JP4105136B2 - 前背面分離式遮音壁 - Google Patents

前背面分離式遮音壁 Download PDF

Info

Publication number
JP4105136B2
JP4105136B2 JP2004258434A JP2004258434A JP4105136B2 JP 4105136 B2 JP4105136 B2 JP 4105136B2 JP 2004258434 A JP2004258434 A JP 2004258434A JP 2004258434 A JP2004258434 A JP 2004258434A JP 4105136 B2 JP4105136 B2 JP 4105136B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
front plate
column
sound insulation
edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004258434A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006070657A5 (ja
JP2006070657A (ja
Inventor
忠雄 水嶋
輝明 児玉
浩一 岩村
敏成 白須
敬司 古賀
泰造 木村
伸二郎 樋野
充弘 岡田
Original Assignee
大東金属株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 大東金属株式会社 filed Critical 大東金属株式会社
Priority to JP2004258434A priority Critical patent/JP4105136B2/ja
Publication of JP2006070657A publication Critical patent/JP2006070657A/ja
Publication of JP2006070657A5 publication Critical patent/JP2006070657A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4105136B2 publication Critical patent/JP4105136B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Description

この発明は、高速道路などに採用する、安価、軽量で、施工性、メンテナンス性、景観性などにも優れた吸音性能の良い前背面分離式支柱両面隠蔽型の遮音壁に関する。
高速道路や高架鉄道などには、騒音対策のために遮音壁や吸音壁が多用されている。その遮音壁や吸音壁は、ボックス構造の壁面パネルをH型鋼で形成された支柱に取り付けて構成されている。
壁面パネルとして用いられている消音ボックスと吸音パネルの一例を図10及び図11に示す。
図10は、縦長の消音ボックス20である。この消音ボックス20は、中空ボックス21の内部にグラスウールなどの吸音材22を挿入して構成されている。中空ボックス21は騒音を内部に取り込むルーバ式前面板23を有する。
図11は、横長に形成された吸音パネル30である。この吸音パネル30は、中空パネル31の内部に吸音材32を挿入して構成されている。中空パネル31は、図10のルーバ式前面板23よりも開口率を大きく採れるパンチングメタルで形成された多孔構造の前面板33を有する。
図10の消音ボックス20は、前面板23の開口から中空ボックス21の内部に音が入り込む。その音は、吸音材22を通り抜けるときに減音され、さらに、吸音材22を通り抜けた音は中空ボックス21の内壁に当たってランダムに跳ね返り、吸音材22を再度通り抜けて更なる減音がなされる。その吸音材22を通り抜けることによる減音と通り抜けた音の跳ね返りが中空ボックス21の内部で何度も繰り返されて外部に漏れる音が小さくなる。なお、図11の吸音パネル30も同様の原理で騒音が減衰される。
上述した従来の消音ボックスや吸音パネルは、いずれも前後、両側、上下を壁で閉ざしたボックス構造になっており、奥行きが大きくて嵩ばり、重量も大きい。そのため、運搬コストが高くつき、施工も容易ではなかった。
また、図12に示すように、H型鋼の支柱2をその支柱の両側に溝18が生じる向きにして定間隔で配設し、隣り合う支柱の対向した溝18に消音ボックス20や吸音パネル30の両側部を落とし込む構造にしていたため、壁の前面、後面ともに支柱がむき出しになり、吸音壁の体裁も良くなかった。
さらに、ボックス構造の消音ボックスや吸音パネルは、支柱2のサイズ変更に対して同一製品で対応することができず、支柱のサイズに合わせた製品が要求されると言う問題もあった。
また、消音ボックスや吸音パネルは複数個を積み重ねて一連の壁となすが、上述したように、消音ボックスや吸音パネルの両側部を支柱の溝に落とし込むと、車両接触等によって痛んだ下側の消音ボックスや吸音パネルを取り替えるときに上に重ねた重量のある消音ボックスや吸音パネルを一旦取り外す必要があり、メンテナンス性も決して良いとは言えなかった。
そこでこの発明は、吸音性能を悪化させずに遮音壁の意匠性向上、コスト低減、施工、メンテナンスの容易化等を併せて実現することを課題としている。
上記の課題を解決するため、この発明においては、定間隔で設置されるH型鋼製の支柱と、隣り合う支柱間に設ける吸音性を有した前面板と、隣り合う支柱間に設ける背面板と、前記前面板と背面板を別々に固定する固定具とで前背面分離式支柱両面隠蔽型遮音壁を構成し、前記前面板と背面板を前記固定具で支柱に着脱自在に固定し、前面板の一部で前記支柱の前面を、背面板の一部で前記支柱の背面をそれぞれ覆い隠すと共に、前面板と背面板との間に両側が支柱によって塞がれた閉鎖空間を生じさせるようにした。
この前背面分離式支柱両面隠蔽型遮音壁は、前記固定具として、前記支柱に設けられた取り付け穴に通すボルトとそのボルトに螺合させるナットを使用し、このボルト・ナットで前面板と背面板をそれぞれ支柱に固定するものであってもよい。
また、前面板の裏側両側部又は背面板の前側両側部もしくはその双方にスリット形成具を設け、前記前面板の裏側両側部に形成されたスリットに前記支柱の前縁を、前記背面板の前側両側部に形成されたスリットに前記支柱の後縁を嵌め、前記固定具で支柱の縁を挟みつけて前面板や背面板を支柱にそれぞれ取付けるようにしてもよい。
この前背面分離式支柱両面隠蔽型遮音壁は、前面板と背面板の高さ方向寸法を500mm以下にして高さ方向に複数段積み重ねる構造にすると好ましい。
また、背面板の上部に前面板との間の隙間を塞ぐ天板を備えさせたものや、前面板の上下の縁を重ね合わせる重ね部と、背面板の上下の縁を重ね合わせる重ね部を、前面板と背面板にそれぞれを設けたものが考えられ、このような構造を持つものも好ましい。
この発明の前背面分離式支柱両面隠蔽型遮音壁は、前面板と背面板を支柱の前縁と後縁にそれぞれ固定して支柱の前面と背面を前面板と背面板によって覆い隠すので、支柱が外から見えなくなって壁の見栄え(意匠性)が良くなる。
また、前面板と背面板が独立しており、その前面板と背面板を側面板兼用の支柱を連結材にして現地で連結するので、運搬時の資材の嵩を減少させて運搬コストを削減することができる。前面板と背面板が独立しているので、支柱のサイズ変更に対して同一製品で対応することも可能になる。
さらに、独立した前面板と背面板を個別に取り扱うことができ、その個別取り扱いにより単品当たりの重量が軽減されるため、遮音壁の施工性やメンテナンス性も従来に比べて向上する。
前面板を通り抜けた音は、吸音性を有する前面板に吸収されて小さくなる。また、前面板を通り抜けた音は背面板に至って跳ね返えされ、前面板に戻ってここでさらに減音される。また、音の一部は前面板から跳ね返されて再度背面板に至り、この動作を繰り返す間に減音が進む。従って、中空ボックスを使用していた従来の消音ボックスや吸音パネルと比較して、吸音効果には遜色がない。前面板が吸音性を有するので、中空ボックスの内部に詰めていたグラスウールなどの吸音材を省いても優れた騒音低減の効果を発揮する。その騒音低減の効果は、前面板と背面板間の空間が閉鎖されていなければ、内部に入り込んだ音が減衰を繰り返さずに開口から外に漏れるので十分に発揮されない。
なお、前面板や背面板の両側部にスリット形成具を用いてスリットを形成し、そのスリットに支柱の縁を入れて固定具で挟みつけるものは、支柱にボルト孔がなくても前面板と背面板を取り付けることができ、ボルトで直接固定するものに比べて固定、取り外しの作業もし易い。
また、背面板の上部に前面板との間の隙間を塞ぐ天板を備えさせたものは、天板を蓋にして前面板と背面板間の空間に雨水や異物等が入り込むことを防止することができる。
さらに、前面板と背面板の高さ方向寸法を500mm以下にしたものは、前面板、背面板をストレート支柱、曲がり支柱のどちらとも組み合わせることができる。高速道路の遮音壁に採用される曲がり支柱は、曲率が5000R以上に定められており、上部が道路側に迫り出す方向に曲がっている。高さ方向寸法を500mm以下に制限した前面板と背面板は、支柱の曲がりに対応できる余裕をスリットに付与しておけば、そのような曲がり支柱にも前面板と背面板を積み重ねた状態にして取り付けることができる。また、前面板と背面板に上下の縁を重ね合わせる重ね部を設けたものは、上下の前面板間の隙間、上下の背面板間の隙間をなくすことができる。
以下、この発明の遮音壁の実施形態を図1乃至図8に基づいて説明する。図1及び図2は、第1実施形態である。この支柱両面隠蔽型遮音壁1は、定間隔で設置されるH型鋼製の支柱2と、隣り合う支柱2、2間に設ける吸音性を有した前面板3と、隣り合う支柱2、2間に設ける背面板4と、前面板3と背面板4を個々に支柱2に固定する固定具5とで構成されている。
固定具5は、ボルト5a、ワッシャ5b、クリップ付ナット5cを組み合わせたものであり、支柱2に取り付け穴6が設けられているときにこの固定具5を使用して前面板3と背面板4を支柱2に着脱自在に取り付ける。
支柱2は、路肩に沿って定間隔で設置される。前面板3は、吸音性のある材料で形成されたボード3aに縁枠3bを付けたものなどが用いられる。ボード3aに代えてルーバ式プレートの裏面に吸音材を取り付けたものや、パンチングメタルの裏面に吸音材を取り付けたもの等を使用することもできる。ルーバ式プレートやパンチングメタルの裏面に取り付ける吸音材はグラスウールの成型材などでよい。この前面板3は、道路用の遮音壁の場合、道路に面する側に配置される。
背面板4は、カラー鋼板をプレス成形したものであって、高さ方向途中に強度を高める横長のリブ4aを設けている。
前面板3と背面板4は、横長形状に形成されており、丈の高い遮音壁はこれらの板を複数枚高さ方向に積み重ねて構成する。この前面板3と背面板4の長さL1は、支柱2の配列ピッチLよりも僅かに小さい。標準仕様の前面板3は、厚みt=70mm、高さh=500mm、長さL1=1960mm、同じく標準仕様の背面板4は、材料の鋼板厚みt=1.6mm、高さh=500mm、長さL1=1960mmに設計されるが、この寸法に限定されるものではない。
このように構成した支柱両面隠蔽型遮音壁1は、前面板3の両側部を支柱2の前縁2aに、背面板4の両側部を支柱2の後縁2bにそれぞれ沿わせ、前面板3、背面板4に個々に係止させたボルト5aを支柱の取り付け穴6に通し、そのボルト5aを予め支柱2に抱きつかせたクリップ付ナット5cにねじ込んで前面板3と背面板4を支柱2に固定する。前面板3の一部によって支柱2の前面が、また、背面板4の一部によって支柱2の背面が各々覆い隠され、このために支柱2は外部からはほとんど見えず、外観に優れる。また、支柱2が側面板を兼用するものになるので側面板は不要である。前面板3と背面板4が現地で組み立てるまでは独立して扱われ、ボックス構造でなくなっているため嵩張らず、単品の重量が小さくなって運搬、施工、補修が容易になり、コストも低減できる。さらに、現場組み立て式の壁であるので、異サイズ支柱に同一製品で対応することができ(これにより品種統合が図れる)、現場での追加工の要求にも対応し易い。
図3に示すように、ボルト5a、ワッシャ5b、ナット5d(これは袋ナットが好ましい)、板ナット5eを組み合わせた固定具5を採用し、ボルト5aをH型鋼で形成された支柱2の内側から取り付け穴6に通し、取り付け穴からの貫通部に板ナット5eを螺合させてボルト5aを支柱2に固定し、その後、前面板3にあけたボルト穴に通し、前面板3を貫通したボルト5aの先端にナット5dを螺合させる構造にしてもよい。図示していない背面板も同様である。なお、前面板と背面板間に生じた空間の上部は別途天板(図示せず)で塞ぐ。その天板は、前面板又は背面板に一体に形成したものであってもよいし、独立したものであってもよい。
図4に示すように、前面板3と背面板4は、それぞれが上下の縁を重ね合わせるための重ね部3c、3d及び4d、4eを有するものを用いてもよい。この重ね部があると、上側の前面板の下縁と下側の前面板の上縁を共通のボルトで支柱2に固定することができ(背面板も同様)、固定箇所の総数が減少して作業能率が高まる。また、重ね部に設けるボルト穴を縦長の穴とすることによって、上下の前面板、上下の背面板の重ね位置のずれを吸収して、上下の前面板間及び上下の背面板間に減音効果を低下させる隙間ができることも防止することができる。
次に、支柱2に取り付け穴がないときに有効な構造を図5〜図9に示す。図5の支柱両面隠蔽型遮音壁1は、定間隔で設置されるH型鋼製の支柱2と、隣り合う支柱2、2間に設ける吸音性を有した前面板3と、隣り合う支柱2、2間に設ける背面板4と、前面板3と背面板4に各々取り付けて前面板3の裏側両側部と背面板4の前側両側部にそれぞれスリット7を形成するスリット形成具8と、各スリット形成具8の内面に固着した固定具9とで構成されている。
支柱2は、例えば路肩に沿って各支柱2の両側に溝10が形成される向きに設置される。 前面板3は、裏側両側部にスリット形成具8を取り付けた点が図1の前面板と異なる。その他の構成は図1の前面板と共通しているので、図1と同一要素に同一符号を付して再説明を省く。
背面板4も、前側両側部にスリット形成具8を取り付けたことと、前面板3側に張り出す天板4cを上部の縁壁4bに連接して設けたこと及び上端と下端と両側部に厚み方向に折り曲げた補強用の縁壁4bを設けたことは図1の背面板と異なるが、他の構成は図1の背面板と共通したものになっている。
図5の遮音壁の前面板3と背面板4も、横長形状に形成されており、丈の高い遮音壁はこれらの板を複数枚高さ方向に積み重ねて構成する。この前面板3と背面板4の長さL1は、支柱2の配列ピッチLよりも僅かに小さい。標準仕様の前面板3は、厚みt=70mm、高さh=500mm、長さL1=1960mm、同じく標準仕様の背面板4は、材料の鋼板厚み=1.6mm、高さh=500mm、長さL1=1960mmに設計されるが、この寸法に限定されるものではない。
スリット形成具8は、前面板3、背面板4との間にスリット7を生じさせる。図示のスリット形成具8は、一連の縦長の金具であるが、短寸の複数の金具を、間隔をあけて取り付けて長さ方向に不連続なスリット7を形成してもよい。そのスリット7は、支柱2の嵌め込みを支障無く行なうために、幅wを支柱2の前縁2a、後縁2bの厚みよりも適度に大きくしている(図5参照)。
固定具9は、板ばねで構成しており、スリット7に挿入された支柱2の縁を弾性的に押圧する。その押圧により、支柱2の縁が前面板3、背面板4との間に圧力をもって挟まれ、前面板3、背面板4の固定状態が安定する。この板ばね製の固定具9は締付け操作が不要であり、施工の簡略化に対する寄与度が大きい。
このように構成した遮音壁1は、前面板3の裏側両側部のスリット7に支柱2の前縁2aを、背面板4の前側両側部のスリット7に支柱2の後縁2bをそれぞれ嵌めて前面板3と背面板4を支柱2に取付け、前面板3の一部で支柱2の前面を、背面板4の一部で支柱2の背面を各々覆い隠す。このために図1の遮音壁で述べたのと同様の作用、効果が得られる。
なお、前面板3は、ルーバ式プレートやパンチングメタルなどを用いてもよく、この場合には、吸音材として背面板4との間の空間にグラスウールなどを挿入する。
図8、図9は、固定具9の他の例を示している。図のように、前面板3と背面板4にナット9bを固定してこのナット9bに外部から操作可能な止めネジ9aをねじ込み、スリット7に挿入した支柱2の縁を止めネジ9aで締めつけて前面板3と背面板4を支柱2に固定することもできる。この図8、図9の固定具9は、板ばね製の固定具と違って締付け操作を必要とするが、固定の信頼性に優れる。
固定具9は、図示のものに限定されない。また、形態の異なる数種類の固定具を併用することもできる。例えば、前面板3、背面板4の片側に図6の板ばね製の固定具を設け、他側に図8、図9の固定具を設けることもできる。
なお、少なくとも片側のスリット形成具8を、前面板3、背面板4に対して、横スライド可能又は板の長手方向と直角な水平支軸(図示せず)を支点にして回動可能に取付け、その横スライドや回動で支柱2に対するスリット形成具8の係合が解除される構造にしておくと、前面板3、背面板4の支柱2に対する着脱を支柱の前後から行なうことが可能になり、下段の前面板3、背面板4が痛んだときの交換作業などがより簡単になる。
この発明の遮音壁の一例を示す分解斜視図 (a)は固定部の詳細を示す斜視図、(b)はその断面図 固定部の他の例を示す斜視図 重ね部を設けた前面板と背面板の一部を示す斜視図 この発明の遮音壁の他の例を示す分解斜視図 図5の遮音壁の要部を示す平面視断面図 板ばね製固定具の側面図 固定具の他の例を示す斜視図 図8の固定具の詳細を示す平面視断面図 (a)は既知の消音ボックスの正面図、(b)はその断面図 (a)は既知の吸音パネルの正面図、(b)はその断面図 図10の消音ボックス又は図11の吸音パネルの支柱に対する嵌合部を示す平面視断面図
符号の説明
1 支柱両面隠蔽型遮音壁
2 支柱
2a 前縁
2b 後縁
3 前面板
3a ボード
3b 縁枠
3c、3d 重ね部
4 背面板
4a リブ
4b 縁壁
4c 天板
4d、4e 重ね部
5 固定具
5a ボルト
5b ワッシャ
5c クリップ付ナット
5d ナット
5e 板ナット
6 取り付け穴
7 スリット
8 スリット形成具
9 固定具
9a ねじ
9b ナット
10 溝

Claims (7)

  1. 定間隔で設置されるH型鋼製の支柱と、隣り合う支柱間に設ける吸音性を有した前面板と、隣り合う支柱間に設ける背面板と、前記前面板と背面板を別々に固定する固定具とから成り、前記前面板と背面板を前記固定具で支柱の前面及び背面にそれぞれ固定し、前記前面板と背面板との間に両側が支柱によって塞がれた閉鎖空間を生じさせるようにし、上下に隣接する前記前面板の上段の下縁を下段の上縁に重ね合わせて前記支柱の前面に固定した前背面分離式遮音壁。
  2. 前記固定具として、前記支柱に設けられた取り付け穴に通すボルトとそのボルトに螺合させるナットを使用し、このボルト・ナットで前面板と背面板をそれぞれ支柱に固定するようにした請求項1に記載の前背面分離式遮音壁。
  3. 前面板の裏側両側部にスリット形成具を設け、そのスリット形成具によって前面板の裏側両側部に形成されたスリットに前記支柱の前縁を嵌め、前記固定具で支柱の縁を挟みつけて前面板を支柱に取付けるようにした請求項1に記載の前背面分離式遮音壁。
  4. 背面板の前側両側部にスリット形成具を設け、そのスリット形成具によって背面板の前側両側部に形成されたスリットに前記支柱の後縁を嵌め、前記固定具で支柱の縁を挟みつけて背面板を支柱に取付けるようにした請求項1乃至3のいずれかに記載の前背面分離式遮音壁。
  5. 前記前面板と背面板の高さ方向寸法を500mm以下にし、この前面板と背面板を高さ方向に複数段積み重ねて構成される請求項1乃至4のいずれかに記載の前背面分離式遮音壁。
  6. 背面板の上部に前面板との間の隙間を塞ぐ天板を備えた請求項1乃至5のいずれかに記載の前背面分離式遮音壁。
  7. 前面板の上下の縁を重ね合わせる重ね部と、背面板の上下の縁を重ね合わせる重ね部を、前面板と背面板にそれぞれを設けた請求項1乃至6のいずれかに記載の前背面分離式遮音壁。
JP2004258434A 2004-09-06 2004-09-06 前背面分離式遮音壁 Active JP4105136B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004258434A JP4105136B2 (ja) 2004-09-06 2004-09-06 前背面分離式遮音壁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004258434A JP4105136B2 (ja) 2004-09-06 2004-09-06 前背面分離式遮音壁

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2006070657A JP2006070657A (ja) 2006-03-16
JP2006070657A5 JP2006070657A5 (ja) 2006-09-21
JP4105136B2 true JP4105136B2 (ja) 2008-06-25

Family

ID=36151562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004258434A Active JP4105136B2 (ja) 2004-09-06 2004-09-06 前背面分離式遮音壁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4105136B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102828473A (zh) * 2012-08-20 2012-12-19 中铁工程设计咨询集团有限公司 声屏障及安装方法
KR102044472B1 (ko) * 2019-03-28 2019-11-12 조규현 리폼형 방음벽 시스템

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5193939B2 (ja) * 2009-05-08 2013-05-08 Jfe建材フェンス株式会社 フェンス用パネル端部押え金具
JP2014077254A (ja) * 2012-10-09 2014-05-01 Shinchuo Kogyo Kk コンクリート壁の吸音板取付構造
JP6087231B2 (ja) * 2013-07-12 2017-03-01 理研軽金属工業株式会社 建築用ルーバーパネル
JP6338799B1 (ja) * 2018-02-20 2018-06-06 株式会社ヤブシタ製作所 防音パネル構造体
KR102089589B1 (ko) * 2018-07-19 2020-04-23 한국도로공사 방음패널의 교체가 용이한 방음벽 및 이를 시공하는 방법
WO2021098743A1 (zh) * 2019-11-18 2021-05-27 中国铁道科学研究院集团有限公司节能环保劳卫研究所 一种声屏障单元板及声屏障***

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102828473A (zh) * 2012-08-20 2012-12-19 中铁工程设计咨询集团有限公司 声屏障及安装方法
KR102044472B1 (ko) * 2019-03-28 2019-11-12 조규현 리폼형 방음벽 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006070657A (ja) 2006-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5957622B2 (ja) 吸音パネル及び防音壁設備
JP4105136B2 (ja) 前背面分離式遮音壁
KR20170123792A (ko) 방음판
JP4883692B2 (ja) 防音パネルの取付構造および防音パネルの取付方法
JP2009108554A (ja) 防音パネルの取付金具及び防音構造
JP2006299698A (ja) 防音パネル及び防音壁
JP2006283297A (ja) 防音壁
KR20090027020A (ko) 흡음기능을 가진 방음벽 지주
JP6491429B2 (ja) 防音パネルの製造方法
KR100648377B1 (ko) 방음벽
KR200313145Y1 (ko) 양면 흡음형 방음판
KR101473302B1 (ko) 흡음형 방음판
JP7372502B2 (ja) 間仕切り装置
KR101352774B1 (ko) 조립식 터널용 방음벽
JP3843389B2 (ja) 吸音構造体
JP4233992B2 (ja) 防音壁背面への吸音パネルの取付け構造
JP2011058252A (ja) 防音壁およびその施工方法
JP3153379B2 (ja) 防音壁
JP6375339B2 (ja) 吸音パネル及び防音対策設備
JP4673504B2 (ja) 吸遮音パネル及びそれを用いた防音壁
KR200300024Y1 (ko) 분리형 방음판
JP2002061124A (ja) 防音壁
JP4678782B2 (ja) 遮音壁
KR102245637B1 (ko) 좌굴방지 기능을 갖는 분리형 투명방음판
KR200401091Y1 (ko) 조립식 방음패널

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060808

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060808

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080311

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080326

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4105136

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110404

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120404

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120404

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130404

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130404

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140404

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250