JP4092062B2 - クリーニング装置及び該クリーニング装置を備えた湿式画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリなどに用いられるクリーニング装置及び該クリーニング装置を備えた湿式画像形成装置に係り、詳しくは、中間転写体上の残留液体現像剤をクリーニングするクリーニング装置及び該クリーニング装置を備えた湿式画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、湿式画像形成装置におけるクリーニング装置においては、液体現像剤の溶媒として揮発性キャリアを使用すると転写残トナーが経時で固着してしまいクリーニング性能が低下したり、クリーニングに時間がかかったりするという不具合があった。これらの不具合を防止するために、近年液体現像剤の溶媒として揮発成分を含まない不揮発性キャリアの適用及びその開発が行われている。また、フルカラー画像を形成する湿式画像形成装置においては、各色毎の複数の作像部を備え、該複数の作像部の感光体から中間転写体を介して記録媒体上に画像を転写する方式の検討が行われている。この湿式画像形成装置では、液体現像剤により作像及び転写を行った後で、感光体及び中間転写体上に残留した液体現像剤をクリーニングする。
【0003】
上記フルカラー画像を形成する湿式画像形成装置においては、各色毎のそれぞれの感光体の周りに現像装置と感光体クリーニング装置とが配設されている。現像装置では平均粒径が数μmの小径なトナーを含む液体現像剤を現像液タンクから汲み上げ、現像ローラにより感光体上の潜像を現像してトナー像として顕像化する。現像に供されなかった液体現像剤は現像液タンクに戻すような循環経路になっている。そして、各色の感光体上に顕像化されたトナー像は、順次中間転写体に1次転写される。4色分の1次転写が終了した後に、中間転写体に2次転写ローラを圧接させ、その間に記録媒体を通過させることでトナー画像を該記録媒体に2次転写する。
上記1次転写工程で転写されずに感光体上に残留したトナー像は、上記感光体クリーニング装置のクリーニング部材により除去回収されて現像液タンクに戻される。また、2次転写工程で転写されずに残ったトナー画像は中間転写体クリーニング装置のクリーニング部材により除去回収される。
【0004】
上記中間転写体クリーニング装置のクリーニング部材としては、例えば、ウレタンゴムなどの弾性材料からなるエッジ部が中間転写体表面に当接するように配設されたクリーニングブレードが一般的に知られている。このクリーニング装置においては、上記クリーニングブレードにより、残留液体現像剤を機械的に掻き取って除去する。
また、上記クリーニング部材として、吸湿性のよい紙材等からなるウェブを用いたものも知られている(特開平10−97143号公報)。このクリーニング装置においては、上記ウェブの一端を巻回した状態で供給軸により支持し、その他端を巻取軸により巻き取ることで該ウェブを表面移動させ、これら軸間のウェブ部分を中間転写体に圧接し、中間転写体上の残留液体現像剤を払拭してクリーニングする。このクリーニング装置は、1度使用したクリーニング面は巻取軸に巻き取られ、再利用されず、ウェブを使い切ったら、該ウェブを新しいものに交換する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記クリーニングブレードを用いたクリーニング装置で上記中間転写体をクリーニングする場合、該クリーニングブレードの幅が中間転写体の幅と同等以上であると、該クリーニングブレードでせき止められた残留液体現像剤が中間転写体の端部から裏側に回り込んで付着してしまうため、該クリーニングブレードの幅を中間転写体の幅よりも狭く設定している。するとクリーニングブレードの端部からすり抜けた残留液体現像剤が中間転写体の両側端部に付着し、該中間転写体全周にわたる液リングを発生させてしまう。上記感光体の幅がクリーニングブレードの幅よりも大きく設定されている場合に、上記中間転写体の両側端部に液リングが発生すると、該液リングが該感光体に付着し、各色で独立している現像装置の現像液循環経路中にクリーニング後の汚れた液リング(残留液体現像剤)が混入してしまい、トナー混色という不具合が発生してしまう。
また、上記ウェブを用いたクリーニング装置では、上記中間転写体上の残留液体現像剤を払拭してクリーニングするため、該ウェブの端部から残留液体現像剤がすり抜けにくく、上記液リングは発生せず上記トナー混色を防ぐことができるが、該ウェブが消耗品となるためランニングコストがアップしてしまう。
【0006】
本発明は以上の背景に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、中間転写体上の液リングを除去してトナー混色を防止することができるとともに、ランニングコストの安いクリーニング装置及び該クリーニング装置を備えた湿式画像形成装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、 中間転写体の幅よりも狭い幅を持ったクリーニング部材を備え、該中間転写体上の残留液体現像剤を該クリーニング部材でクリーニングするクリーニング装置において、上記クリーニング部材よりも上記中間転写体の表面移動方向下流側であって、該クリーニング部材の幅方向両端部に対応した位置にそれぞれ液リングを除去するための所定幅を持った液リング除去部材を、板状部材で構成し、該板状部材を上記中間転写体の表面移動方向に対してカウンタ方向から当接するように設け、上記液リング除去部材で除去した残留液体現像剤を該液リング除去部材の中央部側に集めるようにガイドする液ガイド部材を、該液リング除去部材の該中間転写体当接部を通過した該中間転写体表面に対向する面とは反対側の面に設けた特徴とするものである。
【0008】
このクリーニング装置においては、上記液リング除去部材が、上記クリーニング部材よりも上記中間転写体の表面移動方向下流側であって、該クリーニング部材の幅方向両端部に対応した位置に設けられているので、該中間転写体から除去した液体現像剤のうち該クリーニング部材の幅方向端部からすり抜けて該中間転写体に再付着した液リングを、上記液リング除去部材で除去することができる。このように上記中間転写体上の液リングが上記液リング除去部材で除去されるので、該液リングが上記感光体に付着することがなく、トナー混色の発生を防ぐことができる。また、上記液リング除去部材は上記ウェブに比べ長期間の使用に耐え得るため、該ウェブを用いたクリーニング装置に比べてランニングコストを低減することができる。
また、このクリーニング装置においては、上記液リング除去部材が上記中間転写体の表面移動方向に対してカウンタ方向から当接されているので、トレーリング方向から当接されているよりも該液リング除去部材と該中間転写体との密着度が高くなる。この高い密着度により、上記液リングとして上記中間転写体上に再付着した残留液体現像剤が、該液リング除去部材と該中間転写体との隙間に進入しにくくなる。
さらに、このクリーニング装置においては、上記液リング除去部材が上記中間転写体の表面移動方向に対してカウンタ当接しているので、該液リング除去部材によって該中間転写体から除去された残留液体現像剤(液リング)が、該液リング除去部材の該中間転写体当接部を通過した該中間転写体表面に対向する面とは反対側の面に沿って流れる。このとき、上記残留液体現像剤が上記液リング除去部材の中央部側に集められ、該液リング除去部材の幅方向端部から上記中間転写体に対向する面に回り込むことなく、該液体現像材は該中間転写体に対向する面と反対側の面に沿ってスムーズに流れ落ちる。よって、上記液リング除去部材に上記液ガイド部材を設けない場合に比べ、上記残留液体現像剤の除去回収効率を向上させることが可能となる。
【0011】
請求項2の発明は、請求項2のクリーニング装置において、上記中間転写体として複数の支持ローラで張架された中間転写ベルトを用い、該複数の支持ローラのうちの1本に対向して該中間転写ベルトを挟み込む位置に、上記液リング除去部材を所定の圧力で圧接させたことを特徴とするものである。
【0012】
上記中間転写体として中間転写ベルトを用いた場合に、上記液リング除去部材の圧接位置を、支持ローラ間のベルト部分(展張部)に設定すると、該液リング除去部材を圧接させた部分の中間転写ベルトがベルト内側に逃げてしまい、圧力が掛かりにくくなってしまう。このクリーニング装置においては、上記液リング除去部材に対向配置されたローラが上記中間転写ベルトの内側への逃げを抑えるため、該液リング除去部材と該中間転写ベルトとの間に所定の圧力を掛けることができる。この所定の圧力により、上記液リングとして上記中間転写ベルト上に再付着した残留液体現像剤が、該液リング除去部材と該中間転写ベルトとの隙間に進入しにくくなる。
【0015】
請求項3の発明は、請求項1または2のクリーニング装置において、上記液リング除去部材で除去した残留液体現像剤を該液リング除去部材から除去する除去ローラと、上記中間転写体の表面移動方向と同方向であって且つ周速が少なくとも該中間転写体の表面移動速度以上で該除去ローラを回転させる回転駆動手段とを設けたことを特徴とするものである。
【0016】
このクリーニング装置においては、上記除去ローラは、上記中間転写体の表面移動方向と同じ方向、すなわち上記液リング除去部材で除去した残留液体現像剤(液リング)の流れ方向と反対方向に回転し、その表面に該液リング除去部材上の残留液体現像剤を付着させて除去する。これにより、上記液リング除去部材の除去性能を維持することができる。また、上記除去ローラの周速が少なくとも上記中間転写体の表面移動速度以上であるので、上記液リング除去部材が該中間転写体から除去する残留液体現像剤以上の量の残留液体現像剤を該除去ローラで除去することが可能となる。よって、上記液リング除去部材の除去ローラ当接部と液リング除去部材の中間転写体当接部との間に残留液体現像剤が滞留して、徐々に該中間転写体当接部側に成長していき、液リング除去部材の該中間転写体当接部から該残留液体現像剤が該中間転写体に再付着することなく効率的に該液リングを除去できる。
【0017】
請求項4の発明は、請求項3のクリーニング装置において、上記除去ローラに付着した残留液体現像剤を掻き取るためのスクレーパを、該除去ローラの回転方向に対してカウンタ方向から当接するように設けたことを特徴とするものである。
【0018】
このクリーニング装置においては、上記スクレーパが、上記除去ローラの回転方向に対してカウンター方向に当接し、該除去ローラの表面から上記残留液体現像剤を掻き落とす。これにより、上記除去ローラは残留液体現像剤が付着していない面が常に上記液リング除去部材に当接し、該除去ローラに残留液体現像剤が付着している場合に比べ、該残留液体現像剤を除去しやすい。よって、上記除去ローラの除去性能を維持して効率的に除去工程を繰り返すことができる。
【0019】
請求項5の発明は、請求項4のクリーニング装置において、上記除去ローラの外周部に円周方向に沿った溝をローラ長手方向に複数設けたことを特徴とするものである。
【0020】
このクリーニング装置においては、上記除去ローラの外周部に円周方向に沿った溝をローラ長手方向に複数設けることで、該溝を設けない場合に比べ、該除去ローラの外周表面積が大きくなり、上記残留液体現像剤の搬送量が増えて除去性能を向上させることができる。
【0021】
請求項6の発明は、液体現像剤により現像された顕像を担持する感光体と、該感光体上の顕像が1次転写される中間転写体と、該顕像が該中間転写体から記録媒体に2次転写された後に該中間転写体上に残留する残留液体現像剤をクリーニングするクリーニング装置とを備えた湿式画像形成装置において、上記クリーニング装置は、請求項1、2、3、4又は5のクリーニング装置であることを特徴とするものである。
【0022】
この湿式画像形成装置においては、上記中間転写体上の液リングを確実に除去して良好なクリーニングを行うことができるので、該液リングによって生じるトナー混色を防いで高品質な画像を形成することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、画像形成装置である湿式の電子写真方式のフルカラープリンタ(以下、「プリンタ」という。)に適用した一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態のプリンタの全体構成の概略正面図である。このプリンタは、パソコン等から画像データを受け取って印刷処理を行うものである。図に示すように、イエロー(以下、「Y」と省略する。)、マゼンタ(以下、「M」と省略する。)、シアン(以下、「C」と省略する。)、ブラック(以下、「Bk」と省略する。)の各色用の4個の感光体ドラム1Y,1M,1C,1Bkが並設されている。
【0024】
上記感光体ドラム1Y,1M,1C,1Bkの図中上方には、中間転写ユニット10が設けられている。この中間転写ユニット10は、回転可能な支持ローラを構成する複数のローラ12,13,14,15に支持された無端ベルト状の中間転写ベルト11を備えている。この中間転写ベルト11は、5本の懸架ローラ15a,15b,15c,15d,15eにより感光体ドラム1Y,1M,1C,1Bkに一部巻き付いて接触している。
【0025】
上記中間転写ベルト11から転写材としての転写紙Pに画像を2次転写するように転写紙搬送経路に沿って設定された2次転写位置には、駆動ローラ12とガイドローラ13との間における中間転写ベルト11部分に圧接するように2次転写ローラ20が設けられている。この2次転写ローラ20には、2次転写バイアスが印加されている。
【0026】
また、上記感光体ドラム1Y,1M,1C,1Bkの周りには、各々、帯電器2Y,2M,2C,2Bk、各色対応の湿式現像ユニット3Y,3M,3C,3Bk、PCクリーニングユニット4Y,4M,4C,4Bk等の湿式電子写真プロセス用部材がプロセス順に配設されている。また、上記感光体ドラム1Y,1M,1C,1Bkの下部には、潜像形成手段としての図示しない光書込装置が配置されており、これら感光体ドラムと該光書込装置との間には各色対応の光ビームLBY,LBM,LBC,LBBkが通過し得る光照射経路が設けられている。また、各湿式現像ユニット3Y,3M,3C,3Bkは、液体現像剤のトナー色が異なるのみで、全て同一形状に形成されている。液体現像剤は着色微粒子としてのトナーと、溶媒としての不揮発性キャリアとからなる。
【0027】
次に、本実施形態に係るプリンタの画像形成動作について説明する。
上記プリンタでフルカラー画像を形成する場合、まず、図1に示すように、感光体ドラム1Yを図中矢印の方向に回転駆動しながら帯電器2Yで一様帯電した後、光書込装置(不図示)からの光ビームLBYを照射して感光体ドラム1Y上にY静電潜像を形成する。このY静電潜像は、湿式現像ユニット3YにおけるY液体現像剤が付着した現像ローラに接触し、その液体現像剤中のYトナーにより反転現像される。現像時には、現像ローラと感光体ドラム1Yとの間に所定の現像バイアスが印加され、該現像ローラ上のYトナーはキャリア液中を移動して、該感光体ドラム上のY静電潜像部分に静電的に吸着する。
【0028】
このように現像されて形成されたYトナー像は、上記感光体ドラム1Yの回転に伴い、該感光体ドラムと上記中間転写ベルト11とが接触する1次転写位置に搬送される。この1次転写位置において、上記中間転写ベルト11には所定のバイアス電圧が印加される。そして、上記感光体ドラム1Y上のYトナー像を、上記バイアス印加によって発生した1次転写電界及び液体現像剤自身の粘性によって該中間転写ベルト上に1次転写する。以下、同様にして、Mトナー像、Cトナー像、Bkトナー像も、中間転写ベルト11上のYトナー像に順次重ね合うように1次転写される。
【0029】
このように、上記中間転写ベルト11上に4色重なり合ったトナー像は、該中間転写ベルトの回転に伴い、上記2次転写ローラ20と対向する2次転写位置に搬送される。また、この2次転写位置には、レジストローラ対21により所定のタイミングで転写紙Pが2次転写入口ガイド板22を通って搬送される。そして、この2次転写位置において、2次転写ローラ20により転写紙Pの裏面に所定のバイアス電圧が印加され、該バイアス印加により発生した2次転写電界、2次転写位置での当接圧及び液体現像剤自身の粘性により、上記中間転写ベルト11上のトナー像が転写紙P上に一括して2次転写される。
【0030】
この後、トナー像が2次転写された転写紙Pは、中間転写ベルト11から分離され、定着ユニットで定着処理がなされた後に排紙トレイ(いずれも不図示)に排出される。尚、1次転写後の各感光体ドラム1Y,1M,1C,1Bkは、図示しない除電装置で残留電荷が除電され、その表面を各PCクリーニングユニット4Y,4M,4C,4Bkによりクリーニングし、残留現像剤が回収除去され、次の画像形成工程に備える。また、2次転写後の中間転写ベルト11は、その表面を中間転写クリーニングユニット30によりクリーニングし、転写残トナーTが回収除去され、次の画像形成工程に備える。
【0031】
上記中間転写ベルト11上の転写残トナーTは、転写紙Pが中間転写ベルト11と2次転写ローラ20と間のニップを通過するときに、中間転写ベルト11上のトナー画像のうち、2次転写によって転写紙P上に転写されずに中間転写ベルト11上に残留したものである。
【0032】
このとき転写残トナー画像中におけるトナー及びキャリアの中間転写ベルト11に対する付着状態は、トナーが中間転写ベルト11側に画像として密に付着しており、キャリアがそのトナー層を覆うように液膜として付着している。この転写残トナーTをクリーニングするために、上記中間転写クリーニングユニット30は、ソリッドゴム部材からなるクリーニングブレード31と、このクリーニングブレード31よりも中間転写ベルト11の表面移動方向上流側に発泡ゴム部材からなるクリーニングローラ32とを備えている。図2は中間転写クリーニングユニット30近傍の拡大図である。
【0033】
上記中間転写クリーニングユニット30は、クリーニングローラ32が中間転写ベルト11に対して、クリーニングローラ加圧スプリング33により圧接されている。このクリーニングローラ32は、中間転写ベルト11の表面移動方向と逆方向に回転させて当接させる。また、クリーニングローラ32よりも中間転写ベルト11の表面移動方向下流側に、クリーニングブレード31をカウンター当接することで、中間転写ベルト11上から転写残トナーTをクリーニングするような構成になっている。クリーニングブレード31は、クリーニングブレード加圧スプリング34によりクリーニングブレードホルダ35の支点35aを回転中心として中間転写ベルト11に対して圧接されている。
上記クリーニングローラ32を中間転写ベルト11の表面移動方向と逆方向に回転させて当接させることにより、中間転写ベルト11に付着した転写残トナー画像を中間転写ベルト11から浮上がらせ、現像剤中で画像を乱すことでトナー粒子とキャリアとを混ぜる作用をする。その後に中間転写ベルト11に対してクリーニングブレード31がカウンター当接することで、転写残留トナー画像を中間転写ベルト11上からクリーニングする。
【0034】
上記中間転写ベルト11をクリーニングブレード31でクリーニングする場合には、クリーニングブレード31でせき止められた転写残トナーTが中間転写ベルト11の端部から裏側に回り込んで付着しないように、クリーニングブレード31の幅を中間転写ベルト11の幅よりも狭く設定している。するとクリーニングブレード31の端部からすり抜けた転写残トナーTが液リングとして中間転写ベルト11の両側端部に付着していき、この液リングが上記各感光体ドラム1Y,1M,1C,1Bkに付着し、前述したトナー混色が発生してしまう。
【0035】
そこで、本実施形態に係る中間転写クリーニングユニット30には、中間転写ベルト11の両側端部に発生した液リングを除去するためのクリーニング補助手段として図2に示すような液リング除去ブレード40が設けられている。液リング除去ブレード40は、中間転写ベルト11の両側端部であって、クリーニングブレード31よりも中間転写ベルト11の表面移動方向下流側に配設されており、クリーニングブレード31で発生した液リングをせき止めて除去する。液リング除去ブレード40で除去された除去液は、中間転写ベルト11に対して反対側の面に沿って流れ落ちる。液リング除去ブレード40の除去液が流れ落ちる面には、除去液搬送ローラ41が当接して設けられている。この除去液搬送ローラ41は、作像動作中は除去液の流れ方向と反対方向に回転し、液リング除去ブレード40で掻き取った除去液をそのローラ表面に付着させることにより液リング除去ブレード41から搬送して除去する。
【0036】
中間転写ベルト11の幅方向端部は、液リング除去ブレード40を下方からそのまま当接させた場合、中間転写ベルト11の幅方向端部が上方に逃げやすく、圧力がかかりにくい。液リング除去ブレード40が所定の圧力で中間転写ベルト11に当接しないと十分なクリーニング性能が得られなくなってしまう。そこで、液リング除去ブレード40を懸架ローラ15aに対抗する位置に配設し、液リング除去ブレード40と懸架ローラ15aとによって中間転写ベルト31を挟み込み、中間転写ベルト11の両側端部に液リング除去ブレード40が所定の圧力で圧接するようになっている。
【0037】
図3は、中間転写クリーニングユニット30を図2中下側から見た図である。液リング除去ブレード40の幅及び当接位置は、図示すように、少なくとも中間転写ベルト11の両側端部であって、中間転写ベルト11に対してクリーニングブレード31が当接していない領域をカバーする範囲であればよい。なお、中間転写ベルト11は、高速で回転しながら各感光体ドラム1Y,1M,1C,1Bk、2次転写ローラ20、クリーニングローラ32、クリーニングブレード31等の負荷に抗して駆動されているため、ベルト幅方向のいずれか一方の端部側に寄るベルト寄りを起こしやすい回転系になっている。このベルト寄り防止するため、図示しないテンションローラの一端の回転支軸を移動させてベルトテンションを変化させることによりベルト寄り制御を施しながら回転駆動する構成を取っている。すなわち中間転写ベルト11のスラスト位置(幅方向位置)は変化するため、液リング除去ブレード40の幅と位置は中間転写ベルト11及びクリーニングブレード31のいずれの位置に対しても余裕を持って内側に含むような幅と位置に設置する必要がある。このため、それぞれの部材の幅を、下記の数1の関係を満たすように構成した。但し、数1において、転写紙Pの幅をPW、クリーニングローラ32の幅をRW、クリーニングブレード31の幅をKW、中間転写ベルト11の幅をBWとする。
【0038】
【数1】
PW<RW<KW<BW
【0039】
上記数1の関係を満たす部材をそれぞれ中心振り分けで均等に配設することで、クリーニングローラ32の端部で発生した液リングはクリーニングブレード31でクリーニングされ、クリーニングブレード31の端部で発生した液リングを液リング除去ブレード40で除去する。
【0040】
また、本発明者が鋭意検討したところ、液リング除去ブレード40はその先端を中間転写ベルト11の表面移動方向に対してカウンター方向に圧接させることにより、トレーリング方向に圧接させた場合に比べ、液リング除去性能が格段に向上することが判った。
【0041】
上記液リング除去ブレード40の液回収性能をより向上させるために、液リング除去ブレード40の中間転写ベルト11に当接する先端部を1[mm]以下程度の板状部材にて構成した。このように板厚の薄い板状部材で構成することで、中間転写ベルト11から除去した除去液が、中間転写ベルト11と液リング除去ブレード40との当接部分に滞留することなく、液リング除去ブレード40に沿ってスムーズに流れ落ちる。具体的には、液リング除去ブレード40を板厚の薄いステンレス等の金属板、或いは板厚の薄いPET等の樹脂シートで構成することができる。なお、液リング除去ブレード40の接触及び摺動により経時で中間転写ベルト11が摩耗したり、破損したりしないように、液リング除去ブレード40のエッジは、バリや欠け等が無いように仕上げておくことが望ましい。
【0042】
また、図4に示すように、液リング除去ブレード40の中間転写ベルト11に対して反対側には、液リング除去ブレード40をカウンター方向に圧接させて掻き取った除去液を集めるように、一対の液ガイド部材42a,bが貼り付けられている。この一対の液ガイド部材42a,bにはテーパ部が形成されており、このテーパ部により所定の幅を持った液リング除去ブレード40により回収された除去液が、外側に広がらずに中央に集まるような構造になっている。上記一対の液ガイド部材42a,bの材質としては、ウレタン等のゴム部材が好ましい。
【0043】
上記液リング除去ブレード40により掻き取った残留液体現像剤は、一対の液ガイド部材42a,bに沿って次々に流れ落ちてくるため、液リング除去ブレード40だけの構成では除去液がオーバーフローして横方向に流れ出し、中間転写ベルト11に再付着するおそれがある。それを防止するために、図2に示すように、中間転写ベルト11の表面移動方向すなわち除去液の流れ方向の下流側に液リング除去ブレード40に接触して前記除去液搬送ローラ41が設けられている。この除去液搬送ローラ42は、前述したように除去液の流れ方向に対して反対方向に回転している。もし仮に、除去液搬送ローラ42を除去液の流れ方向に対して同じ方向に回転させたとすると、液リング除去ブレード40と除去液搬送ローラ42との接触部分で、除去液搬送ローラ42の表面に付着した除去液の通過が制限され、除去量が少なくなってしまう。従って、除去液搬送ローラ42を除去液の流れ方向に対して反対方向に回転することにより、液リング除去ブレード40と除去液搬送ローラ42との接触部分で除去液の通過が制限されるといった問題がなく、流れてきた除去液を効率的に排除することができる。液リングは中間転写ベルト11の両側端部に付着してくることから、除去液搬送ローラ42の回転周速は少なくとも中間転写ベルト11の表面移動速度と同等かそれ以上の速度に設定されている。これにより、液リング除去ブレード40で除去した液がオーバーフローして中間転写ベルト11に再付着することなく液リングを効率的に除去できる。上記除去液搬送ローラ41の材質の具体例としては、ステンレス等の金属ローラかポリアセタール等の樹脂ローラがある。
【0044】
また、上記除去液搬送ローラ41の回転によりそのローラ表面に付着した除去液を掻き落とすために、図2に示すように、板厚が1[mm]以下程度の薄い搬送ローラスクレーパ43が除去液搬送ローラ41に当接されている。この搬送ローラスクレーパ43は、除去液搬送ローラ41の回転方向に対してカウンター方向に当接されており、除去液搬送ローラ41の表面から除去液を掻き落とす。これにより、除去液搬送ローラ41の表面に除去液が付着しやすくなると共に除去液を搬送しやすくなり、効率的に除去工程を繰り返すことができる。搬送ローラスクレーパ43の材質の具体例としては、ステンレス等の金属板かPET等の樹脂シート部材等がある。
【0045】
また、除去液搬送ローラ43が回転することにより除去液を効率的に搬送するために、図4に示すように、円周方向に複数本の溝を設ける構成とした。除去液搬送ローラ43が、単純な円筒形状のままではその表面摩擦力μによってのみ除去液が搬送されるだけであり効率が悪いため、複数の溝を設けて摺動抵抗になると共にローラ表面積を増加させることで除去液の搬送量を増やすことができる。そして、除去液搬送ローラ41の回転方向に対してカウンター方向に当接した搬送ローラスクレーパ43が、除去液搬送ローラ41表面から除去液を掻き落とす工程を繰り返す。
【0046】
なお、上記実施形態においては、2次転写後の中間転写体上に残留した液体現像剤の除去について説明したが、上記構成のクリーニングユニットを用いて感光体上に残留した液体現像剤の除去を行うこともできる。
【0047】
【発明の効果】
請求項1乃至6の発明によれば、上記液リング除去部材によって上記中間転写体上の液リングを除去することができるので、該液リングが上記感光体に付着することがなく、上記トナー混色の発生を防ぐことができるという優れた効果がある。また、上記液リング除去部材は消耗品ではないため、上記ウェブを用いたクリーニング装置に比べ、ランニングコストを低減することができるという優れた効果もある。
また、上記液リング除去部材が上記中間転写体の表面移動方向に対してトレーリング方向から当接されている場合に比べ、該液リング除去部材と該中間転写体との密着度が向上し、該中間転写体上から該液リングをより確実にクリーニングすることができるという優れた効果がある。
また、上記液リング除去部材に上記液ガイド部材を設けない場合に比べ、上記残留液体現像剤の除去回収効率を向上させることが可能となるという優れた効果がある。
【0049】
特に、請求項2の発明によれば、上記液リング除去部材を上記支持ローラ間のベルト部分(展張部)に圧接する構成に比べ、該液リング除去部材と該中間転写ベルトとの間に所定の圧力を掛けることができ、該中間転写ベルト上から上記液リングをより確実にクリーニングすることができるという優れた効果がある。
【0051】
特に、請求項3の発明によれば、上記液リング除去部材の除去性能を維持することができ、上記中間転写体から除去した液リング(残留液体現像剤)が、該液リング除去部材の該中間転写体当接部から該中間転写体に再付着することなく該液リングを効率的に除去することができるという優れた効果もある。
【0052】
特に、請求項4の発明によれば、上記スクレーパによって上記除去ローラで除去した残留液体現像剤を確実に排除することができ、該スクレーパを設けない場合に比べ、該除去ローラの表面の残留液体現像剤搬送性能を経時においても良好に維持することができるという優れた効果がある。
【0053】
特に、請求項5の発明によれば、上記複数の溝を設けない場合に比べ、上記除去ローラによる残留液体現像剤の搬送量を増やして、より確実に上記液リング除去部材から該残留液体現像剤を除去することができるという優れた効果がある。
【0054】
特に、請求項6の発明によれば、上記液リングによって生じるトナー混色を防いで高品質な画像を形成することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るプリンタの概略構成図。
【図2】中間転写クリーニングユニット30近傍の拡大図。
【図3】中間転写クリーニングユニット30を図2中下側から見た図。
【図4】液リング除去ブレード近傍の斜視図。
【符号の説明】
1Y,M,C,Bk 感光体
3Y,M,C,Bk 現像ユニット
4Y,M,C,Bk PCクリーニングユニット
10 中間転写ユニット
11 中間転写ベルト
14 クリーニング対向ローラ
15a 液リング除去ブレードに対向配置された懸架ローラ
20 2次転写ローラ
30 中間転写ベルトクリーニングユニット
31 クリーニングブレード
32 クリーニングローラ
40 液リング除去ブレード
41 除去液搬送ローラ
42a,b 液ガイド部材
43 搬送ローラスクレーパ
P 転写紙
Claims (6)
- 中間転写体の幅よりも狭い幅を持ったクリーニング部材を備え、該中間転写体上の残留液体現像剤を該クリーニング部材でクリーニングするクリーニング装置において、
上記クリーニング部材よりも上記中間転写体の表面移動方向下流側であって、該クリーニング部材の幅方向両端部に対応した位置にそれぞれ液リングを除去するための所定幅を持った液リング除去部材を、板状部材で構成し、該板状部材を上記中間転写体の表面移動方向に対してカウンタ方向から当接するように設け、
上記液リング除去部材で除去した残留液体現像剤を該液リング除去部材の中央部側に集めるようにガイドする液ガイド部材を、該液リング除去部材の該中間転写体当接部を通過した該中間転写体表面に対向する面とは反対側の面に設けた
ことを特徴とするクリーニング装置。 - 請求項1のクリーニング装置において、
上記中間転写体として複数の支持ローラで張架された中間転写ベルトを用い、該複数の支持ローラのうちの1本に対向して該中間転写ベルトを挟み込む位置に、上記液リング除去部材を所定の圧力で圧接させたことを特徴とするクリーニング装置。 - 請求項1または2のクリーニング装置において、
上記液リング除去部材で除去した残留液体現像剤を該液リング除去部材から除去する除去ローラと、上記中間転写体の表面移動方向と同方向であって且つ周速が少なくとも該中間転写体の表面移動速度以上で該除去ローラを回転させる回転駆動手段とを設けたことを特徴とするクリーニング装置。 - 請求項3のクリーニング装置において、
上記除去ローラに付着した残留液体現像剤を掻き取るためのスクレーパを、該除去ローラの回転方向に対してカウンタ方向から当接するように設けたことを特徴とするクリーニング装置。 - 請求項4のクリーニング装置において、
上記除去ローラの外周部に円周方向に沿った溝をローラ長手方向に複数設けたことを特徴とするクリーニング装置。 - 液体現像剤により現像された顕像を担持する感光体と、該感光体上の顕像が1次転写される中間転写体と、該顕像が該中間転写体から記録媒体に2次転写された後に該中間転写体上に残留する残留液体現像剤をクリーニングするクリーニング装置とを備えた湿式画像形成装置において、
上記クリーニング装置は、請求項1、2、3、4又は5のクリーニング装置であることを特徴とする湿式画像形成装置。
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