JP4118267B2 - 洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明は、流体が通流する流体流路に設けられた洗浄対象部よりも下流側に、前記流体流路における前記洗浄対象部よりも下流側から分岐する下流側分岐路に前記流体と共に通流する洗浄体を分別する洗浄体分別部を備え、
前記下流側分岐路と前記流体流路における前記洗浄対象部よりも上流側から分岐する上流側分岐路とを接続する循環路を備えると共に、前記上流側分岐路又は前記下流側分岐路に、前記下流側分岐路から前記上流側分岐路に向かう方向に前記流体を搬送可能なポンプを備え、
前記ポンプを作動させる状態で、前記洗浄体を前記流体と共に前記洗浄対象部と前記循環路との間で循環させて、前記洗浄対象部を洗浄する洗浄体循環運転を実行可能な運転制御手段を備えた洗浄装置に関する。
吸収冷温水機の吸収器や凝縮器等のように、伝熱管内に通流する冷却水等の流体と伝熱管外を通流する吸収液等の熱媒との熱交換を行う熱交換器においては、その伝熱管の内壁等に、流体中の塩類等が析出・付着してスケールが発生する場合があり、たとえば、そのスケールにより、熱交換器の効率低下などの問題が発生する場合がある。
かかる洗浄装置は、流体が通流する流体流路に設けられた熱交換器等の洗浄対象部に、海綿状の洗浄ボール等の洗浄体を流体と共に通流させることで、洗浄対象部に発生したスケールを除去することができるように構成してある。
そして、このような洗浄装置は、定期的に又は必要なときに、運転制御手段により、ポンプを作動させる状態で、洗浄体を流体と共に洗浄対象部と循環路との間で循環させる洗浄体循環運を行い、その洗浄体循環運転が終了したときには、その洗浄体を洗浄体収容部に回収するようにして、洗浄体循環運転を実行しない洗浄停止時には、洗浄対象部に洗浄体が通過しないように構成してある。よって、前記洗浄停止時において、洗浄体の磨耗等による損傷を抑制すると共に、洗浄対象部の洗浄体の通過による流体の通流効率の低下を抑制することができる。
このような洗浄装置において、従来は、流体を通流させるに伴ってその流体から洗浄体を濾別する多孔状又は網状等の収容部濾別部材を備えた前記洗浄体収容部を、前記洗浄体循環運転において洗浄体が循環する循環路の中間部分に配設して、前記洗浄体循環運転においては、循環路の中間部分に設けられた洗浄体収容部を通過させる形態で、洗浄体を流体と共に洗浄対象部と循環路との間で循環させるように構成されていた(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。
詳しくは、特許文献1に記載の洗浄体収容部は、収容部濾別部材に形成された開放部に設けられた切換弁を開閉することにより、循環路に洗浄体を循環させる状態と、循環路の洗浄体を収容部濾別部材で濾別して回収する状態とを切り換えるように構成されていた。
一方、特許文献2に記載の洗浄体収容部は、洗浄体収容部内に、循環路が通過する上方空間と、上方空間に対して収容部濾別部材を介して仕切られる下方空間とを形成し、上方空間を通過して循環路に洗浄体を循環させる状態と、上方空間から下方空間へ流体を通過させることで、洗浄体を収容部濾別部材で濾別して回収する状態とに切り換えるように構成されていた。
特開昭58−14000号公報 特開平4−13095号公報
しかしながら、従来の洗浄装置では、洗浄体を流体と共に洗浄対象部と循環路との間で循環させる洗浄体循環運転を実行するときに、洗浄体が循環路に設けられた洗浄体収容部を通過するように構成されているので、洗浄体が、洗浄体収容部の内壁や収容部濾別部材に衝突して、磨耗し易くなる。
また、洗浄体収容部を、洗浄体を通過させる状態と、洗浄体を濾別して回収する状態とに切り換え自在に構成する必要があり、洗浄体を回収する洗浄体回収構成が複雑なものとなる。
特に、特許文献2に記載の洗浄体収容部は、洗浄体循環運転を実行するときに、洗浄体が収容部濾別部材に回収されることなく洗浄体収容部の上方空間を良好に通過させるために、その上方空間に乱流が発生するように洗浄体収容部を構成することがあり、一層複雑な洗浄体回収構成を採用する必要がある。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、洗浄体の磨耗を抑制しながら洗浄体循環運転を行うことができ、且つ、洗浄体回収構成の簡略化を図りながら洗浄体循環運転終了後の洗浄体回収を行うことができる洗浄装置を提供することにある。
本発明の洗浄装置は、流体が通流する流体流路に設けられた洗浄対象部よりも下流側に、前記流体流路における前記洗浄対象部よりも下流側から分岐する下流側分岐路に前記流体と共に通流する洗浄体を分別する洗浄体分別部を備え、
前記下流側分岐路と前記流体流路における前記洗浄対象部よりも上流側から分岐する上流側分岐路とを接続する循環路を備えると共に、前記上流側分岐路又は前記下流側分岐路に、前記下流側分岐路から前記上流側分岐路に向かう方向に前記流体を搬送可能なポンプを備え、
前記ポンプを作動させる状態で、前記洗浄体を前記流体と共に前記洗浄対象部と前記循環路との間で循環させて、前記洗浄対象部を洗浄する洗浄体循環運転を実行可能な運転制御手段を備えたものであって、
第1特徴構成は、前記循環路と前記下流側分岐路との下流側接続部から分岐して前記循環路の中間部分に接続される回収用流路、及び、前記循環路と前記上流側分岐路との上流側接続部から分岐して前記循環路の中間部分に接続される送出用流路が設けられ、
前記下流側接続部から前記循環路に向けて前記回収用流路を通して前記流体を通流させるに伴って前記流体から前記洗浄体を濾別する収容部濾別部材を備え、且つ、前記循環路から前記上流側接続部に向けて前記送出用流路を通して前記流体を通流させるに伴って前記洗浄体を前記上流側分岐路に送出する洗浄体収容部が、前記回収用流路及び前記送出用流路夫々の中間部分に配設され、
前記流体を前記下流側分岐路から前記循環路をその全長にわたって経由させて前記上流側分岐路に通流させる循環用通流状態、前記流体を前記下流側分岐路から前記循環路における前記回収用流路にて迂回される流路部分と前記送出用流路とを経由させて前記上流側分岐路に通流させる送出用通流状態、及び、前記流体を前記下流側分岐路から前記回収用流路と前記循環路における前記送出用流路にて迂回される流路部分とを経由させて前記上流側分岐路に通流させる回収用通流状態に択一的に切り換え自在な通流状態切換手段が設けられ、
前記運転制御手段が、前記通流状態切換手段を前記循環用通流状態にして前記洗浄体循環運転を実行するように構成され、並びに、その洗浄体循環運転の前に、前記ポンプを作動させる状態で前記通流状態切換手段を前記送出用通流状態とする洗浄体送出運転を実行し、前記洗浄体循環運転の後に、前記ポンプを作動させる状態で前記通流状態切換手段を前記回収用通流状態とする洗浄体回収運転を実行するように構成され
前記回収用流路における前記洗浄体収容部と前記循環路の中間部分とを接続する流路部分、及び、前記送出用流路における前記洗浄体収容部と前記循環路の中間部分とを接続する流路部分が共用されるように構成され、
その共用の流路部分に、前記流体から前記洗浄体を濾別する逆流入阻止用濾別部材が設けられている点を特徴とする。
即ち、循環路と下流側分岐路との下流側接続部から分岐して循環路の中間部分に接続される回収用流路、及び、循環路と上流側分岐路との上流側接続部から分岐して循環路の中間部分に接続される送出用流路を設け、流体を通流させるに伴って流体から洗浄体を濾別する収容部濾別部材を備えた洗浄体収容部を、回収用流路及び送出用流路夫々の中間部分に配設する。
又、流体を下流側分岐路から循環路をその全長にわたって経由させて上流側分岐路に通流させる循環用通流状態、流体を下流側分岐路から循環路における回収用流路にて迂回される流路部分と送出用流路とを経由させて上流側分岐路に通流させる送出用通流状態、及び、流体を下流側分岐路から回収用流路と循環路における送出用流路にて迂回される流路部分とを経由させて上流側分岐路に通流させる回収用通流状態に択一的に切り換え自在な通流状態切換手段を設ける。
そして、運転制御手段により、ポンプを作動させる状態で通流状態切換手段を送出用通流状態とする洗浄体送出運転、ポンプを作動させる状態で通流状態切換手段を循環用通流状態とする洗浄体循環運転、ポンプを作動させる状態で通流状態切換手段を回収用通流状態とする洗浄体回収運転を順次実行させる。
つまり、洗浄体循環運転は、下流側分岐路から循環路をその全長にわたって経由して上流側分岐路に通流する経路(以下、洗浄体循環経路と称する場合がある)にて、洗浄体を流体と共に洗浄対象部と循環路との間で循環させて行わせるので、洗浄体循環運転は、洗浄体を洗浄体収容部を通過させることなく循環させる形態で行わせることができる。
その洗浄体循環運転の後で実行する洗浄体回収運転では、洗浄体分別部を通過して下流側分岐路を通流してきた流体を下流側接続部から循環路に向けて回収用流路を通して通流させるので、流体が回収用流路に設けられた洗浄体収容部を通過するときに、洗浄体分別部にて分別されて流体と共に通流する洗浄体が収容部濾別部材にて濾別されて、洗浄体収容部における収容部側に回収される。
洗浄体循環運転の前に実行する洗浄体送出運転では、下流側分岐路を通流してきた流体を循環路から上流側接続部に向けて送出用流路を通して通流させる、つまり、流体を前記収容部側とは反対側から前記収容部側に向けて洗浄体収容部を通流させるので、前記洗浄体回収運転にて洗浄体収容部における前記収容部側に収容されていた洗浄体は、流体と共に洗浄体収容部から送出用流路に流出して、その送出用流路から上流側分岐路に通流することになる。
つまり、洗浄体収容部を循環路に設けないようにして、洗浄体を洗浄体収容部を通過させることなく循環させる形態にて、洗浄体循環運転を行わせるようにしながらも、上述のように洗浄体回収運転と洗浄体送出運転とを行うことにより、洗浄体循環運転において洗浄体収容部を通過することなく循環していた洗浄体を洗浄体収容部に回収すると共に、そのように洗浄体収容部に回収した洗浄体を洗浄体循環運転に先立って洗浄体収容部から流出させて上流側分岐路に通流させることができるのである。
従って、洗浄体循環運転は洗浄体を洗浄体収容部を通過させることなく行わせることができるので、洗浄体の磨耗を抑制することができ、又、洗浄体収容部に特別な手段を設けることなく、洗浄体循環運転にて循環させていた洗浄体を洗浄体収容部に回収すると共に、そのように回収した洗浄体を洗浄体循環運転のために洗浄体収容部から上流側分岐路に送出することができるので、洗浄体回収構成の簡略化を図ることができる。
ちなみに、洗浄体を洗浄体収容部を通過させることなく循環させる形態にて洗浄体循環運転を行わせるための別構成として、以下のような構成が考えられる。
即ち、前記循環路と前記上流側分岐路との接続部から分岐する上流側回収送出路と、前記循環路と前記下流側分岐路との接続部から分岐する下流側回収送出路とを備え、前記上流側回収送出路と前記下流側回収送出路との間に、前記上流側回収送出路と前記下流側回収送出路との間を仕切る形態で配置され前記流体から前記洗浄体を濾別する収容部濾別部材を備えた洗浄体収容部を備え、前記下流側分岐路と前記上流側分岐路との接続状態を、前記循環路を介して接続される循環状態と、前記洗浄体収容部を介して接続される回収送出状態とに切り換え可能な切換手段を備え、前記運転制御手段が、前記洗浄体循環運転を実行する前に、前記ポンプを作動させない状態で前記切換手段を前記回収送出状態とする洗浄体送出運転を実行し、前記洗浄体循環運転を実行するときに、前記ポンプを作動させる状態で前記切換手段を前記循環状態とし、前記洗浄体循環運転を実行した後に、前記ポンプを作動させる状態で前記切換手段を前記回収送出状態とする洗浄体回収運転を実行するように構成される。
つまり、洗浄体循環運転を実行した後に、洗浄体回収運転を実行することで、流体が、下流側分岐路及び下流側回収送出路を介して洗浄体収容部内に流入し、収容部濾別部材の収容部側からその反対側に向けて通過して、上流側回収送出路に通流することにより、その流体と共に通流する洗浄体を洗浄体収容部の収容部側に回収することができる。
前記洗浄体送出運転では、ポンプを作動させないので、上流側分岐路の流体圧力が下流側分岐路の流体圧力よりも高くなり、流体が上流側分岐路及び上流側回収送出路を介して前記洗浄体収容部内に流入し、収容部濾別部材の前記洗浄体が収容されている収容部側とは反対側から収容部側に向けて通過して、前記下流側回収送出路を介して前記下流側分岐路側に通流することにより、洗浄体収容部に収容されていた洗浄体を、その流体の流れによって、前記下流側回収送出路を介して前記下流側分岐路に送出することができる。
しかしながら、この場合は、前記洗浄体送出運転では、流体は、上流側分岐路及び下流側分岐路を、洗浄体循環運転においてポンプにより強制的に通流させられる方向とは逆方向に通流するので、ポンプが逆転することになる。
そして、そのように洗浄体送出運転において流体が洗浄体循環運転時とは逆方向に通流してポンプが逆転している状態で、洗浄体循環運転を実施するためにポンプを起動させるときには、ポンプに大きな負荷がかかってその起動電流が大きくなるので、電気回路を耐電力の高いものに構成する必要があり、電気回路構成の低廉化の面で不利となる。
これに対して、本発明によれば、前記洗浄体送出運転、前記洗浄体循環運転及び前記洗浄体回収運転のいずれにおいても、ポンプを作動させて、流体を上流側分岐路及び下流側分岐路を同方向に通流させるので、ポンプを逆転させることがないようにすることが可能となり、電気回路構成の低廉化の面で有利となる。
要するに、洗浄体の磨耗を抑制しながら洗浄体循環運転を行うことができ、且つ、洗浄体回収構成の簡略化を図りながら洗浄体循環運転終了後の洗浄体回収を行うことができる洗浄装置を提供することができるようになった。
又、洗浄体送出運転では、流体は、下流側分岐路から循環路における回収用流路にて迂回される流路部分と送出用流路とを経由して上流側分岐路に通流する経路にて通流することになり、その洗浄体送出運転の運転時間が長くなると、洗浄体収容部から回収用流路に流出した洗浄体は、流体と共に、上流側分岐路、流体流路、下流側分岐路、循環路における回収用流路にて迂回される流路部分の順に通流して、送出用流路における前記共用の流路部分に至るが、その共用の流路部分には逆流入阻止用濾別部材が設けられているので、その逆流入阻止用濾別部材によって、洗浄体収容部における前記収容部側とは反対側に流入するのが阻止される。
そして、洗浄体循環運転においては、洗浄装置に収容している洗浄体の全数又は略全数を流体と共に洗浄対象部と循環路との間で循環させることができる。
尚、洗浄体が洗浄体収容部における前記収容部側とは反対側に流入すると、その反対側に流入した洗浄体は、洗浄体循環運転中は流入個所に滞留したままとなるので、洗浄体循環運転においては、循環する洗浄体の数が少なくなって洗浄効率が低下することになる。
従って、洗浄体循環運転においては、洗浄装置に収容している洗浄体の全数又は略全数を流体と共に洗浄対象部と循環路との間で循環させて行うことができるので、洗浄効率の低下を抑制することができる。
第2特徴構成は、上記第1特徴構成に加えて、
前記通流状態切換手段が、前記循環路と前記下流側分岐路と前記回収用流路とに接続された下流側三方切換弁と、前記循環路と前記上流側分岐路と前記送出用流路とに接続された上流側三方切換弁とを備えて構成されている点を特徴とする。
即ち、下流側三方切換弁により、下流側分岐路と循環路とを連通させ且つ回収用流路を閉じ状態とし、上流側三方切換弁により、循環路と上流側分岐路とを連通させ且つ送出用流路を閉じ状態とすることにより、循環用通流状態とすることができる。
又、下流側三方切換弁により、下流側分岐路と循環路とを連通させ且つ回収用流路を閉じ状態とし、上流側三方切換弁により、送出用流路と上流側分岐路とを連通させ且つ循環路を閉じ状態とすることにより、前記送出用切換状態とすることができる。
又、下流側三方切換弁により、下流側分岐路と回収用流路とを連通させ且つ循環路を閉じ状態とし、上流側三方切換弁により、循環路と上流側分岐路とを連通させ且つ送出用流路を閉じ状態とすることにより、前記回収用通流状態とすることができる。
ちなみに、前記通流状態切換手段を、回収用流路における洗浄体収容部よりも前記下流側接続部側の流路部分、循環路における回収用流路にて迂回される流路部分、送出用流路における洗浄体収容部よりも前記上流側接続部側の流路部分、及び、循環路における送出用流路にて迂回される流路部分の夫々に各別に設けた4個の電動弁にて構成して、それら4個の電動弁夫々を開閉操作することにより、前記循環用通流状態、前記送出用通流状態及び前記回収用通流状態に択一的に切り換え自在なように構成することが可能である。
しかしながら、この場合は、4個の電動弁を設ける必要があって、部品点数が多くなるので、構成が複雑化する。
これに対して、前記通流状態切換手段を前記下流側三方切換弁と前記上流側三方切換弁にて構成することにより、部品点数を少なくすることができて、構成の簡略化を図ることができる。
従って、構成の簡略化により、洗浄装置の低廉化を図ることができるようになった。
第3特徴構成は、上記第1又は第2特徴構成に加えて、
前記ポンプを停止させたときに前記流体が前記上流側分岐路を前記流体流路側から前記循環路側に逆流するのを阻止する逆流阻止手段が設けられている点を特徴とする。
即ち、ポンプを停止させたときに、逆流阻止手段により、流体が上流側分岐路を流体流路側から循環路側に逆流するのが阻止される。
つまり、ポンプを停止させても、逆流阻止手段により、流体が上流側分岐路から循環路や洗浄体収容部を通過して下流側分岐路を流体流路側に向かう通流経路にて通流するのが阻止されるので、ポンプの逆転を回避することができる。
従って、洗浄対象部の洗浄を行わない洗浄停止時には、ポンプの逆転を回避しながらポンプを停止させることができて、消費電力を低減すると共に洗浄体の磨耗を一層抑制することができる。
ちなみに、洗浄体循環運転後、所定時間の間の洗浄体回収運転が終了しても、次の洗浄体循環運転を実行するまでの間、前記洗浄体回収運転を継続して実行することにより、前記逆流阻止手段を設けなくても、ポンプの逆転を回避することが可能となるが、ポンプを作動させるので、消費電力の低減の面で不利となり、又、洗浄体が収容されている洗浄体収容部を流体が通流するので、洗浄体磨耗の抑制の面でも不利となる。
要するに、消費電力の低減及び洗浄体の磨耗の更なる抑制を図ることができるようになった。
特徴構成は、上記第1〜第特徴構成のいずれかに加えて、
前記洗浄対象部が、伝熱管内に通流する前記流体と前記伝熱管外を通流する熱媒との間で熱交換を行う熱交換器である点を特徴とする。
即ち、吸収冷温水機の吸収器や凝縮器等のように、伝熱管内に通流する冷却水等の流体と伝熱管外を通流する吸収液等の熱媒との熱交換を行う熱交換器を洗浄対象部として、上述のように前記洗浄体送出運転、前記洗浄体循環運転及び前記洗浄体回収運転を実行することにより、洗浄体を洗浄体収容部を通過させることなく循環させる形態にて、洗浄体循環運転を行わせて、洗浄体が洗浄体収容部を通過して磨耗することを防止しながら、熱交換器の伝熱管内に流体と共に洗浄体を通流させて伝熱管の内壁に析出・付着するスケールを除去することができる。
そして、洗浄体を洗浄体収容部を通過させることなく循環させる形態にて、洗浄体循環運転を行わせるべく、洗浄体収容部を循環路に設けないようにしながらも、洗浄体収容部に特別な手段を設けることなく、洗浄体循環運転にて循環させていた洗浄体を洗浄体収容部に回収すると共に、そのように回収した洗浄体を洗浄体循環運転のために洗浄体収容部から上流側分岐路に送出することができるので、洗浄体回収構成の簡略化を図ることができる。
従って、吸収冷温水機の吸収器や凝縮器等のような熱交換器を洗浄対象部とした洗浄装置において、洗浄体の磨耗を抑制しながら洗浄体循環運転を行うことができるようになり、又、洗浄体回収構成の簡略化を図りながら洗浄体循環運転終了後の洗浄体回収を行うことができるようになった。
特徴構成は、上記第1〜第特徴構成のいずれかに加えて、
前記洗浄体が、海綿状の洗浄ボールである点を特徴とする。
即ち、 洗浄体として、ゴム又は樹脂等からなる海綿状の洗浄ボールを用いることで、その洗浄ボールを洗浄対象部に通過させて、洗浄対象部内を良好に洗浄することができる。
また、前記洗浄ボールは加工等が容易なため、その洗浄ボールの大きさを前記洗浄対象部の流路の直径に対して同等又は若干大きめに設定することで、洗浄対象部の内壁に洗浄ボールの外面を良好に接触させて、洗浄対象部を効率良く洗浄することができる。
〔第1実施形態〕
以下、図面に基づいて、本発明の第1実施形態を説明する。
図1に示すように、洗浄装置100は、吸収冷温水機の吸収器や凝縮器等のように、冷却水等の流体Fが通流する流体流路1に設けられた洗浄対象部としての熱交換器20の伝熱管22内に、洗浄体としてのゴムや樹脂等からなる海綿(スポンジ)状の洗浄ボールSBを、流体Fと共に通流させることで、熱交換器20の伝熱管22内に発生したスケールを除去するように構成してある。
この洗浄装置100は、流体Fが通流する流体流路1における熱交換器20の設置個所よりも下流側1Bに、該下流側1Bから分岐する下流側分岐路3に流体Fと共に通流する洗浄ボールSBを分別する洗浄体分別部30を備え、又、下流側分岐路3と流体流路1における熱交換器20よりも上流側1Aから分岐する上流側分岐路2とを接続する循環路4を備えると共に、下流側分岐路3に、下流側分岐路3から上流側分岐路2に向かう方向に流体Fを搬送可能なポンプ9を備える。
そして、洗浄装置100には、その運転を制御する運転制御手段としての運転制御装置50を設けて、その運転制御装置50により、前記ポンプ9を作動させて、洗浄ボールSBを流体Fと共に前記熱交換器20と前記循環路4との間で循環させて前記熱交換器20を洗浄する洗浄体循環運転を実行するように構成してある。
以下、この洗浄装置100について詳細に説明する。
この洗浄装置100には、循環路4と下流側分岐路3との下流側接続部4dから分岐して循環路4の中間部分に接続する回収用流路5、及び、循環路4と上流側分岐路2との上流側接続部4uから分岐して循環路4の中間部分に接続する送出用流路6を設けてある。
更に、洗浄装置100には、下流側接続部4dから循環路4に向けて回収用流路5を通して流体Fを通流させるに伴って流体Fから洗浄ボールSBを濾別する収容部濾別部材43を備え、且つ、循環路4から上流側接続部4uに向けて送出用流路6を通して流体Fを通流させるに伴って洗浄ボールSBを上流側分岐路2に送出する洗浄体収容部40を、回収用流路5及び送出用流路6夫々の中間部分に配設してある。
更に、洗浄装置100には、流体Fを下流側分岐路3から循環路4をその全長にわたって経由させて上流側分岐路2に通流させる循環用通流状態、流体Fを下流側分岐路3から循環路4における回収用流路5にて迂回される流路部分と送出用流路6とを経由させて上流側分岐路2に通流させる送出用通流状態、及び、流体Fを下流側分岐路3から回収用流路5と循環路4における送出用流路6にて迂回される流路部分とを経由させて上流側分岐路2に通流させる回収用通流状態に択一的に切り換え自在な通流状態切換手段Vを設けてある。
この実施形態では、前記通流状態切換手段Vは、下流側接続部4dに循環路4と下流側分岐路3と回収用流路5とに接続して設けた下流側三方切換弁7と、上流側接続部4uに循環路4と上流側分岐路2と送出用流路6とに接続して設けた上流側三方切換弁8とを備えて構成してある。
前記下流側三方切換弁7は、下流側分岐路3を接続したポート7aと、循環路4を接続したポート7bと、回収用流路5を接続したポート7cとを備えている。
そして、この下流側三方切換弁7は、図2、図3及び図4に示すように、下流側分岐路3を接続したポート7aと循環路4を接続したポート7bとを連通状態とし且つ回収用流路5を接続したポート7cを閉じ状態とする送出・循環用切換状態と、図1及び図5に示すように、下流側分岐路3を接続したポート7aと回収用流路5を接続したポート7cとを連通状態とし且つ循環路4を接続したポート7bを閉じ状態とする回収用切換状態とに切り換え自在なように構成してある。
又、前記上流側三方切換弁8は、上流側分岐路2を接続したポート8aと、循環路4を接続したポート8bと、送出用流路6を接続したポート8cとを備えている。
そして、この上流側三方切換弁8は、図1、図4及び図5に示すように、上流側分岐路2を接続したポート8aと循環路4を接続したポート8bとを連通状態とし且つ送出用流路6を接続したポート8cを閉じ状態とする回収・循環用切換状態と、図2及び図3に示すように、上流側分岐路2を接続したポート8aと送出用流路6を接続したポート8cとを連通状態とし且つ循環路4を接続したポート8bを閉じ状態とする送出用切換状態とに切り換え自在なように構成してある。
つまり、図2及び図3に示すように、下流側三方切換弁7を前記送出・循環用切換状態とし且つ上流側三方切換弁8を前記送出用切換状態とすることにより、前記送出用通流状態となり、図4に示すように、下流側三方切換弁7を前記送出・循環用切換状態とし且つ上流側三方切換弁8を前記回収・循環用切換状態とすることにより、前記循環用通流状態となり、図5に示すように、下流側三方切換弁7を前記回収用切換状態とし且つ上流側三方切換弁8を前記回収・循環用切換状態とすることにより、前記回収用通流状態となる。
更に、洗浄装置100には、ポンプ9を停止させたときに流体Fが上流側分岐路2を流体流路1側から循環路4側に逆流するのを阻止する逆流阻止手段Pを設けてある。
この実施形態では、前記逆流阻止手段Pは、前記上流側分岐路2に設けた逆流防止用電動弁10にて構成してある。
更に、洗浄装置100の前記下流側分岐路3には、手動操作式のメンテナンス用開閉弁11を設けてある。
前記洗浄体分別部30について説明を加える。
図1及び図6に示すように、洗浄体分別部30は、流体流路1における熱交換器20よりも下流側1Bに接続される筒状本体31と、その筒状本体31内に流入した流体Fから洗浄ボールSBを濾別する分別部濾別部材32と、その分別部濾別部材32にて分別された洗浄ボールSBを前記下流側分岐路3に流動させる分別管33等を備えて構成してある。
分別部濾別部材32は、流体Fの通流方向を長手方向とするように複数の長孔hを穿設した板材を用いて、円錐状等の錐状に形成し、その錐状の分別部濾別部材32を、大径側が上流側を向く状態で筒状本体31内に配設してある。
分別管33は、筒状本体31の周壁を貫通させて、その先端を錐状の分別部濾別部材32の頂部に接続した状態で設けてある。
錐状の分別部濾別部材32の大径側の開口縁にはフランジ部32aを備えてある。
そして、筒状本体31は、分別部濾別部材32のフランジ部32aを筒状本体31のフランジ部31aと流体流路1を形成する本管25のフランジ部25aとの間に挟持する状態で、本管25にフランジ接続するように構成してある。
又、下流側分岐路3を分別管33に接続するように構成してある。
つまり、洗浄体分別部30の筒状本体31内に流体Fと共に流入した洗浄ボールSBは、分別部濾別部材32の錘状の内壁に沿って流動して分別管33に流入し、その分別管33を流動して下流側分岐路3に分別されることになる。
前記洗浄体収容部40について説明を加える。
図1に示すように、この洗浄体収容部40は、上部の開口部を開閉自在な開閉蓋41aを備えた密閉容器41内に、その上方と下方とを仕切る形態で前記収容部濾別部材43を設けて構成してある。この収容部濾別部材43は、洗浄ボールSBの直径よりも小径の孔が多数設けられた多孔状の板材又は網等で構成してある。
密閉容器41の底部には、手動操作式の排水弁12を備えた排水路13を接続し、又、密閉容器41の開閉蓋41aには、手動操作式の空気抜き弁14を備えた空気抜き路15を接続してある。
これら排水弁12及び空気抜き弁14は、後述するように、洗浄装置100を停止させてメンテナンスを行うときに開弁し、そのメンテナンス時以外は閉弁状態に維持するようになっている。
密閉容器41における収容部濾別部材43よりも上方側に対応する部分と前記下流側三方切換弁7のポート7cとを、回収用流路形成用の流路部分16にて接続し、同じく、密閉容器41における収容部濾別部材43よりも上方側に対応する部分と前記上流側三方切換弁8のポート8cとを、送出用流路形成用の流路部分17にて接続してある。
更に、密閉容器41の底部と前記循環路4の中間部分とを共用の流路部分18にて接続してある。
つまり、前記回収用流路形成用の流路部分16と前記共用の流路部分18とにより、前記回収用流路5を構成し、送出用流路形成用の流路部分17と前記共用の流路部分18とにより、前記送出用流路6を構成してある。
そして、回収用流路5における洗浄体収容部40と循環路4の中間部分とを接続する流路部分、及び、送出用流路6における洗浄体収容部40と循環路4の中間部分とを接続する流路部分を、前記共用の流路部分18にて共用するように構成してある。
前記共用の流路部分18について説明を加えると、一端を密閉容器41の底部に接続した管部材44の他端をT字状の継手部材45を用いて循環路4の中間部分に接続してあり、その管部材44と継手部材45における管部材44が接続されたポート45aとにより、前記共用の流路部分18を構成してある。
そして、管部材44における継手部材45に対して接続するフランジ部分と継手部材45における管部材44に対して接続する前記ポート45aのフランジ部分との間に挟持する状態で、流体Fから洗浄ボールSBを濾別する逆流入阻止用濾別部材46を設けてある。この逆流入阻止用濾別部材46は、洗浄ボールSBの直径よりも小径の孔が多数設けられた多孔状の板材又は網等で構成してある。
つまり、前記逆流入阻止用濾別部材46を前記共用の流路部分18に設けてある。
即ち、前記洗浄体収容部40は、流体Fが下流側接続部4dから回収用流路5を通って循環路4へ向けて密閉容器41内を通流する場合には、その流体Fと共に通流する洗浄ボールSBを前記収容部濾別部材43により濾別して収容部濾別部材43上に回収し、一方、流体Fが循環路4から送出用流路6を通って上流側接続部4uに向けて密閉容器41内を通流する場合には、収容部濾別部材43上の洗浄ボールSBをその流体Fの流れと共に上流側分岐路2に送出するように構成してある。
前記運転制御装置50は、前記ポンプ9に加えて、前記下流側三方切換弁7、前記上流側三方切換弁8及び前記逆流防止用電動弁10等の作動を制御して、洗浄装置100の運転を制御するように構成してある。
以下、この運転制御装置50の制御動作について説明する。
運転制御装置50は、図4に示すように、ポンプ9を作動させ且つ逆流防止用電動弁10を開弁した状態で、下流側三方切換弁7を前記送出・循環用切換状態とし且つ上流側三方切換弁8を前記回収・循環用切換状態にして、即ち、前記通流状態切換手段Vを前記循環通流状態にして、前記洗浄体循環運転を実行するように構成してある。
更に、運転制御装置50は、前記洗浄体循環運転の前に、図2及び図3に示すように、ポンプ9を作動させ且つ逆流防止用電動弁10を開弁した状態で、下流側三方切換弁7を前記送出・循環用切換状態とし且つ上流側三方切換弁8を前記送出用切換状態とする、即ち、前記通流状態切換手段Vを前記送出用通流状態とする洗浄体送出運転を実行し、前記洗浄体循環運転の後に、図5に示すように、ポンプ9を作動させ且つ逆流防止用電動弁10を開弁した状態で、下流側三方切換弁7を前記回収用切換状態とし且つ上流側三方切換弁8を前記回収・循環用切換状態とする、即ち、前記通流状態切換手段Vを前記回収用通流状態とする洗浄体回収運転を実行するように構成してある。
具体的には、予め、洗浄体送出運転を実行する送出運転用運転時間、洗浄体循環運転を実行する循環運転用運転時間、洗浄体回収運転を実行する回収運転用運転時間、及び、それら送出運転用運転時間と循環運転用運転時間と回収運転用運転時間とを合計した時間よりも長い運転周期を夫々設定してある。
そして、運転制御装置50は、前記運転周期が経過して運転開始タイミングになる毎に、洗浄体送出運転を前記送出運転用運転時間実行し、続いて、洗浄体循環運転を前記循環運転用運転時間実行し、続いて、洗浄体回収運転を前記回収運転用運転時間実行し、その洗浄体回収運転が終了すると洗浄装置100を停止させるように構成してある。
以下、上記の各運転について説明を加える。
先ず、洗浄装置100の停止時の状態について説明する。
運転制御装置50は、洗浄体回収運転が終了すると、図1に示すように、ポンプ9を停止させ、逆流防止用電動弁10を閉じ状態とし、下流側三方切換弁7を前記回収用切換状態とし、上流側三方切換弁8を前記回収・循環用切換状態とする停止状態にする。
この停止状態では、逆流防止用電動弁10が閉弁されるので、ポンプ9が停止していても、流体Fが上流側分岐路2を流体流路1側から循環路4側に逆流するのが阻止される。
そして、流体Fが上流側分岐路2を逆流するのが阻止されることにより、流体Fが、上流側分岐路2から循環路4や洗浄体収容部40を通過して下流側分岐路3を流体流路1側に向かう通流経路にて通流するのが阻止されるので、停止状態においては、流体Fの全量を前記熱交換器20を通過させて通流させることができると共に、ポンプ9が逆転するのを回避することができる。
前記洗浄体循環運転では、図4に示すように、洗浄ボールSBは、流体Fと共に、下流側分岐路3から循環路4をその全長にわたって経由して上流側分岐路2に通流する経路にて、熱交換器20と循環路4との間で循環する。
よって、この洗浄体循環運転を実行している際の洗浄ボールSBは、洗浄体収容部40を通過しないので、洗浄ボールSBの洗浄体収容部40の密閉容器41の内壁や収容部濾別部材43への衝突による磨耗が防止される。
前記洗浄体回収運転では、図5に示すように、流体Fは、下流側分岐路3から、回収用流路5と循環路4における送出用流路6にて迂回される流路部分とを経由して上流側分岐路2に通流するので、流体Fが回収用流路5に設けられた洗浄体収容部40を通過するときに、洗浄体分別部30にて分別されて流体Fと共に通流する洗浄ボールSBが収容部濾別部材43にて濾別されて、洗浄体収容部40における収容部濾別部材43上、即ち、収容部側に回収される。
尚、前記回収運転用運転時間は、洗浄ボールSBを完全に収容部濾別部材43上に回収できる時間として設定され、このような回収運転用運転時間は実験や計算等により設定することができる。
前記洗浄体送出運転を実行すると、図2に示すように、流体Fは、下流側分岐路3から、循環路4における回収用流路5にて迂回される流路部分と送出用流路6とを経由して、上流側分岐路2に通流することになり、流体Fは、洗浄体収容部40を前記収容部側とは反対側から前記収容部側に向けて通流するので、前記洗浄体回収運転にて洗浄体収容部40における収容部濾別部材43上に回収されて洗浄ボールSBは、流体Fと共に洗浄体収容部40から送出用流路6に流出して、その送出用流路6から上流側分岐路2を通流する。
よって、前記洗浄体送出運転を実行することにより、洗浄体収容部40の収容部濾別部材43上の洗浄ボールSBを、図2に示すように、前記流体Fの流れに乗せて、上流側分岐路2に送出することができる。
前記送出運転用運転時間は、例えば、最初に洗浄体収容部40から送出された洗浄ボールSBが、図3に示すように、下流側三方切換弁7の手前に達する時間に設定する。
尚、前記送出運転用運転時間は、実験や計算等により設定することができる。
ちなみに、前記下流側三方切換弁7及び前記上流側三方切換弁8夫々の切換状態を変更するのに切換所要時間を要し、その切換所要時間は、例えば6〜10秒である。
そして、例えば、前記洗浄体循環運転において洗浄ボールSBが循環経路を1回循環するのに要する時間が15秒、前記下流側三方切換弁7及び前記上流側三方切換弁8夫々の切換所要時間が6秒の場合、前記送出運転用運転時間は、前記切換所要時間を考慮して、8秒程度に設定する。
尚、洗浄ボールSBの流動状態のバラツキ等の要因で、前記洗浄体送出運転中に、洗浄ボールSBが、循環路4における回収用流路5にて迂回される流路部分を通過して、送出用流路6における前記共用の流路部分18に達しても、その共用の流路部分18には、前記逆流入阻止用濾別部材46を設けて洗浄ボールSBを濾別するようにしてあるので、洗浄ボールSBが前記洗浄体収容部40内における収容部濾別部材43の下方側に逆流入するのを防止することができる。
従って、洗浄体循環運転においては、洗浄装置100に収容している洗浄ボールSBの全数又は略全数を流体Fと共に熱交換器20と循環路4との間で循環させることができるので、効率良く熱交換器20を洗浄することができる。
洗浄体収容部40に洗浄ボールSBを追加したり、洗浄体収容部40内の洗浄ボールSBを交換したりするメンテナンスは、上述のように洗浄装置100を停止状態にした状態で、前記メンテナンス用開閉弁11を閉弁する。
そして、排水弁12及び空気抜き弁14を開弁して、密閉容器41から流体Fを排出して、開閉蓋41aを開く。
つまり、逆流防止用電動弁10及びメンテナンス用開閉弁11が閉弁されているので、密閉容器41の開閉蓋41aを開いても、流体流路1を通流する流体Fが密閉容器41から流出するのを回避することができる。
以下、本発明の第2ないし第4の各実施形態を説明する。尚、各実施形態においては、前記逆流阻止手段Pの具体構成及び運転制御装置50の制御構成が異なる以外は上記第1実施形態と同様に構成してあるので、第1実施形態と同じ構成要素や同じ作用を有する構成要素については、重複説明を避けるために、同じ符号を付すことにより説明を省略し、第1実施形態と異なる構成を説明する。
〔第2実施形態〕
図7に示すように、この第2実施形態では、前記逆流阻止手段Pは、前記上流側分岐路2に循環路4側から流体流路1側への通流のみ許容するように設けた逆止弁19にて構成してある。尚、図7は、運転制御装置50にて洗浄装置100を停止させた停止時の状態を示す。
前記洗浄体送出運転、前記洗浄体循環運転及び前記洗浄体回収運転夫々の実行、並びに、洗浄装置100の停止のため前記運転制御装置50の制御構成は、前記逆流防止用電動弁10の操作を省略した以外は、上記の第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
〔第3実施形態〕
図8に示すように、この第3実施形態では、前記逆流阻止手段Pは、前記回収・循環用切換状態及び前記送出用切換状態に加えて、循環路4を接続したポート8b及び送出用流路6を接続したポート8cを閉じ状態とし且つ上流側分岐路2を接続したポート8aを開き状態とする逆流阻止用切換状態にも切り換え可能なように構成した前記上流側三方切換弁8にて構成してある。尚、図8は、運転制御装置50にて洗浄装置100を停止させた停止時の状態を示す。
前記洗浄体送出運転、前記洗浄体循環運転及び前記洗浄体回収運転夫々の実行、並びに、洗浄装置100の停止のため前記運転制御装置50の制御構成は、前記逆流防止用電動弁10の操作を省略して、洗浄装置100の停止時に前記上流側三方切換弁8を前記逆流阻止用切換状態に切り換えるようにした以外は、上記の第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
〔第4実施形態〕
図9に示すように、この第4実施形態では、前記逆流阻止手段Pは、前記送出・循環用切換状態及び前記回収用切換状態に加えて、循環路4を接続したポート7b及び回収用流路5を接続したポート7cを閉じ状態とし且つ下流側分岐路3を接続したポート7aを開き状態とする逆流阻止用切換状態にも切り換え可能なように構成した前記下流側三方切換弁7にて構成してある。尚、図9は、運転制御装置50にて洗浄装置100を停止させた停止時の状態を示す。
又、上記の第1実施形態において前記下流側分岐路3に設けた前記手動操作式のメンテナンス用開閉弁11は、この第4実施形態では、前記上流側分岐路2に設けてある。
前記洗浄体送出運転、前記洗浄体循環運転及び前記洗浄体回収運転夫々の実行、並びに、洗浄装置100の停止のため前記運転制御装置50の制御構成は、前記逆流防止用電動弁10の操作を省略して、洗浄装置100の停止時に前記下流側三方切換弁7を前記逆流阻止用切換状態に切り換えるようにした以外は、上記の第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
〔別実施形態〕
次に別実施形態を説明する。
(イ) 前記通流状態切換手段Vの具体構成は、上記の各実施形態において例示した如き前記下流側三方切換弁7と前記上流側三方切換弁8とを備えて構成する構成に限定されるものではない。
例えば、回収用流路5における洗浄体収容部40よりも下流側接続部4d側の流路部分、循環路4における回収用流路5にて迂回される流路部分、送出用流路6における洗浄体収容部40よりも上流側接続部4u側の流路部分、及び、循環路4における送出用流路6にて迂回される流路部分の夫々に各別に設けた4個の電動弁にて構成することが可能である。
(ロ) 上記の各実施形態では、ポンプ9を下流側分岐路3に設けたが、ポンプ9を上流側分岐路2に設けても良い。
(ハ) 下流側三方切換弁7を前記逆流阻止用切換状態にも切り換え可能なように構成し、及び、上流側三方切換弁8を前記逆流阻止用切換状態にも切り換え可能なように構成して、前記運転制御装置50を、洗浄装置100を停止させるときに、下流側三方切換弁7を前記逆流阻止用切換状態に切り換え且つ上流側三方切換弁8を前記逆流阻止用切換状態に切り換えるように構成すると、上記の各実施形態において設けた前記メンテナンス用開閉弁11を省略することが可能となる。
(ニ) 上記の各実施形態では、洗浄体として海綿状の洗浄ボールを使用したが、海綿状でないゴム又は樹脂等からなる洗浄体等の別の洗浄体を使用しても構わない。
(ホ) 前記共用の流路部分18における前記逆流入阻止用濾別部材46の設置個所は、上記の実施形態において例示した前記ポート45aのフランジ部に限定されるものではなく、例えば、前記ポート45a内でもよい。
又、図10に示すように、前記逆流入阻止用濾別部材46を開口部にフランジ部を備えた有底円筒形に形成して、その有底円筒形の逆流入阻止用濾別部材46を、その底部を循環路4に近付けた形態で、上述の実施形態と同様に、前記管部材44の前記フランジ部分と前記継手部材45における前記ポート45aのフランジ部分との間に挟持する状態で設けると、洗浄ボールSBが前記共用の流路部分18に流入するのを防止することができるので、洗浄体循環運転において、洗浄ボールSBが前記共用の流路部分18内に滞留するのを防止することができる。
第1実施形態に係る洗浄装置の構成、及び、洗浄装置の停止状態を示す図 第1実施形態に係る洗浄装置の洗浄体送出運転時の状態を示す図 第1実施形態に係る洗浄装置の洗浄体送出運転終了時の状態を示す図 第1実施形態に係る洗浄装置の洗浄体循環運転時の状態を示す図 第1実施形態に係る洗浄装置の洗浄体回収運転時の状態を示す図 第1実施形態に係る洗浄装置の洗浄体分別装置を示す分解斜視図 第2実施形態に係る洗浄装置の構成、及び、洗浄装置の停止状態を示す図 第3実施形態に係る洗浄装置の構成、及び、洗浄装置の停止状態を示す図 第4実施形態に係る洗浄装置の構成、及び、洗浄装置の停止状態を示す図 別実施形態に係る逆流入阻止用濾別部材の設置状態を示す図
符号の説明
1 流体流路
2 上流側分岐路
3 下流側分岐路
4 循環路
4d 下流側接続部
4u 上流側接続部
5 回収用流路
6 送出用流路
7 下流側三方切換弁
8 上流側三方切換弁
9 ポンプ
18 共用の流路部分
20 熱交換器(洗浄対象部)
22 伝熱管
30 洗浄体分別部
40 洗浄体収容部
43 収容部濾別部材
46 逆流入阻止用濾別部材
50 運転制御手段
P 逆流阻止手段
SB 洗浄ボール(洗浄体)
V 通流状態切換手段

Claims (5)

  1. 流体が通流する流体流路に設けられた洗浄対象部よりも下流側に、前記流体流路における前記洗浄対象部よりも下流側から分岐する下流側分岐路に前記流体と共に通流する洗浄体を分別する洗浄体分別部を備え、
    前記下流側分岐路と前記流体流路における前記洗浄対象部よりも上流側から分岐する上流側分岐路とを接続する循環路を備えると共に、前記上流側分岐路又は前記下流側分岐路に、前記下流側分岐路から前記上流側分岐路に向かう方向に前記流体を搬送可能なポンプを備え、
    前記ポンプを作動させる状態で、前記洗浄体を前記流体と共に前記洗浄対象部と前記循環路との間で循環させて、前記洗浄対象部を洗浄する洗浄体循環運転を実行可能な運転制御手段を備えた洗浄装置であって、
    前記循環路と前記下流側分岐路との下流側接続部から分岐して前記循環路の中間部分に接続される回収用流路、及び、前記循環路と前記上流側分岐路との上流側接続部から分岐して前記循環路の中間部分に接続される送出用流路が設けられ、
    前記下流側接続部から前記循環路に向けて前記回収用流路を通して前記流体を通流させるに伴って前記流体から前記洗浄体を濾別する収容部濾別部材を備え、且つ、前記循環路から前記上流側接続部に向けて前記送出用流路を通して前記流体を通流させるに伴って前記洗浄体を前記上流側分岐路に送出する洗浄体収容部が、前記回収用流路及び前記送出用流路夫々の中間部分に配設され、
    前記流体を前記下流側分岐路から前記循環路をその全長にわたって経由させて前記上流側分岐路に通流させる循環用通流状態、前記流体を前記下流側分岐路から前記循環路における前記回収用流路にて迂回される流路部分と前記送出用流路とを経由させて前記上流側分岐路に通流させる送出用通流状態、及び、前記流体を前記下流側分岐路から前記回収用流路と前記循環路における前記送出用流路にて迂回される流路部分とを経由させて前記上流側分岐路に通流させる回収用通流状態に択一的に切り換え自在な通流状態切換手段が設けられ、
    前記運転制御手段が、前記通流状態切換手段を前記循環用通流状態にして前記洗浄体循環運転を実行するように構成され、並びに、その洗浄体循環運転の前に、前記ポンプを作動させる状態で前記通流状態切換手段を前記送出用通流状態とする洗浄体送出運転を実行し、前記洗浄体循環運転の後に、前記ポンプを作動させる状態で前記通流状態切換手段を前記回収用通流状態とする洗浄体回収運転を実行するように構成され
    前記回収用流路における前記洗浄体収容部と前記循環路の中間部分とを接続する流路部分、及び、前記送出用流路における前記洗浄体収容部と前記循環路の中間部分とを接続する流路部分が共用されるように構成され、
    その共用の流路部分に、前記流体から前記洗浄体を濾別する逆流入阻止用濾別部材が設けられている洗浄装置。
  2. 前記通流状態切換手段が、前記循環路と前記下流側分岐路と前記回収用流路とに接続された下流側三方切換弁と、前記循環路と前記上流側分岐路と前記送出用流路とに接続された上流側三方切換弁とを備えて構成されている請求項1記載の洗浄装置。
  3. 前記ポンプを停止させたときに前記流体が前記上流側分岐路を前記流体流路側から前記循環路側に逆流するのを阻止する逆流阻止手段が設けられている請求項1又は2記載の洗浄装置。
  4. 前記洗浄対象部が、伝熱管内に通流する前記流体と前記伝熱管外を通流する熱媒との間で熱交換を行う熱交換器である請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗浄装置。
  5. 前記洗浄体が、海綿状の洗浄ボールである請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗浄装置。
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