JP4082702B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、主として互いに嵌合接続されて挿抜可能な構造を有するコネクタに関し、詳しくは挿入力が軽減されてコンタクトの座屈が安定性良く防止されるスライド変換構造を持つコネクタに関する。
従来、この種の一般的なコネクタは、嵌合接続に際して雌型コネクタの雌型ハウジングに備えられる雌型コンタクトと雄型コネクタの雄型ハウジングに備えられる雄型コンタクトとが接し始める方向と挿入方向が同じであるため、かなり大きな挿入力を要するばかりでなく、雌型ハウジングの開口部に対する雄型ハウジングの挿入時にしばしばコンタクトを座屈させてしまうという問題があることにより、こうした問題を解消するための構造として、例えばレセプタクルコネクタ(雌型コネクタ)のレセプタクルハウジング(雌型ハウジング)に対して、プラグコネクタ(雄型コネクタ)のプラグハウジング(雄型ハウジング)に備えられるプラグコンタクトの変形を案内する案内部を設け、レセプタクルコネクタ及びプラグコネクタの嵌合接続時にプラグコンタクトとレセプタクルコンタクトとが接し始める方向と挿入方向とを相違させて各コンタクト同士が接触する際の座屈変形を防止できるようにした構造のもの(特許文献1参照)が挙げられる。
特許第2911860号(第6頁、図10及び図11)
上述した特許文献1に係るコネクタの場合、レセプタクルハウジングにプラグコンタクトの変形を案内する案内部を設け、レセプタクルコネクタ及びプラグコネクタにおける各コンタクトが接し始める方向と挿入方向とを相違させているため、嵌合接続時に各コンタクト同士が接触する際の座屈変形を或る程度防止できる構造になっているが、プラグコンタクトがレセプタクルハウジングに対して直接的に接触する構造であるため、そのときのプラグコンタクトにおける座屈変形は十分に防止し難く、しかも挿入力も軽減することができず、長期間の繰り返し使用ではコンタクトの座屈変形を安定して防止することができないという構造的な問題がある。
本発明は、このような問題点を解決すべくなされたもので、その技術的課題は、嵌合接続されるときの挿入力を軽減させて長期間繰り返し使用してもコンタクトの座屈変形を安定して防止できる構造のコネクタを提供することにある。
本発明によれば、第1の接触部を有する第1のコンタクトを雌型ハウジングに保持して成る雌型コネクタと、第2の接触部を有する第2のコンタクトを雄型ハウジングに保持して成る雄型コネクタとから構成されると共に、互いに挿抜可能な構造を持つコネクタにおいて、前記雌型コネクタは、前記雌型ハウジングにあっての前記雄型ハウジングを挿入するために挿入方向に沿うように奥内壁から手前側を開口して形成された開口部を有すると共に、該開口部における内壁面が該挿入方向で段差を成して繋がるスライド案内面を成し、前記雄型コネクタは、前記雄型ハウジングにおける外壁面が前記挿入方向で段差を成して繋がるスライド挿入面を成し、前記雌型コネクタにおける前記スライド案内面は、前記挿入方向の距離として、該挿入方向とは垂直な前記雌型ハウジングの背高方向で対向する一方の内壁面にあっての第1の距離部分、並びに他方の内壁面にあっての第2の距離部分を第1のスライド案内面とすると共に、該一方の内壁面にあっての該第1の距離部分から段差を成すように該背高方向へ突出し、且つ該挿入方向に延在して該奥内壁に繋がる位置までの第3の距離部分、並びに該他方の内壁面にあっての該第2の距離部分から段差を成すように該背高方向へ凹み、且つ該挿入方向に延在して該奥内壁と垂直に交わる位置までの第4の距離部分を第2のスライド案内面とし、前記雄型コネクタにおける前記スライド案内面は、前記挿入方向の距離として、該挿入方向とは垂直な前記雄型ハウジングの背高方向で対向する一方の外壁面にあっての前記第1の距離部分、並びに他方の外壁面にあっての第5の距離部分を第1のスライド挿入面とすると共に、該一方の外壁面にあっての該第1の距離部分から段差を成すように該背高方向へ突出して該挿入方向に延在する一方の外壁延在面、並びに該他方の外壁面にあっての該第5の距離部分から段差を成すように該背高方向へ凹んで該挿入方向に延在する他方の外壁延在面を第2のスライド挿入面とし、更に、前記雄型コネクタの前記雄型ハウジングを前記雌型コネクタの前記雌型ハウジングにおける前記開口部内へ前記挿入方向に従って挿入して前記第1のスライド挿入面が前記第1のスライド案内面から前記第2のスライド案内面へとスライド変換されて案内されたとき、該第1のスライド挿入面における該第1の距離部分の前記一方の外壁面が該第2のスライド案内面における該第3の距離部分の前記一方の内壁面に接触され、且つ該第1のスライド挿入面における該第5の距離部分の前記他方の外壁面が該第2のスライド案内面における該第4の距離部分の前記他方の内壁面に接触されると共に、該第2のスライド挿入面の前記一方の外壁延在面と前記他方の外壁延在面とがそれぞれ該第1のスライド挿入面における該第1の距離部分の前記一方の内壁面と該第2の距離部分の前記他方の内壁面とに接触されることにより、前記第1の接触部及び前記第2の接触部のうちの少なくとも一方が弾性変形して接触することを特徴とするコネクタが得られる。
更に、本発明によれば、上記コネクタにおいて、第2のスライド案内面における第3の距離部分の一方の内壁面,及び第4の距離部分の他方の内壁面と、第2のスライド挿入面における一方の外壁延在面及び他方の外壁延在面とは、それぞれテーパ状の傾斜面により段差を成す部分を含むコネクタが得られる。
加えて、本発明によれば、上記コネクタにおいて、テーパ状の傾斜面により形成された段差の頂部を角取り加工により丸形にして成るコネクタが得られる。
又、本発明によれば、上記何れか一つのコネクタにおいて、雌型コネクタは、第1の接触部が第2のスライド案内面における第4の距離部分の他方の内壁面で並設されるように所定数のものを雌型ハウジングに対して挿入方向及び背高方向とは垂直な方向に所定の間隔で配備して成り、雄型コネクタは、第2の接触部が第1のスライド挿入面における第5の距離部分の他方の外壁面側へ寄って並設されるように所定数のものを雄型ハウジングに対して挿入方向及び背高方向とは垂直な方向に所定の間隔で配備して成るコネクタが得られる。
本発明のコネクタの場合、雌型コネクタにおける雌型ハウジングと雄型コネクタにおける雄型ハウジングとにおける双方の基本構造を改良し、スライド変換機能により雌型ハウジングに備えられる第1のコンタクトの第1の接触部,雄型ハウジングに備えられる第2のコンタクトの第2の接触部の何れかに該当する一方の屈曲状接触部が他方のピン状接触部の背高方向の先端頂部に殆ど接触されずにその奥側の本体部を2段階で押圧接触して弾性変形する構造か、或いは同様に雌型ハウジングに備えられる第1のコンタクトの第1の接触部,雄型ハウジングに備えられる第2のコンタクトの第2の接触部の何れかに該当する一方の屈曲状接触部,他方の屈曲状接触部が互いに2段階で押圧接触して弾性変形する構造としているため、嵌合接続時における挿入力が軽減されるようになると共に、第1のコンタクトの第1の接触部と第2のコンタクトの第2の接触部とが小さな負荷による少ない変形量で安定して押圧接触されるようになり、結果として長期間繰り返し使用してもコンタクトの接触部における座屈変形を安定して防止することができるようになる。勿論、このような作用効果は、雌型ハウジング,雄型ハウジングにそれぞれ雌型コンタクト(第1のコンタクト),雄型コンタクト(第2のコンタクト)の所定数を挿入方向及び背高方向とは垂直な方向に所定の間隔で配備された所謂多芯構造の雌型コネクタ及び雄型コネクタを対象として嵌合接続する場合にも同様に得られるようになる。
本発明の最良の形態に係るコネクタは、第1の接触部を有する第1のコンタクトを雌型ハウジングに保持して成る雌型コネクタと、第2の接触部を有する第2のコンタクトを雄型ハウジングに保持して成る雄型コネクタとから構成されると共に、互いに挿抜可能な構造を持つものにおいて、雌型コネクタについては、雌型ハウジングにあっての雄型ハウジングを挿入するために挿入方向に沿うように奥内壁から手前側を開口して形成された開口部を有すると共に、この開口部における内壁面が挿入方向で段差を成して繋がるスライド案内面を成すもので、雄型コネクタについては、雄型ハウジングにおける外壁面が挿入方向で段差を成して繋がるスライド挿入面を成すものである。
細部構造を説明すれば、雌型コネクタにおけるスライド案内面は、雌型ハウジングにおける挿入方向の距離として、挿入方向とは垂直な雌型ハウジングの背高方向で対向する一方の内壁面にあっての第1の距離部分、並びに他方の内壁面にあっての第2の距離部分を第1のスライド案内面とすると共に、一方の内壁面にあっての第1の距離部分からテーパ状の傾斜面により段差を成すように背高方向へ突出し、且つ挿入方向に延在して奥内壁に繋がる位置までの第3の距離部分、並びに他方の内壁面にあっての第2の距離部分からテーパ状の傾斜面により段差を成すように背高方向へ凹み、且つ挿入方向に延在して奥内壁と垂直に交わる位置までの第4の距離部分を第2のスライド案内面とするものである。
又、雄型コネクタにおけるスライド挿入面は、雄型ハウジングにおける挿入方向の距離として、挿入方向とは垂直な雄型ハウジングの背高方向で対向する一方の外壁面にあっての第1の距離部分、並びに他方の外壁面にあっての第5の距離部分を第1のスライド挿入面とすると共に、一方の外壁面にあっての第1の距離部分からテーパ状の傾斜面により段差を成すように背高方向へ突出して挿入方向に延在する一方の外壁延在面、並びに他方の外壁面にあっての該第5の距離部分からテーパ状の傾斜面により段差を成すように背高方向へ凹み、且つ挿入方向に延在する他方の外壁延在面を第2のスライド挿入面とするものである。
但し、このコネクタの場合、雄型コネクタの雄型ハウジングを雌型コネクタの雌型ハウジングにおける開口部内へ挿入方向に従って挿入し、第1のスライド挿入面が第1のスライド案内面から第2のスライド案内面へとスライド変換されて案内されたとき、第1のスライド挿入面における第1の距離部分の一方の外壁面が第2のスライド案内面における第3の距離部分の一方の内壁面に接触され、且つ第1のスライド挿入面における第5の距離部分の他方の外壁面が第2のスライド案内面における第4の距離部分の他方の内壁面に接触されると共に、第2のスライド挿入面の一方の外壁延在面と他方の外壁延在面とがそれぞれ第1のスライド挿入面における第1の距離部分の一方の内壁面と第2の距離部分の他方の内壁面とに接触されることにより、第1の接触部及び第2の接触部のうちの少なくとも一方が弾性変形して接触する所謂スライド変換構造を有するものとなる。
又、このスライド変換構造を有するコネクタの場合、第2のスライド案内面における第3の距離部分の一方の内壁面,及び第4の距離部分の他方の内壁面と、第2のスライド挿入面における一方の外壁延在面及び他方の外壁延在面とがそれぞれテーパ状の傾斜面により段差を成す部分を含むものである他、雌型コネクタでは、第1の接触部が第2のスライド案内面における第4の距離部分の他方の内壁面で並設されるように所定数のものを雌型ハウジングに対して挿入方向及び背高方向とは垂直な方向に所定の間隔で配備して成り、雄型コネクタでは、第2の接触部が第1のスライド挿入面における第5の距離部分の他方の外壁面側へ寄って並設されるように所定数のものを雄型ハウジングに対して挿入方向及び背高方向とは垂直な方向に所定の間隔で配備して成るものである。更に、テーパ状の傾斜面により形成された段差の頂部は、角取り加工(R加工)により丸形にしても良い。
そこで、このようなコネクタにおいて、雄型コネクタの雄型ハウジングを挿入方向に沿って雌型コネクタの雌型ハウジングにおける開口部内に挿入して雌型コネクタが備える所定数の第1のコンタクトにおける第1の接触部に対し、雄型コネクタが備える所定数の第2のコンタクトにおける第2の接触部をそれぞれ接触させて嵌合接続すると、スライド変換機能により雌型ハウジングに備えられる第1のコンタクトの第1の接触部,雄型ハウジングに備えられる第2のコンタクトの第2の接触部の何れかに該当する一方の屈曲状接触部がそれぞれ他方のピン状接触部の背高方向の先端頂部に殆ど接触されずにその奥側の本体部を2段階で押圧接触して弾性変形する構造か、或いは同様に雌型ハウジングに備えられる第1のコンタクトの第1の接触部,雄型ハウジングに備えられる第2のコンタクトの第2の接触部の何れかに該当する一方の屈曲状接触部,他方の屈曲状接触部が互いに2段階で押圧接触して弾性変形する構造となるため、嵌合接続時における挿入力が軽減されるようになると共に、第1のコンタクトの第1の接触部と第2のコンタクトの第2の接触部とがそれぞれ小さな負荷による少ない変形量で安定して押圧接触される。従って、各コンタクトの接触部におけるそれぞれの座屈変形を防止することができる。
図1は、本発明の実施例1に係る互いに嵌合接続可能なコネクタ(雌型コネクタ,雄型コネクタ)における嵌合接続時の動作状態推移に対応する細部構造を一部破断して示した側面断面図であり、同図(a)は接続及び挿入前段階に関するもの,同図(b)は接続前挿入中途段階に関するもの,同図(c)は接続初期挿入中途段階に関するもの,同図(d)は接続後期挿入完了段階に関するものである。
実施例1に係るコネクタは、所定数のコンタクトをハウジングに保持して成ると共に、互いに嵌合接続されて挿抜可能な構造を持つ雌型コネクタとしてのレセプタクルコネクタ1及び雄型コネクタとしてのプラグコネクタ2から構成されるものである。
このうち、レセプタクルコネクタ1については、図1(a)を参照すれば、雌型ハウジングであるレセプタクル用ハウジング3にあっての雄型ハウジング(後述するプラグ用ハウジング6)を挿入するために挿入方向(白抜き矢印で示す)に沿うように奥内壁3eから手前側を開口して形成された開口部5を有する他、この開口部5における内壁面が挿入方向で段差を成すスライド案内面として形成されている。
具体的に言えば、雌型ハウジングであるレセプタクル用ハウジング3におけるスライド案内面は、挿入方向の距離として、挿入方向とは垂直な背高方向で対向する一方の内壁面にあっての第1の距離x1部分、並びに他方の内壁面にあっての第2の距離x2(第1の距離x1よりも短くてx1>x2なる関係が成立する)部分を第1のスライド案内面3a,3bとすると共に、一方の内壁面にあっての第1の距離x1部分からテーパ状の傾斜面により段差を成すように背高方向へ突出し、且つ挿入方向に延在することにより奥内壁3eに繋がるまでの第3の距離x3部分、並びに他方の内壁面にあっての第2の距離x2部分からテーパ状の傾斜面により段差を成すように背高方向へ凹み、且つ挿入方向に延在して奥内壁3eと垂直に交わる位置までの第4の距離x4部分を第2のスライド案内面3c,3c′,3d,3d′とするものである。尚、ここでの第2の距離x2及び第3の距離x3と、第4の距離x4及び第1の距離x1と、第4の距離x4及び第2の距離x2とにおける長さは特に関係を持たない。
又、レセプタクルコネクタ1には、この他、第2のスライド案内面3c,3c′,3d,3d′における第4の距離x4部分の他方の内壁面(スライド案内面3d)に対して挿入方向及び背高方向とは垂直な方向に所定の間隔で配備されたピン状接触部4aを含むように所定数の雌型コンタクトとしてのレセプタクル型コンタクト4が備えられている。
因みに、このレセプタクルコネクタ1では、第1のスライド案内面3a,3bと第2のスライド案内面3c,3dとが平坦面であり、第2のスライド案内面3c′,3d′がテーパ状の傾斜面となっている。
これに対し、プラグコネクタ2については、同様に図1(a)を参照すれば、雄型ハウジングであるプラグ用ハウジング6の外壁面が挿入方向で段差を成すスライド挿入面として形成されている。
具体的に言えば、雄型ハウジングであるプラグ用ハウジング6におけるスライド挿入面は、挿入方向(同様に白抜き矢印で示す)の距離として、挿入方向とは垂直な背高方向で対向する一方の外壁面にあっての第1の距離x1部分、並びに他方の外壁面にあっての第5の距離x5(第4の距離x4よりも短くてx4>x5なる関係が成立する)部分を第1のスライド挿入面6a,6bとすると共に、一方の外壁面にあっての第1の距離x1部分からテーパ状の傾斜面により段差を成すように背高方向で突出して挿入方向に延在する一方の外壁延在面、並びに他方の外壁面にあっての第5の距離x5部分からテーパ状の傾斜面により段差を成すように背高方向で凹んで挿入方向に延在する他方の外壁延在面を第2のスライド挿入面6c,6c′,6d,6d′とするものである。
又、プラグコネクタ2では、この他、第1のスライド挿入面6a,6bにおける第5の距離x5部分の他方の外壁面(スライド挿入面6b)側へ寄るように座屈されると共に、挿入方向及び背高方向とは垂直な方向に所定の間隔で配備された屈曲状接触部7aを含む所定数の雌型コンタクトとしてのプラグ型コンタクト7が備えられている。
因みに、このプラグコネクタ2では、第1のスライド挿入面6a,6bと第2のスライド挿入面6c,6dとが平坦面であり、第2のスライド挿入面6c′,6d′がテーパ状の傾斜面となっている。
係るレセプタクルコネクタ1及びプラグコネクタ2では、プラグコネクタ2のプラグ用ハウジング6をレセプタクルコネクタ1のレセプタクル用ハウジング3における開口部5内へ挿入方向に従ってスライド挿入すると、接続前挿入中途段階では図1(b)に示されるように、プラグコネクタ2における第1のスライド挿入面6a,6bがレセプタクルコネクタ1における第1のスライド案内面3a,3bにより案内された状態となるが、プラグコネクタ2を更に開口部5内の奥へ押し込んだ接続初期挿入中途段階では図1(c)に示されるように、プラグコネクタ2における第1のスライド挿入面6aの先端(スライド挿入面6bの先端の方はテーパ加工されてスライド挿入面6aの先端よりも凹んでいるために動作上は問題にならない)と中途部分のテーパ状の傾斜面である第2のスライド挿入面6d′とがレセプタクルコネクタ1における第2のスライド案内面3c′,3d′のテーパ状の傾斜面の位置に差し掛かると共に、テーパ状の傾斜面である第2のスライド挿入面6c′がレセプタクルコネクタ1における開口部5の入口端面に到達した状態となる。
この時点では、プラグコネクタ2における第1のスライド挿入面6a,6bが第1のスライド案内面3a,3bにより案内される状態からレセプタクルコネクタ1におけるテーパ状の傾斜面の第2のスライド案内面3c′,3d′による案内に推移することを示すが、この第2のスライド案内面3c′,3d′による案内を経た後には平坦面の第2のスライド案内面3c,3dと接触し、且つ第1のスライド案内面3a,3bには第2のスライド挿入面6c,6dが接触するようにスライド部分が変換されて案内され、このときにプラグ型コンタクト7の屈曲状接触部7aが小さな負荷による少ない変形量で安定してレセプタクル型コンタクト4におけるピン状接触部4aに接触され、更に若干押し込むことによりレセプタクルコネクタ1及びプラグコネクタ2の嵌合状態となる。
この嵌合状態は、図1(d)に示されるような接続後期挿入完了段階であり、第1のスライド挿入面6a,6bにおける第1の距離x1部分の一方の外壁面(スライド挿入面6a)が第2のスライド案内面3c,3c′,3d,3d′における第3の距離x3部分の一方の内壁面(スライド案内面3c)に接触され、且つ第1のスライド挿入面6a,6bにおける第5の距離x5部分の他方の外壁面(スライド挿入面6b)が第2のスライド案内面3c,3c′,3d,3d′における第4の距離x4部分の他方の内壁面(スライド案内面3d)に接触されると共に、第2のスライド挿入面6c,6dの一方の外壁延在面(スライド挿入面6c)と他方の外壁延在面(スライド挿入面6d)とがそれぞれ第1のスライド挿入面3a,3bにおける第1の距離x1部分の一方の内壁面(スライド挿入面3a)と第2の距離x2部分の他方の内壁面(スライド挿入面3b)とに接触されると共に、第1のスライド挿入面6a,6bにおける第5の距離x5部分の他方の外壁面(スライド挿入面6b)側へ寄るように座屈された各屈曲状接触部7aが第4の距離x4部分の他方の内壁面(スライド案内面3d)に対して配備された各ピン状接触部4aに押圧接触保持される。
ここでのスライド変換構造の場合、特に図1(c)に示す接続初期挿入中途段階を周知構造のものと比べれば、周知構造では各屈曲状接触部が各ピン状接触部の背高方向の頂部に接触して弾性変形されるために互いの嵌合接続時にかなりの挿入力を要し、各屈曲状接触部が相当な負荷を受けてかなりの変形量で各ピン状接触部に接触される形態であり、各屈曲状接触部の座屈変形を十分に防止できない構造であったのに対し、スライド変換機能を備えた実施例1に係る構造では各屈曲状接触部7aが各ピン状接触部4aの背高方向の先端頂部に殆ど接触されずにその奥側の本体部に押圧接触する構造であり、又図1(d)に示す接続後期挿入完了段階での嵌合状態では更に本体部を押圧接触する2段階押圧構造となっているために嵌合接続時における挿入力が軽減されると共に、各屈曲状接触部7aが小さな負荷による少ない変形量で安定して各ピン状接触部4aに接触されることにより、各屈曲状接触部7aの座屈変形を十分に防止できる構造であることが判る。
尚、実施例1に係るコネクタの場合、レセプタクルコネクタ1及びプラグコネクタ2における第2のスライド案内面3c′,3d′及び第2のスライド挿入面6c′,6d′を何れも同じ角度のテーパ状の傾斜面としたが、これらの部分の形状は段差を成してスライド変換構造を得られるものであれば良く、その他に例えば凹み曲面状等としても同等な効果が得られるし、何れの場合にも更に段差の頂部をR加工により角取りして丸形にすればスライド変換が円滑に行われるために好ましい。
ところで、実施例1に係るコネクタの場合、レセプタクルコネクタ1のレセプタクル用ハウジング3にはピン状接触部4aを有するレセプタクル型コンタクト4が所定数備えられ、プラグコネクタ2のプラグ用ハウジング6には屈曲状接触部7aを有するプラグ型コンタクト7が所定数備えられる構造を説明したが、これらのコネクタにおけるコンタクトの接触部分における形態は実施例1で説明した構造のものに限定されるものでなく、任意に変形することが可能である。例えば略図するが、プラグ用ハウジング6がピン状接触部を有するプラグ型コンタクトを所定数備えると共に、レセプタクル用ハウジング3が開口部内で接触部分の先端側を略への字形に屈曲した自由端とする別の形状の屈曲状接触部(ピン状接触部に弾性変形して接触する)を有するレセプタクル型コンタクトを所定数備える構造としたり、或いはレセプタクル用ハウジング3,プラグ用ハウジング6の両方が互いに弾性変形して接触可能な異なる形状の屈曲状接触部を有するレセプタクル型コンタクト,プラグ型コンタクトを所定数備える構造とすることもできる(但し、何れの構造においても一方の屈曲状接触部又は双方の屈曲状接触部が2段階の押圧接触により弾性変形する構造となる)ので、本発明のコネクタは実施例1で説明した形態のものに限定されない。
本発明の実施例1に係る互いに嵌合接続可能なコネクタにおける嵌合接続時の動作状態推移に対応する細部構造を一部破断して示した側面断面図であり、(a)は接続及び挿入前段階に関するもの,(b)は接続前挿入中途段階に関するもの,(c)は接続初期挿入中途段階に関するもの,(d)は接続後期挿入完了段階に関するものである。
符号の説明
1 レセプタクルコネクタ
2 プラグコネクタ
3 レセプタクル用ハウジング
3a,3b 第1のスライド案内面
3c,3c′,3d,3d′ 第2のスライド案内面
4 レセプタクル型コンタクト
4a ピン状接触部
5 開口部
6 プラグ用ハウジング
6a,6b 第1のスライド挿入面
6c,6c′,6d,6d′ 第2のスライド挿入面
7 プラグ型コンタクト
7a 屈曲状接触部

Claims (4)

  1. 第1の接触部を有する第1のコンタクトを雌型ハウジングに保持して成る雌型コネクタと、第2の接触部を有する第2のコンタクトを雄型ハウジングに保持して成る雄型コネクタとから構成されると共に、互いに挿抜可能な構造を持つコネクタにおいて、前記雌型コネクタは、前記雌型ハウジングにあっての前記雄型ハウジングを挿入するために挿入方向に沿うように奥内壁から手前側を開口して形成された開口部を有すると共に、該開口部における内壁面が該挿入方向で段差を成して繋がるスライド案内面を成し、前記雄型コネクタは、前記雄型ハウジングにおける外壁面が前記挿入方向で段差を成して繋がるスライド挿入面を成し、前記雌型コネクタにおける前記スライド案内面は、前記挿入方向の距離として、該挿入方向とは垂直な前記雌型ハウジングの背高方向で対向する一方の内壁面にあっての第1の距離部分、並びに他方の内壁面にあっての第2の距離部分を第1のスライド案内面とすると共に、該一方の内壁面にあっての該第1の距離部分から段差を成すように該背高方向へ突出し、且つ該挿入方向に延在して該奥内壁に繋がる位置までの第3の距離部分、並びに該他方の内壁面にあっての該第2の距離部分から段差を成すように該背高方向へ凹み、且つ該挿入方向に延在して該奥内壁と垂直に交わる位置までの第4の距離部分を第2のスライド案内面とし、前記雄型コネクタにおける前記スライド案内面は、前記挿入方向の距離として、該挿入方向とは垂直な前記雄型ハウジングの背高方向で対向する一方の外壁面にあっての前記第1の距離部分、並びに他方の外壁面にあっての第5の距離部分を第1のスライド挿入面とすると共に、該一方の外壁面にあっての該第1の距離部分から段差を成すように該背高方向へ突出して該挿入方向に延在する一方の外壁延在面、並びに該他方の外壁面にあっての該第5の距離部分から段差を成すように該背高方向へ凹んで該挿入方向に延在する他方の外壁延在面を第2のスライド挿入面とし、更に、前記雄型コネクタの前記雄型ハウジングを前記雌型コネクタの前記雌型ハウジングにおける前記開口部内へ前記挿入方向に従って挿入して前記第1のスライド挿入面が前記第1のスライド案内面から前記第2のスライド案内面へとスライド変換されて案内されたとき、該第1のスライド挿入面における該第1の距離部分の前記一方の外壁面が該第2のスライド案内面における該第3の距離部分の前記一方の内壁面に接触され、且つ該第1のスライド挿入面における該第5の距離部分の前記他方の外壁面が該第2のスライド案内面における該第4の距離部分の前記他方の内壁面に接触されると共に、該第2のスライド挿入面の前記一方の外壁延在面と前記他方の外壁延在面とがそれぞれ該第1のスライド挿入面における該第1の距離部分の前記一方の内壁面と該第2の距離部分の前記他方の内壁面とに接触されることにより、前記第1の接触部及び前記第2の接触部のうちの少なくとも一方が弾性変形して接触することを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項記載のコネクタにおいて、前記第2のスライド案内面における前記第3の距離部分の前記一方の内壁面,及び前記第4の距離部分の前記他方の内壁面と、前記第2のスライド挿入面における前記一方の外壁延在面及び前記他方の外壁延在面とは、それぞれテーパ状の傾斜面により前記段差を成す部分を含むことを特徴とするコネクタ。
  3. 請求項記載のコネクタにおいて、前記テーパ状の傾斜面により形成された前記段差の頂部を角取り加工により丸形にして成ることを特徴とするコネクタ。
  4. 請求項1〜3の何れか一つに記載のコネクタにおいて、前記雌型コネクタは、前記第1の接触部が前記第2のスライド案内面における前記第4の距離部分の前記他方の内壁面で並設されるように所定数のものを前記雌型ハウジングに対して前記挿入方向及び前記背高方向とは垂直な方向に所定の間隔で配備して成り、前記雄型コネクタは、前記第2の接触部が前記第1のスライド挿入面における前記第5の距離部分の前記他方の外壁面側へ寄って並設されるように所定数のものを前記雄型ハウジングに対して前記挿入方向及び前記背高方向とは垂直な方向に所定の間隔で配備して成ることを特徴とするコネクタ。
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