JP4109799B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体製造技術に関し、特に、外観検査における異物・欠陥とパターンとの位置関係情報の取得に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
以下に説明する技術は、本発明を研究、完成するに際し、本発明者によって検討されたものであり、その概要は次のとおりである。
【0003】
半導体製造工程の特に前工程では、半導体ウェハまたは半導体チップの外観検査として様々なタイプの外観検査装置が用いられている。
【0004】
これらの外観検査装置における出力は、異物・欠陥の大きさや数である。
【0005】
なお、半導体製造工程における検査技術については、例えば、WO98/01903号にその記載があり、そこには、各検査における座標系の統一技術が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記した技術の外観検査装置では、異物・欠陥の発生位置の情報を得ることはできない。
【0007】
したがって、異物・欠陥とパターンの位置関係がわからず、その結果、この異物・欠陥の致命・非致命を判定できないことが問題となる。
【0008】
すなわち、異物・欠陥と歩留りとの相関関係を調査する場合、外観検査装置によって検出された異物・欠陥の致命率を知る必要があり、そのためには、異物・欠陥の大きさと異物・欠陥の発生位置とパターンとの位置関係情報(異物・欠陥の発生位置がパターン上か、またはパターン外か、あるいは、メモリマット部か周辺回路部かなど)が必要となるが、前記外観検査装置では異物・欠陥の大きさ情報を出力することはできるが、異物・欠陥の発生位置の情報を得ることはできない。
【0009】
本発明の目的は、外観検査において異物・欠陥の致命・非致命を求めるとともに、この検査結果を半導体製造工程に反映させることを実現する半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0010】
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
【0012】
すなわち、本発明の半導体装置の製造方法は、移動自在なステージに支持された半導体ウェハの検査用チップに光を照射して、前記光の散乱・回折光をフィルタに通して検出して前記検査用チップ上の異物・欠陥を含んだ情報である検査用チップ情報を取り込む工程と、前記半導体ウェハの異物・欠陥が無いと推定される参照用チップに前記光を照射した後、前記光の散乱・回折光をフィルタに通して検出して前記参照用チップの情報である参照用チップ情報を取り込み、一方、前記散乱・回折光をハーフミラーに反射させてこのハーフミラー反射光を検出してミラー参照用チップ情報を取得し、このミラー参照用チップ情報を2値化処理して前記参照用チップのパターン情報を求める工程と、前記検査用チップ情報と前記参照用チップ情報とを比較して前記検査用チップ上の前記異物・欠陥の位置や大きさなどの情報である異物・欠陥情報を求める工程と、前記異物・欠陥情報による前記異物・欠陥の位置に対しての前記参照用チップの前記パターン情報によるパターンの有無を判定する工程と、前記異物・欠陥の位置に前記パターンが有ると判定した際には前記異物・欠陥を致命とし、前記異物・欠陥の位置に前記パターンが無いと判定した際には前記異物・欠陥を非致命とする工程と、前記異物・欠陥の致チップ数・非致命チップ数の判定情報から前記半導体ウェハの推定最大歩留および推定最小歩留を算出する工程とを有するものである。
【0013】
これにより、異物・欠陥の致命・非致命を判定することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0016】
(実施の形態1)
図1は本発明の半導体装置の製造方法の検査工程で用いられる実施の形態1の外観検査装置の主要部の構造の一例を示す斜視図、図2は図1に示す外観検査装置とこれに接続される外部装置とのそれぞれの主要部の構成の一例を示すブロック構成図、図3は図1に示す外観検査装置で用いられるチップマトリクスの一例を示すチップ配置図、図4は本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の検査工程で用いられる致命・非致命判定方法の一例を示す図であり、(a)は膨張処理前のパターン図、(b)は膨張処理後のパターン図、図5は本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の検査工程で行われる検査手順の一例を示す検査手順フロー図、図6は図1に示す外観検査装置による致命・非致命判定の検査結果の表示方法の一例であるチップマップ情報を示すマップ図、図7は図1に示す外観検査装置による致命・非致命判定の検査結果の表示方法の一例である時系列推移情報を示す時系列推移図、図8は図1に示す外観検査装置による致命・非致命判定の検査結果の表示方法の一例である製造工程追跡情報を示す工程追跡図、図9は図1に示す外観検査装置によって検査が行われる半導体製造工程の主要前工程の一例を示す工程フロー図である。
【0017】
本実施の形態1の図1に示す外観検査装置は、半導体製造工程の主に前工程で、図3に示すように半導体ウェハ2に付着(発生)した異物・欠陥8を検出するとともに、その位置を座標として求め、かつこの異物・欠陥8が図4(a)に示すパターン10上に有るか否かで、この異物・欠陥8の致命・非致命を判定するものである。
【0018】
なお、異物・欠陥8がパターン10上にある場合が致命であり、また、パターン10外にある場合が非致命であり、さらにパターン10の近くにある場合を致命候補とする。
【0019】
図1に示す外観検査装置は、暗視野方式のものであり、その主要部の構成は、X方向およびY方向に移動自在なステージ1と、光源となるレーザ3と、レーザ光3a(光)の散乱・回折光3bを検出する検出器4と、異物・欠陥8があると思われる検査用チップ6からの信号および異物・欠陥8がないと推定される参照用チップ7からの信号を取り込んで両者を比較する検出画像比較処理系5と、ステージ1の移動を制御するとともに、異物・欠陥8の座標を求め、かつ致命・非致命の判定を行う中央制御系9とからなる。
【0020】
次に、本実施の形態1による半導体装置の製造方法を図1〜図9を用いて説明する。
【0021】
なお、前記半導体装置の製造方法は、半導体製造工程の検査工程で、図1に示す外観検査装置を用いて半導体ウェハ2の異物・欠陥8の検出とこれの致命・非致命の判定を行うものである。
【0022】
まず、ステージ1上の半導体ウェハ2の検査用チップ6にレーザ3からレーザ光3a(光)を照射すると、レーザ光3aは半導体ウェハ2で反射して散乱・回折光3bになり、これにより、パターン10からの信号と異物・欠陥8からの信号とを検出器4によって検出する。
【0023】
さらに、検出器4に取り込んだ検査用チップ6のイメージの信号(検査用チップ情報)を検出画像比較処理系5に送る。
【0024】
この検出画像比較処理系5では、検査用チップ6からのイメージの信号(検査用チップ情報)と参照用チップ7からのイメージの信号(参照用チップ情報)との比較処理を行う(図5のステップS1)。すなわち、検査用チップ6のイメージの信号と、検査用チップ6に隣接し、かつ予め記憶してあった参照用チップ7のイメージの信号との差分を取り、この差分の値がパターン10の差分値の最大値Thnmax(図示せず)より大きい場合を異物・欠陥8異物と判定し、小さい場合をパターン10と判定する。
【0025】
その後、検出画像比較処理系5の判定結果によって異物・欠陥8の抽出を行う(ステップS2)。
【0026】
なお、この比較処理を中央制御系9によりステージコントローラを制御しながら、ステージ1を移動させることによって、半導体ウェハ2の全面に対して行う。
【0027】
この結果、半導体ウェハ2上の異物・欠陥8の位置を特定(ステップS3)でき、かつ、それらの位置について、図3に示すように、チップを特定するチップマトリクス11と、チップ内の予め定められた基準原点からの直交座標であるXY方向のチップ座標12とを外観検査装置に設けられた図2に示す検査装置記憶系13に保存する。
【0028】
これにより、異物・欠陥8の半導体ウェハ2上の座標を得ることができる(ステップS4)。
【0029】
ここでは、前記画像比較処理を用いて、異物・欠陥8の大きさも算出する。
【0030】
なお、これら異物・欠陥8の位置や大きさの情報を異物・欠陥情報と呼ぶ。
【0031】
一方、検査装置記憶系13に保存されたそれぞれの座標データに対応する設計パターンデータを図2に示す設計パターンデータ処理系14から取り出し、これを中央制御系9に送る。
【0032】
中央制御系9では、異物・欠陥8の位置座標や大きさなどの異物・欠陥情報を用いて演算し、異物・欠陥8が回路あるいは配線パターン(両者ともパターン10とする)上か、またはパターン外かを判定する。
【0033】
その際、まず、図4(a)に示すように、設計パターンデータによるパターン10と異物・欠陥情報による異物・欠陥8の位置座標とのマッチング(ステップS5)を行い、これにより、パターン上か、パターン外かを判定する(ステップS6)。
【0034】
ここでは、設計パターンデータと異物・欠陥8の位置座標と異物・欠陥8の大きさとを比較し、パターン上と判断されたならば致命と判定し、これを図5に示す致命異物・欠陥15として検査装置記憶系13に記録保存する。
【0035】
また、パターン外の場合、図4(b)に示すように、設計パターンデータを予め定めた膨張率で膨張処理した後、この結果と異物・欠陥8の座標とを比較して最終的にパターン上と判断されたならばこれを致命候補異物・欠陥16と判定し、これを検査装置記憶系13に記録保存する。
【0036】
なお、致命候補異物・欠陥16以外は、非致命異物・欠陥17と判定し、これを検査装置記憶系13に記録保存する。
【0037】
したがって、致命・非致命判定では、最終的には、図5に示すように、パターン外の場合が非致命異物・欠陥17となり、パターン上の場合が、致命異物・欠陥15と致命候補異物・欠陥16との判定に分類される。
【0038】
その後、致命、致命候補あるいは非致命と判定された異物・欠陥8のあるチップに致命、致命候補あるいは非致命と記録し、これを保存する。
【0039】
さらに、この検査に用いた半導体ウェハ2の該当製造工程の推定最大歩留と推定最小歩留を非致命チップ数と致命チップ数とのそれぞれ用いて計算する(ステップS7)。
【0040】
また、図1に示す外観検査装置では、これに設けられた図2に示す検査装置表示系18によって、検査に用いた半導体ウェハ2の推定最大歩留と推定最小歩留、図6に示す各種チップマップ情報の表示、図7に示す各種時系列推移情報の表示および図8に示す製造工程追跡情報の表示を行うことができる。
【0041】
なお、図6は、半導体ウェハ2における異物・欠陥8の位置を示す図であり、図6の向かって左側から順に、全ての異物・欠陥8のチップマップ情報、致命に対応する異物・欠陥8のチップマップ情報、致命候補に対応する異物・欠陥8のチップマップ情報、非致命に対応するチップマップ情報、不良・不良候補チップに置き換えたチップマップ情報をそれぞれ示したものである。
【0042】
また、図7は、複数の半導体ウェハ2のそれぞれにおける異物・欠陥8の数を検査日ごとに示した時系列推移情報のうちのある特定の検査日のデータであり、図7では向かって左側から順に、全ての異物・欠陥8の数、致命に対応する異物・欠陥8の数、致命+致命候補に対応する異物・欠陥8の数、非致命に対応するチッ異物・欠陥8の数、工程歩留に置き換えた情報をそれぞれ示したものである。
【0043】
さらに、図8は、半導体装置の製造工程でウェハ処理を行っている製造工程に対して各々の製造工程(検査工程)における異物・欠陥8の数を製造工程追跡情報として示したものであり、図7では向かって左側から順に、全ての異物・欠陥8の数、致命に対応する異物・欠陥8の数、致命+致命候補に対応する異物・欠陥8の数、非致命に対応するチッ異物・欠陥8の数、工程歩留に置き換えた情報をそれぞれ示したものであり、それぞれの情報から致命・非致命判定の結果に対して因果関係を持つ製造工程を追跡することができる。
【0044】
なお、図6、図7および図8に示す各情報の検査結果の表示については、少なくとも何れか1つの種類の情報を表示できればよく、前記3種類のうちの何れか2種類を表示してもよく、また、前記3種類全てを表示してもよい。
【0045】
また、本実施の形態1の外観検査装置では、これらの検査結果であるそれぞれの異物・欠陥8のチップを特定するチップマトリクス11のデータ、チップ内の予め定められた基準原点からの直交座標および致命/非致命判定結果を、半導体ウェハ2の識別コードや検査工程などとともに中央制御系9に設けられた検査装置通信系19によって外部装置である解析装置50に送信することができる。
【0046】
ここで、図2に示すように、解析装置50は、解析装置通信系51、解析装置記憶系52、解析ステーション53、物流管理ステーション54および解析装置表示系55などを備えており、解析装置通信系51と外観検査装置の検査装置通信系19とが電気的に接続されており、情報伝達が可能となっている。
【0047】
したがって、外観検査装置の検査装置通信系19から送信された前記種々の情報は、解析装置50の解析装置記憶系52に記憶される。
【0048】
また、解析ステーション53では、これに接続された解析装置表示系55により、外観検査装置の検査装置表示系18で表示する内容と同じもの、すなわち検査で使用した半導体ウェハ2の推定最大歩留と推定最小歩留、図6に示す各種チップマップ情報、図7に示す各種時系列推移情報および図8に示す製造工程追跡情報を表示することができる。
【0049】
さらに、解析ステーション53では、半導体ウェハ2の図9に例示する各検査工程での工程歩留から、電気的回路動作検査工程での歩留を予測し、このデータを解析装置記憶系52に保存する。
【0050】
なお、図6に示す各種チップマップ情報、図7に示す各種時系列推移情報および図8に示す製造工程追跡情報の表示については、検査装置表示系18と解析装置表示系55のうち、何れか一方で行ってもよいし、あるいは両方で行ってもよい。
【0051】
また、物流管理ステーション54では、半導体ウェハ2への所望の処理が行われた検査工程での工程歩留が規定値以下の場合に、この半導体ウェハ2を電子顕微鏡観察などの詳細検査する工程に進める旨の指示を行う。
【0052】
さらに、物流管理ステーション54では、半導体製造工程の検査工程内で前記外観検査装置が前記検査方法で検査した製造途中の製品の致命・非致命率の情報を受け、これにより、前記検査工程内に存在する当該品種の歩留りを推定し、出荷予定数量に対する偏差を解析して当該品種の生産数量を制御することができる。
【0053】
なお、物流管理ステーション54では、当該検査工程での抜き取り検査率を、例えば、初期設定値である10%から25%に増加させる指示を出す。また、当該半導体ウェハ2の当該検査工程での工程歩留において規定値以上の状態が設定期間以上継続した場合には、当該検査工程での抜き取り検査率を、例えば、初期設定値である10%から5%に減少させるなどの指示を出す。
【0054】
したがって、解析装置50では、前記検査工程における検査方法で検査した製造途中の製品の致命・非致命率の情報を受けて、工程内に存在する当該品種の検査率を制御することが可能になる。
【0055】
また、物流管理ステーション54は、予測歩留が当初の予測歩留より低い場合には当該製品の着工増加指示を出し、これに対して予測歩留が当初の予測歩留より高い場合には当該製品の着工減少指示を出す。
【0056】
したがって、致命・非致命判定の結果を受けた解析装置50の物流管理ステーション54の前記様々の指示により、詳細検査の効率と製品全体の製造期間短縮が図ることができる。
【0057】
さらに、製品全体の歩留を低下させる問題工程の検査率を増加させることができ、これにより、不具合の発見と対策を早めて原価低減に寄与できるとともに、カスタム製品の納期管理および不良在庫低減を図ることが可能になる。
【0058】
すなわち、本実施の形態1の半導体装置の製造方法では、異物・欠陥8の致命・非致命の判定結果情報を、この判定を行った外観検査装置と電気的に接続された解析装置50(外部装置)における物流管理ステーション54に送信し、これを用いて物流管理ステーション54により前記判定結果情報に基づいて半導体製造工程の物流を管理し、その結果、適切な処理を指示することにより、前記外観検査装置による致命・非致命の結果を各製造工程の処理に反映させることができる。
【0059】
(実施の形態2)
図10は本発明の半導体装置の製造方法の検査工程で用いられる実施の形態2の外観検査装置の主要部の構造の一例を示す斜視図、図11は図10に示す実施の形態2の外観検査装置とこれに接続される外部装置とのそれぞれの主要部の構成の一例を示すブロック構成図、図12は本発明の実施の形態2における半導体装置の製造方法の検査工程で用いられる致命・非致命判定方法の一例を示す図であり、(a)は参照用チップのパターン図、(b)は(a)のフーリエ画像図、図13は本発明の実施の形態2における半導体装置の製造方法の検査工程で行われる検査手順の一例を示す検査手順フロー図である。
【0060】
本実施の形態2の半導体装置の製造方法では、前記実施の形態1の半導体装置の製造工程で使用した外観検査装置とほぼ同様の外観検査装置を用いて、異物・欠陥8の致命・非致命の判定を行う。
【0061】
ここで、図10に示す本実施の形態2の外観検査装置の構成について、前記実施の形態1の図1に示す外観検査装置との相違点について説明する。
【0062】
図10に示す本実施の形態2の外観検査装置は暗視野方式のもので、かつ、図1に示す実施の形態1の外観検査装置にフーリエ画像処理系20を加えた構造であり、したがって、フーリエ画像処理を行うために、レーザ光3aの半導体ウェハ2からの散乱・回折光3bの光路上にレンズ21とハーフミラー22とが設置され、さらにハーフミラー22からの散乱・回折光3bを検出するフーリエ処理用検出器23が設置されている。
【0063】
なお、本実施の形態2の外観検査装置のその他の構成は、実施の形態1の外観検査装置と同様であるためその重複説明は省略する。
【0064】
次に、本実施の形態2の半導体装置の製造方法について説明する。
【0065】
なお、ここでは、本実施の形態2の異物・欠陥8の致命・非致命判定方法についてのみ説明し、それ以外の前記半導体装置の製造方法については、前記実施の形態1のものと同様であるためその重複説明は省略する。
【0066】
まず、ステージ1上の半導体ウェハ2の主面の検査用チップ6(第1エリア)にレーザ3からレーザ光3a(光)を照射すると、レーザ光3aは半導体ウェハ2で反射して散乱・回折光3bになり、さらにレンズ21を通った後、ハーフミラー22を通過する散乱・回折光3bと、ハーフミラー22から反射する散乱・回折光3bとに分かれ、前者を検出器4によって検出し、後者をフーリエ処理用検出器23によって検出する。
【0067】
したがって、パターン24(図12参照)からの信号と異物・欠陥8からの信号とを検出器4およびフーリエ処理用検出器23によって検出する。
【0068】
その後、検出器4に取り込んだ検査用チップ6のイメージの信号(検査用チップ情報であり、本実施の形態2では第1エリア情報でもある)を検出画像比較処理系5に送る。
【0069】
この検出画像比較処理系5では、検査用チップ6からのイメージの信号(検査用チップ情報)と参照用チップ7(第2エリア)からのイメージの信号(参照用チップ情報であり、本実施の形態2では第2エリア情報でもある)との比較処理を行う(図13のステップS11)。すなわち、検査用チップ6のイメージの信号と、検査用チップ6に隣接し、かつ予め記憶してあった参照用チップ7のイメージの信号との差分を取り、この差分の値がパターン10の差分値の最大値Thnmax(図示せず)より大きい場合を異物・欠陥8異物と判定し、小さい場合をパターン10と判定する。
【0070】
その後、検出画像比較処理系5の判定結果によって異物・欠陥8の抽出を行う(ステップS12)。
【0071】
なお、この比較処理を中央制御系9によりステージコントローラを制御しながら、ステージ1を移動させることによって、半導体ウェハ2の全面に対して行う。
【0072】
この結果、半導体ウェハ2上の異物・欠陥8の位置を特定(ステップS13)でき、かつ、それらの位置について、実施の形態1の図3に示すように、チップを特定するチップマトリクス11と、チップ内の予め定められた基準原点からの直交座標であるXY方向のチップ座標12とを外観検査装置に設けられた検査装置記憶系13に保存する。
【0073】
これにより、異物・欠陥8の半導体ウェハ2上の座標を得ることができ、かつ前記画像比較処理を用いて、異物・欠陥8の大きさも算出する(ステップS14)。
【0074】
なお、これら異物・欠陥8の位置や大きさの情報を異物・欠陥情報と呼ぶ。
【0075】
一方、前記検査中に、同時にハーフミラー22を介して光学的フーリエ変換面の像をフーリエ処理用検出器23によって検出する。
【0076】
その後、フーリエ画像処理系20においてフーリエ画像処理(ステップS15)を行う。
【0077】
すなわち、フーリエ画像処理系20において参照用チップ7からのパターン情報(ここでは、主にパターンピッチ)を求める。
【0078】
なお、図12は、本実施の形態2のフーリエ画像処理を用いた致命・非致命判定方法を示したものである。図12(a)に示すように、メモリLSIのような繰返しのパターン24が存在する場合、そのフーリエ画像は、図12(b)のようになる。中央の0次光箇所25を遮光すると、繰返しのパターン24が存在した場合には特徴的はフーリエ画像を観測でき、これにより、フーリエ画像のそれぞれの輝点26の間隔からパターン24の空間周波数を計算し、その結果、パターンピッチを算出する。
【0079】
続いて、異物・欠陥情報による異物・欠陥8の位置に対しての参照用チップ7の前記パターン情報によるパターン24の有無を判定し、異物・欠陥8の位置にパターン24が有ると判定した際には異物・欠陥8を致命とし、異物・欠陥8の位置にパターン24が無いと判定した際には異物・欠陥8を非致命とする。
【0080】
本実施の形態2では、前記パターンピッチと異物・欠陥8の大きさとを比較し(ステップS16)、異物・欠陥8の大きさが前記パターンピッチの1.5倍以上の場合に致命と判定し、これを図13に示すように致命異物・欠陥15として図11に示す検査装置記憶系13に記録保存する。
【0081】
一方、異物・欠陥8の大きさが前記パターンピッチの0.5倍以下の場合は非致命と判定し、これを非致命異物・欠陥17として検査装置記憶系13に記録保存する。
【0082】
さらに、異物・欠陥8の大きさが前記倍率の間であったり、形状が円形から大きく外れた場合には致命候補と判定し、これを致命候補異物・欠陥16として検査装置記憶系13に記録保存する。
【0083】
その後、致命、致命候補あるいは非致命と判定された異物・欠陥8のあるチップに致命、致命候補あるいは非致命と記録し、これを検査装置記憶系13に保存する。
【0084】
さらに、この検査に用いた半導体ウェハ2の該当製造工程の推定最大歩留と推定最小歩留を非致命チップ数と致命チップ数とのそれぞれ用いて計算する(ステップS17)。
【0085】
なお、本実施の形態2の外観検査装置における致命・非致命の判定結果の表示形態・方法、および外観検査装置と電気的に接続される解析装置50(外部装置)の構成とその機能、さらに、本実施の形態2の半導体装置の製造方法によって得られる効果については前記実施の形態1のものと同様であるため、その重複説明は省略する。
【0086】
(実施の形態3)
図14は本発明の半導体装置の製造方法の検査工程で用いられる実施の形態3の外観検査装置の主要部の構造の一例を示す斜視図、図15は図14に示す実施の形態3の外観検査装置とこれに接続される外部装置とのそれぞれの主要部の構成の一例を示すブロック構成図、図16は本発明の実施の形態3の半導体装置の製造方法の検査工程で用いられる致命・非致命判定方法の一例を示す図であり、(a)は参照用チップのパターン図、(b)は(a)の暗視野検出像図、図17は本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法の検査工程で行われる検査手順の一例を示す検査手順フロー図である。
【0087】
本実施の形態3の半導体装置の製造方法では、前記実施の形態1の半導体装置の製造工程で使用した外観検査装置とほぼ同様の外観検査装置を用いて、異物・欠陥8の致命・非致命の判定を行う。
【0088】
ここで、図14に示す本実施の形態3の外観検査装置の構成について、前記実施の形態1の図1に示す外観検査装置との相違点について説明する。
【0089】
図14に示す本実施の形態3の外観検査装置は暗視野方式のもので、かつ、図1に示す実施の形態1の外観検査装置にしきい値処理系27を加えた構造であり、図16(a)に示す参照用チップ7のパターン28をしきい値処理して致命・非致命を判定するものである。
【0090】
なお、本実施の形態3の外観検査装置のその他の構成は、実施の形態1の外観検査装置と同様であるためその重複説明は省略する。
【0091】
次に、本実施の形態3の半導体装置の製造方法について説明する。
【0092】
なお、ここでは、本実施の形態3の異物・欠陥8の致命・非致命判定方法についてのみ説明し、それ以外の前記半導体装置の製造方法については、前記実施の形態1のものと同様であるためその重複説明は省略する。
【0093】
まず、ステージ1上の半導体ウェハ2の検査用チップ6にレーザ3からレーザ光3a(光)を照射すると、レーザ光3aは半導体ウェハ2で反射して散乱・回折光3bになり、これにより、パターン28からの信号と異物・欠陥8からの信号とを検出器4によって検出する。
【0094】
さらに、検出器4に取り込んだ検査用チップ6のイメージの信号(検査用チップ情報)を検出画像比較処理系5に送る。
【0095】
この検出画像比較処理系5では、検査用チップ6からのイメージの信号(検査用チップ情報)と参照用チップ7からのイメージの信号(参照用チップ情報)との比較処理を行う(図17のステップS21)。すなわち、検査用チップ6のイメージの信号と、検査用チップ6に隣接し、かつ予め記憶してあった参照用チップ7のイメージの信号との差分を取り、この差分の値がパターン10の差分値の最大値Thnmax(図示せず)より大きい場合を異物・欠陥8異物と判定し、小さい場合をパターン10と判定する。
【0096】
その後、検出画像比較処理系5の判定結果によって異物・欠陥8の抽出を行う(ステップS22)。
【0097】
なお、この比較処理を中央制御系9によりステージコントローラを制御しながら、ステージ1を移動させることによって、半導体ウェハ2の全面に対して行う。
【0098】
この結果、半導体ウェハ2上の異物・欠陥8の位置を特定(ステップS23)でき、かつ、それらの位置について、図3に示すように、チップを特定するチップマトリクス11と、チップ内の予め定められた基準原点からの直交座標であるXY方向のチップ座標12とを外観検査装置に設けられた検査装置記憶系13に保存する。
【0099】
これにより、異物・欠陥8の半導体ウェハ2上の座標を得ることができ、さらに前記画像比較処理を用いて、異物・欠陥8の大きさも算出する(ステップS24)。
【0100】
なお、これら異物・欠陥8の位置や大きさの情報を異物・欠陥情報と呼ぶ。
【0101】
一方、これら検査中に、同時に、図16(a)に示す参照用チップ7のパターン28の暗視野像パターン29(図16(b)参照)を取得する。
【0102】
さらに、しきい値処理系27においてしきい値処理を行い(ステップS25)、パターン29の有無を認識して(ステップS26)、参照用チップ7のパターン情報を求め、このパターン29のパターン情報を中央制御系9に送る。
【0103】
中央制御系9では、異物・欠陥8の位置座標や大きさなどの異物・欠陥情報と、パターン29の前記パターン情報とを用いて前記異物・欠陥情報による異物・欠陥8の位置に対しての参照用チップ7の前記パターン情報によるパターン29の有無を判定する(ステップS27)。
【0104】
ここでは、異物・欠陥8の位置にパターン29が有る(パターン上)と判定した際には異物・欠陥8を致命とし、これを図17に示すように致命異物・欠陥15として図15に示す検査装置記憶系13に記録保存する。
【0105】
また、パターン外の場合、パターン29を予め定めた膨張率で膨張処理した後、この結果と異物・欠陥8の座標とを比較して最終的にパターン上と判断されたならばこれを致命候補異物・欠陥16と判定し、これを検査装置記憶系13に記録保存する。
【0106】
なお、致命候補異物・欠陥16以外は、非致命異物・欠陥17と判定し、これを検査装置記憶系13に記録保存する。
【0107】
その後、致命、致命候補あるいは非致命と判定された異物・欠陥8のあるチップに致命、致命候補あるいは非致命と記録し、これを検査装置記憶系13に保存する。
【0108】
さらに、この検査に用いた半導体ウェハ2の該当製造工程の推定最大歩留と推定最小歩留を非致命チップ数と致命チップ数とのそれぞれ用いて計算する(ステップS28)。
【0109】
なお、本実施の形態3の外観検査装置における致命・非致命の判定結果の表示形態・方法、および外観検査装置と電気的に接続される解析装置50(外部装置)の構成とその機能、さらに、本実施の形態3の半導体装置の製造方法によって得られる効果については前記実施の形態1のものと同様であるため、その重複説明は省略する。
【0110】
(実施の形態4)
図18は本発明の半導体装置の製造方法の検査工程で用いられる実施の形態4の外観検査装置の主要部の構造の一例を示す斜視図、図19は図18に示す実施の形態4の外観検査装置とこれに接続される外部装置とのそれぞれの主要部の構成の一例を示すブロック構成図、図20は本発明の実施の形態4における半導体装置の製造方法の検査工程で用いられる致命・非致命判定方法の一例を示す図であり、(a)は参照用チップのパターンの暗視野像図、(b)は(a)を2値化処理して分割した8×8分割図、(c)は(b)の重み付け図、図21は本発明の実施の形態4における半導体装置の製造方法の検査工程で行われる検査手順の一例を示す検査手順フロー図である。
【0111】
本実施の形態4の半導体装置の製造方法では、前記実施の形態1の半導体装置の製造工程で使用した外観検査装置とほぼ同様の外観検査装置を用いて、異物・欠陥8の致命・非致命の判定を行う。
【0112】
ここで、図18に示す本実施の形態4の外観検査装置の構成について、前記実施の形態1の図1に示す外観検査装置との相違点について説明する。
【0113】
図18に示す本実施の形態4の外観検査装置は暗視野方式のもので、かつ、図1に示す実施の形態1の外観検査装置に画像分割2値化処理系32を加えた構造であり、また、さらに、レーザ光3aの半導体ウェハ2からの散乱・回折光3bの光路上にレンズ30と空間フィルタ(フィルタ)31とが設置されており、画像分割と2値化処理とを行って致命・非致命を判定するものである。
【0114】
なお、本実施の形態4の外観検査装置のその他の構成は、実施の形態1の外観検査装置と同様であるためその重複説明は省略する。
【0115】
次に、本実施の形態4の半導体装置の製造方法について説明する。
【0116】
なお、ここでは、本実施の形態4の異物・欠陥8の致命・非致命判定方法についてのみ説明し、それ以外の前記半導体装置の製造方法については、前記実施の形態1のものと同様であるためその重複説明は省略する。
【0117】
まず、ステージ1上の半導体ウェハ2の検査用チップ6にレーザ3からレーザ光3a(光)を照射すると、レーザ光3aは半導体ウェハ2で反射して散乱・回折光3bになり、この散乱・回折光3bがレンズ30と空間フィルタ31とを通って検出器4に入る。これにより、パターン10(図4(a)参照)からの信号と異物・欠陥8からの信号とを検出器4によって検出する。
【0118】
さらに、検出器4に取り込んだ検査用チップ6のイメージの信号(検査用チップ情報)を検出画像比較処理系5に送る。
【0119】
この検出画像比較処理系5では、検査用チップ6からのイメージの信号(検査用チップ情報)と参照用チップ7からのイメージの信号(参照用チップ情報)との比較処理を行う(図21のステップS31)。すなわち、検査用チップ6のイメージの信号と、検査用チップ6に隣接し、かつ予め記憶してあった参照用チップ7のイメージの信号との差分を取り、この差分の値がパターン10の差分値の最大値Thnmax(図示せず)より大きい場合を異物・欠陥8異物と判定し、小さい場合をパターン10と判定する。
【0120】
その後、検出画像比較処理系5の判定結果によって異物・欠陥8の抽出を行う(ステップS32)。
【0121】
なお、この比較処理を中央制御系9によりステージコントローラを制御しながら、ステージ1を移動させることによって、半導体ウェハ2の全面に対して行う。
【0122】
この結果、半導体ウェハ2上の異物・欠陥8の位置を特定(ステップS33)でき、かつ、それらの位置について、図3に示すように、チップを特定するチップマトリクス11と、チップ内の予め定められた基準原点からの直交座標であるXY方向のチップ座標12とを外観検査装置に設けられた検査装置記憶系13に保存する。
【0123】
これにより、異物・欠陥8の半導体ウェハ2上の座標を得ることができ、さらに前記画像比較処理を用いて、異物・欠陥8の大きさも算出する(ステップS34)。
【0124】
なお、これら異物・欠陥8の位置や大きさの情報を異物・欠陥情報と呼ぶ。
【0125】
図21に示すステップS34の終了後、参照用チップ7にレーザ光3aを照射してレーザ光3aの散乱・回折光3bを空間フィルタ31に通さずに検出して参照用チップ情報を取得し、これによって取得した参照用チップ情報を2値化処理して前記参照用チップのパターン情報を求める画像分割2値化処理を行う(ステップS35)。
【0126】
その際、本実施の形態4では、空間フィルタ31を移動させ、散乱・回折光3bの光路上に空間フィルタ31のホルダ31bの開口部31aを配置し、散乱・回折光3bに空間フィルタ31が作用しないようにする。
【0127】
続いて、検出された異物・欠陥8の位置の参照用チップ7のパターン33がレンズ30の視野に入る位置にステージ1を順次移動させ、検出器4によって図20(a)に示す暗視野像を取得する。
【0128】
さらに、この暗視野像を例えば8×8=64個のマス目に空間分割した後、図20(b)に示すように、それぞれのセル内で明るさを予め定めたしきい値処理をして明るい箇所を「1」とする2値化処理を行う。続いて、全セルにパターン33が存在した場合のとの比(これをパターン情報とする)を求める。
【0129】
ここでは、図20(b)に示すように、64個のマス目中、31個で「1」となったため、31/64で略0.5となった。
【0130】
なお、図20(b)に示す空間分割したそれぞれのセルの2値化処理値に対して分割位置に応じた係数(例えば、最外周から中央に向かって順次「1」、「2」、「4」、「8」を乗じて分割位置ごとに2値化処理値に重みを付けたものが図20(c)である。
【0131】
その後、画像分割2値化処理系32で求めた前記比であるパターン情報を中央制御系9に送る。
【0132】
中央制御系9では、異物・欠陥8の位置座標や大きさなどの異物・欠陥情報と、2値化処理を行って得た前記パターン情報とを用いて前記異物・欠陥情報による異物・欠陥8の位置に対しての参照用チップ7の前記パターン情報によるパターン33の有無を判定する(ステップS36)。
【0133】
これにより、前記パターン情報による前記比の値が、例えば、0.8(これは単に設定値であり、種々変更可能な数値である)以上の場合は、異物・欠陥8を致命と判定し、図21に示すように、これを致命異物・欠陥15として図19に示す検査装置記憶系13に記録保存する。
【0134】
また、前記比の値が、例えば、0.2(これも単に設定値であり、種々変更可能な数値である)以下の場合は、異物・欠陥8を非致命と判定し、これを非致命異物・欠陥17として検査装置記憶系13に記録保存する。
【0135】
なお、前記比の値が0.2と0.8の間の場合には、異物・欠陥8を致命候補と判定し、これを致命候補異物・欠陥16として検査装置記憶系13に記録保存する。
【0136】
その後、致命、致命候補あるいは非致命と判定された異物・欠陥8のあるチップに致命、致命候補あるいは非致命と記録し、これを検査装置記憶系13に保存する。
【0137】
さらに、この検査に用いた半導体ウェハ2の該当製造工程の推定最大歩留と推定最小歩留を非致命チップ数と致命チップ数とのそれぞれ用いて計算する(ステップS37)。
【0138】
なお、本実施の形態4の外観検査装置における致命・非致命の判定結果の表示形態・方法、および外観検査装置と電気的に接続される解析装置50(外部装置)の構成とその機能、さらに、本実施の形態4の半導体装置の製造方法によって得られる効果については前記実施の形態1のものと同様であるため、その重複説明は省略する。
【0139】
(実施の形態5)
図22は本発明の半導体装置の製造方法の検査工程で用いられる実施の形態5の外観検査装置の主要部の構造の一例を示す斜視図、図23は図22に示す実施の形態5の外観検査装置とこれに接続される外部装置とのそれぞれの主要部の構成の一例を示すブロック構成図、図24は本発明の実施の形態5における半導体装置の製造方法の検査工程で行われる検査手順の一例を示す検査手順フロー図である。
【0140】
本実施の形態5の半導体装置の製造方法では、前記実施の形態1の半導体装置の製造工程で使用した外観検査装置とほぼ同様の外観検査装置を用いて、異物・欠陥8の致命・非致命の判定を行う。
【0141】
ここで、図22に示す本実施の形態5の外観検査装置の構成について、前記実施の形態1の図1に示す外観検査装置との相違点について説明する。
【0142】
図22に示す本実施の形態5の外観検査装置は暗視野方式のもので、かつ、図1に示す実施の形態1の外観検査装置にしきい値処理/パターン抽出系34およびチップ情報記憶部35を加えた構造であり、検査前に参照用チップ7のパターン10(図4参照)のデータを取得してこれをチップ情報記憶部35に格納しておき、検査時にこのデータを用いて致命・非致命を判定するものである。
【0143】
なお、本実施の形態5の外観検査装置のその他の構成は、実施の形態1の外観検査装置と同様であるためその重複説明は省略する。
【0144】
次に、本実施の形態5の半導体装置の製造方法について説明する。
【0145】
なお、ここでは、本実施の形態5の異物・欠陥8の致命・非致命判定方法についてのみ説明し、それ以外の前記半導体装置の製造方法については、前記実施の形態1のものと同様であるためその重複説明は省略する。
【0146】
まず、検査前に、ステージ1に支持された半導体ウェハ2の1つまたは複数の半導体チップ36にレーザ光3aを照射してレーザ光3aの散乱・回折光3bを検出し、これの暗視野像を取得する。
【0147】
続いて、前記暗視野像から半導体チップ36上のパターン情報を含むチップ情報を取得し、これによって図24のステップS41に示すしきい値処理/パターン抽出を行う。
【0148】
すなわち、前記暗視野像を2値化処理し、これにより、パターン抽出を行い、これらのチップ情報すなわち半導体チップ36におけるパターン配置やそのチップ内位置をチップ情報記憶部35に格納(保存)する。
【0149】
その後、検査を行う。
【0150】
まず、ステージ1上の半導体ウェハ2の検査用チップ6にレーザ3からレーザ光3a(光)を照射すると、レーザ光3aは半導体ウェハ2で反射して散乱・回折光3bになり、これにより、パターン10からの信号と異物・欠陥8(図3参照)からの信号とを検出器4によって検出する。
【0151】
さらに、検出器4に取り込んだ検査用チップ6のイメージの信号(検査用チップ情報)を検出画像比較処理系5に送る。
【0152】
この検出画像比較処理系5では、検査用チップ6からのイメージの信号(検査用チップ情報)と参照用チップ7からのイメージの信号(参照用チップ情報)との比較処理を行う(図24のステップS42)。すなわち、検査用チップ6のイメージの信号と、検査用チップ6に隣接し、かつ予め記憶してあった参照用チップ7のイメージの信号との差分を取り、この差分の値がパターン10の差分値の最大値Thnmax(図示せず)より大きい場合を異物・欠陥8と判定し、小さい場合をパターン10と判定する。
【0153】
その後、検出画像比較処理系5の判定結果によって異物・欠陥8の抽出を行う(ステップS43)。
【0154】
なお、この比較処理を中央制御系9によりステージコントローラを制御しながら、ステージ1を移動させることによって、半導体ウェハ2の全面に対して行う。
【0155】
この結果、半導体ウェハ2上の異物・欠陥8の位置を特定(ステップS44)でき、かつ、それらの位置について、図3に示すように、チップを特定するチップマトリクス11と、チップ内の予め定められた基準原点からの直交座標であるXY方向のチップ座標12とを外観検査装置に設けられた検査装置記憶系13に保存する。
【0156】
これにより、異物・欠陥8の半導体ウェハ2上の座標を得ることができ、さらに前記画像比較処理を用いて、異物・欠陥8の大きさも算出する(ステップS45)。
【0157】
なお、これら異物・欠陥8の位置や大きさの情報を異物・欠陥情報と呼ぶ。
【0158】
その後、中央制御系9では、予めチップ情報記憶部35に保存した半導体チップ36のチップ情報を取り出し、そのなかのパターン情報を用いて、前記異物・欠陥情報による異物・欠陥8の位置に対しての半導体チップ36の前記パターン情報によるパターン10の有無の判定を行う(ステップS46)。
【0159】
ここでは、異物・欠陥8の位置にパターン10が有る(パターン上)と判定した際には異物・欠陥8を致命とし、これを図24に示すように致命異物・欠陥15として図23に示す検査装置記憶系13に記録保存する。
【0160】
また、パターン外の場合、パターン10を予め定めた膨張率で膨張処理した後、この結果と異物・欠陥8の座標とを比較して最終的にパターン上と判断されたならばこれを致命候補異物・欠陥16と判定し、これを検査装置記憶系13に記録保存する。
【0161】
なお、致命候補異物・欠陥16以外は、非致命異物・欠陥17と判定し、これを検査装置記憶系13に記録保存する。
【0162】
その後、致命、致命候補あるいは非致命と判定された異物・欠陥8のあるチップに致命、致命候補あるいは非致命と記録し、これを検査装置記憶系13に保存する。
【0163】
さらに、この検査に用いた半導体ウェハ2の該当製造工程の推定最大歩留と推定最小歩留を非致命チップ数と致命チップ数とのそれぞれ用いて計算する(ステップS47)。
【0164】
なお、本実施の形態5の外観検査装置における致命・非致命の判定結果の表示形態・方法、および外観検査装置と電気的に接続される解析装置50(外部装置)の構成とその機能、さらに、本実施の形態5の半導体装置の製造方法によって得られる効果については前記実施の形態1のものと同様であるため、その重複説明は省略する。
【0165】
(実施の形態6)
図25は本発明の半導体装置の製造方法の検査工程で用いられる実施の形態6の外観検査装置の主要部の構造の一例を示す斜視図、図26は図25に示す実施の形態6の外観検査装置とこれに接続される外部装置とのそれぞれの主要部の構成の一例を示すブロック構成図、図27は本発明の実施の形態6における半導体装置の製造方法の検査工程で行われる検査手順の一例を示す検査手順フロー図である。
【0166】
本実施の形態6の半導体装置の製造方法では、前記実施の形態1の半導体装置の製造工程で使用した外観検査装置とほぼ同様の外観検査装置を用いて、異物・欠陥8の致命・非致命の判定を行う。
【0167】
ここで、図25に示す本実施の形態6の外観検査装置の構成について、前記実施の形態1の図1に示す外観検査装置との相違点について説明する。
【0168】
図25に示す本実施の形態6の外観検査装置は、単色光を用いた暗視野系と可視光を用いた明視野系との2種類の光学系を備えるものである。
【0169】
すなわち、前記暗視野系には単色光であるレーザ光3aを照射するレーザ3と、その散乱・回折光3bを検出する第1検出器37と、前記暗視野系の比較処理を行う第1検出画像比較処理系38とが設けられ、一方、前記明視野系には、ランプ光41a(可視光)を発する光源であるランプ41と、ランプ光41aを反射させるとともに、その反射光41bを透過させるハーフミラー40と、ランプ光41aを収集するレンズ39と、ランプ光41aの半導体ウェハ2からの反射光41bを検出する第2検出器42と、前記明視野系の比較処理を行う第2検出画像比較処理系43と、異物・欠陥8の大きさを求める異物・欠陥サイズ算出系44と、2値化処理を行う2値化処理系45とが設けられている。
【0170】
すなわち、本実施の形態6の外観検査装置は、前記暗視野系と前記明視野系とを用いて異物・欠陥8の致命・非致命を判定するものである。
【0171】
なお、本実施の形態6の外観検査装置のその他の構成は、実施の形態1の外観検査装置と同様であるためその重複説明は省略する。
【0172】
次に、本実施の形態6の半導体装置の製造方法について説明する。
【0173】
なお、ここでは、本実施の形態6の異物・欠陥8の致命・非致命判定方法についてのみ説明し、それ以外の前記半導体装置の製造方法については、前記実施の形態1のものと同様であるためその重複説明は省略する。
【0174】
まず、前記暗視野系において、ステージ1上の半導体ウェハ2の検査用チップ6にレーザ3から単色光であるレーザ光3a(光)を照射すると、レーザ光3aは半導体ウェハ2で反射して散乱・回折光3bになり、これにより、パターン10(図4参照)からの信号と異物・欠陥8(図3参照)からの信号とを第1検出器37によって検出する。
【0175】
さらに、第1検出器37に取り込んだ検査用チップ6のイメージの信号(検査用チップ情報)を第1検出画像比較処理系38に送る。
【0176】
この第1検出画像比較処理系38では、検査用チップ6からのイメージの信号(検査用チップ情報)と参照用チップ7からのイメージの信号(参照用チップ情報)との第1比較処理を行う(図27のステップS51)。すなわち、検査用チップ6のイメージの信号と、検査用チップ6に隣接し、かつ予め記憶してあった参照用チップ7のイメージの信号との差分を取り、この差分の値がパターン10の差分値の最大値Thnmax(図示せず)より大きい場合を異物・欠陥8異物と判定し、小さい場合をパターン10と判定する。
【0177】
その後、第1検出画像比較処理系38の判定結果によって異物・欠陥8の抽出を行う(ステップS52)。
【0178】
なお、この第1比較処理を中央制御系9によりステージコントローラを制御しながら、ステージ1を移動させることによって、半導体ウェハ2の全面に対して行う。
【0179】
この結果、半導体ウェハ2上の異物・欠陥8の位置を特定(ステップS53)でき、かつ、それらの位置について、図3に示すように、チップを特定するチップマトリクス11と、チップ内の予め定められた基準原点からの直交座標であるXY方向のチップ座標12とを外観検査装置に設けられた検査装置記憶系13に保存する。
【0180】
これにより、異物・欠陥8の半導体ウェハ2上の座標を得ることができ(ステップS54)、さらに前記第1画像比較処理を用いて、異物・欠陥8の大きさも算出する。
【0181】
なお、これら異物・欠陥8の位置や大きさの情報を異物・欠陥情報と呼ぶ。
【0182】
その後、前記明視野系の検査を行う。
【0183】
まず、異物・欠陥8の検出位置にレンズ39の視野が納まるようにステージ1を移動する。これにより、レンズ39にはランプ41からのランプ光41aがハーフミラー40を介して落射入射し、その結果、明視野画像をレンズ39を介して第2検出器42に結像してそこに一時的に記憶しておく。これにより、検査用チップ6からの明視野信号である可視光検査用チップ情報を取得する。
【0184】
一方、同様の方法で参照用チップ7からの明視野像を第2検出器42に取り込んで明視野信号である可視光参照用チップ情報を取得する。
【0185】
その後、前記可視光検査用チップ情報と前記可視光参照用チップ情報とを第1検出画像比較処理系38において第2比較処理(ステップS55)し、これにより、異物・欠陥8の抽出(ステップS56)を行い、さらに、異物・欠陥8の大きさおよびパターン10の抽出を行う(ステップS57)。
【0186】
なお、これらを検出した異物・欠陥8について繰り返して行う。
【0187】
その後、中央制御系9では、可視光による参照用チップ情報のパターン情報をしきい値処理(ステップS58に示す2値化処理)し、これにより、前記異物・欠陥情報による異物・欠陥8の位置に対しての前記しきい値処理後の前記パターン情報によるパターン10の有無の判定を行う(ステップS59)。
【0188】
その際、前記しきい値処理後の前記パターン情報と、抽出した異物・欠陥8の位置および大きさを比較をし、異物・欠陥8の一部または全部がパターン領域と重なった場合(パターン上)には異物・欠陥8を致命とし、これを図27に示すように致命異物・欠陥15として図26に示す検査装置記憶系13に記録保存する。
【0189】
また、パターン領域外(パターン外)の場合には、これを非致命異物・欠陥17と判定し、検査装置記憶系13に記録保存する。
【0190】
さらに、異物・欠陥8とパターン領域の距離とが予め定めた数値以下の場合には、致命候補異物・欠陥16と判定し、これを検査装置記憶系13に記録保存する。
【0191】
その後、致命、致命候補あるいは非致命と判定された異物・欠陥8のあるチップに致命、致命候補あるいは非致命と記録し、これを検査装置記憶系13に保存する。
【0192】
さらに、この検査に用いた半導体ウェハ2の該当製造工程の推定最大歩留と推定最小歩留を非致命チップ数と致命チップ数とのそれぞれ用いて計算する(ステップS60)。
【0193】
なお、本実施の形態6の外観検査装置における致命・非致命の判定結果の表示形態・方法、および外観検査装置と電気的に接続される解析装置50(外部装置)の構成とその機能については前記実施の形態1のものと同様であるため、その重複説明は省略する。
【0194】
本実施の形態6では、暗視野系の画像により異物・欠陥8のパターン情報を取得した後、明視野系の画像により異物・欠陥8のパターン情報を取得して明視野系の画像を用いて致命・非致命の判定を行っている。
【0195】
したがって、明視野系の画像を用いたことにより、取り込む画像の解像度を向上させることができ、その結果、致命・非致命の判定精度を高めることができる。
【0196】
なお、本実施の形態6の半導体装置の製造方法によって得られるその他の効果については前記実施の形態1のものと同様であるため、その重複説明は省略する。
【0197】
(実施の形態7)
図28は本発明の半導体装置の製造方法の検査工程で用いられる実施の形態7の外観検査装置とこれに接続される外部装置とのそれぞれの主要部の構成の一例を示すブロック構成図、図29は本発明の実施の形態7における半導体装置の製造方法の検査工程で行われる検査手順の一例を示す検査手順フロー図である。
【0198】
本実施の形態7の半導体装置の製造方法では、前記実施の形態6の半導体装置の製造工程で使用した外観検査装置とほぼ同様の外観検査装置を用いて、異物・欠陥8の致命・非致命の判定を行う。
【0199】
なお、図28に示す本実施の形態7の外観検査装置は、前記実施の形態6の外観検査装置と同様に暗視野系(第1検出画像比較処理系38)と明視野系(第2検出画像比較処理系48a)とを有するものであり、その構成についても実施の形態6のものと同様である。相違点は、第2検出画像比較処理系48aにおいて行われる第2比較処理後の致命・非致命の判定の際に、微分によってパターン情報の取得を行うということである。
【0200】
本実施の形態7の外観検査装置のその他の構成は、実施の形態6の外観検査装置と同様であるためその重複説明は省略する。
【0201】
次に、本実施の形態7の半導体装置の製造方法について説明する。
【0202】
なお、ここでは、本実施の形態7の異物・欠陥8の致命・非致命判定方法についてのみ説明し、それ以外の前記半導体装置の製造方法については、前記実施の形態1のものと同様であるためその重複説明は省略する。
【0203】
まず、前記暗視野系において、ステージ1上の半導体ウェハ2の検査用チップ6にレーザ3から単色光であるレーザ光3a(光)を照射すると、レーザ光3aは半導体ウェハ2で反射して散乱・回折光3bになり、これにより、パターン10(図4参照)からの信号と異物・欠陥8(図3参照)からの信号とを第1検出器37によって検出する。
【0204】
さらに、第1検出器37に取り込んだ検査用チップ6のイメージの信号(検査用チップ情報)を第1検出画像比較処理系38に送る。
【0205】
この第1検出画像比較処理系38では、検査用チップ6からのイメージの信号(検査用チップ情報)と参照用チップ7からのイメージの信号(参照用チップ情報)との第1比較処理を行う(図29のステップS61)。すなわち、検査用チップ6のイメージの信号と、検査用チップ6に隣接し、かつ予め記憶してあった参照用チップ7のイメージの信号との差分を取り、この差分の値がパターン10の差分値の最大値Thnmax(図示せず)より大きい場合を異物・欠陥8異物と判定し、小さい場合をパターン10と判定する。
【0206】
その後、第1検出画像比較処理系38の判定結果によって異物・欠陥8の抽出を行う(ステップS62)。
【0207】
なお、この第1比較処理を中央制御系9によりステージコントローラを制御しながら、ステージ1を移動させることによって、半導体ウェハ2の全面に対して行う。
【0208】
この結果、半導体ウェハ2上の異物・欠陥8の位置を特定(ステップS63)でき、かつ、それらの位置について、図3に示すように、チップを特定するチップマトリクス11と、チップ内の予め定められた基準原点からの直交座標であるXY方向のチップ座標12とを外観検査装置に設けられた検査装置記憶系13に保存する。
【0209】
これにより、異物・欠陥8の半導体ウェハ2上の座標を得ることができ(ステップS64)、さらに前記第1画像比較処理を用いて、異物・欠陥8の大きさも算出する。
【0210】
なお、これら異物・欠陥8の位置や大きさの情報を異物・欠陥情報と呼ぶ。
【0211】
その後、前記明視野系の検査を行う。
【0212】
まず、異物・欠陥8の検出位置にレンズ39の視野が納まるようにステージ1を移動する。これにより、レンズ39にはランプ41からのランプ光41aがハーフミラー40を介して落射入射し、その結果、明視野画像をレンズ39を介して第2検出器42に結像してそこに一時的に記憶しておく。これにより、検査用チップ6からの明視野信号である可視光検査用チップ情報を取得する。
【0213】
一方、同様の方法で参照用チップ7からの明視野像を第2検出器42に取り込んで明視野信号である可視光参照用チップ情報を取得する。
【0214】
その後、前記可視光検査用チップ情報と前記可視光参照用チップ情報とを第1検出画像比較処理系38において第2比較処理(ステップS65)し、これにより、異物・欠陥8の抽出(ステップS66)を行う。
【0215】
なお、これらを検出した異物・欠陥8について繰り返して行う。
【0216】
その後、中央制御系9では、可視光による参照用チップ情報のパターン情報すなわち明視野画像によって抽出されたパターン領域の明るさ信号をX方向およびY方向に微分し、これにより、パターン10の端部を抽出する(ステップS67)。
【0217】
その結果、パターン10の密度を検出できる。
【0218】
続いて、この結果と、抽出した異物・欠陥8の位置および大きさを比較をし(ステップS68)、これにより、前記異物・欠陥情報による異物・欠陥8の位置に対しての前記比較処理後の前記パターン情報によるパターン10の有無の判定を行う(ステップS69)。
【0219】
ここでは、異物・欠陥8の一部または全部がパターン領域と重なった場合(パターン上)には異物・欠陥8を致命とし、これを図29に示すように致命異物・欠陥15として図28に示す検査装置記憶系13に記録保存する。
【0220】
また、パターン領域外(パターン外)の場合には、これを非致命異物・欠陥17と判定し、検査装置記憶系13に記録保存する。
【0221】
さらに、異物・欠陥8とパターン領域の距離とが予め定めた数値以下の場合には、致命候補異物・欠陥16と判定し、これを検査装置記憶系13に記録保存する。
【0222】
その後、致命、致命候補あるいは非致命と判定された異物・欠陥8のあるチップに致命、致命候補あるいは非致命と記録し、これを検査装置記憶系13に保存する。
【0223】
さらに、この検査に用いた半導体ウェハ2の該当製造工程の推定最大歩留と推定最小歩留を非致命チップ数と致命チップ数とのそれぞれ用いて計算する(ステップS70)。
【0224】
なお、本実施の形態7の外観検査装置における致命・非致命の判定結果の表示形態・方法、および外観検査装置と電気的に接続される解析装置50(外部装置)の構成とその機能、さらに、本実施の形態7の半導体装置の製造方法によって得られる効果については前記実施の形態6のものと同様であるため、その重複説明は省略する。
【0225】
(実施の形態8)
図30は本発明の半導体装置の製造方法の検査工程で用いられる実施の形態8の外観検査装置とこれに接続される外部装置とのそれぞれの主要部の構成の一例を示すブロック構成図、図31は本発明の実施の形態8における半導体装置の製造方法の検査工程で行われる検査手順の一例を示す検査手順フロー図である。
【0226】
本実施の形態8の半導体装置の製造方法では、前記実施の形態6の半導体装置の製造工程で使用した外観検査装置とほぼ同様の外観検査装置を用いて、異物・欠陥8の致命・非致命の判定を行う。
【0227】
なお、図30に示す本実施の形態8の外観検査装置は、前記実施の形態6の外観検査装置と同様に暗視野系(第1検出画像比較処理系38)と明視野系(第2検出画像比較処理系48b)とを有するものであり、その構成についても実施の形態6のものと同様である。相違点は、第2検出画像比較処理系48bにおいて行われる第2比較処理後の致命・非致命の判定の際に、画像オフセットによってパターン情報の取得を行うということである。
【0228】
本実施の形態8の外観検査装置のその他の構成は、実施の形態6の外観検査装置と同様であるためその重複説明は省略する。
【0229】
次に、本実施の形態8の半導体装置の製造方法について説明する。
【0230】
なお、ここでは、本実施の形態8の異物・欠陥8の致命・非致命判定方法についてのみ説明し、それ以外の前記半導体装置の製造方法については、前記実施の形態1のものと同様であるためその重複説明は省略する。
【0231】
まず、前記暗視野系において、ステージ1上の半導体ウェハ2の検査用チップ6にレーザ3から単色光であるレーザ光3a(光)を照射すると、レーザ光3aは半導体ウェハ2で反射して散乱・回折光3bになり、これにより、パターン10(図4参照)からの信号と異物・欠陥8(図3参照)からの信号とを第1検出器37によって検出する。
【0232】
さらに、第1検出器37に取り込んだ検査用チップ6のイメージの信号(検査用チップ情報)を第1検出画像比較処理系38に送る。
【0233】
この第1検出画像比較処理系38では、検査用チップ6からのイメージの信号(検査用チップ情報)と参照用チップ7からのイメージの信号(参照用チップ情報)との第1比較処理を行う(図31のステップS71)。すなわち、検査用チップ6のイメージの信号と、検査用チップ6に隣接し、かつ予め記憶してあった参照用チップ7のイメージの信号との差分を取り、この差分の値がパターン10の差分値の最大値Thnmax(図示せず)より大きい場合を異物・欠陥8異物と判定し、小さい場合をパターン10と判定する。
【0234】
その後、第1検出画像比較処理系38の判定結果によって異物・欠陥8の抽出を行う(ステップS72)。
【0235】
なお、この第1比較処理を中央制御系9によりステージコントローラを制御しながら、ステージ1を移動させることによって、半導体ウェハ2の全面に対して行う。
【0236】
この結果、半導体ウェハ2上の異物・欠陥8の位置を特定(ステップS73)でき、かつ、それらの位置について、図3に示すように、チップを特定するチップマトリクス11と、チップ内の予め定められた基準原点からの直交座標であるXY方向のチップ座標12とを外観検査装置に設けられた検査装置記憶系13に保存する。
【0237】
これにより、異物・欠陥8の半導体ウェハ2上の座標を得ることができ(ステップS74)、さらに前記第1画像比較処理を用いて、異物・欠陥8の大きさも算出する。
【0238】
なお、これら異物・欠陥8の位置や大きさの情報を異物・欠陥情報と呼ぶ。
【0239】
その後、前記明視野系の検査を行う。
【0240】
まず、異物・欠陥8の検出位置にレンズ39の視野が納まるようにステージ1を移動する。これにより、レンズ39にはランプ41からのランプ光41aがハーフミラー40を介して落射入射し、その結果、明視野画像をレンズ39を介して第2検出器42に結像してそこに一時的に記憶しておく。これにより、検査用チップ6からの明視野信号である可視光検査用チップ情報を取得する。
【0241】
一方、同様の方法で参照用チップ7からの明視野像を第2検出器42に取り込んで明視野信号である可視光参照用チップ情報を取得する。
【0242】
その後、前記可視光検査用チップ情報と前記可視光参照用チップ情報とを第1検出画像比較処理系38において第2比較処理(ステップS75)し、これにより、異物・欠陥8の抽出(ステップS76)を行う。
【0243】
その後、中央制御系9では、可視光による参照用チップ情報のパターン情報すなわち明視野画像によって抽出されたパターン領域の明るさ信号をX方向およびY方向にずらし(オフセットし)、これにより、差信号からパターン10の端部を抽出する(ステップS77)。
【0244】
なお、これらを検出した異物・欠陥8について繰り返して行う。
【0245】
その結果、パターン10の密度を検出できる。
【0246】
続いて、この結果と、抽出した異物・欠陥8の位置および大きさを比較をし(ステップS78)、これにより、前記異物・欠陥情報による異物・欠陥8の位置に対しての前記比較処理後の前記パターン情報によるパターン10の有無の判定を行う(ステップS79)。
【0247】
ここでは、異物・欠陥8の一部または全部がパターン領域と重なった場合(パターン上)には異物・欠陥8を致命とし、これを図31に示すように致命異物・欠陥15として図30に示す検査装置記憶系13に記録保存する。
【0248】
また、パターン領域外(パターン外)の場合には、これを非致命異物・欠陥17と判定し、検査装置記憶系13に記録保存する。
【0249】
さらに、異物・欠陥8とパターン領域の距離とが予め定めた数値以下の場合には、致命候補異物・欠陥16と判定し、これを検査装置記憶系13に記録保存する。
【0250】
その後、致命、致命候補あるいは非致命と判定された異物・欠陥8のあるチップに致命、致命候補あるいは非致命と記録し、これを検査装置記憶系13に保存する。
【0251】
さらに、この検査に用いた半導体ウェハ2の該当製造工程の推定最大歩留と推定最小歩留を非致命チップ数と致命チップ数とのそれぞれ用いて計算する(ステップS80)。
【0252】
なお、本実施の形態8の外観検査装置における致命・非致命の判定結果の表示形態・方法、および外観検査装置と電気的に接続される解析装置50(外部装置)の構成とその機能、さらに、本実施の形態8の半導体装置の製造方法によって得られる効果については前記実施の形態6のものと同様であるため、その重複説明は省略する。
【0253】
(実施の形態9)
図32は本発明の半導体装置の製造方法の検査工程で用いられる実施の形態9の外観検査装置とこれに接続される外部装置とのそれぞれの主要部の構成の一例を示すブロック構成図、図33は本発明の実施の形態9における半導体装置の製造方法の検査工程で行われる検査手順の一例を示す検査手順フロー図である。
【0254】
本実施の形態9の半導体装置の製造方法では、前記実施の形態6の半導体装置の製造工程で使用した外観検査装置とほぼ同様の外観検査装置を用いて、異物・欠陥8の致命・非致命の判定を行う。
【0255】
なお、図32に示す本実施の形態9の外観検査装置は、前記実施の形態6の外観検査装置と同様に暗視野系(第1検出画像比較処理系38)と明視野系(第2検出画像比較処理系48c)とを有するものであり、その構成についても実施の形態6のものと同様である。相違点は、第2検出画像比較処理系48cにおいて行われる第2比較処理後の致命・非致命の判定の際に、色情報を用いてパターン情報の取得を行うということである。
【0256】
すなわち、本実施の形態9の外観検査装置における第2検出画像比較処理系48cは、明視野光学系で取り込まれた信号の色情報を検査する色情報検査系である。
【0257】
本実施の形態9の外観検査装置のその他の構成は、実施の形態6の外観検査装置と同様であるためその重複説明は省略する。
【0258】
次に、本実施の形態9の半導体装置の製造方法について説明する。
【0259】
なお、ここでは、本実施の形態9の異物・欠陥8の致命・非致命判定方法についてのみ説明し、それ以外の前記半導体装置の製造方法については、前記実施の形態1のものと同様であるためその重複説明は省略する。
【0260】
まず、前記暗視野系において、ステージ1上の半導体ウェハ2の検査用チップ6にレーザ3から単色光であるレーザ光3a(光)を照射すると、レーザ光3aは半導体ウェハ2で反射して散乱・回折光3bになり、これにより、パターン10(図4参照)からの信号と異物・欠陥8(図3参照)からの信号とを第1検出器37によって検出する。
【0261】
さらに、第1検出器37に取り込んだ検査用チップ6のイメージの信号(検査用チップ情報)を第1検出画像比較処理系38に送る。
【0262】
この第1検出画像比較処理系38では、検査用チップ6からのイメージの信号(検査用チップ情報)と参照用チップ7からのイメージの信号(参照用チップ情報)との第1比較処理を行う(図33のステップS81)。すなわち、検査用チップ6のイメージの信号と、検査用チップ6に隣接し、かつ予め記憶してあった参照用チップ7のイメージの信号との差分を取り、この差分の値がパターン10の差分値の最大値Thnmax(図示せず)より大きい場合を異物・欠陥8異物と判定し、小さい場合をパターン10と判定する。
【0263】
その後、第1検出画像比較処理系38の判定結果によって異物・欠陥8の抽出を行う(ステップS82)。
【0264】
なお、この第1比較処理を中央制御系9によりステージコントローラを制御しながら、ステージ1を移動させることによって、半導体ウェハ2の全面に対して行う。
【0265】
この結果、半導体ウェハ2上の異物・欠陥8の位置を特定(ステップS83)でき、かつ、それらの位置について、図3に示すように、チップを特定するチップマトリクス11と、チップ内の予め定められた基準原点からの直交座標であるXY方向のチップ座標12とを外観検査装置に設けられた検査装置記憶系13に保存する。
【0266】
これにより、異物・欠陥8の半導体ウェハ2上の座標を得ることができ(ステップS84)、さらに前記第1画像比較処理を用いて、異物・欠陥8の大きさも算出する。
【0267】
なお、これら異物・欠陥8の位置や大きさの情報を異物・欠陥情報と呼ぶ。
【0268】
その後、前記明視野系の検査を行う。
【0269】
まず、異物・欠陥8の検出位置にレンズ39の視野が納まるようにステージ1を移動する。これにより、レンズ39にはランプ41からのランプ光41aがハーフミラー40を介して落射入射し、その結果、明視野画像をレンズ39を介して第2検出器42に結像してそこに一時的に記憶しておく。これにより、検査用チップ6からの明視野信号である可視光検査用チップ情報を取得する。
【0270】
一方、同様の方法で参照用チップ7からの明視野像を第2検出器42に取り込んで明視野信号である可視光参照用チップ情報を取得する。
【0271】
その後、前記可視光検査用チップ情報と前記可視光参照用チップ情報とを第2検出画像比較処理系48cすなわち色情報検査系において第2比較処理(ステップS85)する。
【0272】
その際、中央制御系9では、まず、可視光による検査用チップ6の暗視野系において色情報を用いて異物・欠陥8の抽出を行う(ステップS86)。
【0273】
さらに、参照用チップ情報のパターン情報を前記色情報を用いて取得する。つまり、色情報を用いたパターン10の抽出を行う(ステップS87)。
【0274】
なお、これらを抽出した異物・欠陥8について繰り返して行う。
【0275】
その後、明視野画像で抽出されたパターン領域の色情報を用いて、パターン10の密度を計算する。
【0276】
なお、異物・欠陥8が1つの視野に複数存在した場合には同色と見なされる異物・欠陥8を包含して単一異物として扱う。
【0277】
この結果と、抽出した異物・欠陥8の位置および大きさを比較をし(ステップS88)、これにより、前記異物・欠陥情報による異物・欠陥8の位置に対しての前記比較処理後の前記パターン情報によるパターン10の有無の判定を行う(ステップS89)。
【0278】
ここでは、異物・欠陥8の一部または全部がパターン領域と重なった場合(パターン上)には異物・欠陥8を致命とし、これを図33に示すように致命異物・欠陥15として図32に示す検査装置記憶系13に記録保存する。
【0279】
また、パターン領域外(パターン外)の場合には、これを非致命異物・欠陥17と判定し、検査装置記憶系13に記録保存する。
【0280】
さらに、異物・欠陥8とパターン領域の距離とが予め定めた数値以下の場合には、致命候補異物・欠陥16と判定し、これを検査装置記憶系13に記録保存する。
【0281】
その後、致命、致命候補あるいは非致命と判定された異物・欠陥8のあるチップに致命、致命候補あるいは非致命と記録し、これを検査装置記憶系13に保存する。
【0282】
さらに、この検査に用いた半導体ウェハ2の該当製造工程の推定最大歩留と推定最小歩留を非致命チップ数と致命チップ数とのそれぞれ用いて計算する(ステップS90)。
【0283】
なお、本実施の形態9の外観検査装置における致命・非致命の判定結果の表示形態・方法、および外観検査装置と電気的に接続される解析装置50(外部装置)の構成とその機能、さらに、本実施の形態9の半導体装置の製造方法によって得られる効果については前記実施の形態6のものと同様であるため、その重複説明は省略する。
【0284】
(実施の形態10)
図34は本発明の半導体装置の製造方法の検査工程で用いられる実施の形態10の外観検査装置の主要部の構造の一例を示す斜視図、図35は図34に示す実施の形態10の外観検査装置とこれに接続される外部装置とのそれぞれの主要部の構成の一例を示すブロック構成図、図36は本発明の実施の形態10における半導体装置の製造方法の検査工程で用いられる致命・非致命判定方法の一例を示す図であり、(a)は参照用チップのパターンの暗視野像図、(b)は(a)を2値化処理して分割した8×8分割図、図37は本発明の実施の形態10における半導体装置の製造方法の検査工程で行われる検査手順の一例を示す検査手順フロー図である。
【0285】
本実施の形態10の半導体装置の製造方法では、前記実施の形態4の半導体装置の製造工程で使用した外観検査装置とほぼ同様の外観検査装置を用いて、異物・欠陥8の致命・非致命の判定を行う。
【0286】
ここで、図34に示す本実施の形態10の外観検査装置の構成について、前記実施の形態4の図18に示す外観検査装置との相違点について説明する。
【0287】
図34に示す本実施の形態10の外観検査装置は暗視野方式のもので、かつ、図18に示す実施の形態4の外観検査装置の散乱・回折光3bの光路上I6におけるレンズ30と空間フィルタ31(フィルタ)との間にハーフミラー46を配置し、さらに、致命・非致命の判定を行う際の2値化処理系(画像分割2値化処理系49)に2値化処理系検出器47を設置したものである。
【0288】
したがって、レーザ光3aの半導体ウェハ2からの散乱・回折光3bをハーフミラー46によって検出器4と2値化処理系検出器47との両方に同時に取り込み、異物・欠陥8の大きさや位置などの検出と致命・非致命の判定とをほぼ同時に順次行うものである。
【0289】
なお、本実施の形態10の外観検査装置のその他の構成は、実施の形態4の外観検査装置と同様であるためその重複説明は省略する。
【0290】
次に、本実施の形態10の半導体装置の製造方法について説明する。
【0291】
なお、ここでは、本実施の形態10の異物・欠陥8の致命・非致命判定方法についてのみ説明し、それ以外の前記半導体装置の製造方法については、前記実施の形態4のものと同様であるためその重複説明は省略する。
【0292】
まず、ステージ1上の半導体ウェハ2の検査用チップ6にレーザ3からレーザ光3a(光)を照射すると、レーザ光3aは半導体ウェハ2で反射して散乱・回折光3bになり、この散乱・回折光3bがレンズ30とハーフミラー46と空間フィルタ31とを通って検出器4に入る。これにより、パターン10(図4参照)からの信号と異物・欠陥8からの信号とを検出器4によって検出する。
【0293】
さらに、検出器4に取り込んだ検査用チップ6のイメージの信号(検査用チップ情報)を検出画像比較処理系5に送る。
【0294】
この検出画像比較処理系5では、検査用チップ6からのイメージの信号(検査用チップ情報)と参照用チップ7からのイメージの信号(参照用チップ情報)との比較処理を行う(図37のステップS91)。すなわち、検査用チップ6のイメージの信号と、検査用チップ6に隣接し、かつ予め記憶してあった参照用チップ7のイメージの信号との差分を取り、この差分の値がパターン10の差分値の最大値Thnmax(図示せず)より大きい場合を異物・欠陥8異物と判定し、小さい場合をパターン10と判定する。
【0295】
その後、検出画像比較処理系5の判定結果によって異物・欠陥8の抽出を行う(ステップS92)。
【0296】
なお、この比較処理を中央制御系9によりステージコントローラを制御しながら、ステージ1を移動させることによって、半導体ウェハ2の全面に対して行う。
【0297】
この結果、半導体ウェハ2上の異物・欠陥8の位置を特定(ステップS93)でき、かつ、それらの位置について、図3に示すように、チップを特定するチップマトリクス11と、チップ内の予め定められた基準原点からの直交座標であるXY方向のチップ座標12とを外観検査装置に設けられた検査装置記憶系13に保存する。
【0298】
これにより、異物・欠陥8の半導体ウェハ2上の座標を得ることができ、さらに前記画像比較処理を用いて、異物・欠陥8の大きさも算出する(ステップS94)。
【0299】
なお、これら異物・欠陥8の位置や大きさの情報を異物・欠陥情報と呼ぶ。
【0300】
一方、本実施の形態10では、これらの検査中に、半導体ウェハ2からのレーザ光3aの散乱・回折光3bをハーフミラー46によって光路変換し、これによるハーフミラー反射光46aを2値化処理系検出器47に暗視野像として取り込む。
【0301】
さらに、この2値化処理系検出器47のハーフミラー反射光46aの検出により、参照用チップ情報を取得し、これによって取得した参照用チップ情報を2値化処理して前記参照用チップのパターン情報を求める画像分割2値化処理を行う(ステップS95)。
【0302】
その際、2値化処理系検出器47に取り込んだ前記暗視野像を図36(a)に示すように、例えば8×8=64個のマス目に空間分割した後、図36(b)に示すように、それぞれのセル内で明るさを予め定めたしきい値処理をして明るい箇所を「1」とする2値化処理を行って、これをパターン情報とする。
【0303】
ここでは、図36(b)に示すように、64個のマス目中、31個で「1」となった。
【0304】
その後、画像分割2値化処理系49で求めた前記パターン情報を中央制御系9に送る。
【0305】
中央制御系9では、異物・欠陥8の位置座標や大きさなどの異物・欠陥情報と、2値化処理を行って得た前記パターン情報とを用いて前記異物・欠陥情報による異物・欠陥8の位置に対しての参照用チップ7の前記パターン情報によるパターン33の有無を判定する(ステップS96)。
【0306】
すなわち、前記異物・欠陥情報と参照用チップ7の前記パターン情報との比較において、異物・欠陥8の位置に対応したセルにおける2値化処理の数値で、少なくとも1つのセルに「1」があった場合、この異物・欠陥8を致命と判定し、図37に示すように、致命異物・欠陥15として図35に示す検査装置記憶系13に記録保存する。
【0307】
また、異物・欠陥8の座標と大きさに対応した1つもしくは複数のセルの隣接セルの少なくとも1つのセルに「1」があった場合、これを致命候補と判定し、致命候補異物・欠陥16として検査装置記憶系13に記録保存する。
【0308】
なお、これ以外の場合には、異物・欠陥8を非致命と判定し、これを非致命異物・欠陥17として検査装置記憶系13に記録保存する。
【0309】
その後、致命、致命候補あるいは非致命と判定された異物・欠陥8のあるチップに致命、致命候補あるいは非致命と記録し、これを検査装置記憶系13に保存する。
【0310】
さらに、この検査に用いた半導体ウェハ2の該当製造工程の推定最大歩留と推定最小歩留を非致命チップ数と致命チップ数とのそれぞれ用いて計算する(ステップS97)。
【0311】
なお、本実施の形態10の外観検査装置における致命・非致命の判定結果の表示形態・方法、および外観検査装置と電気的に接続される解析装置50(外部装置)の構成とその機能、さらに、本実施の形態10の半導体装置の製造方法によって得られる効果については前記実施の形態4のものと同様であるため、その重複説明は省略する。
【0312】
以上、本発明者によってなされた発明を発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記発明の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
【0313】
例えば、前記実施の形態1〜10においては、外観検査装置による検査対象部材を半導体ウェハ2としたが、前記検査対象部材は、半導体ウェハ2以外のレチクルや液晶基板などであってもよい。
【0314】
また、前記実施の形態1〜10では、単色光を発する光源としてレーザ3を取り上げたが、前記光源は、単色光を発することが可能なものであれば、レーザ3以外のものであってもよく、また、可視光を発する光源についても、ランプ41以外のものであってもよい。
【0315】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
【0316】
(1).半導体装置の製造工程において外観検査装置を用いて異物・欠陥の致命判定を行うことが可能になり、その結果、製品の歩留りへの寄与率を知ることが可能になる。
【0317】
(2).前記(1)により、致命度の高い異物・欠陥から解析、対策することが可能となり、その結果、歩留り向上の効率化を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の製造方法の検査工程で用いられる実施の形態1の外観検査装置の主要部の構造の一例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す外観検査装置とこれに接続される外部装置とのそれぞれの主要部の構成の一例を示すブロック構成図である。
【図3】図1に示す外観検査装置で用いられるチップマトリクスの一例を示すチップ配置図である。
【図4】(a),(b) は本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の検査工程で用いられる致命・非致命判定方法の一例を示す図であり、(a)は膨張処理前のパターン図、(b)は膨張処理後のパターン図である。
【図5】本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の検査工程で行われる検査手順の一例を示す検査手順フロー図である。
【図6】図1に示す外観検査装置による致命・非致命判定の検査結果の表示方法の一例であるチップマップ情報を示すマップ図である。
【図7】図1に示す外観検査装置による致命・非致命判定の検査結果の表示方法の一例である時系列推移情報を示す時系列推移図である。
【図8】図1に示す外観検査装置による致命・非致命判定の検査結果の表示方法の一例である製造工程追跡情報を示す工程追跡図である。
【図9】図1に示す外観検査装置によって検査が行われる半導体製造工程の主要前工程の一例を示す工程フロー図である。
【図10】本発明の半導体装置の製造方法の検査工程で用いられる実施の形態2の外観検査装置の主要部の構造の一例を示す斜視図である。
【図11】図10に示す実施の形態2の外観検査装置とこれに接続される外部装置とのそれぞれの主要部の構成の一例を示すブロック構成図である。
【図12】(a),(b) は本発明の実施の形態2における半導体装置の製造方法の検査工程で用いられる致命・非致命判定方法の一例を示す図であり、(a)は参照用チップのパターン図、(b)は(a)のフーリエ画像図である。
【図13】本発明の実施の形態2における半導体装置の製造方法の検査工程で行われる検査手順の一例を示す検査手順フロー図である。
【図14】本発明の半導体装置の製造方法の検査工程で用いられる実施の形態3の外観検査装置の主要部の構造の一例を示す斜視図である。
【図15】図14に示す実施の形態3の外観検査装置とこれに接続される外部装置とのそれぞれの主要部の構成の一例を示すブロック構成図である。
【図16】(a),(b) は本発明の実施の形態3の半導体装置の製造方法の検査工程で用いられる致命・非致命判定方法の一例を示す図であり、(a)は参照用チップのパターン図、(b)は(a)の暗視野検出像図である。
【図17】本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法の検査工程で行われる検査手順の一例を示す検査手順フロー図である。
【図18】本発明の半導体装置の製造方法の検査工程で用いられる実施の形態4の外観検査装置の主要部の構造の一例を示す斜視図である。
【図19】図18に示す実施の形態4の外観検査装置とこれに接続される外部装置とのそれぞれの主要部の構成の一例を示すブロック構成図である。
【図20】(a),(b),(c)は本発明の実施の形態4における半導体装置の製造方法の検査工程で用いられる致命・非致命判定方法の一例を示す図であり、(a)は参照用チップのパターンの暗視野像図、(b)は(a)を2値化処理して分割した8×8分割図、(c)は(b)の重み付け図である。
【図21】本発明の実施の形態4における半導体装置の製造方法の検査工程で行われる検査手順の一例を示す検査手順フロー図である。
【図22】本発明の半導体装置の製造方法の検査工程で用いられる実施の形態5の外観検査装置の主要部の構造の一例を示す斜視図である。
【図23】図22に示す実施の形態5の外観検査装置とこれに接続される外部装置とのそれぞれの主要部の構成の一例を示すブロック構成図である。
【図24】本発明の実施の形態5における半導体装置の製造方法の検査工程で行われる検査手順の一例を示す検査手順フロー図である。
【図25】本発明の半導体装置の製造方法の検査工程で用いられる実施の形態6の外観検査装置の主要部の構造の一例を示す斜視図である。
【図26】図25に示す実施の形態6の外観検査装置とこれに接続される外部装置とのそれぞれの主要部の構成の一例を示すブロック構成図である。
【図27】本発明の実施の形態6における半導体装置の製造方法の検査工程で行われる検査手順の一例を示す検査手順フロー図である。
【図28】本発明の半導体装置の製造方法の検査工程で用いられる実施の形態7の外観検査装置とこれに接続される外部装置とのそれぞれの主要部の構成の一例を示すブロック構成図である。
【図29】本発明の実施の形態7における半導体装置の製造方法の検査工程で行われる検査手順の一例を示す検査手順フロー図である。
【図30】本発明の半導体装置の製造方法の検査工程で用いられる実施の形態8の外観検査装置とこれに接続される外部装置とのそれぞれの主要部の構成の一例を示すブロック構成図である。
【図31】本発明の実施の形態8における半導体装置の製造方法の検査工程で行われる検査手順の一例を示す検査手順フロー図である。
【図32】本発明の半導体装置の製造方法の検査工程で用いられる実施の形態9の外観検査装置とこれに接続される外部装置とのそれぞれの主要部の構成の一例を示すブロック構成図である。
【図33】本発明の実施の形態9における半導体装置の製造方法の検査工程で行われる検査手順の一例を示す検査手順フロー図である。
【図34】本発明の半導体装置の製造方法の検査工程で用いられる実施の形態10の外観検査装置の主要部の構造の一例を示す斜視図である。
【図35】図34に示す実施の形態10の外観検査装置とこれに接続される外部装置とのそれぞれの主要部の構成の一例を示すブロック構成図である。
【図36】(a),(b) は本発明の実施の形態10における半導体装置の製造方法の検査工程で用いられる致命・非致命判定方法の一例を示す図であり、(a)は参照用チップのパターンの暗視野像図、(b)は(a)を2値化処理して分割した8×8分割図である。
【図37】本発明の実施の形態10における半導体装置の製造方法の検査工程で行われる検査手順の一例を示す検査手順フロー図である。
【符号の説明】
1 ステージ
2 半導体ウェハ
3 レーザ
3a レーザ光(光)
3b 散乱・回折光
4 検出器
5 検出画像比較処理系
6 検査用チップ(第1エリア)
7 参照用チップ(第2エリア)
8 異物・欠陥
9 中央制御系
10 パターン
11 チップマトリクス
12 チップ座標
13 検査装置記憶系
14 設計パターンデータ処理系
15 致命異物・欠陥
16 致命候補異物・欠陥
17 非致命異物・欠陥
18 検査装置表示系
19 検査装置通信系
20 フーリエ画像処理系
21 レンズ
22 ハーフミラー
23 フーリエ処理用検出器
24 パターン
25 0次光箇所
26 輝点
27 しきい値処理系
28 パターン
29 パターン
30 レンズ
31 空間フィルタ(フィルタ)
31a 開口部
31b ホルダ
32 画像分割2値化処理系
33 パターン
34 しきい値処理/パターン抽出系
35 チップ情報記憶部
36 半導体チップ
37 第1検出器
38 第1検出画像比較処理系
39 レンズ
40 ハーフミラー
41 ランプ
41a ランプ光(可視光)
41b 反射光
42 第2検出器
43 第2検出画像比較処理系
44 異物・欠陥サイズ算出系
45 2値化処理系
46 ハーフミラー
46a ハーフミラー反射光
47 2値化処理系検出器
48a,48b,48c 第2検出画像比較処理系
49 画像分割2値化処理系
50 解析装置(外部装置)
51 解析装置通信系
52 解析装置記憶系
53 解析ステーション
54 物流管理ステーション
55 解析装置表示系

Claims (1)

  1. 移動自在なステージに支持された半導体ウェハの検査用チップに光を照射して、前記光の散乱・回折光をフィルタに通して検出して前記検査用チップ上の異物・欠陥を含んだ情報である検査用チップ情報を取り込む工程と、
    前記半導体ウェハの異物・欠陥が無いと推定される参照用チップに前記光を照射した後、前記光の散乱・回折光をフィルタに通して検出して前記参照用チップの情報である参照用チップ情報を取り込み、一方、前記散乱・回折光をハーフミラーに反射させてこのハーフミラー反射光を検出してミラー参照用チップ情報を取得し、このミラー参照用チップ情報を2値化処理して前記参照用チップのパターン情報を求める工程と、
    前記検査用チップ情報と前記参照用チップ情報とを比較して前記検査用チップ上の前記異物・欠陥の位置や大きさなどの情報である異物・欠陥情報を求める工程と、
    前記異物・欠陥情報による前記異物・欠陥の位置に対しての前記参照用チップの前記パターン情報によるパターンの有無を判定する工程と、
    前記異物・欠陥の位置に前記パターンが有ると判定した際には前記異物・欠陥を致命とし、前記異物・欠陥の位置に前記パターンが無いと判定した際には前記異物・欠陥を非致命とする工程と、
    前記異物・欠陥の致チップ数・非致命チップ数の判定情報から前記半導体ウェハの推定最大歩留および推定最小歩留を算出する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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