JP4103923B2 - ヒンジ機構および携帯端末 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば携帯電話機やPDA等の携帯端末の第1筐体と第2筐体とを重ね合わせた状態で相対回転可能に接続するようなヒンジ機構、および携帯端末に関する。
従来、携帯端末の1つである携帯電話機として、表示手段の設けられたカバー筐体と、入力キーが設けられた本体筐体とが折りたたみ開閉可能に接続されている所謂クラムシェルタイプの携帯電話機が提供されている。
このような携帯電話機は、通話機能だけでなく、インターネット機能やメール機能が付加されており、最近ではテレビ放送の電波を受信してテレビ放送を視聴することができるテレビ機能の付加されたタイプも提供されている。
携帯電話機の表示手段は、通常縦長の画面で構成されているが、テレビ放送を視聴する場合には横長の画面が好ましい。このため、携帯電話機としての従来の使いやすさと、テレビ放送の視聴しやすさの両方を確保するためには、表示手段を90度回転可能に構成することが好ましいこととなる。
このように表示手段を90度回転できるものとして、液晶表示部を縦長と横長とに切り替えることのできる折畳み式携帯電話が提案されている(特許文献1参照)。
この折畳み式携帯電話は、第1の筐体3により液晶表示部2を90度回転可能に支持しており、その回転を、第1の筐体3に設けられた左右方向ガイド溝12および上下方向ガイド溝14により、液晶表示部2に設けられた第1ガイドピン13および第2ガイドピン15の移動を規制することによって実現している。
この折畳み式携帯電話は、液晶表示部2が第1の筐体3に対して0°および90°の状態にあるときに安定しやすい構造となっている。この安定しやすい構造は、ヘの字型に湾曲している左右方向ガイド溝12の中央下部にねじりコイルバネ20の一端が接続され、該ねじりコイルバネ20の他端が第1ガイドピン13に接続されていることにより実現されている。つまり、ねじりコイルバネ20により、左右方向ガイド溝12を通る第1ガイドピン13に対して左右方向ガイド溝12の両端に付勢されるような力をかけ、これによって0°および90°の状態での安定を確保している、
しかし、この構造では、0°および90°の状態でガタツキが生じる。詳述すると、上下方向ガイド溝14の溝幅は、第2ガイドピン15をスムーズに移動させるために第2ガイドピン15の直径よりわずかにでも大きくする必要がある。このため、上下方向ガイド溝14と第2ガイドピン15の間には幅方向の隙間が存在する。この隙間により、0°および90°で第1ガイドピン13が左右方向ガイド溝12の端部に固定されたとき、第1ガイドピン13を中心として回転する方向に第2ガイドピン15のガタツキが生じる。
特開2006−211576号公報
この発明は、上述の問題に鑑み、表示手段を90度回転させることが可能であり、かつガタツキを防止できるヒンジ機構および該ヒンジ機構を用いた携帯端末を提供し、利用者の満足度を向上させることを目的とする。
この発明は、携帯端末を構成する本体側筐体と回転側筐体との互いの重ね合わせ対向面にそれぞれ固定される本体側ユニットと回転側ユニットとで構成され、前記本体側筐体と前記回転側筐体を重ね合わせた状態のまま相対回転可能に接続するヒンジ機構であって、前記本体側ユニットおよび回転側ユニットのいずれか一方のユニットに、前記回転の際にスライド移動する第1スライド体と第2スライド体とを固定して備え、他方のユニットに、前記第1スライド体と第2スライド体とを前記回転の回転面上でそれぞれ異なる方向で且つ一端部から他端部までの間でスライド許容する第1スライドガイドおよび第2スライドガイドと、前記第1スライド体と第2スライド体のうち少なくとも一方のスライド体を付勢する付勢手段とを備え、前記本体側ユニットと前記回転側ユニットとが最大限相対回転移動した位置において、前記第1スライドガイドと第2スライドガイドのうち一方のスライドガイドに、対応してスライド許容するスライド体を該スライドガイドの一端部又は他端部に当接係止する係止部を備え、前記第1スライドガイドと第2スライドガイドのうち前記付勢手段により付勢されている前記スライド体をスライド許容すスライドガイドを、スライド体が前記付勢手段によって付勢されることにより該位置からさらに同じ方向へ移動可能な予備空間を有する構成にしたヒンジ機構であることを特徴とする。
前記第1スライドガイドおよび前記第2スライドガイドは、直線移動または曲線移動のガイドとなるガイド溝またはレール等で構成することができる。この第1スライドガイドおよび第2スライドガイドは、いずれも直線状に形成する、いずれも曲線状に形成する、あるいは一方を直線状で他方を曲線状に形成することができる。
前記第1スライド体および第2スライド体は、ガイド溝に沿ってスライド移動する突起またはガイド軸、あるいは、レールに沿ってスライド移動するコ字型突起などのレール係合部で構成することができる。
この発明により、一方のスライド体が付勢手段によって付勢されて本体側ユニットと回転側ユニットとが最大限相対回転移動した状態で、さらに予備空間へ向けて移動させる方向へ付勢手段により付勢力をかけ続けることができ、回転停止状態でのガタツキを防止できる。
この発明は、前記第1スライドガイドと第2スライドガイドのうち一方のスライドガイドに、対応してスライド許容するスライド体を該スライドガイドの一端部又は他端部に当接係止する係止部を備えることができる。
これにより、他方のスライド体は係止部で当接係止し、一方のスライド体には付勢手段で付勢力をかけ続けることができる。従って、簡単な構造で確実にガタツキを防止できる。
またこの発明の態様として、前記係止部を、前記他方のスライド体を2点支持で係止する形状に形成することができる。
これにより、他方のスライド体を安定して係止でき、より確実にガタツキを防止することができる。
またこの発明の態様として、スライドガイドの一端部又は他端部に当接係止する係止部に代えて、本体側ユニットと回転側ユニットのそれぞれに、互いに当接して本体側ユニットおよび回転側ユニットの回転を係止する回転係止部を備えることができる。
これにより、本体側ユニットと回転側ユニットの回転を回転係止部で係止し、この回転係止した状態(すなわち最大限相対回転移動した状態)で、予備空間の方向へ付勢力をかけ続けることができる。従って、ガタツキを防止することができる。
またこの発明の態様として、本体側ユニットと回転側ユニットとが最大限相対回転移動した位置において、前記第1スライドガイドと第2スライドガイドのうち何れのスライドガイドも、対応してスライド許容するスライド体の該位置から該スライド体がさらに同じ方向へ移動可能な予備空間を有する構成にすることができる。
これにより、最大限相対回転移動した状態で、何れのスライド体でも予備空間の方向へ付勢力をかけ続けることができる。
またこの発明は、前記ヒンジ機構を備え、前記本体側筐体と前記回転側筐体の一方に画像を表示する表示手段を備え、他方に入力操作を許容する入力手段を備えた携帯端末とすることができる。
前記携帯端末は、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistants)など、携帯型の端末で構成することができる。
前記他方に備える入力手段は、本体側ユニットまたは回転側ユニットに一体的に備える、あるいは、本体側ユニットまたは回転側ユニットに対して開閉可能(例えば折りたたみ開閉可能)に連結されたユニットに備えることができる。
この発明により、表示手段を有する筐体を回転させることができ、かつ回転停止状態でのガタツキがない携帯端末を提供することができる。
またこの発明は、ンジ機構を備え、前記本体側筐体と前記回転側筐体の一方に画像を表示する表示手段を備え、他方に入力操作を許容する入力手段を備え、本体側ユニットと回転側ユニットとが最大限相対回転移動した位置において、本体側筐体と回転側筐体のそれぞれに、互いに当接して本体側筐体および回転側筐体の回転を係止する回転係止部を備えた携帯端末とすることができる。
これにより、本体側筐体と回転側筐体の回転を回転係止部で係止し、この回転係止した状態(すなわち最大限相対回転移動した状態)で、ライド体に予備空間の方向へ付勢力をかけ続けことができる。従って、ガタツキを防止することができる。
この発明により、表示手段を90度回転させることが可能であり、かつガタツキを防止できるヒンジ機構および該ヒンジ機構を用いた携帯端末を提供することができる。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
図1は携帯電話機1の斜視図を示し、図2は携帯電話機1を正面側から見た分解斜視図であり、図3は携帯電話機1を背面側から見た分解斜視図であり、図4はヒンジ装置3を正面側から見た斜視図であり、図5はヒンジ装置3を背面側から見た斜視図である。
携帯電話機1は、長方形の表示側筐体2と支持側筐体4とが、ヒンジ装置3によって回転可能に取り付けられており、支持側筐体4と入力側筐体9とが枢着部8により折りたたみ開閉可能に枢着されている。
表示側筐体2は、正面側に長方形の液晶表示部6が設けられており、図2に示すように、支持側筐体4と重ね合わせられる背面側にヒンジ装置3の表示側固定部材10が固定される。
支持側筐体4は、表示側筐体2と重ね合わせられる正面側に凹部7が形成されており、この凹部7にヒンジ装置3の支持側部材20が嵌め込まれて固定される。また、支持側筐体4の下端には枢着部8が設けられている。この枢着部8は、例えば入力キーが配置された入力側筐体(図示省略)が折りたたみ開閉可能に枢着される部分である。この入力側筐体は、表示側筐体2と同程度の大きさに構成し、枢着部8で折りたたむと入力側筐体と表示側筐体2が重なり合う構成となるが、その詳細については説明を省略する。
ヒンジ装置3は、大きく分けて表示側ユニット3aと支持側ユニット3bとで構成される。表示側ユニット3aは、表示側固定部材10により構成される。支持側ユニット3bは、支持側部材20、スライドカム40、コイルバネ49、およびカムカバー50により構成されている。
表示側ユニット3aを構成する表示側固定部材10は、全体が長板状に形成されて背面側に2つのスライド突起11,12が設けられている。このスライド突起11,12は、表示側固定部材10の長手方向に一定距離だけ離間して配置されており、いずれも基部側の円筒形胴部より先端側の円筒形傘部が半径大となるキノコ状に形成されている。
支持側ユニット3bを構成する支持側部材20は、正面視略正方形の板状に形成されている。この支持側部材20の上半分の左右略中央に、上下方向に長い直線型の往復ガイド溝21が形成されており、下半分ほぼ全体に上方が凸となる円弧状の片道ガイド溝22が形成されている。この往復ガイド溝21と片道ガイド溝22は、往復ガイド溝21の下端が片道ガイド溝22の中央付近に近接するように、略逆T字(若しくは逆Y字)となるように配置されている。
往復ガイド溝21は、下端から上端まで幅が均等で、挿通されたスライド突起11が安定して上下に一直線にスライド移動できるように構成されている。
片道ガイド溝22は、一端部22a近傍から他端部22b近傍まで幅が均等で、挿通されたスライド突起12が安定して左右に円弧を描いてスライド移動できるように構成されている。そして、一端部22aおよび他端部22bは、いずれも先細りに形成されている。
この往復ガイド溝21と片道ガイド溝22にそれぞれ挿通されるスライド突起11,12は、いずれも先端側の円筒形傘部が往復ガイド溝21や片道ガイド溝22の溝幅より大きく、これによって抜け落ちないように抜け止めされている。
支持側部材20の片面(この実施形態では背面側)には、往復ガイド溝21の位置に重ねてスライドカム40がスライド移動するためのステージ23(図3参照)が設けられている。このステージ23は、支持側部材20の片面側を肉薄にした凹部である。これにより、ステージ23上をスライドカム40が往復ガイド溝21に対して近づく方向と離れる方向へ安定して一直線にスライド移動する。
支持側部材20におけるステージ23の左右一方(この実施形態では左側)には、コイルバネ49が収納される孔部24が形成されており、この孔部24の外側辺(往復ガイド溝21から遠い側の辺)には、コイルバネ49を装着するバネ装着突起25,25が上下に配設されている。これにより、バネ装着突起25に装着されたコイルバネ49は、孔部24を伸縮空間として自由に伸縮できる。
スライドカム40は、背面視略E字型の板状に形成されており、ステージ23内でスライド移動できるようにステージ23の幅より小さく形成されている。このスライドカム40の左右外側(往復ガイド溝21から遠い側)には、上述したE字型をなす2つの凹部41が形成されており、該凹部41内に前記コイルバネ49がそれぞれ配置される。これにより、スライドカム40は、コイルバネ49の付勢力を得て、往復ガイド溝21におけるスライド突起11のスライド方向に対して交差する方向へ付勢される。この付勢の方向は、スライド突起11のスライド方向に対して直角の方向か、直角よりも往復ガイド溝21の下端21b側へ向かって斜行する方向となるように構成されていればよく、この実施形態では後者の方向となるように構成されている。
また、スライドカム40には、往復ガイド溝21側にカムライン43が形成されている。このカムライン43は、往復ガイド溝21と同程度の長さを有しており、往復ガイド溝21におけるスライド突起11のスライド方向に対して少し交差する直線形のラインに形成されている。さらに言えば、カムライン43は、スライドカム40が往復ガイド溝21へ向かってスライド移動すると、片道ガイド溝22より遠い上端部43aが下端部43cよりも先に往復ガイド溝21に重なるように配置されている。
スライドカム40を覆うカムカバー50は、前記ステージ23の逆側からスライドカム40を覆うように支持側部材20の背面側に設けられている。このカムカバー50とステージ23の間にスライドカム40が収納されることにより、スライドカム40が抜け落ちることなく安定してスライド移動できる。
図6は回転角度が0度で停止している状態の携帯電話機1の背面図であり、図7は回転角度が45度まで回転している回転途中状態の携帯電話機1の背面図であり、図8は回転角度が90度で停止している状態の携帯電話機1の背面図である。また、図9は回転角度が0度で停止している状態のスライド突起11,12近傍の拡大図を示し、図10は回転角度が90度で停止している状態のスライド突起11,12近傍の拡大図を示す。また、図11は携帯電話機1における液晶表示部6の回転を斜視図により説明する説明図である。
図6および図11(A)に示すように、0度の状態では、スライド突起11は往復ガイド溝21の下端21bに位置し、スライド突起12は片道ガイド溝22の一端部22aに位置している。
このとき、図9に示すように、スライド突起12は、スライドカム40およびコイルバネ49の付勢力により、矢印Y2の方向へ押圧されている。このため、スライド突起12は、片道ガイド溝22のうち先細りになっている一端部22aにポイントP3,P4で当接し、2点支持され固定される。
また、スライドカム40に当接して付勢されているスライド突起11は、カムライン43の下端部43cにポイントP1で当接し、かつ往復ガイド溝21にポイントP2で当接している。
ここで、スライド突起11は、スライドカム40からコイルバネ49の付勢力を受けて、矢印Y1の方向へ押圧されている。そして、この矢印Y1に示すスライド移動方向には、往復ガイド溝21の下端21bとスライド突起11との間に隙間空間E1が存在している。
従って、スライド突起11,12を有する表示側固定部材10は、0度の角度を維持した状態で、スライドカム40により押圧され続ける。そして、スライド突起12がポイントP3,P4で固定され、スライド突起11がポイントP1,P2で固定されるため、ガタツクことがなく安定して停止できる。
図7および図11(B)に示すように、利用者によって支持側筐体4に対して表示側筐体2が回転させられると、スライド突起11は往復ガイド溝21の上端21aへ向かって移動し、スライド突起12は片道ガイド溝22の他端部22bへ向かって移動する。この移動の間、スライド突起11はカムライン43の中間部43bに当接する。このため、移動中は常にスライドカム40によって下端21b側へ付勢されることになり、0度に戻ろうとする力が働くことになる。
図示する45度の角度まで回転させられると、スライド突起11は往復ガイド溝21の上端21aに位置し、スライド突起12は片道ガイド溝22の中央付近に位置する。このとき、スライドカム40に付勢されているスライド突起11は、カムライン43の上端部43aに当接している。
図8および図11(C)に示すように、さらに回転されると、スライド突起11は往復ガイド溝21の下端21bへ向かって戻るように移動し、スライド突起12は片道ガイド溝22の他端部22bへ向かって移動する。この移動の間、スライド突起11はカムライン43の中間部43bに当接する。このため、移動中は常にスライドカム40によって下端21b側へ付勢されることになり、90度に移行しようとする力が働いて、これ以降は自動的に回転することになる。
図示する90度の角度まで回転すると、スライド突起11は往復ガイド溝21の下端21bに位置し、スライド突起12は片道ガイド溝22の他端部22bに位置する。このとき、スライドカム40に付勢されているスライド突起11は、カムライン43の下端部43cに当接している。
このとき、図10に示すように、スライド突起12は、スライドカム40およびコイルバネ49の付勢力により、矢印Y4の方向へ押圧されている。このため、スライド突起12は、片道ガイド溝22のうち先細りになっている他端部22bにポイントP7,P8で当接し、2点支持され固定される。
また、スライドカム40に当接して付勢されているスライド突起11は、カムライン43の下端部43cにポイントP5で当接し、かつ往復ガイド溝21にポイントP6で当接している。
ここで、スライド突起11は、スライドカム40からコイルバネ49の付勢力を受けて、矢印Y3の方向へ押圧されている。そして、この矢印Y3に示すスライド移動方向には、往復ガイド溝21の下端21bとスライド突起11との間に隙間空間E2が存在している。
従って、スライド突起11,12を有する表示側固定部材10は、0度の角度を維持した状態で、スライドカム40により押圧され続ける。そして、スライド突起12がポイントP7,P8で固定され、スライド突起11がポイントP5,P6で固定されるため、ガタツクことがなく安定して停止できる。
このようにして、0度から45度までは戻ろうとする力が働き、45度を超えるとコイルバネ49の付勢力とスライドカム40の働きによって90度まで自動回転するセミオート回転が実現される。
90度から0度に戻す場合には、上述の動作と全く逆の動作となる。このため、45度までは90度に戻ろうとする力が働き、45度を超えるとコイルバネ49の付勢力とスライドカム40の働きによって0度まで自動で回転するセミオート回転が実現される。
以上の構成および動作により、途中まで回転させればその後は自動で回転するセミオート回転のヒンジ装置3を提供することができる。この回転は、スライド突起11,12を用いた2軸の回転であるため、長方形の表示側筐体2が0度と90度のいずれの状態であっても、下辺が支持側筐体4における枢着部8近傍に位置し、かつ左右対称の長さとすることができる。
利用者は、携帯電話機能を使用するときは0度で、テレビ放送を視聴することは90度で利用するといったことができ、利用者の満足度を向上させることができる。
そして、スライド突起12は、0度の回転角度では一端部22aにポイントP3,P4で二点支持され、90度の回転角度では他端部22bにポイントP7,P8で二点支持されるため、0度の回転角度と90度の回転角度でスライド突起12がガタツクことなく停止できる。
また、スライド突起11も、往復ガイド溝21に当接するポイントP2とスライドカム40のカムライン43の下端部43cに当接するポイントP1で二点支持されるため、ガタツクことなく停止できる。
そして、隙間空間E1,E2により、スライド突起11は、スライド方向となる矢印Y1,Y3の方向に自由に移動できる環境で、スライド突起12がこれ以上進めないことによって係止される。このため、スライド突起11,12、往復ガイド溝21、片道ガイド溝22、およびスライドカム40といった各構成要素に製造誤差が存在しても、コイルバネ49の付勢力でスライド移動するスライドカム40によって確実にガタツキのない状況で係止することができる。
そのほかにも、コイルバネ49は、その場で伸縮するだけで良いため、コイルバネ49そのものが回転等するための空間を設ける必要がなく、ヒンジ装置3を小型コンパクトに形成することができる。
また、スライド突起11を付勢するスライドカム40は、スライド突起11と当接するカムライン43の長さがスライド突起11のスライド移動する往復ガイド溝21の長さと同程度に形成されているため、回転の最初から最後までスライド突起11に常に当接することができる。
また、スライドカム40のスライド方向は、往復ガイド溝21におけるスライド突起11のスライド方向と交差する方向に構成されているため、全体をコンパクトに形成できる。つまり、往復ガイド溝21におけるスライド突起11を下端21bへ向けて付勢するためには、往復ガイド溝21の上端21aから下端21bへ向けて付勢するカムを往復ガイド溝21の上方に設けることもできるが、この配置だと全体が上下方向に長くなる。この実施形態では、スライドカム40のカムライン43を往復ガイド溝21に対して交差するように傾斜させ、このスライドカム40を往復ガイド溝21へ向けて付勢することで、スライド突起11を下端21bへ向けて付勢する作用をコンパクトに実現している。
また、90度の回転中に片道のスライド移動しかしないスライド突起12ではなく、90度の回転中に往復のスライド移動をするスライド突起11をスライドカム40で付勢する構成としたため、スライド突起12を付勢するよりもカムライン43を短く構成でき、スライドカム40の大きさを小さくすることができる。
なお、隙間空間E1と隙間空間E2は、同じ大きさの空間で構成したが、例えば0度のときと90度のときで回転係止したときのスライド突起11の位置が異なる構成とするなど、異なる大きさの空間としてもよい。この場合でも同一の作用効果を奏することができる。
図12は実施例2の携帯電話機301を正面側から見た分解斜視図であり、図13は携帯電話機301を背面側から見た分解斜視図であり、図14は0度状態のヒンジ装置303を正面側から見た斜視図であり、図15は0度状態のヒンジ装置303を背面側から見た斜視図であり、図16は45度回転状態のヒンジ装置303を正面側から見た斜視図であり、図17は45度回転状態のヒンジ装置303を背面側から見た斜視図である。
携帯電話機301は、表示側筐体302と、支持側筐体304とが、ヒンジ装置303によって回転可能に取り付けられて構成されている。
表示側筐体302は、正面側に液晶表示部306が設けられており、支持側筐体304と重ね合わせられる背面側にヒンジ装置303の表示側固定部材310が固定される。
支持側筐体304は、表示側筐体302と重ね合わせられる正面側に凹部307が形成されており、この凹部307にヒンジ装置303の支持側部材320が嵌め込まれて固定される。また、支持側筐体304の下端には枢着部308が設けられている。この枢着部308は、例えば入力キーが配置された入力側筐体(図示省略)が折りたたみ開閉可能に枢着される部分である。この入力側筐体は、表示側筐体302と同程度の大きさに構成し、枢着部308で折りたたむと入力側筐体と表示側筐体302が重なり合う構成となるが、その詳細については説明を省略する。
ヒンジ装置303は、大きく分けて表示側ユニット303aと支持側ユニット303bとで構成される。表示側ユニット303aは、表示側固定部材310により構成される。支持側ユニット303bは、支持側部材320、スライドカム340、コイルバネ349、およびリベット351により構成されている。
表示側ユニット303aを構成する表示側固定部材310は、全体が長板状に形成されて背面側に2つのスライド突起311,312が設けられている。このスライド突起311,312は、表示側固定部材310の長手方向に一定距離だけ離間して配置されており、いずれも基部側の円筒形胴部より先端側の円筒形傘部が半径大となるキノコ状に形成されている。
支持側ユニット303bを構成する支持側部材320は、正面視略正方形の板状に形成されている。この支持側部材320の上半分の左右略中央に、上下方向に長い直線型の往復ガイド溝321が形成されており、下半分ほぼ全体に上方が凸となる円弧状の片道ガイド溝322が形成されている。この往復ガイド溝321と片道ガイド溝322は、往復ガイド溝321の下端が片道ガイド溝322の中央付近に近接するように、略逆T字(若しくは逆Y字)となるように配置されている。
往復ガイド溝321は、下端から上端まで幅が均等で、挿通されたスライド突起311が安定して上下に一直線にスライド移動できるように構成されている。
片道ガイド溝322は、左端から右端まで幅が均等で、挿通されたスライド突起312が安定して左右に円弧を描いてスライド移動できるように構成されている。
この往復ガイド溝321と片道ガイド溝322にそれぞれ挿通されるスライド突起311,312は、いずれも先端側の円筒形傘部が往復ガイド溝321や片道ガイド溝322の溝幅より大きく、これによって抜け落ちないように抜け止めされている。
支持側部材320における往復ガイド溝321の左右には、リベット351を装着するリベット装着孔327がそれぞれ配設されている。
支持側部材320における上辺の左右両端部には、背面側へ突出してそこからさらに下方へ突出するバネ装着突起325が左右対称に設けられている。このバネ装着突起325には、上下方向に伸縮するコイルバネ349の上端が装着される。
スライドカム340は、全体が略板状の部材であり、左右両端に、上方へ突出するバネ装着突起341が左右対称に設けられている。このバネ装着突起341には、上下に伸縮するコイルバネ349の下端が装着される。
スライドカム340の上辺中央には、V字型の退避凹部344が形成されている。この退避凹部344は、スライドカム340が上下方向にスライド移動しても、往復ガイド溝321から背面側へ突出するスライド突起311とスライドカム340が接触しないようにするためのものである。
退避凹部344の左右両側には、上下に長いガイド溝342,342が互いに平行に形成されている。このガイド溝342には、背面側からキノコ状のリベット351が挿通され、該リベット351の先端が支持側部材320のリベット装着孔327に固定される。これにより、スライドカム340は、片道ガイド溝322のスライド方向と交差する方向である上下方向へ安定してスライド移動できる。
また、スライドカム340の下辺(片道ガイド溝322側)には、カムライン343が形成されている。このカムライン343は、片道ガイド溝322と同程度の長さを有しており、片道ガイド溝322におけるスライド突起312のスライド方向の湾曲度合いよりもゆるやかな湾曲のラインに形成されている。従って、スライドカム340がコイルバネ349によって下方に付勢されて片道ガイド溝322と重なるとき、山形湾曲の頂点となる中央部343gが最初に重なり、それから両端(一端部343f,他端部343h)へ向かって徐々に重なるように配置されている。これにより、スライドカム340のカムライン343は、片道ガイド溝322でスライド移動するスライド突起312を、片道ガイド溝322の中央から側方端へ向かって付勢する。
図18は回転角度が0度で停止している状態の携帯電話機301の背面図であり、図19は回転角度が40度まで回転している回転途中状態の携帯電話機301の背面図であり、図20は回転角度が60度まで回転している回転途中状態の携帯電話機301の背面図であり、図21は回転角度が90度で停止している状態の携帯電話機301の背面図であり、図22は回転角度が0度で停止している状態のスライド突起311,312近辺の拡大図であり、図23は回転角度が90度で停止している状態のスライド突起311,312近辺の拡大図である。
図18に示すように、0度の状態では、スライド突起311は往復ガイド溝321の下端部321bに位置し、スライド突起312は片道ガイド溝322の一端部322aに位置している。
詳述すると、このときスライド突起311は、往復ガイド溝321の先細りしている下端部321bにポイントP11,P12で当接している。これにより、矢印Y11に示すスライド方向にこれ以上移動できないように係止されている。
また、スライドカム340に付勢されているスライド突起312は、図22に示すように、カムライン343の一端部343fにポイントP13で当接し、かつ片道ガイド溝322ポイントP14で当接している。
ここで、スライド移動方向である矢印Y12には、まだ進めるように隙間空間E11が存在している。しかし、スライド突起311が係止されてこれ以上スライドできないため、スライド突起312はスライドカム340の付勢力を受け続けている状態で係止される。これにより、携帯電話機301は、0度の角度で安定して停止している。
図19に示すように、利用者によって支持側筐体304に対して表示側筐体302が回転させられると、スライド突起311は往復ガイド溝321の上端部321aへ向かって移動し、スライド突起312は片道ガイド溝322の他端部322bへ向かって移動する。この移動の間、スライド突起312はカムライン343の一端部343fと中央部343gの間に当接する。このため、移動中は常にスライドカム340によって一端部343f側へ付勢されることになり、0度に戻ろうとする力が働くことになる。
図示する40度の角度まで回転させられると、スライド突起311は往復ガイド溝321の上端部321aに位置し、スライド突起312は片道ガイド溝322の中央付近に位置する。このとき、スライドカム340に付勢されているスライド突起312は、カムライン343の中央部343gより少し一端部343f側に当接している。
図20に示すように、さらに回転されると、スライド突起311は往復ガイド溝321の下端部321bへ向かって戻るように移動し、スライド突起312は片道ガイド溝322の他端部322bへ向かって移動する。この移動の間、スライド突起312はカムライン343に当接する。このため、移動中は常にスライドカム340によって一端部343h側へ付勢されることになり、90度に移行しようとする力が働くことになる。
図示する60度の角度まで回転させられると、スライド突起311は往復ガイド溝321の上端部321aから若干離れた位置に位置し、スライド突起312は片道ガイド溝322の中央より少し他端部322b側に位置する。このとき、スライドカム340に付勢されているスライド突起312は、カムライン343の中央部343gより少し他端部343h側に当接している。
図21に示すように、さらに回転されると、スライド突起311は往復ガイド溝321の下端部321bへ向かって戻るように移動し、スライド突起312は片道ガイド溝322の他端部322bへ向かって移動する。この移動の間、スライド突起312はカムライン343に当接する。このため、移動中は常にスライドカム340によって下端部321b側へ付勢されることになり、90度に移行しようとする力が働くことになる。
図示する90度の角度まで回転すると、スライド突起311は往復ガイド溝321の下端部321bに位置し、スライド突起312は片道ガイド溝322の他端部322bに位置する。
詳述すると、このときスライド突起311は、往復ガイド溝321の先細りしている下端部321bにポイントP11,P12で当接している。これにより、矢印Y11に示すスライド方向にこれ以上移動できないように係止されている。
また、スライドカム340に付勢されているスライド突起312は、図23に示すように、カムライン343の他端部343hにポイントP15で当接し、かつ片道ガイド溝322ポイントP16で当接している。
ここで、スライド移動方向である矢印Y13には、まだ進めるように隙間空間E12が存在している。しかし、スライド突起311が係止されてこれ以上スライドできないため、スライド突起312はスライドカム340の付勢力を受け続けている状態で係止される。これにより、携帯電話機301は、90度の角度で安定して停止している。
このようにして、0度から45度までは戻ろうとする力が働き、45度を超えるとコイルバネ349の付勢力とスライドカム340の働きによって90度まで自動回転するセミオート回転が実現される。
90度から0度に戻す場合には、上述の動作と全く逆の動作となる。このため、45度までは90度に戻ろうとする力が働き、45度を超えるとコイルバネ349の付勢力とスライドカム340の働きによって0度まで自動で回転するセミオート回転が実現される。
以上の構成および動作により、実施例1と同一の効果を得ることができる。また、0度から90度までの回転動作において片道しかスライドしない片道ガイド溝322をスライドするスライド突起312を付勢することとしたため、スライドカム340のカムライン343の形状を変更するだけで、0度から90度までの回転動作の感触を自由に作成することができる。特に、実施例1では、往復ガイド溝21でスライドするスライド突起11を付勢したため、スライド突起11の行きと帰りにて同一の操作感しか作り出せなかったが、実施例2では、片道ガイド溝322でスライドするスライド突起312をカムライン343で付勢するため、カムライン343の形状を自由に設計することで0度から90度まで自由な操作感を作り出すことができる。
図24は回転角度が0度で停止している状態の実施例3の携帯電話機301の背面図であり、図25は回転角度が90度で停止している状態の実施例3の携帯電話機301の背面図であり、図26は実施例3の携帯電話機301の斜視図である。
実施例3のヒンジ装置303は、上述した実施例2と、往復ガイド溝321の形状のみが異なり、他の構成要素は実施例2と同一である。従って、同一の構成要素に同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
往復ガイド溝321は、下端部321bが先細りしておらず、かつ実施例2より下方へ長く形成されている。従って、0度の状態と90度の状態のいずれの状態でも、スライド突起311が往復ガイド溝321の下端部321bでさらに下方へ移動可能なように、往復ガイド溝321の下端部321bに隙間空間が存在している。
支持側筐体304には、表示側筐体302と重なり合う側の面に係止突起304aが設けられている。
表示側筐体302には、0度の状態で前記係止突起304aと係合して回転係止される係止凹部302b、および、90度の状態で前記係止突起304aと係合して回転係止される係止凹部302aが設けられている。
以上の構成により、実施例2と同一の作用効果を奏することができる。つまり、表示側筐体302(表示側ユニット303a)と支持側筐体304(支持側ユニット303b)とは、係止突起304aが係止凹部302aまたは係止凹部302bに係止されることで、0度と90度で回転係止される。そして、往復ガイド溝321および片道ガイド溝322には、0度や90度の状態でスライド突起311,312がさらに移動できるだけの隙間空間が設けられているため、スライドカム340の付勢力がかかり続けることになる。このように、スライド突起311,312が付勢力のかかっている状態で係止されるため、ガタツキが生じず、きっちりと品位良く0度および90度で回転停止することができる。
また、回転角度の係止を表示側筐体302と支持側筐体304で行うため、表示側筐体302と支持側筐体304へのヒンジ装置303の取り付け精度にかかわらず、適切な回転角度で停止させることができる。従って、ヒンジ装置303の取り付け位置がずれることによって不良品が発生するといったことを防止できる。
図27は回転角度が0度で停止している状態の実施例4のヒンジ装置303を正面側から見た斜視図であり、図28は回転角度が90度で停止している状態の実施例4のヒンジ装置303を正面側から見た斜視図であり、図29は回転角度が0度で停止している状態の実施例4の携帯電話機301の背面図であり、図30は回転角度が90度で停止している状態の実施例4の携帯電話機301の背面図である。
実施例4のヒンジ装置303は、上述した実施例3と、表示側固定部材310に係合突起315a,315bを備え、支持側部材320に係合突起315a,315bと係合する係合突起320a,320bを備えたことが異なり、それ以外は実施例3と同一である。従って、同一の構成要素に同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
係合突起315aと係合突起320aは、回転角度が0度の時に当接して回転係止し、係合突起315bと係合突起320bは、回転角度が90度の時に当接して回転係止する構成となっている。
以上の構成により、実施例3と同様の作用効果を奏することができる。また、
なお、スライド突起11,12,311,312や、往復ガイド溝21,321や、片道ガイド溝22,322の形状は、上述した各実施形態の形状に限らず、種々の形状に形成することができる。
また、スライドカム40,340は一直線に直線移動する構成としたが、円弧を描いてスライド移動する構成にしてもよい。この場合、スライド幅方向の一端を軸支し、他端をバネなどの弾性体で付勢する構造にするとよい。この場合でも、上述した各実施例と同一の効果を奏することができる。
また、0度から90度への回転動作やこれと反対の回転動作といった一動作の間に往復運動するスライド突起11,311は、0度の位置と90度回転位置で同じ位置にくるように設計したが、0度の位置と90度回転位置が異なる位置となるように設計してもよい。この場合も、上述した各実施形態と同一の作用効果を得ることができる。
また、カムライン43,343の長さは、往復ガイド溝21また片道ガイド溝322と同程度の長さに形成したが、往復ガイド溝21また片道ガイド溝322より短い一定の幅に形成してもよい。この場合は、スライド突起11,311がスライド移動する全移動範囲のうち一部の移動範囲で付勢することができる。
また、実施例2のヒンジ装置303において、スライド突起311を付勢するように実施例1のスライドカム40、コイルバネ49、ステージ23、およびカムカバー50を設けてもよい。この場合、スライド突起311,312の両方をスライドカム40,340でそれぞれ付勢でき、より強い付勢力を得ることや、より複雑な付勢調整を行うことができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の携帯端末は、実施形態の携帯電話機1,301に対応し、
以下同様に、
回転側筐体は、表示側筐体2,302に対応し、
ヒンジ機構は、ヒンジ装置3,303に対応し、
本体側ユニットは、支持側ユニット3b,303bに対応し、
回転側ユニットは、表示側ユニット3a,303aに対応し、
本体側筐体は、支持側筐体4,304に対応し、
表示手段は、液晶表示部6に対応し、
第1スライド体は、スライド突起11,311に対応し、
第2スライド体は、スライド突起12,312に対応し、
第1スライドガイドは、往復ガイド溝21,321に対応し、
第2スライドガイドは、片道ガイド溝22,322に対応し、
付勢手段は、スライドカム40,340およびコイルバネ49,349に対応し、
係止部は、一端部22a,22b、下端部321bに対応し、
本体側ユニットおよび回転側ユニットの回転を係止する回転係止部は、係合突起315a,315b,320a,320bに対応し、
本体側筐体および回転側筐体の回転を係止する回転係止部は、係止凹部302a,302bおよび係止突起304aに対応し、
予備空間は、隙間空間E1,E2,E11,E12に対応し、
入力手段は、支持側筐体4に折りたたみ開閉可能に取り付けられた入力側筐体に設けられた入力キーに対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
携帯電話機の斜視図。 携帯電話機を正面側から見た分解斜視図。 携帯電話機を背面側から見た分解斜視図。 ヒンジ装置を正面側から見た斜視図。 ヒンジ装置を背面側から見た斜視図。 0度で停止している状態の携帯電話機の背面図。 45度まで回転している回転途中状態の携帯電話機の背面図。 90度で停止している状態の携帯電話機の背面図。 0度で停止している状態のスライド突起近傍の拡大図。 90度で停止している状態のスライド突起近傍の拡大図。 携帯電話機における液晶表示部の回転の説明図。 実施例2の携帯電話機を正面側から見た分解斜視図。 実施例2の携帯電話機を背面側から見た分解斜視図。 実施例2の0度状態のヒンジ装置を正面側から見た斜視図。 実施例2の0度状態のヒンジ装置を背面側から見た斜視図。 実施例2の45度回転状態のヒンジ装置を正面側から見た斜視図。 実施例2の45度回転状態のヒンジ装置を背面側から見た斜視図。 実施例2の0度状態の携帯電話機の背面図。 実施例2の40度状態の携帯電話機の背面図。 実施例2の60度状態の携帯電話機の背面図。 実施例2の90度状態の携帯電話機の背面図。 実施例2の0度で停止している状態のスライド突起近傍の拡大図。 実施例2の90度で停止している状態のスライド突起近傍の拡大図。 実施例3の0度状態の携帯電話機の背面図。 実施例3の90度状態の携帯電話機の背面図。 実施例3の携帯電話機の斜視図。 実施例4の0度状態のヒンジ装置を正面側から見た斜視図。 実施例4の90度状態のヒンジ装置を正面側から見た斜視図。 実施例4の0度状態の携帯電話機の背面図。 実施例4の90度状態の携帯電話機の背面図。
符号の説明
1,301…携帯電話機、2,302…表示側筐体、3,303…ヒンジ装置、3b,303b…支持側ユニット、3a,303a…表示側ユニット、4,304…支持側筐体、6…液晶表示部、11,311…スライド突起、12,312…スライド突起、21,321…往復ガイド溝、22,322…片道ガイド溝、40,340…スライドカム、49,349…コイルバネ、22a,22b…一端部、321b…下端部、315a,315b,320a,320b…係合突起、302a,302b…係止凹部、304a…係止突起、E1,E2,E11,E12…隙間空間

Claims (6)

  1. 携帯端末を構成する本体側筐体と回転側筐体との互いの重ね合わせ対向面にそれぞれ固定される本体側ユニットと回転側ユニットとで構成され、前記本体側筐体と前記回転側筐体を重ね合わせた状態のまま相対回転可能に接続するヒンジ機構であって、
    前記本体側ユニットおよび回転側ユニットのいずれか一方のユニットに、
    前記回転の際にスライド移動する第1スライド体と第2スライド体とを固定して備え、
    他方のユニットに、
    前記第1スライド体と第2スライド体とを前記回転の回転面上でそれぞれ異なる方向で且つ一端部から他端部までの間でスライド許容する第1スライドガイドおよび第2スライドガイドと、
    前記第1スライド体と第2スライド体のうち少なくとも一方のスライド体を付勢する付勢手段とを備え、
    前記本体側ユニットと前記回転側ユニットとが最大限相対回転移動した位置において、
    前記第1スライドガイドと第2スライドガイドのうち一方のスライドガイドに、対応してスライド許容するスライド体を該スライドガイドの一端部又は他端部に当接係止する係止部を備え、
    前記第1スライドガイドと第2スライドガイドのうち前記付勢手段により付勢されている前記スライド体をスライド許容すスライドガイドを、スライド体が前記付勢手段によって付勢されることにより該位置からさらに同じ方向へ移動可能な予備空間を有する構成にした
    ヒンジ機構。
  2. 前記係止部を、前記他方のスライド体を2点支持で係止する形状に形成した
    請求項記載のヒンジ機構。
  3. 携帯端末を構成する本体側筐体と回転側筐体との互いの重ね合わせ対向面にそれぞれ固定される本体側ユニットと回転側ユニットとで構成され、前記本体側筐体と前記回転側筐体を重ね合わせた状態のまま相対回転可能に接続するヒンジ機構であって、
    前記本体側ユニットおよび回転側ユニットのいずれか一方のユニットに、
    前記回転の際にスライド移動する第1スライド体と第2スライド体とを固定して備え、
    他方のユニットに、
    前記第1スライド体と第2スライド体とを前記回転の回転面上でそれぞれ異なる方向で且つ一端部から他端部までの間でスライド許容する第1スライドガイドおよび第2スライドガイドと、
    前記第1スライド体と第2スライド体のうち少なくとも一方のスライド体を付勢する付勢手段とを備え、
    前記本体側ユニットと前記回転側ユニットとが最大限相対回転移動した位置において、
    前記本体側ユニットと前記回転側ユニットのそれぞれに、互いに当接して前記本体側ユニットおよび前記回転側ユニットの回転を係止する回転係止部を備え、
    前記第1スライドガイドと第2スライドガイドのうち前記付勢手段により付勢されている前記スライド体をスライド許容すスライドガイドを、スライド体が前記付勢手段によって付勢されることにより該位置からさらに同じ方向へ移動可能な予備空間を有する構成にした
    ヒンジ機構。
  4. 前記本体側ユニットと前記回転側ユニットとが最大限相対回転移動した位置において、
    前記第1スライドガイドと第2スライドガイドのうち何れのスライドガイド
    対応してスライド許容するスライド体の該位置からスライド体がさらに同じ方向へ移動可能な予備空間を有する構成にした
    請求項記載のヒンジ機構。
  5. 請求項1からのいずれか1つに記載のヒンジ機構を備え、
    前記本体側筐体と前記回転側筐体の一方に画像を表示する表示手段を備え、
    他方に入力操作を許容する入力手段を備えた
    携帯端末。
  6. 携帯端末を構成する本体側筐体と回転側筐体との互いの重ね合わせ対向面にそれぞれ固定される本体側ユニットと回転側ユニットとで構成され、前記本体側筐体と前記回転側筐体を重ね合わせた状態のまま相対回転可能に接続するヒンジ機構であって、
    前記本体側ユニットおよび回転側ユニットのいずれか一方のユニットに、
    前記回転の際にスライド移動する第1スライド体と第2スライド体とを固定して備え、
    他方のユニットに、
    前記第1スライド体と第2スライド体とを前記回転の回転面上でそれぞれ異なる方向で且つ一端部から他端部までの間でスライド許容する第1スライドガイドおよび第2スライドガイドと、
    前記第1スライド体と第2スライド体のうち少なくとも一方のスライド体を付勢する付勢手段とを備え、
    前記本体側ユニットと前記回転側ユニットとが最大限相対回転移動した位置において、
    前記本体側筐体と前記回転側筐体のそれぞれに、互いに当接して前記本体側筐体および前記回転側筐体の回転を係止する回転係止部を備え、
    前記第1スライドガイドと第2スライドガイドのうち前記付勢手段により付勢されている前記スライド体をスライド許容するスライドガイドを、該スライド体が前記付勢手段によって付勢されることにより該位置からさらに同じ方向へ移動可能な予備空間を有する構成にしたヒンジ機構と
    前記本体側筐体と前記回転側筐体の一方に画像を表示する表示手段と、
    他方に入力操作を許容する入力手段を備える
    携帯端末。
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