JP4116507B2 - 光−無線融合通信システム用光送信器 - Google Patents

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Description

本発明は、広帯域信号光を利用した光−無線融合通信システムにおける光送信器、特に無線基地局に所望の無線信号を光信号で送信する光送信器に関する。
図1、図2、図3はそれぞれ従来の光−無線融合通信システムにおける光送信器、無線基地局、無線加入者端末の一例を示したものであり、図4は従来の光−無線融合通信システムにおける電気周波数及び光周波数のスペクトルの一例を示したものである。
光送信器101により光信号(1e)が光伝送路を経て無線基地局107へ伝送される。ここで、電気発振器106からの出力信号が無線信号の周波数の半値に等しい周波数の電気搬送波信号(1c)となるようにし、この出力電気搬送波信号(1c)に対して、電気位相変調器106で入力端子102に入力されたM個の値を取り得るディジタル信号(1a)を基に電気ディジタル信号(m+1)に対する出力電気位相変調信号(1d)の位相と、電気ディジタル信号mに対する出力電気位相変調信号(1d)の位相との位相差がπ/Mとなるように位相変調を施す。さらに、単一スペクトル光源103の出力光(1b)に対して光変調器104で電気位相変調信号(1d)を基に搬送波抑圧両側波帯光変調を施して送信する。
無線基地局107においては、このような光信号(1e)を1つの受光素子108で同時に自乗検波することにより差周波数成分(1f)が得られ、必要に応じて増幅した後にアンテナ109から電波として送出することで、ミリ波帯の電気信号を直接伝送せず、また無線基地局にミリ波帯の電気発振器を用意することなくミリ波帯無線信号を伝送することが可能となる。
ここで、伝送する光信号(1e)の電界Eoptは次の数式で表すことできる。
opt=Acos{2π(fc+fRF/2)t+φm+φ(t)}
+Acos{2π(fc−fRF/2)t−φm+φ(t)} ……(1)
但し、ここで、Aは電界振幅、fcは光周波数、fRFは無線信号周波数、mはM値(Mは2のn乗(nは自然数)であり、M値信号はnビットの信号である)の入力ディジタル信号(m=1,2,…,M)、φ(t)は単一スペクトル光源の位相雑音を表し、φmはφ=φm+1−φm=π/Mを満たすものとする。
この光信号(1e)を受光素子で自乗検波して得られる信号(1f)の電界ERFは次の数式で表すことができる。
RF∝A2cos(2πfRFt+2φm) ……(2)
(2)式においては、(1)式の光信号電界において存在していた単一スペクトル光源の位相雑音成分が相殺されており、周波数安定性の高い無線信号が得られることとなる。また、無線信号として、入力端子102に入力された電気ディジタル信号のM値の信号に対する位相差φ’(=2φm+1−2φm)が2π/Mとなる位相変調信号が得られることとなる。
前記無線基地局107から送出された電波(1f)を受信する無線加入者端末110においては、アンテナ111で受信した無線信号(1f)と、電気発振器112から出力された無線信号の周波数より中間周波数信号の周波数の分だけ高い周波数を有する電気搬送波信号(1g)とを乗算器113に入力し、乗算器113の出力をフィルタ114に通すことで、中間周波数信号として、入力端子102に入力された電気ディジタル信号のM値の信号に対する位相差φ’(=2φm+1−2φm)が2π/Mとなる位相変調信号(1i)を得る。この時の検波のSN特性は最適である(例えば、非特許文献1参照)。
小関泰之、岸眞人、土屋昌弘、「マッハツェンダー型光変調器による60GHz帯2モード光ミリ波PSK信号生成法」、電子情報通信学会2001年総合大会講演論文集、社団法人電子情報通信学会、2001年3月7日、B−5−261
図1、図2、図3及び図4に挙げた従来例の場合は、各無線加入者端末において、中間周波数信号を得るため、局部発振器として電気発振器を用意する必要がある。広帯域信号を伝送する場合は、広い信号帯域が確保できるミリ波帯を用いることが予想されるが、ミリ波帯の電気発振器は高価である他、発振器の出力信号の周波数安定度を向上させるために構成が複雑になる。
本発明は、このような背景に行われたものであって、無線加入者端末の構成を安価かつ簡易にできる光送信器を提供することを目的とする。
本発明では、前記目的を達成するため、請求項1では、受信した光信号を自乗検波して電気信号に変換し、該電気信号を無線信号として送出する無線基地局に所望の無線信号を送出させる光信号送信する光送信器において、光周波数fcの単一スペクトルの光信号を発生する単一スペクトル光源と、前記無線信号の周波数 RF の半値に等しい周波数 RF /2を有する電気搬送波信号を発生する第1の電気発振器と、前記無線基地局から送出された電波を受信する無線端末における中間周波数信号の周波数 IF の半値に等しい周波数 IF /2を有する電気搬送波信号を発生する第2の電気発振器と、第2の電気発振器から出力された電気搬送波信号に対し、入力されたM個の値を取り得る電気ディジタル信号m(m=1,2,…,M)にて位相変調を施して電気位相変調信号を出力する電気位相変調器であって、電気ディジタル信号(m+1)に対する出力電気位相変調信号の位相と、電気ディジタル信号mに対する出力電気位相変調信号の位相との位相差がπ/Mとなるような位相変調を施す電気位相変調器と、前記単一スペクトル光源から出力された光信号に対し、第1の電気発振器よりの電気搬送波信号にて搬送波抑圧両側波帯光変調を施し、fc+f RF /2及びfc−f RF /2の光周波数を有する光信号を出力する第1の光変調器と、前記第1の光変調器から出力された光信号に対し、電気位相変調器よりの電気位相変調信号にて搬送波抑圧両側波帯光変調を施し、fc+f RF /2+f IF /2、fc+f RF /2−f IF /2、fc−f RF /2+f IF /2及びfc−f RF /2−f IF /2の光周波数を有する光信号を出力する第2の光変調器とを備えたことを特徴とする光送信器をもって解決手段とする。
また、請求項2では、受信した光信号を自乗検波して電気信号に変換し、該電気信号を無線信号として送出する無線基地局に所望の無線信号を送出させる光信号送信する光送信器において、光周波数fcの単一スペクトルの光信号を発生する単一スペクトル光源と、前記無線信号の周波数 RF の半値に等しい周波数 RF /2を有する電気搬送波信号を発生する第1の電気発振器と、前記無線基地局から送出された電波を受信する無線端末における中間周波数信号の周波数 IF の半値に等しい周波数 IF /2を有する電気搬送波信号を発生する第2の電気発振器と、第2の電気発振器から出力された電気搬送波信号に対し、入力されたM個の値を取り得る電気ディジタル信号m(m=1,2,…,M)にて位相変調を施して電気位相変調信号を出力する電気位相変調器であって、電気ディジタル信号(m+1)に対する出力電気位相変調信号の位相と、電気ディジタル信号mに対する出力電気位相変調信号の位相との位相差がπ/Mとなるような位相変調を施す電気位相変調器と、前記単一スペクトル光源から出力された光信号に対し、電気位相変調器よりの電気位相変調信号にて搬送波抑圧両側波帯光変調を施し、fc+f IF /2及びfc−f IF /2の光周波数を有する光信号を出力する第1の光変調器と、前記第1の光変調器から出力された光信号に対し、第1の電気発振器よりの電気搬送波信号にて搬送波抑圧両側波帯光変調を施し、fc+f RF /2+f IF /2、fc+f RF /2−f IF /2、fc−f RF /2+f IF /2及びfc−f RF /2−f IF /2の光周波数を有する光信号を出力する第2の光変調器とを備えたことを特徴とする光送信器をもって解決手段とする。
請求項1及び2の発明によれば、光送信器から4つの光信号を送信することで、無線基地局の受光素子の出力として、所望の無線信号周波数帯において周波数間隔がそれぞれ中間周波数信号の周波数分だけ異なる3波の無線信号を得ることができる。
請求項1及び2の発明において、伝送する光信号の電界Eoptは次式のように表すことができる。
opt=Acos{2π(fc+fRF/2+fIF/2)t+φm+φ(t)}
+Acos{2π(fc+fRF/2−fIF/2)t−φm+φ(t)}
+Acos{2π(fc−fRF/2+fIF/2)t+φm+φ(t)}
+Acos{2π(fc−fRF/2−fIF/2)t−φm+φ(t)}
……(3)
但し、ここで、Aは電界振幅、fcは光周波数、fRFは無線信号周波数、fIFは中間周波数、mはM値(Mは2のn乗(nは自然数)であり、M値信号はnビットの信号である)の入力ディジタル信号(m=1,2,…,M)、φ(t)は単一スペクトル光源の位相雑音を表し、φmはφ=φm+1−φm=π/Mを満たすものとする。
この光信号を受光素子で自乗検波して得られる無線信号の電界ERFは次式のように表すことができる。
RF∝A2cos{2π(fRF+fIF)t+2φm
+2A2cos{2πfRFt}
+A2cos{2π(fRF−fIF)t−2φm} ……(4)
無線加入者端末では、これらの高周波無線信号電波をアンテナで受信した後、ダイオードなどの非線形素子により自乗検波し、フィルタを通すことで、局部発振器、つまり無線信号の周波数帯の電気発振器を用意することなく、中間周波数信号として、入力された電気ディジタル信号のM値の信号に対する位相差φ’(=2φm+1−2φm)が2π/Mとなる低周波数帯の電気位相信号を得ることができる。
中間周波数帯信号の電界EIFは次式のように表すことができる。
IF∝4A4cos{2πfIFt+2φm} ……(5)
また、請求項3では、受信した光信号を自乗検波して電気信号に変換し、該電気信号を無線信号として送出する無線基地局に所望の無線信号を送出させる光信号送信する光送信器において、光周波数fcの単一スペクトルの光信号を発生する単一スペクトル光源と、前記無線信号の周波数 RF の半値に等しい周波数 RF /2を有する電気搬送波信号を発生する第1の電気発振器と、前記無線信号の周波数 RF 前記無線基地局から送出された電波を受信する無線端末における中間周波数信号の周波数 IF との差の半値に等しい周波数(f RF −f IF )/2を有する電気搬送波信号を発生する第2の電気発振器と、第2の電気発振器から出力された電気搬送波信号に対し、入力されたM個の値を取り得る電気ディジタル信号m(m=1,2,…,M)にて位相変調を施して電気位相変調信号を出力する電気位相変調器であって、電気ディジタル信号(m+1)に対する出力電気位相変調信号の位相と、電気ディジタル信号mに対する出力電気位相変調信号の位相との位相差がπ/Mとなるような位相変調を施す電気位相変調器と、前記単一スペクトル光源から出力された光信号に対し、第1の電気発振器よりの電気搬送波信号にて搬送波抑圧両側波帯光変調を施し、fc+f RF /2及びfc−f RF /2の光周波数を有する光信号を出力する第1の光変調器と、前記第1の光変調器から出力された光信号に対し、電気位相変調器よりの電気位相変調信号にて搬送波抑圧両側波帯光変調を施し、fc+f RF −f IF /2、fc+f IF /2、fc−f IF /2及びfc−f RF +f IF /2の光周波数を有する光信号を出力する第2の光変調器とを備えたことを特徴とする光送信器をもって解決手段とする。
また、請求項4では、受信した光信号を自乗検波して電気信号に変換し、該電気信号を無線信号として送出する無線基地局に所望の無線信号を送出させる光信号送信する光送信器において、光周波数fcの単一スペクトルの光信号を発生する単一スペクトル光源と、前記無線信号の周波数 RF の半値に等しい周波数 RF /2を有する電気搬送波信号を発生する第1の電気発振器と、前記無線信号の周波数 RF 前記無線基地局から送出された電波を受信する無線端末における中間周波数信号の周波数 IF との差の半値に等しい周波数(f RF −f IF )/2を有する電気搬送波信号を発生する第2の電気発振器と、第2の電気発振器から出力された電気搬送波信号に対し、入力されたM個の値を取り得る電気ディジタル信号m(m=1,2,…,M)にて位相変調を施して電気位相変調信号を出力する電気位相変調器であって、電気ディジタル信号(m+1)に対する出力電気位相変調信号の位相と、電気ディジタル信号mに対する出力電気位相変調信号の位相との位相差がπ/Mとなるような位相変調を施す電気位相変調器と、前記単一スペクトル光源から出力された光信号に対し、電気位相変調器よりの電気位相変調信号にて搬送波抑圧両側波帯光変調を施し、fc+(f RF −f IF )/2及びfc−(f RF −f IF )/2の光周波数を有する光信号を出力する第1の光変調器と、前記第1の光変調器から出力された光信号に対し、第1の電気発振器よりの電気搬送波信号にて搬送波抑圧両側波帯光変調を施し、fc+f RF −f IF /2、fc+f IF /2、fc−f IF /2及びfc−f RF +f IF /2の光周波数を有する光信号を出力する第2の光変調器とを備えたことを特徴とする光送信器をもって解決手段とする。
請求項3及び4の発明によれば、光送信器から4つの光信号を送信することで、無線基地局の受光素子の出力として、所望の無線信号周波数帯において周波数間隔が中間周波数信号の周波数分だけ異なる2波の無線信号を得ることができる。
請求項3及び4の発明において、伝送する光信号の電界Eoptは次式のように表すことができる。
opt=Acos{2π(fc+fRF−fIF/2)t+φm+φ(t)}
+Acos{2π(fc+fIF/2)t−φm+φ(t)}
+Acos{2π(fc−fIF/2)t+φm+φ(t)}
+Acos{2π(fc−fRF+fIF/2)t−φm+φ(t)}
……(6)
但し、ここで、Aは電界振幅、fcは光周波数、fRFは無線信号周波数、fIFは中間周波数、mはM値(Mは2のn乗(nは自然数)であり、M値信号はnビットの信号である)の入力ディジタル信号(m=1,2,…,M)、φ(t)は単一スペクトル光源の位相雑音を表し、φmはφ=φm+1−φm=π/Mを満たすものとする。
この光信号を受光素子で自乗検波して得られる無線信号の電界ERFは次式のように表すことができる。
RF∝2A2cos{2πfRFt}+2A2cos{2π(fRF−fIF)t+2φm
……(7)
無線加入者端末では、これらの高周波無線信号電波をアンテナで受信した後、ダイオードなどの非線形素子により自乗検波し、フィルタを通すことで、局部発振器、つまり無線信号の周波数帯の電気発振器を用意することなく、中間周波数信号として、入力された電気ディジタル信号のM値の信号に対する位相差φ’(=2φm+1−2φm)が2π/Mとなる低周波数帯の電気位相信号を得ることができる。
中間周波数帯信号の電界EIFは次式のように表すことができる。
IF∝4A4cos{2πfIFt−2φm} ……(8)
また、請求項5では、受信した光信号を自乗検波して電気信号に変換し、該電気信号を無線信号として送出する無線基地局に所望の無線信号を送出させる光信号送信する光送信器において、光周波数fcの単一スペクトルの光信号を発生する単一スペクトル光源と、前記無線信号の周波数 RF 前記無線基地局から送出された電波を受信する無線端末における中間周波数信号の周波数 IF との差の半値に等しい周波数(f RF −f IF )/2を有する電気搬送波信号を発生する第1の電気発振器と、前記無線信号の周波数 RF の半値に等しい周波数 RF /2を有する電気搬送波信号を発生する第2の電気発振器と、第2の電気発振器から出力された電気搬送波信号に対し、入力されたM個の値を取り得る電気ディジタル信号m(m=1,2,…,M)にて位相変調を施して電気位相変調信号を出力する電気位相変調器であって、電気ディジタル信号(m+1)に対する出力電気位相変調信号の位相と、電気ディジタル信号mに対する出力電気位相変調信号の位相との位相差がπ/Mとなるような位相変調を施す電気位相変調器と、前記単一スペクトル光源から出力された光信号に対し、第1の電気発振器よりの電気搬送波信号にて搬送波抑圧両側波帯光変調を施し、fc+(f RF −f IF )/2及びfc−(f RF −f IF )/2の光周波数を有する光信号を出力する第1の光変調器と、前記第1の光変調器から出力された光信号に対し、電気位相変調器よりの電気位相変調信号にて搬送波抑圧両側波帯光変調を施し、fc+f RF −f IF /2、fc+f IF /2、fc−f IF /2及びfc−f RF +f IF /2の光周波数を有する光信号を出力する第2の光変調器とを備えたことを特徴とする光送信器をもって解決手段とする。
また、請求項6では、受信した光信号を自乗検波して電気信号に変換し、該電気信号を無線信号として送出する無線基地局に所望の無線信号を送出させる光信号送信する光送信器において、光周波数fcの単一スペクトルの光信号を発生する単一スペクトル光源と、前記無線信号の周波数 RF 前記無線基地局から送出された電波を受信する無線端末における中間周波数信号の周波数 IF との差の半値に等しい周波数(f RF −f IF )/2を有する電気搬送波信号を発生する第1の電気発振器と、前記無線信号の周波数 RF の半値に等しい周波数 RF /2を有する電気搬送波信号を発生する第2の電気発振器と、第2の電気発振器から出力された電気搬送波信号に対し、入力されたM個の値を取り得る電気ディジタル信号m(m=1,2,…,M)にて位相変調を施して電気位相変調信号を出力する電気位相変調器であって、電気ディジタル信号(m+1)に対する出力電気位相変調信号の位相と、電気ディジタル信号mに対する出力電気位相変調信号の位相との位相差がπ/Mとなるような位相変調を施す電気位相変調器と、前記単一スペクトル光源から出力された光信号に対し、電気位相変調器よりの電気位相変調信号にて搬送波抑圧両側波帯光変調を施し、fc+f RF /2及びfc−f RF /2の光周波数を有する光信号を出力する第1の光変調器と、前記第1の光変調器から出力された光信号に対し、第1の電気発振器よりの電気搬送波信号にて搬送波抑圧両側波帯光変調を施し、fc+f RF −f IF /2、fc+f IF /2、fc−f IF /2及びfc−f RF +f IF /2の光周波数を有する光信号を出力する第2の光変調器とを備えたことを特徴とする光送信器をもって解決手段とする。
請求項5及び6の発明によれば、光送信器から4つの光信号を送信することで、無線基地局の受光素子の出力として、所望の無線信号周波数帯において周波数間隔が中間周波数信号の周波数分だけ異なる2波の無線信号を得ることができる。
請求項5及び6の発明において、伝送する光信号の電界Eoptは次式のように表すことができる。
opt=Acos{2π(fc+fRF−fIF/2)t+φm+φ(t)}
+Acos{2π(fc+fIF/2)t+φm+φ(t)}
+Acos{2π(fc−fIF/2)t−φm+φ(t)}
+Acos{2π(fc−fRF+fIF/2)t−φm+φ(t)}
……(9)
但し、ここで、Aは電界振幅、fcは光周波数、fRFは無線信号周波数、fIFは中間周波数、mはM値(Mは2のn乗(nは自然数)であり、M値信号はnビットの信号である)の入力ディジタル信号(m=1,2,…,M)、φ(t)は単一スペクトル光源の位相雑音を表し、φmはφ=φm+1−φm=π/Mを満たすものとする。
この光信号を受光素子で自乗検波して得られる無線信号の電界ERFは次式のように表すことができる。
RF∝2A2cos{2πfRFt+2φm}+2A2cos{2π(fRF−fIF)t}
……(10)
無線加入者端末では、これらの高周波無線信号電波をアンテナで受信した後、ダイオードなどの非線形素子により自乗検波し、フィルタを通すことで、局部発振器つまり無線信号の周波数帯の電気発振器を用意することなく、中間周波数信号として、入力された電気ディジタル信号のM値の信号に対する位相差φ’(=2φm+1−2φm)が2π/Mとなる低周波数帯の電気位相信号を得ることができる。
中間周波数帯信号の電界EIFは次式のように表すことができる。
IF∝4A4cos{2πfIFt+2φm} ……(11)
以上説明したように、本発明の光送信器により、無線基地局に光信号を送信する広帯域光−無線融合通信システムの無線加入者端末において、無線信号の周波数帯の電気発振器を用意することなく、検波後のSN特性に優れた中間周波数位相変調信号を得ることが可能となる。
これにより、無線加入者端末を安価かつ単純なハードウェア構成にすることが可能となる。
<実施の形態1>
本発明の第1の実施の形態について、図5、図6、図7のブロック構成図と、図8の電気周波数及び光周波数のスペクトル図を参照して説明する。
図5は本発明の第1の実施の形態の光送信器1を示すブロック構成図であるが、2は伝送する電気ディジタル信号を入力する入力端子、3は単一スペクトル光源、4は電気発振器6からの出力信号(2c)によって単一スペクトル光源3の出力光(2b)を搬送波抑圧両側波帯光変調する第1の光変調器、5は電気発振器7からの出力信号(2e)を電気位相変調器8で入力電気ディジタル信号(2a)を基に位相変調した電気位相変調信号(2f)によって第1の光変調器4の出力光(2d)を搬送波抑圧両側波帯光変調する第2の光変調器である。
この光送信器1において、電気発振器6からの出力信号(2c)がミリ波帯などの無線信号の周波数(fRF)の半値に等しい周波数(fRF/2)を有する電気搬送波信号となるようにし、さらに、電気発振器7からの出力信号(2e)が任意の中間周波数信号の周波数(fIF)の半値に等しい周波数(fIF/2)を有する電気搬送波信号となるようにする。また、電気位相変調器8において、入力されたM個の値を取り得る電気ディジタル信号m(m=1,2,…,M)に対して、電気ディジタル信号(m+1)に対する出力電気位相変調信号(2f)の位相と、電気ディジタル信号mに対する出力電気位相変調信号の位相(2f)との位相差がπ/Mとなるように位相変調を施し、第2の光変調器5の出力光変調信号(2g)の占有周波数帯域(B)が中間周波数信号の周波数(fIF)よりも小さくなるようにする。
上記のようにして光送信器1から送信された光信号(2g)は、図6に示す無線基地局9で受信される。
無線基地局9は、光信号(2g)を自乗検波して電気信号に変換する受光素子10と、この受光素子10の出力電気信号(2h)であるミリ波帯無線信号を電波として送出するアンテナ11によって構成される。
光送信器1で、電気発振器6からの出力信号(2c)がミリ波帯などの無線信号周波数(fRF)の半値の周波数(fRF/2)を有する電気搬送波信号となるようにし、さらに、電気発振器7からの出力信号(2e)が中間周波数信号の周波数(fIF)の半値の周波数(fIF/2)を有する電気搬送波信号となるようにすることで、無線基地局9において、周波数間隔がそれぞれ中間周波数信号の周波数分(fIF)だけ異なり、また、周波数安定性の高い3波のミリ波帯無線信号(2h:fRF+fIF,fRF,fRF−fIF)を得ることができる。
図7は本発明の第1の実施の形態の無線加入者端末12を示すブロック構成図である。無線基地局9から送出されたミリ波帯無線信号(2h)はアンテナ13により受信された後、ミキサダイオードなどの非線形素子を用いた乗算器14により自乗検波され、さらにこの乗算器の出力電気信号(2i)をフィルタ15に通すことで、ミリ波帯の電気発振器を用意することなく、中間周波数帯の電気変調信号(2j)を得ることができる。
また、本発明では、光送信器1において、入力電気ディジタル信号のM値の信号に対する位相差φがπ/Mとなるように変調されているので、無線加入者端末12における中間周波数帯信号として、入力電気ディジタル信号のM値の信号に対する位相差φ’が2π/Mとなるような変調信号(2j)を得ることができ、検波のSN特性が最適となる。
なお、本実施の形態において、電気位相変調器8よりの電気位相変調信号を光変調器4に入力し、電気発振器6よりの電気搬送波信号を光変調器5に入力しても同様な結果が得られる。
<実施の形態2>
本発明の第2の実施の形態について、図9、図10、図11のブロック構成図と、図12の電気周波数及び光周波数のスペクトル図を参照して説明する。
図9は本発明の第2の実施の形態の光送信器18を示すブロック構成図であるが、19は伝送する電気ディジタル信号を入力する入力端子、20は単一スペクトル光源、21は電気発振器23からの出力信号(3c)によって単一スペクトル光源20の出力光(3b)を搬送波抑圧両側波帯光変調する第1の光変調器、22は電気発振器24からの出力信号(3e)を電気位相変調器25で入力電気ディジタル信号(3a)を基に位相変調した電気位相変調信号(3f)によって第1の光変調器21の出力光(3d)を搬送波抑圧両側波帯光変調する第2の光変調器である。
この光送信器18において、電気発振器23からの出力信号(3c)がミリ波帯などの無線信号の周波数(fRF)の半値に等しい周波数(fRF/2)を有する電気搬送波信号となるようにし、さらに、電気発振器24からの出力信号(3e)が無線信号の周波数(fRF)と任意の中間周波数信号の周波数(fIF)との差(fRF−fIF)の半値に等しい周波数((fRF−fIF)/2)を有する電気搬送波信号となるようにする。また、電気位相変調器25において、入力されたM個の値を取り得る電気ディジタル信号m(m=1,2,…,M)に対して、電気ディジタル信号(m+1)に対する出力電気位相変調信号(3f)の位相と、電気ディジタル信号mに対する出力電気位相変調信号(3f)の位相との位相差がπ/Mとなるように位相変調を施し、第2の光変調器22の出力光変調信号(3g)の占有周波数帯域(B)の半値(B/2)が中間周波数信号の周波数(fIF)よりも小さくなるようにする。
上記のようにして光送信器18から送信された光信号(3g)は、図10に示す無線基地局26で受信される。
無線基地局26は、光信号(3g)を自乗検波して電気信号に変換する受光素子27と、この受光素子27の出力電気信号(3h)であるミリ波帯無線信号を電波として送出するアンテナ28によって構成される。
光送信器18で、電気発振器23からの出力信号(3c)がミリ波帯などの無線信号の周波数(fRF)の半値の周波数(fRF/2)を有する電気搬送波信号となるようにし、さらに、電気発振器24からの出力信号(3e)が無線信号の周波数(fRF)と任意の中間周波数信号の周波数(fIF)との差(fRF−fIF)の半値の周波数((fRF−fIF)/2)を有する電気搬送波信号となるようにすることで、無線基地局26において、周波数間隔が中間周波数信号の周波数分(fIF)だけ異なり、また、周波数安定性の高い2波のミリ波帯無線信号(2h:fRF,fRF−fIF)を得ることができる。
図11は本発明の第2の実施の形態の無線加入者端末29を示すブロック構成図である。無線基地局26から送出されたミリ波帯無線信号(3h)はアンテナ30により受信された後、ミキサダイオードなどの非線形素子を用いた乗算器31により自乗検波され、さらにこの乗算器の出力電気信号(3i)をフィルタ32に通すことで、ミリ波帯の電気発振器を用意することなく、中間周波数帯の電気変調信号(3j)を得ることができる。
また、本発明では、光送信器18において、入力電気ディジタル信号のM値の信号に対する位相差φがπ/Mとなるように変調されているので、無線加入者端末29における中間周波数帯信号として、入力電気ディジタル信号のM値の信号に対する位相差φ’が2π/Mとなるような変調信号(3j)を得ることができ、検波のSN特性が最適となる。
なお、本実施の形態において、電気位相変調器25よりの電気位相変調信号を光変調器21に入力し、電気発振器23よりの電気搬送波信号を光変調器22に入力しても同様な結果が得られる。
<実施の形態3>
本発明の第3の実施の形態について、図13、図14、図15のブロック構成図と、図16の電気周波数及び光周波数のスペクトル図を参照して説明する。
図13は本発明の第3の実施の形態の光送信器35を示すブロック構成図であるが、36は伝送する電気ディジタル信号を入力する入力端子、37は単一スペクトル光源、38は電気発振器40からの出力信号(4c)によって単一スペクトル光源37の出力光(4b)を搬送波抑圧両側波帯光変調する第1の光変調器、39は電気発振器41からの出力信号(4e)を電気位相変調器42で入力電気ディジタル信号(4a)を基に位相変調した電気位相変調信号(4f)によって第1の光変調器38の出力光(4d)を搬送波抑圧両側波帯光変調する第2の光変調器である。
この光送信器35において、電気発振器40からの出力信号(4c)がミリ波帯などの無線信号の周波数(fRF)と任意の中間周波数信号の周波数(fIF)との差(fRF−fIF)の半値に等しい周波数((fRF−fIF)/2)を有する電気搬送波信号となるようにし、さらに、電気発振器41からの出力信号(4e)が無線信号の周波数(fRF)の半値に等しい周波数(fRF/2)を有する電気搬送波信号となるようにする。また、電気位相変調器42において、入力されたM個の値を取り得る電気ディジタル信号m(m=1,2,…,M)に対して、電気ディジタル信号(m+1)に対する出力電気位相変調信号(4f)の位相と、電気ディジタル信号mに対する出力電気位相変調信号(4f)の位相との位相差がπ/Mとなるように位相変調を施し、第2の光変調器39の出力光変調信号(4g)の占有周波数帯域(B)の半値(B/2)が中間周波数信号の周波数(fIF)よりも小さくなるようにする。
上記のようにして光送信器35から送信された光信号(4g)は、図14に示す無線基地局43で受信される。
無線基地局43は、光信号(4g)を自乗検波して電気信号に変換する受光素子44と、この受光素子44の出力電気信号(4h)であるミリ波帯無線信号を電波として送出するアンテナ45によって構成される。
光送信器35で、電気発振器40からの出力信号(4c)がミリ波帯などの無線信号の周波数(fRF)と中間周波数信号の周波数(fIF)との差(fRF−fIF)の半値の周波数((fRF−fIF)/2)を有する電気搬送波信号となるようにし、さらに、電気発振器41からの出力信号(4e)が無線信号周波数(fRF)の半値の周波数(fRF/2)を有する電気搬送波信号となるようにすることで、無線基地局43において、周波数間隔が中間周波数信号の周波数分(fIF)だけ異なり、また、周波数安定性の高い2波のミリ波帯無線信号(2h:fRF,fRF−fIF)を得ることができる。
図15は本発明の第3の実施の形態の無線加入者端末46を示すブロック構成図である。無線基地局43から送出されたミリ波帯無線信号(4h)はアンテナ47により受信された後、ミキサダイオードなどの非裸形素子を用いた乗算器48により自乗検波され、さらにこの乗算器の出力電気信号(4i)をフィルタ49に通すことで、ミリ波帯の電気発振器を用意することなく、中間周波数帯の電気変調信号(4j)を得ることができる。
また、本発明では、光送信器において、入力電気ディジタル信号のM値の信号に対する位相差φがπ/Mとなるように変調されているので、無線加入者端末46における中間周波数帯信号として、入力電気ディジタル信号のM値の信号に対する位相差φ’が2π/Mとなるような変調信号(4j)を得ることができ、検波のSN特性が最適となる。
なお、本実施の形態において、電気位相変調器42よりの電気位相変調信号を光変調器38に入力し、電気発振器40よりの電気搬送波信号を光変調器39に入力しても同様な結果が得られる。
従来の光送信器の一例を示すブロック構成図 従来の無線基地局の一例を示すブロック構成図 従来の無線加入者端末の一例を示すブロック構成図 従来の光−無線融合通信システムにおける信号スペクトルの一例を示す図 本発明の第1の実施の形態に係る光送信器を示すブロック構成図 本発明の第1の実施の形態に係る無線基地局を示すブロック構成図 本発明の第1の実施の形態に係る無線加入者端末を示すブロック構成図 本発明の第1の実施の形態における信号スペクトルを示す図 本発明の第2の実施の形態に係る光送信器を示すブロック構成図 本発明の第2の実施の形態に係る無線基地局を示すブロック構成図 本発明の第2の実施の形態に係る無線加入者端末を示すブロック構成図 本発明の第2の実施の形態における信号スペクトルを示す図 本発明の第3の実施の形態に係る光送信器を示すブロック構成図 本発明の第3の実施の形態に係る無線基地局を示すブロック構成図 本発明の第3の実施の形態に係る無線加入者端末を示すブロック構成図 本発明の第3の実施の形態における信号スペクトルを示す図
符号の説明
1,18,35:光送信器、2,19,36:入力端子、3,20,37:単一スペクトル光源、4,21,38:第1の光変調器、5,22,39:第2の光変調器、6,7,23,24,40,41:電気発振器、8,25,42:電気位相変調器、9,26,43:無線基地局、10,27,44:受光素子、11,13,28,30,45,47:アンテナ、12,29,46:無線加入者端末、14,31,48:乗算器、15,32,49:フィルタ、16,33,50:検波器、17,34,51:出力端子。

Claims (6)

  1. 受信した光信号を自乗検波して電気信号に変換し、該電気信号を無線信号として送出する無線基地局に所望の無線信号を送出させる光信号送信する光送信器において、
    光周波数fcの単一スペクトルの光信号を発生する単一スペクトル光源と、
    前記無線信号の周波数 RF の半値に等しい周波数 RF /2を有する電気搬送波信号を発生する第1の電気発振器と、
    前記無線基地局から送出された電波を受信する無線端末における中間周波数信号の周波数 IF の半値に等しい周波数 IF /2を有する電気搬送波信号を発生する第2の電気発振器と、
    第2の電気発振器から出力された電気搬送波信号に対し、入力されたM個の値を取り得る電気ディジタル信号m(m=1,2,…,M)にて位相変調を施して電気位相変調信号を出力する電気位相変調器であって、電気ディジタル信号(m+1)に対する出力電気位相変調信号の位相と、電気ディジタル信号mに対する出力電気位相変調信号の位相との位相差がπ/Mとなるような位相変調を施す電気位相変調器と、
    前記単一スペクトル光源から出力された光信号に対し、第1の電気発振器よりの電気搬送波信号にて搬送波抑圧両側波帯光変調を施し、fc+f RF /2及びfc−f RF /2の光周波数を有する光信号を出力する第1の光変調器と、
    前記第1の光変調器から出力された光信号に対し、電気位相変調器よりの電気位相変調信号にて搬送波抑圧両側波帯光変調を施し、fc+f RF /2+f IF /2、fc+f RF /2−f IF /2、fc−f RF /2+f IF /2及びfc−f RF /2−f IF /2の光周波数を有する光信号を出力する第2の光変調器とを備えた
    ことを特徴とする光送信器。
  2. 受信した光信号を自乗検波して電気信号に変換し、該電気信号を無線信号として送出する無線基地局に所望の無線信号を送出させる光信号送信する光送信器において、
    光周波数fcの単一スペクトルの光信号を発生する単一スペクトル光源と、
    前記無線信号の周波数 RF の半値に等しい周波数 RF /2を有する電気搬送波信号を発生する第1の電気発振器と、
    前記無線基地局から送出された電波を受信する無線端末における中間周波数信号の周波数 IF の半値に等しい周波数 IF /2を有する電気搬送波信号を発生する第2の電気発振器と、
    第2の電気発振器から出力された電気搬送波信号に対し、入力されたM個の値を取り得る電気ディジタル信号m(m=1,2,…,M)にて位相変調を施して電気位相変調信号を出力する電気位相変調器であって、電気ディジタル信号(m+1)に対する出力電気位相変調信号の位相と、電気ディジタル信号mに対する出力電気位相変調信号の位相との位相差がπ/Mとなるような位相変調を施す電気位相変調器と、
    前記単一スペクトル光源から出力された光信号に対し、電気位相変調器よりの電気位相変調信号にて搬送波抑圧両側波帯光変調を施し、fc+f IF /2及びfc−f IF /2の光周波数を有する光信号を出力する第1の光変調器と、
    前記第1の光変調器から出力された光信号に対し、第1の電気発振器よりの電気搬送波信号にて搬送波抑圧両側波帯光変調を施し、fc+f RF /2+f IF /2、fc+f RF /2−f IF /2、fc−f RF /2+f IF /2及びfc−f RF /2−f IF /2の光周波数を有する光信号を出力する第2の光変調器とを備えた
    ことを特徴とする光送信器。
  3. 受信した光信号を自乗検波して電気信号に変換し、該電気信号を無線信号として送出する無線基地局に所望の無線信号を送出させる光信号送信する光送信器において、
    光周波数fcの単一スペクトルの光信号を発生する単一スペクトル光源と、
    前記無線信号の周波数 RF の半値に等しい周波数 RF /2を有する電気搬送波信号を発生する第1の電気発振器と、
    前記無線信号の周波数 RF 前記無線基地局から送出された電波を受信する無線端末における中間周波数信号の周波数 IF との差の半値に等しい周波数(f RF −f IF )/2を有する電気搬送波信号を発生する第2の電気発振器と、
    第2の電気発振器から出力された電気搬送波信号に対し、入力されたM個の値を取り得る電気ディジタル信号m(m=1,2,…,M)にて位相変調を施して電気位相変調信号を出力する電気位相変調器であって、電気ディジタル信号(m+1)に対する出力電気位相変調信号の位相と、電気ディジタル信号mに対する出力電気位相変調信号の位相との位相差がπ/Mとなるような位相変調を施す電気位相変調器と、
    前記単一スペクトル光源から出力された光信号に対し、第1の電気発振器よりの電気搬送波信号にて搬送波抑圧両側波帯光変調を施し、fc+f RF /2及びfc−f RF /2の光周波数を有する光信号を出力する第1の光変調器と、
    前記第1の光変調器から出力された光信号に対し、電気位相変調器よりの電気位相変調信号にて搬送波抑圧両側波帯光変調を施し、fc+f RF −f IF /2、fc+f IF /2、fc−f IF /2及びfc−f RF +f IF /2の光周波数を有する光信号を出力する第2の光変調器とを備えた
    ことを特徴とする光送信器。
  4. 受信した光信号を自乗検波して電気信号に変換し、該電気信号を無線信号として送出する無線基地局に所望の無線信号を送出させる光信号送信する光送信器において、
    光周波数fcの単一スペクトルの光信号を発生する単一スペクトル光源と、
    前記無線信号の周波数 RF の半値に等しい周波数 RF /2を有する電気搬送波信号を発生する第1の電気発振器と、
    前記無線信号の周波数 RF 前記無線基地局から送出された電波を受信する無線端末における中間周波数信号の周波数 IF との差の半値に等しい周波数(f RF −f IF )/2を有する電気搬送波信号を発生する第2の電気発振器と、
    第2の電気発振器から出力された電気搬送波信号に対し、入力されたM個の値を取り得る電気ディジタル信号m(m=1,2,…,M)にて位相変調を施して電気位相変調信号を出力する電気位相変調器であって、電気ディジタル信号(m+1)に対する出力電気位相変調信号の位相と、電気ディジタル信号mに対する出力電気位相変調信号の位相との位相差がπ/Mとなるような位相変調を施す電気位相変調器と、
    前記単一スペクトル光源から出力された光信号に対し、電気位相変調器よりの電気位相変調信号にて搬送波抑圧両側波帯光変調を施し、fc+(f RF −f IF )/2及びfc−(f RF −f IF )/2の光周波数を有する光信号を出力する第1の光変調器と、
    前記第1の光変調器から出力された光信号に対し、第1の電気発振器よりの電気搬送波信号にて搬送波抑圧両側波帯光変調を施し、fc+f RF −f IF /2、fc+f IF /2、fc−f IF /2及びfc−f RF +f IF /2の光周波数を有する光信号を出力する第2の光変調器とを備えた
    ことを特徴とする光送信器。
  5. 受信した光信号を自乗検波して電気信号に変換し、該電気信号を無線信号として送出する無線基地局に所望の無線信号を送出させる光信号送信する光送信器において、
    光周波数fcの単一スペクトルの光信号を発生する単一スペクトル光源と、
    前記無線信号の周波数 RF 前記無線基地局から送出された電波を受信する無線端末における中間周波数信号の周波数 IF との差の半値に等しい周波数(f RF −f IF )/2を有する電気搬送波信号を発生する第1の電気発振器と、
    前記無線信号の周波数 RF の半値に等しい周波数 RF /2を有する電気搬送波信号を発生する第2の電気発振器と、
    第2の電気発振器から出力された電気搬送波信号に対し、入力されたM個の値を取り得る電気ディジタル信号m(m=1,2,…,M)にて位相変調を施して電気位相変調信号を出力する電気位相変調器であって、電気ディジタル信号(m+1)に対する出力電気位相変調信号の位相と、電気ディジタル信号mに対する出力電気位相変調信号の位相との位相差がπ/Mとなるような位相変調を施す電気位相変調器と、
    前記単一スペクトル光源から出力された光信号に対し、第1の電気発振器よりの電気搬送波信号にて搬送波抑圧両側波帯光変調を施し、fc+(f RF −f IF )/2及びfc−(f RF −f IF )/2の光周波数を有する光信号を出力する第1の光変調器と、
    前記第1の光変調器から出力された光信号に対し、電気位相変調器よりの電気位相変調信号にて搬送波抑圧両側波帯光変調を施し、fc+f RF −f IF /2、fc+f IF /2、fc−f IF /2及びfc−f RF +f IF /2の光周波数を有する光信号を出力する第2の光変調器とを備えた
    ことを特徴とする光送信器。
  6. 受信した光信号を自乗検波して電気信号に変換し、該電気信号を無線信号として送出する無線基地局に所望の無線信号を送出させる光信号送信する光送信器において、
    光周波数fcの単一スペクトルの光信号を発生する単一スペクトル光源と、
    前記無線信号の周波数 RF 前記無線基地局から送出された電波を受信する無線端末における中間周波数信号の周波数 IF との差の半値に等しい周波数(f RF −f IF )/2を有する電気搬送波信号を発生する第1の電気発振器と、
    前記無線信号の周波数 RF の半値に等しい周波数 RF /2を有する電気搬送波信号を発生する第2の電気発振器と、
    第2の電気発振器から出力された電気搬送波信号に対し、入力されたM個の値を取り得る電気ディジタル信号m(m=1,2,…,M)にて位相変調を施して電気位相変調信号を出力する電気位相変調器であって、電気ディジタル信号(m+1)に対する出力電気位相変調信号の位相と、電気ディジタル信号mに対する出力電気位相変調信号の位相との位相差がπ/Mとなるような位相変調を施す電気位相変調器と、
    前記単一スペクトル光源から出力された光信号に対し、電気位相変調器よりの電気位相変調信号にて搬送波抑圧両側波帯光変調を施し、fc+f RF /2及びfc−f RF /2の光周波数を有する光信号を出力する第1の光変調器と、
    前記第1の光変調器から出力された光信号に対し、第1の電気発振器よりの電気搬送波信号にて搬送波抑圧両側波帯光変調を施し、fc+f RF −f IF /2、fc+f IF /2、fc−f IF /2及びfc−f RF +f IF /2の光周波数を有する光信号を出力する第2の光変調器とを備えた
    ことを特徴とする光送信器。
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