JP4109558B2 - 列車乗車口情報表示装置 - Google Patents

列車乗車口情報表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4109558B2
JP4109558B2 JP2003037739A JP2003037739A JP4109558B2 JP 4109558 B2 JP4109558 B2 JP 4109558B2 JP 2003037739 A JP2003037739 A JP 2003037739A JP 2003037739 A JP2003037739 A JP 2003037739A JP 4109558 B2 JP4109558 B2 JP 4109558B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
moving
fixed
train
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003037739A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004243961A (ja
Inventor
和彦 牛山
慶一 村上
貴公 五味
憲男 内田
正 水澤
貴司 三好
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
East Japan Railway Co
Original Assignee
East Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by East Japan Railway Co filed Critical East Japan Railway Co
Priority to JP2003037739A priority Critical patent/JP4109558B2/ja
Publication of JP2004243961A publication Critical patent/JP2004243961A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4109558B2 publication Critical patent/JP4109558B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駅のプラットホーム(以下ホームと略称する。)から列車に乗車する乗客に対して、列車情報を案内するための列車乗車位置表示器を乗車口近傍に移動させて表示する列車乗車口情報表示装置に関し、特に列車乗車位置表示器に表示するデータ,移動データ等の信号の伝送や表示装置全体への電源を供給する多芯ケーブルの配置構造を改良した列車乗車口情報表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は駅ホームの上部に固定配置された複数のユニットガイド11に、列車乗車位置表示器12がそれぞれ移動可能に取付けられている列車乗車口情報表示装置10の一例を示している。この列車乗車位置表示器12は、列車名、発車時刻、号車番号、指定席・自由席車両の区別や、それらの乗車口等の列車情報を案内するものであり、列車乗車位置表示器12の案内表示は、列車運行ダイヤに基づく駅の運行管理部からの指令により、発着する列車により変更されると共に、列車編成によって位置の変わる乗車口に対応するように移動させて表示するものである。
この列車乗車口情報表示装置10における列車乗車位置表示器12のユニットガイド11内を移動させる従来の移動機構を図8〜図10に示す(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−211403号公報(第5頁段落[0020]、図1,図4,図5,図9)
【0004】
図8は、列車乗車口情報表示装置10の移動機構の一例の一部を示す正面図と側面図であり、例えば7m程度の長さのユニットガイド11の内部を、移動ユニット31が図示してない運行管理部からの指令信号によって、移動するように構成され、移動ユニット31に下方に吊り下げられた列車乗車位置表示器12を移動させるものである。
ユニットガイド11は、断面が方形であって下部に移動ユニット41を移動させるためのスリット13が設けられたガイドケース14と、このガイドケース14内の両側壁下部には、その全長に亘って断面形状がコの字型のガイド枠15,16が複数のねじ17によりガイドケース14に固定されている。
【0005】
図8(a)(b)に示すようにガイドケース14の手前側のガイド枠15の上部長手方向には、スライドレール18が図示してない皿ねじにより固定されると共に、このスライドレール18の溝にはラック19が挿入固定されその全長に亘って設置されている。
また、図8(b)の側面図上右側のガイド枠16の上面には、フレキシブルフラットケーブル(FFC)20とケーブルガイド21とをガイドする下側が長いL字状のガイド板22がその長手方向に亘って設けられている。
【0006】
次に、前述したユニットガイド11に係合している移動ユニット31を説明する。32は上部移動フレーム,33,34は下部移動フレームで、上部移動フレーム32と下部移動フレーム33とは複数のねじ35で結合されている。上部移動フレーム32にはモータ36とこのモータ36の回転数を減速する減速機構37とがねじ38により固定されている。この減速機構37の回転軸にはラック19に歯合するピニオンギヤ39が固定されていて、モータ36に対する駆動信号によりピニオンギヤ39を回転させ、ラック19との歯合より移動ユニット31を所要距離だけ移動させることができる。
【0007】
この移動ユニット31をスムーズに移動させるため、下部移動フレーム33,34に種々のガイド用車輪40〜45が設けられている。
下部側ガイド用車輪40,41(各2個)と上部側ガイド用車輪42,43は、移動ユニット31の上下への揺れを防止するもので、下部側及び上部側ガイド用車輪40〜43はガイド枠15,16の上下方向の内面にソフトに接触するように、必要に応じ図示していないばね材を用いて、下部移動フレーム33,34間に設けられた軸受用の支柱46にそれぞれ回転自在に軸支されて設けてある。また、前後方向ガイド用車輪44,45(各2個)は移動ユニット31の前後への揺れを防止するもので、ガイド枠15,16の側面に幾分接触するように、下部移動フレーム33,34に設けられたL型金具47,48に軸支され回転自在に設けてある。
【0008】
次に、列車乗車位置表示器12及び移動ユニット31に表示信号,移動信号等の信号の伝送や移動用モータへの電源を供給するフレキシブルフラットケーブル20の配置構造について図9及び図10により説明する。図9はユニットガイド11に配置されるフレキシブルフラットケーブル20と移動ユニット31との関係を説明する模式図であり、図10はユニットガイド11に係合している移動ユニット31の移動機構を説明する上面図である。
【0009】
フレキシブルフラットケーブル20の一端は、図9に示すユニットガイド11の端部に設けられていて、図示を省略している列車乗車口情報指令室からの各種信号を送信する多芯ケーブルが接続されるコネクタ49に接続されている。また、フレキシブルフラットケーブル20の他端は、図10に示す移動ユニット31に設けられたコネクタ50に接続され、モータ36、列車乗車位置表示器12等の電源やコントローラ等が配線された他方のコネクタ51に接続されるものである。
【0010】
このフレキシブルフラットケーブル20は、図8(b)のモータ36後部の上下に示されているケーブルガイド21と重ね合わせるように一体的に配置され、ケーブルガイド21によって腰の弱いフレキシブルフラットケーブル20をガイドするものである。なお、移動ユニット31とユニットガイド11に対するフレキシブルフラットケーブル20とケーブルガイド21の配線形状は、図9に示すように移動ユニット31の移動に伴って屈折した折り返し位置はL字状のガイド板22上を移動する。また、フレキシブルフラットケーブル20の屈折部の屈折半径の確保は、ケーブルガイド21の曲率を調整することにより決定される。
【0011】
なお、図8及び図10に記載された符号の23は移動ユニット31の移動範囲を制御するセンサ板,52はフォトセンサによる原点センサでありユニットガイド11の一方端の原点位置を検出する。53はフォトセンサによるリミットセンサでありユニットガイド11の他方端のリミット位置を検出する。54はL型金具47,48を固定するねじ、55は列車乗車位置表示器12の上面2か所に固定されている固定ブロックであり、列車乗車位置表示器12は固定ブロック55を介して移動ユニット31の下部移動フレームの下端部56,57にボルト58とナット59とにより取付けられている。60はコネクタであり、前述のフレキシブルフラットケーブル20が接続された移動ユニット31のコネクタ51から、列車乗車位置表示器12で必要とする信号や電源が導入されるものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来の列車乗車口情報表示装置10においては、列車乗車位置表示器12を駅の運行管理部からの指令によりユニットガイド11内を移動させる際、この駅の運行管理部から指令する信号線と、列車乗車位置表示器12を移動させる駆動電源や表示のための電源を供給する電力線とを、多芯ケーブルであるフレキシブルフラットケーブル20により伝送又は供給している。このフレキシブルフラットケーブル20は、ユニットガイド11内の側縁をケーブルガイド21と重ね合わせるようにして、移動ユニット31の移動に伴って折り返し位置が移動するようにして配置されている。
【0013】
しかしながら、この従来のフレキシブルフラットケーブル20の配置構造では、ユニットガイド11が比較的に長いため、移動ユニット31の移動によるフレキシブルフラットケーブル20の折り返し部分が、移動ユニット31の移動に追随して滑らかに折り返えせない状態が発生する場合がある。これはフレキシブルフラットケーブル20と重ね合わせるケーブルガイド21の材質や板厚或いは加工形状によっても異なるが、剛性や経時変化などの影響、移動ユニット31の移動速度の関係もあって安定した動作が確保できないという問題がある。
本発明は、ユニットガイド11が比較的に長い場合であっても、フレキシブルフラットケーブル20の折り返し部分を移動ユニット31の移動に伴ってスムーズに移動できる配置構造を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明による列車乗車口情報表示装置は、駅のプラットホーム上の乗客に対して乗車すべき列車の乗車口の情報を表示するために、伝送されてくる列車情報による乗車口情報を表示する情報表示部は、ユニットガイドに沿って所定の方向に移動する移動ユニットに支持されており、該移動ユニットは前記ユニットガイドに係合する駆動輪を有すると共に、前記列車情報により前記駆動輪を所要の移動距離に対応して正逆方向に回転せしめるモータを有し、該モータの駆動により前記情報表示部を所定位置に移動させるようにした列車乗車口情報表示装置において、
前記ユニットガイドに所要の間隔をおいて固定されて設けられた第1及び第2の固定プーリと、該第1及び第2の固定プーリと前記ユニットガイド上を移動する前記移動ユニットとの間にそれぞれ設けられた移動可能な第1及び第2の可動プーリと、一端が前記第1の可動プーリの中心軸から前記第1の固定プーリと第2の固定プーリとを介して前記第2の可動プーリとの中心軸にそれぞれ固定された第1のワイヤと、一端が前記ユニットガイドの一方の端部近傍に固定され他端が前記第2の可動プーリを介して前記移動ユニットに固定された第2のワイヤと、一端が前記ユニットガイドの他方の端部近傍に固定されたコネクタに接続され他端が前記第1の可動プーリを介して前記移動ユニットのコネクタに接続された前記列車情報を伝送する多芯ケーブルとを備え、前記ユニットガイド上を移動する移動ユニットに追随して前記多芯ケーブルの折り返し部分が前記可動プーリと共に移動するように構成されていることを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1〜図6に基づき本発明による列車乗車口情報表示装置における多芯ケーブルの配置構造を説明する。図1は下部にスリットを有する外観断面形状がほぼ方形の筒状に形成されているレール機能を有するユニットガイド71に、移動ユニット81が係合している上面図(a)と正面図(b)である。なお、図1に示されているユニットガイド71は、長手方向の一部を省略されているものである。図2はユニットガイド71と移動ユニット81との係合関係を示す上面図(a),正面図(b)及び側面図(c)を示すものであり、図3は図2(c)の側面図を拡大すると共に、一部構成部品を省略した側面図である。図4は図1に示した駆動機構の一部断面拡大図としての上面図(a)と側面図(b)を示している。
【0016】
ユニットガイド71は、5〜10m程度の長さを有する筒状体であり、図2(c)及び図3に示すように下部に移動ユニット81が移動するスリット72を有し、上部に列車乗車位置表示器を所定に位置に移動させる移動ユニット81を吊り下げる役目をすると共に、移動をスムーズに行わせるための後述する上部側ガイド用車輪のL字状の係合部73が設けられている。また、右側下部には後述する移動ユニット81のピニオンギヤと歯合するラック74が長手方向に設けられた溝75に嵌入されており、左側の空間部は後述する可動プーリ移動空間であり、その下部には後述するフレキシブルフラットケーブル(FFC)102の移動に係るワイヤを通す溝77が設けられており、この溝77の上にフレキシブルフラットケーブル102の一部が敷設される。
【0017】
ユニットガイド71の中央の空間部は、列車乗車位置表示器を移動させる移動ユニット81の移動部である。また上部左右に形成されているほぼ同形の溝78は、このユニットガイド71を天井等の構築物に吊り下げて固定するためのものである。4隅に設けてある小孔79はユニットガイド71の両端を塞ぐ図示してない蓋を取り付けるねじ孔である。
【0018】
次に移動ユニット81の構成を主として図2により説明する。左右対象の移動フレーム82,83は、4か所でスタッド84とボルト85とにより所定の間隔で固定されている。移動フレーム82,83に上部の左右各2か所には、前述のユニットガイド71のL字状の係合部73上をスムーズに移動させるための上部側ガイド用車輪86が計4個設けられ、中間部の左右各2か所にはL字状の金具87がねじ88により固定され、金具87に前後側ガイド用車輪89が計4個設けられてある。この移動フレーム82,83の一端には、移動ユニット81を移動させるための機構が設けられいる。即ち、ユニットガイド71のラック74に歯合するピニオンギヤ90を回転させるモータ91と、モータ91の回転を減速する減速機構92と、モータ91の回転方向を変換してピニオンギヤ90を回転させるカサ歯車93が設けられている。
【0019】
図4は、モータ91によるピニオンギヤ90の駆動機構の一部断面を拡大図として示したものであり、移動フレーム82と移動フレーム83に固定されている固定金具94とに設けられた軸受部95,96に、ベアリング97,98を介してピニオンギヤ90とカサ歯車93の一方とが固定されたピニオン組立軸99が軸支されている。従って、駅の運行管理部からの指令による列車乗車位置表示器の移動距離に対応するモータ91の回転角度により、ピニオンギヤ90をラック74上を回転させて列車乗車位置表示器が吊り下げられた移動ユニット81を所定距離だけ移動させることができる。
【0020】
この移動ユニット81に対して、移動ユニット81自体の移動距離に対応するモータ回転角度信号や列車乗車位置表示器の表示信号及びこれらの駆動の電源等を供給する多芯ケーブルの配置構造を、図1,図3,図5及び図6により説明する。図1において101はユニットガイド71の一端に設けられたコネクタであり、駅の運行管理部からの信号及び電源供給のための図示してない多芯ケーブルが接続されるものである。102はコネクタ101に接続されたユニットガイド71内に配置される多芯ケーブルとしてのフレキシブルフラットケーブル、103,104はユニットガイド71の両端に設けられた第1の固定プーリと第2の固定プーリであり、回転自在にユニットガイド71に軸支されている。
【0021】
105は第1の可動プーリ,106は第2の可動プーリであり、それぞれ牽引用側板107,108に軸支されている。109は第1のワイヤであり、両端は固定プーリ103,104を介してそれぞれ第1の可動プーリ105と第2の可動プーリ106の各牽引用側板107,108に固定されている。110は第2のワイヤであり、一端はユニットガイド71の一方端側(第1の固定プーリ103側)に固定され、他端は第2の可動プーリ106を介して移動ユニット81に固定されている。フレキシブルフラットケーブル102の配置は、その一端がユニットガイド71の他方端側(第2の固定プーリ104側)に固定されているコネクタ101に接続され、他端は第1の可動プーリ105を介して移動ユニット81に固定されると共に、図示してないコネクタに接続される。前述の第1のワイヤ109と第2のワイヤ110及びフレキシブルフラットケーブル102は、それぞれ弛みのない状態でそれぞれ固定、接続される。
【0022】
フレキシブルフラットケーブル102が掛け回されている第1の可動プーリ105は、図5に示されている上面図(a)と正面図(b)とから明らかなように、牽引用側板107に固定された支持軸111にベアリング112を介して回転自在に回転輪113が取り付けられている。また、第2のワイヤ110が掛け回されている第2の可動プーリ106は、図6に示されている上面図(a)と正面図(b)とから明らかなように、牽引用側板108に固定された支持軸114にベアリング115を介して回転外輪118が設けられ、その回転外輪118の車輪内に第2のワイヤ110が掛け回される内輪116がベアリング117を介して設けられている。従って、内輪116は回転外輪118の回転に影響を受けることなく自由に回転できる。なお、図3のユニットガイド71の左側空間部に記載されているのは、この空間部を通して見える第2の可動プーリ106を一部断面図として示したものである。
【0023】
この構造の違いは、第2の可動プーリ106に掛け回されている第2のワイヤ110の高さ位置と、第1の可動プーリ105に掛け回されているフレキシブルフラットケーブル102の高さ位置とが異なるようにするため、第2のワイヤ110の位置を前述した外径の小さい内輪116に掛け回すようにすると共に、両可動プーリ105と106の回転のアンバランスを吸収するため、内輪116と回転外輪118とが別個に回転できる構造にしたものである。なお、第1の可動プーリ105と第2の可動プーリ106とは、ユニットガイド71の側縁の空間部を安定して移動することができる。
【0024】
フレキシブルフラットケーブル102の移動ユニット81接続側の移動は、移動ユニット81の左右への移動に追随して移動するが、フレキシブルフラットケーブル102が掛け回されている第1の可動プーリ105と、第2のワイヤ110が掛け回されている第2の可動プーリ106の移動は、つるべ滑車の原理により、移動ユニット81の移動距離の1/2だけ移動することになる。そのため、フレキシブルフラットケーブル102と第2のワイヤ110は、移動ユニット81の移動時にも弛みのない状態が維持されて移動することになる。従って、移動ユニット81が可動範囲のどこの位置にあっても、フレキシブルフラットケーブル102の折り返し部は、第1の可動プーリ105の移動と一致して移動することになり、安定した折り返し移動が可能になる。なお、第2のワイヤ110の牽引(移動)方向のいずれかの箇所に、例えばコイルばねを挿入することにより、僅かな機械誤差を吸収すると共に、このコイルばね圧力の1/2のテンションをフレキシブルフラットケーブル102に与えることができる。
【0025】
移動ユニット81を第1の可動プーリ105と第2の可動プーリ106との間のほぼ中央位置にすると共に、第1の可動プーリ105と第2の可動プーリ106との間のほぼ中央位置させた状態で、第1の可動プーリ105と第2の可動プーリ106との間隔を第1の固定プリー103と第2固定プーリ104の間隔のほぼ1/2に設定することにより、移動ユニット81をユニットガイド71の両端近傍まで移動させることができる。
本発明の前述した実施例においては、ユニットガイド71内に配置される多芯ケーブルを、フレキシブルフラットケーブル(FFC)102として説明したが、通常のフラットケーブルやフレキシブルプリンテッドサーキット(FPC)、或いは通常の丸形の多芯ケーブルを用いることも可能である。また、移動ユニット81のピニオンギヤ90を駆動するモータ89の回転力をカサ歯車91を用いないで、従来例に記載したように減速機構を介して直接駆動するなど、移動ユニット81の駆動機構は様々な態様にし得るものである。
【0026】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明による列車乗車口情報表示装置は、駅の運行管理部から指令する信号線や列車乗車位置表示器を移動させる駆動電源や表示のための電源を供給する電力線などの多芯ケーブルを、ユニットガイドを移動する移動ユニットの移動に追随してスムーズに移動できるように、多芯ケーブルの折り返し部分にプーリを用いたものであり、これにより折り返し部分の移動が滑らかに、かつ安定した状態で行い得ることができたものである。従って、乗客に対して乗車すべき列車の乗車口情報を案内する列車乗車位置表示器を、正確,迅速,安定に移動させることが重要な列車乗車口情報表示装置において、本発明は極めて有効な役割を果たすものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による列車乗車口情報表示装置のユニットガイドを移動する移動ユニットの移動動作と多芯ケーブルの移動を説明する上面図及び正面図である。
【図2】本発明による列車乗車口情報表示装置のユニットガイドと移動ユニットの係合関係を説明する上面図,正面図及び側面図である。
【図3】本発明による列車乗車口情報表示装置のユニットガイドと移動ユニットの係合関係を説明する拡大側面図である。
【図4】本発明による列車乗車口情報表示装置の移動ユニットの移動構造を説明する上面図及び正面図である。
【図5】本発明による列車乗車口情報表示装置に使用される第1の可動プーリの上面図及び正面図である。
【図6】本発明による列車乗車口情報表示装置に使用される第2の可動プーリの上面図及び正面図である。
【図7】本発明に係る列車乗車口情報表示装置の主要部の外観斜視図である。
【図8】従来の列車乗車口情報表示装置のユニットガイドと移動ユニットの係合関係を説明する正面図及び側面図である。
【図9】従来の列車乗車口情報表示装置のユニットガイドと移動ユニットの係合関係を説明する上面図である。
【図10】従来の列車乗車口情報表示装置のユニットガイドを移動する移動ユニットと多芯ケーブルの移動状態を説明する模式図である。
【符号の説明】
10 列車乗車口情報表示装置
11,71 ユニットガイド
12 列車乗車位置表示器
13,72 スリット
14 ガイドケース
15、16 ガイド枠
17,35,38,54,88 ねじ
18 スライドレール
19,74 ラック
20,102 フレキシブルフラットケーブル(FFC)
21 ケーブルガイド
22 ガイド板
23 センサ板
31,81 移動ユニット
32 上部移動フレーム
33,34 下部移動フレーム
36,91 モータ
37,92 減速機構
39,90 ピニオンギヤ
40,41 下部側ガイド用車輪
42,43 上部側ガイド用車輪
44,45 前後方向ガイド用車輪
46 支柱
47,48 L型軸受
49,50,51,60,101 コネクタ
52 原点センサ
53 リミットセンサ
55 固定ブロック
56,57 下部移動フレームの下端部
58 ボルト
59 ナット
73 係合部
75 ラック用溝
77 ワイヤ用溝
78 吊り下げ固定用の溝
79 固定用のねじ孔
82,83 移動フレーム
84 スタッド
85 ボルト
86 上部側ガイド用車輪
87 L字状の金具
89 前後側ガイド用車輪
93 カサ歯車
94 固定金具
95,96 軸受部
97,98,112,115,117 ベアリング
99 ピニオンギヤ組立
103 第1の固定プーリ
104 第2の固定プーリ
105 第1の可動プーリ
106 第2の可動プーリ
107,108 牽引用の側板
109 第1のワイヤ
110 第2のワイヤ
111,114 支持軸
113 回転輪
116 内輪
118 回転外輪

Claims (3)

  1. 駅のプラットホーム上の乗客に対して乗車すべき列車の乗車口の情報を表示するために、伝送されてくる列車情報による乗車口情報を表示する情報表示部は、ユニットガイドに沿って所定の方向に移動する移動ユニットに支持されており、該移動ユニットは前記ユニットガイドに係合する駆動輪を有すると共に、前記列車情報により前記駆動輪を所要の移動距離に対応して正逆方向に回転せしめるモータを有し、該モータの駆動により前記情報表示部を所定位置に移動させるようにした列車乗車口情報表示装置において、
    前記ユニットガイドに所要の間隔をおいて固定されて設けられた第1及び第2の固定プーリと、
    該第1及び第2の固定プーリと前記ユニットガイド上を移動する前記移動ユニットとの間にそれぞれ設けられた移動可能な第1及び第2の可動プーリと、
    一端が前記第1の可動プーリの中心軸から前記第1の固定プーリと第2の固定プーリとを介して前記第2の可動プーリとの中心軸にそれぞれ固定された第1のワイヤと、
    一端が前記ユニットガイドの一方の端部近傍に固定され他端が前記第2の可動プーリを介して前記移動ユニットに固定された第2のワイヤと、
    一端が前記ユニットガイドの他方の端部近傍に固定されたコネクタに接続され他端が前記第1の可動プーリを介して前記移動ユニットのコネクタに接続された前記列車情報を伝送する多芯ケーブルとを備え、
    前記ユニットガイド上を移動する移動ユニットに追随して前記多芯ケーブルの折り返し部分が前記可動プーリと共に移動するように構成されていることを特徴とする列車乗車口情報表示装置。
  2. 前記移動ユニットを前記第1の固定プーリと前記第2の固定プーリとの間のほぼ中央位置であると共に、前記第1の可動プーリと前記第2の可動プーリとのほぼ中央位置に配置された状態で、前記第1の可動プーリと前記第2の可動プーリとの間隔を前記前記第1の固定プーリと前記第2の固定プーリとの間隔の約1/2に設定するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の列車乗車口情報表示装置。
  3. 前記多芯ケーブルはフレキシブルフラットケーブルにより構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の列車乗車口情報表示装置。
JP2003037739A 2003-02-17 2003-02-17 列車乗車口情報表示装置 Expired - Fee Related JP4109558B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003037739A JP4109558B2 (ja) 2003-02-17 2003-02-17 列車乗車口情報表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003037739A JP4109558B2 (ja) 2003-02-17 2003-02-17 列車乗車口情報表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004243961A JP2004243961A (ja) 2004-09-02
JP4109558B2 true JP4109558B2 (ja) 2008-07-02

Family

ID=33022445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003037739A Expired - Fee Related JP4109558B2 (ja) 2003-02-17 2003-02-17 列車乗車口情報表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4109558B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004243961A (ja) 2004-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102897103B (zh) 带有障碍感测功能的弹出式监视器
KR101351918B1 (ko) 이중 랙기어 구조를 갖는 팝업 모니터
EP2551577B1 (en) Double rack gear structure for supporting pop-up monitor
JP2009143637A (ja) エレベータのロープ振れ止め装置
JP6160961B2 (ja) 車両用ドア構造
KR101276246B1 (ko) 장애물 감지 기능을 갖는 팝업 모니터
JPH0899798A (ja) 昇降装置
JP2002101973A (ja) 手動式移動棚装置
JP4109558B2 (ja) 列車乗車口情報表示装置
CN102205923A (zh) 电梯的轿厢门驱动装置
JP2008168957A (ja) エレベータのかごドア開閉装置
JP4920392B2 (ja) インナーミラー
KR101276247B1 (ko) 모니터 유동 방지 기능을 갖는 팝업 모니터
JP2007270592A (ja) 吊下げ走行装置
JP2021011256A (ja) プラットホーム用ゲート装置
WO2002046084A1 (fr) Dispositif de porte pour ascenseur
JP6727591B1 (ja) プラットホーム用ゲート装置
CN114536298A (zh) 轨道巡检机器人变轨装置和应用***
JPH11256924A (ja) 電動間仕切の走行制御方法及びその装置
JPH07195291A (ja) 組立ロボット
JP2964919B2 (ja) 気体に関する物理量測定試験用のトラバース装置
JP5501804B2 (ja) ホーム柵装置
JPH08218728A (ja) ウインドレギュレータ
JP2008087646A (ja) 車両用シート回転装置
JPS6214059Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051219

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060630

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20071017

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20071017

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20071204

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20071204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080325

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080404

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110411

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120411

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130411

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140411

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees