JP4106922B2 - 歯科用小型光照射器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、歯科の治療または審美に使用される歯科用小型光照射器に関し、より詳細には、該照射器内部に設けられた、凹面反射鏡付きランプの固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1に、従来の歯科用小型光照射器の断面構造を示す。
従来、歯科の治療または審美に使用される歯科用小型光照射器1の、本体ケース2内部には、定格電力80Wのハロゲンランプ3aの一端に凹面反射鏡3bが固着された、凹面反射鏡付きランプが、光源3として配置されている。(ここで、凹面反射鏡3bは、紫外線及び可視光線を反射し、赤外線を透過する波長選択性を有しいる。)
また、本体ケース2の把持部2aには、ハロゲンランプ3aの点灯・消灯を制御する制御部30と、点灯・消灯スイッチ31が設けられており、制御部30には、電源(図示しない)が接続され、該電源から点灯に必要な電力が供給される。
更に、歯科用小型光照射器1には、ライトガイド4が設けられ、その入射端4aが、本体ケース2の内部に不図示の固定手段で固定されている。(ライトガイド4は、直径が150μmの光ファイバを例えば2000本程度束ねて円柱状に形成したものであり、その入射端4a側外縁部には、ステンレス管4cが取り付けられている。)
【0003】
そして、ハロゲンランプ3aの直接光および凹面反射鏡3bからの反射光を、光ファイバーを束ねたライトガイド4の入射端4aに集光し、該ライトガイド4の出射端4bから放射する光を、歯の欠損部に充填された歯科充填剤である光硬化性樹脂(以下、レジンと云う。)、または審美を行う歯牙に照射して、該光硬化性樹脂の硬化または歯牙の審美を行う。
ここで、レジンは波長が400〜515nm程度の光に反応して硬化し、反応のピークは475nmである。また、審美のために使用される光の波長域は380〜420nmである。
したがって、用途に応じて、ハロゲンランプ3aとライトガイド4の間に、熱線吸収フィルター、紫外線カットフィルター、波長選択フィルターなどの光学フィルター5を配置し、主として、レジンが反応する光、または審美に使用される光のみを、治療または審美する歯牙に、ライトガイド4により導いていた。(図1において、光学フィルタ5は、不図示の固定手段により固定されている。)
ところで、従来の歯科用小型光照射器1においては、光源3より照射される光をライトガイド4の出射端4bに効率良く導くことができるように、言い換えれば、ライトガイド4の入射端4aの全面に、光源3より照射される光のほとんど全てが照射されるように、ライトガイド4に対して、光源3の位置決め・固定がなされている。
【0004】
次に、上記光源3の位置決め及び固定の構造を詳細に説明する。
光源3をその内部に保持した時、ライトガイド4の入射端4aの全面に、光源3より照射される光のほとんど全てが照射されるように、ライトガイド4に対して、光通過用の開口6aを有する筒状のランプカバー6が位置決めされ、本体ケース2の内部に不図示の固定手段により固定されている。
そして、凹面反射鏡3bは、上記ランプカバー6によって覆われる。(ここで、ランプカバー6の後端には、図2(a)に示すように、導入溝6cと係止溝6dからなるL字形をした4個の切欠き溝が形成されている。)
また、開口6aと凹面反射鏡3bの間には、円錐形状であって、内面に鏡面処理が施された筒状の反射部材7が介装され、開口6aと凹面反射鏡3bの間の空間がこの反射部材7によって覆われている。(ここで、反射部材7の一端には、耳部7aが設けられている。(図3参照))
更に、ランプカバー6の後端には、押さえ具8が着脱可能に取り付けられている。(ここで、押さえ具8は、弾性および耐熱性に富んだ金属からなり、図2(b)に示すように、円筒部8aから4枚の押圧片8bが中心に向けて形成されている。)
【0005】
次に、光源3の位置決め及び固定の手順を説明する。
図3は、従来の歯科用小型光照射器の、光源及び該光源の位置決め・固定部の分解断面図である。
最初に、反射部材の耳部7aがランプカバー6の段部6bに突き当たるまで、ランプカバー6の内部に反射部材7を挿入する。
次に、光源3の反射鏡3bの前方開口3b1の周縁部3b2が反射部材7の耳部7aに突き当たるまで、ランプカバー6の内部に光源3を挿入する。
(これにより、反射鏡3bの前方開口3b1の周縁部3b2及び側部3b3は、ランプカバー6によって覆われる。)
そして、ランプカバー6に押さえ具8を取り付ける。具体的には、押さえ具8の押圧片8bをランプカバー6の導入溝6cに嵌め込み、少し回転させて押圧片8bを係止溝6dに係止させる。(押圧片8bが凹面反射鏡3bの背面に突き当たって弾性変形し、その弾発力で凹面反射鏡3bを押圧するので、凹面反射鏡3bの前方開口3b1の周縁部3b2が反射部材7の耳部7aに圧接され、凹面反射鏡3bは耳部7aと押圧片8bで挟圧された状態で保持される。)
これにより、光源3はライトガイド4に対して光学的な位置決め・固定がなされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ハロゲンランプ3aは点灯中、高温となる為、該ハロゲンランプ3aの一端に固着された凹面反射鏡3bも同様に高温となる。従来の歯科用小型光照射器1においては、押さえ具8の押圧片8bが直接凹面反射鏡3bと接触する為、押圧片8bも同様に高温となる。
また、凹面反射鏡3bが紫外線及び可視光線を反射し、赤外線を透過する機能を有している場合、凹面反射鏡3bの背面より放射される赤外線を受ける押さえ具8の押圧片8bは、該赤外線によって加熱され、高温となる場合がある。
押さえ具8の押圧片8bは、凹面反射鏡3bを押圧するため、弾性を有しているが、高温の状態が継続するとその弾性が劣化してしまう。
したがって、従来の歯科用小型光照射器1の構造では、光源3bを所定の位置に位置決めできなくなってしまうという問題点を有していた。
【0007】
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、本発明の目的は、反射鏡が高温に加熱されたとしても、また凹面反射鏡が紫外線及び可視光線を反射し、赤外線を透過する機能を有していたとしても、光源の位置決めが可能な歯科用小型光照射器を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の歯科用小型光照射器は、本体ケースの内部に、ランプと、該ランプに固着された凹面反射鏡と、該凹面反射鏡の光出射方向側の開口端部が当接する耳部を有する反射部材と、該反射部材の耳部に当接する段部を有する、前記凹面反射鏡及び前記反射部材を覆う遮光部材からなるカバー部とを含み、該ランプからの光を、ライトガイドの入射端に導き、該ライトガイドの出射端から光を放射する、歯科用小型光照射器において、
前記本体ケースの内部に、その一端が前記本体ケースに枢設されると共に、その他端が前記本体ケースに固設された弾性部材に接続され、該弾性部材の伸縮作用によって前記本体ケースに枢設された一端を回転軸として回動する押圧部材を備え、
該押圧部材は、前記弾性部材の作用によって、前記カバー部に設けられた開口に挿入されて前記凹面反射鏡の背面に当接して前記凹面反射鏡を押圧するV字状の突起部を備え、
前記本体ケースの内部には、前記V字状の突起部の全体を前記カバー部の外方に移動させることのできる空間が設けられていることを特徴とする歯科用小型光照射器。
また、本発明の請求項2に記載の歯科用小型光照射器は、前記弾性部材を冷却する冷却手段を設けたことを特徴としている。
【0009】
【作用】
本発明の請求項1に記載の歯科用小型光照射器によれば、上記本体ケースの内部に、上記凹面反射鏡を押圧する押圧部材を設け、上記押圧部材の第1の部位を枢設し、上記押圧部材の第2の部位に、弾性部材の一端を固設し、上記弾性部材の他端を固設し、上記カバー部によって覆われた上記凹面反射鏡の背面を、上記押圧部材が上記弾性部材により押圧したので、押圧部材に設けられた弾性部材は、上記凹面反射鏡と接触することはない。
また、本発明の請求項2に記載の歯科用小型光照射器によれば、上記弾性部材を冷却する冷却手段を設けたので、弾性部材は冷却手段によって冷却される。
更に、本発明の請求項3に記載の歯科用小型光照射器によれば、上記カバー部を遮光部材で成形したので、凹面反射鏡が紫外線及び可視光線を反射し、赤外線を透過する機能を有していたとしても、該透過した赤外線は遮光部材によって遮光され、弾性部材に照射されることはない。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例に係る歯科用小型光照射器の構成は、図1に示したものとほぼ同一の構成を有し、詳細には、光源の固定および位置決めの構造に差異を有する。
図4に、本発明の実施例に係る歯科用小型光照射器の断面構造を示す。
本発明の実施例に係る歯科用小型光照射器10は、その本体ケース20内部に光源3として、その一端に凹面反射鏡3bが固着された、定格電力80Wのハロゲンランプ3aが配置されている。(ここで、凹面反射鏡3bは、紫外線及び可視光線を反射し、赤外線を透過する波長選択性を有しいる。)
また、本体ケース20の把持部20aには、ハロゲンランプ3aの点灯・消灯を制御する制御部30と、点灯・消灯スイッチ31が設けられており、制御部30には、電源(図示しない)が接続され、該電源から点灯に必要な電力が供給される。
更に、歯科用小型光照射器10には、ライトガイド4が設けられ、その入射端4aが、本体ケース20の内部に不図示の固定手段で固定されている。(ライトガイド4は、直径が150μmの光ファイバを例えば2000本程度束ねて円柱状に形成したものであり、その入射端4a側外縁部には、ステンレス管4cが取り付けられている。)
また、用途に応じて、ハロゲンランプ3aとライトガイド4の間に、熱線吸収フィルター、紫外線カットフィルター、波長選択フィルターなどの光学フィルター5が配置される。
加えて、本体ケース20には、吸気口20bと排気口20cが設けられ、吸気口20b近傍に送風ファン90が配置されている。(ここで、送風ファン90によって、吸気口20bを介して本体ケース20内部に取り込まれた空気は、弾性部材70(後述する。)に吹き付けられ、排気口20cより排気される。(本体ケース20内部の矢印は空気の流れる方向を示す。))
そして、ハロゲンランプ3aの直接光および凹面反射鏡3bからの反射光は、ライトガイド4の入射端4aに集光され、該ライトガイド4の出射端4bから放射される。
【0011】
次に、上記光源3の位置決め及び固定の構造について説明する。
光源3をその内部に保持した時、ライトガイド4の入射端4aの全面に、光源3より照射される光のほとんど全てが照射されるように、ライトガイド4に対して、光通過用の開口60aを有する筒状のランプカバー60が位置決めされ、本体ケース20の部位20dに不図示の固定手段により固定されている。
そして、凹面反射鏡3bは、上記ランプカバー60によって覆われる。(ここで、ランプカバー60の側部には、図6に示すように、後述する押圧部材80の突起部80cの頂点80c1をその内部に挿入可能な開口60a2が形成されている。)
また、開口60aと凹面反射鏡3bの間には、円錐形状であって、内面に鏡面処理が施された筒状の反射部材7が介装され、開口60aと凹面反射鏡3bの間の空間がこの反射部材7によって覆われている。(ここで、反射部材7の一端には、耳部7aが設けられている。(図5参照))
更に、本体ケース20の内部に、凹面反射鏡3bの背面を押圧する押圧部材80の一端80aが回転自在に枢設されている。(ここで、押圧部材80は、金属、例えばステンレス鋼(SUS)、メッキなどにより酸化防止処理された鉄(Fe)からなるワイヤで成形され、図6に示すように、その中央部がV字状に折り曲げられている。
加えて、上記押圧部材80の他端80bには、弾性部材70の一端70aが固設されている。(ここで、弾性部材70は、例えば金属製のバネからなり、弾性部材70の他端70bは本体ケース20に固設されている。)
そして、ランプカバー60によって覆われた凹面反射鏡3bの背面を、押圧部材80が弾性部材70により押圧するように配置されている。
【0012】
次に、光源3の位置決め及び固定の手順を説明する。
図5は、本発明の実施例に係る歯科用小型光照射器の、光源及び該光源の位置決め部の分解断面図である。
最初に、反射部材7の耳部7aがランプカバー60の段部60bに突き当たるまで、ランプカバー60の内部に反射部材7を挿入する。
次に、光源3の反射鏡3bの前方開口3b1の周縁部3b2が反射部材7の耳部7aに突き当たるまで、ランプカバー60の内部に光源3を挿入する。
(これにより、反射鏡3bの前方開口3b1の周縁部3b2及び側部3b3は、ランプカバー60によって覆われる。)
そして、上記光源3の凹面反射鏡3bの背面を押圧する押圧部材80を取り付ける。具体的には、押圧部材80を枢設させたその一端80aを軸に回動させ、突起部80c、すなわちV字状に折り曲げた部位をランプカバー60の開口60a2よりその内部に挿通させ、突起部80cの頂点80c1を、凹面反射鏡3bの背面に突き当てる。(押圧部材80の他端80bに設けた弾性部材70により、押圧部材80が凹面反射鏡3bの背面を該凹面反射鏡3bの前方開口3b1方向(矢印B方向)に押圧するので、凹面反射鏡3bの前方開口3b1の周縁部3b2が反射部材7の耳部7aに圧接され、凹面反射鏡3bは耳部7aと押圧部材80の突起部80cの頂点80c1で挟圧された状態で保持される。)
これにより、光源3はライトガイド4に対して光学的な位置決め・固定がなされる。
更に、弾性部材70が伸びるように押圧部材80を回動すると、凹面反射鏡3bの背面に対する該押圧が解除される。
【0013】
次に、本発明の実施例の作用・効果を説明する。
上記歯科用小型光照射器10を用い、ライトガイド4の出射端4bから放射される光を、歯の欠損部に充填されたレジン、または審美を行う歯牙に照射して、該光硬化性樹脂の硬化、または歯牙の審美を行うことができるが、従来の歯科用小型光照射器1と同様に、ハロゲンランプ3aは点灯中、高温となる為、該ハロゲンランプ3aの一端に固着された凹面反射鏡3bも同様に高温となる。
しかしながら、本発明の実施例に係る歯科用小型光照射器10によれば、本体ケース20の内部に、凹面反射鏡3bの背面を押圧する押圧部材80を設け、押圧部材80の一端80aを本体ケース20に枢設し、押圧部材80の他端80bに弾性部材70の一端70aを固設し、弾性部材70の他端70bを本体ケース20に固設し、ランプカバー60によって覆われた凹面反射鏡3bの背面を、押圧部材80が弾性部材70により押圧したので、押圧部材80に設けられた弾性部材70は、凹面反射鏡3bと接触することはない。したがって、弾性部材70が熱劣化することはないので、凹面反射鏡3bの位置決めを長期間に渡って行うことが可能となる。
また、弾性部材70が伸びる方向に押圧部材80を回動するだけで、該押圧部材80の押圧を解除することが可能であるので、光源3(ランプ3aと凹面反射鏡3b)の交換も容易に行うことができる。
加えて、本体ケース20には、吸気口20bと排気口20cが設けられ、吸気口20b近傍に送風ファン90が配置されている。そして、送風ファン90によって、吸気口20bを介して本体ケース20内部に取り込まれた空気は、弾性部材70に吹き付けられ、排気口20cより排気される。
したがって、押圧部材80を介して弾性部材70に伝熱されたとしても、弾性部材70は送風ファン90によって吹き付けられる空気によって冷却される。よって、弾性部材70が熱劣化することはなく、凹面反射鏡3bの位置決めを長期間に渡って行うことが可能となる。
【0014】
次に、本発明の実施例に係る歯科用小型光照射器の、他の構造を示す。
図7は、本発明の実施例に係る歯科用小型光照射器の、他の構造を示す断面図である。同図において、図4に示したものと同一のものには同一の符号が付されている。また、理解を容易にする為に、ランプカバー60は部分断面図として表している。
本発明の実施例に係る歯科用小型光照射器10の他の構造においては、上記押圧部材80の一端80aと突起部80cとの間の部位80dに、弾性部材70の一端70aが固設されている。(ここで、弾性部材70の他端70bは、本体ケース20の部位20eに固設されている。)
そして、ランプカバー60によって覆われた凹面反射鏡3bの背面を、押圧部材80が弾性部材70により押圧するように配置されている。
また、凹面反射鏡3bは、紫外線及び可視光線を反射し、赤外線を透過する波長選択性を有しており、凹面反射鏡3bはその背面より赤外線を放射する。
更に、ランプカバー60は、上記赤外線を遮光する遮光部材、例えば、アルミニウムなどの金属板や合金板で成形されてなる。
【0015】
次に、本発明の実施例の作用・効果を説明する。
凹面反射鏡3bは、紫外線及び可視光線を反射し、赤外線を透過する波長選択性を有しており、凹面反射鏡3bはその背面より赤外線を放射するので、凹面反射鏡3bの背面より放射される赤外線を受ける部材は、該赤外線によって加熱される場合がある。
上記構成においては、ランプカバー70を、上記赤外線を遮光する遮光部材で成形したので、凹面反射鏡3bの背面より赤外線が放射されたとしても、該赤外線はランプカバー60によって遮光され、弾性部材70に照射されることはない。
したがって、弾性部材70が熱劣化することはなく、凹面反射鏡3bの位置決めを長期間に渡って行うことが可能となる。
【0016】
【発明の効果】
本発明の請求項1に記載の歯科用小型光照射器によれば、本体ケースの内部に、凹面反射鏡を押圧する押圧部材を設け、押圧部材の第1の部位を枢設し、押圧部材の第2の部位に、弾性部材の一端を固設し、弾性部材の他端を固設し、カバー部によって覆われた凹面反射鏡の背面を、押圧部材が弾性部材により押圧したので、押圧部材に設けられた弾性部材は、凹面反射鏡と接触することはない。したがって、弾性部材が熱劣化することはないので、凹面反射鏡の位置決めを長期間に渡って行うことが可能となる。
また、弾性部材が伸びるように押圧部材を回動するだけで、該押圧部材の押圧を解除することが可能であるので、光源(ランプと凹面反射鏡)の交換も容易に行うことができる。
また、本発明の請求項2に記載の歯科用小型光照射器によれば、弾性部材を冷却する冷却手段を設けたので、たとえ押圧部材を介して弾性部材に伝熱されたとしても、弾性部材は冷却手段によって冷却される。したがって、弾性部材が熱劣化することはないので、凹面反射鏡の位置決めを長期間に渡って行うことが可能となる。
よって、反射鏡が高温に加熱されても、反射鏡の位置決めが可能な歯科用小型光照射器を提供することができる。
更に、本発明の請求項3に記載の歯科用小型光照射器によれば、カバー部を遮光部材で成形したので、凹面反射鏡が紫外線及び可視光線を反射し、赤外線を透過する機能を有していたとしても、透過した該赤外線は遮光部材によって遮光され、弾性部材に照射されることはない。したがって、弾性部材が熱劣化することはなく、凹面反射鏡の位置決めを長期間に渡って行うことが可能となる。
よって、反射鏡が紫外線及び可視光線を反射し、赤外線を透過する機能を有していたとしても、反射鏡の位置決めが可能な歯科用小型光照射器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の歯科用小型光照射器の断面構造を示す図である。
【図2】 従来の歯科用小型光照射器の、ランプカバーの断面図、及び押さえ具の斜視図である。
【図3】 従来の歯科用小型光照射器の、光源及び該光源の位置決め・固定部の分解断面図である。
【図4】 本発明の実施例に係る歯科用小型光照射器の断面構造を示す図である。
【図5】 本発明の実施例に係る歯科用小型光照射器の、光源及び該光源の位置決め部の分解断面図である。
【図6】 本発明の実施例に係る歯科用小型光照射器の押圧部材の構造を示す図である。
【図7】 本発明の実施例に係る歯科用小型光照射器の、他の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1,10 歯科用小型光照射器
2,20 本体ケース
2a,20a 把持部
2b 吸気口
2c 排気口
20d,20e 本体ケースの部位
3 光源
3a ハロゲンランプ
3b 凹面反射鏡
3b1 開口
3b2 周縁部
3b3 側部
4 ライトガイド
4a 入射端
4b 出射端
5 光学フィルター
6,60 ランプカバー
6a,60a1,60a2 開口
6b,60b 段部
6c 導入溝
6d 係止溝
7 反射部材
7a 耳部
8 押さえ具
8a 円筒部
8b 押圧片
30 制御部
31 点灯・消灯スイッチ
70 弾性部材
70a 弾性部材の一端
70b 弾性部材の他端
80 押圧部材
80a 押圧部材の一端
80b 押圧部材の他端
80c 押圧部材の突起部
80c1 押圧部材の突起部の頂点
80d 押圧部材の一端と、突起部との間の部位
90 送風ファン

Claims (2)

  1. 本体ケースの内部に、ランプと、該ランプに固着された凹面反射鏡と、該凹面反射鏡の光出射方向側の開口端部が当接する耳部を有する反射部材と、該反射部材の耳部に当接する段部を有する、前記凹面反射鏡及び前記反射部材を覆う遮光部材からなるカバー部とを含み、該ランプからの光を、ライトガイドの入射端に導き、該ライトガイドの出射端から光を放射する、歯科用小型光照射器において、
    前記本体ケースの内部に、その一端が前記本体ケースに枢設されると共に、その他端が前記本体ケースに固設された弾性部材に接続され、該弾性部材の伸縮作用によって前記本体ケースに枢設された一端を回転軸として回動する押圧部材を備え、
    該押圧部材は、前記弾性部材の作用によって、前記カバー部に設けられた開口に挿入されて前記凹面反射鏡の背面に当接して前記凹面反射鏡を押圧するV字状の突起部を備え、
    前記本体ケースの内部には、前記V字状の突起部の全体を前記カバー部の外方に移動させることのできる空間が設けられていることを特徴とする歯科用小型光照射器。
  2. 前記弾性部材を冷却する冷却手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の歯科用小型光照射器。
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