JP4105916B2

JP4105916B2 - Chair

Info

Publication number: JP4105916B2
Application number: JP2002228769A
Authority: JP
Inventors: 浩岩淵
Original assignee: Itoki Corp
Current assignee: Itoki Corp
Priority date: 2002-08-06
Filing date: 2002-08-06
Publication date: 2008-06-25
Anticipated expiration: 2022-08-06
Also published as: JP2004065530A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人が机上面のような作業面に手を伸ばして作業を行うことをサポートする機能を備えた椅子に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
椅子は人が腰掛けることを基本機能（必須の機能）とするものであるが、この基本機能に加えて補助機能を設けることが行われている。この補助機能の一つとして肘掛け装置がある。
【０００３】
事務用等の移動自在な椅子（特にキャスター付きの回転椅子）の肘掛け装置の場合、肘当てを高さ調節不能に固定した固定式肘掛け装置と、肘当てを高さ調節できる可動式肘掛け装置とに大別される。
【０００４】
オフィスにおいては一般に椅子は机とセットで使用されるもので、机上面の高さは、一般に６５０〜７００ｍｍ程度に設定していることが多い。そして、従来の肘掛け装置では、固定式の肘当ての場合は、肘当ての高さは机上面よりも低く設定されており、肘当てを高さ調節できる場合でも、机上面よりも高く上昇させて使用することを意図したものは見当たらない。
【０００５】
いずれにしても、椅子の肘掛け装置は、基本的には、手を使用していないときに腕を載せて安楽状態に保持することを主目的としていたと言える。
【０００６】
他方、近年、パソコンを中心にしたＯＡ機器が普及し、オフィスワークのウエイトが筆記作業からキーボード操作やマウス操作に移行しているが、筆記作業の場合は手首及び腕を机上面に載せて作業を行えるため長時間の作業でもあまり腕は疲れないのに対して、キーボードの操作は手首を浮かせた状態で行われるため、長時間の作業を行うと腕が疲れやすいという問題がある。
【０００７】
そこで、可動式肘掛け装置において、肘当てを、その上面が机上面と略同じ高さまで上昇させ得るように設定して、肘当てに腕を載せた状態でキーボードやマウスの操作を行えるようにすることが提案されている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、着座した人が机上面でキーボード操作やマウス操作を行う場合、キーボードやマウスの位置は本体との関係や使用者の好みによってまちまちであり、キーボードやマウスが天板の前縁から遠くに位置することがあり、その状態においても肘や手首を肘当てに載せて作業を行いたい場合がある。
【０００９】
しかし、従来の可動式肘掛け装置においても、肘当て上面の高さを机上面に揃え得る程度に過ぎないため、キーボードが天板の前縁よりもある程度奥側に位置していると肘当てに手を載せた状態での作業は行えないことになり、このため使い勝手が不十分であるという問題があった。
【００１０】
また、着座した人がキーボードやマウスの操作を行うにおいて、手を伸ばしたり平面姿勢を変えたり、或いは両手の間隔を広げたりというように、手を水平方向に頻繁に動かすものであるが、従来の可動式肘掛け装置においては、使用者の手の動きとは関係無く肘当ては静止したままであるため、使用者の作業に対するサポート機能は必ずしも十分とは言えなかった。
【００１１】
このように、可動式肘掛け装置とはいいながら、作業中において肘当ての姿勢が一定に保持されていることも、ＯＡ機器の操作が中心になっている現在のワーキングスタイルに十分に適合できていない一因となっていた。
【００１２】
本発明は、このような現状を改善した椅子の提供を課題とするものである。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
本願発明の椅子は、座体の左右外側に、着座した人の肘又は手首を載せることができるサイドサポートを、着座者が作業を行う作業面上に少なくとも前部が重なることが可能となるように配置しており、前記サイドサポートのうち作業面と重なることが可能な部分の下面に、当該サイドサポートを作業面上に安定した状態に保持できる当接部が設けられている。
【００１４】
加えて、前記サイドサポートは平面視で細長い形状であり、このサイドサポートを、座の左右外側に立設されたサイド支柱に、前記サイド支柱から前向きに延びる姿勢とサイド支柱から後ろ向きに延びる姿勢とに姿勢変更自在となるように水平旋回自在に取り付けており、更に、前記サイドサポートは、前記サイド支柱から前向きに延びる状態のとき平面視で座体の前端面よりも手前側にはみ出る長さに設定されており、かつ、前記サイドサポートの当接部は摩擦係数が小さいスライダー又は転動体である。
【００１５】
【発明の作用・効果】
本発明によると、机上面のような作業面に載せたサイドサポートに肘や手首などを載せてキーボード操作やマウス操作等の作業を行えるため、キーボードやマウスが作業面の奥側に位置していても、長時間の作業でも疲れることなく楽に行える。
【００１６】
すなわち、従来は手首や腕を浮かした状態で作業を行っていたのに対して、本願発明の椅子を使用すると手首や腕を支持された状態で作業を行えるため、安楽に作業を行えるのである。従って、本願発明に係る椅子は、パソコンや各種端末、或いはＣＡＤ等のＯＡ機器の操作が主流となっている現代のデスクワークにマッチした椅子であると言える。
【００１７】
請求項２のように構成すると、使用者は、手首や腕をサイドサポートに載せた状態で手とサイドサポートとを一緒に軽快に動かすことができるため、例えば、サイドサポートを水平回動自在や左右動自在に構成して、手首とこれが載ったサイドサポートを左右に移動させてキーボード操作を行ったり、或いは、腕とこれが載ったサイドサポートとを一緒に動かしながらマウス操作を行うというように、サイドサポートに手を載せた状態を保持しながら手を動かして作業を行うことができるのであり、このため、サイドサポートの使い勝手を格段に向上することができる。
【００１８】
ところで、近年、ワークスタイルの多様化に伴って様々の平面形状の机が使用されており、その例として、例えば、平面視長方形や台形状の天板の一部に使用者の身体が部分的に入り込む凹部を形成したり、天板を平面視Ｌ字状に形成してその内角に向かって使用者が座るようにしたり、或いは天板を平面視で瓢箪形に形成したりすることが行われている。
【００１９】
このような机の場合、いわば使用者が天板の前端縁で前から囲われるような状態になるため、本願発明では、サイドサポートをサイド支柱の手前に延びる姿勢として当該サイドサポートがその後部を中心にして水平回動するように構成することにより、サイドサポートを水平回動させ得る範囲が大きくなるため、手とサイドサポートとを一緒に動かして作業を行える範囲が広がって、特に使い勝手が良い利点がある。
【００２０】
【発明の実施形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【００２１】
(1).第１実施形態（図１〜図５）
図１〜図５では第１実施形態を示している。このうち図１は机１と椅子２との斜視図、図２は平面図、図３は図２の III-III視図、図４及び図５は使用例を示す平面図である。
【００２２】
(1)-1.構成
机１は天板３を備えており、天板３の前縁のうち人が対峙する部分は、平面視で外向きに開口した凹部４に形成されている。凹部４は全体として緩い円弧状に形成されている。机上には、例えば、パソコンの本体５やディスプレイ６、キーボード７、マウス８が置かれている。
【００２３】
椅子２は、キャスター付きで高さ調節可能な脚９と、脚９の上端に設けたベース（図示せず）で支持された座体１０と、ロッキング可能な背もたれ１１と、座体１０の左右両側に配置された左右一対のサポート装置１２とを備えている。座体１０は水平回転自在である。
【００２４】
サポート装置１２は、座体１０の左右外側に立設された中空状等のサイド支柱１３と、人の肘が載る前後長手のサイドサポート１４とを備えており、サイドサポート１４の後部に筒体１５を一体に設けて、筒体１５をサイド支柱１３に高さ調節可能でかつ水平回動（水平旋回）可能に取り付けている。符号１６は、昇降不能のロック状態から昇降可能な状態に切り換えるプッシュボタンである。なお、サイドサポート１４の上面にクッション材を設けても良い。
【００２５】
サイド支柱１３の下端に取り付け板１７が溶接等によって固着されており、取り付け板１７は、座シェル等の適当な部材にねじで固定されている。サイド支柱１３は座体１０の前後中心部より手前側にずれて配置されており、また、サイドサポート１４は、平面視で座体１０の前端面よりも手前側にはみ出る長さに設定されている。
【００２６】
サイドサポート１４は、天板３の上下両側に昇降させ得る範囲で高さ調節できるようになっており、また、サイドサポート１４の前部下面には、滑動容易化手段の一例として、合成樹脂板のように天板３との摩擦が小さい素材よりなる板状又はブロック状のスライダー１８を取り付けている。従って、サイドサポート１４は天板３に載せた状態でごく軽快に水平回動させることができる。
【００２７】
(1)-2.バリエーション
サイドサポート１４と筒体１５とを別部材に構成して、筒体１５を高さ調節のみ可能な状態でサイド支柱１３に取り付けて、筒体１５にサイドサポート１４を水平回動可能に取り付けても良い。また、サイドサポート１４の高さ調節の態様としては、細かいピッチで段階的に高さ調節できるものでも良いし、無段階的に調節できるものでも良い。
【００２８】
サイドサポート１４の水平回動の態様としては、３６０°にわたって回動できる態様や、前向き姿勢を中心にして内側には小さい角度（例えば４５°程度）だけ回動して外側には大きな角度（例えば１８０°）で回動できる態様など、様々の態様を選択することができる。
【００２９】
なお、座体１０を昇降させるとサイドサポート１４も昇降するので、座体１０の高さとサイドサポート１４の高さと天板３の高さとの関係が問題になる。この点については、座体１０の高さに関係なく、サイドサポート１４が天板３の上面に載り得るように設定するのが好ましい。
【００３０】
滑動容易化手段としては、スライダー１８の他にコロ（ローラ）やボールなどの転動体を使用できる。コロやローラを使用する場合、天板３が傷付くのを防止するため、合成樹脂製としたりエラストマー等の軟質材を被覆したりするのが好ましい。
【００３１】
なお、実施形態のようなスライダー１８を使用すると、天板３に対して面接触になるので、天板３の傷つきを防止できる利点がある。
【００３２】
(1)-3.使用態様
以上の構成において、サイドサポート１４を天板３に載せて、サイドサポート１４に肘を載せた状態でキーボード７やマウス８の操作を行えるため、腕の疲れも抑制することができる。
【００３３】
そして、使用者が手首や腕をサイドサポート１４に載せた状態で手首や腕を左右に動かすと、手と一緒にサイドサポート１４も一緒に水平回動するため、例えば手首をサイドサポート１４の先端部に載せた状態のままで手首を左右移動させてキーボード操作を行ったり、或いは、腕とこれが載ったサイドサポート１４とを一緒に動かしながらマウス８の操作を行うというように、手首や腕をサイドサポート１４に載せた状態のままで動かすことができるため、長時間の作業であっても疲れることなく行うことができる。
【００３４】
なお、サイドサポート１４は両端支持の状態になるため、回動中心が後部に偏っていても大きな曲げモーメントが掛かることはなくて、高い耐久性を確保することができる。
【００３５】
サイドサポート１４の使用方法は使用者が自由に選択できる。例えば、サイドサポート１４に肘だけを載せた状態で、肘を支点として手首を左右方向に動かすことによってキーボード７の操作を行うことも可能である。すなわち、サイドサポート１４は一定の姿勢に保持して作業することも可能である。
【００３６】
本実施形態のようにサイドサポート１４を座体１０の手前側に大きく延びるように構成すると、サイドサポート１４を天板３に載せて水平動させ得る範囲を大きくできるので好適である。
【００３７】
天板３に凹部４が形成されていると、サイドサポート１４を天板３に載せたままで水平回動させ得る範囲を更に広くなるため、例えば、左右長さが長いキーボード７であってもサイドサポート１４に手首を載せた状態で両端のキーを確実に打てるというように、使い勝手を一層向上させることができる。
【００３８】
また、図５のように椅子を斜めに向けて作業を行うことがあるが、天板３に凹部４を形成していると、サイドサポート１４を天板３に載せ得る面積を広く取ることができるため、このような姿勢であっても、手首とサイドサポート１４とを一緒に動かして安楽に作業を行える。従って、本願の椅子は、凹部４を備えた机とセットで使用すると利点がより一層発揮されると言える。
【００３９】
(2).第２〜第３実施形態（図６〜図７）
図６及び図７では机１と椅子２との組合せの別例を示している。すなわち、図６に示す第２実施形態は、凹部４の深さを、人がほぼ入り込む程度の深い深さにしたもので、第１実施形態の変形例である。
【００４０】
他方、図７に示す第３実施形態では、天板３は、基本的には平面視略Ｌ字形であり、その内角部を平坦状に形成することにより、天板３の前縁を全体として平面視外向き凹状に形成している。
【００４１】
(3).第４実施形態（図８）
図８に示す第８実施形態では、サイド支柱１３に昇降体２０を高さ調節自在で且つ水平回転自在に取り付けて、この昇降体２０に、サイドサポート１４をその後部を中心に上下首振り回動するように取り付けている。
【００４２】
従って、この実施形態では、サイドサポート１４は、（Ａ）のように天板３にぴったりと重ねた状態にしたり、（Ｂ）に示すように天板３に向けて前傾した状態にしたり、或いは、（Ｃ）に示すように天板３に対して後傾した状態にしたりすることができる。このため、使用者の要望により一層応えることができる。
【００４３】
(4).第５実施形態（図９）
図９に示す実施形態では、サイドサポート１４のうち天板３に重なり得る範囲を薄く形成して、天板３との段差をできるだけ少なくしている（スライダー等の滑動容易化手段は省略している）。
【００４４】
(5).第６実施形態（図10）
図１０に示す第６実施形態では、サイドサポートは、サイド支柱１３に高さ調節自在及び水平回動可能に取り付けた前後長手の下部材１４ａと、下部材１４ａに前後スライド自在に装着された上部材１４ｂとで構成することにより、サイドサポート１４の前後長さを調節可能としている。
【００４５】
なお、本実施形態では、上部材１４ｂのスライド許容手段として、上部材１４ｂで下部材１４ａをスライド自在に抱持しているが、他のスライド許容手段を採用しても良い。
【００４６】
(6).第７実施形態（図11）
図１１に示すのは第７実施形態で、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は（Ａ）のＢ−Ｂ視側面図の側面図である。
【００４７】
この例では、サイドサポート１４を、サイド支柱１３に高さ調節自在かつ水平回動自在に取り付けた後部材１４ｃと、後部材１４ｃの前端部にピン２１にて水平回動自在に取り付けた前部材１４ｄとで構成し、前部材１４ｄの下面にスライダー１８を設けている。前部材１４ｃと後部材１４ｄとは，共に人の手を載せ得るように上面が同一高さになっている。
【００４８】
この実施形態では、サイドサポート１４の前部材１４ｄはその全体を天板３に載せることができる。そして、後部材１４ｃの水平回動と前部材１４ｄの水平回動との組合せにより、前部材１４ｄを全体的に左右移動させることができる。
【００４９】
（Ｃ）の変形例に示すように、サイド支柱１３に、手を載せる機能は持たないアーム２２を高さ調節自在でかつ水平回動自在に設け、このアーム２２の先端部にサイドサポート１４をピン等にて水平回動自在に取り付けても良い。この場合、一点差線で示すように、サイドサポート１４はアーム２２の上面に重なる状態まで水平回動させ得る構成とするのが好ましい。
【００５０】
【００５１】
【００５２】
(7).その他
本発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化することができる。例えばサイドサポートを昇降ベースに対して左右スライド自在に取付けることにより、左右のサイドサポートの間隔を調節できるようにすることも可能である。
【００５３】
【００５４】
また、サイドサポートの平面姿勢を保持する保持手段を設けることも可能である。この保持手段としては、例えば、弾性ロック体を用いて手が触れた程度の軽い力では回動しないがある程度の力を掛けると回動する態様としたり、ボタン操作やサイドサポートの起こし操作のようなロック解除操作をしないと回動できない態様としたりしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１実施形態の斜視図である。
【図２】平面図である。
【図３】図２の III-III視図である。
【図４】使用例を示す平面図である。
【図５】他の使用例を示す平面図である。
【図６】第２実施形態を示す平面図である。
【図７】第３実施形態を示す平面図である。
【図８】第４実施形態の側面図である。
【図９】第５実施形態の側面図である。
【図10】第６実施形態を示す図で、（Ａ）は側面図、（Ｂ）は（Ａ）のＢ−Ｂ視断面図である。
【図11】第７実施形態を示す図である。
【符号の説明】
１机
２椅子
３天板
４凹部
７キーボード
８マウス
１０座体
１２サポート装置
１３サイド支柱
１４サイドサポート
１８滑動容易化手段の一例としてのスライダー[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a chair a person with the ability to support port to make a working reach out to the work surface such as a desk surface.
[0002]
[Prior art]
A chair has a basic function (indispensable function) for a person to sit on, but an auxiliary function is provided in addition to the basic function. One of the auxiliary functions is an armrest device.
[0003]
In the case of armchairs for office chairs and other movable chairs (especially swivel chairs with casters), a fixed armrest device in which the height of the armrest is fixed and a movable armrest device in which the height of the armrest can be adjusted. It is divided roughly into.
[0004]
In an office, a chair is generally used as a set with a desk, and the height of the desk surface is generally set to about 650 to 700 mm. In the conventional armrest device, the height of the elbow rest is set lower than that of the desk surface in the case of the fixed arm rest, and even if the height of the elbow rest can be adjusted, it is raised higher than the desk surface. Nothing is intended to be used.
[0005]
In any case, it can be said that the armrest device of the chair was basically intended to hold the arm and keep it in a comfortable state when the hand is not in use.
[0006]
On the other hand, in recent years, office automation equipment centered on personal computers has become widespread, and the weight of office work has shifted from writing work to keyboard operation and mouse operation, but in the case of writing work, work with the wrist and arms on the desk surface. too much arm for a long time work in order to perform the whereas not fatigue, the operation of the keyboard is because it is performed in a state in which floated the wrist, there is a problem that it is easy tired arm and for a long time work.
[0007]
Therefore, in the movable armrest device, the elbow rest is set so that its upper surface can be raised to almost the same height as the desk upper surface, and the keyboard and mouse can be operated with the arm resting on the elbow rest. It has been proposed.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, when a seated person performs keyboard operation or mouse operation on the desk surface, the position of the keyboard and mouse varies depending on the relationship with the main unit and the user's preference, and the keyboard and mouse are far from the front edge of the top board. Even in this state, there is a case where it is desired to work with the elbow or wrist placed on the elbow rest.
[0009]
However, even in the conventional movable armrest device, the height of the upper surface of the armrest can only be aligned with the surface of the desk, so if the keyboard is located somewhat behind the front edge of the top plate, There was a problem that the work with the hand placed on it was not possible, and therefore the usability was insufficient.
[0010]
In addition, when a seated person performs keyboard and mouse operations, the hand is frequently moved in the horizontal direction, such as extending the hand, changing the plane posture, or widening the distance between both hands. In the movable armrest device, the armrest remains stationary regardless of the movement of the user's hand, and thus the support function for the user's work is not always sufficient.
[0011]
In this way, although it is said to be a movable armrest device, the posture of the elbow rest being held constant during work is also well suited to the current working style in which the operation of OA equipment is central. There was no cause.
[0012]
It is an object of the present invention to provide a chair that improves such a current situation.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
The chair of the present invention is such that the side support on which the seated person's elbow or wrist can be placed is placed on the left and right outer sides of the seat body so that at least the front part can overlap the work surface on which the seated person works. arranged to have the lower surface of the work surface can overlap a portion of the side support, abutment portion capable of holding the service id supported in a stable state on the work surface is provided.
[0014]
In addition, the side support has an elongated shape in a plan view, and the side support is mounted on a side column that is erected on the left and right outer sides of the seat in a posture that extends forward from the side column and a posture that extends backward from the side column. The side support is set to a length that protrudes in front of the front end surface of the seat body in a plan view when the side support extends forward from the side column. In addition, the contact portion of the side support is a slider or a rolling element having a small friction coefficient.
[0015]
[Operation and effect of the invention]
According to the present invention, the keyboard and mouse can be operated on the side support placed on the work surface such as the desk surface by placing an elbow or wrist on the side support. However, it can be done easily without getting tired even for long hours of work.
[0016]
That is, while the work was performed with the wrist and arms floating, the work of the present invention can be performed with the wrist and arms supported, so that the work can be performed comfortably. . Therefore, it can be said that the chair according to the present invention is a chair that matches modern desk work in which operations of OA devices such as personal computers, various terminals, or CAD are mainstream.
[0017]
If comprised like Claim 2, since a user can move a hand and a side support lightly in the state which mounted the wrist and the arm on the side support, for example, a side support can be horizontally rotated or moved to the left and right. configured to, or perform keyboard operations by moving the wrist and side support that this is placed on the left and right, or, while moving the arms and side support that this is listed together and so do the mouse operation, the hand to the side support It is possible to work by moving the hand while maintaining the mounted state, and therefore the usability of the side support can be greatly improved.
[0018]
By the way, in recent years, desks with various planar shapes have been used in accordance with the diversification of work styles. For example, a user's body is partially on a part of a rectangular plan view or a trapezoidal top plate. It is possible to form a recess that enters, to form a top plate in an L shape in plan view so that a user can sit toward the inner corner, or to form a top plate in a bowl shape in plan view. It has been broken.
[0019]
In the case of such a desk, since the user is surrounded by the front edge of the top plate from the front, in the present invention, the side support is centered on the rear part as the posture in which the side support extends in front of the side column. Te by configured to dynamic horizontal times, since the range that can was horizontally rotated side support increases, spreads the range to perform the work by moving the hands and side support together, in particular there is a good usability advantages.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0021]
(1). First embodiment (FIGS. 1 to 5)
1 to 5 show the first embodiment. 1 is a perspective view of the desk 1 and the chair 2, FIG. 2 is a plan view, FIG. 3 is a view taken along line III-III in FIG. 2, and FIGS. 4 and 5 are plan views showing examples of use.
[0022]
(1) -1. Configuration The desk 1 includes a top plate 3, and a portion of the front edge of the top plate 3 facing a person is formed in a recess 4 that opens outward in plan view. The recess 4 is formed in a loose arc shape as a whole. On the desk, for example, a main body 5 of the personal computer, a display 6, a keyboard 7, and a mouse 8 are placed.
[0023]
The chair 2 includes a caster-adjustable leg 9, a seat body 10 supported by a base (not shown) provided at the upper end of the leg 9, a lockable backrest 11, and left and right sides of the seat body 10. And a pair of left and right support devices 12 arranged on both sides. The seat body 10 is horizontally rotatable.
[0024]
The support device 12 includes a hollow side column 13 standing on the left and right outer sides of the seat body 10 and a longitudinal side support 14 on which a person's elbow rests. A cylindrical body 15 is provided at the rear of the side support 14. Provided integrally, the cylindrical body 15 is attached to the side column 13 so that the height thereof can be adjusted and the horizontal rotation (horizontal rotation) is possible. Reference numeral 16 denotes a push button for switching from a locked state incapable of being lifted and lowered to a state in which the lift is possible. A cushion material may be provided on the upper surface of the side support 14.
[0025]
A mounting plate 17 is fixed to the lower end of the side column 13 by welding or the like, and the mounting plate 17 is fixed to an appropriate member such as a seat shell with a screw. The side column 13 is arranged to be shifted to the near side from the front and rear center part of the seat body 10, and the side support 14 is set to a length that protrudes to the near side from the front end surface of the seat body 10 in a plan view. .
[0026]
The side support 14 can be adjusted in height within a range that can be moved up and down on both the upper and lower sides of the top plate 3, and the front lower surface of the side support 14 is a synthetic resin plate as an example of a sliding facilitating means. A plate-like or block-like slider 18 made of a material having a small friction with the top plate 3 is attached. Therefore, the side support 14 can be turned horizontally and lightly while being placed on the top plate 3.
[0027]
(1) -2. Variations The side support 14 and the cylindrical body 15 are configured as separate members, and the cylindrical body 15 is attached to the side support column 13 in a state in which only the height adjustment is possible. It may be attached to be movable. Moreover, as an aspect of height adjustment of the side support 14, what can be adjusted stepwise with a fine pitch may be used, and what can be adjusted steplessly may be used.
[0028]
As a mode of the horizontal rotation of the side support 14, or aspect can be rotated over 360 °, positive attitude small angle (e.g. about 45 °) on the inner side around the only rotation by a large angle (for example the outside For example, various modes can be selected, such as a mode that can be rotated by 180 °.
[0029]
In addition, since the side support 14 will also raise / lower if the seat body 10 is raised / lowered, the relationship between the height of the seat body 10, the height of the side support 14, and the height of the top plate 3 becomes a problem. About this point, it is preferable to set so that the side support 14 can rest on the upper surface of the top plate 3 irrespective of the height of the seat body 10.
[0030]
The sliding facilitating means, in addition to roller (roller) or the ball of which the rolling elements of the slider 18 can be used. When using a roller or a roller, it is preferable that the top plate 3 is made of a synthetic resin or covered with a soft material such as an elastomer in order to prevent the top plate 3 from being damaged.
[0031]
Incidentally, the use of the slider 18, such as in the embodiment, since the surface contact with the top plate 3, there is an advantage that can prevent scratches of the top plate 3.
[0032]
(1) -3. Usage Mode In the above configuration, the side support 14 is placed on the top 3 and the keyboard 7 and the mouse 8 can be operated with the elbows placed on the side support 14, so that the fatigue of the arm is also suppressed. Can do.
[0033]
Then, when the user moves the wrist or arm to the left or right with the wrist or arm placed on the side support 14, the side support 14 rotates horizontally together with the hand. For example, the wrist is placed on the tip of the side support 14. leave and go a keyboard operation by the left and right movement of the wrist of the state, or, as that carried out the operation of the mouse 8 while moving the side support 14 arms and this is resting together, put on the wrist or arm to the side support 14 Since it can be moved in the wet state, it can be carried out without getting tired even for long hours of work.
[0034]
Since the side support 14 is in a state of being supported at both ends, a large bending moment is not applied even if the center of rotation is biased toward the rear, and high durability can be ensured.
[0035]
The user can freely select how to use the side support 14. For example, it is also possible to operate the keyboard 7 by moving the wrist in the left-right direction using the elbow as a fulcrum with only the elbow placed on the side support 14. That is, the side support 14 can be operated while being held in a fixed posture.
[0036]
If the side support 14 is configured to extend greatly toward the front side of the seat body 10 as in the present embodiment, it is preferable because the range in which the side support 14 can be horizontally moved by being placed on the top plate 3 can be increased.
[0037]
If the concave portion 4 is formed in the top plate 3, the range in which the side support 14 can be horizontally rotated while being placed on the top plate 3 is further widened. For example, even if the keyboard 7 has a long left and right length, the side support 14 Usability can be further improved so that the keys on both ends can be reliably hit with the wrist on the wrist.
[0038]
In addition, as shown in FIG. 5, the work may be performed with the chair directed obliquely. However, if the concave portion 4 is formed on the top plate 3, the area where the side support 14 can be placed on the top plate 3 can be widened. Therefore, even in such a posture, the wrist and the side support 14 can be moved together to perform work comfortably. Therefore, it can be said that the chair of the present application is more advantageous when used in combination with a desk provided with the recess 4.
[0039]
(2). Second to third embodiments (FIGS. 6 to 7)
6 and 7 show another example of the combination of the desk 1 and the chair 2. That is, the second embodiment shown in FIG. 6 is a modification of the first embodiment, in which the depth of the recess 4 is made deep enough to allow a person to enter.
[0040]
On the other hand, in the third embodiment shown in FIG. 7, the top plate 3 is basically substantially L-shaped in plan view, and the front edge of the top plate 3 as a whole is formed by forming the inner corner portion thereof in a flat shape. It is formed in a concave shape outward in plan view.
[0041]
(3). Fourth embodiment (FIG. 8)
In the eighth embodiment shown in FIG. 8, the lifting body 20 is attached to the side column 13 so as to be adjustable in height and horizontally rotatable, and the side support 14 is swung up and down around the rear part of the lifting body 20. It is attached to.
[0042]
Therefore, in this embodiment, the side support 14 is in a state of being exactly superimposed on the top plate 3 as shown in (A), in a state of being inclined forward toward the top plate 3 as shown in (B), or , (C), it can be in a state of being tilted backward with respect to the top plate 3. For this reason, it can respond more to a user's request.
[0043]
(4). Fifth embodiment (FIG. 9)
In the embodiment shown in FIG. 9, the range of the side support 14 that can be overlapped with the top plate 3 is thinned to reduce the step with the top plate 3 as much as possible (sliding facilitating means such as a slider is omitted). ).
[0044]
(5). Sixth embodiment (Fig. 10)
In the sixth embodiment shown in FIG. 10, the side support includes a lower member 14 a having a longitudinal length attached to the side column 13 so as to be adjustable in height and horizontally rotatable, and an upper member attached to the lower member 14 a so as to be slidable forward and backward. 14b, the length of the side support 14 in the front-rear direction can be adjusted.
[0045]
In this embodiment, the upper member 14b slidably holds the lower member 14a as the slide allowing means for the upper member 14b. However, other slide allowing means may be employed.
[0046]
(6). Seventh embodiment (FIG. 11)
FIG. 11 shows a seventh embodiment, in which (A) is a plan view and (B) is a side view of the side view taken along the line BB of (A).
[0047]
In this example, the side support 14 has a rear member 14c attached to the side strut 13 so as to be adjustable in height and horizontally rotatable, and a front member 14d attached to the front end portion of the rear member 14c by a pin 21 so as to be horizontally rotatable. The slider 18 is provided on the lower surface of the front member 14d. The front member 14c and the rear member 14d, the upper surface so both can put a hand of a person has the same height.
[0048]
In this embodiment, the entire front member 14 d of the side support 14 can be placed on the top plate 3. The front member 14d can be moved horizontally as a whole by a combination of the horizontal rotation of the rear member 14c and the horizontal rotation of the front member 14d.
[0049]
As shown in the modification of (C), an arm 22 that does not have a function of placing a hand is provided on the side column 13 so as to be adjustable in height and horizontally rotatable, and a side support 14 is pinned to the tip of the arm 22. It may be attached so that it can be rotated horizontally. In this case, as indicated by one-dot chain line, the side support 14 has is preferably of a structure capable of horizontally rotated to a state overlapping the upper surface of the arm 22.
[0050]
[0051]
[0052]
(7). Others The present invention can be embodied in various ways other than the above embodiment. For example, it is possible to adjust the distance between the left and right side supports by attaching the side supports to the lifting base so as to be slidable in the left and right directions.
[0053]
[0054]
Also, it is also possible to provide holding means for holding a planar orientation of the sub id support. As this holding means, for example, an elastic lock body is used that does not rotate with a light force as touched by a hand, but rotates when a certain force is applied, or a button operation or a side support raising operation. It is also possible to adopt a mode in which rotation is not possible unless a lock release operation is performed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a first embodiment.
FIG. 2 is a plan view.
FIG. 3 is a view taken along the line III-III in FIG.
FIG. 4 is a plan view showing an example of use.
FIG. 5 is a plan view showing another example of use.
FIG. 6 is a plan view showing a second embodiment.
FIG. 7 is a plan view showing a third embodiment.
FIG. 8 is a side view of the fourth embodiment.
FIG. 9 is a side view of the fifth embodiment.
10A and 10B are views showing a sixth embodiment, in which FIG. 10A is a side view, and FIG. 10B is a cross-sectional view taken along line BB of FIG.
FIG. 11 is a diagram illustrating a seventh embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Desk 2 Chair 3 Top plate 4 Recess 7 Keyboard 8 Mouse 10 Seat 12 Support device 13 Side support 14 Side support 18 Slider as an example of sliding facilitating means

Claims

座体の左右外側に、着座した人の肘又は手首を載せることができるサイドサポートを、着座者が作業を行う作業面上に少なくとも前部が重なることが可能となるように配置しており、前記サイドサポートのうち作業面と重なることが可能な部分の下面に、当該サイドサポートを作業面上に安定した状態に保持できる当接部が設けられている、という構成において、
前記サイドサポートは平面視で細長い形状であり、このサイドサポートを、座の左右外側に立設されたサイド支柱に、前記サイド支柱から前向きに延びる姿勢とサイド支柱から後ろ向きに延びる姿勢とに姿勢変更自在となるように水平旋回自在に取り付けており、更に、前記サイドサポートは、前記サイド支柱から前向きに延びる状態のとき平面視で座体の前端面よりも手前側にはみ出る長さに設定されており、かつ、前記サイドサポートの当接部は摩擦係数が小さいスライダー又は転動体である、
椅子。The right and left outer side of the seat body, the side support which can be placed the elbow or wrist of the person seated, have been arranged so as to enable that at least the front overlap on the work surface a seat occupant is performing work, the the lower surface portion which can be overlapped with the working surface of the side support, the abutment portion capable of holding the service id supported in a stable state on the work surface is provided, in the configuration that,
The side support has an elongated shape in plan view, and the side support is freely changeable in a posture that extends forward from the side strut and a posture that extends rearward from the side strut on side struts erected on the left and right outer sides of the seat. The side support is set to have a length that protrudes in front of the front end surface of the seat body in a plan view when the side support extends forward from the side column, and The contact portion of the side support is a slider or a rolling element having a small friction coefficient.
Chair.