JP4097269B2 - ミスト式浴室暖房装置及び温風暖房乾燥機並びに浴室暖房乾燥システム - Google Patents

ミスト式浴室暖房装置及び温風暖房乾燥機並びに浴室暖房乾燥システム Download PDF

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Description

本発明は、温水ミストの発生による浴室の暖房を行うミスト式浴室暖房装置に関するものである。
従来、温水ミストを噴霧するためのミスト式浴室暖房装置を浴室内に取り付けるとともに、浴室の一部に温風暖房乾燥機を取りつけ、ミスト式浴室暖房装置により浴室内をミスト暖房するとともに、温風暖房乾燥機により浴室内を暖房又は乾燥することが可能な構成の浴室暖房乾燥システムが公知である(特許文献1,2参照)。
図7は特許文献1に記載の浴室暖房乾燥システムの機器配置を表す図である。浴室100内には、温水又は冷水を出水するカラン101、浴槽102、及びシャワー103が設けられている。浴室100の一壁面の天井付近には、温風を吹き出す温風暖房乾燥機104が取り付けられている。また、浴室100の一壁面の床面付近には、カラン101に近接して、ミスト式浴室暖房装置105が設置されている。この場合、浴室暖房乾燥システムは、温風暖房乾燥機104とミスト式浴室暖房装置105とによって構成される。
ミスト式浴室暖房装置105は、種々の構成のものが公知であるが、例えば、特許文献3に記載のもののように、カラン101の給湯管に直接接続するものを使用することができる。
また、特許文献2においては、浴室暖房乾燥システムの動作として、(1)ミスト噴霧用ノズルから温水ミストを浴室内に噴霧することにより、浴室内の温度を高めるミスト暖房方式、(2)温水、電気、ガス、灯油等を熱源として温風暖房乾燥機104を駆動して浴室内の温度を高める乾燥暖房方式、及び(3)上記ミスト暖房方式と乾燥暖房方式とを併用する併用方式について記載されている。
特開2002−253440号公報 特開2002−89866号公報 特開平10−185224号公報
ところで、このような浴室暖房乾燥システムにおいて、使用者が浴室内でミスト暖房を開始しようとした場合、ミスト式浴室暖房装置105の表面パネルにあるスイッチや、温風暖房乾燥機104を介してミスト式浴室暖房装置105を遠隔操作するリモコン装置等を使用して、ミスト式浴室暖房装置105にミストの噴霧開始命令を入力する。この場合、使用者がミスト式浴室暖房装置105に顔などを接近した状態で噴霧開始命令を入力する場合も想定される。この際、ミスト式浴室暖房装置105から、不意に冷水や熱水のミストが吹き出すと、使用者が意に反して水を浴びたり、火傷を負ったりする可能性も考えられる。
そこで、本発明の目的は、使用者がミストの噴霧開始命令を入力した際に使用者が不意にミストを浴びるような事故を防止することを可能とするミスト式浴室暖房装置、並びに浴室暖房乾燥システム及びそれに使用する温風暖房乾燥機を提供することを目的とする。
本発明に係るミスト式浴室暖房装置は、温水を浴室内に噴霧することにより浴室内の暖房を行うミスト式浴室暖房装置において、給湯管に接続された温水分配管と、前記温水分配管に設けられた一又は複数のミスト・ノズルと、前記給湯管と前記温水分配管との間に設けられた電気式の開閉弁である発停弁と、前記発停弁の動作命令を入力するための発停スイッチと、所定の時間を計測するタイマーと、前記発停弁の閉止状態において前記発停スイッチから動作命令が入力された場合に、前記タイマーを起動して所定の時間が経過するまで待機した後、前記発停弁を開弁する発停弁制御部と、を備えていることを特徴とする。
この構成により、発停弁の閉止状態において、使用者が発停スイッチから動作命令を入力した場合、所定の時間が経過するまではミスト式浴室暖房装置はミストの噴霧を開始せず待機する。そして、所定の時間が経過した後に、ミストの噴霧が開始される。従って、使用者が入力手段から噴霧開始命令を入力した直後に、突然にミスト噴霧が開始され使用者が不意にミストを浴びるような事態を回避することができる。
本発明に係る温風暖房乾燥機は、浴室の一部に取り付けられた温風暖房乾燥機と、浴室内に取り付けられ、温水を浴室内に噴霧することにより浴室内の暖房を行うミスト式浴室暖房装置と、を備えた浴室暖房乾燥システムに使用される温風暖房乾燥機において、制御命令信号が入力される入力手段と、所定の時間を計測するタイマーと、前記入力手段から入力される制御命令信号が、前記ミスト式浴室暖房装置に対してミストの噴霧開始を指令する噴霧開始命令である場合に、噴霧開始制御信号を出力する指示判定部と、前記ミスト式浴室暖房装置に対して制御信号を送信する送信手段と、前記指示判定部により噴霧開始制御信号が出力された場合に、前記タイマーを起動して一定時間が経過するまで待機した後、前記送信手段により前記ミスト式浴室暖房装置に対して噴霧開始命令を送信する本体制御部と、を備えていることを特徴とする。
この構成により、ミスト式浴室暖房装置の発停弁が閉止した状態(閉止状態)において、使用者が入力手段から噴霧開始命令を入力した場合、所定の時間が経過するまでは温風暖房乾燥機からミスト式浴室暖房装置に対して噴霧開始命令が送信されない。そのため、所定の時間が経過するまでは、ミスト式浴室暖房装置はミストの噴霧を開始せず待機する。そして、所定の時間が経過した後に、ミストの噴霧が開始される。従って、使用者が入力手段から噴霧開始命令を入力した直後に、突然にミスト噴霧が開始され使用者が不意にミストを浴びるような事態を回避することができる。
ここで、入力手段としては、無線又は有線のリモコン装置等を使用することができる。また、送信手段としては、有線又は無線の送信装置(例えば、赤外線送信装置等)を使用することができる。
本発明に係る浴室暖房乾燥システムは、浴室の一部に取り付けられた温風暖房乾燥機と、浴室内に取り付けられ、温水を浴室内に噴霧することにより浴室内の暖房を行うミスト式浴室暖房装置と、を備えた浴室暖房乾燥システムにおいて、前記温風暖房乾燥機は、制御命令信号が入力される入力手段と、所定の時間を計測するタイマーと、前記入力手段から入力される制御命令信号が、前記ミスト式浴室暖房装置に対してミストの噴霧開始を指令する噴霧開始命令である場合に、噴霧開始制御信号を出力する指示判定部と、前記ミスト式浴室暖房装置に対して制御信号を送信する送信手段と、前記指示判定部により噴霧開始制御信号が出力された場合に、前記タイマーを起動して一定時間が経過するまで待機した後、前記送信手段により前記ミスト式浴室暖房装置に対して噴霧開始命令を送信する本体制御部と、を備え、前記ミスト式浴室暖房装置は、給湯管に接続された温水分配管と、前記温水分配管に設けられた一又は複数のミスト・ノズルと、前記給湯管と前記温水分配管との間に設けられた電気式の開閉弁である発停弁と、前記温風暖房乾燥機の前記赤外線発信部から発信される噴霧開始命令の信号を受信する赤外線受信部と、前記赤外線受信装置により前記噴霧開始命令を受信した場合に、前記発停弁を開弁する発停弁制御部と、を備えていることを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、使用者が発停スイッチや入力手段を操作して、ミスト式浴室暖房装置によるミストの噴霧の開始指示を入力した場合、当該操作後、一定の猶予時間をおいてミストの噴霧が開始される。従って、誤って操作したような場合にも突然にミスト噴霧が開始され使用者が不意に冷水又は熱水のミストを浴びるような事故を回避することができる。
また、本発明に係る浴室暖房乾燥システムによれば、発停弁の開弁動作は、使用者がミストの噴霧の開始指示を入力してから、所定の猶予時間が経過した後に行われる。そこで、ミスト式浴室暖房装置を、通常は、低消費電力状態であるスリープ状態にしておいて、この猶予時間を利用して、電源電圧を昇圧して待機状態とし、その後、発停弁の開弁動作を行うようにすることが可能である。従って、ミスト式浴室暖房装置の消費電力を抑えることが可能である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施例1に係る浴室暖房乾燥システムの構成を表す図である。本実施例の浴室暖房乾燥システムは、温風暖房乾燥機1、ミスト式浴室暖房装置2、及びリモコン装置3の3つの機器から構成されている。温風暖房乾燥機1は、浴室内の壁の天井部付近に設置される。ミスト式浴室暖房装置2は、浴室の壁の一部に設けられたカラン4の近傍に設置される。リモコン装置3は、持ち運びが可能である。尚、温風暖房乾燥機1とミスト式浴室暖房装置2の浴室内の配置は、具体的には、例えば、図7と同様に配置することができる。
温風暖房乾燥機1は、電気ヒータ、ガスバーナ、灯油バーナ等で沸かした湯で温水熱交換器を加熱し、これで浴室内の空気を加温又は乾燥し、再び浴室内に吹き出す。これにより、浴室内を暖房又は乾燥する。ミスト式浴室暖房装置2は、カラン4の給湯管5に直接接続されている。ミスト式浴室暖房装置2は、この給湯管5から供給される温水を、ミスト・ノズル6からミストとして浴室内に噴霧する。
温風暖房乾燥機1とミスト式浴室暖房装置2との間は赤外線による無線通信が可能である。また、温風暖房乾燥機1とリモコン装置3との間も、赤外線による無線通信が可能である。温風暖房乾燥機1の表面パネルには、赤外線を受光又は発光するための赤外線窓7が設けられている。
使用者がミスト式浴室暖房装置2を遠隔操作する場合には、リモコン装置3によって、温風暖房乾燥機1を介してミスト式浴室暖房装置2に制御指令信号を入力する。ミスト式浴室暖房装置2は電池駆動であり、温風暖房乾燥機1から送信される制御指令信号に従って、給湯管5からの湯の断通を行う発停弁22(図3参照)を開閉する。発停弁22が開弁すると、ミスト・ノズル6から温水ミストの噴霧が開始される。発停弁22が閉止すると、温水ミストの噴霧は停止する。
また、ミスト式浴室暖房装置2の表面パネルには、発停スイッチ9が設けられている。使用者は、この発停スイッチ9を操作することによって、ミスト式浴室暖房装置2を直接操作することも可能である。
図2は図1の温風暖房乾燥機1の構成を表すブロック図である。温風暖房乾燥機1は、赤外線受信部10、タイマー11、指示判定部12、本体制御部13、及び赤外線送信部14を備えている。赤外線受信部10は、リモコン装置3から送信されてくる赤外線信号を受信する。この赤外線受信部10とリモコン装置3によって、制御命令信号を入力するための入力手段が構成されている。
タイマー11は所定の時間を計測する。指示判定部12は、赤外線受信部10から入力される制御命令信号が噴霧開始命令である場合に、噴霧開始制御信号を出力する。ここで、噴霧開始命令とは、ミスト式浴室暖房装置2に対してミストの噴霧開始を指令する命令である。
本体制御部13は、指示判定部12により噴霧開始制御信号が出力された場合、タイマー11を起動して一定時間が経過するまで待機した後、赤外線送信部14によりミスト式浴室暖房装置2に対して噴霧開始命令を送信する。ここで、赤外線送信部14は、ミスト式浴室暖房装置に対して制御信号を送信する送信手段を構成している。
図3は図1のミスト式浴室暖房装置2の構成を表すブロック図である。なお、図3は、配管構成部分20と制御構成部分23とに分けて抽象化して示されている。
まず、配管構成部分20は、温水分配管21、9個のミスト・ノズル6、及び発停弁22を備えている。温水分配管21は、U字型に構成された管であり、その中央付近が、発停弁22を介して図1の給湯管5に接続されている。温水分配管21の各所にミスト・ノズル6が取り付けられている。給湯管5から温水分配管21に送水される温水は、このミスト・ノズル6から噴霧される。なお、発停弁22は、電気式の開閉弁である。
一方、制御構成部分23は、発停スイッチ9、赤外線受信部24、装置作動判定部25、発停弁制御部26、電源制御部27、及びタイマー28を備えている。発停スイッチ9は、図1のものと同様であり、発停弁22の動作命令を入力するためのものである。赤外線受信部24は、温風暖房乾燥機1から送信されてくる赤外線信号を受信する。装置作動判定部25は、赤外線受信部24を介して温風暖房乾燥機1から入力される制御命令を復号し、発停弁制御部26及び電源制御部27に出力する。発停弁制御部26は、発停弁22の開閉を制御する。電源制御部27は、ミスト式浴室暖房装置2の電源電圧の制御を行う。
以上のように構成された本実施例に係る浴室暖房乾燥システムについて、以下、その動作を説明する。
図4は温風暖房乾燥機1の動作を表すフローチャート、図5は使用者がリモコン装置3からミスト噴霧命令を入力した場合における浴室暖房乾燥システムの各機器間の信号伝達を表す図である。まず、温風暖房乾燥機1は、リモコン装置3から制御命令が入力されるのを待つ(S1)。温風暖房乾燥機1から、制御命令が赤外線信号で送信されると、赤外線受信部10がこれを受信し、電気信号として指示判定部12に出力する。
指示判定部12は、入力された制御命令を復号して、本体制御部13に出力する。本体制御部13は、ミスト噴霧命令である場合(S2)、赤外線送信部14からミスト式浴室暖房装置2に対して、ウェイクアップ命令を送信する(S3)。そして、タイマー11をスタートし(S4)、所定の時間が経過するまで待機する(S5)。ここで、所定の時間としては、使用者がミスト式浴室暖房装置2の前から待避するのに十分な時間が設定される。具体的には、約5〜10秒程度に設定するとよい。この所定の待機時間が経過した後、本体制御部13は、赤外線送信部14によりミスト式浴室暖房装置2に対して、ミスト噴霧命令を送信する(S6)。
このように、使用者によって、リモコン装置3によりミスト噴霧命令が入力された場合、温風暖房乾燥機1は、所定の待機時間だけ待機してからミスト式浴室暖房装置2に対して、ミスト噴霧命令を送信する。これにより、使用者がミスト式浴室暖房装置2の前から待避するだけの時間的な余裕が生まれるため、突然にミスト噴霧が開始され使用者が不意に冷水又は熱水のミストを浴びるような事故を回避することができる。
ステップS2において、入力された制御命令がミスト噴霧命令でない場合、本体制御部13は、当該制御命令がミスト停止命令か否かを判定する(S7)。そして当該制御命令が、ミスト停止命令である場合、本体制御部13は、赤外線送信部14によりミスト式浴室暖房装置2に対して、ミスト停止命令を送信する(S8)。
ステップS7において、入力された制御命令がミスト停止命令でない場合、本体制御部13は、当該制御命令がスリープ命令か否かを判定する(S9)。そして当該制御命令が、スリープ命令である場合、本体制御部13は、赤外線送信部14によりミスト式浴室暖房装置2に対してスリープ命令を送信する(S10)。
ステップS9において、入力された制御命令がスリープ命令でない場合、当該制御命令は温風暖房乾燥機1に対する制御命令であるため、本体制御部13は、当該制御命令に従って、温風暖房乾燥機1の動作制御を行う(S11)。
次に、ミスト式浴室暖房装置2の動作について説明する。図6はミスト式浴室暖房装置の動作を表すフローチャートである。最初に、ミスト式浴室暖房装置2は、スリープ状態にある。ここで、スリープ状態とは、省電力化を図るために電源電圧を通常の動作を行う状態よりも降圧した状態をいう。この状態で、ミスト式浴室暖房装置2は、温風暖房乾燥機1からウェイクアップ命令が送信されてくるまで待機する(S21)。
温風暖房乾燥機1から制御信号が赤外線信号として送信されてきた場合、赤外線受信部24はこの赤外線信号を受信して電気信号に変換し、装置作動判定部25に出力する。装置作動判定部25は、電源制御部27に対してウェイクアップ命令を出力する。電源制御部27は、ウェイクアップ命令が入力されると、電源電圧を昇圧してウェイクアップ状態とする(S22)。
次に、このウェイクアップ状態で、使用者が発停スイッチ9を操作して動作命令を入力した場合(S23)、その時点で発停弁22が閉止状態にあれば(S24)、発停弁制御部26は、タイマー28をスタートして(S25)、所定の待機時間が経過するまで待機する(S26)。ここで、所定の待機時間としては、上記ステップS5の場合と同様に、使用者がミスト式浴室暖房装置2の前から待避するのに十分な時間が設定される。この所定の待機時間が経過した後、発停弁制御部26は、発停弁22を開弁する(S27)。
このように、使用者によって、発停スイッチ9により動作命令が入力された場合、ミスト式浴室暖房装置2は、所定の待機時間だけ待機してから発停弁22を開弁しミストの噴霧を開始する。これにより、使用者がミスト式浴室暖房装置2の前から待避するだけの時間的な余裕が生まれるため、突然にミスト噴霧が開始され使用者が不意に冷水又は熱水のミストを浴びるような事故を回避することができる。
一方、上記動作命令が入力された時点で発停弁22が開弁状態にあれば(S24)、発停弁制御部26は、発停弁22を閉止する(S28)。
次に、上記ステップS23で、発停スイッチ9からの入力がない場合、ミスト式浴室暖房装置2は、赤外線受信部24からの制御命令の入力があるか否かを判定し(S29)、ない場合には再びステップS23に戻る。
ステップS29において、赤外線受信部24からの制御命令の入力があった場合、装置作動判定部25は、当該制御命令がミスト噴霧命令であるか否かを判定する(S30)。これが、ミスト噴霧命令であった場合、発停弁制御部26は、発停弁22を開弁する(S31)。この場合には待機時間はとっていないが、これは、上で説明したように、温風暖房乾燥機1においてミスト噴霧命令を発信する際に、十分な待機時間をとっているからである。
ここで、温風暖房乾燥機1において十分な待機時間をとることにより、ミスト式浴室暖房装置2がウェイクアップ命令を受けてスリープ状態からウェイクアップ状態に移行するまでの電源電圧の昇圧を、この待機時間を利用して行うことができるというメリットが生じる。
ステップS30において、赤外線受信部24からの制御命令がミスト噴霧命令ではなかった場合、発停弁制御部26が発停弁22を閉止した後(S32)、電源制御部27は電源電圧を降圧してスリープ状態とし(S33)、再びステップS21に戻る。
以上のように、本実施例の浴室暖房乾燥システムでは、使用者が発停スイッチ9やリモコン装置3を操作して、ミスト式浴室暖房装置2によるミストの噴霧の開始指示を入力した場合、当該操作後、必ず一定の猶予時間をおいてミストの噴霧が開始される。従って、突然にミスト噴霧が開始され使用者が不意に冷水又は熱水のミストを浴びるような事故を回避することができる。
本発明の実施例1に係る浴室暖房乾燥システムの構成を表す図である。 図1の温風暖房乾燥機1の構成を表すブロック図である。 図1のミスト式浴室暖房装置2の構成を表すブロック図である。 温風暖房乾燥機1の動作を表すフローチャートである。 使用者がリモコン装置3からミスト噴霧命令を入力した場合における浴室暖房乾燥システムの各機器間の信号伝達を表す図である。 ミスト式浴室暖房装置の動作を表すフローチャートである。 特許文献1に記載の浴室暖房乾燥システムの機器配置を表す図である。
符号の説明
1 温風暖房乾燥機
2 ミスト式浴室暖房装置
3 リモコン装置
4 カラン
5 給湯管
6 ミスト・ノズル
7 赤外線窓
9 発停スイッチ
10 赤外線受信部
11 タイマー
12 指示判定部
13 本体制御部
14 赤外線送信部
20 配管構成部分
21 温水分配管
22 発停弁
23 制御構成部分
24 赤外線受信部
25 装置作動判定部
26 発停弁制御部
27 電源制御部
28 タイマー

Claims (1)

  1. 浴室の一部に取り付けられた温風暖房乾燥機と、浴室内に取り付けられ、温水を浴室内に噴霧することにより浴室内の暖房を行うミスト式浴室暖房装置と、を備えた浴室暖房乾燥システムにおいて、
    前記温風暖房乾燥機は、
    制御命令信号が入力される入力手段と、
    所定の時間を計測する温風暖房乾燥機側タイマーと、
    前記入力手段から入力される制御命令信号を復号する指示判定部と、
    前記ミスト式浴室暖房装置に対して制御信号を送信する送信手段と、
    前記指示判定部により復号された前記制御命令信号が、前記ミスト式浴室暖房装置に対してミストの噴霧開始を指令するミスト噴霧命令である場合に、前記ミスト式浴室暖房装置に対して電源電圧の昇圧を開始させるためのウェイクアップ命令を前記送信手段により送信し、その後前記温風暖房乾燥機側タイマーを起動して一定時間が経過するまで待機した後、前記送信手段により前記ミスト式浴室暖房装置に対して噴霧開始命令を送信し、また、復号された前記制御命令信号が、ミスト停止命令である場合に前記送信手段により前記ミスト式浴室暖房装置に対してミスト停止命令を送信する本体制御部と、
    を備え、
    前記ミスト式浴室暖房装置は、
    給湯管に接続された温水分配管と、
    前記温水分配管に設けられた一又は複数のミスト・ノズルと、
    前記給湯管と前記温水分配管との間に設けられた電気式の開閉弁である発停弁と、
    前記発停弁の動作命令を入力するための発停スイッチと、
    前記温風暖房乾燥機の前記送信手段から送信される赤外線信号を受信する赤外線受信部と、
    前記赤外線受信部により前記ウェイクアップ命令の赤外線信号を受信した場合には、電源電圧を通常の動作状態まで昇圧してウェイクアップ状態とし、また、前記赤外線受信部によりミスト噴霧命令以外の赤外線信号を受信した場合には、電源電圧を降圧してスリープ状態とする電源制御部と、
    所定の時間を計測するミスト式浴室暖房装置側タイマーと、
    前記発停弁の閉止状態において前記ウェイクアップ状態でかつ前記赤外線受信部によりミスト噴霧命令の赤外線信号を受信した場合に、前記発停弁を開弁し、また、前記発停弁の閉止状態において前記ウェイクアップ状態でかつ前記発停スイッチから動作命令が入力された場合には、前記ミスト式浴室暖房装置側タイマーを起動して所定の時間が経過するまで待機した後、前記発停弁を開弁し、また、前記発停弁の開弁状態において、前記発停スイッチから動作命令が入力された場合又は前記赤外線受信部によりミスト噴霧命令以外の赤外線信号を受信した場合には、前記発停弁を閉止する発停弁制御部と、
    を備えていることを特徴とする浴室暖房乾燥システム。
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