JP4098013B2 - 光コネクタおよび光コネクタの接続体 - Google Patents

光コネクタおよび光コネクタの接続体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光コネクタおよび光コネクタの接続体に関し、例えばJIS C 5981に制定されるMT形光コネクタ(MT:Mechanically Transferable)などのガイドピンを用いた位置決め方式に対応可能な光コネクタおよび光コネクタの接続体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
は、従来のMT形光コネクタを示す概略斜視図である。
周知のように、JIS C 5981に制定されるMT形光コネクタは、ピン結合方式の位置決め機構によって精密に位置決めして、突き合わせ接続されるものであり、図に示すように、位置決め用ガイドピンが挿入、嵌合される一対のガイドピン穴と、これらガイドピン穴の間にて接合端面に開口された光ファイバ孔(微細孔)とを有するものである。例えば、一方の光コネクタ2の接合端面1に突出させたガイドピン4を、他方の光コネクタ3のガイドピン穴5に挿入、嵌合して、各光コネクタ2、3の接合端面1、1同士を突き合わせることで、光ファイバ孔によって、各光コネクタ2、3の接合端面1に精密に位置決めされている光ファイバ(裸ファイバ)6同士が突き合わせ接続される。これにより、光コネクタ2、3によってコネクタ接続可能に成端されている光ファイバ6、7(図では光ファイバテープ心線)同士を接続できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図に示すように、このようなMT形光コネクタの光コネクタ2、3の突き合わせ接続において、これらの接合端面1にゴミやホコリなどの異物が付着していると、光ファイバ6、7の接続損失の増大などの原因となるため、アルコールを含浸させた綿棒や、テープタイプのクリーナーなどを用いた拭き取り清掃を行うことが一般的である。
【0004】
しかしながら、光コネクタ2に突出させたガイドピン4の周囲に付着した異物20は、ガイドピン4が邪魔となり、完全に清掃、除去することが困難であり、作業性が悪いといった問題があった。また、ガイドピン4の周囲に残った異物が、光コネクタ2、3の接合端面1、1の間に挟み込まれて、損失増大の原因となったり、場合によっては、光コネクタ2、3同士の突き合わせが困難になるなどの問題があった。
【0005】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、接合端面の異物による損失増大などの問題を解消でき、良好な接続状態を確実に確保できる光コネクタおよび光コネクタの接続体を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の光コネクタは、突き合わせ接続用の接合端面を有し、該接合端面に、突き合わせ接続の相手側の光コネクタとの位置決め用のガイドピンが挿入、嵌合される一対のガイドピン穴と、該一対のガイドピン穴の間に形成された光ファイバ孔とが開口されている光コネクタにおいて、前記接合端面に、前記光ファイバ孔が形成され、平面をなす接合領域と、該接合領域からその周囲において当該光コネクタの後端部に向って曲面をなし、前記ガイドピンの周囲に付着する異物の逃げ面とが形成され、前記接合領域の両側の前記ガイドピン穴が前記逃げ面に開口されていることを特徴とする。
請求項2記載の光コネクタは、前記逃げ面が曲面であり、かつ該曲面は平面をなす接合領域の全周囲に形成されていることを特徴とする。
請求項3記載の光コネクタの接続体は、請求項1または2記載の光コネクタを用いた光コネクタの接続体であって、これら光コネクタの接続後において、両光コネクタの接合端面間において、両光コネクタ間に掛け渡したガイドピンの少なくとも一部が露出していることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳しく説明する。
図1は、本発明の光コネクタの第1の実施形態を示す概略構成図である。
この実施形態の光コネクタは、JIS C 5981に制定されるMT形光コネクタに準ずる構造となっており、その接合方法は、上述の従来のMT形光コネクタと同様である。
【0008】
この実施形態の光コネクタでは、光コネクタ32、33の接合端面38において、図示略の光ファイバ孔が形成されている接合領域31と、この接合領域31から光コネクタ32、33の鍔部40の後端部40aに向って曲面をなす逃げ面(接合端面38)とが形成され、ガイドピン穴35、35が逃げ面に開口されている。
本発明の光コネクタでは、接合領域31を前面とし、鍔部40の後端部40aを後面とする。
【0009】
上記逃げ面は、接合端面38のガイドピン穴35、35周辺のみに形成されていても、図2に示すように、光コネクタ32、33の接合端面38の外周部で、接合領域31以外の全ての部分を曲面として形成されていてもよい。また、上記逃げ面は、接合領域31から、接合端面38と平面部39の境界線38aにわたって形成されている。
なお、図2(b)に示すように、光コネクタ32、33が、JIS C 5981に制定されるMT形光コネクタと同様に、接合端面38の長辺方向の長さLが6.4mm、短辺方向の長さLが2.5mmの光コネクタである場合、接合領域31の長辺の長さlを2.9mm以上、接合領域31の短辺の長さlを0.675mm以上とする。また、光コネクタ32、33が、接合端面38の長辺方向の長さLが4.4mm、短辺方向の長さLが2.5mmの光コネクタ(いわゆるMini−MT形光コネクタなど)である場合、接合領域31の長辺の長さlを0.9mm以上、接合領域31の短辺の長さlを0.675mm以上とする。
【0010】
このように、接合領域31を上記範囲の大きさに形成することにより、光コネクタ32、33の接合領域31に精密に位置決めされ、その先端が露出されている光ファイバ36、37の裸ファイバ36a、37aが、光コネクタ32、33の突き合わせ接続によって接続される。
【0011】
光コネクタ32、33の接合端面38におけるガイドピン穴35、35の周辺部分、または光コネクタ32、33の接合端面38の接合領域31の外周部全てを曲面に形成する際の曲率は特に限定されるものではなく、任意に設定することができる。
【0012】
上記逃げ面を形成するには、以下のような方法を例示できる。まず接合領域を研磨して、PC接続可能な程度の研磨面を形成する。次いで、研磨機に対する光コネクタ32、33の角度を調整しつつ、光コネクタ32、33の周囲を選択的に研磨すると、平面をなす接合領域31とその周囲の曲面をなす逃げ面が形成される。
【0013】
また、図1および図2では、光コネクタ32、33の両方の接合端面38において、接合領域31と、この接合領域31から光コネクタ32、33の後端部40aに向って曲面をなす逃げ面(接合端面38)とが形成され、ガイドピン穴35、35が逃げ面に開口されているものを例示したが、本発明の光コネクタにあっては、光コネクタ32、33の一方の接合端面38に、逃げ面が形成されたものであってもよい。
光コネクタ32、33の両方の接合端面38に逃げ面が形成される場合、接合領域31から、接合端面38と平面部39の境界線38aまでの光コネクタ32、33の前後方向の長さdは、ガイドピン34の周囲に付着するゴミやホコリなどの異物の大きさは、通常、10〜20μm程度であることに鑑みて、10μm以上であることが好ましい。
光コネクタ32、33の一方の接合端面38に逃げ面が形成される場合、接合領域31から、接合端面38と平面部39の境界線38aまでの光コネクタ32、33の前後方向の長さdが、20μm以上であることが好ましい。
【0014】
この実施形態の光コネクタにあっては、光コネクタ32、33の一方または両方の接合端面38において、接合領域31と、この接合領域31から光コネクタ32、33の後端部40aに向って曲面をなす逃げ面とが形成され、ガイドピン穴35、35がこの逃げ面に開口されているから、図1に示すように、ガイドピン34の周囲にゴミやホコリなどの異物50が残ってしまっても、容易に光コネクタ32、33を、接合領域31において隙間無く、突き合わせ接続することができる(接続したものが接続体)。よって、光ファイバ36、37の接続損失が増大することがない。また、接続した一対の光コネクタ32、33間(詳細には逃げ面間)に、ガイドピン34の一部が露出(ここでは、各光コネクタの間に位置するガイドピンの周囲全周が露出)されるので、接続前の清掃だけでなく、接続後においても、ガイドピン34の周囲のゴミやホコリを清掃により容易に除去することができる。このように、接続後にもガイドピン34の周囲を清掃することができるから、接続解除などの作業のときにガイドピン穴35、35やガイドピン34の周囲に既に付着、堆積しているゴミやホコリが、ガイドピン34に絡み付いたり、ガイドピン穴35、35に入り込んでしまう問題を軽減できる。
【0015】
なお、本発明の光コネクタに形成される光ファイバ孔の数は、1つまたは複数であってよい。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の光コネクタまたは光コネクタの接続体によれば、ガイドピンの周囲にゴミやホコリなどの異物が残っていても、容易に光コネクタを、接合端面において隙間無く、突き合わせ接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光コネクタの第1の実施形態を示す概略構成図である。
【図2】 本発明の光コネクタの第1の実施形態を示す概略図であり、図2(a)は正面図、図2(b)は光コネクタの先端部を示す平面図、図2(c)は側面図である。
【図3】 従来のMT形光コネクタを示す概略斜視図である。
【図4】 従来のMT形光コネクタを示す概略平面図である。
【符号の説明】
31・・・接合端面、32,33・・・光コネクタ、34・・・ガイドピン、35・・・ガイドピン穴、36,37・・・光ファイバ、38・・・先端部、39・・・平面部、40・・・鍔部、40a・・・後端部、50・・・異物

Claims (3)

  1. 突き合わせ接続用の接合端面(38)を有し、該接合端面に、突き合わせ接続の相手側の光コネクタ(32、33)との位置決め用のガイドピン(34)が挿入、嵌合される一対のガイドピン穴(35)と、該一対のガイドピン穴の間に形成された光ファイバ孔とが開口されている光コネクタにおいて、
    前記接合端面に、前記光ファイバ孔が形成され、平面をなす接合領域(31)と、該接合領域からその周囲において当該光コネクタの後端部(40)に向って曲面をなし、前記ガイドピンの周囲に付着する異物の逃げ面とが形成され、前記接合領域の両側の前記ガイドピン穴が前記逃げ面に開口されていることを特徴とする光コネクタ。
  2. 前記逃げ面が曲面であり、かつ該曲面は平面をなす接合領域の全周囲に形成されていることを特徴とする請求項1記載の光コネクタ。
  3. 請求項1または2記載の光コネクタを用いた光コネクタの接続体であって、
    これら光コネクタの接続後において、両光コネクタの接合端面間において、両光コネクタ間に掛け渡したガイドピンの少なくとも一部が露出していることを特徴とする光コネクタの接続体。
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