JP4108563B2 - 織機の回転原点位置決定装置 - Google Patents

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本発明は、織機の往復運動装置の回転原点位置を決定する装置に関する。
この種の回転原点位置決定装置の1つとして、織機のフレームに組み付けられた往復位置検出装置と、回転駆動源の回転運動により往復移動されて往復位置検出装置の検出領域に接近及び離間する被検出部を有する往復運動部材と、回転駆動源の回転位置を検出する回転位置検出装置と、往復位置検出装置からの検出信号と回転位置検出装置からの検出信号とを基に、往復位置検出装置の出力信号のオン・オフの切り換わり時における回転駆動源の回転位置を求める演算回路とを含む装置がある(例えば、特許文献1参照)。
往復位置検出装置の検出領域は、往復運動部材の最大振幅(ストローク)時における最大振幅位置付近に設置されて、往復位置検出信号を用いて最大振幅位置における出力軸の回転位置を検出している。
このため、上記従来技術では、製織中に最大振幅が変化したとき又は停台時に最大振幅を変更したときに、往復位置検出装置を変化又は変更した最大振幅に合わせて精度よくフレームに組み付け直す必要があり、織布の生産性に難があると共に、最大振幅位置を高精度で検出することが難しい。
特開平9−111576号公報(図1)
本発明の目的は、往復運動部材の所定位置における回転駆動源の回転位置を容易に精度よく検出することにある。
本発明に係る回転原点位置決定装置は、回転駆動源により往復運動されかつ前記往復運動の振幅量を変更可能の往復運動部材であって前記往復運動の方向に伸びる被検出部を有する往復運動部材と、前記被検出部を検出して往復位置信号を出力する往復位置検出装置であって前記被検出部が前記往復運動の方向に出入りする検出領域を有する往復位置検出装置と、前記回転駆動源の回転位置を検出して回転位置信号を出力する回転位置検出装置と、前記往復位置信号と前記回転位置信号とを基に、前記往復運動部材の最端位置における前記回転駆動源の回転角度位置を求める演算回路とを含む。
前記被検出部は前記往復運動部材の前記最小振幅時及び前記最大振幅時における前記最端位置間の距離より長く、前記検出領域は前記往復運動部材の前記最小振幅時及び前記最大振幅時の前記最端位置において前記被検出部が重複する箇所とされている。
前記演算回路は、前記往復位置信号と前記回転位置信号とを基に、前記往復運動部材の最小振幅時及び最大振幅時の同じ側の最端位置における前記回転駆動源の回転角度位置を求めてもよい。
前記回転位置検出装置は前記回転駆動源の回転位置を常時監視してもよい。
前記往復運動部材は、織機の経糸開口装置の綜絖枠に接続された揺動レバーを含むことができる。
前記往復運動部材は織機の経糸開口装置の綜絖枠を含み、前記被検出部は前記綜絖枠の前記往復運動と平行な側面を含んでいてもよい。
前記往復運動部材は、経糸開口装置の綜絖枠に接続された揺動レバーと、該揺動レバーを前記回転駆動源により回転駆動されるクランクに連結するリンクとを含み、前記揺動レバーと前記リンクとは前記往復運動における連結位置を変更可能とされていてもよい。
前記演算回路は、前記検出部が前記被検出部を検出している検出期間又は検出していない非検出期間の前記回転位置信号の始端時及び終端時に対応する前記回転角度位置を求め、求めた回転角度位置の中央位置を求めることができる。
本発明によれば、被検出部を最小振幅時及び最大振幅時における同じ側の最端位置間の距離より長くし、検出領域を最小振幅時及び最大振幅時の最端位置において被測定部が重複する箇所に設けたから、往復運動部材の振幅が運転中に変化しても、及びそのような振幅を停台中に変更しても、検出部の設置位置を調整することなく、及び振幅量に関係なく、最小振幅時及び最大振幅時における同じ側の最端位置を含む被検出部の一部が検出領域内を往復運動する範囲内で往復位置信号が連続的に出力される。このため、往復運動部材の最端位置における回転駆動源の回転角度位置を容易にしかも正確に最端位置における回転駆動源の回転角度位置を求めることができる。
前記回転位置検出装置は前記回転駆動源の回転位置を常時監視することにより、往復運動部材が一方の最端位置に位置しているか他方の最端位置に位置しているかを判別することができる。このため、設定された往復運動部材の運動パターンに対する前記往復位置検出装置の状態を常時監視することにより、往復運動部材の運動パターンのずれかを認識することができ、回転原点位置決定装置を備えた織機の破損を早期に発見することができる。
前記往復運動部材は、織機の経糸開口装置の綜絖枠に接続された揺動レバーを含ませ、また、前記被検出部を、前記揺動レバーの揺動中心と同心の円弧状側面とすれば、検出領域は、揺動レバーの被検出部を検出することになるから、枠の形状や高さ等、種類の異なる綜絖枠が往復運動部材に組み付けられても、特許文献1に記載の技術のような、検出装置の取付位置や検出領域が被検出位置を検出する位置の細かい調整が不要になる。
前記演算回路は、前記検出部が前記被検出部を検出している検出期間又は検出していない非検出期間の前記回転位置信号の始端時及び終端時に対応する前記回転角度位置を求め、求めた回転角度位置の中央位置を求めれば、求めた中央位置を回転原点位置とすることができる。

本実施例において、「前後方向」とは、経糸の送り出しによる経糸の移動方向をいい、「上下方向」とは、綜絖枠の移動方向をいい、「左右方向」とは、緯糸の飛走方向をいい、「揺動面」とは、上下方向と左右方向とに伸びる面をいう。
図1を参照するに、回転原点位置決定装置10は、経糸開口装置12の綜絖枠14毎に、経糸開口装置12の一部として織機に備えられている。
図1は、綜絖枠14を1つ図示しているにすぎないが、経糸開口装置12は、前後方向に間隔をおいた複数の綜絖枠14を備えている。各綜絖枠14は、織機のフレーム16に組み付けられた図示しない一対の綜絖枠ガイドにより、上下動のみをすることができる状態に保持されている。
各綜絖枠14は、綜絖枠14毎に備えられた支持機構20に支持されており、また綜絖枠14毎に備えられた駆動モータ22により支持機構20を介して上下動される。これにより、経糸の開口が形成される。
各駆動モータ22は綜絖枠専用の電動機であり、したがって経糸開口装置12は電動開口装置として作用する。経糸開口装置12は、各駆動モータ22の出力軸の回転速度を減速装置24で減速する。
駆動モータ22は、織機の主軸を駆動させる主軸用駆動モータとは別個に制御されるが、主軸の回転と同期して回転される。減速装置24の出力軸26の回転位置は、エンコーダ28により検出されて、エンコーダ28から回転位置信号S2として出力される。
本実施例では、駆動モータ22の出力軸の回転速度は、図4(A)に示すように、駆動モータ22の出力軸が5回転すると、綜絖枠14が1往復するように、減速装置24により減速されている。減速装置24の出力軸26には、偏心リンクとして作用するクランク円板30が取り付けられている。
クランク円板30には、クランクロッド32が、クランク円板30の回転運動により揺動されるように、連結されている。クランク円板30とクランクロッド32とは、駆動モータ22、ひいては減速装置24の回転運動を左右方向への往復運動に変換するクランク機構を構成している。
各支持機構20は、前後方向へ伸びる軸線の周りに揺動可能の左右一対の揺動レバー34と、各揺動レバー34を綜絖枠14に連結する連結ロッド36とを備えており、また対応する綜絖枠14の下方に配置されている。図1は、織機を前方から見て、右方側に位置する揺動レバー34を示している。
左方側の揺動レバー34及び右方側の揺動レバー34のそれぞれは、複数の支持機構20で共通の支持ロッド38に揺動可能に支持されている。各支持ロッド38は前後方向へ伸びている。
各支持機構20は、クランク円板30とクランクロッド32とにより変換された往復運動を右方側の揺動レバー34に受ける。これにより、揺動レバー34が揺動されて、支持ロッド38が上下動される。
各クランクロッド32は、その一端部をクランク円板30の偏心位置に枢軸的に連結されていると共に、その他端部を揺動レバー34から揺動面内を円弧状に伸びるアーム部40に組み付けられている。
揺動レバー34の揺動角度範囲(ストローク量)は、クランクロッド32をアーム部40に組み付けている組み付け位置を変更することにより、変更される。これにより、綜絖枠14の上下動の振幅量(ストローク量)、つまり、経糸の開口量を任意に変更することができる。
各綜絖枠14は、その下側の左右方向における左側(図示せず)及び右側のそれぞれにブラケット42を備えている。各ブラケット42は、連結ロッド36の上端部を左右方向に伸びる軸線の周りに揺動可能に連結している。
各連結ロッド36は、有効長さを変更可能に結合された2つの部材により上下方向へ伸びる棒状の形状とされている。左右の連結ロッド36の上端部及び下端部は、それらが互いに平行に伸びるように、それぞれ、綜絖枠14及び揺動レバー34に枢軸的に連結されている。
右方側の揺動レバー34は、前後方向から見て、略Y字状の形状を有しているが、図示しない左方側の揺動レバー34は、前後方向から見て、略V字状の形状を有している。左右の揺動レバー34は、同期して揺動するように、連結片44により相互に連結されている。
図示の例においては、経糸開口量を最大にするために、クランクロッド32は揺動レバー34の揺動中心に最も近い箇所においてアーム部40に組み付けられている。したがって、揺動レバー34は、矢印Aに示す二点鎖線の位置まで支持ロッド38の周りを揺動する。このとき、揺動レバー34の振幅(ストローク)が最大となり、経糸開口量が最大になる。
これに対し、クランクロッド32が、支持ロッド38から最も遠い位置、すなわち矢印Bで示す二点鎖線の箇所においてアーム部40に組み付けられていると、揺動レバー34の振幅が最小となり、経糸の開口量が最小になる。
回転原点位置決定装置10は、揺動レバー34の被検出部48をフレーム16に取り付けられた往復位置検出装置46により検出して、被検出部48の検出信号を往復位置信号S1として往復位置検出装置46から出力する。往復位置信号S1は、被検出部48が往復位置検出装置46の検出領域に位置することを示す信号であり、被検出部48を検出しているとオンになり、検出していないとオフになる。
揺動レバー34の被検出部48は、揺動レバー34の往復(揺動)運動の方向に伸びている。図3に示す例においては、被検出部48は、揺動レバー34の最小振幅及び最大振幅における同じ側の最端位置(図3においてA及びBの極限位置、すなわち綜絖枠14の上死点位置に対応する端縁)から、他の最端位置(他方の極限位置、すなわち綜絖枠14の下死点位置に対応する端縁)に向けて伸びている。
このため、被検出部48は、揺動レバー34の揺動にともなって、往復位置検出装置46の検出領域に、揺動レバー34の往復運動の他の最端位置(他方の極限位置)側から出入りする。
揺動レバー34の往復運動の方向における被検出部48の長さLは、揺動レバー34の最小振幅及び最大振幅における同じ側の最端位置(図3においてA及びBの極限位置)間の距離(綜絖枠14が上死点に位置するときの揺動レバー34の位置の差)Cより長くされている。
往復位置検出装置46は、織機のフレーム16に組み付けられているシャフト受け50にブラケット52を介して組み付けられている。本実施例では、往復位置検出装置46は、その検出部を被検出部48の揺動中心すなわち支持ロッド38に向けている。したがって、被検出部48は、揺動レバー34の揺動にともなって、被検出部48が往復位置検出装置46の検出領域に出入りする。
往復位置検出装置46の検出領域は、被検出部48を確実に検出可能の位置(図3の範囲D)とされている。そのような配置位置は、また、往復位置検出装置46の検出感度に影響を及ぼさない。
被検出部48は、図3の極限位置A及びBにおいて往復位置検出装置46の検出部、特に検出領域に対して重複する範囲内に往復位置検出装置46の検出領域が設定されている。このため、綜絖枠14が上死点に位置すれば、往復位置検出装置46は、経糸開口量が変更されても、被検出部48を必ず検出することができる。
図2を参照するに、回転原点位置決定装置10は、往復位置検出装置46からの往復位置信号S1を制御装置60の演算器62に供給すると共に、減速装置24の出力軸26の回転位置に対応しかつエンコーダ28から出力される回転位置信号S2を演算器62に供給する。
演算器62は、揺動レバー34の最小振幅及び最大振幅のときの同じ一方側、例えば綜絖枠14の上死点位置に対応する最端位置(図3にA及びBで示す極限位置)における減速装置24の出力軸26の回転角度を求め、求めた回転角度に対応する回転角度信号S3を駆動モータ制御装置64に出力する。
駆動モータ制御装置64は、綜絖枠14の開口パターン信号S4を開口パターン記憶装置66から受け、回転角度信号S3と開口パターン信号S4とを用いて駆動モータ22を制御する。
本実施例では、往復位置検出装置46は、被検出部48を常時監視し、往復位置信号S1を演算器62に出力する。演算器62はそのように常時監視することにより、往復位置信号S1と回転位置信号S2とから、綜絖枠14が上死点又は下死点に位置しているか否かを判別する。この判別は、被検出部48を常時監視していることから、容易に行うことができる。
図4を参照して、回転原点位置決定装置10の動作を説明する。
図4(B)は被検出部48を長くしたときの往復位置信号S1の波形を示し、図4(C)は被検出部48を短くしたときの往復位置信号S1の波形を示す。
綜絖枠14が下死点から上死点に向けて上昇する過程においては、被検出部48は往復位置検出装置46の検出領域に存在していない。このため、往復位置検出装置46は、オフの往復位置信号S1を演算器62に出力する。
しかし、駆動モータ22が綜絖枠14を下死点から上死点に向けて移動させるように回転される途中において、被検出部48が往復位置検出装置46に入り込むから、それにより往復位置信号S1は図4(B)又は(C)に示すようにオフからオンに変化する。
駆動モータ22がさらに回転されると、綜絖枠14を上死点に向けて移動させ、さらに上死点から下死点に向けて移動される。この回転の途中までは、被検出部48が往復位置検出装置46の検出領域に存在するから、往復位置信号S1はオンの状態に維持される。
駆動モータ22がさらに回転されて、綜絖枠14が下死点に向けてさらに移動されると、被検出部48が往復位置検出装置46の検出領域から抜け出るから、往復位置信号S1は図4(B)又は(C)に示すようにオンからオフに変化する。
演算器62は、往復位置検出装置46からの往復位置信号S1が、オフから最初のオンに変化したときに、回転位置信号S2を基に駆動モータ22の回転角度位置θ1を求め、次いで初めて往復位置信号S1がオンからオフに変化したときに、エンコーダ28からの回転位置信号S2を基に駆動モータ22の回転角度位置θ2を求める。
演算器62は、また、求めた回転角度位置θ1及びθ2に基づいて、中間位置θ0を次式(1)を用いて算出する。中間位置θ0は、綜絖枠14が上死点位置に位置するときに対応する。
θ0=(θ1+θ2)/2 ・・・(1)
算出した中間位置θ0は、綜絖枠14の最大開口時の駆動モータ22、ひいては減速装置の出力軸26の回転位置とされる。駆動モータ制御装置64は、中間位置θ0を主軸の回転位置と同期させるための基準位置として使用する。
演算器62は、綜絖枠14が最大開口となる位置である中間位置θ0における往復位置検出装置46及びエンコーダ28の状態の関係、又は、中間位置θ0及び主軸回転角度の関係を監視することにより、綜絖枠14が上死点に位置していることを正確に判定する。
演算器62は、また、中間位置θ0における往復位置信号S1の有無を監視することにより、予め設定されている開口パターンに対するパターンずれを生じているか否か判定することもできる。例えば、図4で綜絖枠14が上死点となる位置である中間位置θ0において往復位置信号S1がオンになっていないと、パターンずれを生じている、と判定することができる。
中間位置θ0の算出精度は、被検出部48の長さ寸法を大きくして、往復位置検出装置46からのオンの往復位置信号S1の時間幅が長ければ長いほど、高くなる。
回転角度位置θ1及びθ2並びに中間位置θ0を往復位置信号S1が、それぞれ、オフから最初のオンに変化したときと、次いで初めてオンからオフに変化したときとに求める代わりに、オンから最初のオフに変化したときと、次いで初めて往復位置信号S1がオフからオンに変化したときとに求めてもよい。この場合、中間位置θ0は綜絖枠14が下死点に位置するときに対応し、綜絖枠14が下死点に位置していることを確実に判定することができる。
上記いずれの場合も、往復位置信号S1のオン領域は中間位置θ0を中心にほぼ対称に存在し、綜絖枠14は最大開口位置と最小開口位置とに往復運動する。
中間位置(最端位置)θ0の算出は、綜絖枠14が常に上死点又は下死点に位置しているときに対応する中間位置(最端位置)θ0を算出してもよいし、綜絖枠14が所定回数の往復運動をする度に算出する中間位置を上死点から下死点又は下死点から上死点に切り替えてもよい。上死点及び下死点の算出は、上述の往復位置信号S1のオン・オフの変化に基づいて算出してもよいし、第2の往復位置検出装置を図1において点線で示す揺動レバー34の被検出部48を検出できる位置(往復位置検出装置46の下側)に設けてもよい。
例えば、綜絖枠14が最大振幅の上下運動をしているときは、上死点に位置しているときに対応する中間位置θ0を算出し、綜絖枠14が最小振幅の上下運動をしているときは、下死点に位置しているときに対応する中間位置θ0を算出するようにしてもよい。
被検出部48は、綜絖枠14の往復運動と平行な側面、例えば、綜絖枠14自体の側面としてもよい。この場合、往復位置検出装置46の検出部は上下方向に略直交する左右方向に向けられる。
回転原点位置決定装置10は、減速装置24を用いない電動開口装置にも適用することができるし、織機における経糸開口装置12だけでなく、往復運動をする部材を有する他の往復運動装置に適用することができる。後者の場合、回転原点位置決定装置10が適用された往復運動装置の最大振幅時の駆動モー夕の回転位置を検出可能である。
本発明は、上記実施例に限定されない。本発明は、その趣旨を逸脱しない限り、種々変更することができる。
本発明に係る回転原点位置決定装置の正面図である。 図1に示した回転原点位置決定装置の動作を説明するためのブロック線図である。 図1に示した回転原点位置決定装置の往復位置検出装置と往復運動部材の被検出部との位置関係を説明するための図である。 図1に示した回転原点位置決定装置の動作を説明するためのグラフである。
符号の説明
10 回転原点位置決定装置
12 経糸開口装置
14 綜絖枠
16 フレーム
20 支持機構
22 綜絖枠用の駆動モータ
24 減速装置
26 減速装置の出力軸
28 エンコーダ
30 クランク円板
32 クランクロッド
34 揺動レバー
36 連結ロッド
38 支持ロッド
40 アーム部
42,52 ブラケット
44 連結片
46 往復位置検出装置
48 被検出部
50 シャフト受け
60 制御装置
62 演算器
64 駆動モータ制御装置
66 開口パターン記憶装置
D 往復位置検出装置を配置すべく範囲
L 往復運動の方向における被検出部の長さ
S1 往復位置信号
S2 回転位置信号
S3 回転角度信号
S4 開口パターン信号

Claims (7)

  1. 回転駆動源により往復運動されかつ前記往復運動の振幅量を変更可能の往復運動部材であって前記往復運動の方向に伸びる被検出部を有する往復運動部材と、
    前記被検出部を検出して往復位置信号を出力する往復位置検出装置であって前記被検出部が前記往復運動の方向に出入りする検出領域を有する往復位置検出装置と、
    前記回転駆動源の回転位置を検出して回転位置信号を出力する回転位置検出装置と、
    前記往復位置信号と前記回転位置信号とを基に、前記往復運動部材の最端位置における前記回転駆動源の回転角度位置を求める演算回路とを含み、
    前記被検出部は前記往復運動部材の前記最小振幅時及び前記最大振幅時における前記最端位置間の距離より長く、
    前記検出領域は前記往復運動部材の前記最小振幅時及び前記最大振幅時の前記最端位置において前記被検出部が重複する箇所とされている、織機の回転原点位置決定装置。
  2. 前記回転位置検出装置は前記回転駆動源の回転位置を常時監視している、請求項1に記載の装置。
  3. 前記往復運動部材は織機の経糸開口装置の綜絖枠に接続された揺動レバーを含む、請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記被検出部は前記揺動レバーの揺動中心と同心の円弧状側面を含む、請求項3に記載の装置。
  5. 前記往復運動部材は織機の経糸開口装置の綜絖枠を含み、前記被検出部は前記綜絖枠の前記往復運動と平行な側面を含む、請求項1又は2に記載の装置。
  6. 前記往復運動部材は、経糸開口装置の綜絖枠に接続された揺動レバーと、該揺動レバーを前記回転駆動源により回転駆動されるクランクに連結するリンクとを含み、前記揺動レバーと前記リンクとは前記往復運動における連結位置を変更可能とされている、請求項1から5のいずれか1項に記載の装置。
  7. 前記演算回路は、前記往復位置検出装置が前記被検出部を検出している検出期間又は検出していない非検出期間の前記回転位置信号の始端時及び終端時に対応する前記回転角度位置を求め、求めた回転角度位置の中央位置を求める、請求項1から6のいずれか1項に記載の装置。
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