JP4115026B2 - 蛋白系加熱調理食品の品質改良剤 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業の属する技術分野】
本発明は、加熱調理される蛋白質系食品、とりわけ畜肉および/または魚肉を主体とする加熱調理食品の品質改良剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
畜肉および/または魚肉を原材料とする加熱調理食品では、加熱調理で生じる肉の縮み、水分や油分の分離により、肉本来のジューシーでソフトな食感さらには旨味や風味が損なわれるといった問題が生じる。工業的な加熱調理食品の製造においては、肉本来のジューシーでソフトな食感さらには旨味や風味を安定して保つもしくは向上させることが大きな課題である。
【0003】
畜肉および/または魚肉などの食肉加工食品における肉の縮み、水分や油分の分離といった課題解決には、メタリン酸塩やポリリン酸塩などの縮合リン酸塩、大豆や小麦などの植物性たんぱく、あるいは澱粉が、食肉加工食品の品質改良剤として広く使われてきている(食品と科学社発行「食品と科学」増刊号、118−129頁、1975年)。
【0004】
さらに、ハムやベーコンなどの肉塊を原材料とする肉製品においては、調味や品質改良を目的とするピックル液に肉塊を浸漬したり、ピックル液を肉塊に注入(インジェクション)することが工業的に行われる。このピックル液は、食塩、砂糖などの糖類、発色剤、あるいは上述の品質改良剤などで構成される。(産業調査会事典出版センター発行「食品製造・流通データ集」、862−867頁、1998年)。
【0005】
この他にも、食肉加工食品の品質改良剤として、ホエー蛋白、デキストリン、あるいは乳化剤なども使用されている。
しかし、糖質単独で、食肉の加熱調理において肉本来のジューシーでソフトな食感さらには旨味や風味を安定して保つもしくは向上させることができて、かつ工業的にも利用できる品質改良剤は知られていなかった。
【0006】
また、魚肉や畜肉を冷凍、凍結乾燥する際に、冷凍、凍結乾燥に伴うタンパク質の変性を抑制し、かつ製造される冷凍食品、凍結乾燥品の味を甘くしすぎないようにする目的で、重合度3〜10のオリゴ糖またはその還元物を主成分とする糖質を用いることが考案されている(特開平5−103586)。
しかし、この考案が課題としているのは、冷凍、凍結乾燥に伴う食肉加工食品における品質劣化の抑制であって、食肉の加熱調理における品質保持または向上を課題とするものではない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、畜肉および/または魚肉を主体とする蛋白質系食品を加熱調理する際の食感、特に肉が持つジューシーでソフトな食感、さらには肉の旨味や風味を引出すことのできる品質改良剤としての糖質を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記の課題を解決するために鋭意研究を重ねたところ、畜肉および/または魚肉を主体とする蛋白質系食品にα−1,6グルコシド結合を1つ以上有する三糖類分岐オリゴ糖を含有する糖質を添加すると、加熱調理した際の食感、特に肉が持つジューシーでソフトな食感、さらには肉の旨味や風味を引出すといった品質改良効果の得られることを見いだし、さらに研究を進めて本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、本発明は以下の通りである。
1.α−1,6グルコシド結合を1つ以上有する三糖類分岐オリゴ糖を含有することを特徴とする蛋白系加熱調理食品の品質改良剤。
2.蛋白系加熱調理食品の原材料中に含まれるタンパク質に対する添加量が、α−1,6グルコシド結合を1つ以上有する三糖類分岐オリゴ糖として2〜25%である上記1記載の蛋白系加熱調理食品の品質改良剤。
3.蛋白系加熱調理食品のタンパク質源が畜肉および/または魚肉を主体とする食品である上記1または2記載の蛋白系加熱調理食品の品質改良剤。
4.α−1,6グルコシド結合を1つ以上有する三糖類分岐オリゴ糖がパノースを主体とする糖質である上記1、2または3記載の蛋白系加熱調理食品の品質改良剤。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明のα−1,6グルコシド結合を1つ以上有する三糖類分岐オリゴ糖は、具体的には、α−1,6グルコシド結合のみで構成されるイソマルトトリオース、α−1,4グルコシド結合とα−1,6グルコシド結合とで構成されるパノースもしくはイソパノースのことであり、特にパノースがより好ましい。
これらの三糖類分岐オリゴ糖を比較的多く含む糖質であれば、本発明の蛋白系加熱調理食品の品質改良剤として用いることができる。但し、単糖や二糖が多いと甘味が強くなり食品の味質に影響が出るので、単糖や二糖の含有量がなるべく少ない糖質がより好ましい。
容易に利用できる市販の糖組成物としては、「イソマルト900P」もしくは「パノックスA」(商品名、いずれも昭和産業製)などを例示することができる。
【0011】
本発明において蛋白系加熱調理食品への上記糖質の添加量は、蛋白系加熱調理食品の原材料中に含まれるタンパク質に対し、α−1,6グルコシド結合を1つ以上有する三糖類分岐オリゴ糖として2〜25%の範囲が好ましい。具体的な添加量は、添加対象とする蛋白系加熱調理食品の種類に応じて最適な条件は異なるので、適宜選定することがより好ましい。
添加量が上記の範囲より少ないと十分な品質改良効果が得られず、多いと甘味が突出したり食品が全体にべた付いた状態になるので、逆効果である。
【0012】
また、本発明でいう蛋白系加熱調理食品は、タンパク質源として畜肉および/または魚肉を主体に用いる食肉加工食品であり、具体的にはミンチ肉を使用するハンバーグ、ミートローフ、ミートボール、メンチカツ、つくね、つみれ、ハンバーガー用のパテ、餃子、春巻、シュウマイ、ワンタン、中華肉まんやピロシキなど、さらには、肉塊から切り出した肉片を使用するカツレツ、ステーキ、ソテー、唐揚などを例示することができる。さらに、ハムやソーセージなどを例示することができる。
使用方法としては、本発明の糖質を原材料と一緒に混合する、浸漬またはインジェクションするピックル液に混合する、などの方法により蛋白系加熱調理食品に所定量を添加する。
【0013】
さらに、畜肉および/または魚肉を原材料とする蛋白系加熱調理食品における品質改良とは、加熱調理で生じる肉の縮み、あるいは水分や油分の分離により、肉本来のジューシーでソフトな食感さらには旨味や風味が損なわれるなどの問題を防ぐことである。本発明の糖質を添加すると、加熱調理による肉の縮み、あるいは水分や油分の分離がほとんど生じないので、肉本来のジューシーでソフトな食感、旨味や風味が引出されて、工業的に品質のよい蛋白系加熱調理食品を製造することができる。
本発明において、「蛋白系加熱調理食品の品質改良剤」とは、蛋白系加熱調理食品の持つジューシーでソフトな食感、さらには肉の旨味や風味を引き出す機能を有する品質改良剤の意味で用いている。
【0014】
本発明の蛋白系加熱調理食品は、加熱調理してから冷蔵あるいは冷凍で保存して、電子レンジなどを用いて再加熱しても加熱調理直後により近い食感、旨味や風味が保たれる。また、本発明の糖質を添加した加熱調理前の蛋白系食品を冷蔵あるいは冷凍で保存してから加熱調理すると、好ましい食感、旨味や風味が保たれていて冷蔵あるいは冷凍による品質劣化が殆どない。
【0015】
【作用】
α−1,6グルコシド結合を1つ以上有する三糖類分岐オリゴ糖を含有する糖質は、単独で、蛋白系加熱調理食品の持つジューシーでソフトな食感、さらには旨味や風味を引き出す機能、より詳しくは畜肉および/または魚肉を主体とする蛋白質系食品の加熱調理において、本来のジューシーでソフトな食感、さらには旨味や風味を安定して保つもしくは向上させる機能を有する。
【0016】
【実施例】
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
【0017】
実施例1
主要な構成糖としてα−1,6グルコシド結合を主体とする分岐オリゴ糖から成る「イソマルト900P」、「パノックスA」(商品名、いずれも昭和産業製)を用いた。「イソマルト900P」は粉末状で水分3%、「パノックスA」は液状で水分24%である。これらの糖組成を高速液体クロマトグラフィーで定量した結果を表1《「イソマルト900P」、「パノックスA」の糖組成(固形分中)》に示す。
【0018】
【表1】
Figure 0004115026
【0019】
比較のための糖質として、粉飴「L−SPD」(商品名、昭和産業製、水分3%)、構成糖がα−1,4グルコシド結合を有する直鎖オリゴ糖からなる「フジオリゴ♯450」(商品名、日本食品化工製、水分26%)、純粋な結晶トレハロースである「トレハオース」(商品名、林原製、水分1%)、マルトース純度が88%の粉末品「サンマルト緑」(商品名、林原製、水分5%)、ショ糖として「精製上白糖」(商品名、新名糖製、水分1%)、ソルビトール液状品「ソルビトールFC」(商品名、日研化学製、水分28%)、「無水結晶ぶどう糖」(商品名、昭和産業製、水分0%)を用いた。
以上の糖質を添加して、ハンバーグを調製した。ハンバーグの基本原材料は、合挽き肉39重量部、水23重量部、玉ねぎ15重量部、ラード6重量部、大豆たんぱく4重量部、卵白4重量部、パン粉3重量部、マッシュポテト3重量部、調味料3重量部として、各糖質を固形分として3重量部となるように添加した。この時、各糖質に由来する水分量に応じて、原材料の水の量を減らして調整した。
上記原材料100g中のタンパク質含有量は10.0g(四訂日本食品標準成分表に基づいて算出)であり、一方、α−1,6グルコシド結合を1つ以上有する三糖類分岐オリゴ糖含有量は「パノックスA」添加区で1.1g、「イソマルト900P」添加区で0.8gである。
原材料を十分に混合し、1個当たり重量40gの円形に成形し、加熱した鉄板上で片面につき1分ずつ焼き目を付け、さらに85℃の蒸気中で6分間蒸した。食感食味をパネラー6名による官能検査に供し、ソフト感、ジューシー感、食味について糖質無添加のものを3点として、優れている5点、やや優れている4点、やや劣る2点、劣る1点で評価した。点数は、パネラー6名の平均点を小数点第一位で四捨五入した整数値で表した。
結果を表2《ハンバーグの官能評価》に示す。
【0020】
【表2】
Figure 0004115026
【0021】
表2の結果から、食感(ソフト感、ジューシー感)と食味が優れていたのは、「パノックスA」と「イソマルト900P」であり、両者の中では「パノックスA」が総合的にやや優れていた。
さらに、調製したハンバーグを放冷して、−30℃で凍結保存して1週間後に電子レンジ加熱して上記と同様の官能検査に供したところ、糖質無添加においては食感食味ともに劣化が著しかったが、糖質添加したものは総じて劣化が少なく、特に「パノックスA」と「イソマルト900P」を添加したものでは殆ど劣化が見られなかった。
【0022】
実施例2
実施例1のハンバーグの内、糖質無添加のもの、「パノックスA」を添加したもの、「ぶどう糖」を添加したものについて、成形時を100%として、焼き後、蒸し後の重量を測定して歩留まりを比較した。
結果を表3《ハンバーグの重量歩留まり》に示す。
【0023】
【表3】
Figure 0004115026
【0024】
表3の結果から、「パノックスA」では重量歩留まりが高いことから、「パノックスA」によってもたらされる食感食味の改良効果には、ドリップの抑制が寄与していると考えられる。
【0025】
実施例3
糖質無添加のものと、「パノックスA」を添加しもので餃子を調製した。
餃子の具の基本原材料は、キャベツ41.4重量部、豚挽き肉17.2重量部、玉ねぎ10.3重量部、鶏肉6.9重量部、豚脂6.9重量部、パン粉3.4重量部、にら3.4重量部、粒状大豆たんぱく(昭和ミーテックスK−13)2.7重量部、醤油2.0重量部、ごま油1.7重量部、酒1.7重量部、食塩0.8重量部、にんにく0.7重量部、旨味調味料0.4重量部、白胡椒0.3重量部、砂糖0.2重量部である。「パノックスA」はこれらの基本原材料に4.4重量部上乗せした。
原材料を混合して餃子の皮で包み、180℃の鉄板で焼き色が着くまで熱し、その後水を加えて蒸し焼きにして、実施例1と同様の官能検査に供した。なお、餃子を調製する過程で、具材のまとまり感についても評価した。
上記原材料100g中のタンパク質含有量は6.2g(四訂日本食品標準成分表に基づいて算出)であり、一方、「パノックスA」添加区のα−1,6グルコシド結合を1つ以上有する三糖類分岐オリゴ糖含有量は1.2gである。
結果を表4《餃子の官能評価》に示す。
【0026】
【表4】
Figure 0004115026
【0027】
表4の結果から、餃子の食感(ソフト感、ジューシー感)と食味は、対照区に比べて「パノックスA」添加区の方が優れていた。さらに、具材のまとまり感も「パノックスA」添加区の方が優れており、ハンドリングが改良されることも示された。
【0028】
実施例4
ピックル液をインジェクションした冷凍肉を調製して、バッター、パン粉を着け油ちょうしてトンカツにして官能検査で評価した。
対照区のピックル液は粉飴「K−SPD」(商品名、昭和産業製、水分3%)10.0重量部、食塩3.0重量部、リン酸塩1.5重量部、グルタミン酸ソーダ0.7重量部、ホエー分解剤0.1重量部、氷水84.7重量部を混合して調製した。「パノックスA」添加区は、対照区の粉飴を「パノックスA」13.3重量部に置き換え、氷水を81.4重量部として調製した。
上記のピックル液を豚ロースのロイン部の肉塊重量に対して20%重量インジェクションして、−30℃で凍結保存した。1週間後に自然解凍して、肉塊から肉片を切り出し、打ち粉、バッター付け、パン粉付け、油ちょうしてトンカツを調製した。
上記原材料100g中のタンパク質含有量は20.0g(四訂日本食品標準成分表に基づいて算出)であり、一方、「パノックスA」添加区のα−1,6グルコシド結合を1つ以上有する三糖類分岐オリゴ糖含有量は0.7gである。
トンカツの官能検査の結果を表5《インジェクション肉のトンカツの官能評価》に示す。
【0029】
【表5】
Figure 0004115026
【0030】
表5の結果から、トンカツの食感(ソフト感、ジューシー感)と食味は、対照区に比べて「パノックスA」添加区の方が優れていた。なお、表には示していないが、対照区では肉にバサツキ感があったのに対して、「パノックスA」添加区では感じられなかった。
さらに、油ちょう後のトンカツを−30℃で凍結保存して電子レンジ加熱したもの、油ちょう前のトンカツを−30℃で凍結保存して油ちょうしたものいずれにおいても、「パノックスA」添加区は対照区に比べて食感食味ともに優れていることも示された。
【0031】
実施例5
糖無添加のものと、「パノックスA」を添加したものでつみれを調製した。
つみれの基本原材料は、まいわしのすり身100重量部、食塩3.5重量部、澱粉15重量部、グルタミン酸ソーダ1重量部、小麦粉3重量部である。「パノックスA」は、これらの基本原材料に8重量部上乗せした。
原材料を捏ねて十分に混合して適当な大きさの偏平円形に成形して、沸騰水中で10分間加熱して、実施例1と同様の官能検査に供した。
上記原材料100g中のタンパク質含有量は14.7g(四訂日本食品標準成分表に基づいて算出)であり、一方、「パノックスA」添加区のα−1,6グルコシド結合を1つ以上有する三糖類分岐オリゴ糖含有量は1.7gである。
結果を表6《つみれの官能評価》に示す。
【0032】
【表6】
Figure 0004115026
【0033】
表6の結果から、つみれの食感(ソフト感、ジューシー感)と食味は、糖無添加区に比べて「パノックスA」添加区の方が優れていた。
【0034】
【発明の効果】
工業的に利用できる品質改良剤としての糖質を提供することができる。
オリゴ糖は、食品原材料としての安全性において全く問題がないものであるばかりでなく、むしろ人体にとっての有用性のある機能性食品素材として期待されており、畜肉および/または魚肉を主体とする蛋白質系食品を加熱調理する際の食感、特に肉が持つジューシーでソフトな食感、さらには肉の旨味や風味を引出すことのできるという食感・食味への効果と合わせて、食品原材料としての積極的な利用が可能となる。

Claims (3)

  1. 畜肉および/または魚肉を主体とする蛋白質系食品の原材料中に含まれるタンパク質に、α−1,6グルコシド結合を1つ以上有する三糖類分岐オリゴ糖を添加して、該蛋白質系食品を加熱調理してから冷蔵あるいは冷凍で保存して、電子レンジを用いて再加熱調理する際の肉が持つジューシーでソフトな食感、および肉の旨味や風味を引出すことを特徴とする畜肉および/または魚肉を主体とする蛋白質系食品の品質改良方法。
  2. 原材料中に含まれるタンパク質に対する添加量が、α−1,6グルコシド結合を1つ以上有する三糖類分岐オリゴ糖として2〜25%である請求項の品質改良方法。
  3. 上記の三糖類分岐オリゴ糖がパノースを主体とする糖質である請求項1または2の品質改良方法。
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