JP4087996B2 - 生理用ナプキン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ギャザーフラップを有する生理用ナプキンに関する。
【0002】
【従来の技術】
生理用ナプキンにおいて、体液の横漏れ防止を図ることはきわめて重要である。このために、特公平7−71570号公報には、両側にギャザーフラップを形成し、このギャザーフラップにて体液の横漏れを堰き止めるようにしたものが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この先行例では、ギャザーフラップの収縮により、吸収体の長手方向に関しては、舟形に変形させるものの、幅方向に関してはほとんど変形力が作用しない。したがって、吸収体の両側部に横漏れ防止機能はなく、専らギャザーフラップのみで体液の横漏れを防止するものである。
【0004】
しかしながら、これではギャザーフラップは肌に接するものの、吸収体が肌と離れることがあり、その結果、吸収性が阻害される。
【0005】
したがって、本発明の主たる課題は、吸収要素の両側部をギャザーフラップにて裏面側から使用面側に持ち上げ、もって、少なくともその両側部を常に体にフィットさせ、横漏れを防止しつつ吸収要素内部への吸収性を高め、仮にその両側部から横漏れを生じた場合には、ギャザーフラップにて最終的に横漏れを防止することとし、かくして二重の横漏れ防止機能を付与することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
【0007】
<請求項1記載の発明>
使用面がわから裏面側にかけて;使用面側から体液を受け入れて内部に保持する吸収要素と、
前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向中央側にそれぞれ延在する部分、及び前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向外方にそれぞれ延在する部分を有し、全体が前記吸収要素の裏面側に位置するギャザーフラップシートと、このギャザーフラップシートにおける前記吸収要素の両側縁より幅方向外方にそれぞれ延在する部分に、前後方向に沿って伸張状態で接着された弾性伸縮部材とを有するギャザーフラップと、
前記吸収要素から裏面側への体液漏れを防止する漏れ防止シートとをこの順に備え:
前記ギャザーフラップシートは、前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向中央側にそれぞれ延在する部分における、前記吸収要素の側縁より幅方向中央側に離間した位置に自由起点を有し、
前記ギャザーフラップシートにおける、前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向中央側にそれぞれ延在する部分のうち、前記自由起点からその幅方向中央側の部分における全体又は前記自由起点近傍のみが前記吸収要素に固定されており、
前記ギャザーフラップシートにおける、前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向外方にそれぞれ延在する部分のうち、前記自由起点より幅方向外方部分は、前記吸収要素と非固定であ
前記吸収要素には、少なくとも長手方向中間における両側縁より内側位置において、長手方向に沿って起立助長用エンボスが使用面側から形成されており
前記弾性伸縮部材の収縮力により、前記ギャザーフラップの側部が使用面側に起立するとともに、このギャザーフラップの起立により、前記吸収要素の両側部が裏面側から使用 面側に持ち上げられるように構成されている、
ことを特徴とする生理用ナプキン。
【0008】
(作用効果)
A.吸収要素は使用面側から体液を受け入れて内部に保持するが、裏面側には漏れ防止シートにより透過しない。
B.ギャザーフラップは、吸収要素の側縁より幅方向外方に延在した延在部分に弾性伸縮部材を有するので、その収縮力により使用面側に起立するようになる。このギャザーフラップが最終的な横漏れ防止用バリヤーカフスを構成する。
C.ギャザーフラップの起立により、吸収要素の両側部が裏面側から使用面側に持ち上げられる。その結果、少なくともその両側部が常に体にフィットし、横漏れを防止しつつ吸収要素内部への吸収性を高める。仮にその両側部から横漏れを生じた場合には、ギャザーフラップにて最終的に横漏れを防止する。
D.前記吸収要素には、少なくとも長手方向中間における両側縁より内側位置において、長手方向に沿って起立助長用エンボスが使用面側から形成されているので、ギャザーフラップの起立により、吸収要素の両側部が裏面側から使用面側に持ち上げられるとき、起立助長用エンボスに沿って折れるので、吸収要素の両側部が裏面側から使用面側に確実に持ち上げられる。
【0009】
<請求項2記載の発明>
前記ギャザーフラップシートにおける、前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向外方にそれぞれ延在する部分の延在幅が5〜30mmとされ、
前記ギャザーフラップシートは、前記ギャザーフラップシートの側縁から幅方向中央側に10〜30mmの位置に前記自由起点を有する、請求項1記載の生理用ナプキン。
【0010】
【0011】
<請求項3記載の発明>
使用面がわから裏面側にかけて、前記吸収要素、ギャザーフラップ、および漏れ防止シートの順で有し、前記漏れ防止シートは、前記ギャザーフラップシートの両側縁位置より幅方向外方に延在している請求項1記載の生理用ナプキン。
【0012】
(作用効果)
上記A〜Dの作用効果のほか次記の作用効果を奏する。
F.漏れ防止シートは、前記ギャザーフラップの両側縁位置より幅方向外方に延在しているので、仮にギャザーフラップの側縁を越えて体液が外方に漏れたとしても、その延在部分にて体液を止め、ショーツや衣類の汚れを防止できる。
G.製品の最終工程において、各材料を最終的に積層した段階で、外形を定めるべく両側をカットする必要があるが、ギャザーフラップの両側縁位置に整合して漏れ防止シートをカットすることが困難であるところ、漏れ防止シートをギャザーフラップの両側縁位置より幅方向外方に延在しておき、その延在位置にてカットするようにすることにより、製品化が容易となる。
【0013】
<請求項4記載の発明>
使用面がわから裏面側にかけて;使用面側から体液を受け入れて内部に保持する吸収要素と、
前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向中央側にそれぞれ延在する部分、及び前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向外方にそれぞれ延在する部分を有し、全体が前記吸収要素の裏面側に位置するギャザーフラップシートと、このギャザーフラップシートにおける前記吸収要素の両側縁より幅方向外方にそれぞれ延在する部分に、前後方向に沿って伸張状態で接着された弾性伸縮部材とを有するギャザーフラップと、
前記吸収要素から裏面側への体液漏れを防止し、前記吸収要素の両側縁位置より幅方向外方に延在している漏れ防止シートとを順に備え:
前記吸収要素には、少なくとも長手方向中間における両側縁より内側位置において、長手方向に沿って起立助長用エンボスが使用面側から形成され、
前記ギャザーフラップシートは、前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向中央側にそれぞれ延在する部分における幅方向中央側の縁から裏面側に折り返されて幅方向外方に向かい延在する部分を有し、且つこの部分が前記漏れ防止シート上に重ね合わせ状態で固定されており
前記ギャザーフラップシートは、前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向中央側にそれぞれ延在する部分における、前記吸収要素の側縁より幅方向中央側に離間した位置に自由起点を有し、
前記ギャザーフラップは、前記吸収要素の側縁より内側位置において起立起線を有し、
前記ギャザーフラップシートにおける、前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向中央側にそれぞれ延在する部分のうち、前記自由起点からその幅方向中央側の部分における全体又は前記自由起点近傍のみが前記吸収要素に固定されており、
前記ギャザーフラップシートにおける、前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向外方にそれぞれ延在する部分のうち、前記自由起点より幅方向外方部分は、使用面側に接する前記吸収要素及び裏面側に重なり合うギャザーフラップシートの両者と非固定であ
前記吸収要素には、少なくとも長手方向中間における両側縁より内側位置において、長手方向に沿って起立助長用エンボスが使用面側から形成されており
前記弾性伸縮部材の収縮力により、前記ギャザーフラップの側部が前記漏れ防止シートに対して使用面側に起立するとともに、このギャザーフラップの起立により、前記吸収要素の両側部が裏面側から使用面側に持ち上げられるように構成されている、
ことを特徴とする生理用ナプキン。
【0014】
(作用効果)
上記A〜の作用効果のほか次記の作用効果を奏する。
H.ギャザーフラップは疎水または撥水性不織布を用いることが肌の感触を良好にする。他方、漏れ防止シートはポリエチレンなどのプラスチックシートを使用して液漏れを確実に防止するのが望ましいが、プラスチックシートでは肌の感触が悪い。そこで、不織布シートを用いるギャザーフラップシートを漏れ防止シート上に重ね合わせ状態で固定することにより、プラスチックシートによる感触の悪化を改善できる。
I.自由起点より幅方向外方部分は、前記吸収要素と非固定であることにより、ナプキンの装着時において吸収要素は股間部に沿って前後方向に湾曲するが、ギャザーフラップのギャザーフラップシートにより吸収要素の側部を拘束していないため、吸収要素の側部は吸収要素の湾曲変形に伴って独立して使用面側へ起立変形し、ギャザーフラップも独立して起立変形する。したがって、激しい運動によっても、吸収要素の側部およびギャザーフラップのいずれかが肌と接触するようになり、横漏れ防止効果が高い。さらに、吸収要素の裏面において、吸収要素の側縁から自由起点までの部分がギャザーフラップの使用面との間にポケットが形成されるので、仮に吸収要素の側縁を体液が越えたとしても、そのポケットに体液が一時的に留まる過程で吸収要素に吸収されるから、ギャザーフラップの起立縁まで達することが少ない。
【0015】
<請求項5記載の発明>
使用面がわから裏面側にかけて;使用面側から体液を受け入れて内部に保持する吸収要素と、
前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向中央側にそれぞれ延在する部分、及び前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向外方にそ れぞれ延在する部分からなり、全体が前記吸収要素の裏面側に位置するギャザーフラップシートと、このギャザーフラップシートにおける前記吸収要素の両側縁より幅方向外方にそれぞれ延在する部分に、前後方向に沿って伸張状態で接着された弾性伸縮部材とを有するギャザーフラップと、
前記吸収要素から裏面側への体液漏れを防止し、前記吸収要素の両側縁位置より幅方向外方に延在している漏れ防止シートとを順に備え:
前記吸収要素には、少なくとも長手方向中間における両側縁より内側位置において、長手方向に沿って起立助長用エンボスが使用面側から形成され、
前記ギャザーフラップシートは、前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向中央側にそれぞれ延在する部分における、前記吸収要素の両側縁より幅方向中央側に離間した位置にそれぞれ自由起点を有し、
前記ギャザーフラップシートにおける、前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向中央側にそれぞれ延在する部分のうち、前記自由起点からその幅方向中央側の部分における全体又は前記自由起点近傍のみが前記吸収要素に固定されており、
前記ギャザーフラップシートにおける、前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向中央側にそれぞれ延在する部分のうち、前記自由起点より幅方向中央側の部分が前記漏れ防止シート上に重ね合わせ状態で固定されており、
前記ギャザーフラップシートにおける、前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向外方にそれぞれ延在する部分のうち、前記自由起点より幅方向外方部分は、使用面側に接する前記吸収要素及び裏面側に接する前記漏れ防止シートの両者と非固定であ
前記弾性伸縮部材の収縮力により、前記ギャザーフラップの側部が前記漏れ防止シートに対して使用面側に起立するとともに、このギャザーフラップの起立により、前記吸収要素の両側部が裏面側から使用面側に持ち上げられるように構成されている、
ことを特徴とする生理用ナプキン。
【0016】
(作用効果)
上記A〜D、H、およびIと同様の作用効果を奏する。なお、漏れ防止シート全体をギャザーフラップシートで覆っている、ナプキンの使用後において、製品裏面から見たときギャザーフラップシートの存在により、吸収した体液が色的に目立たず、もって使用者からすれば吸収余力があるようにみえ、供給者からの視点で製品の価値が高まる。
【0017】
<請求項6記載の発明>
ギャザーフラップを構成するギャザーフラップシートが体液阻止性を有する材料からなる請求項1〜5のいずれか1項に記載の生理用ナプキンである。
【0018】
(作用効果)
K.ギャザーフラップを構成するシートとして、体液阻止性を有する材料からなるものを用いることにより、横漏れ防止効果が高くなる。なお、ギャザーフラップは一義的には吸収要素の側部起立を図るためのものであり、親水性材料からなるものを使用したとしても、これ自体の横漏れ防止効果は大きくは期待できないものの、吸収要素の側部起立により横漏れを防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照しながらさらに詳説する。
【0020】
<第1の実施の形態>
第1の実施の形態は図1〜図6に示してあり、図1の上側が前である。
【0021】
本発明の生理用ナプキンは、使用面がわから裏面側にかけて;
使用面側から体液を受け入れて内部に保持する吸収要素10と、
少なくとも長手方向中間において、前記吸収要素10の裏面側にあって、前記吸収要素10の両側縁より幅方向外方にそれぞれ延在し、その延在部分においてたとえば糸ゴムなどからなる弾性伸縮部材21,21を有するギャザーフラップ20と、
前記吸収要素10から裏面側への体液漏れを防止し、前記吸収要素10の両側縁位置より幅方向外方に延在している、たとえばポリエチレンシートなどからなる漏れ防止シート30と、
を順に備える。
【0022】
吸収要素10は、使用面側に位置し体液を透過させる、不織布や好適には外面から内面方向には体液を通すが逆戻りを防止する小孔を有するポリエチレンシートを用いた表面シート11と、透過した体液を受け入れて内部に保持する綿状粉砕パルプおよび必要によりさらにその上下面もしくは全面を包む吸収紙を有する吸収コア12とを有している。もちろん、高分子吸収ポリマーを含有させることができる。実施の形態では、表面シート11は、吸収コア12の使用面および両側面を包み、下面の自由起点40より中央側に延在して巻き込まれている(いわゆる額巻きされている)。
【0023】
ギャザーフラップ20は、好適には疎水性または撥水性などの不織布材料からなり、必要ならば体液不透過性プラスチックシートなども用いることが可能な、体液阻止性を有するシート22からなる。このギャザーフラップを形成するギャザーフラップシート22は、漏れ防止シート30の両側部において、その上に重ね合わせ状態でたとえばホットメルト接着剤により固定され(その固定部分を*印にて図示している)、製品の中央側において折り返され、折り目22Bを境にして幅方向外方に向かい、その折り返し領域22Cのうち吸収要素10の側縁より内側の自由起点40までの部分22C1全体または自由起点40近傍のみが吸収要素10とホットメルト接着剤などにより固定してあり、この自由起点40より幅方向外方部分22C2は、吸収要素10と非固定であり、かつ、ギャザーフラップシート22の重ね合わせ領域においても非固定である。これにより、折り目22Bが本発明の起立起線50を構成する。
【0024】
ここで、図示のように、自由起点40までの部分22C1についても、ギャザーフラップシート22の重ね合わせ領域が非固定であると、ギャザーフラップ20の折り返し領域22C全体が起立起線50を境にして自由に使用面側に起立することが可能であるためにより好ましい。
【0025】
他方、吸収要素10の少なくとも長手方向中間における、両側縁より内側位置において長手方向に沿って起立助長用エンボス51,51が使用面側から形成されている。この起立助長用エンボス51,51は、ナプキンの側外方に円弧中心を有する円弧またはほぼ円弧状曲線としてある。さらに、起立助長用エンボス51,51前後を繋いで方向に円弧またはほぼ円弧状曲線による繋ぎエンボス52,52が形成されている。これらのエンボス51,51,52,52で閉じられた領域では吸収コア12が中高とされている。したがって、エンボス51,51,52,52領域内おいて吸収コア12の中高部に集中的に吸収を図る構成とされている。
【0026】
図2はホットメルト接着剤などによる相互の固定部と非固定部との関係を示している。前後端部の固定部としては、表面シート11と漏れ防止シート30とが、漏れ防止シート30とギャザーフラップシート22とが、ギャザーフラップシート22の折り返し部分相互が固定されている。前後端部以外の固定部は図3および図4に図示のとおりである。
【0027】
非固定部としては、図3および図4に図示されているほか、図2の実線のハッチング領域Z1が、ギャザーフラップシート22の折り重ね部分相互を固定していない領域であり、破線のハッチング領域Z2で示す部分が吸収要素10とギャザーフラップシート22とを固定していない領域である。起立起線50は起立助長用エンボス51の長手方向中間の幅方向位置とほぼ一致するのが望ましい。
【0028】
ここで、弾性伸縮部材21としては、糸ゴムのほか、弾性伸縮性発泡体(たとえば発泡ウレタン)などの採用も可能である。弾性伸縮部材21は幅方向に複数、たとえば2本とするのが起立・持ち上げ性に優れる。そのギャザーフラップシート22との接着長さは50〜150mm、特に80〜130mmが望ましく、伸張率は110〜180%が望ましい。
【0029】
ギャザーフラップ20の吸収要素10の側縁より延在幅W1は、5〜30mm、特に7〜15mmが望ましい。ポケット幅W2は2〜20mm、ならびに22Cの幅は20〜40mmが望ましい。その長さは50〜120mmが好適である。22C2の幅は10〜30mmが好適である。起立起線50と起立助長用エンボス51の長手方向中間の幅方向位置との離間幅W3は0〜10mmが望ましく、特に0〜3mmが特に望ましい
【0030】
かかる構成の下で、本発明のナプキンを装着する場合には、漏れ防止シート30の裏面(表面)に設けた粘着剤(図示せず)をショーツ内面に当てて仮止めするとともに、ウイング部31をショーツの外面に巻き込み粘着剤(図示せず)により仮固定する。
【0031】
装着状態を概念的に図5および図6に示した。ナプキンは前後方向に股間部に沿って湾曲する。このとき、弾性伸縮部材21,21の収縮力により、ギャザーフラップ20の側部が起立する。このギャザーフラップ20は、吸収要素10の側縁より幅方向外方に延在した延在部分に弾性伸縮部材21を有するので、その収縮力により使用面側に起立するようになる。したがって、ギャザーフラップ20が最終的な横漏れ防止用バリヤーカフスを構成する。しかも、ギャザーフラップ20の起立により、吸収要素10の両側部が裏面側から使用面側に持ち上げられる。その結果、少なくともその両側部が常に体にフィットし、横漏れを防止しつつ吸収要素10内部への吸収性を高める。仮にその両側部から横漏れを生じた場合には、ギャザーフラップ20にて最終的に横漏れを防止する。
【0032】
ギャザーフラップ20は、吸収要素10の側縁より内側位置において自由起点40を有し、この自由起点40より幅方向外方部分は吸収要素10と非固定である。しかるに、ナプキンの装着時において吸収要素10は股間部に沿って前後方向に湾曲する際に、ギャザーフラップ20の構成シート22により吸収要素10の側部を拘束していないため、吸収要素10の側部は吸収要素10の湾曲変形に伴って独立して使用面側へ起立変形し、ギャザーフラップ20も独立して起立変形する。したがって、激しい運動によっても、吸収要素10の側部およびギャザーフラップ20のいずれかが肌と接触するようになり、横漏れ防止効果が高い。さらに、吸収要素10の裏面において、吸収要素10の側縁から自由起点40までの部分がギャザーフラップ20の使用面との間にポケットPが形成されるので、仮に吸収要素10の側縁を体液が越えたとしても、そのポケットPに体液が一時的に留まる過程で吸収要素10に吸収されるから、ギャザーフラップ20の起立縁まで達することが少ない。
【0033】
さらに、ギャザーフラップ20の自由起点40より幅方向外方部分は、吸収要素10と非固定であるほか、ギャザーフラップシート22の重ね合わせ部分が非固定であり、したがって漏れ防止シート30と無関係としてあるので、漏れ防止シート30のたとえばウイング部31の衣類の外面への折り返しとは関係させずに、ギャザーフラップ20を自由に起立させることができる。
【0034】
この場合において、自由起点40までの部分22C1についても、ギャザーフラップシート22の重ね合わせ部分が非固定であると、ギャザーフラップ20の折り返し領域22C全体が自由に使用面側に起立することが可能である点でより有利である。
【0035】
いずれにしても、ギャザーフラップ20はその収縮により、吸収要素10の側部は、起立助長用エンボス51,51に沿って確実に起立するようになるため、これに要するギャザーフラップ20の弾性伸縮部材21の収縮力が小さいもので足り、もって肌との接触力も小さくなり、快適なものとなる。
【0036】
<第2の実施の形態>
上記第1の実施の形態においては、ギャザーフラップ20を左右の二枚のギャザーフラップシート22で構成した。これに対して、図7に示すように、吸収要素10より幅広の一枚のギャザーフラップシート220により形成することができる。この場合において、漏れ防止シート30は単一のプラスチックシートのほか、必要により漏れ防止シート30のポリエチレンにその使用面側に不織布をラミネートしたものを用いることもできる。
【0037】
この第2の実施の形態では、漏れ防止シート30全体をギャザーフラップシート220で覆っているので、ナプキンの使用後において、製品裏面から見たときギャザーフラップシート220の存在により、吸収した体液が色的に目立たず、もって使用者からすれば吸収余力があるようにみえ、供給者からの視点で製品の価値が高まる。
【0038】
<第3の実施の形態>
図8は他の形態を示したもので、両側部に個別ギャザーフラップシート22を折り返しなしで配置したもので、しかも、自由起点40,40より内方の幅領域が漏れ防止シート30と固定したものである。
【0039】
<その他の実施の形態>
収要素10の両側部に弾性伸縮部材を設け、起立性をより高めることができる。材料の選択を含めた他の実施の形態は、本発明の範囲内で適宜採用できる。
【0040】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明によれば、吸収要素の両側部をギャザーフラップにて裏面側から使用面側に持ち上げ、もって、少なくともその両側部を常に体にフィットさせ、横漏れを防止しつつ吸収要素内部への吸収性を高めることができる。そして、仮にその両側部から横漏れを生じた場合には、ギャザーフラップにて最終的に横漏れを防止し、かくして二重の横漏れ防止機能を付与することができる。
【0041】
しかも、起立助長用エンボスが長手方向に沿って形成されているので、これが折り目となり、吸収要素の側部の起立が円滑かつ確実に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の生理用ナプキンの使用面側からの平面図である。
【図2】 固定および非固定部分の説明図である
【図3】 図1の3−3線矢視図である。
【図4】 その要部拡大断面図である。
【図5】 使用状態の要部拡大断面図である。
【図6】 使用状態の斜視図である
【図7】 第2の実施の形態の要部拡大断面図である。
【図8】 第3の実施の形態の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
10…吸収要素、11…表面シート、12…吸収コア、20…ギャザーフラップ、21…弾性伸縮部材、22…ギャザーフラップシート、30…漏れ防止シート、31…ウイング部、40…自由起点、51,52…エンボス。

Claims (6)

  1. 使用面がわから裏面側にかけて;使用面側から体液を受け入れて内部に保持する吸収要素と、
    前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向中央側にそれぞれ延在する部分、及び前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向外方にそれぞれ延在する部分を有し、全体が前記吸収要素の裏面側に位置するギャザーフラップシートと、このギャザーフラップシートにおける前記吸収要素の両側縁より幅方向外方にそれぞれ延在する部分に、前後方向に沿って伸張状態で接着された弾性伸縮部材とを有するギャザーフラップと、
    前記吸収要素から裏面側への体液漏れを防止する漏れ防止シートとをこの順に備え:
    前記ギャザーフラップシートは、前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向中央側にそれぞれ延在する部分における、前記吸収要素の側縁より幅方向中央側に離間した位置に自由起点を有し、
    前記ギャザーフラップシートにおける、前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向中央側にそれぞれ延在する部分のうち、前記自由起点からその幅方向中央側の部分における全体又は前記自由起点近傍のみが前記吸収要素に固定されており、
    前記ギャザーフラップシートにおける、前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向外方にそれぞれ延在する部分のうち、前記自由起点より幅方向外方部分は、前記吸収要素と非固定であ
    前記吸収要素には、少なくとも長手方向中間における両側縁より内側位置において、長手方向に沿って起立助長用エンボスが使用面側から形成されており
    前記弾性伸縮部材の収縮力により、前記ギャザーフラップの側部が使用面側に起立するとともに、このギャザーフラップの起立により、前記吸収要素の両側部が裏面側から使用面側に持ち上げられるように構成されている、
    ことを特徴とする生理用ナプキン。
  2. 前記ギャザーフラップシートにおける、前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向外方にそれぞれ延在する部分の延在幅が5〜30mmとされ、
    前記ギャザーフラップシートは、前記ギャザーフラップシートの側縁から幅方向中央側に10〜30mmの位置に前記自由起点を有する、請求項1記載の生理用ナプキン。
  3. 使用面がわから裏面側にかけて、前記吸収要素、ギャザーフラップ、および漏れ防止シートの順で有し、前記漏れ防止シートは、前記ギャザーフラップシートの両側縁位置より幅方向外方に延在している請求項1記載の生理用ナプキン。
  4. 使用面がわから裏面側にかけて;使用面側から体液を受け入れて内部に保持する吸収要素と、
    前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向中央側にそれぞれ延在する部分、及び前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向外方にそれぞれ延在する部分を有し、全体が前記吸収要素の裏面側に位置するギャザーフラップシートと、このギャザーフラップシートにおける前記吸収要素の両側縁より幅方向外方にそれぞれ延在する部分に、前後方向に沿って伸張状態で接着された弾性伸縮部材とを有するギャザーフラップと、
    前記吸収要素から裏面側への体液漏れを防止し、前記吸収要素の両側縁位置より幅方向外方に延在している漏れ防止シートとを順に備え:
    前記吸収要素には、少なくとも長手方向中間における両側縁より内側位置において、長手方向に沿って起立助長用エンボスが使用面側から形成され、
    前記ギャザーフラップシートは、前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向中央側にそれぞれ延在する部分における幅方向中央側の縁から裏面側に折り返されて幅方向外方に向かい延在する部分を有し、且つこの部分が前記漏れ防止シート上に重ね合わせ状態で固定されており
    前記ギャザーフラップシートは、前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向中央側にそれぞれ延在する部分における、前記吸収要素の側縁より幅方向中央側に離間した位置に自由起点を有し、
    前記ギャザーフラップは、前記吸収要素の側縁より内側位置において起立起線を有し、
    前記ギャザーフラップシートにおける、前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向中央側にそれぞれ延在する部分のうち、前記自由起点からその幅方向中央側の部分における全体又は前記自由起点近傍のみが前記吸収要素に固定されており、
    前記ギャザーフラップシートにおける、前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向外方にそれぞれ延在する部分のうち、前記自由起点より幅方向外方部分は、使用面側に接する前記吸収要素及び裏面側に重なり合うギャザーフラップシートの両者と非固定であ
    前記吸収要素には、少なくとも長手方向中間における両側縁より内側位置において、長手方向に沿って起立助長用エンボスが使用面側から形成されており
    前記弾性伸縮部材の収縮力により、前記ギャザーフラップの側部が前記漏れ防止シートに対して使用面側に起立するとともに、このギャザーフラップの起立により、前記吸収要素の両側部が裏面側から使用面側に持ち上げられるように構成されている、
    ことを特徴とする生理用ナプキン。
  5. 使用面がわから裏面側にかけて;使用面側から体液を受け入れて内部に保持する吸収要素と、
    前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向中央側にそれぞれ延在する部分、及び前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向外方にそれぞれ延在する部分からなり、全体が前記吸収要素の裏面側に位置するギャザーフラップシートと、このギャザーフラップシートにおける前記吸収要素の両側縁より幅方向外方にそれぞれ延在する部分に、前後方向に沿って伸張状態で接着された弾性伸縮部材とを有するギャザーフラップと、
    前記吸収要素から裏面側への体液漏れを防止し、前記吸収要素の両側縁位置より幅方向外方に延在している漏れ防止シートとを順に備え:
    前記吸収要素には、少なくとも長手方向中間における両側縁より内側位置において、長手方向に沿って起立助長用エンボスが使用面側から形成され、
    前記ギャザーフラップシートは、前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向中央側にそれぞれ延在する部分における、前記吸収要素の両側縁より幅方向中央側に離間した位置にそれぞれ自由起点を有し、
    前記ギャザーフラップシートにおける、前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向中央側にそれぞれ延在する部分のうち、前記自由起点からその幅方向中央側の部分における全体又は前記自由起点近傍のみが前記吸収要素に固定されており、
    前記ギャザーフラップシートにおける、前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向中央側にそれぞれ延在する部分のうち、前記自由起点より幅方向中央側の部分が前記漏れ防止シート上に重ね合わせ状態で固定されており、
    前記ギャザーフラップシートにおける、前記吸収要素の裏面に接し且つ前記吸収要素の両側縁より幅方向外方にそれぞれ延在する部分のうち、前記自由起点より幅方向外方部分は、使用面側に接する前記吸収要素及び裏面側に接する前記漏れ防止シートの両者と非固定であ
    前記弾性伸縮部材の収縮力により、前記ギャザーフラップの側部が前記漏れ防止シートに対して使用面側に起立するとともに、このギャザーフラップの起立により、前記吸収要素の両側部が裏面側から使用面側に持ち上げられるように構成されている、
    ことを特徴とする生理用ナプキン。
  6. ギャザーフラップを構成するギャザーフラップシートが体液阻止性を有する材料からなる請求項1〜5のいずれか1項に記載の生理用ナプキン。
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