり1ターンの第四周回コイルが形成されている。異形セグメントは、これら周回コイル同士を直列に連結している。連結された周回コイルにより、U相、V相、W相、各相の相コイルが形成されている。また、三つの相コイルがスター結線或いはデルタ結線されることにより、ステータコイルが形成されている。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−92766号公報
【特許文献2】
特開2000−228852号公報
【特許文献3】
特開2001−95186号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、回転電機の出力をさらに上げるためには、ステータコイルのターン数を多くすればよい。しかしながら、同文献記載の交流発電機の場合、ターン数の増加は困難である。すなわち、同文献記載の交流発電機によると、単一スロット内に六層の導体が配置されている。具体的には、大セグメント100により、内周側(inside)から順に数えて、一層および六層の導体が配置されている。また、中セグメント101により、二層および五層の導体が配置されている。また、小セグメント102により、三層および四層の導体が配置されている。これに対して、周回コイルのターン数も合計6ターンである。このように、同文献記載の交流発電機の場合、単一スロット内の導体層数とターン数とが等しい。
【0009】
このため、ターン数を多くしようとすると、各基本セグメントの湾曲部同士、あるいは開放端部同士の重複部分が必然的に多くなる。したがって、重複部分において絶縁破壊が発生し、所望の出力が得られないおそれがある。
【0010】
この点に鑑み、特許文献2には、多スロット化により、単一スロット内の導体層数を抑えつつターン数を多くした交流発電機が紹介されている。しかしながら、スロット数を多くすると、当然隣接するスロット同士の間隔は狭小になる。このため、隣接するスロット同士が互いに異相の場合、隣接する周回コイルの電位によっては、スロット間に大きな電位差が発生する場合がある。したがって、同文献記載の交流発電機においても、やはり絶縁破壊が発生するおそれがある。
【0011】
また、特許文献3には、径方向に隣り合う湾曲部間あるいは開放端部間に絶縁部材を介装した回転電機が紹介されている。しかしながら、湾曲部間あるいは開放端部の間の間隔が狭小な部位もある。このため、絶縁部材の介装は容易ではない。また、開放端部同士は溶接される。したがって、溶接熱により絶縁部材が損傷を受けるおそれがある。
【0012】
また、前出図9に示すように、大セグメント100の開放端部100cと中セグメント101の開放端部101c、および中セグメント101の開放端部101cと小セグメント102の開放端部102cは、それぞれ互い違いに周方向に捻られている。同様に、湾曲部102bも互い違いに周方向に捻られている。
【0013】
このように、基本セグメントをスロットに組み付ける場合には、開放端部、湾曲部を周方向に捻るという作業が必要になる。しかしながら、この作業を行うと径方向に隣接する開放端部同士、あるいは湾曲部内周縁同士が摺接するおそれがある。このため、絶縁皮膜が損傷を受けるおそれがある。そして、絶縁破壊が発生するおそれがある。
【0014】
本発明の回転電機は、上記課題に鑑みて完成されたものである。したがって、本発明は、ステータコイルの絶縁性を確保しやすい回転電機を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
(1)上記課題を解決するため、本発明の回転電機は、複数のスロットからなる相スロット群が、内周面に沿って周方向に繰り返し配置されたステータコアと、該スロット内に収容される収容部と、該スロットから突出する突出部と、からなる複数の導体セグメントが、互いに連結されて形成された相コイルを複数持つステータコイルと、を備えてなる回転電機であって、前記相コイルは、前記ステータコア内周面に沿ってほぼ一周する同心状の周回コイルが、複数連結されて形成されており、複数の該周回コイルのうち外部引き出し端子を持つ該周回コイルを形成する前記導体セグメントの前記収容部は、前記相スロット群を構成する複数の前記スロットのうち他相の該相スロット群と隣接しない該スロットに配置されていることを特徴とする。
【0016】
相コイルは、複数の周回コイルが連結されて形成されている。周回コイルの中には、外部引き出し端子を持つ周回コイルがある。この周回コイルは高電位である。
【0017】
一方、ステータコアには、複数の相スロット群が配置されている。それぞれの相スロット群は、複数のスロットからなる。相スロット群は、ステータコア内周面に沿って、互いに異なる相の相スロット群が隣接するように、周方向に繰り返し配置されている。
【0018】
ここで、外部引き出し端子を持つ高電位の周回コイルを形成する導体セグメントの収容部が、各相の相スロット群の群端のスロットに収容されると、隣接する相スロット群の群端スロット間において、各相の相電圧に起因する大きな電位差が発生する。このため、絶縁破壊が発生するおそれがある。
【0019】
これに対し、本発明の回転電機の場合、外部引き出し端子を持つ高電位の周回コイルを形成する導体セグメントの収容部は、各相の相スロット群の群端のスロットに収容されない。すなわち、外部引き出し端子を持つ収容部は、異相の相スロット群と隣接しないスロットに収容される。このため、隣接する相スロット群の群端スロット間において、各相の相電圧に起因する大きな電位差が発生するおそれが小さい。したがって、ステータコア周方向において絶縁破壊が発生するおそれが小さい。
【0020】
(2)好ましくは、ステータコアの径方向に隣接する突出部間の一部あるいは全部に、絶縁部材が介装されている構成とする方がよい。本構成によれば、ステータコア周方向のみならずステータコア径方向においても、絶縁破壊が発生するおそれが小さい。ここで、「突出部間」とは、例えば、前出図9における開放端部100cと開放端部101cとの間をいう。また、湾曲部102bの湾曲内周側をいう。
【0021】
(3)好ましくは、複数の前記突出部は、前記ステータコアの軸方向端部の軸方向外方において、互いに交差して格子状に配置されており、該突出部同士の交差点は、軸方向複数列に配列されており、前記絶縁部材は、該ステータコアの軸方向端部に最も近い列を除いた該交差点位置に介装されている構成とする方がよい。
【0022】
つまり、本構成は、ステータコアの軸方向端部に最も近い1列目の交差点位置には絶縁部材を介装しないものである。仮に、1列目の交差点を形成する突出部間の電位差が大きい場合は、これら突出部同士の間にも絶縁部材を介装する必要がある。しかしながら、1列目の交差点を形成する突出部同士の間の間隔は、狭小である。このため、絶縁部材の介装は困難である。
【0023】
これに対し、本構成の回転電機の場合、前述したように、外部引き出し端子を持つ収容部は、異相の相スロット群と隣接しないスロットに収容される。このため、1列目の交差点を形成する突出部間の電位差は比較的小さい。したがって、これら突出部同士の間に絶縁部材を介装しなくてもよい。このように、本構成によると、隙間幅の狭い1列目の交差点を形成する突出部同士の間にまで、敢えて絶縁部材を介装しなくてもよい。
【0024】
(4)好ましくは、複数の前記突出部は、前記ステータコアの軸方向端部の軸方向外方において、互いに交差して格子状に配置されており、該突出部同士の交差点は、軸方向複数列に配列されており、 前記絶縁部材は、該ステータコアの軸方向端部から最も離れた列を除いた該交差点位置に介装されている構成とする方がよい。
【0025】
つまり、本構成は、該ステータコアの軸方向端部から最も離れた列(最外列)の交差点位置には絶縁部材を介装しないものである。例えば、突出部が前出図9に示す開放端部である場合、開放端部同士は、最外列の交差点のさらに軸方向外方において接合される。このため、仮に、最外列の交差点位置にまで絶縁部材が介装されていると、接合作業により絶縁部材が損傷を受けるおそれがある。
【0026】
これに対し、本構成の回転電機の場合、前述したように、外部引き出し端子を持つ収容部は、異相の相スロット群と隣接しないスロットに収容される。このため、最外列の交差点を形成する突出部間の電位差は比較的小さい。したがって、これら突出部同士の間に絶縁部材を介装しなくてもよい。このように、本構成によると、接合作業により損傷を受けやすい最外列の交差点を形成する突出部同士の間にまで、敢えて絶縁部材を介装しなくてもよい。
【0027】
また、さらに好ましくは、複数の前記突出部は、前記ステータコアの軸方向端部の軸方向外方において、互いに交差して格子状に配置されており、該突出部同士の交差点は、軸方向複数列に配列されており、前記絶縁部材は、該ステータコアの軸方向端部に最も近い列および最も離れた列を除いた該交差点位置に介装されている構成とする方がよい。こうすると、絶縁部材の介装作業性が向上する。並びに、突出部同士の接合作業により、絶縁部材が損傷を受けるおそれが小さくなる。
【0028】
(5)また、好ましくは、径方向に互いに隣接する前記突出部のうち、内周側の該突出部に対して、外周側の該突出部が、拡径方向および周方向に傾斜して配置されている該突出部間には、内周側の該突出部を拡径方向および周方向に傾斜させる際の該突出部同士の摺接を抑制するために、予め絶縁部材が介装されている構成とする方がよい。
【0029】
つまり、本構成は、導体セグメント組み付け作業において、拡径方向および周方向に突出部を傾ける前の段階で、予め径方向に隣接する突出部間に、絶縁部材を介装しておくものである。本構成によると、径方向に隣接する突出部同士の摺接が、絶縁部材により回避される。このため、突出部の絶縁皮膜が損傷を受けるおそれが小さい。すなわち、ステータコア径方向において絶縁破壊が発生するおそれが小さい。
【0030】
また、突出部同士の間に絶縁部材を介装すると、突出部を拡径方向および周方向に傾ける際の滑りがよくなる。このため、導体セグメントの組み付け作業自体も簡単になる。ここで、「突出部間」とは、例えば、前出図9における開放端部100cと開放端部101cとの間をいう。また、湾曲部102bの湾曲内周側をいう。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の回転電機を車両駆動用のモータジェネレータ(MG)として具現化した場合の実施の形態について説明する。
【0032】
(1)第一実施形態
まず、本実施形態のMGの構成について説明する。図1に、本実施形態のMGの回路図を示す。図に示すように、MG1は、ステータ2とロータ3とを備えている。ステータ2は、ステータコイル20を備えている。ステータコイル20は、U相コイル20UとV相コイル20VとW相コイル20WとがY結線されて形成されている。U相コイル20Uは、周回コイルU1、U2、U3、U4が直列接続されて形成されている。同様に、V相コイル20Vは、周回コイルV1、V2、V3、V4が直列接続されて形成されている。同様に、W相コイル20Wは、周回コイルW1、W2、W3、W4が直列接続されて形成されている。ロータ3は、界磁コイル30或いは界磁磁石(図略)を備えている。バッテリ9と、各相コイルの外部引き出し端子21U、21V、21Wとの間には、インバータ8が介装されている。インバータ8は、六つのパワー素子80からなる。
【0033】
車両駆動時においては、コントローラ(図略)からの指示により、バッテリ9からインバータ8を介してステータコイル20に三相交流電圧が印加される。この印加電圧により、ロータ3が回転する。ロータ3の回転軸(図略)は、エンジンのクランク軸(図略)に直結或いはクラッチ、ギヤ等を介して結合されている。直結の場合は、ロータ3の回転軸の回転により、エンジンが始動する。一方、充電時においては、クランク軸およびロータ3の回転軸の回転により、ステータコイル20からバッテリ9に電流が流れる。この電流により、バッテリ9が充電される。
【0034】
図2に、本実施形態のMGの軸方向断面図を示す。図中、一点鎖線は、ロータ回転軸31の軸線を示す。軸線反対側は省略して示す。図に示すように、ハウジング7は、MG1の外郭をなす。ハウジング7の内周面には、ステータコア22が止着されている。ステータコア22の内周面には、溝状のスロット(図略)が形成されている。スロットは、ステータコア軸方向に延在している。また、スロットは、ステータコア周方向に配列されている。スロットには、大セグメント60と小セグメント61とが係止されている。大セグメント60および小セグメント61は、本発明の導体セグメントに含まれる。大セグメント60と小セグメント61とが規則的に連結されることにより、前記ステータコイル20が形成される。
【0035】
次に、大セグメントおよび小セグメントの構成について説明する。図3に、本実施形態のMGの大セグメントおよび小セグメントの斜視図を示す。図に示すように、大セグメント60および小セグメント61は、それぞれU字状を呈している。
【0036】
大セグメント60は、内周側収容部60aと外周側収容部60bと、湾曲部60cと、内周側開放端部60dと外周側開放端部60eとからなる。なお、湾曲部60c、内周側開放端部60d、外周側開放端部60eは、本発明の突出部に含まれる。内周側収容部60aと外周側収容部60bとは、それぞれ所定の磁極ピッチだけ離間した二つのスロットに収容されている。内周側収容部60aは、スロット内において内周側(inside)に配置されている。外周側収容部60bは、スロット内において外周側(outside)に配置されている。湾曲部60cは、内周側収容部60aの一端と外周側収容部60bの一端とを、スロット外で連結している。内周側開放端部60dは、内周側収容部60aの他端からスロット外に延在している。同様に、外周側開放端部60eは、外周側収容部60bの他端からスロット外に延在している。
【0037】
小セグメント61も、大セグメント60と同様に、内周側収容部61aと外周側収容部61bと、湾曲部61cと、内周側開放端部61dと外周側開放端部61eとからなる。なお、湾曲部61c、内周側開放端部61d、外周側開放端部61eは、本発明の突出部に含まれる。小セグメント61は、大セグメント60に囲われるように配置されている。内周側収容部61aと外周側収容部61bとは、それぞれ所定の磁極ピッチだけ離間した二つのスロットに収容されている。内周側収容部61aは、スロット内において内周側に配置されている。外周側収容部61bは、スロット内において外周側に配置されている。湾曲部61cは、内周側収容部61aの一端と外周側収容部61bの一端とを、スロット外で連結している。内周側開放端部61dは、内周側収容部61aの他端からスロット外に延在している。同様に、外周側開放端部61eは、外周側収容部61bの他端からスロット外に延在している。
【0038】
次に、大セグメントと小セグメントとの連結構造について説明する。大セグメント60の内周側開放端部60dは、隣接する小セグメント61の内周側開放端部61d’と溶接されている。一方、大セグメント60の外周側開放端部60eは、隣接する小セグメントの外周側開放端部61e’と溶接されている。小セグメント61の内周側開放端部61dは、隣接する大セグメントの内周側開放端部60d’と溶接されている。一方、小セグメント61の外周側開放端部61eは、隣接する大セグメントの外周側開放端部60e’と溶接されている。大セグメント60と小セグメント61とがステータコア全周的に連結されることにより周回コイルが形成される。図4に、図2のI−I断面模式図を示す。図に示すように、ステータコア22には、スロット221が形成されている。スロット221内には、内周側から外周側に向かって、大セグメントの内周側収容部60a→小セグメントの内周側収容部61a→小セグメントの外周側収容部61b→大セグメントの外周側収容部60bの順に、合計四層の導体が配置されている。
【0039】
U相スロット群220U、V相スロット群220V、W相スロット群220Wは、それぞれ四つのスロット221により形成されている。上述したように、単一のスロット221には4ターンの導体が配置されている。このため、総ターン数は16ターンとなる。U相スロット群220U、V相スロット群220V、W相スロット群220Wは、ステータコア22の内周面に沿って、繰り返し配置されている。
【0040】
U相スロット群220Uにおいて、中性点Aに接続され最も電位の低い周回コイルU4(前出図1参照)は、図中群右端のスロット221に配置されている。また、次に電位の低い周回コイルU3は、図中群左端のスロット221に配置されている。これに対し、外部引き出し端子21Uを持ち最も電位の高い周回コイルU1は、図中U3の右隣りのスロット221に配置されている。また、次に電位の高い周回コイルU2は、図中U4の左隣りのスロット221に配置されている。また、V相スロット群220VおよびW相スロット群220Wにおいても、各周回コイルは同様に配置されている。このため、U相スロット群220UとV相スロット群220Vとの境界においては、周回コイルU3と周回コイルV4とが隣接することになる。同様に、V相スロット群220VとW相スロット群220Wとの境界においては、周回コイルV3と周回コイルW4とが隣接することになる。また、W相スロット群220WとU相スロット群220Uとの境界においては、周回コイルW3と周回コイルU4とが隣接することになる。
【0041】
次に、隣り合う湾曲部間および開放端部間に介装された絶縁部材について説明する。図5に、湾曲部側のステータコイル端の斜視図を示す。図に示すように、小セグメント61の湾曲部61cの湾曲内周側には、絶縁紙23が介装されている。絶縁紙23は、本発明の絶縁部材に含まれる。絶縁紙23を境に、大セグメント60の湾曲部60cおよび小セグメント61の湾曲部61cは、それぞれ周方向に互い違いに捻られている。絶縁紙23は、ステータコア22端を一周している。
【0042】
図6に、開放端部側のステータコイル端の斜視図を示す。図に示すように、大セグメント60の内周側開放端部60dと、小セグメント61の内周側開放端部61dとの間には、絶縁紙24が介装されている。絶縁紙24を境に、内周側開放端部60dと内周側開放端部61dとは、それぞれ周方向に互い違いに捻られている。絶縁紙24は、ステータコア22端を一周している。また、小セグメント61の内周側開放端部61dと外周側開放端部61eとの間には、絶縁紙25が介装されている。絶縁紙25を境に、内周側開放端部61dと外周側開放端部61eとは、それぞれ周方向に互い違いに捻られている。絶縁紙25は、ステータコア22端を一周している。また、小セグメント61の外周側開放端部61eと大セグメント60の外周側開放端部60eの間には、絶縁紙26が介装されている。絶縁紙26を境に、外周側開放端部61eと外周側開放端部60eとは、それぞれ周方向に互い違いに捻られている。絶縁紙26は、ステータコア22端を一周している。これらの絶縁紙24、25、26は、本発明の絶縁部材に含まれる。
【0043】
次に、本実施形態のMGの作用効果について説明する。本実施形態のMG1によると、周回コイルU3と周回コイルV4とが隣接して配置されている。また、周回コイルV3と周回コイルW4とが隣接して配置されている。また、周回コイルW3と周回コイルU4とが隣接して配置されている(前出図4参照)。これら三対のコイル間の電位差は、それぞれ比較的小さい。したがって、本実施形態のMG1によると、周方向において絶縁破壊が起こるおそれが小さい。
【0044】
また、本実施形態のMG1によると、湾曲部側のステータコイル端に絶縁紙23が配置されている(前出図5参照)。同様に、開放端部側のステータコイル端に絶縁紙24、25、26が配置されている(前出図6参照)。このため、径方向において絶縁破壊が起こるおそれが小さい。
【0045】
(2)第二実施形態
本実施形態と第一実施形態との相違点は、一スロットあたり十二の導体が配置されている点である。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。
【0046】
図7(a)に、本実施形態のMGのステータコアを開放端部側から見た径方向断面模式図を示す。また、図7(b)に、本実施形態のMGのステータコアを内周面側から見た正面模式図を示す。なお、図4と対応する部位については同じ符号で示す。
【0047】
図7(a)に示すように、単一のスロット221には、合計十二の収容部(導体)が配置されている。図7(a)中、点線で仕切るように、本実施形態のステータコイル20は、第一実施形態のステータコイルが径方向に三層積層されて形成されている。
【0048】
図7(b)に示すように、ステータコア22の軸方向端部の軸方向外方においては、大セグメント60の内周側開放端部60dと小セグメント61の内周側開放端部61dとが互いに交差して格子状に配置されている。そして、多数の交差点を形成している。図7(b)に示すように、交差点は、合計11列軸方向に並んで配列されている。
【0049】
ここで、周回コイルU4を形成する開放端部と、他の周回コイルを形成する開放端部との交差状況について説明する。周回コイルU4を形成する大セグメント60の内周側開放端部60d(図中縦縞ハッチングで示す)は、ステータコア22の軸方向端部に最も近い1列目において、周回コイルU2を形成する小セグメント61の内周側開放端部61dとの間に、交差点Bを形成する。しかしながら、周回コイルU4と周回コイルU2との電位差は小さい。このため、絶縁破壊が起こるおそれが小さい。
【0050】
また、周回コイルU4を形成する大セグメント60の内周側開放端部60dは、ステータコア22の軸方向端部から最も離れた最外の11列目において、周回コイルW3を形成する小セグメント61の内周側開放端部61dとの間に、交差点Cを形成する。しかしながら、周回コイルU4と周回コイルW3との電位差は小さい。このため、絶縁破壊が起こるおそれが小さい。 周回コイルU4を形成する大セグメント60の内周側開放端部60dは、11列目の軸方向外方において、同じく周回コイルU4を形成する小セグメント61の内周側開放端部61d(図中横縞ハッチングで示す)と溶接されている。
【0051】
周回コイルU4を形成する小セグメント61の内周側開放端部61dは、11列目において、周回コイルU2を形成する大セグメント60の内周側開放端部60dとの間に、交差点Dを形成する。しかしながら、周回コイルU4と周回コイルU2との電位差は小さい。このため、絶縁破壊が起こるおそれが小さい。
【0052】
また、周回コイルU4を形成する小セグメント61の内周側開放端部61dは、1列目において、周回コイルW3を形成する大セグメント60の内周側開放端部60dとの間に、交差点Eを形成する。しかしながら、周回コイルU4と周回コイルW3との電位差は小さい。このため、絶縁破壊が起こるおそれが小さい。
【0053】
以上、周回コイルU4を形成する開放端部に注目して、他の周回コイルを形成する開放端部との交差状況について説明した。しかし、他の周回コイルを形成する開放端部についても交差状況は同様である。すなわち、1列目の交差点を形成する開放端部同士、および11列目の交差点を形成する開放端部同士間の電位差は小さい。このため、1列目および11列目には、絶縁紙(図略)を介装する必要がない。したがって、本実施形態のMGにおいては、1列目および11列目を除く2列目から10列目にだけ、絶縁紙を介装している。なお、ステータコア22の湾曲部側(図略)においても、同様に絶縁紙が介装されている。
【0054】
本実施形態のMGは、第一実施形態のMGと同様の効果を有する。また、本実施形態のMGによると、開放端部同士の間隔が狭い1列目に、絶縁紙を介装する必要がない。このため、絶縁紙の介装作業が簡単である。また、また、本実施形態のMGによると、溶接熱の影響を受けやすい最外の11列目に、絶縁紙を介装する必要がない。このため、絶縁紙の熱による損傷を抑制することができる。
【0055】
(3)第三実施形態
本実施形態と第一実施形態との相違点は、一スロットあたり十六の導体が配置されている点である。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。
【0056】
図8に、本実施形態のMGのステータコアの軸方向部分断面図を示す。なお、図5と対応する部位については同じ符号で示す。図に示すように、本実施形態のステータコイル20は、第一実施形態のステータコイル(図2参照)が径方向に四層積層されて形成されている。すなわち、本実施形態のステータコイル20は、内周側から外周側に向かって同心層状に配置された四層の単位コイル20a、20b、20c、20dからなる。四層の単位コイル20a、20b、20c、20dは、外周側に配置されたもの程、拡径方向に傾斜している。また、前述したように、湾曲部60cおよび湾曲部61cは、周方向に捻られている。
【0057】
本実施形態のMGによると、径方向に隣り合う小セグメント61の湾曲部61c内周側のみならず、径方向に隣り合う大セグメント60の湾曲部60c間(単位コイル間)にも絶縁紙27が介装されている。絶縁紙27は、本発明の絶縁部材に含まれる。絶縁紙27は、湾曲部60cおよび湾曲部61cを、周方向に捻る前であり、かつ単位コイル20b、20c、20dを拡径方向に傾斜させる前から、単位コイル間に介装されている。このため、本実施形態のMGによると、セグメント組み付け時において、隣接する単位コイル同士(湾曲部60c同士)が摺接するおそれが小さい。並びに、絶縁紙23により、湾曲部61c内周面同士が摺接するおそれが小さい。このため、絶縁皮膜が損傷するおそれが小さい。したがって、絶縁破壊が起こるおそれが小さい。また、絶縁紙27、23により、セグメント組み付け時における滑りがよくなる。このため、湾曲部60cおよび湾曲部61cを成形する際の成形抵抗が小さくなる。したがって、作業性が向上する。
【0058】
(4)その他
以上、本発明の回転電機の実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
【0059】
例えば、スロット数、ターン数、相数などは特に限定しない。また、径方向に隣接する突出部間の全てに絶縁部材を介装しなくてもよい。また、上記実施形態においては、本発明の回転電機をMGとして具現化したが、例えば発電機単品やモータ単品として具現化してもよい。
【0060】
【発明の効果】
本発明によると、ステータコイルの絶縁性を確保しやすい回転電機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一実施形態のMGの回路図である。
【図2】 第一実施形態のMGの軸方向断面図である。
【図3】 第一実施形態のMGの大セグメントおよび小セグメントの斜視図である。
【図4】 図2のI−I断面模式図である。
【図5】 第一実施形態のMGの湾曲部側のステータコイル端の斜視図である。
【図6】 第一実施形態のMGの開放端部側のステータコイル端の斜視図である。
【図7】 (a)は第二実施形態のMGのステータコアを開放端部側から見た径方向断面模式図である。(b)は第二実施形態のMGのステータコアを内周面側から見た正面模式図である。
【図8】 第三実施形態のMGのステータコアの軸方向部分断面図である。
【図9】 従来の交流発電機の導体セグメントの斜視図である。
【符号の説明】
1:MG(回転電機)、2:ステータ、20:ステータコイル、20a:単位コイル、20b:単位コイル、20c:単位コイル、20d:単位コイル、20U:U相コイル、20V:V相コイル、20W:W相コイル、21U:外部引き出し端子、21V:外部引き出し端子、21W:外部引き出し端子、22:ステータコア、220U:U相スロット群、220V:V相スロット群、220W:W相スロット群、221:スロット、23:絶縁紙(絶縁部材)、24:絶縁紙(絶縁部材)、25:絶縁紙(絶縁部材)、26:絶縁紙(絶縁部材)、27:絶縁紙(絶縁部材)、3:ロータ、30:界磁コイル、31:ロータ回転軸、60:大セグメント(導体セグメント)、60a:内周側収容部、60b:外周側収容部、60c:湾曲部(突出部)、60d:内周側開放端部(突出部)、60e:外周側開放端部(突出部)、61:小セグメント(導体セグメント)、61a:内周側収容部、61b:外周側収容部、61c:湾曲部(突出部)、61d:内周側開放端部(突出部)、61e:外周側開放端部(突出部)、7:ハウジング、8:インバータ、80:パワー素子、9:バッテリ、A:中性点、B:交差点、C:交差点、D:交差点、E:交差点、U1:周回コイル、U2:周回コイル、U3:周回コイル、U4:周回コイル、V1:周回コイル、V2:周回コイル、V3:周回コイル、V4:周回コイル、W1:周回コイル、W2:周回コイル、W3:周回コイル、W4:周回コイル。
Claims (5)
- 複数のスロットからなる相スロット群が、内周面に沿って周方向に繰り返し配置されたステータコアと、
該スロット内に収容される収容部と、該スロットから突出する突出部と、からなる複数の導体セグメントが、互いに連結されて形成された相コイルを複数持つステータコイルと、
を備えてなる回転電機であって、
前記相コイルは、前記ステータコア内周面に沿ってほぼ一周する同心状の周回コイルが、複数連結されて形成されており、複数の該周回コイルのうち外部引き出し端子を持つ該周回コイルを形成する前記導体セグメントの前記収容部は、前記相スロット群を構成する複数の前記スロットのうち他相の該相スロット群と隣接しない該スロットに配置されていることを特徴とする回転電機。 - 前記ステータコアの径方向に隣接する前記突出部間の一部あるいは全部に、絶縁部材が介装されている請求項1に記載の回転電機。
- 複数の前記突出部は、前記ステータコアの軸方向端部の軸方向外方において、互いに交差して格子状に配置されており、
該突出部同士の交差点は、軸方向複数列に配列されており、
前記絶縁部材は、該ステータコアの軸方向端部に最も近い列を除いた該交差点位置に介装されている請求項2に記載の回転電機。 - 複数の前記突出部は、前記ステータコアの軸方向端部の軸方向外方において、互いに交差して格子状に配置されており、
該突出部同士の交差点は、軸方向複数列に配列されており、
前記絶縁部材は、該ステータコアの軸方向端部から最も離れた列を除いた該交差点位置に介装されている請求項2に記載の回転電機。 - 径方向に互いに隣接する前記突出部のうち、内周側の該突出部に対して、外周側の該突出部が、拡径方向および周方向に傾斜して配置されている該突出部間には、内周側の該突出部を拡径方向および周方向に傾斜させる際の該突出部同士の摺接を抑制するために、予め絶縁部材が介装されている請求項2に記載の回転電機。
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