JP4111771B2 - Eyelash perm rod and eyelash perm treatment method - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、まつげパーマ用ロッドおよびこれを用いるまつげパーマ施術方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
最近、アートメイクなどの美容ブームもあって、まつげパーマ（パーマネントウエーブ）のニーズが急増しており、美容院などにおいても日常的な要望となりつつある。これ以前にまつげパーマが全く行なわれていなかった訳ではないが、その頻度は稀であったため、頭髪パーマほど技術は確立されているとはいえない。まつげは眼球の真上にあり、目のまわりの皮膚は最も弱いとされることもあり、特に手際よくパーマをかける必要があるが、湾曲した瞼に沿って生えた短いまつげは頭髪に比べ格段に扱いにくく、所望するような形状にかからないことも少なくない。
【０００３】
従来、まつげパーマ用ロッドとしては、細径の棒材の外周に粘着層を設けた構造のものが提案されており（実開昭５９−８７７０１号）、現在、美容業界で使用されている製品も、概ねこれに近いものである。しかし細径の棒材は、湾曲した瞼に沿わせることが難しいだけでなく、頭髪に比して使用するロッド数も１本または２〜３本と少なく、ロッドのサイズも限られている。このため必要以上にパーマが巻毛になってしまうなど、これを用いて所望どおりの仕上がりとするには特別に熟練した技術が必要とされる。
【０００４】
また特開平６−１０５７０９号では、両面に粘着層を有する板状シリコーンゴムからなる平面ロッドを、まつげに貼着し、巻回して形状を付与することが提案されている。この技法では、巻回された平面ロッドを瞼に貼着すればまつげが引張られてパーマネント効果を向上させることができる旨記載されている。しかし最近の特にアートメイクでは、強くカールした形状に限られず、大きく張り出した形状など、顧客の要求はまちまちであって、これに追従して平板ロッドの巻回により自在な形状を付与することは困難である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされ、パーマのかけにくいまつげに、所望のパーマを自在かつ容易に失敗なくかけることができるまつげパーマ用ロッドおよびこれを用いたまつげにパーマをかける（まつげパーマ施術）方法を提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、まつげパーマのニーズが高まる中で、ロッドについて種々検討するうちに、ロッド材としてそれ自体が熱水などで軟化変形しうるような軟化点の低い熱可塑性ポリマーを用い、パーマをかける人各に応じた所望形状のロッドを作製すれば、上記課題を解決しうることに想到した。つまりこのような熱可塑性ポリマーを用いれば、造形されたロッドが各人のまつげに合わなくても、変形容易であるため煩雑な手間がかかることなく調整作業を繰り返してアジャストさせることができる。したがって各人固有のまつげの形状にあったロッドで、かつ所望の巻き具合でパーマをかけることができ、しかもロッドの造形工程を含め、格別熟練した技術を有する者でなくても失敗なく行なうことができることを確信して本発明を完成するに至った。
【０００７】
なおポリマーが加熱軟化して変形すること自体は熱可塑性ポリマー本来の特性として知られているが、これをまつげパーマ用ロッド材料として使用することは知られていない。また従来、まつげロッド自体を軟化させて変形させ、その都度造形するという発想はない。本発明は新規なまつげパーマ用ロッドである。またパーマの都度、熱可塑性ポリマーからまつげ用ロッドを作製して用いれば、むつかしいまつげパーマの施術を予想以上に容易にし、失敗なくかけられるという効果が得られることは勿論知られていない。
【０００８】
すなわち本発明は、熱水で軟化しうる熱可塑性ポリマーからなるまつげパーマ用ロッドを提供する。
上記熱可塑性ポリマーは、具体的には熱可塑性エラストマーが挙げられ、より具体的にはポリオレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマーなどが好ましい。
【０００９】
本発明に係るまつげパーマ用ロッドは、上記熱可塑性ポリマーを変形温度まで加熱し、変形して造形することにより付与されたパーマをかける人のまつげにあわせた所望形状を有する。
【００１０】
また本発明では、上記のようなまつげパーマ用ロッドを用いてまつげパーマを施術する。すなわち上記のような熱可塑性ポリマーを加熱変形し、パーマをかける人のまつげにあわせて所望形状に造形することにより作製したロッドを用いるまつげパーマ施術方法も提供する。
【００１１】
さらに本発明では、本発明者が上記ロッドが成形容易な材料からなる点を利用してロッド形状について検討するうちに創作した略瓢箪状の断面形状を有するロッドも提供する。具体的には、大小２本の略筒状体が側壁面同士で接合した形状であって、小径部の最大径が２．５ｍｍ以下のまつげパーマ用ロッドである。
このロッドを用いれば、パーマ施術後にビューラを施さなくても、大きなカールが根元から直ちに立上がった理想的な仕上がりが得られる、このような形状のまつげパーマ用ロッドは知られておらず、またビューラーを用いずに上記仕上げの得られるロッドも知られていない。パーマだけで大きなカールを根元から立ち上げることは、この特定形状のロッドにより始めて達成できたといえる。
本発明のロッドが上記好ましい形状の場合には、その材料は特に限定されないが、上記した熱可塑性ポリマー、特に熱可塑性エラストマーからなることが好ましい。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下本発明をより具体的に説明する。
本発明に係るまつげパーマ用ロッドは、熱水で軟化しうる熱可塑性ポリマーからなる。本発明では、パーマ液と反応せず、熱水で軟化しうる程度の低軟化点のものであれば、一般的な熱可塑性ポリマーを広く使用することができる。また常温（室温ないし体温）でその構造形状を保持することができれば軟化温度は特に限定されないが、作業上は可能な限り低温の熱水で軟化しうることが望ましい。一般的には６０℃程度ないし８０程度で軟化するものは容易に入手することができる。
【００１３】
本発明では、まつげの巻付け作業上、常温では弾性を有する熱可塑性ポリマーが好ましく、したがって熱可塑性エラストマー（ＴＰＥ）が好ましく用いられる。熱可塑性エラストマーは、具体的にポリオレフィン系エラストマー（ＴＰＯ）、ポリスチレン系エラストマー（ＳＢＣ）、ポリエステル系エラストマー（ＴＰＥＥ）、ポリウレタン系エラストマー（ＴＰＵ）、ポリアミド系エラストマー（ＴＰＡＥ）、ポリ塩化ビニル系エラストマー（ＴＰＶＣ）、イオノマなどの一般的に公知のものを広く例示することができる。
【００１４】
また低分子量のポリエチレンホモポリマーなどのようにグリース状で、常温で形状構造を維持しえないものでなければ、ポリマー製造方法あるいは共重合モノマー、添加剤などにより軟化温度が低下したポリエチレン系樹脂なども使用することができ、熱可塑性エラストマーと通称されるか否かに拘らず使用することができる。なお常温ではその形状構造を維持することができればよく、分子量またはその分布を特に問題とするものでもない。
【００１５】
本発明では、軟化成形性が良好で、パーマ液と反応しなければ、特に熱可塑性ポリマーに強度、透明度などの高品質を要求しないので、上記のうちでも汎用（安価）のものを選択すればよい。たとえばポリオレフィン系エラストマー、とりわけエチレン成分を含むものが好ましく使用される。またポリエステル系エラストマーなども入手容易である。
上記ポリマーには、通常特に必要とされるものではないが、任意に香料、着色材を添加してもかまわない。
【００１６】
本発明に係るまつげパーマ施術方法では、上記のような熱可塑性ポリマーを加熱変形し、パーマをかける人のまつげにあわせて所望形状に造形することにより作製したロッドを用いてパーマをかける。したがって本発明のまつげパーマ用ロッドは、パーマをかける人のまつげにあわせた所望形状を有する。この形状は、上記熱可塑性ポリマーを変形温度まで加熱し、変形して造形することにより容易に付与することができる。
以下本発明を図を参照しながらより具体的に説明する。なお図は本発明を説明するためのものであって、本発明はこれら図に限定されるものではない。
まつげにパーマをかけるに際し、まず図１に示すように熱可塑性ポリマーを加熱し、まつげパーマ用ロッドを造形する。
【００１７】
熱可塑性ポリマーは、軟化しうる温度に達することができればよく、加熱手段は熱水に限定されるものではない。たとえばドライヤなどの美容院に通常に設置されている加熱器具を用いればよい。
上記ポリマーを熱水で軟化させるには、ポリマーを熱水中に入れてもよく、水に入れてから電子レンジなどで加熱することもできる。また加熱するポリマーの大きさ、加熱温度にもよるが、熱水で軟化しうるような軟化温度の低いポリマーは、通常数分以下で変形自在に軟化する。
【００１８】
熱可塑性ポリマーは、熱水から取り出せば素手でも触ることができ、再び固化するまで指あるいは手の平などで自在に形状を付すことができる。まつげ用ロッドに造形前の熱可塑性ポリマーの形状は特に限定されず、製造工程から出荷されるペレット状、板状体あるいは棒状体などの製品形状のままでもよいが、予め概略まつげ用ロッドに近い大きさの径の円柱状棒体に予備成形しておくのが好ましい。使用時には円柱状棒体を適当な長さにカットし、所望形状ロッドに容易に調整することができる。
【００１９】
通常は、図１に示すように略円柱棒状ロッド１とし、この直径の大きさを変えればパーマのカール度合いを調節することができる。また瞼にあった湾曲を付したり、端部に丸みをつけたり、端部を細くしたりすることもできる。付与した形状はそのまま冷却すれば、その形状を保持する。図２に示すように形状付与されたロッド１をまつげ２に沿わせ、必要ならば再び軟化させ形状調節して、各人にアジャストさせることができる。
【００２０】
次いで作製されたロッドを用いてパーマをかけるには、通常ロッドとまつげとを糊料で固定する。糊料は、パーマ施術中はまつげをロッドに固定でき、パーマ終了後にはロッドを取り外せる程度の貼着力のものであればよく、ゴムラテックス系接着剤を使用することができる。たとえば市販のアイプチ（商品名）を使用すれば容易に作業することができる。
【００２１】
上記でまつげをロットに固定した以降の工程は、一般的なパーマ施術方法に準じて行なうことができるが、図２〜４を参照しながら、本発明のパーマ施術方法について、好ましい態様例に基づき、より詳細に説明する。
１）まつげはパーマをかける前に、まずクレンジングジェル等で汚れを落すことが望ましい。
２）テープ３で瞼を引張ると、まつげ２をロッド１に固定させやすくなる。
３）ロッド１に糊料をつけてまつげ２の根元に固定する。
４）ロッド１に、部分的に糊料をつけ、該当個所のまつげ２を順次針金４等で巻き付け、固定する。
５）所定のパーマ液をつける。
６）所定時間経過後、綿棒などでパーマ液を除去する。
７）濡らした綿棒でロッドを外し、まつげおよびまぶたの汚れを取る。
８）テープ３を剥がし、クリーム等をつける。
【００２２】
本発明において、特に好ましいロッドの態様例を図５に示す。ロッド１は、大小２本の略筒状体が側壁面同士で接合した形状であって、その断面は略瓢箪あるいはダルマ形状（以下瓢箪型ロッドと称する）である。この瓢箪型ロッドの小径部１ａは、まつげ長さ、所望するカールの大きさなどにより異なるが、最大径は約２．５ｍｍ以下であることが望ましい。小径部１ａは、通常１．５〜２．５ｍｍ程度の径を有する。大径部１ｂの最大径は、まつげ長さ、所望するカールの大きさなどにより異なり、接合相手の小径部１ａよりは大きいが２．５ｍｍ以下の場合もある。
本発明では、先にも述べたようにビューラーを用いなくても、大きなカールが根元から直ちに立上がった理想的な仕上がりが得られるロッドとして、上記のような瓢箪型ロッドを提供する。
【００２３】
このような瓢箪型ロッドは、たとえば上記したように熱可塑性ポリマーを加熱して、大小２本の略筒状体１ａおよび１ｂを作製し、両者を接合することにより作製することができる。熱可塑性ポリマー特に熱可塑性エラストマー材料であれば、余熱で両者を接合することができ、手作業でも容易に作製することができる。また瓢箪型ロッドは、上記断面形状を有していればよく、厳密に円滑な真円同士の接合である必要はない。たとえば略円筒状棒体同士を手作業で接合するために、あるいは接合後板上での放置により変形した扁平部分も含む形状であってもよいが、小径部１ａと大径部１ｂとの接合部に相当する部分の少なくとも一部に減径部を有する形状（完全鶏卵状ではない）が好ましい。
【００２４】
瓢箪型ロッドを用いるパーマの施術は、図６に示すようにまつげの根元に小径部１ａを載置し、まつげ先方を大径部１ｂに巻回する以外は、上記で説明したと同様に行う。
上記瓢箪型ロッドを使用すれば、図７（ａ）に示すように、大きなカールを根元から立ち上げることが可能になった。
従来、まつげに大きいカールを付す場合には、大径のロッドで巻いてパーマをかける。このカールは、通常、図７（ｂ）に示すように根元部分で垂下する。このため一般的に瞳を隠さず、ぱっちりした目元を作るためには、パーマ施術後にビューラーでまつげを持ち上げる必要があった。
ビューラーなしで根元から大きなカールを立ち上げることは、上記瓢箪型ロッドで始めて実現したといえる。
【００２５】
特に上記で特定される大きさの小径部１ａを有する瓢箪型ロッドであれば、まつげをかける人に拘らず、大きなカールの立ち上げが可能となる。このため、大径部と小径部との少なくとも一方を着色するなど、互いに異なる配色としておけば、瞬時に両者を見分けることができ、作業能率がよい。
【００２６】
【発明の効果】
上記のような本発明によれば、お湯などに浸すだけで容易に変形して所望形状を付与できる材料を用い、パーマをかける人毎にアジャストしたロッドを作製できるので、難しいとされるまつげパーマを容易に、かつ失敗なく所望形状にかけることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明に係る熱可塑性ポリマーからなるロッドの作製プロセスを説明する図である。
【図２】 本発明のまつげパーマ用ロッドをまつげに装着する工程を説明する図である。
【図３】 本発明において、装着したロッドにまつげを巻回する工程を説明する図である。
【図４】 本発明において、ロッドに巻回したまつげにパーマを施術する工程を説明する図である。
【図５】 本発明の好ましいロッドの形状例および該ロッドの作製プロセス例を説明する図である。
【図６】 本発明の好ましい形状のロッドにまつげを巻回する工程を説明する図である。
【図７】（ａ）〜（ｂ）は、パーマ施術後のまつげを説明する図である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an eyelash perm rod and an eyelash perm treatment method using the same.
[0002]
[Prior art]
Recently, with a beauty boom such as art makeup, the needs for eyelash perm (permanent wave) are increasing rapidly, and it is becoming a daily request even in beauty salons. Although the eyelash perm was not performed before this, the frequency was rare, so the technology is not as well established as the hair perm. The eyelashes are just above the eyeballs, and the skin around the eyes may be considered to be the weakest, and it is necessary to apply perms especially skillfully, but the short eyelashes that grow along the curved eyelids are much better than the hair. Are often difficult to handle and do not take on the desired shape.
[0003]
Conventionally, as a rod for an eyelash perm, a structure in which an adhesive layer is provided on the outer periphery of a thin rod (No. 59-87701) is currently used in the beauty industry. Is almost similar to this. However, not only is it difficult for a rod with a small diameter to follow a curved ridge, but the number of rods to be used is only one or two to three compared to hair, and the size of the rod is limited. For this reason, a specially skilled technique is required to achieve a desired finish using this, for example, the perm becomes more curly than necessary.
[0004]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 6-105709 proposes that a flat rod made of a plate-like silicone rubber having an adhesive layer on both sides is attached to an eyelash and wound to give a shape. In this technique, it is described that if a wound flat rod is stuck to a heel, the eyelashes are pulled and the permanent effect can be improved. However, with art makeup in recent years, there is a wide variety of customer demands, such as the shape of a large overhang, not limited to a strongly curled shape. Following this, it is possible to give a free shape by winding a flat rod. Have difficulty.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the problems as described above, and applies a permanent perm to an eyelash perm that can freely and easily apply a desired perm to an eyelash that is difficult to perm, and an eyelash using the same. The purpose is to provide eyelash perm treatment.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
While the need for eyelash perms has increased, the present inventor has been studying various types of rods, and as a rod material, a thermoplastic polymer having a low softening point that can be softened and deformed by hot water is used. It was conceived that the above problem could be solved if rods having a desired shape corresponding to each person to be applied were produced. That is, if such a thermoplastic polymer is used, even if the shaped rod does not fit each person's eyelashes, it is easily deformable and can be adjusted by repeating the adjustment work without taking any troublesome work. Therefore, it is possible to apply perm with the desired winding condition with a rod that matches the shape of the eyelashes unique to each person, and it should be done without failure even if it is not a person with exceptional skill, including the rod shaping process The present invention has been completed with the certainty that it is possible.
[0007]
The fact that the polymer is softened and deformed by heating is known as an intrinsic property of the thermoplastic polymer, but it is not known to use it as a rod material for eyelash perms. Conventionally, there is no idea that the eyelash rod itself is softened and deformed and shaped each time. The present invention is a novel rod for eyelash perm. In addition, it is not known that if the rod for eyelashes is made and used from a thermoplastic polymer every time the permanent is used, the effect of making the lashing eyelash perm easier than expected and applied without failure is of course not known.
[0008]
That is, the present invention provides a rod for an eyelash perm comprising a thermoplastic polymer that can be softened with hot water.
Specific examples of the thermoplastic polymer include thermoplastic elastomers, and more specific examples include polyolefin elastomers and polyester elastomers.
[0009]
The rod for the eyelash perm according to the present invention has a desired shape according to the eyelash of the person applying the perm applied by heating the thermoplastic polymer to the deformation temperature and deforming and shaping it.
[0010]
In the present invention, the eyelash perm is treated using the above-mentioned eyelash perm rod. That is, the eyelash perm treatment method using the rod produced by heat-deforming the thermoplastic polymer as described above and shaping it into a desired shape according to the eyelashes of the person applying the perm is also provided.
[0011]
Furthermore, the present invention also provides a rod having a substantially bowl-shaped cross-sectional shape created while the inventor studied the rod shape by utilizing the point that the rod is made of an easily moldable material. Specifically, the eyelash perm rod has a shape in which two large and small substantially cylindrical bodies are joined together at the side wall surfaces, and the maximum diameter of the small diameter portion is 2.5 mm or less.
With this rod, there is no known eyelash perm rod that has an ideal finish with a large curl immediately rising from the root, even without applying a bura after perm treatment. There is no known rod that can achieve the above finish without using a buller. It can be said that starting up a large curl from the base with only a permanent can be achieved for the first time with this specific shaped rod.
When the rod of the present invention has the above preferred shape, the material thereof is not particularly limited, but it is preferably composed of the above-described thermoplastic polymer, particularly a thermoplastic elastomer.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described more specifically.
The rod for eyelash perm according to the present invention is made of a thermoplastic polymer that can be softened with hot water. In the present invention, general thermoplastic polymers can be widely used as long as they have a low softening point that does not react with the permanent liquid and can be softened with hot water. Further, the softening temperature is not particularly limited as long as the structural shape can be maintained at room temperature (room temperature to body temperature), but it is desirable that it can be softened with hot water as low as possible. In general, those softening at about 60 ° C. to about 80 can be easily obtained.
[0013]
In the present invention, a thermoplastic polymer having elasticity at normal temperature is preferable for the eyelash winding operation, and therefore, a thermoplastic elastomer (TPE) is preferably used. Specific examples of thermoplastic elastomers include polyolefin elastomer (TPO), polystyrene elastomer (SBC), polyester elastomer (TPEE), polyurethane elastomer (TPU), polyamide elastomer (TPAE), and polyvinyl chloride elastomer (TPVC). ) And generally known ones such as ionomers.
[0014]
If it is not like a low molecular weight polyethylene homopolymer that is grease-like and cannot maintain its shape structure at room temperature, a polyethylene resin whose softening temperature has been lowered by the polymer production method, copolymerization monomer, additive, etc. Can be used regardless of whether it is commonly called a thermoplastic elastomer. It should be noted that the shape structure may be maintained at room temperature, and the molecular weight or the distribution thereof is not particularly problematic.
[0015]
In the present invention, if the soft moldability is good and does not react with the permanent liquid, the thermoplastic polymer does not particularly require high quality such as strength and transparency. Good. For example, polyolefin elastomers, particularly those containing an ethylene component are preferably used. Polyester elastomers are also readily available.
Although not particularly required for the above polymer, a fragrance or a coloring material may be optionally added.
[0016]
In the eyelash perm treatment method according to the present invention, the above-described thermoplastic polymer is heated and deformed, and the perm is applied using a rod manufactured by shaping the thermoplastic polymer into a desired shape according to the eyelashes of the person applying the perm. Therefore, the rod for the eyelash perm of the present invention has a desired shape according to the eyelash of the person applying the perm. This shape can be easily imparted by heating the thermoplastic polymer to the deformation temperature, deforming and shaping.
Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to the drawings. The drawings are for explaining the present invention, and the present invention is not limited to these drawings.
When applying a permanent to the eyelash, first, as shown in FIG. 1, the thermoplastic polymer is heated to form a rod for the eyelash perm.
[0017]
The thermoplastic polymer only needs to reach a temperature at which it can be softened, and the heating means is not limited to hot water. For example, a heating device usually installed in a beauty salon such as a dryer may be used.
In order to soften the polymer with hot water, the polymer may be placed in hot water or heated in a microwave oven or the like after being placed in water. Although depending on the size of the polymer to be heated and the heating temperature, a polymer having a low softening temperature that can be softened with hot water usually softens in a deformable manner within a few minutes or less.
[0018]
The thermoplastic polymer can be touched with bare hands when taken out from hot water, and can be shaped freely with fingers or palms until solidified again. The shape of the thermoplastic polymer before shaping on the eyelash rod is not particularly limited, and may be a product shape such as a pellet, plate-like body or rod-like body shipped from the manufacturing process, but it is close to the eyelash rod in advance. It is preferable to preform a cylindrical rod having a large diameter. At the time of use, a cylindrical rod can be cut into an appropriate length and easily adjusted to a desired shape rod.
[0019]
Normally, as shown in FIG. 1, a substantially cylindrical rod-like rod 1 is used, and the degree of curling of the permanent can be adjusted by changing the diameter. It is also possible to add a curve suitable for the ridge, round the end, or narrow the end. If the applied shape is cooled as it is, the shape is retained. As shown in FIG. 2, the shaped rod 1 can be placed along the eyelashes 2 and softened again if necessary to adjust the shape so that each person can adjust.
[0020]
Then, in order to apply a permanent using the produced rod, the rod and the eyelash are usually fixed with a paste. The glue may be any adhesive that can fix the eyelashes to the rod during the perm treatment and can be removed after the perm, and a rubber latex adhesive can be used. For example, if a commercially available Aipuchi (trade name) is used, the work can be easily performed.
[0021]
The steps after fixing the eyelashes to the lot can be performed according to a general perm treatment method, but the perm treatment method of the present invention is based on a preferred embodiment example with reference to FIGS. This will be described in more detail.
1) Before applying the permanent eyelashes, it is desirable to first remove the dirt with a cleansing gel or the like.
2) When the eyelid is pulled with the tape 3, it becomes easy to fix the eyelash 2 to the rod 1.
3) Apply a paste to the rod 1 and fix it to the base of the eyelashes 2.
4) Glue a part of the rod 1 and wrap the eyelashes 2 of the corresponding part sequentially with a wire 4 or the like and fix it.
5) Apply a predetermined permanent solution.
6) After a predetermined time has passed, remove the permanent liquid with a cotton swab or the like.
7) Remove the rod with a wet cotton swab and clean the eyelashes and eyelids.
8) Remove the tape 3 and apply cream or the like.
[0022]
In the present invention, a particularly preferred embodiment of the rod is shown in FIG. The rod 1 has a shape in which two large and small substantially cylindrical bodies are joined to each other at the side wall surfaces, and the cross section thereof has a substantially saddle shape or a dharma shape (hereinafter referred to as a saddle type rod). The small-diameter portion 1a of the saddle rod varies depending on the eyelash length, the desired curl size, etc., but the maximum diameter is desirably about 2.5 mm or less. The small-diameter portion 1a usually has a diameter of about 1.5 to 2.5 mm. The maximum diameter of the large-diameter portion 1b varies depending on the eyelash length, the desired curl size, and the like, and is larger than the small-diameter portion 1a to be joined but may be 2.5 mm or less.
In the present invention, the rod type rod as described above is provided as a rod capable of obtaining an ideal finish in which a large curl immediately rises from the root without using a buller as described above.
[0023]
Such a saddle-shaped rod can be manufactured by, for example, heating a thermoplastic polymer as described above to produce two large and small substantially cylindrical bodies 1a and 1b, and joining them together. If it is a thermoplastic polymer, especially a thermoplastic elastomer material, both can be joined by residual heat and can also be produced easily by hand. Further, the saddle rod only needs to have the above-mentioned cross-sectional shape, and does not need to be a strictly smooth joining between perfect circles. For example, it may have a shape including a flat part deformed by manual joining of substantially cylindrical rods or by leaving on a plate after joining, but joining of the small diameter part 1a and the large diameter part 1b. A shape having a reduced diameter part at least in a part corresponding to the part (not a complete chicken egg shape) is preferable.
[0024]
The permanent treatment using the saddle rod is performed in the same manner as described above except that the small-diameter portion 1a is placed at the base of the eyelash and the tip of the eyelash is wound around the large-diameter portion 1b as shown in FIG. .
If the saddle type rod is used, a large curl can be raised from the root as shown in FIG.
Conventionally, when a large curl is attached to an eyelash, it is wound with a large-diameter rod and a permanent is applied. This curl usually hangs down at the root portion as shown in FIG. For this reason, it was generally necessary to lift the eyelashes with a buhler after perm treatment in order to create a tight eye without hiding the eyes.
It can be said that starting up a large curl from the root without a buller was realized for the first time with the above rod type rod.
[0025]
In particular, if the rod-shaped rod has the small-diameter portion 1a having the size specified above, it is possible to start up a large curl regardless of the person who applies the eyelashes. For this reason, if different color schemes are used such as coloring at least one of the large-diameter portion and the small-diameter portion, the two can be distinguished instantaneously, and the work efficiency is good.
[0026]
【The invention's effect】
According to the present invention as described above, it is possible to produce a rod that is easily deformed to give a desired shape by simply immersing it in hot water, etc. Can be applied to the desired shape easily and without failure.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram illustrating a process for producing a rod made of a thermoplastic polymer according to the present invention.
FIG. 2 is a diagram illustrating a process of attaching the eyelash perm rod according to the present invention to the eyelashes.
FIG. 3 is a diagram illustrating a process of winding eyelashes on a mounted rod in the present invention.
FIG. 4 is a diagram illustrating a process of applying a permanent to eyelashes wound around a rod in the present invention.
FIG. 5 is a diagram for explaining a preferred shape example of a rod of the present invention and a production process example of the rod.
FIG. 6 is a diagram illustrating a process of winding eyelashes around a rod having a preferable shape according to the present invention.
FIGS. 7A to 7B are diagrams illustrating eyelashes after a permanent treatment.

Claims (7)

大小２本の略筒状体が側壁面同士で接合した形状であって、小径部の最大径が２．５ｍｍ以下であるまつげパーマ用ロッド。 An eyelash perm rod having a shape in which two large and small substantially cylindrical bodies are joined to each other between side wall surfaces, and the maximum diameter of the small diameter portion is 2.5 mm or less . 前記小径部の径が１．５〜２．５ｍｍである請求項１に記載のロッド。 The rod according to claim 1, wherein a diameter of the small diameter portion is 1.5 to 2.5 mm . 前記ロッドが、熱水で軟化しうる熱可塑性ポリマーからなる請求項１または２に記載のロッド。 The rod according to claim 1, wherein the rod is made of a thermoplastic polymer that can be softened with hot water . 前記熱可塑性ポリマーが熱可塑性エラストマーである請求項３に記載のロッド。 The rod according to claim 3, wherein the thermoplastic polymer is a thermoplastic elastomer . 前記熱可塑性エラストマーがポリオレフィン系エラストマーである請求項４に記載のロッド。 The rod according to claim 4, wherein the thermoplastic elastomer is a polyolefin-based elastomer . 前記熱可塑性エラストマーがポリエステル系エラストマーである請求項４に記載のロッド。 The rod according to claim 4, wherein the thermoplastic elastomer is a polyester-based elastomer . 請求項１ないし６のいずれかに記載のロッドを用いるまつげパーマ施術方法。An eyelash perm treatment method using the rod according to claim 1 .

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