JP4103398B2 - 光学式情報読取装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、手持ち操作可能なケース内に、情報コードを光学的に読取る読取機構を組込んでなる光学式情報読取装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
例えばバーコードハンディターミナルと称されるハンディタイプのバーコードリーダは、図5(a)に概略的に示すように、薄形の縦長(図では横長)なほぼ矩形箱状をなすケース1内の先端部側(図で左側)に、バーコードを光学的に読取るための読取ユニット2を備えて構成されている。詳しく図示はしないが、前記読取ユニット2は、照明光源、CCDセンサ、反射鏡、結像レンズ等を備えて構成され、ケース1の先端面の先端読取口1aから読取対象(バーコード)に対して照明光を照射し、その反射光を前記先端読取口1aから入射して撮像するようになっている。
【0003】
ところで、この種のバーコードリーダにおいては、上記のようなケース1の先端面の読取口1aからバーコードを真直ぐに読取るいわゆるストレートタイプのもの以外にも、ケースの先端下面側に設けられた読取口から斜め下向きに読取るいわゆるアングルタイプのものとがあり、ユーザは、いずれか所望するものを選択して購入するようになっている。このとき、上記したケース1を、ストレートタイプ及びアングルタイプに関して各々別途に製造するものでは、コストアップにつながるため、近年では、それら両タイプに関してのケース1の共用化を図ることが考えられている。
【0004】
そこで、アングルタイプの場合には、図5(b)に示すように、ケース1の先端部に、キャップ状の読取口部材3を取付ける構成とすることが考えられている。この読取口部材3は、内部に反射鏡4を備えていると共に、下面部に下面読取口3aが形成されており、これにより、読取ユニット2の光軸方向を変更して斜め下向きの読取りを可能としている。
【0005】
しかしながら、図5(b)のように、ケース1に別体の読取口部材3を取付けるものでは、部品点数が増えて構造が複雑となり、これと共に、読取口部材3がケース1から突出状態となるため、ケース1の大形化を招き、取扱性が悪化し(例えば服のポケットに入らなくなる)、また、読取口部材3が容易に外れないように取付けるための構造が必要となる等の不具合があった。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、いわゆるストレートタイプとアングルタイプとにおけるケースの共用化を、全体の大形化を招くことなく、簡単な構成で実現することができる光学式情報読取装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の光学式情報読取装置は、読取機構を組込んだケースの先端面に第1の読取窓を備えると共に、それとは異なる面に第2の読取窓を設けることを可能とし、さらに、第1の読取窓を閉塞するように取付可能な閉塞部材に反射体を設けることにより、第1の読取窓への閉塞部材の取付状態で、第1の読取窓を通して情報コードを読取るように配設されている読取機構の読取光軸を反射体が折曲げ、第2の読取窓を通して情報コードを読取可能とし、前記ケースの第1の読取窓の内周部に、前記閉塞部材が嵌合取付け可能な嵌合部を、該第1の読取窓の上下にあって前後方向にずれた位置に形成した構成に特徴を有する(請求項1の発明)。
【0008】
これによれば、いわゆるストレートタイプとしてケースを使用する場合には、閉塞部材(反射体)が取付けられていない状態で、第1の読取窓を通して情報コードを読取ることができる。そして、いわゆるアングルタイプとしてケースを使用する場合には、第1の読取窓に、反射体を有した閉塞部材を取付けることにより、読取光軸が反射体により折曲げられるので、第1の読取窓が不使用とされて、第2の読取窓を通して情報コードを読取ることができる。
【0009】
このとき、ケース自体に第2の読取窓が設けられると共に、反射体による読取光軸の折曲げはケース内で行われるので、ケースの外面部に読取口部材を取付ける場合と異なり、同一の外形形状で2つのタイプのものを作り分けることができる。また、第1の読取窓に反射体を有した閉塞部材を取付けるだけで、アングルタイプへの変更を行うことができる。従って、ストレートタイプとアングルタイプとにおけるケースの共用化を、全体の大形化を招くことなく、簡単な構成で実現することができるものである。さらに、嵌合部が第1の読取窓の上下で前後方向にずれて位置していることにより、閉塞部材を、その上下の向きを誤ることなく取付けることができる。
【0010】
ここで、この種の光学式情報読取装置にあっては、一般に、読取窓には防塵プレートが取付けられるようになっている。そこで、上記嵌合部に、防塵プレートを嵌合取付け可能に構成すれば(請求項2の発明)、防塵プレートを取付けるための別途の構造を設ける必要がなくなるので、より簡単な構成で済ませることができる。
【0011】
また、閉塞部材を、読取光に対して透光性を有する材料から構成すれば、反射体を有しない状態で第1の読取窓に取付けられることにより、防塵プレートとして機能させることが可能となる(請求項3の発明)。これによれば、ストレートタイプの場合に、反射体を有しない閉塞部材が防塵プレートとして機能するので、別途の防塵プレートが不要となり、構成の簡単化、部品種類の削減を図ることができる。
【0012】
さらには、閉塞部材に反射体を設けるための構成としては、別体とされた反射体を閉塞部材の所定部位に取付固定する構成としても良く(請求項4の発明)、これにより、所期の目的を達成できるのであるが、閉塞部材に設けられた反射体形成面に金属被膜を形成することにより、反射体を一体に設けるように構成しても良く(請求項5の発明)、これによれば、閉塞部材に反射体が一体化されるので、部品数をより少なくすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をハンディタイプのバーコードリーダに適用した第1の実施例(請求項1,2,4に対応)について、図1及び図2を参照しながら説明する。尚、本実施例における光学式情報読取装置としてのバーコードリーダは、バーコードハンディターミナルと称されるもので、情報コードとしてのバーコードの読取りだけでなく、読取ったバーコードデータの処理(デコード処理等)や記憶、管理コンピュータ等の外部とのデータ通信の機能等をも備えるものである。
【0014】
図1は、ストレートタイプのバーコードリーダ11の構成を、図2は、アングルタイプのバーコードリーダ12の構成を、それぞれ先端側(図で左側)ほぼ半部について概略的に示している。これらバーコードリーダ11及び12は、共に、例えばプラスチック製のケース13内に、情報コードこの場合バーコードを光学的に読取るための読取機構としての光学的読取ユニット14を組込んで構成される。
【0015】
詳しく図示はしないが、前記光学的読取ユニット14は、バーコードを読取るためのCCDセンサ、図で左方から入射される入射光(バーコードからの反射光)を結像させる結像レンズ、この結像レンズを通った入射光を折曲げて前記CCDセンサに導く反射鏡、複数個の照明用LED及び照明用レンズからなり照明光を図で左方に出射する照明装置等を備えて構成されている。
【0016】
また、前記ケース13は、上下に分割された分割ケース即ち上ケース13aと下ケース13bとを突合わせ接合して構成され、全体として、ユーザが片手で持って操作できる程度の大きさの、角部に丸みを帯びた縦長な(図で左右方向にストレート状に延びる)薄形のほぼ矩形箱状をなしている。このとき、詳しくは後述するように、このケース13は、ストレートタイプ及びアングルタイプののバーコードリーダ11及び12に共用されるようになっている。
【0017】
さらに、詳しい図示及び説明は省略するが、このケース13の上面には、先端側に位置して表示部を構成する例えばLCDモジュール15が設けられていると共に、基端側に位置してテンキーやファンクションキー等の複数個の操作キーを有したキー操作部(図示せず)が設けられている。ケース13の左右両側面部には、図示しないトリガスイッチが設けられている。また、ケース13内には、全体の制御を行う制御回路や、撮像データのデコード処理を行うデコード回路、外部との通信を制御する通信制御回路等を備えたメイン基板16が設けられている。ケース13内には、電源となる二次電池(図示せず)等も配設されている。
【0018】
さて、上述のように、ケース13は、その先端面に設けられた第1の読取窓17からバーコードを真直ぐに読取るストレートタイプのバーコードリーダ11(図1参照)と、その先端側下面に設けられる第2の読取窓18からバーコードを斜め下向きに読取るアングルタイプのバーコードリーダ12(図2参照)とに共用されるようになっている。以下、そのための構成について述べる。
【0019】
即ち、まず、ケース13の先端面(図で左端面)には、前記上ケース13aと下ケース13bとの間に跨がるように、横長な第1の読取窓17が形成されており、その第1の読取窓17の内周部には、防塵プレート取付用の嵌合部たる嵌合溝部17aが形成されている。尚、この嵌合溝部17aは、第1の読取窓17の上下(上ケース13a及び下ケース13b)にあって、前後方向(図で左右方向)にずれた位置に形成されている。
【0020】
ケース13をストレートタイプに使用するにあたっては、図1に示すように、第1の読取窓17には、嵌合溝部17aに嵌込まれるようにして、透光性を有する防塵プレート19が取付けられるようになっている。これにて、図1に示すストレートタイプのバーコードリーダ11にあっては、光学的読取ユニット14の照明装置から図で左方に向けて出射された照明光が、第1の読取窓17からその前方に配置された図示しない読取対象(バーコード)に真直ぐ方向に照射され、その反射光が、第1の読取窓17から図で右方に向けて入射して、光学的読取ユニット14のCCDセンサにより受光されるようになっている。このときの読取方向(光軸方向)は、図に矢印Aで示すように真直ぐ方向となっている。
【0021】
一方、ケース13(下ケース13b)の前記第1の読取窓17とは異なる面である下面の先端側には、図2に示すように、横長な第2の読取窓18が形成されるようになっており、アングルタイプのバーコードリーダ12にあっては、その第2の読取窓18にやはり透光性を有する防塵プレート20が取付けられるようになっている。この場合、第2の読取窓18を構成する開口部は、ケース13(下ケース13b)の成形時には未だ開口されておらず、図示はしないが、ケース13には第2の読取窓18の縁部に沿うように切込溝が形成されている。
【0022】
つまり、下ケース13bの成形時には、第2の読取窓18を構成する開口部を塞ぐ閉塞プレートが切離し容易に一体成形された如き状態とされており、ケース13をストレートタイプのものに用いる場合には、その開口部は閉塞プレートにより閉塞されたままとなり、ケース13をアングルタイプのものに用いる場合にのみ、その閉塞プレートを切抜くように取外し、その部分に防塵プレート20を取付けて第2の読取窓18を構成するようになっているのである。
【0023】
ここで、下ケース13bを成型する金型の、第2の読取窓部は入れ子にて形成されている。金型の入れ子部分を交換することにより、1つの金型で、ストレートタイプ用の読取窓を持たない下ケース13bと、アングルタイプ用の読取窓を持った下ケース13bを作り分けられるようになっている。
【0024】
そして、ケース13をアングルタイプのものに用いる場合には、前記第1の読取窓17を閉塞するように、閉塞部材21が取付けられるようになっている。この閉塞部材21は、例えば前記ケース13と同等(同色)のプラスチックから、第1の読取窓17を密に(ケース13の先端面でほぼ面一となるように)塞ぐほぼ矩形ブロック状に構成されると共に、その基端側(図で右側)がケース13の内側に延び、その端面が斜面とされた反射体取付面21aとされている。また、この閉塞部材21には、前記嵌合溝部17aに嵌合する嵌合凸部21bが一体に形成されている。
【0025】
さらに、この閉塞部材21の反射体取付面21aには、光学的読取ユニット14の読取光軸(出射(照明)光及び入射光)を斜め方向に折曲げるための反射体たる反射鏡22が例えば接着により取付固定されている。この閉塞部材21は、例えば上ケース13aと下ケース13bとの突合わせ時に、前記嵌合凸部21bを嵌合溝部17aに嵌合させるようにして、ケース13(第1の読取窓17部分)に取付けられるようになっている。尚、このとき、前記嵌合溝部17aが上下で前後方向にずれて位置していることにより、閉塞部材21の上下の向きを誤ることなく取付けることができる。
【0026】
これにて、図2に示すアングルタイプのバーコードリーダ12にあっては、光学的読取ユニット14の照明装置から図で左方に向けて出射された照明光が、反射鏡22により斜め下向きに折曲げられて第2の読取窓18からその下方に配置された読取対象(バーコード)に照射され、その反射光が、第2の読取窓18から入射し、反射鏡22により折曲げられた上で、光学的読取ユニット14のCCDセンサにより受光されるようになっている。このときの読取光軸の方向は、図に矢印Bで示すように、ケース13の下面に対し角度θだけ斜め下向きとなっている。
【0027】
次に、上記構成の作用について述べる。ストレートタイプのバーコードリーダ11を構成する場合、図1に示すように、上記したケース13の先端面の第1の読取窓17に防塵プレート19を取付けるようにすれば良い。また、このときには、第2の読取窓18を構成するための開口は塞がれた状態のままとされる。そして、このバーコードリーダ11で図示しない読取対象に記されたバーコードを読取るにあたっては、ユーザがケース13を手で持って第1の読取窓17を読取対象に真直ぐに向け、言換えれば矢印A方向にバーコードが配置された状態で、トリガスイッチをオン操作すれば、第1の読取窓17を通してバーコードを読取ることができる。
【0028】
これに対し、アングルタイプのバーコードリーダ12を構成する場合、図2に示すように、ケース13の下面の第2の読取窓18を開口させた上で防塵プレート20を取付ける。これと共に、ケース13の先端面の第1の読取窓17部分に閉塞部材21を取付けるようにすれば、第1の読取窓17が閉塞されると同時に、ケース13内の所定位置に反射鏡22が配設されるようになる。
【0029】
このバーコードリーダ12でバーコードを読取るにあたっては、ユーザがケース13を手で持って第2の読取窓18を読取対象の斜め上方に位置させ、言換えれば矢印B方向にバーコードが配置された状態で、トリガスイッチをオン操作すれば、第2の読取窓18を通してバーコードを読み取ることができる。尚、この場合、第1の読取窓17は閉塞部材21により閉塞されているので、ユーザがストレートタイプと間違って使用することを防止できる。
【0030】
このように本実施例によれば、ケース13の下面に第2の読取窓18を形成すると共に、第1の読取窓17部分に、反射鏡22を有した閉塞部材21を取付けるだけの簡単な構成で、ストレートタイプとして使用されるケース13をアングルタイプとして使用することが可能となる。このとき、反射鏡22による読取光軸の折曲げはケース13内で行われるので、従来のような、ケース1の先端外面部に読取口部材3を取付ける場合と異なり、ケース13の同一の外形形状を保ったままストレートタイプとアングルタイプとの2つのタイプのバーコードリーダ11,12を作り分けることができる。
【0031】
従って、ストレートタイプのバーコードリーダ11とアングルタイプのバーコードリーダ12とにおけるケース13の共用化を、全体の大形化を招くことなく、簡単な構成で安価に実現することができるという優れた効果を得ることができる。また、特に本実施例では、閉塞部材21を、第1の読取窓17に設けられる防塵プレート19取付用の嵌合溝部17aを利用して取付け可能に構成したので、閉塞部材21を取付けるための別途の構造を設ける必要がなくなり、より簡単な構成で済ませることができる。
【0032】
図3は、本発明の第2の実施例(請求項3に対応)を示している。この図3は、本実施例におけるストレートタイプのバーコードリーダ31の先端側の構成を示しており、上記第1の実施例と異なる点は、閉塞部材32の構成にある。従って、ケース13や光学的読取ユニット14等については、上記第1の実施例と共通するので、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
【0033】
本実施例においては、前記閉塞部材32は、読取光に対して透光性を有する透明プラスチック材料から、上記第1の実施例の閉塞部材21と同等の形状に形成されている。従って、閉塞部材32の基端側の端面は、反射体たる反射鏡22(図示せず)が取付可能な反射体取付面32aとされ、また、この閉塞部材32の上下両面には、第1の読取窓17の嵌合溝部17aに嵌合する嵌合凸部32bが一体に形成されている。
【0034】
そして、この閉塞部材32は、ケース13をストレートタイプに使用するにあたって、第1の読取窓17を塞ぐように取付けられる防塵プレートを兼用するようになっている。即ち、ストレートタイプのバーコードリーダ31を構成する場合、図示のように、ケース13の先端面の第1の読取窓17に、反射鏡22を有しない状態の閉塞部材32が取付けられる。また、このときには、第2の読取窓18を構成するための開口は塞がれた状態のままとされる。
【0035】
これにて、光学的読取ユニット14の照明装置から図で左方に向けて出射された照明光が、閉塞部材32を透過して第1の読取窓17からその前方に配置された図示しない読取対象(バーコード)に真直ぐ方向に照射され、その反射光が、第1の読取窓17から閉塞部材32を透過して図で右方に向けて入射して、光学的読取ユニット14のCCDセンサにより受光されるようになっている。
【0036】
これに対し、図示はしないが、アングルタイプのバーコードリーダを構成する場合には、ケース13の下面の第2の読取窓18を開口させた上で、防塵プレート20を取付ける。これと共に、ケース13の先端面の第1の読取窓17部分に、反射鏡22を取付けた閉塞部材32を取付けるようにすれば、第1の読取窓17が閉塞されると同時に、ケース13内の所定位置に反射鏡22が配設されるようになり、上記第1の実施例のバーコードリーダ12と同様に、バーコードを第2の読取口18から斜め下向きに読取ることができる。
【0037】
従って、この第2の実施例にあっても、ストレートタイプのバーコードリーダ31とアングルタイプのバーコードリーダとにおけるケース13の共用化を、全体の大形化を招くことなく、簡単な構成で安価に実現することができる。そして、本実施例では、ストレートタイプの場合に、反射鏡22を有しない閉塞部材32が防塵プレートとして機能するので、第1の読取窓17を塞ぐための別途(別形状)の防塵プレート19が不要となり、構成の簡単化、部品種類(部品数)の削減を図ることができる。
【0038】
図4は、本発明の第3の実施例(請求項5に対応)を示すものである。この図4は、本実施例におけるアングルタイプのバーコードリーダ41の先端側の構成を示しており、上記第1の実施例と異なるところは、閉塞部材42の基端側の反射体形成面42aに、金属薄膜を形成することにより、反射体43を構成するようにした点にある。
【0039】
即ち、閉塞部材42は、上記第1の実施例の閉塞部材21とほぼ同等の形状に形成されており、その基端側の端面は、反射体の傾斜角度と同等の角度を有した斜面である反射体形成面42aとされている。また、第1の読取窓17の嵌合溝部17aに嵌合する嵌合凸部42bが一体に形成されている。そして、前記反射体形成面42aに対する、金属例えばアルミニウム材料を用いた真空蒸着により、反射体43が得られるようになっているのである。
【0040】
このような第3の実施例にあっても、上記第1の実施例等と同様に、ストレートタイプのバーコードリーダとアングルタイプのバーコードリーダ41とにおけるケース13の共用化を、全体の大形化を招くことなく、簡単な構成で安価に実現することができる。そして、本実施例によれば、閉塞部材42に反射体43が一体化されるので、部品数をより少なくすることができるものである。
【0041】
尚、上記第3の実施例における閉塞部材42を、第2の実施例の如く透光性ある材料から構成しても良く、第2,第3の実施例を合わせた効果を得ることができる。その他、読取機構(光学的読取ユニット14)等の構成としても様々な変形が可能であり、また本発明はバーコードリーダに限らず、二次元コードリーダやOCR読取装置等の光学式情報読取装置全般に適用することができ、更に、読取り方式についてもCCD(Charge Coupled Device)結像方式やレーザ走査方式等であっても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、ストレートタイプのバーコードリーダの先端側の構成を示す縦断側面図
【図2】アングルタイプのバーコードリーダの先端側の構成を示す縦断側面図
【図3】本発明の第2の実施例を示す図1相当図
【図4】本発明の第3の実施例を示す図2相当図
【図5】従来例を示すもので、ストレートタイプのバーコードリーダ(a)及びアングルタイプのバーコードリーダ(b)の先端側の構成を示す縦断側面図
【符号の説明】
図面中、11,12,31,41はバーコードリーダ(光学式情報読取装置)、13はケース、14は光学的読取ユニット(読取機構)、17は第1の読取窓、17aは嵌合溝部(嵌合部)、18は第2の読取窓、19は防塵プレート、21,32,42は閉塞部材、22は反射鏡(反射体)、42aは反射体形成面、43は反射体を示す。
Claims (5)
- 手持ち操作可能なケース内に、情報コードを光学的に読取る読取機構を組込んでなる光学式情報読取装置であって、
前記ケースの先端面に設けられた第1の読取窓と、
前記ケースの前記第1の読取窓とは異なる面に設けられる第2の読取窓と、
前記第1の読取窓を閉塞するように取付可能であり、ケース内側に反射体が設けられる閉塞部材とを備え、
前記反射体は、前記閉塞部材の取付状態で、前記第1の読取窓を通して情報コードを読取るように配設されている前記読取機構の読取光軸を折曲げ、前記第2の読取窓を通して情報コードを読取可能とするように構成されており、
前記ケースの前記第1の読取窓の内周部には、前記閉塞部材が嵌合取付け可能な嵌合部が、該第1の読取窓の上下にあって前後方向にずれた位置に形成されていることを特徴とする光学式情報読取装置。 - 前記嵌合部には、防塵プレートが嵌合取付け可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載の光学式情報読取装置。
- 前記閉塞部材は、読取光に対して透光性を有する材料から構成され、前記反射体を有しない状態で前記第1の読取窓に取付けられることにより、防塵プレートを兼用することを特徴とする請求項1又は2記載の光学式情報読取装置。
- 前記反射体は、前記閉塞部材と別体に構成され、該閉塞部材の所定部位に取付固定されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の光学式情報読取装置。
- 前記反射体は、前記閉塞部材に設けられた反射体形成面に金属被膜を形成することにより得られることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の光学式情報読取装置。
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