JP4105250B2 - 排紙仕分け装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷機や複写機などの画像形成装置において用紙を仕分けする排紙仕分け装置に関し、特に、用紙の両サイドをガイドして用紙をU型に積載する排紙台を持つ印刷機に有効な排紙仕分け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の印刷機や複写機などの画像形成装置における排紙仕分け装置について、図17ないし図20を用いて説明する。従来の排紙仕分け装置には、例えば、図17に示すような、特開平7−101615号公報記載の「排紙スタッカ装置」のようなものがある。この排紙スタッカ装置1は、用紙2が積載される排紙台3を、所定枚数の用紙2が排出される度に、図17に矢印で示される排紙方向に直交する方向すなわち用紙2の幅方向に往復移動させ、こうすることにより、排出された用紙2を、所定枚数ごとに幅方向にずらして重ねていくというものである。さらに、これと同様の効果をねらう排紙仕分け装置には、排紙台3を移動させるのではなく、用紙2の排出位置を、所定枚数ごとに幅方向に移動させて、用紙2を排出させ積載させるものがある。
【0003】
また、上記の排紙スタッカ装置1と類似する効果を持つものでは、排紙台3を幅方向に往復移動させるのではなく、特公平6−78151号公報記載の「区分け装置」のように、用紙が積載される排紙台を、所定枚数の用紙が排出される度に、90度回転させるものがある。これは、排紙台の向きを変えることによって、排紙台に積載される用紙が、所定枚数ごとに互い違いに重ねられていくものである。
【0004】
また、孔版印刷機など一般的な事務用印刷機における排紙積載装置4は、図19のように、用紙搬送ユニット5には用紙2の側縁部を***させるジャンプ板5aを有し、用紙2の中央部がその側縁部に対して下方にU字型に撓んで湾曲するように腰付けされ、排出された用紙2の両サイドを二枚のサイドフェンス6により支持し、用紙2をU型にたわませて収納するものである。このような排紙積載装置4には、上記のような、用紙2を幅方向にずらして重ねてゆくものは使用できないので、仕分けする際には、所定枚数ごとに印刷機を停止させ、作業者が目印用のテープ7を用紙2に置く作業を繰り返している。
【0005】
或いは、上記の作業を自動化したものに、特開平7−1722号公報記載の「印刷機用テープ打ち出し装置」がある。これは、仕分け状況の情報などを打ち出したテープを、所定枚数の用紙が排出される度に送り出し、用紙の所定枚数ごとに挾み込んでゆくものである。
【0006】
また、所定枚数ごとに別の場所に排出するソーター装置8は、図20のように、用紙搬送ユニット5から排出された用紙2を、複数の排紙トレー9に分けて送り、排紙トレー9ごとに用紙2を仕分けするというものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記の「排紙スタッカ装置」など用紙を幅方向にずらして積載させるものは、図18のように、用紙の仕分けされた境目が明確にならないことがある。また、上記の「区分け装置」のように用紙の積載方向を直交させて仕分けするものは、排紙台のいずれの辺の長さも、所定の用紙の長手方向の長さ以上にしなければならないため、装置が大型化して重量が増える。また、排紙台を回転させるため、構成が複雑になり、高価になる。また、これらの装置は、図19のような、孔版印刷機など用紙の両サイドをガイドしてU型に積載するものには使用できない。
【0008】
用紙をU型に積載するものでは、目印用のテープを用紙に置く作業だけでなく、取り除く作業も必要であり、非能率的である。また、これを自動で行う上記の「印刷機用テープ打ち出し装置」は、テープの送り出しと用紙の排出とのタイミングが合わないことがあるため、必ずしも円滑で確実な仕分けが実現できず、信頼性に乏しい。そして、テープを取り除く作業が必要であり、やはり非能率的である。
【0009】
複数の排紙トレーに仕分けするソーター装置は、装置自体が大型で高価であり、画像形成装置から分けられオプション扱いされがちである。さらに、画像形成装置並の占有面積を要し、一般事務用としては、広く採用されていないのが現状である。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、画像形成後に用紙搬送ユニットから排出されて落下する用紙を順次積載する排紙台を有する画像形成装置において、前記排紙台に積載された用紙が所定枚数に達したときその所定枚数目の用紙を保持する保持手段と、前記保持手段を駆動源で駆動して用紙の排出方向および反排出方向に一定量移動させるスライド手段と、前記保持手段を駆動源で駆動して上下方向に移動させる昇降手段とを備える移動手段と、前記昇降手段に駆動された前記保持手段が下方に移動する過程で用紙に当接したことを検知する用紙検知手段と、を備え、前記駆動源を駆動制御することで、前記保持手段を用紙の排出方向に移動させて前記用紙検知手段が用紙への当接を検知するまで前記保持手段を下方に移動させ、その位置で前記保持手段に最上位の用紙を保持させた状態で当該保持手段を用紙の反排出方向に移動させて保持させた用紙が他の用紙から分離されて重なる位置に位置付け、最上位の用紙の上に次の用紙が載置された後、当該分離される位置で前記保持手段による最上位の用紙の保持を解除させるようにした。従って、保持手段により所定枚数ごとに所定枚数目の用紙を保持することができ、移動手段により用紙を保持した保持手段を反排出方向に一定量移動させ、その用紙をずらして仕分けることができる。
【0012】
請求項3の発明は、請求項1又は2記載の排紙仕分け装置において、用紙搬送ユニットの下に前記保持手段を配置し、前記最上位の用紙を前記他の用紙から分離される位置に位置付けた後、当該最上位の用紙の上に次の前記用紙が載置された後、前記保持手段による前記最上位の用紙の保持を解除させるようにした。従って、仕分け待機時に保持手段が排紙台上に突出することがない。
【0013】
請求項の発明は、請求項記載の排紙仕分け装置において、排紙台に積載された状態の所定枚数目の用紙の表面に当接する当接手段と、用紙を前記当接手段に吸着させる吸引手段とからなる保持手段を設けた。従って、請求項の保持手段を簡単に構成することができる。
【0015】
請求項の発明は、請求項記載の排紙仕分け装置において、排紙台に積載された状態の所定枚数目の用紙の表面を引っ掛ける掛止部を一箇所以上有する弾性部材による引っ掛け手段と、前記引っ掛け手段を支持し移動手段に固定する支持部材とからなる保持手段を設けた。従って、請求項の保持手段を簡単に構成することができる。
【0016】
請求項の発明は、請求項記載の排紙仕分け装置において、排紙台に積載された状態の所定枚数目の用紙の表面を引っ掛ける掛止部を一箇所以上有する剛性部材による引っ掛け手段と、前記引っ掛け手段を用紙の表面に押し付ける方向に付勢するバネ部材と、前記引っ掛け手段を移動手段に対して回動自在に支持する支持部材とからなる保持手段を設けた。従って、請求項の保持手段を簡単に構成することができる。
【0017】
請求項の発明は、請求項記載の排紙仕分け装置において、引っ掛け手段が支持部材に着脱自在である保持手段を設けた。従って、引っ掛け手段を交換することができる。
【0018】
請求項の発明は、請求項記載の排紙仕分け装置において、用紙が仕分けされたら掛止部から用紙を離す解除手段を備えた保持手段を設けた。従って、用紙を引っ掛け手段から速やかに離反させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の第一の形態について、図1ないし図8に基づいて説明する。また、従来例で示した部分と同一部分は同一符号を用い、説明も省略する。まず、この排紙仕分け装置10は、用紙搬送ユニット5の下に設けられ、保持手段である吸着保持手段11と、移動手段12とからなる。
【0020】
前記吸着保持手段11は、図1及び図2に示すように、ダクト13とケースブラケット14と軸流ファン15とガード16とエアーガイド17とを順次重ねた吸引手段18に、当接手段であるパッド19をネジ20で止めたものである。前記エアーガイド17及び前記パッド19には、孔21が形成されている。前記パッド19の片面は、排紙台22上の所定枚数目の用紙2aに当接する当接面23である。この当接面23は、摩擦抵抗が高い材質であることが望ましい。例えば、シリコンゴム系の、表面の摩擦抵抗が3以上である材質を採用すると、当接面23と所定枚数目の用紙2aとのスリップずれが防止できる。また、前記用紙2aを吸着する際、図2の空間K内の静圧を維持するために、前記エアーガイド17及び前記パッド19を含めた厚みTを3〜5mmに構成することが望ましい。
【0021】
次に、前記移動手段12は、昇降手段24とスライド手段25と用紙検知手段26とからなり、図3ないし図5に示すようなものである。まず、昇降手段24は以下のようなものである。ベース27の上に間隙をとってモータブラケット28が固定され、このモータブラケット28の上に昇降用駆動モータ29が設置されている。前記ベース27と前記モータブラケット28との間には、前記昇降用駆動モータ29に連結された昇降用駆動ギヤ30と、この昇降用駆動ギヤ30と噛み合う昇降用減速ギヤ31とが設けられている。
【0022】
前記ベース27に、図5において逆コの字型の昇降用軸支持板32が固定されている。そして、昇降ガイド軸33が、下部を前記ベース27に、上部を前記昇降軸支持板32に固定されている。この昇降ガイド軸33のすぐ隣りに、送りネジ34が、やはり下部を前記ベース27に、上部を前記昇降軸支持板32に固定されている。この送りネジ34は、前記ベース27の下に設けられている昇降ギヤ35に連結されている。前記昇降ギヤ35は、前記ベース27の下に設けられている昇降用連結ギヤ36を介して、前記昇降用減速ギヤ31の回転を伝えられる。従って、前記送りネジ34は、前記昇降用駆動モータ29の駆動により回転駆動される。
【0023】
昇降板37は、昇降ネジ38と、昇降ガイド軸受39とを有する。前記昇降ネジ38は、前記送りネジ34と噛み合っている。従って、前記昇降板37は、前記送りネジ34が回転駆動されることによって、上昇ないし下降する。
【0024】
前記昇降板37の上昇ないし下降が滑らかに行われるようガイドするものとして、前記昇降ガイド軸受39が、前記昇降ガイド軸33に昇降自在に嵌挿されている。さらに、前記昇降板37の一端に固定された支軸40が、回転自在のコロ41を介して、前記ベース27に固定された補助ガイド板42の補助ガイド孔43に、昇降自在に取り付けられている。
【0025】
前記昇降用軸支持板32に上限センサ44が、前記昇降板37にシャッタ45が設けられている。これは、前記昇降板37が最上位置にあることを検知するものである。
【0026】
次に、スライド手段25は以下のようなものである。前記昇降板37の上には、スライドガイド46が設けられている。このスライドガイド46の一辺には検知手段取付部47が、これと直交する1辺には保持手段取付部48が形成されている。この保持手段取付部48には長孔48aが形成されており、前記吸着保持手段11が上下方向に調節可能に取り付けられる。また、前記スライドガイド46には、長孔49を有するラックガイド50が取り付けられている。そして、ガイドピン51及び座金52が、前記長孔49を通して、前記スライドガイド46及び前記ラックガイド50を、前記昇降板37にスライド自在に取り付けている。
【0027】
また、前記昇降板37には、前記ラックガイド50がホームポジションにある図4の状態であることを検知するホームポジションセンサ53が設けられている。さらに、前記昇降板37には、図3において二点鎖線で表されるA又はBのように、前記吸着保持手段11が最も送り出された状態であることを検知するストロークセンサ54が設けられている。
【0028】
前記昇降板37の下には、ステッピングモータ55が取り付けられている。このステッピングモータ55は、前記昇降板37の上に設けられているモータギヤ56を駆動する。このモータギヤ56の回転は、スライド用減速ギヤ57とスライド用連結ギヤ58とを介して、スライド用駆動ギヤ59に伝えられる。このスライド用駆動ギヤ59は、前記ラックガイド50と噛み合っている。従って、前記スライドガイド46は、前記ステッピングモータ55によりスライドされる。
【0029】
用紙検知手段26は、図6ないし図7に示すように、センサブラケット60のセンサブラケット取付面61で前記検知手段取付部47に取り付けられている。これは、前記吸着保持手段11が用紙2に接したことを検知するものである。取り付け方は、センサブラケット取付面61に形成された長孔62にネジ止めされており、垂直方向に調整可能である。そして、フィラー63を有するセンサ64がセンサブラケット60の下部に取り付けられている。前記フィラー63が用紙2に接して、用紙検知位置Sまで押し上げられると、前記センサ64が前記吸着保持手段11と用紙2とが接したことを検知するものである。
【0030】
このような構成において、排紙台22上に用紙2が所定枚数排出されると、まず、スライド手段25により、吸着保持手段11が、用紙の排出方向にストロークセンサ54が検知する位置まで移動される(図3のA)。
【0031】
次に、昇降手段24により、昇降板37が下降される。そして、用紙検知手段26により、積載された所定枚数目の用紙2aの表面が検知されると、昇降板37の下降が停止される。このとき、パッド19の当接面23は、排紙台22上に積載されている所定枚数目の用紙2aに当接している。
【0032】
次に、吸着保持手段11の吸引手段18により、所定枚数目の用紙2aを吸引し、当接面23に吸着させる。このとき、排気は図2に示すように、方向を90度変えているので、次に排出される用紙2bを吹き飛ばすことはない。そして、昇降手段24により、吸着保持手段11を上昇させ、用紙2aと積載されている用紙2とを分離させる(図3のB)。
【0033】
次に、スライド手段25により、吸着保持手段11を、反排出方向に20〜30mm移動させる(図3のC)。そして、吸着した状態のまま用紙2aを、積載されている用紙2に再度重ねる(図3のD)。
【0034】
ここで、用紙2aの上に新たに用紙2bが積載される前に、用紙2aと当接面23との吸着状態を解除すると、用紙2aが、用紙2との間に空気層があるために滑って、位置ずれを起こすことがある。そこで、まず、次の用紙2bが用紙2aの上に積載され、用紙2aの排紙方向後端側を押さえるのを待ってから、用紙2aと当接面23との吸着状態を解除する。こうすると、仕分けされた所定枚数目の用紙2aの位置ずれを防ぐことができる。
【0035】
また、図8に示される排紙台22のように、排紙台22を傾け、排出された用紙2をエンドフェンス65に当接させて用紙2を揃えようとするものにおいても、仕分けされた所定枚数目の用紙2aがエンドフェンス65の方へ滑るのを防ぐことができる。
【0036】
次に、スライド手段25により、吸着保持手段11を、ホームポジションセンサ53が検知する位置まで戻す。さらに、昇降手段24により、昇降板37を、上限センサ44がシャッタ45を検知する位置まで上昇させ、停止させる。そして、次の仕分け作業まで待機する。
【0037】
この動作を用紙2が所定枚数排出される度に行うと、図8の状態になる。つまり、反排出方向にずらされた所定枚数目の用紙2aが仕分けの目印となるので、目印用のテープ等を別に用意する必要がなく、また、用紙2の両サイドがサイドフェンス6で支持される排紙台22においても、確実な仕分けができるものである。
【0038】
本発明の実施の第二の形態について、図9ないし図12に基づいて説明する。ここで、第一の形態で示した部分と同一部分は同一符号を用い、説明も省略する(以下の実施の形態でも同様とする)。第二の形態は、保持手段を以下のような引っ掛け保持手段11aとしたものである。まず、図9に示すように、前記引っ掛け保持手段11aは、支持部材である支持板66と、弾性部材からなる引っ掛け手段である引っ掛け板67とからなる。前記引っ掛け板67は、前記支持板66に取り付ける引っ掛け板取付面68と、この引っ掛け板取付面68と角度θをなす板バネ部69と、この板バネ部69の先端に設けられた掛止部である引っ掛け爪70とを有する。前記板バネ部69は、厚みが0.1〜0.3mmで、形状復元性を備えている。また、前記フィラー63が用紙検知位置Sまで押し上げられたとき前記引っ掛け爪70が前記用紙2aに当接する圧力は、前記用紙検知手段26の取り付け高さの調節によって設定され、前記用紙2aに過剰に食い込むことなく、且つ、前記用紙2aの印刷面を傷つけない程度に設定される。前記支持板66は、前記保持手段取付部48に取り付ける支持板取付面71と、この支持板取付面71と90度をなす下面部72とを有する。前記支持板66と前記引っ掛け板67とは、前記引っ掛け板取付面68と前記下面部72とをあわせ、取付ネジ73によって取り付けられている。一方、移動手段には、第一の形態と同じ前記移動手段12が用いられている。
【0039】
このような構成において、排紙台22上に用紙2が所定枚数排出されると、まず、スライド手段25により、引っ掛け保持手段11aが、用紙の排出方向にストロークセンサ54が検知する位置まで移動される(図10のA)。
【0040】
次に、昇降手段24により、昇降板37が下降される。そして、用紙検知手段26により、積載された所定枚数目の用紙2aの表面が検知されると、昇降板37の下降が停止される。このとき、引っ掛け爪70は、排紙台22上に積載されている所定枚数目の用紙2aに当接している(図10のB)。
【0041】
次に、スライド手段25により、少なくとも所定枚数目の用紙2aを引っ掛けている引っ掛け保持手段11aを、反排出方向に20〜30mm移動させる(図10のC)。
【0042】
次に、前述した第一の形態の理由と同様に、用紙2aが用紙2との間の空気層のために位置ずれすることを防ぐために、用紙2aの上に新たに用紙2bが積載されるのを待った後に、一旦、引っ掛け保持手段11aを上方に40〜50mm上昇させる。このとき、引っ掛け爪70は用紙2aから離れる。その後、スライド手段25により、引っ掛け保持手段11aを、ホームポジションセンサ53が検知する位置まで戻す。さらに、昇降手段24により、昇降板37を、上限センサ44がシャッタ45を検知する位置まで上昇させ、停止させる。そして、次の仕分け作業まで待機する。
【0043】
この動作を用紙2が所定枚数排出される度に行うと、第一の形態同様、図8の状態になる。つまり、所定枚数目の用紙2aが仕分けの目印となるので、目印用のテープ等を別に用意する必要がなく、また、用紙2の両サイドがサイドフェンス6で支持される排紙台22においても、確実な仕分けができるものである。
【0044】
また、本発明の実施の第三の形態としては、図13に示すように、それぞれに引っ掛け爪70aを設けた二枚の板バネ部69aを有する引っ掛け板67aによる引っ掛け保持手段11bが用いられている。
【0045】
このような構成によれば、用紙2の紙質が薄い場合に、ベタ黒画像箇所等において、インクにより用紙2が波うった状態になっていても、二つある引っ掛け爪70aのいずれかに所定枚数目の用紙2aが引っ掛かって保持されるので、仕分けがさらに確実となる。ここで、設ける引っ掛け爪70aの数は、用紙2の紙質やサイズ等により、適宜設定する。
【0046】
また、本発明の実施の第四の形態としては、図14に示すように、剛性部材の引っ掛け板67bによる引っ掛け保持手段11cが用いられている。この引っ掛け板67bは、支持板66aの下面部72aに平行な面と、角度θをなす面とを持ち、この角度θをなす面の先端に、二つの引っ掛け爪70bが設けられている。この引っ掛け保持手段11cは、支持板66aの軸受部74と、バネ部材であるねじりコイルバネ75と、前記引っ掛け板67bの軸受76とに、軸77を嵌挿し、止め輪78で前記軸77を抜け止めしている。そして、前記引っ掛け板67bは、回動を規制する回動ストッパ79を有している。ここで、設ける引っ掛け爪70bの数は、用紙2の紙質やサイズ等により、適宜設定する。
【0047】
このような構成によれば、ねじりコイルバネ75の選択によって、引っ掛け爪70bが所定枚数目の用紙2aに引っ掛かる力を調節できる。また、用紙2が、インクにより波うった状態になっていても、二つある引っ掛け爪70bのいずれかに所定枚数目の用紙2aが引っ掛かって保持されるので、仕分けがさらに確実となる。
【0048】
また、本発明の実施の第五の形態としては、図15に示すように、第三の形態の引っ掛け保持手段11bに、さらに解除手段である解除バネ板80を設けた引っ掛け保持手段11dが用いられている。前記解除バネ板80は、引っ掛け板67aに取り付ける解除バネ板取付面81と、形状復元性を備えた解除バネ部82と、この解除バネ部82の先端に設けられた用紙受け面83と、支持板66のストッパ受け面84に接するストッパ85とを有する。ここでも、第三の形態と同様に、引っ掛け爪70aの数は、用紙2の紙質やサイズ等により、適宜設定する。
【0049】
このような構成によれば、用紙受け面83が用紙2の紙面から外れると、解除バネ部82の形状復元性によって、引っ掛け爪70aと用紙受け面83とのギャップ量Gだけ戻るので、引っ掛け爪70aから用紙2aが速やかに離れる。従って、用紙2の紙質が薄いとき、ベタ黒画像箇所等でインクにより用紙2が軟化し、引っ掛け爪70aが用紙2aに食いついたような場合でも、引っ掛け爪70aと用紙2aとを速やかに離反させることができる。
【0050】
また、本発明の実施の第六の形態としては、図16に示すように、支持板66bと、この支持板66bに着脱可能な爪ケーシング86とからなる引っ掛け保持手段11eが用いられている。保持手段取付部48に取り付けられる前記支持板66bは、加圧バネ受け孔87と突部受け孔88とを有する。前記爪ケーシング86は、ケーシング89と、引っ掛け板67cと、解除バネ板80aとを順次重ねたものである。前記ケーシング89は、つまみ部90と加圧バネ91とを有する。前記解除バネ板80aの前記引っ掛け板67cに接着された面の反対側の面には、抜け止め段差92を有する突部93が設けられている。そして、前記爪ケーシング86は、前記加圧バネ91を前記加圧バネ受け孔87に、前記突部93を前記突部受け孔88に嵌める。すると、前記加圧バネ91の加圧によって、前記抜け止め段差92に前記突部受け孔88の縁が係合する。ここでも、第三の形態と同様に、引っ掛け爪70aの数は、用紙2の紙質やサイズ等により、適宜設定する。
【0051】
このような構成によれば、爪ケーシング86が着脱自在になるので、用紙2の紙質や用紙サイズ等に応じて板バネ部69aや引っ掛け爪70aを選択したり、また、引っ掛け爪70aが摩耗したときに交換することが容易になる。
【0052】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、保持手段により所定枚数ごとに所定枚数目の用紙を保持し、移動手段により用紙を保持した保持手段を反排出方向に一定量移動させてその用紙をずらして仕分けることができるため、テープを挾んだり排紙台を移動させたりすることなく、引き出された用紙を目印として所定枚数ごとの仕分けを確実に行うことができるという効果を有する。
【0054】
請求項3の発明によれば、仕分け待機時に保持手段が排紙台上に突出することがないため、仕分け待機時の用紙の積載を妨げず、また、排紙台側に排紙仕分け装置用のスペースが不要であり、排紙台を小スペース化することができるという効果を有する。
【0055】
請求項の発明によれば、請求項の保持手段を簡単に構成して用紙を吸着保持することができるという効果を有する。
【0057】
請求項の発明によれば、請求項の保持手段を簡単に構成して用紙を引っ掛け保持することができるという効果を有する。
【0058】
請求項の発明によれば、請求項の保持手段を簡単に構成して用紙を引っ掛け保持することができるという効果を有する。
【0059】
請求項の発明によれば、引っ掛け手段を交換することができるため、用紙の紙質やサイズ等に合った引っ掛け手段を選択することができ、また、引っ掛け手段が摩耗したときなどにも取り替えることができるという効果を有する。
【0060】
請求項の発明によれば、用紙を引っ掛け手段から速やかに離反させることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一の形態の吸着保持手段の構成を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の実施の第一の形態の吸着保持手段の作動中の様子を示す縦断正面図である。
【図3】(a)は吸着保持手段を取り付けた移動手段の構成と作動中の様子とを示す正面図、(b)は移動手段の一部の構成を示す右側面図である。
【図4】吸着保持手段を取り付けた移動手段の構成を示す平面図である。
【図5】吸着保持手段を取り付けた移動手段の構成を示す左側面図である。
【図6】吸着保持手段と用紙検知手段との位置関係を示す左側面図である。
【図7】吸着保持手段と用紙検知手段との位置関係を示す正面図である。
【図8】本発明の排紙仕分け装置により仕分け積載された後の排紙台の様子を示す正面図である。
【図9】(a)は本発明の実施の第二の形態の引っ掛け保持手段の構成を示す分解斜視図、(b)は引っ掛け保持手段と用紙検知手段との位置関係を示す左側面図、(c)は作動中の様子を示す正面図である。
【図10】(a)は引っ掛け保持手段を取り付けた移動手段の構成と作動中の様子とを示す正面図、(b)は移動手段の一部の構成を示す右側面図である。
【図11】引っ掛け保持手段を取り付けた移動手段の構成を示す平面図である。
【図12】引っ掛け保持手段を取り付けた移動手段の構成を示す左側面図である。
【図13】(a)は本発明の実施の第三の形態の引っ掛け保持手段の構成を示す分解斜視図、(b)及び(c)は引っ掛け保持手段と用紙検知手段との位置関係及び作動中の様子を示し、(b)は左側面図、(c)は正面図である。
【図14】本発明の実施の第四の形態の引っ掛け保持手段の構成を示す分解斜視図である。
【図15】(a)は本発明の実施の第五の形態の引っ掛け保持手段の構成を示す分解斜視図、(b)及び(c)は作動中の様子を示す正面図である。
【図16】本発明の実施の第六の形態の引っ掛け保持手段の構成を示す縦断正面図である。
【図17】従来の排紙仕分け装置を示す左側面図である。
【図18】図17と同じ排紙仕分け装置を示す左側面図である。
【図19】従来の排紙積載装置を示す斜視図である。
【図20】従来のソーター装置を示す正面図である。
【符号の説明】
2 用紙
2a 所定枚数目の用紙
5 用紙搬送ユニット
10 排紙仕分け装置
11,11a,11b,11c,11d,11e 保持手段
12 移動手段
18 吸引手段
19 当接手段
22 排紙台
24 昇降手段
25 スライド手段
26 用紙検知手段
66,66a,66b 支持部材
67,67a,67b,67c 引っ掛け手段
70,70a,70b 掛止部
75 バネ部材
80,80a 解除手段

Claims (6)

  1. 画像形成後に用紙搬送ユニットから排出されて落下する用紙を順次積載する排紙台を有する画像形成装置において、
    前記排紙台に積載された用紙が所定枚数に達したときその所定枚数目の用紙を保持する保持手段と、
    前記保持手段を駆動源で駆動して用紙の排出方向および反排出方向に一定量移動させるスライド手段と、前記保持手段を駆動源で駆動して上下方向に移動させる昇降手段とを備える移動手段と、
    前記昇降手段に駆動された前記保持手段が下方に移動する過程で用紙に当接したことを検知する用紙検知手段と、
    を備え、前記駆動源を駆動制御することで、前記保持手段を用紙の排出方向に移動させて前記用紙検知手段が用紙への当接を検知するまで前記保持手段を下方に移動させ、その位置で前記保持手段に最上位の用紙を保持させた状態で当該保持手段を用紙の反排出方向に移動させて保持させた用紙が他の用紙から分離されて重なる位置に位置付け、最上位の用紙の上に次の用紙が載置された後、当該分離される位置で前記保持手段による最上位の用紙の保持を解除させるようにした、ことを特徴とする排紙仕分け装置。
  2. 排紙台に積載された状態の所定枚数目の用紙の表面に当接する当接手段と、用紙を前記当接手段に吸着させる吸引手段とからなる保持手段を設けたことを特徴とする請求項記載の排紙仕分け装置。
  3. 排紙台に積載された状態の所定枚数目の用紙の表面を引っ掛ける掛止部を一箇所以上有する弾性部材による引っ掛け手段と、前記引っ掛け手段を支持し移動手段に固定する支持部材とからなる保持手段を設けたことを特徴とする請求項記載の排紙仕分け装置。
  4. 排紙台に積載された状態の所定枚数目の用紙の表面を引っ掛ける掛止部を一箇所以上有する剛性部材による引っ掛け手段と、前記引っ掛け手段を用紙の表面に押し付ける方向に付勢するバネ部材と、前記引っ掛け手段を移動手段に対して回動自在に支持する支持部材とからなる保持手段を設けたことを特徴とする請求項記載の排紙仕分け装置。
  5. 引っ掛け手段が支持部材に着脱自在である保持手段を設けたことを特徴とする請求項記載の排紙仕分け装置。
  6. 用紙が仕分けされたら掛止部から用紙を離す解除手段を備えた保持手段を設けたことを特徴とする請求項記載の排紙仕分け装置。
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