JP4090404B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
ここで,複数画像の連続印刷のように,画像形成が終了した後,短時間のうちに感光体表面を再度帯電して画像形成を行う場合,感光体表面の潜像メモリにより,後から処理された画像に先に処理された画像が写り込むいわゆるゴーストが発生する場合がある。
このようなゴーストの原因となる潜像メモリの発生を防止するため,帯電の前工程として除電手段により感光体表面を除電することが一般的である。
一方,特許文献1には,感光体の1面目での画像形成の際には,ゴーストが発生しにくいため除電を行わず,2面目以降について除電を行う画像形成装置が示されている。
しかしながら,除電を行うと感光体疲労が生じ,また,除電後の電荷なしの状態からの再帯電によってオゾン暴露が生じてこれが感光体の摩耗(膜減り)を助長するため,除電の頻度が多くなると感光体の寿命劣化の原因となるという問題点があった。
また,特許文献1に示されるように,1面目のみ除電を行わないようにするだけでは,感光体の寿命延長効果(劣化防止効果)が小さい。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,ゴーストの発生を防止しつつ除電頻度を抑える等によって感光体を長寿命化できる画像形成装置を提供することにある。
これにより,ゴーストが発生しにくい画像内容や画像処理内容である場合には除電を行わないように制御できるので,ゴーストの発生を防止しつつ,常に通常の(最大幅の)除電を行う場合よりも除電頻度を抑えて感光体を長寿命化できる。
例えば,ハーフトーン画像(網点や細線を有する画像)等ではゴーストの発生が顕著となるが,2値のテキスト画像やベタ画像等ではゴーストが目立たないため,ハーフトーン画像等の場合にのみ除電を行うようにすること等が考えられる。
また,ゴーストが顕著に表れやすい高画質モードが利用者によって選択入力された場合には除電を行い,ゴーストが目立たない低画質モード(処理対象画像を2値画像で画像形成するモード)が選択入力された場合には除電を行わないよう制御することが考えられる。
なお,以上のような画像形成装置は,前記転写手段による転写を行わない状態において,前記除電手段による除電を行わずに前記帯電手段による帯電を複数回行った後の前記感光体の表面電位と前記除電手段による除電を行った後に前記帯電手段による帯電を1回行った後の前記感光体の表面電位との差が30V以上である場合に適用することが好適である。
前記表面電位の差が小さい(30V未満)場合は,通常,視認できるレベルのゴーストは生じないため,そもそも除電を行う必要性が低い。一方,前記表面電位の差が大きい(30V以上)場合は処理対象画像の種類や処理内容等によっては除電が必要となるため,必要に応じて除電を行うか否かを制御することが感光体の寿命延長に寄与することになる。
ここに,図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置Xにおける除電制御の手順を表すフローチャート,図2は画像形成装置Xの全体構成を表す側断面図,図3は画像形成装置Xの主要部の概略構成を表すブロック図である。
本画像形成装置Xは,印刷モードとしてコピアモード(複写モード),プリンタモード,FAXモードを有しており,不図示の操作部からの操作入力や,パーソナルコンピュータ等の外部ホスト装置からの印刷ジョブの受信(画像形成要求の一例)に応じた印刷モードが,後述する制御部によって選択される。
図2に示すように,本画像形成装置Xは,原稿読み取り部10,給紙部20,印刷部30,排紙部40に大別され,原稿読み取り部10が給紙部20の上方に配設され,排紙部40が原稿読み取り部10と給紙部20の中間部位に配設されている。
以下に,上記各処理モードの中からコピアモードについて説明する。
ユーザが,原稿読み取り部10(スキャナ部)のプラテンガラス11上に原稿を載置した後,給紙部20の給紙カセット21或いは装置側面に設けられた手差しトレイ23に用紙(記録紙)を装着し,さらに装置の外装前面部に配置される操作パネル(不図示)上の条件入力キー(印刷枚数/印刷倍率等々)を入力した後に,操作パネルのスタートキーを操作(画像形成要求の一例)するとコピー動作が開始される。
スタートキーが操作されると,メイン駆動モータ(不図示)が始動し,各駆動ギヤが回転する。その後,給紙ローラ22又は22aが回転して用紙が装置内へ送出(給紙)され,給紙された用紙はレジストローラ31(ローラ対)に到達して捕捉される。このレジストローラ31により,用紙は,感光体ドラム32上に形成される画像の先端部(画像形成開始部)と同期をとるために一時停止され,用紙の先端部が均一にレジストローラ31に押しつけられて用紙の先端位置の補正が行なわれる。
このようにして読み取られた画像情報は,不図示のCCD回路で,光の画像情報が電気的信号に変換され,その画像情報信号は,設定された条件で画像処理が行われ,レーザスキャナユニット33へプリントデータとして送信される。
次に,レーザスキャナユニット33(露光手段の一例)では,回転方向に複数の反射面を有したポリゴンミラー(回転多面鏡)及び各種光学系により,半導体レーザから出射されたレーザ光が偏向されながら感光体ドラム32へ照射される。これにより,レーザ光が前記帯電ユニット34により帯電した感光体ドラム32上を走査されて,感光体ドラム32上に静電潜像が形成される。その後,現像槽35中のMGローラ35a(現像手段の一例)上のトナーが,感光体ドラム32表面上に引き寄せられ,静電潜像はトナーによって感光体ドラム32上の電位ギャップに応じて顕像化される。
また,作像される用紙(記録紙)は,タイミングを合わせてレジストローラ31により,感光体ドラム32方向へ搬送され,転写ユニット36(コロナチャージャ,転写手段の一例)により感光体ドラム32上のトナーが用紙に転写される。感光体ドラム32上の残留したトナーはドラムユニットのクリーニングブレード37aによってかきとられ,クリーナーユニット37により回収される。
前記クリーニングブレード37aによりトナーがかきとられた感光体ドラム32の表面は,前記帯電ユニット34へ移動する途中で除電装置39(除電手段の一例)により必要に応じて除電される(即ち,前記転写ユニット36による転写後,前記帯電ユニット34による帯電前に除電)。
また,原稿読み取り部10が備える原稿トレイ19に原稿が載置されていることが,所定のセンサにより検出されている場合には,所定のスタートキー操作がなされたときに給紙ローラ51が回転し,原稿トレイ19上に載置された原稿が原稿読み取り部10内へ送出されて所定の搬送経路Rt1中を搬送される。この搬送経路Rt1には,レジストローラ53が設けられており,このレジストローラ53によって原稿が捕捉され,原稿先端の位置決めが行われた後,所定のタイミングで原稿読み取り位置へ搬送される。
一方,前記コピーランプユニット12が所定の停止位置(原稿読み取り位置)で停止したまま搬送中の原稿を露光する。この露光により得られた原稿からの反射光により原稿画像を読み取る処理は前述した通りである。
このようにして画像が読み取られた原稿は,原稿排出部18へ排出される。
以下に示す処理は,画像形成のジョブ(前記ホスト装置からの印刷ジョブや原稿画像のコピーのジョブ等)が発生するごとに前記制御部65によって実行される処理である。或いは,記録紙1ページ分(1枚分)の画像形成を行うごとに行ってもよい。
まず,画像形成のジョブが発生すると,前記制御部65は,処理対象画像を「高画質モード」或いは「節約モード(低画質モード)」のいずれの処理モード(処理内容)で処理するよう設定されているかをチェックする(S1,S2)。
前記処理モードは,前記ホスト装置から受信した印刷ジョブの場合は,その印刷ジョブに設定(ホスト装置側で利用者によって設定)されており,原稿画像をコピーするジョブの場合は,前記操作・表示部62から利用者によって設定される。
ここで,「高画質モード」とは,網点や細線を形成することによりハーフトーン画像を形成する処理であり,「節約モード」とは,2値のベタ画像を形成する処理である。
S1において,「高画質モード」が設定されていると判別した場合は,前記除電装置39を「ON」(作動)にして除電を行い(S7),S2において,「節約モード」が設定されていると判別した場合は,前記除電装置39を「OFF」(停止)にして除電を行わないようにする(S6)。
本画像形成装置Xには,感光体ドラム32の回転軸或いは該回転軸に設けたフランジ等にタイミングマークと,該タイミングマークの通過を検出するタイミングマーク検出手段とが設けられている。そして,処理対象画像の感光体ドラム32の周方向における長さが感光体ドラム32の周長よりも短い場合であってその1つの処理対象画像を複数連続して処理(複数部数連続して画像形成)する場合は,前記レーザスキャナユニット33による潜像の記録を,前記タイミングマークの検出タイミングと同期させて開始するよう前記制御部65によって制御される。これにより,感光体ドラム32の周面が一周するごとに,感光体ドラム32表面の同一領域を用いて1つの処理対象画像が複数回連続して処理される。この場合,除電を行わなくてもゴーストは生じないため,除電しないよう制御するものである。
ここで,画像がハーフトーン画像であるか否かの判別は,前記画像処理部66により,周知の網点検出手法や細線検出手法を用いて処理対象画像に網点や細線が含まれているかを検出し,網点や細線が検出された場合にはハーフトーン画像であると判別する。
例えば,画像のエッジを検出し,そのエッジについて白黒の2値化を行う。そして,白黒反転する回数を数え,その回数が所定の閾値を超える場合に網点と判別する。
以上のようにして除電のON/OFFを制御した後,ジョブの処理が完了(印刷完了)したか否か(次ページの画像形成処理があるか否か)をチェックし(S8),処理が完了していない場合は次ページ分についてS1へ戻って前述した処理を繰り返し,処理が完了した場合には当該制御処理が終了する。
このように,ゴーストが発生しにくい場合(「節約モード(低画質モード)」に設定された場合やハーフトーン画像でない場合,或いは感光体ドラム32表面の同一領域を用いて1つの処理対象画像を複数回連続して処理する場合)に,除電を行わないように制御するので,ゴーストの発生を防止しつつ,常に通常の(最大幅の)除電を行う場合よりも除電頻度を抑えて感光体を長寿命化できる。
なお,前記実施の形態は,除電のON/OFFを制御するものであるが,前記除電装置39の除電電位を調節することにより,除電をOFFする代わりに,除電の程度を小さくするように制御するものであっても,オゾン暴露の程度が弱まり,感光体を長寿命化させることができる。
10…画像読み取り部
18…原稿排出部
20…給紙部
30…印刷部
31,53…レジストローラ
32…感光体ドラム
33…レーザスキャンユニット
34…帯電ユニット(帯電手段)
35…現像槽
35a…MGローラ(現像手段)
36…転写ユニット(転写手段)
38…定着装置
39…除電装置(除電手段)
40…排紙部
61…通信部
62…操作・表示部
63…画像メモリ
64…設定メモリ
65…制御部(除電制御手段)
66…画像処理部
S1,S2,,,…処理手順(ステップ)
Claims (1)
- 感光体表面を帯電させる帯電手段と,帯電後の前記感光体表面を露光して処理対象画像に対応する静電潜像を形成する露光手段と,前記静電潜像をトナー像として現像する現像手段と,前記トナー像を前記感光体表面から転写材上に転写させる転写手段と,を備えた画像形成装置において,
前記転写手段による転写後の前記感光体表面を前記帯電手段による帯電前に除電する除電手段と,
前記除電手段による除電を行うか否かを制御するものであって,前記処理対象画像が2値のテキスト画像もしくはベタ画像である場合,前記処理対象画像を2値のベタ画像で画像形成する場合,又は前記感光体の周方向における長さが前記感光体の周長よりも短い1つの前記処理対象画像の画像形成を前記感光体表面の同一領域を用いて複数回連続処理する場合のうちの少なくともいずれか1つに該当する場合に,前記除電手段による除電を行わないよう制御する除電制御手段と,
を具備してなることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
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