JP4084200B2 - 電動式ステアリングロック装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動式ステアリングロック装置に係り、詳しくはステアリングロックに使用するアクチュエータの過熱保護を行う電動式ステアリングロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両の盗難を防止するために、機械式のステアリングロック装置が広く用いられている。
【0003】
機械式ステアリングロック装置は、キーシリンダに機械キーを挿入し回動操作することによりロックピンが作動するようになっている。ロックピンはステアリングシャフトに係脱可能になっている。このロックピンがステアリングシャフトに係合することによりステアリングシャフトが固定され、ステアリングホイールの回動が規制される。したがって、車両の盗難防止性が向上する(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
ところが、近年では、車両の操作性の向上を目的として、エンジンの始動・停止操作部としてボタンスイッチを用い、このスイッチが押された時にエンジンを始動・停止させるワンプッシュ式エンジン始動・停止システムが提案されている。このようなシステムのステアリングロック装置(電動式ステアリングロック装置)では、ステアリングシャフトに係脱可能なロックピンをアクチュエータによって移動させ、そのアクチュエータの駆動をロック制御部によって制御するようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−105673号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の電動式ステアリングロック装置では、ロックとロック解除を短時間の内に頻繁に繰返すと、モータの過熱によりコイルが断線するなどの熱害が生じるおそれがあった。そこで、こうした熱害を防止するために過熱保護機能内蔵のモータを使用することが考えられる。しかし、過熱保護機能内蔵のモータはバイメタル等のハードフェア構成が付加されているため、全体として大型化してしまう。また、モータのコストが高くなってしまう。よって、過熱保護機能内蔵のモータを使用すると、ステアリングロック装置の大型化及び製造コストの上昇を招くという問題があった。
【0007】
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、アクチュエータの大型化を防止しつつ過熱保護を実現することができる電動式ステアリングロック装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、ステアリングシャフトに係脱するロックピンを位置変化させてステアリングのロック又はロック解除を行うアクチュエータと、前記アクチュエータの作動を制御する制御手段とを備えた電動式ステアリングロック装置において、前記制御手段は、前記アクチュエータの作動時間を要素とする関係式から求められる算出値が所定の休止閾値より大きいと判断した場合には、前記アクチュエータの作動を強制的に休止させるとともに、前記制御手段は、前記休止閾値よりも小さく設定された無効閾値より前記算出値が大きいと判断した場合には、前記アクチュエータの作動要求があってもその要求を無効化することを要旨とした。
【0010】
請求項に記載の発明では、請求項に記載の電動式ステアリングロック装置において、前記無効閾値は、前記ステアリングのロックまたはロック解除を行うことが可能となる前記アクチュエータの作動時間に相当する前記算出値の増加分を、前記休止閾値から減算した値よりも小さな値に設定されていることを要旨とした。
【0011】
請求項に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の電動式ステアリングロック装置において、前記関係式は、前記アクチュエータが作動している間は所定の時間毎にカウンタ値を加算し、前記アクチュエータが休止している間は所定の時間毎にカウンタ値を減算処理する式であることを要旨とした。
【0012】
以下、本発明の作用について説明する。
請求項1に記載の発明によると、アクチュエータの作動時間を要素とする関係式から求められた算出値が所定の休止閾値より大きい場合に、アクチュエータの作動は強制的に休止させられる。すなわち、作動要求をされてアクチュエータが作動中であっても、前記算出値が休止閾値より大きくなった場合には強制的に休止させられるようになっている。アクチュエータの温度は、作動時間の経過に伴って上昇するため、その作動時間を要素とする関係式を用いることで、アクチュエータの温度変動を擬似的に演算により求めることができる。そして、関係式から求められた算出値が所定の休止閾値よりも大きい場合には、アクチュエータの温度が高いとみなされ、アクチュエータは強制的に休止させられる。そのため、アクチュエータの過剰な温度上昇を抑制することができ、熱害を防止することができる。
【0013】
また、関係式から求められた算出値が前記休止閾値よりも小さく設定された無効閾値より大きい場合には、アクチュエータの作動要求があってもアクチュエータは作動されないようになっている。アクチュエータは、ロックピンをロック位置からロック解除位置、又はロック解除位置からロック位置まで移動させるために所定時間(最低作動時間)を必要とする。よって、アクチュエータの作動時間が最低作動時間よりも短い場合、アクチュエータは、ロックピンをロック位置またはロック解除位置まで移動させることができない。このため、休止閾値に近い算出値となる時点で作動要求された場合などには、最低作動時間よりも短時間で休止閾値を超えてしまい、アクチュエータはロックピンを目的の位置に移動させる前に強制的に休止させられてしまう。そこで、休止閾値より小さく設定された無効閾値より算出値が大きい場合には、アクチュエータの作動要求があってもその要求を無効化してアクチュエータを作動させないようにすることで、ステアリングのロックまたはロック解除が未完になるのを防止することができる。
【0014】
請求項に記載の発明によると、算出値が無効閾値よりも小さくなった時点でアクチュエータの作動要求をされた場合、ロックピンをロック位置からロック解除位置またはロック解除位置からロック位置まで移動させた時点での算出値は、休止閾値以下となる。このため、ステアリングのロックまたはロック解除が未完になってしまうといった不都合が確実に防止される。
【0015】
請求項に記載の発明によると、所定の関係式から算出される値は、アクチュエータが作動している間は所定の時間毎にカウンタ値を加算し、アクチュエータが休止している間は所定の時間毎にカウンタ値を減算することによって求められた値である。すなわち、カウンタ値は、アクチュエータが作動している時間に比例して増加し、休止している時間に比例して減少する。このことから、カウンタ値はアクチュエータの温度を擬似的に演算により求めた値に相当する。一方、カウンタ値を加算する時間の間隔を長くすれば単位時間あたりのカウンタ値の増加は小さくなり、加算する時間の間隔を短くすれば単位時間あたりのカウンタ値の増加は大きくなる。同様に、カウンタ値を減算する時間の間隔を長くすれば単位時間あたりのカウンタ値の減少は小さくなり、減算する時間の間隔を短くすれば単位時間あたりのカウンタ値の減少は大きくなる。すなわち、カウンタ値を加減算する時間の間隔を変えることで温度上昇率や温度降下率を可変することができる。よって、アクチュエータの作動時間と温度との関係に基づいてカウンタ値を加減算する時間の間隔を変えることで、アクチュエータの作動時間や休止時間の経過に伴うアクチュエータの温度変化を推定することが可能となる。また、前記関係式は、所定の時間の間隔毎にカウンタ値を加減算するといった単純な計算式である。よって、制御手段の制御上の負担を少なくすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した電動式ステアリングロック装置の一実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。
【0017】
図1に示すように、電動式ステアリングロック装置1は、ステアリングシャフト11、ロックピン12、アクチュエータとしてのモータ13、制御手段としてのロック制御部14から構成されている。ロック制御部14には、ロック状態検出スイッチ16が接続されている。本実施形態においてロック状態検出スイッチ16は、ノーマルオープン(A接点)タイプのメカニカルスイッチ(ここではリミットスイッチ)によって構成されている。そして、ロック状態検出スイッチ16の一端はバッテリの陽極に接続され、他端はロック制御部14に接続されている。
【0018】
モータ13は、ロック制御部14から駆動制御され、同ロック制御部14から駆動信号が入力されたときに駆動するようになっている。モータ13の回転軸にはフォームギア17が外嵌され、同フォームギア17はモータ13の回転軸に連動するようになっている。また、このフォームギア17に噛み合うように平歯車18が配設されている。
【0019】
ロックピン12は、ステアリングシャフト11の外周面に設けられた凹部11aに対して先端部が係脱可能に設けられている。このため、ロックピン12が凹部11aに係合した状態(図1(a)に示す状態)にあるときには、ステアリングシャフト11の回動が規制される。これに対し、ロックピン12が凹部11aに係合していない状態(図1(b)に示す状態)にあるときは、ステアリングシャフト11の回動が可能になる。
【0020】
ロックピン12の外周面には、前記平歯車18と噛み合うギア部12aが形成されている。このため、ロックピン12は、平歯車18の回転に伴い、同図矢印F1、F2で示す方向に移動可能となっている。つまり、ロックピン12は、モータ13の回転により移動し、ステアリングシャフト11に対して係脱可能となっている。
【0021】
また、ロックピン12の基端部にはスイッチ駆動部12bが形成されている。図1(a)に示すように、スイッチ駆動部12bは、ロックピン12がステアリングシャフト11の凹部11aに係合している状態、すなわちロック状態においては、ロック状態検出スイッチ16に対して非接触状態となる。このため、電動式ステアリングロック装置1がロック状態にあるときにはロック状態検出スイッチ16は開状態となり、ロック制御部14に対してLレベルの信号が入力される。この信号により、ロック制御部14は、電動式ステアリングロック装置1がロック状態であることを認識可能となる。
【0022】
これに対し、図1(b)に示すように、ロックピン12が凹部11aから離脱している状態、すなわちロック解除状態においては、スイッチ駆動部12bはロック状態検出スイッチ16に接触する。そして、ロック状態検出スイッチ16は閉状態となる。このため、電動式ステアリングロック装置1がロック解除状態にあるときにはロック状態検出スイッチ16は閉状態となり、ロック制御部14に対してHレベルの信号が入力される。この信号により、ロック制御部14は、電動式ステアリングロック装置1がロック解除状態であることを認識可能となる。なお、ロック状態検出スイッチ16は、ロックピン12がステアリングシャフト11の凹部11aから完全に離脱したときに閉状態となるように設定されている。
【0023】
ロック制御部14は、図示しないマイクロコンピュータとモータ13を駆動するためのドライバ回路とを備えている。ロック制御部14は、ロックの解除を要求する旨のモータ作動要求信号が入力されると、モータ13に対してロック解除を行うための駆動信号を出力する。この場合、モータ13は、図1に矢印R1で示す方向に回転軸を回転させ、ロックピン12を矢印F1方向に移動させる。このため、図1(b)に示すように、ロックピン12とステアリングシャフト11の凹部11aとの係合が解除された状態になるとともに、ロック状態検出スイッチ16が閉状態となる。そして、ロック制御部14は、ロック状態検出スイッチ16からHレベルの信号が入力されると、ロックが解除されたことを認識する。
【0024】
また、ロック制御部14は、ロックを要求する旨のモータ作動要求信号が入力されると、モータ13に対してロックを行うための駆動信号を出力する。これによりモータ13が図1に矢印R2で示す方向に回転軸を回転させ、ロックピン12を矢印F2方向に移動させる。このため、図1(a)に示すように、ロックピン12とステアリングシャフト11の凹部11aとが係合状態になるとともに、ロック状態検出スイッチ16が開状態となる。そして、ロック制御部14は、ロック状態検出スイッチ16からLレベルの信号が入力されると、ロックされたことを認識する。
【0025】
ところで、ロック制御部14は、モータ13の作動時間と休止時間に基づいてカウンタ値Cptcを加減算し、同カウンタ値Cptcに基づいてモータ13の制御をしている。そこで、ロック制御部14によって行われるカウンタ値Cptcの加減算処理とカウンタ値Cptcに基づいて行われるモータ13の制御とを図2に示すフローチャートに従って説明する。
【0026】
まずステップS1において、ロック制御部14は、モータ13が作動中であるか否かを判断する。モータ13が作動中であると判断した場合、ロック制御部14はステップS2の処理に移行し、前回にカウンタ値Cptcを加算したときから加算間隔Taが経過したか否かを判断する。
【0027】
ここで、カウンタ値Cptcは、所定時間毎に加減算処理されることでモータ13の温度変化を模擬する変数(カウンタ)である。ロック制御部14は、カウンタ値Cptcに対して所定時間毎に「1」ずつ加減算することでモータ13の温度を推定するようになっている。カウンタ値Cptcの初期値は、モータ13を作動させる前の温度(以下、モータ作動前温度という)に相当し、本実施形態においては「0」に設定されている。したがって、カウンタ値Cptcは、モータ作動前温度からの相対的な温度変化を示す値となる。
【0028】
加算間隔Taは、モータ13の温度上昇率から求められた値であり、カウンタ値Cptcを加算処理する時間の間隔である。本実施形態において、加算間隔Taは「24ミリ秒」に設定されている。
【0029】
ステップS2において、加算間隔Taが経過したと判断した場合、ロック制御部14は、ステップS3の処理に移行してカウンタ値Cptcに「1」を加算する。これに対し、加算間隔Taが経過していないと判断した場合は、ロック制御部14はここでの処理を一旦終了する。すなわち、ロック制御部14は、加算間隔Taが経過しないとステップS3の処理に移行しない。よって、ロック制御部14は、加算間隔Ta毎にステップS3の処理を行ってカウンタ値Cptcを「1」ずつ増加させる。本実施形態では、ロック制御部14は、モータ13の作動時において「24ミリ秒」毎にカウンタ値Cptcを「1」ずつ増加させる。よって、カウンタ値Cptcはモータ13の作動時間に比例して増加する。
【0030】
ステップS3の処理を行った後、ロック制御部14は、ステップS4においてカウンタ値Cptcが休止閾値Cmaxより大きいか否かを判断する。ここで、休止閾値Cmaxとは、モータ13を強制的に休止させたいカウンタ値Cptcである。カウンタ値Cptcの初期値が「0」であることから、休止閾値Cmaxはモータ13の許容温度上昇幅である。本実施形態において休止閾値Cmaxは、モータ13を「85℃」雰囲気中で作動させたことを想定すると共に、モータ13の温度上限値を「180℃」であると想定し、「180−85」の計算から「95」に設定されている。そして、このステップS4において、カウンタ値Cptcが休止閾値Cmaxより大きいと判断した場合、ロック制御部14はステップS5の処理に移行してモータ13を休止させる。これに対し、カウンタ値Cptcが休止閾値Cmax以下であると判断した場合は、ロック制御部14はここでの処理を一旦終了する。
【0031】
一方、ステップS1においてモータ13が作動中でないと判断した場合、すなわちモータ13は休止中であると判断した場合、ロック制御部14は、ステップS6の処理に移行して減算処理を行う。ここで、ステップS6で行われる減算処理を図3に基づいて説明する。
【0032】
図3に示すステップS11において、ロック制御部14は、カウンタ値Cptcが「45」以上の値か否かを判断する。カウンタ値Cptcが「45」以上の値であると判断した場合、ロック制御部14はステップS12の処理に移行し、前回にカウンタ値Cptcを減算したときから減算間隔Ts1が経過したか否かを判断する。
【0033】
ここで、減算間隔とは、モータ13の温度降下率から求められた値であり、カウンタ値Cptcを減算処理する時間の間隔である。減算間隔は、カウンタ値Cptcの値が「45」以上か否かによって減算間隔Ts1と減算間隔Ts2の2つが設定されている。本実施形態において、減算間隔Ts1は「0.5秒」に設定されており、減算間隔Ts2は「11秒」に設定されている。
【0034】
ステップS12において、減算間隔Ts1が経過したと判断された場合、ロック制御部14は、ステップS13の処理に移行してカウンタ値Cptcから「1」を減算する。これに対し、減算間隔Ts1が経過していないと判断した場合、ロック制御部14はここでの処理を一旦終了する。すなわち、ロック制御部14は、減算間隔Ts1が経過しないとステップS13の処理に移行しない。よって、ロック制御部14は、カウンタ値Cptcが「45」以上の値であるとき、減算間隔Ts1毎にステップS13の処理を行ってカウンタ値Cptcを「1」ずつ減少させる。本実施形態では、モータ13の休止時においてカウンタ値Cptcが「45」以上の値であるとき、ロック制御部14は、「0.5秒」毎にカウンタ値Cptcを「1」ずつ減少させる。よって、カウンタ値Cptcはモータ13の休止時間に比例して減少する。
【0035】
一方、ステップS11においてカウンタ値Cptcが「45」以上の値ではないと判断した場合、すなわち、カウンタ値Cptcが「45」未満の値であると判断した場合には、ロック制御部14はステップS14に移行し、前回にカウンタ値Cptcを減算したときから減算間隔Ts2が経過したか否かを判断する。これに対し、減算間隔Ts2が経過していないと判断した場合は、ロック制御部14はここでの処理を一旦終了する。すなわち、ロック制御部14は、減算間隔Ts2が経過しないとステップS15の処理に移行しない。よって、ロック制御部14は、カウンタ値Cptcが「45」未満の値であると判断したとき、減算間隔Ts2毎にステップS15以降の処理を行う。
【0036】
ステップS14において、減算間隔Ts2が経過したと判断した場合、ロック制御部14は、ステップS15の処理に移行してカウンタ値Cptcが「0」か否かを判断する。カウンタ値Cptcが「0」でないと判断した場合、ロック制御部14は、ステップS16に移行してカウンタ値Cptcから「1」を減算する。本実施形態において減算間隔Ts2は「11秒」であることから、ロック制御部14は、モータ13の休止時においてカウンタ値Cptcが「45」未満の値であるとき、「11秒」毎にカウンタ値Cptcを「1」ずつ減少させる。よって、カウンタ値Cptcはモータ13の休止時間に比例して減少する。これに対して、ステップS15においてカウンタ値Cptcが「0」であると判断した場合、ロック制御部14はここでの処理を一旦終了する。すなわち、ロック制御部14は、カウンタ値Cptcが「0」以外の値であるときにしかステップS16の処理を行なわず、カウンタ値Cptcが「0」より小さな値にならないようにしている。
【0037】
このように、ロック制御部14は、カウンタ値Cptcが「45」以上の値であると判断したときは減算間隔Ts1毎にカウンタ値Cptcを減算し、カウンタ値Cptcが「45」未満の値であると判断したときは減算間隔Ts2毎にカウンタ値Cptcを減算するようになっている。
【0038】
こうしたカウンタ値Cptcの減算処理後、図2に示すステップS7において、ロック制御部14はカウンタ値Cptcが無効閾値Cth以下の値か否かを判断する。ここで、無効閾値Cthは、モータ13がロックピン12をロック位置からロック解除位置またはロック解除位置からロック位置まで確実に移動させることができる時間(以下、最低作動時間という)に相当するカウンタ値Cptcを休止閾値Cmaxから減算した値に設定されている。本実施形態において、最低作動時間に相当する時間は「300ミリ秒」に設定されている。よって、本実施形態における無効閾値Cthは、「休止閾値Cmax−(300/24)」から「82」となっている。
【0039】
ステップS7においてカウンタ値Cptcが無効閾値Cth以下の値であると判断した場合、ロック制御部14は、ステップS8の処理に移行してモータ作動要求信号を有効にしてここでの処理を一旦終了する。つまり、これ以降にモータ作動要求信号が入力されると、ロック制御部14は、このモータ作動要求信号に基づいてモータ13を制御する。これに対して、カウンタ値Cptcが無効閾値Cthより大きいと判断した場合、ロック制御部14はステップS9の処理に移行してモータ作動要求信号を無効にしてここでの処理を一旦終了する。つまり、ロック制御部14は、モータ13が作動中であればモータ13の作動を継続させるが、新たなモータ作動要求信号が入力されてもモータ13を作動させない。そして、ロック制御部14は、図2及び図3に示した処理を繰返す。
【0040】
次に図4及び図5にしたがって上記構成の作用について説明する。なお、図4及び図5は上記構成の作用を示す概念図である。
図4に示すポイントP0は、モータ13の作動開始時点を示している。このポイントP0でのカウンタ値Cptcは初期値の「0」である。モータ作動要求信号が入力されると、ロック制御部14はモータ作動要求信号に基づいてモータ13を作動させる。そして、ロック制御部14は、モータ13を作動させると共に、加算間隔Ta毎にカウンタ値Cptcを「1」ずつ増加させる。詳しくは、図5(a)に示すように、ロック制御部14は加算間隔Ta毎にカウンタ値Cptcに「1」ずつ加算する。すなわち、モータ13の作動時間とカウンタ値Cptcとは比例関係にある。
【0041】
ロック制御部14は、ポイントP1で示すように、ステアリングのロックまたはロック解除の完了を認識するとモータ13を休止させるようになっている。ところで、ロック制御部14は、ロック状態検出スイッチ16からの信号によりロックまたはロック解除の完了を認識している。よって、モータ13がロックピン12を移動させる上で過剰な負荷等により所定の位置まで移動させるために過大な時間を要したり、移動不能に陥ったりした場合には、ロック状態検出スイッチ16からの信号が長時間入力されないため、ロック制御部14は、長時間に渡ってモータ13を作動させることになる。すなわち、モータ13は長時間に渡って通電されてしまう。そのため、モータ13の消費電力が増大して熱害が生じるおそれがあるため、連続通電時間は「1秒」に制限されている。このように、モータ13の連続作動時間は最大「1秒」に設定されているため、ポイントP1でのカウンタ値Cptcは、「1秒÷24ミリ秒」から最大で「42」となる。すなわち、ポイントP1におけるカウンタ値Cptcは、ポイントP0でのカウンタ値Cptcよりも最大で「42」加算された値となる。したがって、このポイントP1におけるモータ13の温度は、作動前に比較して最大で「42℃」上昇したことを意味する。
【0042】
ロック制御部14は、ポイントP1にてモータ13を休止させると共に、減算間隔Ts2(カウンタ値Cptc<45)毎にカウンタ値Cptcを「1」ずつ減少させる。ここで、ロック制御部14が行う減算処理について詳細に説明する。
【0043】
図5(b)は、ロック制御部14がモータ13を休止させた後の時間とカウンタ値Cptcの変化を示している。カウンタ値Cptcはモータ13の温度を擬似的に求めるために用いられるカウンタであることから、直線の傾きはモータ13の温度降下率を示している。同図に示される直線の傾きが変化した時点は、モータ13の温度降下率が変化した時点でもある。カウンタ値Cptcが「45」以上の値である場合、ロック制御部14は、減算間隔Ts1毎にカウンタ値Cptcから「1」ずつ減算する。そして、カウンタ値Cptcが「45」未満の値になったときには、ロック制御部14は、減算間隔Ts2毎にカウンタ値Cptcから「1」ずつ減算する。このように、モータ13の休止時においてロック制御部14は、そのときのカウンタ値Cptcの値に応じて減算間隔Ts1または減算間隔Ts2のどちらかの減算間隔でカウンタ値Cptcから「1」ずつ減算するようになっている。すなわち、モータ13の休止時間とカウンタ値Cptcとは比例関係にある。
【0044】
さて、図4のポイントP2に示すように、再びモータ作動要求信号がロック制御部14に入力されると、ロック制御部14はモータ13を再び作動させる。
ポイントP2でのカウンタ値Cptcは、ポイントP1でのカウンタ値Cptcよりも減算間隔Ts2の整数倍だけ減算された値となる。例えば、ロック制御部14は、ポイントP1時点からモータ13を「110秒間」休止させる場合、「110秒÷11秒(減算間隔Ts2)=10」からカウンタ値Cptcに対して「10回」減算処理を行うことになる。したがって、ポイントP2でのカウンタ値Cptcは、ポイントP1でのカウンタ値Cptcから「10」減算された値となる。カウンタ値Cptcが「10」減算されたことから、ポイントP2でのモータ13の温度は、ポイントP1時点での温度に比較して「10℃」降下したと推定される。また、ポイントP2に示すように、モータ作動要求信号が再び入力されると、ロック制御部14は、モータ13を作動させる。そして、ロック制御部14は、カウンタ値Cptcを加算間隔Ta毎に「1」ずつ増加させる。
【0045】
その後、ロック制御部14は、ポイントP3にてモータ13を休止させると共に、減算間隔Ts1(カウンタ値Cptc≧45)毎にカウンタ値Cptcを「1」ずつ減少させる。ポイントP3でのカウンタ値Cptcは、ポイントP2でのカウンタ値Cptcよりも最大で「42」加算された値となる。よって、このポイントP3におけるモータ13の温度は、ポイントP2時点での温度に比較して最大「42℃」上昇したと推定される。
【0046】
また、同図に示すように、ポイントP1からポイントP2の温度降下分に比較して、ポイントP2からポイントP3の温度上昇分が大きい場合、モータ13の温度は、ポイントP1時点での温度よりも差分DCptcに相当する分だけ上昇したことを意味する。すなわち、モータ13の温度は、作動前に比較してポイントP1時点でのカウンタ値Cptcに差分DCptcを加算した分だけ上昇していると推定される。
【0047】
以上のように、ロック制御部14は、モータ13を作動させている間は加算間隔Ta毎にカウンタ値Cptcを「1」ずつ増加させ、モータ13を休止させている間は減算間隔Ts1毎または減算間隔Ts2毎にカウンタ値Cptcを「1」ずつ減少させるようになっている。
【0048】
そしてその後、ポイントP3’で示すように、カウンタ値Cptcが無効閾値Cthよりも小さい値であるときにモータ作動要求信号が入力された場合、ロック制御部14は、モータ13の作動中にカウンタ値Cptcが無効閾値Cthより大きくなってもモータ13の作動を継続する。そして、カウンタ値Cptcが休止閾値Cmaxよりも大きくなった時点(ポイントP4)で強制的にモータ13を休止させる。しかし、カウンタ値Cptcが無効閾値Cthと休止閾値Cmaxとの間の値であるときにモータ作動要求信号が入力された場合、ロック制御部14は、このモータ作動要求信号を無効としてモータ13を作動させない。すなわち、カウンタ値Cptcが無効閾値Cthより大きな値である場合、ロック制御部14は、モータ13の作動は継続させるが、新たなモータ作動要求信号を無効とするようになっている。
【0049】
モータ13が強制的に休止させられた後、モータ作動要求信号が入力されても、その時点でのカウンタ値Cptcが無効閾値Cthよりも大きい場合、ロック制御部14はモータ13を作動させない。例えば、ポイントP5で示す時点でモータ作動要求信号が入力されても、この時点でのカウンタ値Cptcは無効閾値Cthよりも大きいため、ロック制御部14はモータ作動要求信号を無効としてモータ13を作動させない。すなわち、ロック制御部14は、カウンタ値Cptcが休止閾値Cmaxと無効閾値Cthの間にあるときは、モータ作動要求信号が入力されてもこれを無効としてモータ13を作動させないようになっている。換言すると、ポイントP4の時点から、前記最低作動時間を確保できるだけの無効時間PTだけ経過しないと、たとえモータ作動要求信号が入力されたとしてもロック制御部14はモータ13を作動させないようになっている。本実施形態において無効時間PTは、「0.5秒(減算間隔Ts1)×13(休止閾値Cmax−無効閾値Cth)」から「6.5秒」となる。このため、無効時間PTよりも長い時間を経過したポイントP6の時点でモータ作動要求信号が入力されると、その時点でのカウンタ値Cptcは無効閾値Cthよりも小さくなるため、ロック制御部14はモータ作動要求信号に基づいてモータ13を作動させる。
【0050】
本実施形態の電動式ステアリングロック装置によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、ロック制御部14はカウンタ値Cptcを用いてモータ13の作動制御を行っている。カウンタ値Cptcは、モータ13の作動中には加算間隔Ta毎に「1」ずつ増加し、モータ13の休止中にはその時算出されたカウンタ値Cptcの値に応じて減算間隔Ts1毎又は減算間隔Ts2毎に「1」ずつ減少する。すなわち、カウンタ値Cptcはモータ13の作動時間に比例して増加し、モータ13の休止時間に比例して減少するようになっている。よって、カウンタ値Cptcは、モータ13の温度を擬似的に演算により求めた値である。ロック制御部14は、モータ作動要求信号が入力されると、モータ13を作動させると共にカウンタ値Cptcを加算間隔Ta毎に「1」ずつ増加させる。そして、加算間隔Ta毎に算出されるカウンタ値Cptcが休止閾値Cmaxよりも大きい場合には、ロック制御部14はモータ13の温度が過剰に上昇していると推定してモータ13を強制的に休止させる。すなわち、モータ13が作動中であっても、カウンタ値Cptcが休止閾値Cmaxより大きくなった場合には強制的に休止させられるようになっている。したがって、モータ13の温度上昇に起因する熱害を防止することができる。また、モータ13に過熱保護機能の追加をする必要がなくなり、電動式ステアリングロック装置1の大型化や高コスト化を防止することができる。
【0051】
(2)上記実施形態において、カウンタ値Cptcが無効閾値Cthと休止閾値Cmaxとの間の値であるときにモータ作動要求信号が入力された場合、ロック制御部14は、同信号を無効としてモータ13を作動させないようになっている。ここで、無効閾値Cthは、休止閾値Cmaxから、モータ13がロックピン12をロック位置からロック解除位置またはロック解除位置からロック位置に確実に移動させることができる時間(最低作動時間)に相当するカウンタ値Cptcを減算した値に設定されている。よって、カウンタ値Cptcが無効閾値Cthよりも大きい場合にはモータ13を作動させないようにすることで、ロックまたはロック解除が未完になるおそれを解消できる。これに対し、こうしたモータ作動要求信号を無効とする制御が行われない場合には、例えば、図4のポイントP5に示す時点でモータ作動要求信号が入力された場合、ロック制御部14はモータ13を作動させた後に短時間で休止させる。その後再びポイントP5の時点でモータ作動要求信号が入力されると、ロック制御部14は再び短時間だけモータ13を作動させることとなる。つまり、ロックまたはロック解除が未完となる状態が連続することになり、いつまでたってもロックまたはロック解除が完了しないおそれがある。しかし、休止閾値Cmaxより小さく設定された無効閾値Cthを設け、算出されたカウンタ値Cptcが休止閾値Cmaxと無効閾値Cthの間の値である場合にはモータ13を作動させないことで、ロックまたはロック解除が未完の状態が連続する不都合を防止することができる。
【0052】
(3)無効閾値Cthは、モータ13がロックピン12をロック位置からロック解除位置またはロック解除位置からロック位置に確実に移動させることができる時間に相当するカウンタ値Cptcを休止閾値Cmaxから減算した値に設定されている。このため、カウンタ値Cptcが無効閾値Cthより小さくなった時点でモータ作動要求信号を入力された場合、ロック制御部14は、モータ13を作動させることでロックピン12をロック位置またはロック解除位置まで確実に移動させることができる。よって、ステアリングのロックまたはロック解除が未完になるのを確実に防止することができる。
【0053】
(4)ロック制御部14は、モータ13の作動中にはカウンタ値Cptcを加算間隔Ta毎に「1」ずつ増加させ、モータ13の休止中にはその時点で算出されたカウンタ値Cptcに応じて減算間隔Ts1毎又は減算間隔Ts2毎にカウンタ値Cptcを「1」ずつ減少させる。すなわち、所定の間隔毎にカウンタ値を加減算するといった単純な計算式によりモータ13の温度を擬似的に演算により求めている。よって、ロック制御部14の制御上の負担を少なくすることができる。
【0054】
(5)休止閾値Cmaxは、モータ13を強制的に休止させたいカウンタ値Cptcである。カウンタ値Cptcの初期値が「0」であることから、休止閾値Cmaxはモータ13の許容温度上昇幅である。本実施形態において、カウンタ値Cptcの初期値「0」は、モータ13が作動させられる最悪の環境温度を想定して設定された「85℃」に相当する。そして、モータ13の動作保証温度上限値を「180℃」であると想定して休止閾値Cmaxを「95」に設定している。このように休止閾値Cmaxは温度上昇幅のみを示しているので、モータ13が使用される環境温度が「85℃」に満たない場合には、実際のモータ13の温度が低くてもカウンタ値Cptcが休止閾値Cmaxより大きくなればモータ13は強制的に休止させられる。すなわち、モータ13の作動前の温度が低くなれば低くなるほどモータ13を確実に熱害から保護できる。また、休止閾値Cmaxは、モータ13が作動させられる最悪の環境温度を想定して設定されているため、モータ13を最悪の環境温度の下で作動させても、熱害による作動不良にモータ13が陥ることを防止できる。
【0055】
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・本実施形態では、休止閾値Cmaxは「95」に設定されていたが、休止閾値Cmaxは「95」に限定されない。つまり、休止閾値Cmaxは、カウンタ値Cptcの初期値に対して相対的に許容できる温度(許容温度上昇幅)に相当するため、カウンタ値Cptcの初期値に応じて設定されてもよい。例えば、カウンタ値Cptcの初期値として「85」が設定された場合、休止閾値Cmaxは「180」に設定されてもよい。要するに、休止閾値Cmaxは、カウンタ値Cptcの初期値との差分が「95」となるように設定されていればよい。
【0056】
・休止閾値Cmaxは、カウンタ値Cptcの初期値との差分が「95」よりも大きな値となるように設定されてもよい。こうすると、モータ13が休止閾値Cmaxに達し難くなるため、より確実にステアリングのロックまたはロック解除が行える。逆に、休止閾値Cmaxは、カウンタ値Cptcの初期値との差分が「95」よりも小さな値となるように設定されてもよい。こうすれば、モータ13の高温化がより確実に防止されるため、より一層確実にモータ13を熱害から保護することができる。
【0057】
・本実施形態では、無効閾値Cthは「82」に設定されていたが、無効閾値Cthは「82」に限定されない。ロック制御部14は、休止閾値Cmaxと無効閾値Cthとの差分が本実施形態と同じ値「13」であればステアリングのロックまたはロック解除を確実に行うことができる。このことから、無効閾値Cthは、休止閾値Cmaxとの差分が確保されていれば、休止閾値Cmaxに応じて大きな値に設定されたり小さな値に設定されたりしてもよい。例えば、休止閾値Cmaxが「105」の場合、無効閾値Cthは「92」に設定されてもよい。
【0058】
・休止閾値Cmaxと無効閾値Cthとの差分は「13」よりも大きな値に設定されてもよい。こうすると、ロック制御部14は、モータ13を作動させることでロックピン12をロック位置からロック解除位置またはロック解除位置からロック位置まで一層確実に移動させることができる。よって、ステアリングのロックまたはロック解除が未完になるのを一層確実に防止することができる。逆に、休止閾値Cmaxと無効閾値Cthとの差分は「13」よりも小さな値に設定されてもよい。こうすると、ロック制御部14は、モータ13を強制的に休止させた後、休止閾値Cmaxと無効閾値Cthとの差分が小さくなった分だけ早い時点でモータ作動要求信号を有効とするため、作動要求に対するモータ13の応答性が向上する。
【0059】
・本実施形態では、カウンタ値Cptcの加算間隔は1段階(加算間隔Ta)であるが、モータ13の温度と時間の関係から、カウンタ値Cptcの加算間隔をもっと多段階に設定してもよい。例えば、カウンタ値Cptcの値に応じて加算間隔を2つの領域に分け、カウンタ値Cptcが小さい方から第1領域、第2領域とし、それぞれの領域に加算間隔Ta1、加算間隔Ta2を設定する(但し、Ta1>Ta2)。そして、カウンタ値Cptcが第1領域内の値のときは、加算間隔Ta1毎にカウンタ値Cptcを「1」ずつ増加させ、カウンタ値Cptcが第2領域内の値のときは、加算間隔Ta2毎にカウンタ値Cptcを「1」ずつ増加させるようにしてもよい。また、前記領域は2つに限らず、3つ以上に細分化された領域となってもよい。また、本実施形態において減算間隔は2段階(減算間隔Ts1、減算間隔Ts2)であるが、3多段階以上に設定してもよい。このように加算間隔と減算間隔を多段階にすることで、カウンタ値Cptcは、モータ13の温度を一層忠実に模擬した値となる。よって、ロック制御部14は、モータ13の温度に則してより一層高い精度でモータ13を制御することが可能となる。
【0060】
・カウンタ値Cptcの加算間隔と減算間隔は同じでもよい。このようにするとカウンタ値Cptcの算出が容易となり、ロック制御部14の制御上の負担を一層少なくすることができる。
【0061】
・本実施形態においては、カウンタ値Cptcに加算する数は「1」に固定されていたが、カウンタ値Cptcの値に応じて段階的に変わるようにしてもよい。例えば、カウンタ値Cptcが小さいときは加算間隔毎に「2」ずつ増加させ、カウンタ値Cptcが大きいときは加算間隔毎に「1」ずつ増加させるようにしてもよい。また、カウンタ値Cptcから減算する数が段階的に変わるようにしてもよい。例えば、カウンタ値Cptcが大きいときは加減算間隔毎に「4」ずつ減少させ、カウンタ値Cptcが小さいときは加減算間隔毎に「3」ずつ減少させるようにしてもよい。カウンタ値Cptcに加算する数及びカウンタ値Cptcから減算する数は前記の2つに限られない。また、カウンタ値Cptcの値に応じて3段階以上の領域に分けて加減算する数が変化するようにしてもよい。
【0062】
・本実施形態では、カウンタ値Cptcの初期値は「0」に設定されていたが、モータ13が作動していないときの温度(モータ作動前温度)に設定してもよい。こうすると、カウンタ値Cptcは推定されたモータ13の温度(℃)を示す。
【0063】
・本実施形態では、ロック制御部14は所定時間毎にカウンタ値Cptcを増減させることでモータ13の温度を推定している。しかし、モータ13の温度を推定するための数式としては、カウンタ値Cptcを用いた数式に限らない。例えば、モータ13の作動している時間に所定の定数を乗算した値からモータ13の休止している時間に所定の定数を乗算した値を減算する数式でもよい。この数式を用いると、モータ13の作動時間を一定とすれば、モータ13の作動要求が入力された時点でモータ13の温度を推定することができる。したがって、モータ13を作動させる前に、前記数式からの算出値が休止閾値Cmaxを超えるか否かが事前にわかるようになる。そして、ロック制御部14は前記算出値が休止閾値Cmaxを超えるまでの時間だけモータ13を作動させればよい。
【0064】
・モータ13の温度を推定するための数式として、モータ13の作動時間と休止時間から算出する前記数式を用いた場合、ロック制御部14は、モータ13の作動要求が入力された時点で前記数式から算出された値が休止閾値Cmaxより大きいと判断したときにモータ13を休止させるようにしてもよい。
【0065】
・本実施形態の電動式ステアリングロック装置は、住宅用として用いられてもよい。住宅用として用いられた場合は、変則的な操作(ロックとロック解除を繰返す)によってモータ13の温度が上昇することによる熱害を防止することができる。
【0066】
次に、本実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(1)前記電動式ステアリングロック装置において、前記関係式は、前記アクチュエータの作動している時間に所定の定数を乗算した第1項から前記アクチュエータの作動していない時間に所定の定数を乗算した第2項を減算処理する数式である。この技術的思想(1)の発明によると、所定の計算式は、アクチュエータが作動している時間に所定の定数を乗算した値からアクチュエータが休止している時間に所定の定数を乗算した値を減算処理する数式である。このように、前記計算式は、前記各時間の要素にそれぞれ所定の定数を乗算して減算するといった単純な計算式である。よって、制御手段の処理上の負担を少なくすることができる。
【0067】
(2)前記電動式ステアリングロック装置において、前記制御手段は、前記関係式から算出される値が初期値未満になると、その算出値を初期値に固定する。この技術的思想(2)の発明によれば、アクチュエータの休止時間が長時間に渡る場合でも前記関係式から正確に値を算出できるため、アクチュエータを確実に熱害から保護できる。
【0068】
【発明の効果】
本発明によれば、電動式ステアリングロック装置において、アクチュエータの大型化とコストを抑制しつつ過熱保護を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の電動式ステアリングロック装置の構成を示すブロック図。
【図2】本実施形態のロック制御部14が行う処理のフローチャート。
【図3】本実施形態のロック制御部14が行う減算処理のフローチャート。
【図4】本実施形態の過熱保護過程を示すタイムチャート。
【図5】本実施形態のロック制御部14が行う加減算処理の詳細。
【符号の説明】
1…電動式ステアリングロック装置、11…ステアリングシャフト、12…ロックピン、13…アクチュエータとしてのモータ、14…制御手段としてのロック制御部、Cth…無効閾値、Cmax…休止閾値、Cptc…カウンタ値。

Claims (3)

  1. ステアリングシャフトに係脱するロックピンを位置変化させてステアリングのロックまたはロック解除を行うアクチュエータと、前記アクチュエータの作動を制御する制御手段とを備えた電動式ステアリングロック装置において、
    前記制御手段は、前記アクチュエータの作動時間を要素とする関係式から求められる算出値が所定の休止閾値より大きいと判断した場合には、前記アクチュエータの作動を強制的に休止させるとともに、
    前記制御手段は、前記休止閾値よりも小さく設定された無効閾値より前記算出値が大きいと判断した場合には、前記アクチュエータの作動要求があってもその要求を無効化することを特徴とする電動式ステアリングロック装置。
  2. 前記無効閾値は、前記ステアリングのロックまたはロック解除を行うことが可能となる前記アクチュエータの作動時間に相当する前記算出値の増加分を、前記休止閾値から減算した値よりも小さな値に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の電動式ステアリングロック装置。
  3. 前記関係式は、前記アクチュエータが作動している間は所定の時間毎にカウンタ値を加算し、前記アクチュエータが休止している間は所定の時間毎にカウンタ値を減算処理する式であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電動式ステアリングロック装置。
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