JP4086154B2 - 高周波複合部品 - Google Patents

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Description

本発明は、高周波複合部品及び移動体通信装置に関し、更に詳しくは、バルントランス及びフィルタ回路を組み合わせた高周波複合部品及びこれを用いた移動体通信装置に関する。
一般に、移動体通信装置では、高周波信号を増幅器やミキサに180度位相をずらして等分配し、または、増幅器やミキサからの信号を、180度位相をずらして等合成する必要がある。バルントランスは、そのための手段として用いられるもので、増幅器やミキサ等を含むIC(送受信回路)の入力側または出力側に配置され、平衡伝送線路の平衡信号と、不平衡伝送線路の不平衡信号を相互に変換する高周波回路を構成する。
上述したバルントランスにおいて、使用周波数信号の選択度を上げる手段として、バルントランスにフィルタ回路を組み合わせたものが提案されている。例えば、特許文献1は、バルントランスの不平衡端子にバンドパスフィルタを接続する技術を開示している。また、特許文献2は、平衡線路のそれぞれにキャパシタを並列に接続し、それによって狭帯域化することにより、フィルタの役割を持たせるようにした技術を開示している。
ところで、例えば使用周波数2.4GHz帯の近距離通信システムでは、通過帯域2.4GHzに対して、もっとも減衰の必要な帯域は、1.8〜2.0GHzの周波数帯域であり、さらに低域がコンスタントに減衰している必要がある。低域の減衰はシステムに入り込む妨害波を除去するために不可欠である。
高域でも、通過域に対して2倍の4.8GHz〜5.0GHzの周波数範囲における減衰を必要としているが、この高域の減衰は、主にシステム内の発振器等から発生する高調波を除去することを目的とするものであって、妨害波除去を目的とするものではない。もし、ICで構成される送受信回路が、高調波信号の小さい優れた特性を有するものであれば、高調波周波数の減衰はそれほど必要としない。しかし、このような場合でも、妨害波除去の観点から、フィルタ部はできるだけ低域のみを減衰させるような設計にする必要がある。
特許文献1に記載された技術によって、上述した要求を満たすには、バンドパスを構成するための素子数が多くなり、移動体通信装置において要請される小型化に対応することができない。特許文献2に記載された技術によれば、広い周波数範囲でフィルタ特性を実現できるが、通過帯域から近傍の周波数を減衰させることが難しい。
特開2002−353834号公報 特開2001−168607号公報
本発明の課題は、特に、低域側における通過帯域制限が顕著で、小型化に適し、しかもバルントランスの特性をそのまま保持し得る高周波複合部品及びこれらを用いた移動体通信装置を提供することである。
上述した課題を解決するため、本発明に係る高周波複合部品は、バルントランスと、第1のフィルタ回路と、第2のフィルタ回路とを含む。前記バルントランスは、第1乃至第4の線路導体を含んでおり、前記第1の線路導体は、一端が不平衡信号用端子を構成する。前記第2の線路導体は、一端が前記第1の線路導体の他端と接続されており、前記第3の線路導体は、前記第1の線路導体と結合し、前記不平衡信号用端子と対応する一端が接地端子に接続されている。前記第4の線路導体は、前記第2の線路導体と結合し、前記第2の線路導体の他端と対応する一端が接地端子に接続されている。
前記第1のフィルタ回路は、一端が前記第3の線路導体の他端に接続され、他端が第1の平衡信号用端子を構成し、前記第2のフィルタ回路は、一端が前記第4の線路導体の他端に接続され、他端が第2の平衡信号用端子を構成する。
本発明に係る高周波複合部品は、アンテナと、送受信回路と組み合わせて、携帯電話などの移動体通信装置に用いられる。送受信回路は、送信回路および受信回路の一方、または、両者を含む。
移動体通信装置において、不平衡信号用端子がアンテナに接続され、第1の平衡信号用端子及び第2の平衡信号用端子が送受信回路に接続され、接地端子が接地される。
既に述べたように、移動体通信装置では、高周波信号を増幅器やミキサに180度位相をずらして等分配し、または、増幅器やミキサからの信号を、180度位相をずらして等合成する必要がある。本発明に係る高周波複合部品は、そのための手段として用いられるもので、アンテナと、増幅器やミキサ等を含む送受信回路の入力側または出力側に配置される。
アンテナ側から第1の線路導体及び第2の線路導体に供給された不平衡信号は、第1の線路導体及び第2の線路導体に結合する第3の線路導体及び第4の線路導体により、平衡信号に変換され、第1の平衡信号用端子及び第2の平衡信号用端子から送受信回路側に供給される。送受信回路から供給された信号は第3の線路導体及び第4の線路導体から、第1の線路導体及び第2の線路導体に伝送され、アンテナに供給される。
上述した不平衡信号及び平衡信号の相互変換は、既に知られている。本発明の特徴は、第1のフィルタ回路及び第2のフィルタ回路を有する点にある。第1のフィルタ回路は、一端が第3の線路導体の他端に接続され、他端が第1の平衡信号用端子を構成している。また、第2のフィルタ回路は、一端が第4の線路導体の他端に接続され、他端が第2の平衡信号用端子を構成する。
この構成によれば、小型化を図りつつ、通過帯域よりも低域側を特に減衰させ、通過帯域を制限することができる。したがって、本発明によれば、移動体通信装置のシステム内に入り込む妨害波を確実に除去することができる。しかもバルントランスの特性をそのまま保持し得る。
また、第1のフィルタ回路及び第2のフィルタ回路は、キャパシタやインダクタを組み合わせた簡単な回路構成によって構成できるから、小型化を図りつつ、種々のフィルタ特性を付与することができる。また、マッチングを取るための素子を付加した場合でも、従来との対比において、十分に小型化できる。
更に、第1のフィルタ回路及び第2のフィルタ回路を構成する回路素子数が少なくて済むので、小型の積層型高周波複合部品を得るのにも極めて適している。
以上のべたように、特に、低域側における通過帯域制限が顕著で、小型化に適し、しかもバルントランスの特性をそのまま保持し得る高周波複合部品及びこれらを用いた移動体通信装置を提供することができる。
本発明の他の目的、構成、及び、利点については、添付図面を参照し、更に詳しく説明する。添付図面は、単なる例示に過ぎない。
図1は本発明に係る高周波複合部品を用いた移動体通信装置の構成を示している。図示された移動体通信装置は、アンテナ1、本発明に係る高周波複合部品3及び外部回路4等を含んでいる。高周波複合部品3は、バルントランス31と、第1のフィルタ回路32と、第2のフィルタ回路32とを含む。
バルントランス31は、第1乃至第4の線路導体311〜314を含む。第1乃至第4の線路導体311〜314は、例えば、(λ/4)のストリップラインまたはマイクロストリップラインとして構成される。第1の導体線路311及び第2の線路導体312は、直列に接続され、不平衡線路を構成する。第1の線路導体311は、一端が不平衡信号用端子T1を構成する。不平衡信号用端子T1はアンテナ1に接続される。第2の線路導体312は、一端が第1の線路導体311の他端と接続されている。
第3の線路導体313は、第1の線路導体311と電磁誘導によって結合し、不平衡信号用端子T1と対応する一端が接地端子T2に接続されている。接地端子T2は接地される。
第4の線路導体314は、第2の線路導体312と電磁誘導によって結合し、第2の線路導体312の他端と対応する一端が接地端子T5に接続されている。接地端子T5は接地される。接地端子T2、T5は一緒にしてもよい。
第1のフィルタ回路32は、一端が第3の線路導体313の他端に接続される。第1のフィルタ回路32の他端は、第1の平衡信号用端子T3を構成し、第2のフィルタ回路33は、一端が第4の線路導体314の他端に接続され、他端が第2の平衡信号用端子T4を構成する。
送受信回路4は、送信回路および受信回路を含んでおり、一般にはIC(集積回路素子)によって構成される。送受信回路4には、第1のフィルタ回路32から導かれた第1の平衡信号用端子T3及び第2のフィルタ回路33から導かれた第2の平衡信号用端子T4が接続されている。
既に述べたように、移動体通信装置では、送受信回路4内において、高周波信号を、増幅器やミキサに180度位相をずらして等分配し、または、増幅器やミキサからの信号を、180度位相をずらして等合成する必要がある。本発明において、高周波複合部品3は、そのための手段として用いられるもので、アンテナ1と、増幅器やミキサ等を含む送受信回路4の入力側または出力側に配置される。
アンテナ1から第1の線路導体311及び第2の線路導体312に供給された不平衡信号は、第3の線路導体313及び第4の線路導体314により、平衡信号に変換され、第1の平衡信号用端子T3及び第2の平衡信号用端子T4から送受信回路4に供給される。送受信回路4から供給された信号は第3の線路導体313及び第4の線路導体314から、第1の線路導体311及び第2の線路導体312に伝送され、アンテナ1に供給される。
上述した不平衡信号及び平衡信号の相互変換は周知である。本発明の特徴は、第1のフィルタ回路32及び第2のフィルタ回路33を有する点にある。第1のフィルタ回路32は、一端が第3の線路導体313の他端に接続され、他端が第1の平衡信号用端子T3を構成している。また、第2のフィルタ回路33は、一端が第4の線路導体314の他端に接続され、他端が第2の平衡信号用端子T4を構成する。
この構成によれば、小型化を図りつつ、通過帯域よりも低域側を、特に減衰させ、通過帯域を制限することができる。したがって、本発明によれば、移動体通信装置のシステム内に入り込む妨害波を確実に除去することができる。しかもバルントランス31の特性をそのまま保持し得る。
また、第1のフィルタ回路32及び第2のフィルタ回路33は、キャパシタまたはインダクタとを組み合わせた簡単な回路構成によって構成できるから、小型化を図りつつ、種々のフィルタ特性を付与することができる。また、マッチングを取るための素子を付加した場合でも、従来との対比において、十分に小型化できる。更に、第1のフィルタ回路32及び第2のフィルタ回路33を構成する回路素子数が少なくて済むので、小型の積層型高周波複合部品を得るのにも極めて適している。
次に、図2〜図10を参照し、具体的に説明する。図2〜図10において、図1に現れた構成部分と同一の構成部分については、同一の参照符号を付し、重複説明はこれを省略する。
図2は本発明に係る高周波複合部品の具体例を示す電気回路図である。この実施例では、第1のフィルタ回路32は、第1のキャパシタC1を含む。第1のキャパシタC1は第3の線路導体313の他端と第1の平衡信号用端子T3との間に接続されている。第2のフィルタ回路33は、第2のキャパシタC2を含み、第2のキャパシタC2は第4の線路導体314の他端と第2の平衡信号用端子T4との間に接続されている。
図3は図2に示した高周波複合部品の反射及び通過特性、図4は図3に示した反射及び通過特性を得るのに供された回路図である。図3において、参照符号S11は反射特性、参照符号S21は通過特性をそれぞれ示している。使用周波数は2.4GHzである。図4において、平衡信号用端子T3,T4に理想トランスを挿入することにより、通常は3ポートとして用いられるこの種高周波複合部品を、2ポート回路とみなせるようにし、測定器で反射及び通過特性を測定した。
図3に図示された通過特性S21に注目すると、使用周波数2.4GHzよりも低域側が特に減衰しており、通過帯域を制限できることがわかる。したがって、本発明によれば、移動体通信装置のシステム内に入り込む妨害波を確実に除去することができる。反射特性S11に注目すると、使用周波数2.4GHzに反射減衰極が生じており、2.4GHzでは反射を極小にできる。しかもバルントランス31の特性をそのまま保持し得る。
また、第1のフィルタ回路32及び第2のフィルタ回路33は、第1及び第2のキャパシタC1、C2を有する簡単な回路構成によって構成できるから、小型化を図ることができる。
図5は本発明に係る高周波複合部品の別の具体例を示す電気回路図である。この実施例では、第1のフィルタ回路32は、第1のキャパシタC1と、第1のインダクタL1とを含んでいる。第1のキャパシタC1は第3の線路導体313の他端と第1の平衡信号用端子T3との間に接続されている。第1のインダクタL1は第1のキャパシタC1と並列に接続されている。
第2のフィルタ回路33は、第2のキャパシタC2と、第2のインダクタL2とを含んでいる。第2のキャパシタC2は第4の線路導体314の他端と第2の平衡信号用端子T4との間に接続されている。第2のインダクタL2は第2のキャパシタC2と並列に接続されている。
図6は図5に示した高周波複合部品の反射及び通過特性であり、図4に示した測定回路によって測定した。使用周波数は2.4GHzである。図6において、通過特性S21に注目すると、使用周波数2.4GHzよりも低域側が特に減衰しており、通過帯域を制限することができる。しかも、使用周波数2.4GHzよりも低域側である1.8GHz付近で、ノッチ(減衰極)P1を生じている。したがって、移動体通信装置のシステム内に入り込む妨害波を、より確実に除去することができる。反射特性S11に注目すると、使用周波数2.4GHzに反射減衰極が生じており、2.4GHzでは反射を極小にできる。しかもバルントランス31の特性をそのまま保持し得る。
また、第1のフィルタ回路32及び第2のフィルタ回路33は、第1及び第2のキャパシタC1、C2及び第1及び第2のインダクタL1、L2を有する簡単な回路構成によって構成できるから、小型化を図ることができる。
図7は本発明に係る高周波複合部品の更に別の具体例を示す電気回路図である。この実施例では、第1のフィルタ回路32は、第1のキャパシタC1と、第3のキャパシタC3とを含んでいる。第1のキャパシタC1は第3の線路導体313の他端と第1の平衡信号用端子T3との間に接続されている。第3のキャパシタC3は、第1の平衡信号用端子T3と接地端子T5との間に接続されている。
第2のフィルタ回路33は、第2のキャパシタC2と、第4のキャパシタC4とを含んでいる。第2のキャパシタC2は第4の線路導体314の他端と第2の平衡信号用端子T4との間に接続されている。第4のキャパシタC4は、第2の平衡信号用端子T4と接地端子T5との間に接続されている。
図8は図7に示した高周波複合部品の反射及び通過特性であり、図4に示した測定回路によって測定した。使用周波数は2.4GHzである。図8において、通過特性S21に注目すると、使用周波数2.4GHzよりも低域側において、減衰が著しい。したがって、移動体通信装置のシステム内に入り込む妨害波を、より確実に除去することができる。しかも、使用周波数2.4GHzよりも高域側においても減衰している。したがって、低域側及び高域側において、通過帯域を制限することができる。反射特性S11に注目すると、使用周波数2.4GHzに反射減衰極が生じており、使用周波数2.4GHzでは反射を極小化できる。
また、第1のフィルタ回路32及び第2のフィルタ回路33は、第1乃至第4のキャパシタC1〜C4を有する簡単な回路構成によって構成できるから、小型化を図ることができる。
図9は本発明に係る高周波複合部品の更に別の具体例を示す電気回路図である。この実施例では、第1のフィルタ回路32は、第1のキャパシタC1と、第1のインダクタL1と、第3のキャパシタC3とを含む。第1のキャパシタC1は第3の線路導体313の他端と第1の平衡信号用端子T3との間に接続されている。第1のインダクタL1は第1のキャパシタC1と並列に接続されている。第3のキャパシタC3は第1の平衡信号用端子T3と接地端子T5との間に接続されている。
第2のフィルタ回路33は、第2のキャパシタC2と、第2のインダクタL2と、第4のキャパシタC4とを含む。第2のキャパシタC2は第4の線路導体314の他端と第2の平衡信号用端子T4との間に接続されている。第2のインダクタL2は第2のキャパシタC2と並列に接続されている。第4のキャパシタC4は第2の平衡信号用端子T4と接地端子T5との間に接続されている。
図10は図9に示した高周波複合部品の反射及び通過特性であり、図4に示した測定回路によって測定した。使用周波数は2.4GHzである。図10において、通過特性S21に注目すると、使用周波数2.4GHzよりも低域側が特に減衰している。しかも、使用周波数2.4GHzよりも低域側である1.8GHz付近で、ノッチ(減衰極)P1を生じている。したがって、移動体通信装置のシステム内に入り込む妨害波を、より確実に除去することができる。
更に、使用周波数2.4GHzよりも低域側のみならず、高域側においても減衰している。したがって、低域側及び高域側において、通過帯域を制限することができる。反射特性S11に注目すると、使用周波数2.4GHzに反射減衰極が生じており、使用周波数2.4GHzでは反射を極小化できる。
また、第1のフィルタ回路32及び第2のフィルタ回路33は、第1〜第4のキャパシタC1〜C4及び第1及び第2のインダクタL1、L2を有する簡単な回路構成によって構成できるから、小型化を図ることができる。
次に、図11〜図15を参照して、図2、図5、図7及び図9に示した高周波複合部品の具体的構造について説明する。
図11は本発明に係る高周波複合部品3の外観斜視図、図12は図2に示した回路構成を有する高周波複合部品3の内部構造を示す分解斜視図である。なお、図12の目的は各機能層間に備えられている線路導体またはキャパシタ電極のパターン等を示すことにある。
図示された高周波複合部品3は、絶縁基体7を含む。絶縁基体7は、複数の機能層71〜78を積層したものである。機能層71〜78は、有機材料、セラミック材料又は両者を混合した複合材料の何れを用いることもできる。機能層71〜78は、各層の役割、機能に応じて、その厚み、並びに、比誘電率、及び、Qなどの材料特性が選定される。
第1の機能層71の表面には、接地電極GND1が形成されている。接地電極GND1は、第1の機能層71の外縁から若干のギャップを残して、第1の機能層71の一面に広く形成されている。接地電極GND1の相対する両辺には端子接続部が設けられ、接地電極GND1は、この端子接続部を介して、接地端子T2、T5(図1、図2、図11参照)に接続されている。図3には図示されていないが、図11を見ると明らかなように、第1の機能層71の表面には、接地電極GND1を完全に覆う機能層が設けられる場合もある。
第1の機能層71と第2の機能層72との間には、リード導体パターン721が設けられている。リード導体パターン721は、一端が端子T1(図1、図2、図11参照)に接続され、他端がスルーホール(ビアホール)導体722に接続される。スルーホール導体722は第2の機能層72を貫通する。
第2の機能層72と第3の機能層73との間には、バルントランス31を構成する第1の線路導体311と、第2の線路導体312とが備えられている。第1の線路導体311及び第2の線路導体312は、例えば、(λ/4)のストリップラインまたはマイクロストリップラインとなるように、渦巻き状に形成されていて、その外周で互いに連続している。第1の線路導体311の内端には、第2の機能層72を貫通したスルーホール導体722が接続される。
第3の機能層73と第4の機能層74との間には、バルントランス31を構成する第3の線路導体313及び第4の線路導体314が形成されている。第3の線路導体313及び第4の線路導体314は、例えば、(λ/4)のストリップラインまたはマイクロストリップラインとなるように、渦巻き状に形成されていて、その外周で互いに連続している。第3の線路導体313は第3の機能層73を介して、第1の線路導体311と電磁結合し、第4の線路導体314は第3の機能層73を介して、第2の線路導体312と電磁結合する。
第3の線路導体313及び第4の線路導体314は、内端がスルーホール導体741、742に接続されている。また、第3の線路導体313及び第4の線路導体314の外周部に連なる線路導体の略中間部に、スルーホール導体743が設けられている。スルーホール導体741〜743は第4の機能層74を貫通する。
第4の機能層74と第5の機能層75との間には、接地電極GND2が形成されている。接地電極GND2は、第5の機能層75の外縁から若干のギャップを残して、第5の機能層75の一面に広く形成されている。接地電極GND2の相対する両辺には端子接続部が設けられ、接地電極GND2は、この端子接続部を介して、接地される端子T2、T5(図1、図2、図11参照)に接続される。接地電極GND2の面内には、スルーホール導体741〜743と重なるスルーホール導体751、752、753が設けられている。スルーホール導体751、752の周りにはリング状の絶縁ギャップが設けられており、スルーホール導体751、752は、この絶縁ギャップによって、接地電極GND2から電気的に絶縁されている。第4の機能層74と第5の機能層75とを重ねあわせた状態では、第3の線路導体313及び第4の線路導体314に設けられたスルーホール導体741〜743がスルーホール導体751〜753と接続される。
第5の機能層75と第6の機能層76との間、及び、第6の機能層76と第7の機能層77との間には、第1のフィルタ回路32及び第2のフィルタ回路33が形成されている。まず、第5の機能層75と第6の機能層76との間には、第1のフィルタ回路32を構成するキャパシタC1のためのキャパシタ電極C11と、第2のフィルタ回路33を構成するキャパシタC2のためのキャパシタ電極C21が設けられている。キャパシタ電極C11、C21は第5の機能層75を貫通するスルーホール導体751、752と重なる位置に、平面状に形成されている。従って、第5の機能層75と第6の機能層76とを重ねた場合、キャパシタ電極C11、C21は第5の機能層75を貫通するスルーホール導体751、752により、第3の線路導体313及び第4の線路導体314の内端と接続される。
次に、第6の機能層76と第7の機能層77との間には、第1のフィルタ回路32を構成するキャパシタC1のためのキャパシタ電極C12と、第2のフィルタ回路33を構成するキャパシタC2ためのキャパシタ電極C22が設けられている。キャパシタ電極C12、C22はキャパシタ電極C11、C21と重なる位置に、平面状に形成されている。従って、第6の機能層76と第7の機能層77とを重ねた場合、キャパシタ電極C11とキャパシタ電極C12が第6の機能層76を介して対向し、第6の機能層76を容量層とするキャパシタC1が形成される。また、キャパシタ電極C21とキャパシタ電極C22が第6の機能層76を介して対向し、第6の機能層76を容量層とするキャパシタC2が形成される。
キャパシタ電極C11及びキャパシタ電極C21は、第4の機能層74と第5の機能層75との間に存在する接地電極GND2とも対向するから、この部分でも容量が発生する。その影響を回避する手段として、第5の機能層75の厚みを、第6の機能層76の厚みよりも2〜3倍程度厚くすればよい。
キャパシタ電極C12の端縁は、第6及び第7の機能層76、77の側端面に導き、第1の平衡信号用端子T3に接続する。キャパシタ電極C22の端縁も、第6及び第7の機能層76、77の側端面に導き、第2の平衡信号用端子T4に接続する。
第7の機能層77と第8の機能層78との間には、接地電極GND3が設けられている。接地電極GND3は、第8の機能層78の外縁から若干のギャップを残して、第8の機能層78の一面に広く形成されている。接地電極GND3の相対する両辺には端子接続部が設けられ、接地電極GND3は、この端子接続部を介して、接地される端子T2、T5(図1、図2、図11参照)に接続される。接地電極GND3の面内には、第7の機能層77に設けられたスルーホール導体773と重なるスルーホール導体783が設けられている。
キャパシタ電極C12、C22は、第7の機能層77と第8の機能層78との間に存在する接地電極GND3とも対向するから、この部分でも容量が発生する。その影響を回避する手段として、第7の機能層77の厚みを、第6の機能層76の厚みよりも2〜3倍程度厚くすればよい。
図12に示した実施例は、第1のフィルタ回路32及び第2のフィルタ回路33を構成する回路素子として、第1のキャパシタC1及び第2のキャパシタC2を有するだけなので、小型の積層型高周波複合部品を得るのにも極めて適している。
図13は図5に示した回路構成を有する高周波複合部品3の内部構造を示す分解斜視図である。図において、図12に現れた構成部分と同一の構成部分には同一の参照符号を付し、重複説明は省略する。この実施例では、第5の機能層75と第6の機能層76との間に、第1のフィルタ回路32及び第2のフィルタ回路33が形成されている。第1のフィルタ回路32は、キャパシタC1のためのキャパシタ電極C11とインダクタL1を構成する線路導体とを含んでいる。キャパシタ電極C11は第5の機能層75を貫通するスルーホール導体751と重なる位置に、平面状に形成されている。従って、第5の機能層75と第6の機能層76とを重ねた場合、キャパシタ電極C11は第5の機能層75を貫通するスルーホール導体751、及び、第4の機能層74を貫通するスルーホール導体741により、第3の線路導体313の内端と接続される。
第1のフィルタ回路32のインダクタL1を構成する線路導体は、一端がキャパシタ電極C11に接続され、他端が第1の平衡信号用端子T3(図1、図5、図11参照)のある位置に導かれ、第1の平衡信号用端子T3と接続される。
第2のフィルタ回路33は、キャパシタC2のためのキャパシタ電極C21と、インダクタL2を構成する線路導体とを含んでいる。キャパシタ電極C21は、第5の機能層75を貫通するスルーホール導体752と重なる位置に平面状に形成されている。従って、第5の機能層75と第6の機能層76とを重ねた場合、キャパシタ電極C21は、第5の機能層75を貫通するスルーホール導体752、及び、第4の機能層74を貫通するスルーホール導体742により、第4の線路導体314の内端と接続される。
図13に示した実施例は、第1のフィルタ回路32及び第2のフィルタ回路33を構成する回路素子として、第1及び第のキャパシタC1、C2、並びに、これらと同一位置に形成された第1及び第のインダクタL1、L2を有するだけなので、小型の積層型高周波複合部品を得ることができる。
図14は図7に示した回路構成を有する高周波複合部品3の内部構造を示す分解斜視図である。図において、図12に現れた構成部分と同一の構成部分には同一の参照符号を付し、重複説明は省略する。この実施例では、第5の機能層75及び第7の機能層77の厚みを、第6の機能層76の厚みと同程度とし、キャパシタ電極C11及びキャパシタ電極C21と、第4の機能層74及び第5の機能層75との間に存在する接地電極GND2との対向関係、並びに、キャパシタ電極C12、C22と、第7の機能層77及び第8の機能層78との間に存在する接地電極GND3との対向関係によって、第3のキャパシタC3及び第4のキャパシタC4を取得するようになっている。
したがって、図14に示した実施例は、図12との対比において、追加的な第3のキャパシタC3及び第4のキャパシタC4を有するにもかかわらず、却って、小型、かつ、薄型の積層型高周波複合部品を得ることができる。
図15は図9に示した回路構成を有する高周波複合部品3の内部構造を示す分解斜視図である。図において、図13に現れた構成部分と同一の構成部分には同一の参照符号を付し、重複説明は省略する。この実施例では、第5の機能層75及び第7の機能層77の厚みを、第6の機能層76の厚みと同程度とし、キャパシタ電極C11及びキャパシタ電極C21と、第4の機能層74及び第5の機能層75との間に存在する接地電極GND2との対向関係、並びに、キャパシタ電極C12、C22と、第7の機能層77及び第8の機能層78との間に存在する接地電極GND3との対向関係によって、第3のキャパシタC3及び第4のキャパシタC4を取得するようになっている。
したがって、図15に示した実施例は、図13との対比において、追加的な第3のキャパシタC3及び第4のキャパシタC4を有するにもかかわらず、却って、小型、かつ、薄型の積層型高周波複合部品を得ることができる。
以上、実施の形態を参照して説明したが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々の変形、変更が可能であることは言うまでもない。
本発明に係る高周波複合部品を用いた移動体通信装置の構成を示す図である。 本発明に係る高周波複合部品の具体例を示す電気回路図である。 図2に示した高周波複合部品の反射及び通過特性である。 図3に示した反射及び通過特性を得るのに供された回路図である。 本発明に係る高周波複合部品の別の具体例を示す電気回路図である。 図5に示した高周波複合部品の反射及び通過特性である。 本発明に係る高周波複合部品の更に別の具体例を示す電気回路図である。 図7に示した高周波複合部品の反射及び通過特性である。 本発明に係る高周波複合部品の更に別の具体例を示す電気回路図である。 図9に示した高周波複合部品の反射及び通過特性である。 本発明に係る高周波複合部品の外観斜視図である。 図2に示した回路構成を有する高周波複合部品の内部構造を示す分解斜視図である。 図5に示した回路構成を有する高周波複合部品3の内部構造を示す分解斜視図である。 図7に示した回路構成を有する高周波複合部品3の内部構造を示す分解斜視図である。 図9に示した回路構成を有する高周波複合部品3の内部構造を示す分解斜視図である。
符号の説明
7 絶縁基体
31 バルントランス
32 第1のフィルタ回路
33 第2のフィルタ回路
71〜78 機能層
311 第1の線路導体
312 第2の線路導体
313 第3の線路導体
314 第4の線路導体

Claims (6)

  1. 絶縁基体と、バルントランスと、第1のフィルタ回路と、第2のフィルタ回路とを含む高周波複合部品であって、
    前記絶縁基体(7)は、複数の機能層(71〜77)を有しており、
    第1の機能層(71)の表面には、第1の接地電極(GND1)が形成されており、
    前記バルントランスは、第1乃至第4の線路導体(311〜314)を含んでおり、
    前記第1の線路導体(311)及び前記第2の線路導体(312)は、前記第1の機能層(71)に隣接する第2の機能層(72)と、第3の機能層(73)との間に備えられており、
    前記第1の線路導体(311)は、一端が、前記絶縁基体(7)の外面に設けられた不平衡信号用端子(T1)に接続されており、
    前記第2の線路導体(312)は、一端が、前記第1の線路導体(311)の他端と接続され、他端が開放されており、
    前記第3の線路導体(313)及び前記第4の線路導体(314)は、前記第2の機能層(72)に隣接する前記第3の機能層(73)と、前記第4の機能層(74)との間に備えられており、
    前記第3の線路導体(313)は、前記第1の線路導体(311)と結合し、前記不平衡信号用端子(T1)と対応する一端が、前記絶縁基体(7)の外面に設けられた接地端子(T2、T5)に接続されており、
    前記第4の線路導体(314)は、前記第2の線路導体(312)と結合し、前記第2の線路導体(312)の他端と対応する一端が、前記絶縁基体(7)の外面に設けられた接地端子(T2、T5)に接続されており、
    前記第4の機能層(74)と前記第5の機能層(75)との間には、第2の接地電極(GND2)が形成されており、
    前記第1のフィルタ回路は、その回路要素導体が、前記第4の機能層(74)に隣接する前記第5の機能層(75)と、第6の機能層(76)との間、及び、第6の機能層(76)と第7の機能層(77)との間に配置され、一端が前記第3の線路導体(313)の他端に接続され、他端が、前記絶縁基体(7)の外面に設けられた第1の平衡信号用端子(T3)に接続されており、
    前記第2のフィルタ回路は、その回路要素導体が前記第5の機能層(75)と前記第6の機能層(76)との間、及び、前記第6の機能層(76)と前記第7の機能層(77)との間に配置され、一端が前記第4の線路導体(314)の他端に接続され、他端が前記絶縁基体(7)の外面に設けられた第2の平衡信号用端子(T4)に接続されており、
    前記第7の機能層(77)には、前記第6の機能層(76)のある反対側の面に、第3の接地電極(GND3)が設けられており、
    前記第5の機能層(75)の厚み、及び、前記第7の機能層(77)の厚みは、前記第6の機能層(76)の厚みよりも2〜3倍厚くなっている、
    高周波複合部品。
  2. 請求項に記載された高周波複合部品であって、
    前記第1のフィルタ回路は、第1のキャパシタを含み、前記第1のキャパシタは前記第3の線路導体の他端と前記第1の平衡信号用端子との間に接続されており、
    前記第2のフィルタ回路は、第2のキャパシタを含み、前記第2のキャパシタは前記第4の線路導体の他端と前記第2の平衡信号用端子との間に接続されている
    高周波複合部品。
  3. 請求項に記載された高周波複合部品であって、
    前記第1のフィルタ回路は、第1のキャパシタと、第1のインダクタとを含んでおり、前記第1のキャパシタは前記第3の線路導体の他端と前記第1の平衡信号用端子との間に接続され、前記第1のインダクタは前記第1のキャパシタと並列に接続されており、
    前記第2のフィルタ回路は、第2のキャパシタと、第2のインダクタとを含んでおり、前記第2のキャパシタは前記第4の線路導体の他端と前記第2の平衡信号用端子との間に接続され、前記第2のインダクタは前記第2のキャパシタと並列に接続されている
    高周波複合部品。
  4. 請求項に記載された高周波複合部品であって、
    前記第1のフィルタ回路は、第1のキャパシタと、第3のキャパシタとを含み、
    前記第1のキャパシタは前記第3の線路導体の他端と前記第1の平衡信号用端子との間に接続されており、前記第3のキャパシタは、前記第1の平衡信号用端子と前記接地端子との間に接続されており、
    前記第2のフィルタ回路は、第2のキャパシタと、第4のキャパシタとを含み、前記第2のキャパシタは前記第4の線路導体の他端と前記第2の平衡信号用端子との間に接続されており、前記第4のキャパシタは、前記第2の平衡信号用端子と前記接地端子との間に接続されている
    高周波複合部品。
  5. 請求項に記載された高周波複合部品であって、
    前記第1のフィルタ回路は、第1のキャパシタと、第1のインダクタと、第3のキャパシタとを含み、前記第1のキャパシタは前記第3の線路導体の他端と前記第1の平衡信号用端子との間に接続されており、前記第1のインダクタは前記第1のキャパシタと並列に接続されており、前記第3のキャパシタは前記第1の平衡信号用端子と前記接地端子との間に接続されており、
    前記第2のフィルタ回路は、第2のキャパシタと、第2のインダクタと、第4のキャパシタとを含み、前記第2のキャパシタは前記第4の線路導体の他端と前記第2の平衡信号用端子との間に接続されており、前記第2のインダクタは前記第2のキャパシタと並列に接続されており、前記第4のキャパシタは前記第2の平衡信号用端子と前記接地端子との間に接続されている、
    高周波複合部品。
  6. アンテナと、送受信回路と、高周波複合部品とを含む移動体通信装置であって、
    前記送受信回路は、送信回路及び受信回路の少なくとも一方を備えており、
    前記高周波複合部品は、請求項1乃至の何れかに記載されたものでなり、前記不平衡信号用端子が前記アンテナに接続され、前記第1の平衡信号用端子及び前記第2の平衡信号用端子が前記送受信回路に接続され、前記接地端子が接地されている、
    移動体通信装置。
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