JP4098390B2 - 易開封カートン及びその製造方法 - Google Patents

易開封カートン及びその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内容物を封入したケースを包装するカートンに関するものであり、詳しくはカートンからケースを引き出すと同時に、ケースを封止しているフィルム状の蓋材が自動的に剥離されるように構成した易開封カートンと、そのカートンを製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、カートンからケースを引き出すと同時に、ケースを封止しているフィルム状の蓋材が自動的に剥離されるように構成した易開封カートンは知られており、このような易開封カートンは主にラップラウンド式の包装方法によって製造される。
すなわち、図9で示すように、内容物を入れてフィルム状の蓋材(18)で封止したトレイ状のケース(17)を、上方からカートン(C)で包み込むようにしながら包装するとともに、ケース(17)の蓋材(18)に塗布されたホットメルトなどの接着剤(35)によって、カートン(C)の天板(34)と蓋材(18)の一部とを接着し、カートン内からケース(17)を引き出すときには、その蓋材(18)の一部が天板(34)に止着されることによって、自動的にケース(17)から蓋材(18)が剥離されて行くように構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように、上記機能を有する易開封カートンを製造するには、ケース(17)の蓋材(18)にホットメルトなどの接着剤(35)を塗布する必要がある。したがって、従来、内容物がチョコレート菓子の場合など、温度によってそれ自体が変化するようなものには、この易開封カートンを採用することができなかった。
そこで、本発明は、内容物が温度によって変化するものであっても、上記機能を有する易開封カートンで包装できるようにすることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は以上のような目的を達成するために、次のような易開封カートン及びその製造方法を提供するものである。すなわち、フィルム状蓋材によって封止したトレイケースを包装するカートンであって、前記カートンに、前記フィルム状蓋材の一部が露出する露出部を設けるとともに、該露出部にシール部材を貼設することにより、前記フィルム状蓋材と前記カートンと前記シール部材とを一体に止着して、前記トレイケースを引き出すと同時に前記フィルム状蓋材が自動的に剥離され、前記トレイケースの内容物を容易に取り出せるように構成したことを特徴とする、易開封カートンである。
そして、フィルム状蓋材によって封止したトレイケースを包装するカートンの製造方法であって、前記トレイケースをカートンで包装した後、カートンに設けられた、前記フィルム状蓋材の一部が露出する露出部に、シール部材を貼設することで、前記フィルム状蓋材と前記カートンと前記シール部材とを一体に止着することを特徴とする、易開封カートンの製造方法である。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面に示す実施例を基に説明する。
図1は本発明にかかる易開封カートンのブランク板を示す展開図であり、図2はそのカートンで包装するケースの斜視図である。
図3はケースをカートンで包装する様子を示す説明図であり、図4はケースを封止するフィルム状の蓋材の一部がカートンの露出部から露出している様子を示す説明図、図5はその露出部を塞ぐようにシール部材を貼設する様子を示す説明図である。
また、図6はカートンを開封し、中のケースを引き出す様子を示す説明図であり、図7、図8は別実施例のカートンを示す概略斜視図である。
【0006】
本発明にかかる易開封カートンは、内容物を入れてからフィルム状の蓋材によって封止したトレイ状のケース等を包装するとともに、そのケースをカートン内から取り出すときには、ケースを封止しているフィルム状の蓋材が自動的にケースから剥離されるように構成したものであって、従来、ホットメルトなどの接着剤を使用するために包装することのできなかったチョコレート菓子などの温度によってそれ自体が変化するものであっても、包装することができるようにしたものである。
なお、カートンに使用する紙の材質としては、ボール紙などの厚紙類が好ましい。
【0007】
本発明にかかるカートン(A)は、例えば図1のブランク板で示すように、天板(1)の一方の長辺側に折線(21)を介して側板(2)が連設されるとともに、他方の長辺側に折線(22)を介して側板(3)が連設され、更にその側板(3)には折線(23)を介して底板(4)が連設されるとともに、側板(2)には折線(24)を介して貼着板(5)が連設されて構成されているものであり、更には、天板(1)の一方の短辺側に折線(25)を介してメインフラップ(6)が連設されるとともに、そのメインフラップ(6)に折線(26)を介して差込フラップ(7)が連設され、他方の短辺側にも折線(27)を介してメインフラップ(8)が連設されるとともに、そのメインフラップ(8)に折線(28)を介して差込フラップ(9)が連設されて構成されているものである。なお、折線(26)(28)の両端にはそれぞれ切り込み(26a)及び(28a)が入れられている。
【0008】
また、側板(2)の両方の短辺側には折線(29)(30)を介してそれぞれサイドフラップ(10)(11)が連設されており、側板(3)の両方の短辺側には折線(31)(32)を介してそれぞれサイドフラップ(12)(13)が連設されている。
そして、サイドフラップ(10)(12)及びサイドフラップ(11)(13)には、それぞれ差込フラップ(7)及び差込フラップ(9)をカートン内に差し込んだときに、切り込み(26a)及び(28a)と係合する係合部(10a)(12a)及び(11a)(13a)が設けられていて、この係合部(10a)(12a)及び(11a)(13a)が切り込み(26a)及び(28a)に嵌入することによって、差込フラップ(7)及び差込フラップ(9)が係止されるようになっている。
また、天板(1)の一方の短辺側寄りには、後述するトレイ状ケース(17)のフィルム状蓋材(18)の一部が露出する露出部(14)が穿設されている。
【0009】
カートン(A)で包装するケース(17)は、例えば図2で示すように、トレイ状に形成され、開口部(17a)がフィルム状の蓋材(18)等によって封止されて構成されているもので、内容物を封入した後、ケース(17)の上面周縁部(17b)にそのフィルム状蓋材(18)を接着して封止するものである。
また、上面周縁部(17b)の一方の短辺側先端には、ケース(17)を引き出し易くすための摘み片(19)が折罫(20)を介して連設されており、フィルム状の蓋材(18)はケース長よりも長く形成され、摘み片(19)が連設されている側において、余ったフィルム状蓋材、即ちフィルム片(18a)が上面側に折り返されるようになっている。
【0010】
以上のようなトレイ状ケース(17)をカートン(A)で包装するものであるが、カートン(A)は、図3で示すように、ケース(17)の上方から供給されて、ラップラウンド式の包装方法によってケース(17)を包装するようになっている。
そして、トレイ状ケース(17)がカートン(A)で包装されると、図4で示すように、トレイ状ケース(17)の上面側に折り返されたフィルム片(18a)の一部が、天板(1)に穿設された露出部(14)から露出するようになっており、この露出部(14)部分にラベルシール(33)などのシール部材を貼設することによって、フィルム片(18a)を天板(1)に止着するようにしている。
【0011】
すなわち、図5で示すように、フィルム状の蓋材(18)の一部であるフィルム片(18a)が露出している露出部(14)より大きいラベルシール(33)を、その露出部(14)を塞ぐようにして天板(1)の表面に貼設することにより、フィルム片(18a)がラベルシール(33)に接着され、ラベルシール(33)は天板(1)に接着されているので、結果的に天板(1)にフィルム片(18a)が接着されることと同等の作用効果が得られるのである。
【0012】
したがって、図6で示すように、露出部(14)、即ちラベルシール(33)に近い方の開封口を差込フラップ(7)を引き出すことによって開封し、摘み片(19)を摘んで中のトレイ状ケース(17)を引き出すと、フィルム片(18a)はラベルシール(33)によって天板(1)に止着されているので、フィルム状蓋材(18)はケース(17)を引き出すと同時に徐々に剥離されて行くことになり、ケース(17)が自動的に開封されて中の内容物が簡単に取り出せるようになる易開封カートンが得られることになるのである。
なお、露出部(14)は、フィルム片(18a)と天板(1)とがラベルシール(33)によって十分止着可能なように、ある程度の大きさに穿設されるものである。
【0013】
また、図7はケース(17)をスリーブ包装する別実施例のカートンを示しており、筒状に形成されるカートン(B)でケース(17)を包装した後、天板(15)に穿設された露出部(14)部分にラベルシール(33)などのシール部材を貼設することによって、前述と同様にケース(17)のフィルム片(18a)を天板(15)に止着しているものである。
なお、このようにスリーブ包装するカートンの場合は、天板(15)に露出部(14)を穿設するのではなく、図8で示すように、天板(15)の一方の短辺側を大きく切り欠いて露出部(16)を形成するようにしてもよい。
【0014】
以上、何れにしても本発明は、フィルム状蓋材によって封止したトレイケースを包装するカートンであって、 前記カートンに、前記フィルム状蓋材の一部が露出する露出部を設けるとともに、該露出部にシール部材を貼設することにより、前記フィルム状蓋材と前記カートンと前記シール部材とを一体に止着して、前記トレイケースを引き出すと同時に前記フィルム状蓋材が自動的に剥離され、前記トレイケースの内容物を容易に取り出せるように構成したので、従来のようにホットメルトなどの接着剤を塗布することなく、易開封カートンを製造することができるようになる。
したがって、内容物が温度によって変化するようなチョコレート菓子などであっても、このような易開封カートンで包装することが可能となる。なお、カートンやケースの形状等は図示したものに限定されるものではなく、本発明の精神の範囲内において、適宜設計変更可能なものである。
【0015】
【発明の効果】
本発明によれば、カートン内からケースを引き出すだけで、ケースを封止しているフィルム状の蓋材が自動的に剥離され、内容物が簡単に取り出せるようになる易開封カートンをホットメルトなどの接着剤を使用せずに製造することができるようになる。
したがって、内容物が温度によって変化するものであっても、包装することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるカートンのブランク板を示す展開図
【図2】カートンで包装するトレイ状ケースの斜視図
【図3】ケースをカートンで包装する様子を示す説明図
【図4】ケースを封止する蓋材がカートンの露出部から露出している様子を示す説明図
【図5】カートンの露出部にシール部材を貼設する様子を示す説明図
【図6】カートンを開封し、中のケースを引き出す様子を示す説明図
【図7】別実施例のカートンを示す概略斜視図
【図8】別実施例のカートンを示す概略斜視図
【図9】従来のカートンでトレイ状ケースを包装する様子を示す説明図
【符号の説明】
A カートン
1 天板
2 側板
3 側板
4 底板
5 貼着板
6 メインフラップ
7 差込フラップ
8 メインフラップ
9 差込フラップ
10 サイドフラップ
11 サイドフラップ
12 サイドフラップ
13 サイドフラップ
14 露出部
17 ケース
18 蓋材
18a フィルム片
19 摘み片
33 ラベルシール

Claims (2)

  1. フィルム状蓋材によって封止したトレイケースを包装するカートンであって、
    前記カートンに、前記フィルム状蓋材の一部が露出する露出部を設けるとともに、
    該露出部にシール部材を貼設することにより、前記フィルム状蓋材と前記カートンと前記シール部材とを一体に止着して、
    前記トレイケースを引き出すと同時に前記フィルム状蓋材が自動的に剥離され、前記トレイケースの内容物を容易に取り出せるように構成したことを特徴とする、易開封カートン。
  2. フィルム状蓋材によって封止したトレイケースを包装するカートンの製造方法であって、前記トレイケースをカートンで包装した後、カートンに設けられた、前記フィルム状蓋材の一部が露出する露出部に、シール部材を貼設することで、前記フィルム状蓋材と前記カートンと前記シール部材とを一体に止着することを特徴とする、易開封カートンの製造方法。
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