JP2008087646A - 車両用シート回転装置 - Google Patents

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JP2008087646A JP2006271341A JP2006271341A JP2008087646A JP 2008087646 A JP2008087646 A JP 2008087646A JP 2006271341 A JP2006271341 A JP 2006271341A JP 2006271341 A JP2006271341 A JP 2006271341A JP 2008087646 A JP2008087646 A JP 2008087646A
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Hideyuki Asai
秀行 浅井
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Abstract

【課題】シートの回転中心位置の設定に自由度を持たせることができる車両用シート回転装置を提供する。
【解決手段】スイベルロア31に第1及び第2左前ガイド部51,52と第1及び第2右前ガイド部53,54と第1及び第2後ガイド部55,56を設け、各ガイド部51〜56を、仮想中心点43を中心とした各同心円61〜66上に形成する。スイベルロア31の下部開口部71の右縁に湾曲部72を形成し、湾曲部72にギア部75を形成する。各ガイド部51〜56に被案内部91〜93を移動自在に支持し、各被案内部91〜93をスイベルアッパ32に固定する。スイベルアッパ32に駆動部134を設け、駆動モータ151で回動される駆動ギア156をスイベルロア31のギア部75に噛合する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両に設けられたシートを回転移動する車両用シート回転装置に関する。
従来、図7に示すように、車両への乗降を支援する車両用シート回転装置801が知られており(例えば、特許文献1参照。)、このような車両用シート回転装置801は、車両前方へ向いたシート802を車両側方のドア開口部側へ向けて回動できるように構成されている。
このような車両用シート回転装置801の回転機構811は、外周部に歯車形状812を有する回転中心軸813を備えており、この歯車形状812が並進歯車形状814に倣って移動するように構成されている。これにより、前記シート802の車室外スライド連動回転を達成できるように構成されている。
特開2004−34908号公報
しかしながら、このような車両用シート回転装置801にあっては、回転中心軸813でシート802を支持する構造上、前記回転中心軸813を当該回転装置構造体内に配置する必要があった。
このため、前記シート802の回転中心を前記回転装置構造体外に配置することができず、回転時に前記シート802がセンターコンソールやトリム等に干渉する恐れがある。この場合、これを回避するために、幅寸法の狭い専用シートが必要となる。
一方、回転連動スライドを成立させる際には、スライドレール等の多くの部品を必要とし、構造の複雑化を招くとともに、それに伴う安定品質の困難さからコストがかかるという問題も発生し得る。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、シートの回転中心位置の設定に自由度を持たせることができる車両用シート回転装置を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために本発明の請求項1の車両用シート回転装置にあっては、シートを移動可能に支持する移動機構を備えた車両用シート回転装置において、前記移動機構を、前記シート側を構成するスイベルアッパと、該スイベルアッパを移動自在に支持するスイベルロアとで構成し、前記シートの移動軌跡に沿って延在するガイド部及び該ガイド部に案内される被案内部からなるガイド構造を前記移動機構に設けるとともに、前記ガイド部に曲線状に延在する回転領域を設定した。
すなわち、シートを支持する移動機構は、前記シートの移動軌跡に沿って延在するガイド部と、該ガイド部に案内される被案内部とからなるガイド構造を備えており、前記被案内部が前記ガイド部に案内されることにより、前記シートは、前記ガイド部が形成する移動軌跡に沿って移動される。
このとき、前記ガイド部には、曲線状に延在する回転領域が設定されており、前記シートは、前記ガイド部の前記回転領域に沿って回転移動される。
また、請求項2の車両用シート回転装置においては、前記シートを回転移動する為の中心点を仮想した際に、この仮想中心点を中心とした円弧上に前記回転領域を設定した。
これにより、前記移動機構に回転軸を設けること無く、前記シートは、前記仮想中心点を中心として回転移動される。
さらに、請求項3の車両用シート回転装置では、前記ガイド部に、直線状に延在するスライド領域を設定した。
これにより、前記シートは、前記ガイド部に設定されたスライド領域に沿った直線上を移動する。
加えて、請求項4の車両用シート回転装置にあっては、前記シートの移動軌跡に沿って延在するギア部と、該ギア部に噛合する駆動ギアと、該駆動ギアを回動する駆動モータとからなる駆動機構を備えている。
すなわち、前記駆動モータで前記駆動ギアを回動し、該駆動ギア側と前記ギア部側とを相対的に移動することによって、前記シートを前記ガイド部に沿って移動することができる。
このとき、前記ガイド部に前記回転領域と前記スライド領域とが設定されている場合、前記ガイド部の前記スライド領域において前記シートは直線移動される一方、前記ガイド部の前記回転領域では回転移動される。
また、請求項5の車両用シート回転装置においては、移動時に前記スイベルアッパ及び前記スイベルロア間に生じる摩擦を低減する為の低摩擦係数部品を前記スイベルアッパと前記スイベルロアとの間に配設した。
すなわち、前記スイベルアッパと前記スイベルロアとの間には、低摩擦係数部品が配設されており、前記スイベルアッパ及び前記スイベルロア間に生じる摩擦は、この低摩擦係数部品によって低減される。
以上説明したように本発明の請求項1の車両用シート回転装置にあっては、前記シートを前記ガイド部に設定された回転領域に沿って回転移動することができる。
このため、回転中心軸を中心にシートを回動する従来と比較して、前記シートの回転中心位置の設定に自由度を持たせることができ、構造体の外側に設定された仮想の中心点を中心としたシートの回転移動も実現することができる。
これにより、一般のシートであっても、センターコンソールやトリム等へのシートの干渉を回避することができ、幅狭の専用シートが不要となる。
そして、シートの移動軌跡の設定や、車室内レイアウトに自由度を持たせることができ、最適な仕様を提供することができる。
また、請求項2の車両用シート回転装置においては、前記回転領域を、仮想中心点を中心とした円弧上に設定することで、前記移動機構に回転軸を設けること無く、前記シートを前記仮想中心点を中心として回転移動することができる。
さらに、請求項3の車両用シート回転装置では、前記ガイド部に、直線状に延在するスライド領域を設定することで、前記シートを前記スライド領域に沿った直線上で移動することができる。
このため、前記回転中心軸の他にスライドレールを設けなければならなかった従来と比較して、部品点数や構造の複雑化を招くことなく、シートの直線移動と回転移動とを成立することができる。
加えて、請求項4の車両用シート回転装置にあっては、前記駆動モータで前記駆動ギアを回動し、該駆動ギア側と前記ギア部側とを相対的に移動することによって、前記シートを前記ガイド部に沿って移動することができる。
このとき、前記ガイド部に前記回転領域と前記スライド領域とが設定されている場合、前記ガイド部の前記スライド領域において前記シートを直線移動することができる一方、前記ガイド部の前記回転領域では前記シートを回転移動することができる。
したがって、一つの駆動モータを、シートの直線移動用と回転移動用とで兼用することができる。
また、請求項5の車両用シート回転装置においては、前記スイベルアッパと前記スイベルロアとの間に低摩擦係数部品を配設することによって、前記スイベルアッパ及び前記スイベルロア間に生じる摩擦を、当該低摩擦係数部品で低減することができる。
これにより、駆動源への負荷を軽減することができる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実地の形態を図に従って説明する。図1及び図2は、本実施の形態にかかる車両用シート回転装置1を示す図であり、図1には、その分解斜視図が示されており、図2には、その平面図が示されている。
この車両用シート回転装置1は、車両の運転席に設置されており、運転座席を構成するシート11を車両前方FRへ向けた前向き状態と、右側部に設けられたドア開口部OTR側へ向けた横向き状態との間で回転できるように構成されている。
前記車両の車体フロア21には、車両前後方向に延設された基準車両用のスライドレール22,22が固定されており、各スライドレール22,22には、スライダ23,23が移動自在に支持されている。各スライダ23,23には、連結板24,24が固定されており、両連結板24,24の間には、前記シート11を支持する移動機構25が固定されている。
この移動機構25は、前記両連結板24,24に支持されたスイベルロア31と、該スイベルロア31に移動自在に支持されたスイベルアッパ32とを備えており、該スイベルアッパ32は、標準車用の前記シート11のシートクッション33を固定するシートレッグを構成している。
前記スイベルロア31は、図3にも示すように、金属板によって前後方向に縦長の長方形状に形成されており、下方へ向けて開口した容器状に形成されている。該スイベルロア31の天面41には、車体形状の合わせて後退した矩形状切欠部42が、その右後部の角に形成されており、この矩形状切欠部42の右側方には、前記シート11を回転移動する際に、その回転中心となる仮想中心点43が設計上、仮想的に設定されている。
前記スイベルロア31の前記天面41には、左前方側に対を成す第1左前ガイド部51と第2左前ガイド部52とが形成されており、両ガイド部51,52は、溝状に開設された開口部によって構成されている。前記天面41の右前方側には、対を成す第1右前ガイド部53と第2右前ガイド部54とが形成されており、両ガイド部53,54も、溝状に開設された開口部によって構成されている。さらに、前記天面41の右後方側には、対を成す第1後ガイド部55と第2後ガイド部56とが形成されており、両ガイド部55,56も、溝状に開設された開口部によって構成されている。
前記各ガイド部51〜56は、前記仮想中心点43を中心とした各同心円61〜66上に形成され全域に渡って曲線状に延在する回転領域を構成しており、前記仮想中心点43を中心として回転移動される前記シート11の移動軌跡に沿って延設されている。これにより、前記各ガイド部51〜56は、前記シート11を前記前向き状態と前記横向き状態との間で回転移動する際に、対向した前記スイベルアッパ32の対応部位が移動する移動軌跡上に設けられており、各対応部位の移動範囲を包含する長さに設定されている。
このスイベルロア31の後部寄りの左側部側には、前後方向に縦長の下部開口部71が開設されており、該下部開口部71の右縁には、内側に突出した湾曲部72が形成されている。該湾曲部72には、前記仮想中心点43を中心とした同心円上に延在する回転駆動領域73と、該回転駆動領域73の後端に連続した直線状の延在する引込領域74とが設定されており、当該湾曲部72には、図1にも示したように、連続した歯形状のギア部75が形成されている。
前記天面41の裏側には、図1及び図3に示したように、モータガイド81が固定されている。該モータガイド81は、前記湾曲部72に沿って延在する略L字状のプレートで構成されており、前記モータガイド81の側縁には、前記湾曲部72の前記回転駆動領域73に対向して円弧状に延在する回転駆動領域対向部83と、前記湾曲部72の前記引込領域74に対向して直線状に延在する引込領域対向部84と、該引込領域対向部84の基端より前記湾曲部72側へ湾曲したストッパ部85とが形成されている。前記回転駆動領域73と前記回転駆動領域対向部83との間、及び前記引込領域74と前記引込領域対向部84との間には、その幅寸法が全域に渡って一定に保たれた通路86が形成されており、この通路86の横断方向に前記ストッパ部85が延設されている。
前記両左前ガイド部51,52には、両ガイド部51,52に案内される第1被案内部91が移動自在に支持されており、前記両右前ガイド部53,54にも、両ガイド部53,54に案内される第2被案内部92が移動自在に支持されている。また、前記両後ガイド部55,56にも、両ガイド部55,56に案内される第3被案内部93が移動自在に支持されている。
前記各被案内部91〜93は、図4にも示すように、前記スイベルロア31の前記天面41の裏側に配置される下側軌跡保持板101と、前記天面41の表側に配置される上側軌跡保持板102とを備えて構成されている。
前記両軌跡保持板101,102は、長方形板状に形成されており、両軌跡保持板101,102には、離間した二箇所のボルト挿通穴103,・・・が開設されている。これにより、前記下側軌跡保持板101の前記ボルト挿通穴103,103に挿入したボルト104の首部105を、対応する前記ガイド部63,64へ遊嵌するとともに、上側に配置された前記上側軌跡保持板102の前記ボルト挿通穴103に挿通した後、前記スイベルアッパ32に設けられたタイト穴106に挿通できるように構成されており、該タイト穴106より延出した部位にナット107を螺合し、その位置をロックナット108で固定することで、対応したガイド部51〜56に案内される被案内部91〜93を前記スイベルアッパ32の所定位置に固定できるように構成されている。
前記両軌跡保持板101,102における前記各ボルト挿通穴103,・・・の側部には、取付穴111,・・・が開設されており、各取付穴111,・・・には、スムーサ112,・・・の首部113,・・・が挿入された状態で取り付けられている。該スムーサ112,・・・は、その頭部114,・・・が前記スイベルロア31の前記天面41側に配置されるように取り付けられており、当該頭部114の平坦面が前記スイベルロア31に摺接するように構成されている。
これらのスムーサ112,・・・は、例えば合成樹脂で構成されており、金属板で形成された前記スイベルロア31に摺接する際の摩擦抵抗を低減できるように構成されている。これによって、前記各スムーサ112,・・・は、前記スイベルアッパ32及び前記スイベルロア31間に生じる摩擦を低減する為に前記スイベルアッパ32と前記スイベルロア31との間に配設された低摩擦係数部品を構成している。
前記スイベルアッパ32は、図1にも示したように、金属板によって前後方向に縦長の長方形状に形成されており、下方へ向けて開口した容器状に形成されるとともに、その前端部にはフットレスト取付部121が設けられている。
このスイベルアッパ32の底面131には、上部開口部132が左後部に形成されており、該上部開口部132の外周部には、スタッドボルト133,・・・が三カ所に突設されている。これにより、このスタッドボルト133,・・・によって、当該車両用シート回転装置1を駆動する駆動部134が取り付けられるように構成されている。
該駆動部134は、図1及び図3に示したように、ブラケット141を備えており、該ブラケット141には、長穴142,・・・が平行して延設されている。各長穴142,・・・には、前記各スタッドボルト133,・・・が螺着されるナット143,・・・が移動自在に支持されており、当該駆動部134は、前記各長穴142,・・・に沿って移動できるように取り付けられている。
前記ブラケット141には、駆動モータ151が設けられおり、該駆動モータ151から出力は、減速機152を介して駆動ギア156に伝達されている。この駆動ギア156は、当該スイベルアッパ32を前記スイベルロア31に取り付けた状態で、該スイベルロア31に設けられた前記下部開口部71の前記ギア部75に噛合するように構成されており、本願発明の駆動機構が構成されている。
これにより、前記駆動モータ151で前記駆動ギア156を回動した際には、当該駆動ギア156が前記ギア部75と前記モータガイド81間の前記通路86に案内され前記ギア部75に沿って移動するように構成されており、前記駆動ギア156が前記ギア部75の前記回転駆動領域73に位置する状態では、前記駆動ギア156が前記回転駆動領域73に沿って移動するように前記スイベルアッパ32が前記スイベルロア31に対して回動し、前記スイベルアッパ32に支持された前記シート11を前記仮想中心点43を中心に回動できるように構成されている。また、前記駆動ギア156が前記ギア部75の前記引込領域74に達した際には、前記駆動ギア156が前記引込領域74に沿って移動するように前記駆動部134の前記ブラケット141が前記長穴142,・・・の延在方向へスライドするように構成されており、前記駆動ギア156が前記モータガイド81の前記ストッパ部85に当接した状態で停止するよう構成されている。
以上の構成にかかる本実施の形態において、運転席のシート11を支持する移動機構25は、前記シート11の移動軌跡に沿って延在するスイベルロア31の各ガイド部51〜56と、各ガイド部51〜56に案内される各被案内部91〜93とからなるガイド構造を備えており、前記各被案内部91〜93が前記各ガイド部51〜56に案内されることによって、スイベルアッパ32に支持された前記シート11は、前記各ガイド部51〜56が形成する移動軌跡に沿って移動される。
このとき、前記各ガイド部51〜56には、その全域が円弧状に形成され曲線状に延在する回転領域を構成しており、前記シート11を、前記回転駆動領域が構成する前記各ガイド部51〜56に沿って回転移動することができる。
このため、回転中心軸を中心にシートを回動する従来と比較して、前記シート11の回転中心位置の設定に自由度を持たせることができ、本実施の形態のように前記スイベルロア31や前記スイベルアッパ32等の構造体の外側に設定された仮想中心点43を中心としたシート11の回転移動を実現することができる。
これにより、一般のシート11であっても、車室内に設けられたセンターコンソールやトリム等への前記シート11の干渉を回避することができ、幅狭の専用シートが不要となるとともに、基準車のシートを用いることで、見栄えが向上する。
そして、前記シート11の移動軌跡の設定や、車室内レイアウトに自由度を持たせることができ、最適な仕様を提供することができるとともに、車両前後方向にて傾斜を持ったスライド軌跡を実現することができる。
また、前記回転領域を構成する前記各ガイド部51〜56は、前記スイベルロア31より外側に設定された仮想中心点43を中心とした同心円61〜66上に設定されている。これにより、前記移動機構25に回転軸を設けること無く、前記シート11を、前記仮想中心点43を中心として回転移動することができる。
さらに、前記スイベルロア31には、前記シート11の移動軌跡に沿って延在するギア部75が形成される一方、前記スイベルアッパ32には、前記ギア部75に噛合する駆動ギア156と、該駆動ギア156を回動する駆動モータ151を備えた駆動部134が設けられ駆動機構が構成されている。
これにより、前記駆動モータ151で前記駆動ギア156を回動し、該駆動ギア156側のスイベルアッパ32と前記ギア部75側のスイベルロア31とを相対的に移動することによって、前記シート11を前記各ガイド部51〜56に沿って移動することができる。
また、前記スイベルアッパ32は、前記各被案内部91,・・・を介して前記スイベルロア31に回転自在に支持されており、前記スイベルアッパ32に固定された前記各被案内部91,・・・は、低摩擦係数部品であるスムーサ112,・・・が前記スイベルロア31に摺接するように構成されている。
すなわち、前記スイベルアッパ32と前記スイベルロア31との間には、前記各スムーサ112,・・・が配設されており、前記スイベルアッパ32及び前記スイベルロア31間に生じる摩擦を、これらのスムーサ112,・・・によって低減することができる。
これにより、前記駆動モータ151への負荷を軽減することができる。
(第2の実施の形態)
図5は、本発明の第2の実施の形態を示す図であり、第1の実施の形態の前記スイベルロア31に設けられた前記各ガイド部52,54,56が廃止され、その部位に円弧状の低摩擦係数部品201,・・・が設けられている。
すなわち、前記スイベルロア31には、図5の(b)にも示すように、円弧状に延在する枠形状のローラー軌跡制御板211,・・・が前記各ガイド部51,53,55に沿って設けられており、該ローラー軌跡制御板211は、前記仮想中心点43を中心とした円弧状に形成されている。前記ローラー軌跡制御板211の内側には、はしご型プレート状のローラガイド212,・・・に保持された複数のニードルローラ213,・・・が前記ローラ軌跡制御板211内に転動自在に収容されており、各ニードルローラ213,・・・は、前記仮想中心点43を中心とした同心円上を移動できるように規制されている。これにより、前記各低摩擦係数部品201,・・・が構成されている。
一方、前記スイベルロア31の前記各ガイド部51,53,55には、前記ボルト104がワッシャ221を介して直接挿入されており、前記スイベルアッパ32のタイト穴106を挿通した前記ボルト104の首部105には、前記ナット107及びロックナット108が螺着されている。
これにより、前記スイベルアッパ32の荷重を前記各ニードルローラ213,・・・が受けるとともに、該ニードルローラ213,・・・が前記スイベルアッパ32と前記スイベルロア31との間を転動することによって、前記駆動モータ151への負荷をさらに軽減することができる。
したがって、当該機構での小型化、軽量化、及び低コスト化を実現することができる。
(第3の実施の形態)
また、図6は、本発明の第3の実施の形態を示す図である。
本実施の形態では、第1の実施の形態の前記各ガイド部51〜56の端部に、前記スイベルロア31の後方へ向けて延在する直線部が連続して形成されている。
これにより、前記各ガイド部51〜56には、前記仮想中心点43を中心とする前記同心円61〜66上に設定された回転領域301,・・・と、前後方向に延在する直線状のスライド領域302,・・・とが形成されている。
このように、前記各ガイド部51〜56に、直線状に延在する前記スライド領域302,・・・を設定することで、前記シート11を前記スライド領域302,・・・に沿った直線上で前後方向に移動することができる。
このため、前記回転中心軸の他にスライドレールを設けなければならなかった従来と比較して、部品点数や構造の複雑化を招くことなく、前記シート11の直線移動と回転移動とを成立することができ、構造が簡素で安価な装置を提供することができる。
そして、前記駆動モータ151で前記駆動ギア156を回動し、該駆動ギア156側のスイベルアッパ32と前記ギア部75側のスイベルロア31とを相対的に移動することによって、前記シート11を前記各ガイド部51〜56に沿って移動することができる。
このとき、前記各ガイド部51〜56の前記スライド領域302,・・・では、前記シート11を直線移動することができ、前記各ガイド部51〜56の前記回転領域301,・・・では、前記シート11を回転移動することができる。
したがって、一つの駆動モータ151を、前記シート11の直線移動用と回転移動用とで兼用することができる。
本発明の一実施の形態を示す分解斜視図である。 同実施の形態の平面透明図である。 同実施の形態の移動機構を示す平面透明図である。 図1のA−A線に沿った断面図である。 本発明の第2の実施の形態であり、(a)はスイベルロアの斜視図で、(b)は(a)のB−B線に沿った断面図である。 本発明の第3の実施の形態を示す図である。 従来の車両用シート回転装置を示す図である。
符号の説明
1 車両用シート回転装置
11 シート
25 移動機構
31 スイベルロア
32 スイベルアッパ
43 仮想中心点
51 第1左前ガイド部
52 第2左前ガイド部
53 第1右前ガイド部
54 第2右前ガイド部
55 第1後ガイド部
56 第2後ガイド部
61 同心円
75 ギア部
91 第1被案内部
92 第2被案内部
93 第3被案内部
112 スムーサ
134 駆動部
151 駆動モータ
156 駆動ギア
201 低摩擦係数部品
213 ニードルローラ
301 回転領域
302 スライド領域

Claims (5)

  1. シートを移動可能に支持する移動機構を備えた車両用シート回転装置において、
    前記移動機構を、前記シート側を構成するスイベルアッパと、該スイベルアッパを移動自在に支持するスイベルロアとで構成し、前記シートの移動軌跡に沿って延在するガイド部及び該ガイド部に案内される被案内部からなるガイド構造を前記移動機構に設けるとともに、前記ガイド部に曲線状に延在する回転領域を設定したことを特徴とする車両用シート回転装置。
  2. 前記シートを回転移動する為の中心点を仮想した際に、この仮想中心点を中心とした円弧上に前記回転領域を設定したことを特徴とする請求項1記載の車両用シート回転装置。
  3. 前記ガイド部に、直線状に延在するスライド領域を設定したことを特徴とする請求項1又は2記載の車両用シート回転装置。
  4. 前記シートの移動軌跡に沿って延在するギア部と、該ギア部に噛合する駆動ギアと、該駆動ギアを回動する駆動モータとからなる駆動機構を備えたことを特徴とする請求項1から3いずれかに記載の車両用シート回転装置。
  5. 移動時に前記スイベルアッパ及び前記スイベルロア間に生じる摩擦を低減する為の低摩擦係数部品を前記スイベルアッパと前記スイベルロアとの間に配設したことを特徴とする請求項1から4にいずれか記載の車両用シート回転装置。
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