JP4097861B2 - 超音波手術装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のハンドピースを1台の装置で駆動することの可能な超音波手術装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
超音波振動の応用技術として、例えば特開平9−38098号公報に記載されているように、超音波メス装置や超音波トラカール装置等、各種の超音波手術装置が提案されている。
【0003】
このような超音波手術装置では、生体組織を処置する処置部を備えたハンドピースに、超音波振動を発生する超音波振動子と、この超音波振動子からの超音波振動を処置部に伝達するプローブとが内臓されている。
【0004】
超音波振動するプローブを使用して生体組織を処置する際には、ハンドピースに設けられている処置部を生体組織の処置対象部位に接触させた状態で、フットスイッチ等の制御手段により、その出力をON/OFFさせ、超音波振動子からの超音波振動を超音波プローブを介して処置部に伝達し、この処置部に伝達された超音波振動によって生体組織の処置を行う。
【0005】
又、超音波吸引手術装置としては、特開平6−38973号公報に開示されているようなものがある。この先行技術では、特に、超音波振動するプローブが発熱するため、その冷却を行う冷却水の制御について述べられている。
【0006】
具体的には、超音波出力設定値に対応してプローブの発熱を抑制する送水量を設定し、又、システムを立ち上げて、ハンドピースの使用を開始する際には、ハンドピースに対して超音波出力を行う前に、事前送水により超音波プローブ先端まで冷却水を充満させてプローブの発熱を抑制する技術が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、超音波手術では、一度の手術で複数の異なったハンドピースを使用する場合がある。
【0008】
しかし、1台の超音波手術装置には、1つのハンドピースコネクタしか接続できないため、複数のハンドピースを使用したいときには、その数だけ、予め装置を用意するか、或いは、その都度、装置に接続されているハンドピースを交換しなければならない。
【0009】
ハンドピースを交換する場合には、使用するハンドピースにより、超音波の設定出力値が異なるため、ハンドピースを交換する都度に、超音波出力値を新たに設定する必要がある。
【0010】
本発明は、上記事情に鑑み、1台の装置で複数のハンドピースを交換することなく使用することが可能となり、操作者の負担を軽減し、取扱性の良好な超音波手術装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明による第1の超音波手術装置は、超音波駆動信号に基づき超音波振動する超音波振動子を有する複数のハンドピースを接続可能とする超音波手術装置において、前記超音波振動子を超音波駆動するための超音波駆動信号を生成し出力する超音波出力部と、前記超音波出力部から出力する前記超音波駆動信号の出力値を設定可能とする第1の出力値設定スイッチ手段と、前記超音波出力部から出力する前記超音波駆動信号を制御する制御部と、を有する超音波出力装置と、当該超音波出力装置から出力する前記超音波駆動信号を所定の超音波伝送ケーブルを介して入力すると共に前記複数のハンドピースを接続可能とする超音波出力切替装置であって、複数の前記ハンドピースを接続可能とする複数の接続部と、前記各接続部に装着される前記ハンドピースのそれぞれに対して超音波出力値を設定する設定部と、前記各接続部に装着される前記ハンドピースのうち、特定のハンドピースを選択する選択手段と、前記超音波伝送ケーブルを介して前記超音波出力装置から出力された前記超音波駆動信号を入力し、前記選択手段により選択されたハンドピースに対して、当該超音波駆動信号を選択的に切り替えて出力する出力切替部と、前記複数の接続部それぞれに対応して配設され、接続された前記ハンドピースに対して出力する前記超音波駆動信号の出力値を設定可能とする、複数の第2の出力値設定スイッチ手段と、を有する超音波出力切替装置と、前記超音波出力装置と前記超音波出力切替装置との間に接続され、所定の情報の送受を行う通信ケーブルと、を備え、前記超音波出力装置と当該超音波出力切替装置とが接続された際には、前記第1の出力値設定スイッチ手段の動作が禁止され、前記超音波出力装置における前記制御部は、前記通信ケーブルを介して伝達された前記第2の出力値設定スイッチ手段によって設定された出力値に応じて、前記超音波駆動信号を当該超音波出力切替装置に向けて出力することを特徴とする。
【0012】
本発明による第2の超音波手術装置は、超音波駆動信号に基づき超音波振動する超音波振動子を有する複数のハンドピースを接続可能とする超音波手術装置において、前記超音波振動子を超音波駆動するための超音波駆動信号を生成し出力する超音波出力部と、前記超音波出力部から出力する前記超音波駆動信号の出力値を設定可能とする出力値設定スイッチ手段と、前記超音波出力部から出力する前記超音波駆動信号を制御する制御部と、を有する超音波出力装置と、当該超音波出力装置から出力する前記超音波駆動信号を所定の超音波伝送ケーブルを介して入力すると共に前記複数のハンドピースを接続可能とする超音波出力切替装置であって、複数の前記ハンドピースを接続可能とする複数の接続部と、前記各接続部に装着される前記ハンドピースのそれぞれに対して超音波出力値を設定する設定部と、前記各接続部に装着される前記ハンドピースのうち、特定のハンドピースを選択する選択手段と、前記超音波伝送ケーブルを介して前記超音波出力装置から出力された前記超音波駆動信号を入力し、前記選択手段により選択されたハンドピースに対して、当該超音波駆動信号を選択的に切り替えて出力する出力切替部と、を有する超音波出力切替装置と、前記超音波出力装置と前記超音波出力切替装置との間に接続され、所定の情報の送受を行う通信ケーブルと、を備え、前記超音波出力装置と当該超音波出力切替装置とが接続された際には、前記超音波出力装置における前記制御部は、前記出力値設定スイッチ手段によって設定された出力値に応じて、前記超音波駆動信号を当該超音波出力切替装置に向けて出力することを特徴とする。
本発明による第3の超音波手術装置は、超音波駆動信号に基づき超音波振動する超音波振動子を有する複数のハンドピースを接続可能とする超音波手術装置において、前記超音波振動子を超音波駆動するための超音波駆動信号を生成し出力する超音波出力部と、前記超音波出力部から出力する前記超音波駆動信号の出力値を設定可能とする第1の出力値設定スイッチ手段と、前記超音波出力部から出力する前記超音波駆動信号を制御する制御部と、を有する超音波出力装置と、当該超音波出力装置から出力する前記超音波駆動信号を所定の超音波伝送ケーブルを介して入力すると共に前記複数のハンドピースを接続可能とする超音波出力切替装置であって、複数の前記ハンドピースを接続可能とする複数の接続部と、前記各接続部に装着される前記ハンドピースのそれぞれに対して超音波出力値を設定する設定部と、前記各接続部に装着される前記ハンドピースのうち、特定のハンドピースを選択する選択手段と、前記超音波伝送ケーブルを介して前記超音波出力装置から出力された前記超音波駆動信号を入力し、前記選択手段により選択されたハンドピースに対して、当該超音波駆動信号を選択的に切り替えて出力する出力切替部と、を有する超音波出力切替装置と、前記超音波出力装置と前記超音波出力切替装置との間に接続され、所定の情報の送受を行う通信ケーブルと、を備え、前記超音波出力切替装置が、前記複数の接続部それぞれに対応して配設され接続された前記ハンドピースに対して出力する前記超音波駆動信号の出力値を設定可能とする複数の第2の出力値設定スイッチ手段を有する切替装置であり、かつ、前記超音波出力装置と当該超音波出力切替装置とが接続された際には、前記第1の出力値設定スイッチ手段の動作が禁止され、前記超音波出力装置における前記制御部は、前記通信ケーブルを介して伝達された前記第2の出力値設定スイッチ手段によって設定された出力値に応じて、前記超音波駆動信号を当該超音波出力切替装置に向けて出力し、前記超音波出力切替装置が、前記複数の接続部それぞれに対応して配設され接続された前記ハンドピースに対して出力する前記超音波駆動信号の出力値を設定可能とする複数の第2の出力値設定スイッチ手段を有さない切替装置であり、かつ、前記超音波出力装置と当該超音波出力切替装置とが接続された際には、前記超音波出力装置における前記制御部は、前記第1の出力値設定スイッチ手段によって設定された出力値に応じて、前記超音波駆動信号を当該超音波出力切替装置に向けて出力可能とすることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の一実施の形態を説明する。図1、図2に本発明による第1実施の形態を示す。ここで、図1は超音波手術装置の外観図、図2は超音波手術装置の機能ブロック図である。
【0014】
図1に示すように、本実施の形態による超音波手術装置1は、超音波出力装置2と出力切替装置3とを備えている。超音波出力装置2は、本機器のみ単体で使用されることを前提に構成されているため、超音波が出力される1つの出力ポート4を備えると共に、超音波出力を設定するアップスイッチ5a、ダウンスイッチ5b、及び設定した超音波出力値を表示する表示部6、及び電源スイッチ7が配設されている。
【0015】
又、超音波出力装置2にはフットスイッチ8が接続されている。このフットスイッチ8は、設定出力用フットペダル8aと定格出力用フットペダル8bとを備えた二連式である。
【0016】
設定出力用フットペダル8aは、出力ポート4から出力される超音波駆動信号のON/OFFを制御するもので、設定出力用フットペダル8aを踏み込むと、予め設定された値の超音波駆動信号が出力ポート4から出力される。又、定格出力用フットペダル8bを踏み込むと、設定した超音波出力値に関係なく、100%の超音波駆動信号が出力ポート4から出力される。
【0017】
この出力ポート4と出力切替装置3に設けられている入力ポート11とが、超音波伝送ケーブル10を介して接続されており、超音波出力装置2から出力された超音波駆動信号が超音波伝送ケーブル10を介して出力切替装置3に入力される。
【0018】
出力切替装置3には、複数種類、本実施形態では3種類のハンドピース12a〜12cが選択的に接続可能な複数の接続部13a〜13cが設けられており、その上方に、各接続部13a〜13cに対応して、特定のハンドピース12a〜12cを可能な選択手段としての選択スイッチ14〜16が設けられている。この選択スイッチ14〜16は三連式であり、1つのスイッチをONすると他のスイッチがOFFされるように構成されている。
【0019】
又、各選択スイッチ14〜16に隣接して、超音波出力値を設定するアップスイッチ14a〜16a、ダウンスイッチ14b〜16bが設けられていると共に、その上方に、各スイッチ14a〜16a,14b〜16bで設定した超音波出力値を表示する表示部17〜19が設けられており、又、電源スイッチ20が設けられている。
【0020】
接続部13a〜13cに接続されるハンドピース12a〜12cは、例えば超音波吸引プローブ、超音波シザースであり、 選択スイッチ14〜16の中の1つをONすることで、対応する接続部13a〜13cに接続されてるハンドピース12a〜12cに対して超音波駆動信号が出力可能となる。
【0021】
又、超音波出力装置2と出力切替装置3とが通信ケーブル12を介して接続されており、出力切替装置3から超音波出力装置2に対して、選択ハンドピース情報、設定出力情報等が送信される。超音波出力装置2に出力切替装置3が接続されると、超音波出力装置2に設けられているアップスイッチ5a、ダウンスイッチ5bの動作は禁止され、出力切替装置3側から送信されるアップ信号、或いはダウン信号により超音波出力値がリモートコントロールされ、その値が表示部6に表示される。
【0022】
図2に示すように、上記超音波出力装置2には、超音波駆動信号の出力を制御する機能として、制御部21、スイッチ検知部22、超音波出力部23等が設けられており、一方、出力切替装置3には、接続されたハンドピース12a〜12cに対する超音波出力値を設定すると共に、この超音波出力値に対応する超音波駆動信号を送信する機能として、制御部24、設定部25、選択スイッチ検知部26、出力切替部27等が設けられており、両制御部21,24が通信ケーブル12を介して接続され、情報の送受信が行われる。
【0023】
次に、上記構成による本実施の形態の作用について説明する。
超音波出力装置2に設けられている制御部21と、出力切替装置3に設けられている制御部24とを通信ケーブル12を介して接続し、又、超音波出力装置2の出力ポート4と、出力切替装置3の入力ポート11とを超音波伝送ケーブル10を介して接続する。又、出力切替装置3の接続部13a〜13cに、ハンドピース12a〜12cをそれぞれ接続する。
【0024】
次いで、超音波出力装置2と出力切替装置3の電源スイッチ7,20をそれぞれONした後、接続した各ハンドピース12a〜12cに対する超音波出力値を設定する。尚、各ハンドピース12a〜12cに対する超音波出力値の設定は、同じ手順で行われるため、以下においては、その代表として、ハンドピース12aの超音波出力値を設定する手順について説明し、他のバンドピース12b,12cに対する超音波出力値の設定手順についての説明は省略する。
【0025】
ハンドピース12aに対する超音波出力値の設定は、先ず、出力切替装置3に配設されている選択スイッチ14をONし、対象となるハンドピース12aを特定した後、アップスイッチ14a、或いはダウンスイッチ14bを操作して、超音波出力値を増減させ、特定の値にセットする。
【0026】
出力切替装置3に設けられている制御部24では、選択スイッチ検知部26で検知した選択スイッチ14のON状態を識別する信号を制御部24へ送信する。
【0027】
制御部24では、選択スイッチ検知部26から送信された識別信号を読込み、ハンドピース12aが接続されている接続部13aを認識し、出力切替部27を制御して、リレー接点の切替等により接続部13aを、超音波出力装置2の超音波出力部23に選択的に接続させて、超音波出力部23からの超音波の伝送を可能とする。
【0028】
また、設定部25から送信されるアップスイッチ14a、或いはダウンスイッチ14bの操作により設定した超音波出力情報を、超音波出力装置2の制御部21へ送信する。
【0029】
制御部21では、出力切替装置3に設けられている制御部24から送信された超音波出力情報を読込み、超音波出力部23から送信される超音波出力値を設定する。
【0030】
このようにして設定された各ハンドピース12a〜12cの超音波出力値は、設定部25に記憶される。
【0031】
そして、ハンドピース12aを用いて生体組織の処置を行う場合、先ず、出力切替装置3に設けられている選択スイッチ14をONし、使用するハンドピース12aを特定する。
【0032】
すると、制御部24では、選択スイッチ14のON状態を検知した選択スイッチ検知部26からの識別信号に基づき、ハンドピース12aが接続されている接続部13aを特定し、設定部25に記憶されている接続部13aに対応する超音波出力値を読込み、超音波出力装置2に設けられている制御部21に対して超音波出力情報を送信する。
【0033】
超音波出力装置2の制御部21では、出力切替装置3の制御部24から送信された超音波出力情報を読込み、超音波出力部23から出力される超音波駆動信号の出力値を設定する。尚、この超音波出力値は、両装置2,3の表示部6,17の双方に表示される。
【0034】
そして、操作者が超音波出力装置2に接続されているフットスイッチ8の設定出力用フットペダル8aを踏み込むと、制御部21では、スイッチ検知部22で検知した操作者のON操作したスイッチを識別し、超音波出力部23に対して超音波出力指令を送信する。
【0035】
超音波出力部23では、制御部21からの超音波出力指令に基づき、出力切替装置3に対して、予め設定されている出力値の超音波駆動信号を出力する。
【0036】
超音波出力装置2から出力された超音波駆動信号は、出力ポート4、超音波伝送ケーブル10を介して、出力切替装置3の入力ポート11に入力され、この入力ポート11から出力切替部27を経て接続部13aに接続されているハンドピース12aに出力される。
【0037】
すると、ハンドピース12aの先端部に設けられている超音波振動子が超音波振動し、生体組織に対し凝固、切開、乳化等の処置を行う。
【0038】
又、操作者がフットスイッチ8の定格出力用フットペダル8bを踏み込むと、超音波出力部23からは、予め設定されている超音波出力値に関係なく、100%の超音波駆動信号が出力切替装置3へ出力され、ハンドピース12aに設けられている超音波振動子は、最大の出力値で超音波振動する。
【0039】
そして、他のハンドピース12b或いは12cを使用して処置を行う場合は、対応する選択スイッチ15或いは16をONする。尚、このとき、ハンドピース12aを接続する接続部13aに対応する選択スイッチ14が、選択スイッチ15或いは16のON動作に連動してOFF動作する。
【0040】
すると、この選択したハンドピース12b或いは12cに対して超音波駆動信号の出力が可能となる。
【0041】
このように本実施の形態では、超音波出力装置2に出力切替装置3を接続し、この出力切替装置3から複数のハンドピース12a〜12cに対して超音波振動を選択的に出力できるようにしたので、複数のハンドピース12a〜12cを一々交換することなく使用することができ、取扱性が良く、しかも、異なるハンドピース(例えば超音波吸引プローブ、超音波シザース等)に適した、設定出力が選択可能となる。
【0042】
又、図3に本発明の第2実施の形態による超音波手術装置の外観図を示す。第1実施の形態では、各ハンドピース12a〜12cに対する超音波出力値の設定を出力切替装置3側で行ったが、本実施の形態では、超音波出力装置2側に設けたアップスイッチ5a、及びダウンスイッチ5bで行うようにしたものである。
【0043】
従って、本実施の形態による出力切替装置3には、第1実施の形態で採用したアップスイッチ、及びダウンスイッチが不要になる。
【0044】
すなわち、出力切替装置3側に設けられている選択スイッチ14(15或いは16)をONすると、選択された接続部13a(13b或いは13c)から出力される超音波出力値が、通信ケーブル12を介して超音波出力装置2の表示部6に表示される。
【0045】
操作者は、表示部6に表示されている値を視認しながら、アップスイッチ5a、或いはダウンスイッチ5bを操作して、設定対象となる接続部13a(13b或いは13c)に接続されているハンドピース12a(12b或いは12c)へ出力する超音波出力値を設定する。尚、この超音波出力値は、出力切替装置3の表示部17(18或いは19)にも表示される。
【0046】
このように、本実施の形態によれば、出力切替装置3に設けられている接続部13a〜13cから出力される超音波出力値を、超音波出力装置2に設けられている1つのアップスイッチ5a、或いはダウンスイッチ5bを操作して設定できるようにしたので、出力切替装置3の構成が簡素化され、製造コストの低減を図ることができる。
【0047】
又、図4、図5に本発明の第3実施の形態を示す。ここで、図4は超音波手術装置の機能ブロック図、図5は管路内に冷却水を充填させるための初期設定ルーチンを示すフローチャートである。本実施の形態では、出力切替装置3に超音波吸引手術用ハンドピース31を接続した態様を示す。
【0048】
超音波吸引手術用ハンドピース31を用いた手術では、システムを立ち上げで、ハンドピース31の使用を開始する際に、ハンドピース31の先端部に設けられているプローブの先端まで冷却水を充満させて、プローブの発熱を抑制する必要があるため、この超音波吸引手術用ハンドピース31に冷却水を供給し、又供給した冷却水を吸引する送水吸引装置33が併設されている。
【0049】
又、システム立ち上げ後、初めて使用する際には、プローブの発熱を抑制するために、一定時間、或いは設定流量をハンドピース31に事前供給した後でなければ、超音波を出力することができない。
【0050】
超音波吸引手術用ハンドピース31を、第1実施の形態に示されている出力切替装置3の接続部13a〜13cの1つに接続した場合、各接続部13a〜13cは、選択スイッチ14〜16により切り替えられるため、超音波吸引手術用ハンドピース31を使用した後、一旦他のハンドピースを使用するために切り替えたとき、送水吸引装置33では、超音波吸引手術用ハンドピース31が取り外されたものと認識し、再度、出力切替装置3で超音波吸引手術用ハンドピース31を選択したときは、新たに接続されたものと認識して、超音波駆動信号を出力する前に、再度、送水が行われてしまう。
【0051】
そのため、本実施の形態では、システムを立ち上げた後、超音波吸引手術用ハンドピース31は初めての使用か否かを調べ、初めての使用でなければ、直ちに超音波駆動信号の出力を開始するようにしたものである。
【0052】
以下、図4に基づいて本実施の形態の構成について説明する。出力切替装置3の接続部13a〜13cの何れかに超音波吸引手術用ハンドピース31を接続すると、出力切替装置3の制御部24では、接続されたハンドピースの種別を識別し、その情報を通信ケーブル12,12aを介して超音波出力装置2及び送水吸引装置33に送信する。
【0053】
超音波吸引手術用ハンドピース31からは吸引チューブ32aと送水チューブ32bとが延出されており、この各チューブ32a,32bが送水吸引装置33に設けられている吸引部51、送水部52に接続されている。
【0054】
送水吸引装置33には、制御部53、スイッチ検知部54が設けられており、送水部52、吸引部51、スイッチ検知部54は制御部53により制御される。
【0055】
フットスイッチ8に設けられている設定出力用フットペダル8aと定格出力用フットペダル8bとの一方を踏み込むと、制御部53では、スイッチ検知部54で検知したフットペダル8a或いは8bの検知信号を、超音波出力装置2に設けられているスイッチ検知部22へ出力し、第1実施の形態と同様、操作者が選択したハンドピース12a,12b或いは31に、所定出力値の超音波を出力する。尚、この場合、3連のフットスイッチを使用し、新たに送水ペダルを設けて、送水部52のみ単独で制御できるようにすることも可能である。
【0056】
例えば超音波吸引手術用ハンドピース31が出力切替装置3の接続部13a(図1参照)に接続されている場合、操作者が選択スイッチ14をONして、超音波吸引手術用ハンドピース31を選択すると、超音波吸引手術用ハンドピース31の先端が振動し、生体組織に対し乳化、破砕等の処置が行われる。
【0057】
同時に、この超音波吸引手術用ハンドピース31の先端に開口されている開口部(図示せず)から吸引チューブ32aを介して乳化、破砕された生体組織、及び冷却液、血液等が吸引部51にて吸引される。尚、この吸引部51は、送水吸引装置33に電源を投入後、常時、動作している。
【0058】
一方、送水吸引装置33の送水部52からは送水チューブ32bを介して、超音波吸引手術用ハンドピース31の先端に開口されている開口部(図示せず)から冷却液(洗滌液)が送液される。この送水部52は、超音波出力に同期して、すなわち、フットスイッチ8に設けたフットペダル8a,8bの一方のON動作に同期して、冷却水を送水するように設定されている。
【0059】
この場合、超音波吸引手術用ハンドピース31が、電源投入後、はじめて接続されたときは、超音波吸引手術用ハンドピース31に対して超音波を出力する前に、この超音波吸引手術用ハンドピース31に冷却水を充填するための初期設定(フラッシュ)が完了するまで、超音波が出力されないように制限する。
【0060】
このとき初期設定が完了したか否かを認識する手段としては、超音波吸引手術用ハンドピース31に流量センサ等を併設することも考えられるが、簡易的にある一定時間、送水を行うことを条件としてもよい。
【0061】
初期設定を簡易的に行うとともに、初期設定が完了したか否かの判定は、例えば、図5に示すフローチャートに従って処理することができる。
【0062】
このルーチンは、電源スイッチがONされた後、所定演算周期毎に、出力切替装置3に設けられている接続部13a〜13c(図1参照)毎に繰り返し実行される。
【0063】
すなわち、電源スイッチがONされると、先ず、ステップS1で、検知対象となっている出力切替装置3の接続部に、超音波吸引手術用ハンドピース(HP)31が接続されているか否かを調べ、接続されていないときは、このルーチンを繰り返し実行し、超音波吸引手術用ハンドピース31の接続に備える。
【0064】
尚、検知対象となっている出力切替装置3の接続部に、超音波吸引手術用ハンドピース31以外の、通常のハンドピースが接続されているときは、本ルーチンは実行されず、通常通りの超音波出力制御が行われる。
【0065】
又、出力切替装置3の接続部に超音波吸引手術用ハンドピース31が接続されているときは、ステップS2へ進み、当該ハンドピース31の番号を識別フラグAとして記憶させる。
【0066】
出力切替装置3の検知対象となっている接続部に超音波吸引手術用ハンドピース31が接続されているか否かの判定、及び接続されたハンドピースが超音波吸引手術用ハンドピース31か否かの判定は、例えば各ハンドピース12a〜12c,31に設けらている接続部に識別用の抵抗を設けておき、接続されたときに、その抵抗に一定の電流を供給し、発生する電圧と、予めハンドピースの種別毎に設定される電圧値とを比較することで行う。
【0067】
その後、ステップS3へ進み、フットスイッチ8の各フットペダル8a,8bの何れか一方がONしたか否かを調べ、双方共OFFのときは、当該ルーチンを繰り返し実行し、フットペダル8a,8bがONされるまで待機する。
【0068】
そして、フットペダル8a,8bの何れか一方がONされたときは、ステップS4へ進み、検知対象となっている接続部に接続されている超音波吸引手術用ハンドピース31に対して、管路内に冷却水を充填させるために一定時間送水を行い、この送水が所定に完了した後、すなわち超音波吸引手術用ハンドピース31に対する初期設定(フラッシュ)が完了した後、ステップS5へ進み、超音波吸引手術用ハンドピース31に対する超音波出力を許可する。
【0069】
その後、ステップS6へ進み、再び、フットスイッチ8の各フットペダル8a,8bの何れか一方がONしたか否かを調べ、ON状態が継続されているときは、ステップS5へ戻り、又、フットペダル8a,8bがONからOFFに切替えられたきは、ステップS7へ進み、超音波吸引手術用ハンドピース31に対する超音波出力を停止させ、ステップS88へ進み、フットペダル8a,8bの何れか一方がONされるまで待機する。
【0070】
そして、フットペダル8a,8bの何れか一方がONされたとき、例えば他のハンドピース12a,12bを使用した後、再び超音波吸引手術用ハンドピース31が使用されたときは、ステップS9へ進み、超音波出力を許可し、ステップS10で、現在接続されているハンドピースが超音波吸引手術用ハンドピース31か否かを、記憶されている識別フランジAの値と、接続されているハンドピースから読込んだHP番号とを照合し、一致しているときは、当該超音波吸引手術用ハンドピース31に対する初期設定は既に完了しているため、ステップS8へ戻り、フットペダル8a,8bの双方がOFFされるまで、超音波吸引手術用ハンドピース31に対する超音波出力を許可する。
【0071】
その結果、超音波吸引手術用ハンドピース31を、出力切替装置3に設けられている接続部から外すことなく、繰り返し使用する際には、最初に初期設定されるだけで、その後は、初期設定が既に完了してるため、直ちに超音波の出力が許可されるため、出力切替装置3を利用した場合でも、超音波吸引手術用ハンドピース31の発熱が防止され、しかも使用者においては、超音波吸引手術用ハンドピース31を出力切替装置3に接続した際に、一々初期設定を行う必要がないので取扱性が良い。
【0072】
又、ステップS10で、識別フラグAの値とHP番号とが不一致と判定されたとき、すなわち出力切替装置3に設けられている検知対象となっている接続部に、他のハンドピース12a,12bが接続されていると判定したときは、ステップS11へ進み、超音波出力を停止して、ルーチンを抜ける。
【0073】
この場合、例えば図6に示すように、送水吸引装置33にフラッシュ時間設定部34、超音波出力設定部35、送水量設定部36、吸引圧設定部37を設け、超音波出力値とフラッシュ時間、及びフラッシュの際の送水量とを自動的に連動させ、超音波出力設定値が大きい場合には、超音波吸引手術用ハンドピース31の発熱量も大きくなるため、フラッシュ時間とそのときの送水量とを自動的に増加されるようにしても良い。このとき、超音波吸引手術用ハンドピース31の流路抵抗により最大水量が制限される場合には、フラッシュ時間を長くする。
【0074】
尚、図中の符号34a〜37aは、各設定部34〜37の設定値を表示する表示部、34b〜37bは、設定部34〜37の設定量を手動設定するためのアップ/ダウンスイッチ、38は超音波吸引手術用ハンドピース31から延出する吸引チューブ32aを接続するピンチバルブで、このピンチバルブ38により、閉塞/開放が制御される。
【0075】
又、符号39は送水チューブ32bを接続する送水ポンプ、40は超音波出力コネクタであり、送水吸引装置33を単独で使用する場合、このコネクタ40に超音波吸引手術用ハンドピース31を直接接続する。
【0076】
[付記]以上詳述したように、本発明によれば、以下のごとき構成を得ることができる。
(1)超音波出力装置と複数のハンドピースを接続可能な出力切替装置とを備え、
上記出力切替装置に、
上記超音波出力装置から出力された超音波駆動信号を選択されたハンドピースに伝達する出力切替部と、
複数のハンドピースに対して独立に超音波出力値を設定可能な設定部とが備えられていることを特徴とする。
【0077】
(2)(1)において、各ハンドピースの超音波出力値を独立に表示する表示部が設けられていることを特徴とする。
【0078】
(3)(1)において、超音波出力装置と出力切替装置とが通信手段を介して情報が送受信されることを特徴とする。
【0079】
(4)(1)において、接続されたハンドピースを識別する手段と、選択されたハンドピースの種別を出力切替装置から超音波出力装置へ伝達する手段と、そのハンドピースの設定値に応じた超音波出力を発生する超音波出力手段と備えることを特徴とする。
【0080】
(5)(1)において、送水吸引装置と超音波出力装置又は出力切替装置との間で、ハンドピース種別情報が伝達される手段と、ハンドピースの種別に応じて、送水吸引装置を超音波出力装置が連動制御することを特徴とする。
【0081】
(6)(1)において、超音波出力装置と送水吸引装置とは、出力切替装置に接続されたハンドピースの接続部及びハンドピース種別が変更されないときには、各ハンドピースは一度も取り外されず、常時接続されていたものと認識して、制御を行うことを特徴とする。
【0082】
このような構成では、超音波出力装置と複数のハンドピースの間に、出力切替装置を介在させ、出力切替装置により、どのハンドピースに対して超音波出力を行うかが選択可能となる。
【0083】
どのハンドピースに対して超音波を出力するかは、出力切替装置に設けられた出力切替部により行う。出力切替装置には、各ハンドピースに対応して、超音波出力値を表示する表示部と、超音波出力値を設定する設定部とが設けられており、独立して超音波出力の設定、及び表示が可能で、操作者はいつでも、その旨を認識することができる。
【0084】
又、超音波出力装置と出力切替装置とは、通信手段を介して情報の送受信が可能になっている。
【0085】
又、超音波吸引手術用ハンドピースを使用する場合には、そのハンドピースの種別を検知し、一旦、出力切替装置により他のハンドピースに切り替わり、再度、超音波吸引手術用ハンドピースが選択された場合、前回認識したハンドピース種別と
、今回のハンドピース種別とが一致するときは、超音波を出力する前の冷却水事前供給は行わず、直ちに超音波駆動信号の出力を許可する。
【0086】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、出力切替手段を使用することで、複数のハンドピースを1台の装置で駆動させることが可能となり、手術に際して複数の装置を装備する必要がなく、又、ハンドピースを一々交換しながら手術を行う必要がないため、操作者の負担が軽減され、取扱性が良い。
【0087】
又、各ハンドピースに対する超音波出力値の設定を独立して行うことができるため、設定が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態による超音波手術装置の外観図
【図2】同、超音波手術装置の機能ブロック図
【図3】第2実施の形態による超音波手術装置の外観図
【図4】第3実施の形態による超音波手術装置の機能ブロック図
【図5】同、管路内に冷却水を充填させるための初期設定ルーチンを示すフローチャート
【図6】同、送水吸引装置の外観図
【符号の説明】
1 超音波手術装置
12a〜12c,31 ハンドピース
13a〜13c 接続部
14〜16 選択手段(選択スイッチ)
21,24,53 制御部
23 超音波出力部
25 設定部
27 出力切替部

Claims (3)

  1. 超音波駆動信号に基づき超音波振動する超音波振動子を有する複数のハンドピースを接続可能とする超音波手術装置において、
    前記超音波振動子を超音波駆動するための超音波駆動信号を生成し出力する超音波出力部と、
    前記超音波出力部から出力する前記超音波駆動信号の出力値を設定可能とする第1の出力値設定スイッチ手段と、
    前記超音波出力部から出力する前記超音波駆動信号を制御する制御部と、
    を有する超音波出力装置と、
    当該超音波出力装置から出力する前記超音波駆動信号を所定の超音波伝送ケーブルを介して入力すると共に前記複数のハンドピースを接続可能とする超音波出力切替装置であって、
    複数の前記ハンドピースを接続可能とする複数の接続部と、
    前記各接続部に装着される前記ハンドピースのそれぞれに対して超音波出力値を設定する設定部と、
    前記各接続部に装着される前記ハンドピースのうち、特定のハンドピースを選択する選択手段と、
    前記超音波伝送ケーブルを介して前記超音波出力装置から出力された前記超音波駆動信号を入力し、前記選択手段により選択されたハンドピースに対して、当該超音波駆動信号を選択的に切り替えて出力する出力切替部と、
    前記複数の接続部それぞれに対応して配設され、接続された前記ハンドピースに対して出力する前記超音波駆動信号の出力値を設定可能とする、複数の第2の出力値設定スイッチ手段と、
    を有する超音波出力切替装置と、
    前記超音波出力装置と前記超音波出力切替装置との間に接続され、所定の情報の送受を行う通信ケーブルと、
    を備え、
    前記超音波出力装置と当該超音波出力切替装置とが接続された際には、前記第1の出力値設定スイッチ手段の動作が禁止され、前記超音波出力装置における前記制御部は、前記通信ケーブルを介して伝達された前記第2の出力値設定スイッチ手段によって設定された出力値に応じて、前記超音波駆動信号を当該超音波出力切替装置に向けて出力する
    ことを特徴とする超音波手術装置。
  2. 超音波駆動信号に基づき超音波振動する超音波振動子を有する複数のハンドピースを接続可能とする超音波手術装置において、
    前記超音波振動子を超音波駆動するための超音波駆動信号を生成し出力する超音波出力部と、
    前記超音波出力部から出力する前記超音波駆動信号の出力値を設定可能とする出力値設定スイッチ手段と、
    前記超音波出力部から出力する前記超音波駆動信号を制御する制御部と、
    を有する超音波出力装置と、
    当該超音波出力装置から出力する前記超音波駆動信号を所定の超音波伝送ケーブルを介して入力すると共に前記複数のハンドピースを接続可能とする超音波出力切替装置であって、
    複数の前記ハンドピースを接続可能とする複数の接続部と、
    前記各接続部に装着される前記ハンドピースのそれぞれに対して超音波出力値を設定する設定部と、
    前記各接続部に装着される前記ハンドピースのうち、特定のハンドピースを選択する選択手段と、
    前記超音波伝送ケーブルを介して前記超音波出力装置から出力された前記超音波駆動信号を入力し、前記選択手段により選択されたハンドピースに対して、当該超音波駆動信号を選択的に切り替えて出力する出力切替部と、
    を有する超音波出力切替装置と、
    前記超音波出力装置と前記超音波出力切替装置との間に接続され、所定の情報の送受を行う通信ケーブルと、
    を備え、
    前記超音波出力装置と当該超音波出力切替装置とが接続された際には、前記超音波出力装置における前記制御部は、前記出力値設定スイッチ手段によって設定された出力値に応じて、前記超音波駆動信号を当該超音波出力切替装置に向けて出力する
    ことを特徴とする超音波手術装置。
  3. 超音波駆動信号に基づき超音波振動する超音波振動子を有する複数のハンドピースを接続可能とする超音波手術装置において、
    前記超音波振動子を超音波駆動するための超音波駆動信号を生成し出力する超音波出力部と、
    前記超音波出力部から出力する前記超音波駆動信号の出力値を設定可能とする第1の出力値設定スイッチ手段と、
    前記超音波出力部から出力する前記超音波駆動信号を制御する制御部と、
    を有する超音波出力装置と、
    当該超音波出力装置から出力する前記超音波駆動信号を所定の超音波伝送ケーブルを介して入力すると共に前記複数のハンドピースを接続可能とする超音波出力切替装置であって、
    複数の前記ハンドピースを接続可能とする複数の接続部と、
    前記各接続部に装着される前記ハンドピースのそれぞれに対して超音波出力値を設定する設定部と、
    前記各接続部に装着される前記ハンドピースのうち、特定のハンドピースを選択する選択手段と、
    前記超音波伝送ケーブルを介して前記超音波出力装置から出力された前記超音波駆動信号を入力し、前記選択手段により選択されたハンドピースに対して、当該超音波駆動信号を選択的に切り替えて出力する出力切替部と、
    を有する超音波出力切替装置と、
    前記超音波出力装置と前記超音波出力切替装置との間に接続され、所定の情報の送受を行う通信ケーブルと、
    を備え、
    前記超音波出力切替装置が、前記複数の接続部それぞれに対応して配設され接続された前記ハンドピースに対して出力する前記超音波駆動信号の出力値を設定可能とする複数の第2の出力値設定スイッチ手段を有する切替装置であり、かつ、前記超音波出力装置と当該超音波出力切替装置とが接続された際には、前記第1の出力値設定スイッチ手段の動作が禁止され、前記超音波出力装置における前記制御部は、前記通信ケーブルを介して伝達された前記第2の出力値設定スイッチ手段によって設定された出力値に応じて、前記超音波駆動信号を当該超音波出力切替装置に向けて出力し、
    前記超音波出力切替装置が、前記複数の接続部それぞれに対応して配設され接続された前記ハンドピースに対して出力する前記超音波駆動信号の出力値を設定可能とする複数の第2の出力値設定スイッチ手段を有さない切替装置であり、かつ、前記超音波出力装置と当該超音波出力切替装置とが接続された際には、前記超音波出力装置における前記制御部は、前記第1の出力値設定スイッチ手段によって設定された出力値に応じて、前記超音波駆動信号を当該超音波出力切替装置に向けて出力可能とする
    ことを特徴とする超音波手術装置。
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