JP4082763B2 - 乳化型化粧料 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、一般に食品業界で甘味料として用いられている酵素処理ステビアを乳化剤として使用し、油性物質を乳化してなる乳化型化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
近年皮膚に対する安全性の面で天然又はそれ由来の界面活性物質を乳化剤として使用する研究がなされてきた。その中でステビアも、安全性の高い天然の乳化剤として期待され、様々な乳化方法によって研究がなされてきた。
【0003】
ここでステビアとは、南米原産の菊科植物ステビア レバウディアナ ベルトーニの葉部に含まれている甘味成分である。ステビア中の成分は、ステビオサイド、レバウディオサイド−A、レバウディオサイド−B、ズルコサイド−A、レバウディオサイド−E、レバウディオサイド−Dで主にステビオサイドおよびレバウディオサイド−Aから成る。また、苦味の除去や甘味質の改善のためレバウディオサイド−A の高含有化も行われてきた。
【0004】
しかしながら、ステビアはそれ単独では乳化力が弱く経時的に安定な乳化物を調製することは困難であった。そのため、グリセリンモノステアレートなどの乳化剤の乳化助剤としての利用(特公平02−31687,特公平04−63042)やレシチンを用いて得られる多価アルコール中油型乳化組成物および水中油型乳化組成物の乳化粒子の微細化のためステビアを添加する方法(特公平07−10338)など乳化助剤としての利用はあるが、ステビアが乳化剤として主体となった乳化組成物の研究は困難であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、かかる実情に鑑み鋭意検討した結果、ステビア抽出物に単糖類を付加した酵素処理ステビアに高い界面活性能を見出し、乳化剤としての酵素処理ステビア単独利用または他の界面活性物質との混合で、油性物質を均一に乳化でき、安全性が高く経時的安定性に優れた乳化型化粧料を容易に生成せしめることを得て、本発明を完成するに至った。
【0005】
すなわち、酵素処理ステビアを用いることによって、乳化剤としてそれ単独でも経時的に安定な乳化物を生成し、また、他の界面活性物質と混合しても従来のステビアが有していた能力以上に乳化物の微細化と安定化が促進されることを見出した。
【0006】
本発明で、(A)の構成成分として使用する酵素処理ステビアとは、南米原産の菊科植物ステビア レバウディアナ ベルトーニから甘味成分として抽出・精製して得られたステビアに、糖転移反応のみ、あるいは糖転移反応および糖鎖調節反応の両方を用いた手法により、1個〜30個の単糖類を付加および調節したものである。
【0007】
食品業界一般では、酵素処理ステビアとは、苦味の除去、甘味質と甘味の後引き改善のため開発、上市されたステビアの糖転移物で、平成8年5月23日付衛化56号厚生省生活衛生局局長通知「食品衛生法に基づく添加物の表示等について」には、その名称としてα−グルコシルトランスフェラーゼ処理ステビアと記載されている。また、フルクトシルトランスフェラーゼ処理ステビア、別名称果糖転移ステビアは、同通知内には区別されているが、日本食品添加物協会の「第二版化学的合成品以外の食品添加物 自主規格」のリスト案の段階で酵素処理ステビアに含まれており、文献等(月刊フードケミカル,11巻,No.1,p36〜41,1995)を含め酵素処理ステビアと認知されている。従って、酵素処理ステビアとはステビア抽出物に酵素的に単糖類を付与することで改良されたもので、糖転移ステビアを指す。
【0008】
開発初期の酵素処理ステビアは、特公昭57−18779が開示する方法によりステビオサイドを含む原料とα−グルコシル糖化合物にα−グルコシル糖転移酵素を作用させて主にα−グルコシルステビオサイドを生成したものであり、また、ステビオサイド以外のステビオール配糖体のα−グルコシル糖転移物も含有している。さらに、甘味のシャープさと切れを改善するため、特公昭57−18779が開示する方法によって製造した糖付加ステビア抽出物に、α−1,4グルコシダーゼを作用させα−グルコシル基の平均付加数を調製する方法(特公平5−22498)によって、希望のグルコース数にコントロールした製品もある。これらの酵素処理ステビアの製品例としては、日本製紙(株)のSKスイートシリーズ、東洋精糖(株)のαGスイートシリーズがあり、ステビア抽出物にα−1,4−グルコシル基が1個から15〜20個程度付加した成分構成で、平均グルコース付加数は4.5以下となっている。
【0009】
フルクトシルトランスフェラーゼ処理ステビアとしては、新規の酵素処理ステビアとして、最近ベステビアF−T90のブランド名で販売されているβ−フラクトシルステビオサイドがある。これは、特開平3−99092が開示する方法を基本に、ステビオサイドとショ糖との混合液に酵素β−フラクトフラノシダーゼを作用させ、フラクトースを付加したものである。
【0010】
また、上記以外の製造、精製方法(特公昭58−56628、特公昭59−33360、特公昭59−33339、特公昭61−54386、特公昭63−37637、特公昭64−7752、特公平1−7750、特公平1−7752、特公平4−55678、特公平4−53497、特公平5−22498、特公平5−71598、特公平5−77397、特公平5−77675、特公平6−33309、特公平6−86475、特開昭61−28363、特開昭62−155096、特開昭63−87959、特開平1−254696、特開平3−34990、特開平3−83558、特開平3−262458、特開平4−149191、特開平6−141881、特開平6−298791、特開平6−261708、特開平8−19393、特開平9−107913)も提案され、これらの手法によって製造されたステビアも酵素処理ステビアである。
【0011】
本発明の乳化型化粧料に用いる酵素処理ステビアとしては、乳化安定性の観点から、好ましくは、平均糖付加数0.5〜8.0のもの、さらに好ましくは1.5〜4.0の製品、かつ糖付加されたステビオサイドの含有率が75%以上のものが良い。具体的な市販品の例としては、日本製紙社製SKスイート、SKスイートZ3、SKスイートFZ、東洋精糖社製αGスイートがある。また、配合量としては、特に限定はされないが、好ましくは0.005〜20%である。
【0012】
本発明の構成成分(A)の乳化剤として、酵素処理ステビアと組み合わせて使用できる界面活性物質は、一分子中に疎水部と親水部を有する物質であって、具体的には、乳化型化粧料に通常用いられている非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、及び両親媒性物質等が挙げられる。
【0013】
非イオン界面活性剤としては、例えば、モノオレイン酸ソルビタン、モノイソステアリン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2− エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル類; モノステアリン酸グリセリルヤシ油脂肪酸グリセリル、オレイン酸グリセリル、ジステアリン酸グリセリル等のグリセリン脂肪酸エステル、モノオレイン酸ジグリセリル、モノイソステアリン酸ジグリセリル、モノステアリン酸デカグリセリル、モノオレイン酸デカグリセリル、モノステアリン酸ヘキサグリセリル等のポリグリセリン脂肪酸エステル; モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル類; ステアリン酸メチルグルコシド、ステアリン酸エチルグルコシド、ステアリン酸プロピルグルコシド、オレイン酸メチルグルコシド等の脂肪酸アルキルグルコシド; 硬化ヒマシ油誘導体; グリセリンアルキルエーテル; POEソルビタンモノオレエート、POE−ソルビタンモノステアレート、POE−ソルビタンモノオレート、POE−ソルビタンテトラオレエート等のPOEソルビタン脂肪酸エステル類; POE−ソルビットモノラウレート、POE−ソルビットモノオレエート、POE−ソルビットペンタオレエート、POE−ソルビットモノステアレート等のPOEソルビット脂肪酸エステル類; POE−グリセリンモノステアレート、POE−グリセリンモノイソステアレート、POE−グリセリントリイソステアレート等のPOEグリセリン脂肪酸エステル類; POEモノオレエート、POEジステアレート、POEモノジオレエート、ジステアリン酸エチレングリコール等のPOE脂肪酸エステル類; POEラウリルエーテル、POEオレイルエーテル、POEステアリルエーテル、POEベヘニルエーテル、POE2−オクチルドデシルエーテル、POEコレスタノールエーテル等のPOEアルキルエーテル類;POEオクチルフェニルエーテル、POEノニルフェニルエーテル、POEジノニルフェニルエーテル等のPOEアルキルフェニルエーテル類; POE・POPのブロック重合等のプルロニック型類; POE・POPセチルエーテル、POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル、POE・POPモノブチルエーテル、POE・POP水添ラノリン、POE・POPグリセリンエーテル等のPOE・POPアルキルエーテル類; テトロニック等のテトラPOE・テトラPOPエチレンジアミン縮合物類; POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油、POE硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE硬化ヒマシ油トリイソステアレート、POE硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE硬化ヒマシ油マレイン酸等のPOEヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体; POEソルビットミツロウ等のPOEミツロウ・ラノリン誘導体; ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等のアルカノールアミド; POEプロピレングリコール脂肪酸エステル; POEアルキルアミン; POE脂肪酸アミド; ショ糖モノステアレート、ショ糖ジステアレート、ショ糖トリステアレート等のショ糖脂肪酸エステル; POEノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物; アルキルエトキシジメチルアミンオキシド; トリオレイルリン酸; ポリエーテル変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、アミノ変性シリコーン等のシリコーン系界面活性剤等が挙げられる。
【0014】
アニオン界面活性剤としては、例えば、セッケン用素地、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム、ラウリン酸カリウム、ミリスチン酸カリウム、パルミチン酸カリウム、ステアリン酸カリウム等の脂肪酸セッケン; ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム等の高級アルキル硫酸エステル塩; コール酸ナトリウム、デオキシコール酸ナトリウム等の胆汁酸塩; ステアロイル乳酸ナトリウム、イソステアロイル乳酸ナトリウム等のアシル乳酸塩; アルキルPOEラウリル硫酸トリエタノールアミン、POEラウリル硫酸ナトリウム等のアルキルエーテル硫酸エステル塩; ラウロイルサルコシンナトリウム等のN−アシルサルコシン酸; N−ミリストイル−N−メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウム等の高級脂肪酸アミドスルホン酸塩; POEオレイルエーテルリン酸ナトリウム、POEステアリルエーテルリン酸等のリン酸エステル塩; ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等のスルホコハク酸塩; リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸等のアルキルベンゼンスルホン酸塩; N−ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N−ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸モノナトリウム等のN−アシルグルタミン酸塩; 硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等の高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩; ロート油等の硫酸化油; POEアルキルエーテルカルボン酸; POEアルキルアリルエーテルカルボン酸塩; α−オレフィンスルホン酸塩; 高級脂肪酸エステルスルホン酸塩; 二級アルコール硫酸エステル塩; 高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩; ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム; N−パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン; カゼインナトリウム; スルホン酸変性シリコーン等のシリコーン系界面活性剤等が挙げられる。
【0015】
カチオン界面活性剤としては、例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム等のアルキルトリメチルアンモニウム塩; 塩化ジステアリルジメチルアンモニウム等のジアルキルジメチルアンモニウム塩; 塩化ポリ(N,N’−ジメチル−3,5−メチレンピペリジニウム),塩化セチルピリジニウム等のアルキルピリジニウム塩; アルキル四級アンモニウム塩; アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩; アルキルイソキノリニウム塩; ジアルキルモリホニウム塩; POEアルキルアミン; アルキルアミン塩; ポリアミン脂肪酸誘導体; アミルアルコール脂肪酸誘導体; 塩化ベンザルコニウム; 塩化ベンゼトニウム等である。
【0016】
両性界面活性剤としては、例えば、アルキルグリシン塩; カルボキシメチルグリシン塩; N−アシルアミノエチル−N−2−ヒドロキシエチルグリシン塩;アルキルポリアミノポリカルボキシグリシン塩; アルキルアミノプロピオン酸塩; アルキルイミノジプロピオン酸塩; N−アシルアミノエチル−N−2−ヒドロキシエチルピロピオン酸塩; アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン;脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン; アルキルジヒドロキシエチルアミノ酢酸ベタイン; N−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウム−N−プロピルスルホン酸塩; N−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウム−N−(2−ヒドロキシプロピル)スルホン酸塩; N−脂肪酸アミドプロピル−N,N−ジメチルアンモニウム−N−(2−ヒドロキシプロピル)スルホン酸塩等が挙げられる。
【0017】
両親媒性物質とは、1分子中に非極性基と極性基を有する物質を指し、一般の非イオン界面活性剤、イオン性界面活性剤とは区別して分類されるもので、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン(ベヘニン)酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)等の高級脂肪酸; ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール等の直鎖アルコール; モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2−デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等の分枝鎖アルコール等の高級脂肪族アルコール; モノグリセリド、グリセロールモノアルキルエーテル、モノアルキルアミン、及びステロール骨格を有する化合物及びその誘導体(コレステロール、フィトステロール、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・2−オクチルドデシル)等); ジアシルエステル型グリセロリン脂質(ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジルセリン、ホスファチジン酸、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルセリン等)とこれらの水素添加物及び水酸化物; モノアシルエステル型グリセロリン脂質(リゾホスファチジルコリン、リゾホスファチジルエタノールアミン、リゾホスファチジルイノシトール等)とこれらの水素添加物; プラスマロゲン; スフィンゴミエリン; 糖脂質(ガラクトシルセラミド、グルコシルセラミド、スルファチド、ガングリオシド等)及びそれに類似した合成糖脂質; サポニン等がある。この中でも、特にその構造の中で極性基が非イオン性のもの又はその含有率の高いものが好ましく、これらから選ばれる一種又は二種以上がを組み合わせて使用する。
【0018】
これらの界面活性物質は、本発明乳化型化粧料の乳化剤組成中に、酵素処理ステビア:界面活性物質=10:0〜0.1:9.9の割合で配合され、酵素処理ステビア自身の界面活性能から、特に10:0〜4:6が好ましい。
【0019】
本発明の乳化型化粧料に使用される成分(B)の油性物質としては、油脂、ロウ類、炭化水素油、エステル類、シリコーン油、フルオロシリコン油、パーフルオロポリエーテル油等、公知の皮膚化粧用油性物質であれば、どんなものでもよく、例えば、液体油脂としては、アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン等がある。固体油脂としては、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等がある。ロウ類としては、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ等がある。炭化水素油としては、流動パラフィン、オゾケライト、スクワラン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等がある。合成エステル油としては、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ−2− エチルヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2− ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2− エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2− エチルヘキサン酸ペンタンエリスリトール、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ−2− ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オイル、セトステアリルアルコール、アセトグリセライド、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N−ラウロイル −L−グルタミン酸 −2−オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ−2− ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、セバチン酸ジイソプロピル、コハク酸2−エチルヘキシル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、クエン酸トリエチル等がある。シリコーン油としては、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン; デカメチルポリシロキサン、ドデカメチルポリシロキサン、テトラメチルテトラハイドロジェンポリシロキサンなどの環状ポリシロキサン; 3次元網目構造を形成しているシリコン樹脂、シリコンゴム等が油として挙げられる。
【0020】
上記油性物質中で、単独または2種以上の組み合わせで使用され、その使用量は、乳化型化粧料中に70重量%以下である。
【0021】
本発明成分(C)の水の使用量は、0.1〜99重量%であり、目的の化粧料の形態によって異なるが、好ましくは25〜95重量%である。
【0022】
本発明の乳化型化粧料には、前記成分(A)、(B)、(C)以外に必要に応じ、本発明の効果を失わない範囲で、通常化粧料に用いられる各種原料を使用できる。例えば、低級アルコールとしては、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等がある。保湿剤として又水相の界面張力を下げる目的で使用する多価アルコールは、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセリン、ジグリセリン等がある。その他保湿剤としてソルビトール、キシリトール、マルチトール、マルトース、D−マンニット、エリスリトール、トレハロース、水アメ、ブドウ糖、果糖、乳糖、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、アデノシンリン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、ピロリドンカルボン酸塩、グルコサミン、シクロデキストリン等がある。水溶性高分子としては、アラビアゴム、トラガカント、ガラクタン、キャロブガム、グァーガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、アルゲコロイド(褐藻エキス)、ローカストビーンガム等の植物系高分子; キサンタンガム、ジェランガム、デキストラン、サクシノグルカン、プルラン等の微生物系高分子; コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の動物系高分子; カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子; メチルセルロース、ニトロセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末等のセルロース系高分子; アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子; ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分子; ポリオキシエチレン系高分子; ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体系高分子; ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド等のアクリル系高分子; ポリエチレンイミン; カチオンポリマー; ベントナイト、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸等の無機系水溶性高分子が等がある。薬剤(遊離物、酸または塩基の塩の型、エステル型も含む)としては、ビタミンA油、レチノール、パルミチン酸レチノール、酢酸レチノール、イノシット、塩酸ピリドキシン、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド、ニコチン酸 DL−α− トコフェロール、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、ビタミンD2 (エルゴカシフェロール)、ビタミンD3 、dl− α− トコフェロール、酢酸dl− α− トコフェロール、パントテン酸、ビオチン等のビタミン類、エストラジオール、エチニルエストラジオール等のホルモン、アルギニン、アスパラギン酸、シスチン、システイン、メチオニン、セリン、ロイシン、トリプトファン等のアミノ酸、アラントイン、グリチルレチン酸、アズレン等の坑炎症剤、アルブチン、アスコルビン酸マグネシウム、アスコルビン酸ナトリウム等の美白剤、酸化亜鉛、タンニン酸、ミョウバン等の収斂剤、L−メントール、カンフル等の清涼剤やイオウ、塩化リゾチーム、塩酸ピリドキシン、γ−オリザノール等がある。各種の抽出液としては、ドクダミエキス、オウバクエキス、メリロートエキス、オドリコソウエキス、カンゾウエキス、シャクヤクエキス、サボンソウエキス、ヘチマエキス、キナエキス、ユキノシタエキス、クララエキス、コウホネエキス、ウイキョウエキス、サクラソウエキス、バラエキス、ジオウエキス、レモンエキス、シコンエキス、アロエエキス、ショウブ根エキス、ユーカリエキス、スギナエキス、セージエキス、タイムエキス、茶エキス、海藻エキス、キューカンバーエキス、チョウジエキス、キイチゴエキス、メリッサエキス、ニンジンエキス、キャロットエキス、マロニエエキス、モモエキス、桃葉エキス、クワエキス、ヤグリマギクエキス、ハマメリス抽出液、プラセンタエキス、胸線抽出物、シルク抽出液等がある。その他、安息香酸塩、パラオキシ安息香酸エステル、サリチル酸、フェノキシエタノール等の防腐剤、α−トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエン等の酸化防止剤、アラニン、エデト酸ナトリウム塩、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、リン酸等のキレート剤、安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、ケイ皮酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、2−フェニル−5− メチルベンゾキサゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル) ベンゾトリアゾール、4−tert− ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン等紫外線吸収剤、2−アミノ−2− メチル−1− プロパノール、2−アミノ−2− メチル−1,3− プロパンジオール、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム、乳酸、クエン酸、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、dl−リンゴ酸、およびこれらの塩、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム等のpH調整剤、体質顔料、着色顔料、光揮性顔料、有機粉体、疎水化処理粉体、親水化処理粉体、タール色素、油性ゲル化剤、香料、殺菌剤等を使用できる。これらはそれぞれ単独で用いてもよいし、2種以上組み合わせて用いてもよい。
【0023】
本発明の乳化型化粧料は、まず成分(A)を水(C)に溶かし、これに成分(B)を手攪拌等により徐々に攪袢して調製するagent−in−water法、酵素処理ステビア等の水溶性成分(A)を水(C)に溶かし、成分(A)中の油溶性物質を成分(B)に溶かしたものと攪拌混合する方法、成分(A)中に成分(B)を徐々に攪拌混合して、その後成分(C)を加える方法、また、SPG膜乳化装置、高速ホモジナイザー、超高圧ホモジナイザー、ウルトラミキサー(みづほ社製)、クレアミックス(エム・テクニック社製)等の乳化機を用いて機械的に乳化する方法等の公知の製造方法によって製造できる。従って、これらの手法を使い分けることによって、クリーム、乳液、美容液、化粧水等の各化粧品を提供できる。
【0024】
また、酵素処理ステビアは、乳化力を備えた甘味料と考えられることから、食品等への応用も十分期待できる。
【0025】
【発明の効果】
本発明の乳化型化粧料は、既にその皮膚への安全性が指摘されているステビア抽出物(特公平02−31687,特公平04−63042)と同様に安全性が高く、ステビア抽出物に糖転移された酵素処理ステビアを用いることによって、酵素処理ステビアが主体となった乳化物でもさらに安定性の著しく向上したものであって、各種化粧料に好適に使用可能なものである。
【0026】
【実施例】
以下に本発明を、実施例と比較例により具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0027】
表1の実施例1〜3と比較例1〜3に、酵素処理ステビアとステビア抽出物を、それぞれ他の界面活性物質を添加しないで乳化に用いた場合の違いを示す。
【0028】
(製造方法)
表1に示す組成のうち、酵素処理ステビア又はステビア抽出物とグリセリンを精製水に40〜60℃の条件下で攪拌溶解後、攪拌下40〜60℃のスクワランを徐々に添加し、攪拌を続けながら冷却して乳化物を得た。
【0029】
(評価方法)
製造過程と製造後の乳化状態から、乳化可能と不可能の判断を行い、乳化可能であったものの安定性評価を、40℃にて1週間放置後の状態で判断した。
(評価基準)
〇:安定性良好
△:乳化良好であったが安定性不良で合ったもの
×:乳化時に相分離し、乳化不良であったもの
【0030】
【表1】
*1日本製紙社製SKスイートFZ(平均糖転移付加モル数1.6)
*2日本製紙社製SKスイートZ3(平均糖転移付加モル数2.4)
*3日本製紙社製SKスイート(平均糖転移付加モル数3.5)
*4日本製紙社製ステビアフィン−HK(ステビア抽出物100%)
*5ステビオサイド87%精製物
*6大日本インキ化学工業社製クリサンタ99(レバウディオサイド−A99%精製物)
*7バランス量
【0031】
表1に示す結果より明らかなように、本発明品は何れも比較品に比べ、乳化能力に優れるとともに40℃1週間放置後においても安定した品質を有するものであることがわかる。
【0032】
表2の実施例4〜9、比較例4〜9に、酵素処理ステビアとステビア抽出物を、それぞれ他の界面活性物質と組み合わせて乳化した場合の違いを示す。
【0033】
(製造方法)
表2に示す組成のうち、実施例及び比較例の4と6は、酵素処理ステビア又はステビア抽出物とグリセリンを精製水に60〜70℃の条件下で攪拌溶解後、攪拌下60〜70℃の界面活性物質とスクワランの混合物を徐々に添加し、攪拌を続けながら冷却して乳化物を得た。実施例及び比較例の5と7は、酵素処理ステビア又はステビア抽出物、界面活性物質、グリセリンを精製水に50〜60℃の条件下で攪拌溶解後、攪拌下50〜60℃のスクワランを徐々に添加し、攪拌を続けながら冷却して乳化物を得た。実施例及び比較例の8と9は、酵素処理ステビア又はステビア抽出物、界面活性物質、グリセリンの混合物に50〜70℃の条件下でスクワランを添加攪袢し、攪拌下〜75℃の精製水を徐々に添加し、攪拌を続けながら冷却して乳化物を得た。
【0034】
(評価方法)
製造過程と製造後の乳化状態から、乳化可能と不可能の判断を行い、乳化可能であったものの安定性評価を、40℃にて1週間放置後の状態で判断した。
(評価基準)
〇:安定性良好
△:乳化良好であったが安定性不良で合ったもの
×:乳化時に相分離し、乳化不良であったもの
【0035】
【表2】
*1日本製紙社製SKスイート
*2日本製紙社製ステビアフィン−HK
*3ラボラトワール セロビオロジック社製ビオセラミドLS
*4日清精油社製ベイシスLP−20EH
*5バランス量
【0036】
表2に示す結果より明らかなように、ステビア抽出物による乳化では、乳化時に油水分離が生じる系、乳化しても安定性不良の系であるのに対し、酵素処理ステビアを用いた乳化系では、安定性の優れたエマルションが精製し、酵素処理ステビアの界面活性能力の優位性を示している。
【0037】
実施例10
以下に組成を示す乳液を下記製造方法により得た。
(製造方法)(1)〜(3)の混合溶解物と(4)、(5)の混合物を、それぞれ40℃に加熱し、混合攪袢する。その後、(6)〜(11)の混合溶解物を滴下し、常温で(12)を加え乳液を得る。
【0038】
(組成) (%)
(1)酵素処理ステビア 2.50
(2)グリセリン 5.00
(3)精製水 7.50
(4)スクワラン 8.00
(5)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 2.00
(6)精製水 バランス
(7)カルボキシビニルポリマー 0.15
(8)キサンタンガム 0.10
(9)水酸化カリウム 0.07
(10)1,3−ブチレングリコール 4.00
(11)防腐剤 0.10
(12)香料 0.10
【0039】
得られた乳液は、は、良好なO/W型のエマルションであり、40℃1ヶ月の経時安定性も良好であった。
【0040】
実施例11
以下に組成を示す保湿性化粧水を下記製造方法により得た。
(製造方法)(9)〜(11)の混合溶解物と(12)、(13)の混合物を、それぞれ80℃に加熱し、混合攪袢し冷却して濃厚エマルションを得る。その後、(1)〜(8)の混合溶解物中に(9)〜(13)の組成で成る濃厚エマルションを常温で滴下し化粧水を得る。
【0041】
(組成) (%)
(1)エタノール 6.00
(2)防腐剤 0.10
(3)香料 0.05
(4)精製水 バランス
(5)カルボキシビニルポリマー 0.05
(6)グリセリン 3.00
(7)2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール 0.03
(8)水溶性賦活剤 適量
(9)酵素処理ステビア 0.07
(10)グリセリン 0.12
(11)精製水 0.18
(12)セスキオレイン酸ソルビタン 0.03
(13)トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン 0.20
【0042】
得られた化粧水は、微細O/W型エマルションが分散した縣濁タイプの剤形で、40℃1ヶ月の経時安定性もクリーミングが生ずること無く良好であった。
【0043】
実施例12
以下に組成を示す保湿性美容液を下記製造方法により得た。
(製造方法)(1)、(2)の一部、(3)の混合溶解物と(4)、(5)の混合物を、それぞれ70℃に加熱し、混合攪袢する。その後、(2)の残分、(6)〜(11)の混合溶解物を滴下し、常温で(12)、(13)を加え美容液を得る。
【0044】
(組成) (%)
(1)酵素処理ステビア 0.40
(2)グリセリン 8.00
(3)精製水 1.50
(4)ステアロイル乳酸ナトリウム 0.10
(5)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 2.00
(6)精製水 バランス
(7)カルボキシビニルポリマー 0.25
(8)キサンタンガム 0.10
(9)水酸化カリウム 0.12
(10)1,3−ブチレングリコール 5.00
(11)防腐剤 0.10
(12)香料 0.05
(13)水溶性賦活剤 適量
【0045】
得られた美容液は、良好なO/W型のエマルションが分散した半透明の剤形で、40℃1ヶ月の経時安定性も良好であった。
【0046】
実施例13
以下に組成を示すクリームを下記製造方法により得た。
(製造方法)(1)〜(3)を攪袢しながら60℃に加熱し、予め65℃にした(4)〜(6)を徐々に攪袢しながら滴下する。次いで、(7)〜(12)の溶解混合物を65℃に加熱して、(1)〜(6)の混合物に滴下し、乳化攪拌後、冷却して、さらに(13)を常温で滴下する。
【0047】
(組成) (%)
(1)酵素処理ステビア 3.00
(2)水素添加大豆リゾリン脂質 1.00
(3)グリセリン 6.00
(4)スクワラン 15.00
(5)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 12.00
(6)メチルフェニルポリシロキサン 8.00
(7)精製水 バランス
(8)カルボキシビニルポリマー 0.30
(9)キサンタンガム 0.10
(10)水酸化カリウム 0.15
(11)1,3−ブチレングリコール 5.00
(12)防腐剤 0.10
(13)香料 0.10
【0048】
得られたクリームは、平均粒子系1μm以下の良好なO/W型のエマルションであり、使用感、経時安定性に優れたものであった。
Claims (3)
- 主体構成成分が(A)乳化剤、(B)油性物質、(C)水とから成り、(A)の乳化剤として酵素処理ステビアを単独、又は酵素処理ステビアが少なくとも1つ配合されている乳化型化粧料。
- 酵素処理ステビアが、処方成分の全量重量を基準として0.005〜20重量%配合されている特許請求の範囲第1項記載の乳化型化粧料。
- 酵素処理ステビアの平均糖付加モル数0.5〜8.0である請求項1又は請求項2の乳化型化粧料。
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