JP4100663B2 - 絶対厚み測定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被検体である平行平面板の絶対厚みを高精度で測定するように構成された絶対厚み測定装置に関し、詳しくは、平行平面板の両側に各々干渉計を対じさせ、各干渉計により、その干渉計に対応する平行平面板の面についての干渉縞情報を得るように構成された絶対厚み測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、光学部材等の被検体の表面形状を測定する手段として、光源からの可干渉光を2分割し、一方の光線束を被検面に入射させてその反射光を物体光とするとともに他方の光線束を基準面に入射させてその反射光を参照光とし、これら物体光および参照光の光干渉により生じる干渉縞に基づく被検体の表面形状を測定する干渉計装置が知られている。また、このような干渉計を用いた平行平面板の両面形状および厚みムラ測定装置も知られている。
【0003】
この両面形状および厚みムラ測定装置は、被検体となる不透明の平行平面板を被検体保持部材で保持するとともに、その両側に1対の干渉計を対向配置した状態で、該平行平面板の両面を被検面として干渉縞測定を行うことにより、平行平面板の両面の表面形状の測定を行うとともに両干渉計の干渉縞測定結果を用いて平行平面板の厚みムラを解析的に測定するように構成されている。
【0004】
この種の両面形状および厚みムラ測定装置においては、両干渉計の基準面相互の平行度が十分確保されているとの前提で干渉縞測定が行われているが、平行度が十分に得られないまま干渉縞測定が行われた場合には、平行平面板の両面の表面形状およびその厚みムラの測定結果が不正確なものとなってしまうという問題がある。
【0005】
そこで、本願発明者は、両干渉計の基準面相互の平行度が十分に得られないまま干渉縞測定が行われた場合においても、平行平面板の両面の表面形状およびその厚みムラを正確に測定することができる両面形状および厚みムラ測定装置を開示している(特開2000−275022号公報)。この装置は、被検体となる不透明の平行平面板(例えば、セラミック板、金属板、ブロックゲージ等)の両側に1対の干渉計を対向配置し、各干渉計により平行平面板の対向する面を被検面として干渉縞測定を行うとともに、これと前後して基準面相互間の干渉縞測定を行うようにしたものである。
【0006】
これにより、平行平面板の両面の表面形状の測定およびその厚みムラの測定を行う際、基準面相互間の干渉縞測定結果を用いて両干渉計の基準面相互の平行度のずれを補正することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した測定装置においては、両干渉計の基準面相互の平行度が十分に得られないまま干渉縞測定が行われた場合においても、平行平面板の両面の表面形状およびその厚みムラを正確に測定することができるものの、この平行平面板の絶対厚みを測定することは困難である。
【0008】
近年、光学や材料技術等の各種分野においては不透明な平行平面板の絶対厚みを非接触で高精度に測定することへの要求は強く、その簡易な測定装置が望まれていた。
【0009】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、不透明な平行平面板の絶対厚みを非接触かつ高精度に測定し得る簡易な絶対厚み測定装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の絶対厚み測定装置は、光源からの出射光束を2分割し、一方の光束を被検面に入射させてその反射光を物体光とするとともに他方の光束を基準面に入射させてその反射光を参照光とし、これら物体光および参照光の光干渉により生じる干渉縞に基づいて前記被検面を測定するように構成された1対の第1および第2の干渉計と、被検体となる不透明の平行平面板を保持する被検体保持部材とを備え、
前記平行平面板の両面の一面側に前記第1の干渉計を、他面側に前記第2の干渉計を各々の出射光束が対向するように配置した状態で該平行平面板の両面を被検面として干渉測定を行うように構成された測定装置において、
前記光源を波長可変光源とするとともに、前記第1および第2の干渉計の各々について該光源から出射された光の波長を変化させつつ、所定の波長ずつ変化させる毎に干渉縞画像を得、これら得られた複数枚の干渉縞画像に基づき、下記演算式(1)〜(3)を用いて前記被検面と前記基準面間の距離を測定するようになし、
前記第1の干渉計により測定された、該第1の干渉計の基準面である第1基準面とこれに対向する前記平行平面板の面までの距離Dと、前記第2の干渉計により測定された、該第2の干渉計の基準面である第2基準面とこれに対向する前記平行平面板の面までの距離Dとを、前記第1または第2の干渉計により測定された、前記第1基準面から前記第2基準面までの距離Dから減算処理して前記平行平面板の絶対厚みdを算出するように構成されてなることを特徴とするものである。
【数2】
Figure 0004100663
【0011】
また、前記波長可変光源を波長可変レーザ光源とし、前記第1および第2の干渉計をフィゾー型干渉計とすることが可能である。
【0012】
また、本発明の第2の絶対厚み測定装置は、光源からの出射光束を2分割し、一方の光束を被検面に入射させてその反射光を物体光とするとともに他方の光束を基準面に入射させてその反射光を参照光とし、これら物体光および参照光の光干渉により生じる干渉縞に基づいて前記被検面を測定するように構成された1対の第1および第2の干渉計と、被検体となる不透明の平行平面板を保持する被検体保持部材とを備え、
前記平行平面板の両面の一面側に第1の等光路長型干渉計を、他面側に第2の等光路長型干渉計を各々の出射光束が対向するように配置した状態で該平行平面板の両面を被検面として干渉測定を行うように構成された測定装置において、
前記光源を低可干渉光出力光源とするとともに、前記平行平面板の両面に各々離間対向して、基準位置決定面を有する透明な基準位置決定板を各々設け、
前記第1および第2の等光路長型干渉計の前記第1および第2基準面を各々光軸方向に移動可能とするとともに、前記第1および第2基準面各々の現在位置を読取可能な検出手段を設け、
前記第1の等光路長型干渉計の前記第1基準面を移動することにより、前記平行平面板の該第1の等光路長型干渉計側に配設された第1基準位置決定面、前記平行平面板の前記第2の等光路長型干渉計側に配設された第2基準位置決定面、および前記平行平面板の前記第1の等光路長型干渉計側の面の各々について、干渉縞が得られた際の、前記第1の等光路長型干渉計の前記第1基準面の各現在位置情報に基づき、前記第1基準位置決定面から前記平行平面板の前記第1の等光路長型干渉計側の面までの距離Dと、前記第1基準位置決定面から前記第2基準位置決定面までの距離Dを得、
前記第2の等光路長型干渉計の前記第2基準面を移動することにより、前記第2基準位置決定面、および前記平行平面板の前記第2の等光路長型干渉計側の面の各々について、干渉縞が得られた際の前記第2の等光路長型干渉計の前記第2基準面の各現在位置情報に基づき、前記第2基準位置決定面から前記平行平面板の前記第2の等光路長型干渉計側の面までの距離Dを得、
前記距離Dと前記距離Dとを、前記距離Dから減算処理して前記平行平面板の絶対厚みを算出するように構成されてなることを特徴とするものである。
【0013】
また、前記被検体保持部材が、前記平行平面板を1対の前記干渉計の光束に対して挿脱自在とし得るように構成することが好ましい。
【0014】
あるいは、前記被検体保持部材が、1対の前記干渉計の一方から出射された光束の一部を1対の前記干渉計の他方の前記基準面まで到達せしめる開口部を備えることが好ましい。
【0015】
これらの場合において、1対の前記干渉計のうち前記干渉縞を観察する際に前記測定には関与しない干渉計から出射される光束が、前記測定に関与する干渉計に入射することを防止する遮光部材を設けることが好ましい。
【0016】
なお、上述した「等光路長型干渉計」とは、物体光の光路長と参照光の光路長が略等しくなるように構成された干渉計のことをいうものとする。
また、上記「低可干渉光」とは、上述した如く、この低可干渉光によって形成された干渉縞が現れた際の、第1および第2基準面位置の読取精度に大きな影響を与えない程度の小さい可干渉距離(例えば数μm以下)を有する光をいうものとし、白色光が代表的な例であるが、必ずしも可視光域全域に亘って強度を有する必要はない。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本発明の実施の形態について説明する。
【0018】
<第1の実施形態>
まず、本発明に係る第1の実施形態について説明する。
図2は、波長可変レーザ光源を用いた第1の実施形態に係る絶対厚み測定装置10を示す全体構成図である。
【0019】
図示のように、この絶対厚み測定装置10は、1対の干渉計12A、12Bと、被検体となる不透明の平行平面板(例えば、セラミック板、金属板、ブロックゲージ等)2を保持する被検体保持部材14と、コンピュータ16と、モニタ18とを備えてなり、平行平面板2の両側に1対の干渉計12A、12Bを対向配置した状態で平行平面板2の両面2a、2bを被検面として干渉縞測定を行うことにより、平行平面板2の絶対厚みおよび厚みムラを測定するように構成されている。
【0020】
各干渉計12A、12Bは、フィゾー型の干渉計であって、その干渉計本体20A、20Bにより、図示しない波長可変レーザ光源からの可干渉光を基準板22A、22Bの基準面22Aa、22Baに入射させ、該基準面22Aa、22Baにおいて透過光線束と反射光線束とに2分割し、透過光線束を被検面2a、2bに入射させてその反射光を物体光とするとともに基準面22Aa、22Baにおける反射光を参照光とし、これら物体光および参照光の光干渉により生じる干渉縞を図示しないCCDカメラに取り込んで干渉縞を測定するようになっている。
【0021】
ところで、本実施形態装置においては、上述したように測定用光源として、波長可変レーザ光源を用いている。これは、波長可変レーザ光源からの光の波長を走査し、所定の波長走査毎に取り込んだ干渉縞に対して所定の周波数解析を施すことによって光路長差を求めることができる、という論理に基づいている。このように、本実施形態装置においては、測定用光源として光路長差を求めることのできる波長可変レーザ光源を用いることにより、被検体となる平行平面板の絶対厚みおよび厚みムラを測定することができるようになっている。
【0022】
上述した周波数解析による光路長差の測定は、具体的には以下のような手順で行われる。
すなわち、波長可変レーザにより、波数をkからkに走査し、Δk毎に画像を取り込んだ場合には、干渉縞強度変化I(x、y、k)は、下式(1)で表される。
【0023】
【数1】
Figure 0004100663
【0024】
ここで、L(x、y)は光路長差、I(x、y)は強度分布、γは干渉縞モジュレーションをそれぞれ示す。このときの所定画素における干渉縞変化がn回であったとすると、下式(2)で表される。
【0025】
【数2】
Figure 0004100663
ここで、k=2π/λであるから、下式(3)が求められる。
【0026】
【数3】
Figure 0004100663
【0027】
すなわち、波長を走査した際の周波数nを求めることにより、光路長差を測定することが可能となる。
なお、上記周波数nを決定するためには、本出願人が既に開示している特開2001−272214号公報に記載されているようにフーリエ変換を用いることが可能である。
【0028】
また、本実施形態においては、より詳しい縞解析が可能な位相シフト波長走査干渉法を用いている。位相シフト波長走査干渉法とは、波長可変レーザ光源を用いた干渉計において、高精度な測定を実現するために、波長を走査し、所定の波長走査毎に、PZT等により参照面を光軸方向に移動させ、位相シフトさせて位相を求め、これにより各波長毎の位相を順次測定して光路長差L(x、y)を求める手法である。位相シフト波長走査干渉法についての詳細な説明については上述した特開2001−272214号公報に記載されているので、ここでは数式的な解法についての説明は省略し、それを可能とするための機構についての構成のみについて言及する。
【0029】
すなわち、各干渉計12A、12Bの基準板22A、22Bは、PZT駆動回路24A、24Bに接続された複数のピエゾ素子26A、26Bを介して基準板支持部材28A、28Bに支持されている。そして、各干渉計12A、12Bにおいては、波長可変レーザ光源による所定の波長走査毎にピエゾ素子26A、26Bに所定電圧を印加して該ピエゾ素子26A、26Bを駆動することにより基準板22A、22Bを光軸Ax方向に移動させるとともに、この移動により変化する干渉縞の画像データをコンピュータ16に出力するようになっている。
【0030】
コンピュータ16は、各干渉計12A、12Bから入力された干渉縞の画像データに基づいてフリンジスキャニング法を用いて干渉縞の自動解析を行い、被検面2a、2bの形状測定(凹凸判定および立体形状測定)を行うとともに、干渉縞あるいは立体形状の画像データをモニタ18に表示するようになっている。なお、ここでいうフリンジスキャニング法とは、基準面22Aa、22Baと被検面2a、2bとの相対距離を変化させながら所定のフリンジスキャンステップ毎の干渉縞画像データから被検面2a、2bの各点における干渉縞強度を測定し、その測定結果を用いて、その波長における、各点の位相計算等の干渉縞解析を行う手法である。
【0031】
本実施形態に係る絶対厚み測定装置10は、上述したように平行平面板2の両面2a、2bの表面形状の測定を行うとともに、両干渉計12A、12Bの干渉縞測定結果を用いて平行平面板2の絶対厚みおよび厚みムラを解析的に測定するように構成されている。
【0032】
なお、本実施形態装置においては、干渉計本体20A、20Bは、図1に示す如く構成されている。すなわち、各々の干渉計本体20A、20Bにおいて、波長可変レーザ光源31A、31Bから出力されたレーザ光はレンズ32A、32Bによって発散され、ハーフプリズム33A,33Bを介し、コリメータレンズ34A、34Bによって平行光束として外部に出力されるように構成されている。
【0033】
一方、基準板22A,22B方向から入射した干渉光はハーフプリズム33A、33Bにより反射されて、結像レンズ38A、38Bを介してCCDカメラ等からなる撮像装置39A、39B内に入射するように構成されている。
【0034】
本実施形態に係る絶対厚み測定装置10においては、以下に示す手順〈1〉〜〈9〉に従い、上述した平行平面板2の両面2a,2bの表面形状の測定を行うとともに、両干渉計12A,12Bの干渉縞測定結果を用いて平行平面板2の絶対厚みおよび厚みムラを解析的に測定するようになっている。以下、図1〜5を参照しつつ説明する。
【0035】
〈1〉平行平面板2を図3に示す如く光路上から退出させる。また、後述する遮光部材30(図3参照)を光路上に挿入する。
【0036】
〈2〉干渉計12Aにおいて波長可変レーザ光源31Aからレーザ光を出射するとともに、該レーザ光の波数をkからkまで走査し、Δk毎に、上述したフリンジスキャニング法を用いて干渉縞画像を取り込み、取込んだ干渉縞画像を解析し、上述した式(3)を用いて干渉計12Aの基準面22Aaと干渉計12Bの基準面22Baとの間隔Dを求め、これをコンピュータ16のメモリ内に記憶する。
【0037】
〈3〉平行平面板2を図2に示す如く干渉計12Aの基準板22Aと干渉計12Bの基準板22Bとの間の光路上に挿入する。また、後述する遮光部材30(図2参照)を光路上から退出させる。
【0038】
〈4〉波長可変レーザ光源31Aからレーザ光を出射するとともに、該レーザ光の波数をkからkまで走査し、Δk毎に、上述したフリンジスキャニング法を用いて干渉縞画像を取り込み、取込んだ干渉縞画像を解析し、上述した式(3)を用いて干渉計12Aの基準面22Aaと平行平面板2のA側面2a上の所定点Pa(図示せず)との間隔Dを求めるとともに、平行平面板2のA側表面2aの全体形状分布を求め、これをコンピュータ16のメモリ内に記憶する。
【0039】
〈5〉波長可変レーザ光源31Bからレーザ光を出射するとともに、該レーザ光の波数をkからkまで走査し、Δk毎に、上述したフリンジスキャニング法を用いて干渉縞画像を取り込み、取込んだ干渉縞画像を解析し、上述した式(3)を用いて干渉計12Bの基準面22Baと、平行平面板2のB側面2b上の上記図示しない所定点Paと表裏の位置関係にある所定点Pb(図示せず)との間隔Dを求めるとともに、平行平面板2のB側表面2bの全体形状分布を求め、これをコンピュータ16のメモリ内に記憶する。
【0040】
〈6〉上記手順〈2〉において求めた干渉計12Aの基準面22Aaと干渉計12Bの基準面22Baとの間隔Dから、上記手順〈4〉において求めた干渉計12Aの基準面22Aaと平行平面板2のA側表面2a上の所定点Paとの間隔D、および上記手順〈5〉において求めた干渉計12Bの基準面22Baと平行平面板2のB側表面2b上の所定点Pbとの間隔Dを差し引くことで、平行平面板2の点Pa,Pb間における絶対厚みdを求める。図4は、この手法を模式的に示すものである。
【0041】
〈7〉図4に示すように上記手順〈6〉において求めた平行平面板2の点Pa,Pb間における絶対厚みdと、上記手順〈4〉において求めた平行平面板2のA側表面2aの形状と、上記手順〈5〉において求めた平行平面板2のB側表面2bの形状とから、平行平面板2全体の絶対厚みと厚みムラの分布とを求める。
【0042】
また、上述した厚みムラ測定は、図5に示すように、平行平面板2の各面2a、2bにおける各点の光軸直交平面からの変位量Δa、Δbのデータを用い、その差Δa−Δbを算出することにより行われる。
【0043】
その際、両干渉計12A、12Bの基準面22Aa、22Baが完全に平行であれば、上記Δa−Δbの値がそのまま平行平面板2の厚みムラを表わすこととなるが、一般には基準面22Aa、22Baが完全に平行ということはあり得ないので、基準面22Aa、22Ba相互の平行度を加味して厚みムラの測定が行われるようにすることが好ましい。具体的には、上記手順〈2〉において、フリンジスキャニング法を用いて得られた、複数枚干渉縞画像に基づいて両干渉計12A、12Bの基準面22Aa、22Ba相互の平行度を測定し、そのずれを補正すればよい。
【0044】
このようにして求められた、平行平面板2全体の厚みムラの分布を上述した点Pa,Pb間における絶対厚みdに加味することにより、平行平面板2全体の絶対厚みを求めることができる。
【0045】
本実施形態においては、被検面2a、2bおよび基準面22Aa、22Ba間の干渉縞測定とともに基準面22Aa、22Ba相互間の干渉縞測定を行い得るようにするため、以下のような構成が採用されている。
【0046】
図2は、被検面2a、2bおよび基準面22Aa、22Ba間の干渉縞測定の様子を示すものであり、図3は、基準面22Aa、22Ba相互間の干渉縞測定の様子を示すものである。
【0047】
被検体保持部材14は、図2および図3において矢印で示すように、両基準板22A、22Bの中間において両干渉計12A、12Bの光路内の被検体測定位置(図2に示す位置)と光路外の退避位置(図3に示す位置)とを採り得るよう光軸直交方向に移動可能に設けられている。そして、この被検体保持部材14は、被検面2a、2bおよび基準面22Aa、22Ba間に形成される干渉縞を測定する際には、被検体測定位置に移動せしめられ、これにより各干渉計12A、12Bによる被検面2a、2bの形状測定を可能ならしめるようになっている。一方、基準面22Aa、22Ba相互間の干渉縞を測定する際には、退避位置に移動せしめられるようになっている。
【0048】
また、1対の干渉計12A、12Bのうち一方の干渉計12Bには、その光源からの可干渉光を遮蔽し得る遮光部材30が設けられている。この遮光部材30は、図2および図3において矢印で示すように、干渉計本体20Bと基準面22Baとの間において光路内の遮蔽位置(図3に示す位置)と光路外の退避位置(図2に示す位置)とを採り得るよう光軸直交方向に移動可能に設けられている。そして、この遮光部材30は、被検面2a、2bおよび基準面22Aa、22Ba間に形成される干渉縞を測定する際には、退避位置に移動せしめられた状態にあるが、基準面22Aa、22Ba相互間に形成される干渉縞を測定する際には、遮蔽位置に移動せしめられ、これにより干渉計12Bの光源からの可干渉光を遮蔽した状態で、他方の干渉計12Aによる基準面22Aa、22Ba相互間の干渉縞測定を可能ならしめるようになっている。
【0049】
以上詳述したように、本実施形態に係る絶対厚み測定装置10は、各干渉計12A、12Bにより被検体保持部材14に保持された平行平面板2の各面2a、2bを被検面として干渉縞測定を行うようになっているが、被検体保持部材14は1対の干渉計12A、12Bの光路外へ退避可能に設けられるとともに、一方の干渉計12Bにはその光源からの可干渉光を遮断し得る遮光部材30が設けられているので、上記干渉縞測定の前または後に、被検体保持部材30を光路外に退避させるとともに遮光部材30により干渉計12Bの光源からの可干渉光を遮断することにより、この状態で干渉計12Aによる基準面22Aa、22Ba相互間の干渉縞測定を行うことができる。
【0050】
そしてこれにより、平行平面板2の両面2a、2bの表面形状の測定およびその厚みムラの測定を行う際、基準面22Aa、22Ba相互間の干渉縞測定結果を用いてその平行度のずれを補正することができる。
【0051】
したがって、本実施形態によれば、両干渉計12A、12Bの基準面22Aa、22Ba相互の平行度が十分に得られないまま干渉縞測定が行われた場合においても、平行平面板2の両面2a、2bの表面形状、その絶対厚みおよび厚みムラを正確に測定することができる。
【0052】
<第2の実施形態>
次に、本発明に係る第2の実施形態について説明する。
【0053】
図6は、本実施形態に係る絶対厚み測定装置110を示す全体構成図である。図示のように、この絶対厚み測定装置110は、基本的構成は図2に示す絶対厚み測定装置10と同様であるが、被検体保持部材14および遮光部材30の構成が異なっている。
【0054】
すなわち、本実施形態における被検体保持部材114は両干渉計12A、12Bの光路内に固定配置されており、該被検体保持部材114には、各干渉計12A、12Bの可干渉光の一部を他方の干渉計の基準面まで到達させるための開口部114aが形成されている。また、本実施形態における遮光部材130は、干渉計12Bの波長可変レーザ光源31A、31Bからの可干渉光のうち開口部114aに入射する可干渉光を遮断するようにして固定配置されている。
【0055】
本実施形態においては、遮光部材130が設けられていない干渉計12Aにより開口部114aを通して基準面22Aa、22Ba相互間の干渉縞測定を行うことができる。しかも、この基準面22Aa、22Ba相互間の干渉縞測定と同時に、各干渉計12A、12Bにより平行平面板2の各面2a、2bを被検面とする干渉縞測定を同時に行うことができる。そして、平行平面板2の両面2a、2bの表面形状の測定、その絶対厚みおよび厚みムラの測定を行う際、基準面22Aa、22Ba相互間の干渉縞測定結果を用いてその平行度のずれを補正することができる。
【0056】
したがって、本実施形態によれば、両干渉計12A、12Bの基準面22Aa、22Ba相互の平行度が十分に得られないまま干渉縞測定が行われた場合においても、平行平面板2の両面2a、2bの表面形状、その絶対厚みおよび厚みムラを正確に測定することができる。しかも、本実施形態においては、被検体保持部材14を光路外に退避させる必要がないので、短時間で干渉縞測定を行うことができる。
【0057】
<第3の実施形態>
次に、本発明に係る第3の実施形態について説明する。
【0058】
図7は、本実施形態に係る絶対厚み測定装置210を示す全体構成図である。
図示のように、この絶対厚み測定装置210も、基本的構成は図2に示す絶対厚み測定装置10と同様であるが、被検体保持部材14および遮光部材30の構成が異なっている。
【0059】
すなわち、本実施形態においては、図6に示す被検体保持部材114と同様、被検体保持部材214が両干渉計12A、12Bの光路内に固定配置されており、該被検体保持部材214には、各干渉計12A、12Bの可干渉光の一部を他方の干渉計の基準面まで到達させるための開口部214aが形成されている。
【0060】
また、本実施形態においては、1対の遮光部材230A、230Bが用いられている。これら遮光部材230A、230Bは、図2に示す遮光部材30と同様、干渉計本体20A、20Bと基準面22Aa、22Baとの間において光路内の遮蔽位置と光路外の退避位置とを採り得るよう光軸直交方向に移動可能に設けられている。ただし、これら遮光部材230A、230Bは、一方が遮蔽位置にあるとき、他方は退避位置にあるように移動制御されるようになっている。
【0061】
本実施形態においては、遮光部材230Bにより干渉計12Bの波長可変レーザ光源31Bからの可干渉光を遮断した状態で、干渉計12Aにより基準面22Aa、22Ba相互間の干渉縞測定および平行平面板2の干渉計12A側の面2aを被検面とする干渉縞測定を同時に行うことができ、また、遮光部材230Aにより干渉計12Aの波長可変レーザ光源31Bからの可干渉光を遮断した状態で、干渉計12Bにより基準面22Aa、22Ba相互間の干渉縞測定および平行平面板2の干渉計12B側の面2bを被検面とする干渉縞測定を同時に行うことができる。
【0062】
そして、平行平面板2の両面2a、2bの表面形状の測定およびその厚みムラの測定を行う際、基準面22Aa、22Ba相互間の干渉縞測定結果を用いてその平行度のずれを補正することができる。
【0063】
したがって、本実施形態によれば、両干渉計12A、12Bの基準面22Aa、22Ba相互の平行度が十分に得られないまま干渉縞測定が行われた場合においても、平行平面板2の両面2a、2bの表面形状、その絶対厚みおよび厚みムラを正確に測定することができる。
【0064】
その際、基準面22Aa、22Ba相互間の干渉縞測定結果は、いずれか一方の干渉計のものを用いれば足りるが、両干渉計12A、12Bの干渉縞測定結果を用いて開口部214aの光軸直交方向の位置ズレ(例えば開口部214aの中心位置の位置ズレ)を比較するようにすれば、両干渉計12A、12Bの光軸ズレをも測定することができる。したがって、この測定結果を用いて、平行平面板2の両面2a、2bの表面形状の測定、その絶対厚みおよび厚みムラの測定を行う際に光軸ズレの補正を行うようにすれば、平行平面板2の両面2a、2bの表面形状およびその厚みムラをより正確に測定することができる。
【0065】
なお、上記各実施形態においては、各干渉計12A、12Bとしてフィゾー型の干渉計を用いたものについて説明しているが、他の不等光路長型干渉計やマイケルソン型等の等光路長型干渉計を用いた場合等においても、上記各実施形態と同様の構成を採用することにより上記各実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0066】
また、上記説明においては、干渉計としていわゆる縦型のものを用いているが、これに代え、光軸を水平方向に配したいわゆる横型の干渉計を用いることも可能である。
【0067】
上述した第1〜3の実施形態では、光源として波長可変レーザ光源を用いているが、本発明の絶対厚み測定装置においては下記第4の実施形態に説明するように、光源として白色光源を用いることも可能である。ただし、光源として白色光源を用いた場合には、干渉計をマイケルソン型等の等光路長型のものによって構成することが必要である。
【0068】
<第4の実施形態>
図8は、本実施形態に係る絶対厚み測定装置500を示す全体構成図である。
図示のように、この絶対厚み測定装置500は、1対の干渉計510A,510Bと、被検体となる平行平面板600を2軸調整可能に保持する被検体保持部材504と、図示せぬコンピュータおよびモニタとを備えてなり、平行平面板600の両側に1対の干渉計510A,510Bを対向配置した状態で平行平面板600の両面600a,600bを被検面として干渉縞測定を行うことにより、該両面600a,600bの表面形状、平行平面板600の絶対厚みおよび厚みムラを測定するように構成されている。
【0069】
各干渉計510A、510Bは、マイケルソン型(トワイマングリーン型)の干渉計であって、ハロゲンランプ等の白色光源511A,511B、コリメータレンズ512A,512B、ハーフミラーからなるビームスプリッタ513A,513B、該ビームスプリッタ513A,513Bによる光路長差を補正する補正板514A,514B、反射型の基準板515A,515B、透明な基準位置ガラス516A,516B、集光レンズ517A,517B、結像レンズ518A,518B、およびCCDカメラ等の撮像装置519A,519Bを備えてなる。そして、各干渉計510A、510Bにおいては、白色光源511A,511Bから出力されたコヒーレントレングスの短い白色光を、ビームスプリッタ513A,513Bの光束分割面513Aa、513Baに入射させ、該光束分割面513Aa、513Baにおいて透過光線束と反射光線束とに2分割する。そして、透過光線束を基準位置ガラス516A,516Bを介して平行平面板600の被検面600a、600bに入射させてその反射光を物体光とするとともに、反射光線束を基準板515A,515Bの基準面515Aa,515Baに入射させてその反射光を参照光とし、これら物体光および参照光の光干渉により生じる干渉縞を撮像装置519A,519Bにより取り込んで干渉縞を測定するようになっている。
【0070】
また、これら各干渉計510A,510Bは、フリンジスキャン解析機能を備えている。すなわち、各干渉計510A,510Bの基準板515A,515Bは、図示せぬPZT駆動回路に接続された複数のピエゾ素子(不図示)を介してPZTステージ521A,521Bに支持されている。そして、各干渉計510A,510Bにおいては、所定のタイミングでピエゾ素子に所定電圧を印加して該ピエゾ素子を駆動することにより基準板515A,515Bを光軸方向に移動させるとともに、この移動により変化する干渉縞の画像データをコンピュータに出力するようになっている。また、各干渉計510A,510Bにおいては、PZTステージ521A,521Bは、図示せぬパルスモータ駆動回路に接続された図示せぬパルスモータを備えてなるパルスモータステージ522A,522Bに支持されており、該パルスモータを駆動することによりPZTステージ521A,521Bを基準板515A,515Bと共に光軸方向に移動できるようになっている。
【0071】
本実施形態に係る絶対厚み測定装置500においては、以下に示す手順〈1〉〜〈13〉に従い、上述した平行平面板600の両面600a,600bの表面形状の測定を行うとともに、両干渉計510A,510Bの干渉縞測定結果を用いて平行平面板600の絶対厚みおよび厚みムラを解析的に測定するようになっている。
【0072】
〈1〉平行平面板600を光路上から退出させた状態で、干渉計510Aにおいて白色光源511Aから白色光を照射すると共に、設計値に基づき、該基準面515Aaと、干渉計510Bの基準位置ガラス516Bの基準位置決定面516Baとの、光源511Aからの光路長が等しくなる前記基準面515Aaの位置を特定し、この位置よりもわずかに前または後にずれた位置に、パルスモータステージ522Aにより該基準板515Aを移動させる。
【0073】
〈2〉設計値に基づいて、該基準面515Aaと、干渉計510Bの基準位置ガラス516Bの基準位置決定面516Baとの、光源511Aからの光路長が等しくなる方向に、干渉計510Aの基準板515Aをパルスモータステージ522Aにより、例えば1μmずつ動かしながら干渉縞画像を取り込み、干渉縞のコントラストがピークとなる時の基準板515Aの位置を求め、その位置をAB0位置としてコンピュータのメモリ内に記憶する。
【0074】
〈3〉設計値に基づき、該基準面515Aaと、干渉計510Aの基準位置ガラス516Aの基準位置決定面516Aaとの、光源511Aからの光路長が等しくなる前記基準面515Aaの位置を特定し、パルスモータステージ522Aにより、この位置よりもわずかに前または後にずれた位置に該基準板515Aを移動させる。
【0075】
〈4〉設計値に基づいて、手順〈2〉と同様に、該基準面515Aaと、干渉計510Aの基準位置ガラス516Aの基準位置決定面516Aaとの光路長が等しくなる方向に、干渉計510Aの基準板515Aを動かしながら干渉縞画像を取り込み、干渉縞のコントラストがピークとなる時の基準板515Aの位置を求め、その位置をAA0位置としてコンピュータ16のメモリ内に記憶する。このAA0位置と上記手順〈2〉において記憶したAB0位置との差Dにより、干渉計510Aの基準位置決定面516Aaと干渉計510Bの基準位置決定面516Baとの間隔を求めてコンピュータのメモリ内に記憶する。
【0076】
〈5〉平行平面板600を干渉計510Aの基準位置ガラス516Aと干渉計510Bの基準位置ガラス516Bとの間の光路上に挿入する。
【0077】
〈6〉干渉計510Aの基準板515Aを、平行平面板600の設計厚み値に基づいて、平行平面板600のA側面600aとの、光源511Aからの光路長が等しくなると思われる位置よりもわずかに前または後にずれた位置に移動させる。
【0078】
〈7〉手順〈2〉と同様に、該基準面515Aaと、平行平面板600のA側表面600aとの、光源511Aからの光路長が等しくなる方向に、干渉計510Aの基準板515Aを動かしながら干渉縞の発生を観察し、画像の一部に干渉縞が観察されたら画像の全面に干渉縞が現れるように平行平面板600を2軸調整する。
【0079】
〈8〉その後、基準板515Aの移動を継続しながら干渉縞画像を取り込み、平行平面板600のA側表面600a上の所定点Pa(図示せず)において干渉縞のコントラストがピークとなる時の基準板515Aの位置を求め、その位置をAa0位置として記憶する。このAa0位置と上記手順〈4〉において記憶したAA0位置との差により、干渉計510Aの基準位置決定面516Aaと平行平面板600のA側表面600a上の所定点Paとの間隔Dを求めてコンピュータのメモリ内に記憶する。
【0080】
〈9〉PZTステージ521Aのピエゾ素子の駆動により基準板515Aをシフトさせてフリンジスキャン測定を行ない、平行平面板600のA側表面600aの形状を求める。
【0081】
〈10〉干渉計510Aに対して行った上記手順〈2〉,〈3〉を干渉計510Bに対して行ない、干渉計510Bの基準板515Bと干渉計510Bの基準位置決定面516Baとの位置関係を求める。
【0082】
〈11〉干渉計510Aに対して行った上記手順〈6〉,〈8〉,〈9〉を干渉計510Bに対して行ない、干渉計510Bの基準位置決定面516Baと平行平面板600のB側表面600b上における上記所定点Paに対応する点Pb(図示せず)との間隔Dと、平行平面板600のB側表面600bの形状とを求める。
【0083】
〈12〉上記手順〈4〉において求めた干渉計510Aの基準位置決定面516Aaと干渉計510Bの基準位置決定面516Baとの間隔Dから、上記手順〈8〉において求めた干渉計510Aの基準位置決定面516Aaと平行平面板600のA側表面600a上の所定点Paとの間隔D、および上記手順〈11〉において求めた干渉計510Bの基準位置決定面516Baと平行平面板600のB側表面600b上の所定点Pbとの間隔Dを差し引くことで、平行平面板600の点Pa,Pb間における絶対厚みdを求める。
【0084】
〈13〉上記手順〈12〉において求めた平行平面板600の点Pa,Pb間における絶対厚みdと、上記手順〈9〉において求めた平行平面板600のA側表面600aの形状と、上記手順〈11〉において求めた平行平面板600のB側表面600bの形状とから、平行平面板600全体の絶対厚みと厚みムラの分布を求める。
【0085】
なお、上記手順〈9〉のフリンジスキャン測定におけるフリンジスキャニング法および上記手順〈13〉の厚みムラ分布の測定手法としては、それぞれ、上述した第1の実施形態において用いられるフリンジスキャニング法および厚みムラ分布の測定手法と同様の手法を用いることが可能である。
【0086】
また、上記第4の実施形態装置において、干渉計510Aの基準位置決定面516Aaと干渉計510Bの基準位置決定面516Baとの間隔を測定する際に、一方の干渉計の光源511A、511Bからの白色光が他の干渉計に入射するのを防止し得るように、第1の実施形態装置における遮光部材を採用することが可能である。また、基準位置決定面516Aa、516Baの相互間の距離Dを測定する際に、平行平面板600を光路外へ退出させるのではなく、上述した第2および第3の実施形態に示されるように、被検体保持部材504の一部に開口部を形成し、その開口部を通して白色光の一部を他方の干渉計の基準位置決定面に到達させるようにしてもよい。この場合においても、遮光部材を、上記第2および第3の実施形態に示されるように構成して用いることが可能である。
【0087】
また、上記第4の実施形態のものにおいては、構成要素としての1対の干渉計として、物体光光路および参照光光路の長さが互いに等しくなるトワイマングリーン型干渉計が用いられているが、これ以外のマイケルソン型やマッハツェンダ型等の種々の等光路長型干渉計を適用することが可能である。
【0088】
なお、本発明の絶対厚み測定装置においては、上述した実施形態のものに限られるものではなく、種々の態様の変更が可能であり、例えば、上記第1〜第3の実施形態においては、位相シフト波長走査干渉法を用いており、位相シフト手段として、ピエゾ素子を用いて基準板を光軸に沿って移動させるようにしているが、これに替え、ピエゾ素子を用いて被検体を光軸に沿って移動させるようにしてもよいし、位相シフトを波長走査により行なうようにしてもよい。
【0089】
なお、本発明の延長線上の構成として、上記1対の干渉計のうち一方を上記第1の実施形態において説明した波長可変レーザ光源を搭載したものとし、他方を上記第4の実施形態において説明した白色光出力光源を搭載したものとすることが可能である。
【0090】
【発明の効果】
本発明に係る第1の絶対厚み測定装置は、被検体として平行平面板を挟んで1対の第1および第2の干渉計を向かい合わせ、各干渉計に搭載された波長可変光源からの可干渉光を用いて干渉縞を測定するようにしており、波長可変光源からの光の波長を走査することで、2つの面の間隔を測定可能とし、第1の干渉計により、第1の干渉計の基準面と平行平面板の第1の干渉計側の面との距離Dおよび2つの干渉計の基準面の距離Dとを測定するとともに、第2の干渉計により第2の干渉計の基準面と平行平面板の第2の干渉計側の面との距離Dとを測定しているので、これらの3つの距離D、D、Dに基づいて平行平面板の厚みを容易に得ることができる。
【0091】
本発明に係る第2の絶対厚み測定装置は、被検体としての平行平面板を挟んで1対の第1および第2の等光路長型干渉計を向かい合わせ、各干渉計に搭載された、コヒーレンス長の短い低可干渉光出力光源からの可干渉光を用いて物体光と参照光が等しくなったときにのみ干渉縞が測定されるようにしており、さらに平行平面板の両面に各々離間対向して、基準位置決定面を有する透明な基準位置決定板を各々設け、かつ1対の前記干渉計の基準面を各々その光軸方向に移動可能とするとともに、該各々の基準面の現在位置を読取可能な検出手段を設けるようにしているため、
前記第1の干渉計により、該第1の干渉計側の前記基準位置決定面である第1基準位置決定面、前記第2の干渉計側の前記基準位置決定面である第2基準位置決定面、および前記平行平面板の第1の干渉計側の面の各々について干渉縞が得られた際の前記第1の干渉計の基準面の各現在位置である、前記検出手段の読取値は、第1基準位置決定面、第2基準位置決定面、および前記平行平面板の第1の干渉計側の面の相対位置を示すこととなっており、
さらに、前記第2の干渉計により、前記第2基準位置決定面、および前記平行平面板の第2の干渉計側の面の各々について干渉縞が得られた際の前記他方の干渉計の基準面の各現在位置である、前記検出手段の読取値は、第2基準位置決定面と前記平行平面板の第2の干渉計側の面の相対位置を示すこととなっている。
【0092】
これにより、第1の干渉計の基準面と平行平面板の第1の干渉計側の面との距離Dおよびこれら2つの干渉計の基準面の距離Dとを測定することができるとともに、第2の干渉計により第2の干渉計の基準面と平行平面板の第2の干渉計側の面との距離Dとを測定することができるので、これらの3つの距離D、D、Dに基づいて平行平面板の厚みを容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る絶対厚み測定装置の作用を説明するための概念図
【図2】本発明の第1の実施形態に係る絶対厚み測定装置を示す全体構成図
【図3】図1の実施形態装置において基準面相互間の干渉縞測定の様子を示す図
【図4】図1の実施形態装置において干渉縞測定結果を用いて平行平面板の絶対厚みを解析的に測定する原理を示す図
【図5】図1の実施形態装置において干渉縞測定結果を用いて平行平面板の厚みムラを解析的に測定する手順を示す図
【図6】本発明の第2の実施形態に係る絶対厚み測定装置を示す全体構成図
【図7】本発明の第3の実施形態に係る絶対厚み測定装置を示す全体構成図
【図8】本発明の第4の実施形態に係る絶対厚み測定装置の作用を説明するための概念図
【符号の説明】
2、600 平行平面板
2a、2b、600a、600b 両面(被検面)
10、110、210、500 絶対厚み測定装置
12A、12B、510A、510B 干渉計
14、114、214、504 被検体保持部材
16 コンピュータ
18 モニタ
20A、20B 干渉計本体
22A、22B、515A、515B 基準板
22Aa、22Ba、515Aa、515Ba 基準面
24A、24B PZT駆動回路
26A、26B ピエゾ素子
28A、28B 基準板支持部材
30、130、230A、230B 遮光部材
31A、31B 波長可変レーザ光源
39Aa、39Ba、519A、519B 撮像装置
516A、516B 基準位置決定板
516Aa、516Bb 基準位置決定面
521A、521B PZTステージ
521A、521B パルスモータステージ
Ax 光軸

Claims (7)

  1. 光源からの出射光束を2分割し、一方の光束を被検面に入射させてその反射光を物体光とするとともに他方の光束を基準面に入射させてその反射光を参照光とし、これら物体光および参照光の光干渉により生じる干渉縞に基づいて前記被検面を測定するように構成された1対の第1および第2の干渉計と、被検体となる不透明の平行平面板を保持する被検体保持部材とを備え、
    前記平行平面板の両面の一面側に前記第1の干渉計を、他面側に前記第2の干渉計を各々の出射光束が対向するように配置した状態で該平行平面板の両面を被検面として干渉測定を行うように構成された測定装置において、
    前記光源を波長可変光源とするとともに、前記第1および第2の干渉計の各々について該光源から出射された光の波長を変化させつつ、所定の波長ずつ変化させる毎に干渉縞画像を得、これら得られた複数枚の干渉縞画像に基づき、下記演算式(1)〜(3)を用いて前記被検面と前記基準面間の距離を測定するようになし、
    前記第1の干渉計により測定された、該第1の干渉計の基準面である第1基準面とこれに対向する前記平行平面板の面までの距離Dと、前記第2の干渉計により測定された、該第2の干渉計の基準面である第2基準面とこれに対向する前記平行平面板の面までの距離Dとを、前記第1または第2の干渉計により測定された、前記第1基準面から前記第2基準面までの距離Dから減算処理して前記平行平面板の絶対厚みdを算出するように構成されてなることを特徴とする絶対厚み測定装置。
    Figure 0004100663
  2. 前記波長可変光源が波長可変レーザ光源であり、前記第1および第2の干渉計がフィゾー型干渉計であることを特徴とする請求項1記載の絶対厚み測定装置。
  3. 光源からの出射光束を2分割し、一方の光束を被検面に入射させてその反射光を物体光とするとともに他方の光束を基準面に入射させてその反射光を参照光とし、これら物体光および参照光の光干渉により生じる干渉縞に基づいて前記被検面を測定するように構成された1対の第1および第2の干渉計と、被検体となる不透明の平行平面板を保持する被検体保持部材とを備え、
    前記平行平面板の両面の一面側に第1の等光路長型干渉計を、他面側に第2の等光路長型干渉計を各々の出射光束が対向するように配置した状態で該平行平面板の両面を被検面として干渉測定を行うように構成された測定装置において、
    前記光源を低可干渉光出力光源とするとともに、前記平行平面板の両面に各々離間対向して、基準位置決定面を有する透明な基準位置決定板を各々設け、
    前記第1および第2の等光路長型干渉計の前記第1および第2基準面を各々光軸方向に移動可能とするとともに、前記第1および第2基準面各々の現在位置を読取可能な検出手段を設け、
    前記第1の等光路長型干渉計の前記第1基準面を移動することにより、前記平行平面板の該第1の等光路長型干渉計側に配設された第1基準位置決定面、前記平行平面板の前記第2の等光路長型干渉計側に配設された第2基準位置決定面、および前記平行平面板の前記第1の等光路長型干渉計側の面の各々について、干渉縞が得られた際の、前記第1の等光路長型干渉計の前記第1基準面の各現在位置情報に基づき、前記第1基準位置決定面から前記平行平面板の前記第1の等光路長型干渉計側の面までの距離Dと、前記第1基準位置決定面から前記第2基準位置決定面までの距離Dを得、
    前記第2の等光路長型干渉計の前記第2基準面を移動することにより、前記第2基準位置決定面、および前記平行平面板の前記第2の等光路長型干渉計側の面の各々について、干渉縞が得られた際の前記第2の等光路長型干渉計の前記第2基準面の各現在位置情報に基づき、前記第2基準位置決定面から前記平行平面板の前記第2の等光路長型干渉計側の面までの距離Dを得、
    前記距離Dと前記距離Dとを、前記距離Dから減算処理して前記平行平面板の絶対厚みを算出するように構成されてなることを特徴とする絶対厚み測定装置。
  4. 前記被検体保持部材は、前記平行平面板を1対の前記干渉計の光束に対して挿脱自在とし得るように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項記載の絶対厚み測定装置。
  5. 前記被検体保持部材は、1対の前記干渉計の一方から出射された光束の一部を1対の前記干渉計の他方の前記基準面まで到達せしめる開口部を備えたことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項記載の絶対厚み測定装置。
  6. 1対の前記干渉計のうち前記干渉縞を観察する際に前記測定には関与しない干渉計から出射される光束が、前記測定に関与する干渉計に入射することを防止する遮光部材を設けたことを特徴とする請求項4または5記載の絶対厚み測定装置。
  7. 前記干渉計が、該干渉計の基準面を該基準面の光軸方向に微動させて該基準面と前記被検面との相対距離を変化させることにより、前記干渉縞の解析を行うように構成されていることを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか1項記載の絶対厚み測定装置。
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